JP2005078399A - 表示画像処理装置、その方法及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

表示画像処理装置、その方法及びそれを用いた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 Zバッファ法とサブピクセル表示とを組み合わせる際に、画素単位のZバッファを用いながら斑点の発生を抑制する。
【解決手段】 サブピクセル単位の前景画像の書込位置と、前景画像の色成分と、サブピクセル単位のZ値とを、入力できる入力部3と、背景画像の1つの画素につき1つのZ値を記憶できるZバッファ8と、フレームメモリ4の背景画像と前景画像とを合成し、サブピクセル単位の処理済画像を生成するサブピクセルレンダリング処理部7と、Zバッファにおける注目画素のZ値を更新すべき場合、Zバッファの注目画素のZ値を更新する第1更新部10と、フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新すべき場合、フレームメモリの背景画像をサブピクセル単位の処理済画像に更新する第2更新部11とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サブピクセル表示技術を応用して、背景画像に高精細画像からなる新たな図形の画像を重ね合わせて表示をさせる際に、質よく表示できるようにした表示画像処理装置及びその関連技術に関するものである。
表示デバイスには、例えばカラー液晶パネルのように、RGBの各色を発光する発光素子を、一定順序で並設し、1画素を構成するものがある。このとき、各発光素子は、1画素よりも小さな存在であり、サブピクセルと呼ばれる。
そして、この種の表示デバイスでは、1画素を、発光素子が並設される方向に並べて1ラインが構成される。また、この1ラインを並設方向と直交する方向に並べて、表示画面が構成される。
ここで、例えば、非特許文献1や、特許文献1等において、この種の表示デバイスの特性(1画素が3つのサブピクセルからなる点)を活かし、適当なフィルタ処理を使用することにより、単なる画素精度の表示よりも、見易さを向上できる技術が、公開されている。
具体的には、サブピクセル表示を行うために、サブピクセルの並設方向に3倍の解像度を持つ、3倍画像を用意する。そして、この3倍画像の各画素が各発光素子に割り当てられるように色を定める。ただし、このまま表示すると、色むらが発生するため、フィルタ処理を施す。
例えば、非特許文献1によれば、中心の注目画素では、輝度に対して、3/9倍、その隣の画素では、2/9倍、さらにその隣の画素では、1/9倍、というような係数を乗じて、各画素の輝度を調整する。
このようにフィルタ処理を施した画像を、各発光素子に割り当てて、サブピクセル表示を行うものである。
一方、3Dグラフィクスの分野において、3次元のオブジェクトを2次元の画面に描画するZバッファ法がある。
この方法では、フレームメモリの他に、Zバッファを用意する。そして、画面に表示されるオブジェクトの画像(色成分)をフレームメモリに記録するだけでなく、このオブジェクトの奥行き情報をZ値として、Zバッファに記録するものである。このZ値は、画素単位で用意される。
以下、本明細書において、Z値が大きいほどオブジェクトが奥に存在し、Z値が小さいほどオブジェクトが手前に存在するものとする。勿論、この関係は、反転させることができ、反転させた場合でも、本発明は、同様に適用できる。
また、本明細書において、既にフレームメモリに記録されている画像を背景画像といい、今まさに、フレームメモリに展開して描画しようとしている、オブジェクトの画像を前景画像という。
さて、Zバッファ法による描画のプロセスは、次のようになる。まずはじめに、Zバッファにおいて、全ての画素のZ値を奥行き最大(最も奥にあることを示す値)に初期化する。
ついで、描画しようとするオブジェクトについて、視点からの距離を求め、この距離を、Z空間に写像し、写像の結果得られたZ値を、画素単位でZバッファに書き込んでいく。このとき、描画しようとするオブジェクトの画像は、前景画像である。
このとき、画素単位で、前景画像のZ値と、Zバッファの該当するZ値とを比較する。比較の結果、前景画像のZ値が、ZバッファのZ値よりも、手前側にある場合には、前景画像をフレームメモリに書込むと共に、ZバッファのZ値を、前景画像のZ値に更新する。
一方、前景画像のZ値が、ZバッファのZ値よりも、奥にある場合には、フレームメモリとZバッファとの更新は、いずれも行われない。即ち、背景画像のままとなり、前景画像は、陰に隠れた状態となる。
以上のような処理の結果、陰面消去が行われ、結果的に、視点から見える部分のみが、フレームメモリに描画され、表示される。
http://grc.com配下の"Sub−Pixel Font Rendering Technology"と題する論文 特開2000−285592号公報
本発明者らは、Zバッファ法とサブピクセル表示とを組み合わせて実施することを検討した。こうすれば、オブジェクトの境界におけるジャギー感を、サブピクセル表示により抑制することが期待できる。
ここで、サブピクセル表示に合わせて、Zバッファの容量を、画素単位から見て3倍にすることも考えられる。しかしながら、このようにすると、必要なメモリ容量が大きくなり、例えば、携帯端末のように、システム資源に乏しい装置には、適用が非常に困難になる。
そこで、本発明者らは、入力する前景画像のZ値をサブピクセル単位とし、Zバッファの容量を、画素単位のままとして、サブピクセル表示と組み合わせてみた。その結果、本発明者らは、このようにすると、オブジェクトの境界において、斑点があらわれてしまい、表示品質が低下することを、発見した。
この点を考察すると、次のようになる。まず、前景画像のZ値はサブピクセル単位であり、ZバッファのZ値の精度と異なっている。また、サブピクセル表示では、色ずれを防止するため、画素単位よりも細やかに、サブピクセル単位でフレームメモリが更新されるが、ZバッファによるZ値の管理は、画素単位で実施され、やはり精度が異なる。
このため、Z値の管理が不正になる場合が頻発し、前景画像と背景画像の境界(例えば、複数のオブジェクト同士が重なり合う部分)に、斑点が発生するものと考えられる。
本発明者らは、以上の点に鑑み、鋭意研究した結果、次に述べる工夫をすれば、以上のような斑点の発生を抑制でき、表示品質を向上できることを発見した。即ち、本発明は、Zバッファ法とサブピクセル表示とを組み合わせる際に、画素単位のZバッファを用いながら斑点の発生を抑制できる、表示画像処理装置及びその関連技術を提供することを目的とする。
請求項1記載の表示画像処理装置は、サブピクセル単位の前景画像の書込位置と、前景画像の色成分と、サブピクセル単位のZ値とを、入力できる入力部と、背景画像の1つの画素につき、3つの色成分を格納できるフレームメモリと、背景画像の1つの画素につき1つのZ値を記憶できるZバッファと、フレームメモリの背景画像と入力部が入力する前景画像とを合成し、サブピクセル単位の処理済画像を生成するサブピクセルレンダリング処理部と、Zバッファにおける注目画素のZ値を更新するすべきかすべきでないかを、第1条件に従って判定し、更新すべき場合に、Zバッファの注目画素のZ値を更新する、第1更新部と、フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するすべきかすべきでないかを、第2条件に従って判定し、更新すべき場合に、フレームメモリの背景画像をサブピクセル単位の処理済画像に更新する、第2更新部とを備える。
この構成により、Zバッファの更新と、フレームメモリの更新とを、独立した更新部により、実行することができる。
請求項2記載の表示画像処理装置では、第1条件は、Zバッファにおける注目画素のZ値と、入力部が入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである。
この構成により、背景画像のZ値と、サブピクセル単位のZ値とを用いて、奥行き方向の位置関係を反映してZバッファを更新できる。
請求項3記載の表示画像処理装置では、第2条件は、Zバッファにおける注目画素のZ値と、入力部が入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである。
この構成により、背景画像のZ値と、サブピクセル単位のZ値とを用いて、奥行き方向の位置関係を反映してフレームメモリを更新できる。
請求項4記載の表示画像処理装置では、第1条件と第2条件とは、異なる条件である。
この構成により、フレームメモリの更新と、Zバッファの更新とを、異なる判定により実施できる。例えば、フレームメモリの更新をより積極的に実施して、斑点の発生を抑制できる。また、Zバッファの更新を抑制して、Z値を奥側の値のままとしてフレームメモリの更新を促進できる。
請求項5記載の表示画像処理装置では、第1条件は、入力部が、注目画素につき3つのZ値全てを入力する場合に限り、Zバッファにおける注目画素のZ値を更新するという条件である。
この構成により、注目画素が前景画像の内部に完全に入っている場合に限ってZバッファが更新されることになり(つまり、Zバッファの更新を抑制することにより)、ZバッファのZ値を奥側の値のままとしてフレームメモリのその後の更新を促進できる。
請求項6記載の表示画像処理装置では、第2条件は、入力部が入力する注目画素の3つのZ値の少なくとも1つのZ値が、Zバッファにおける注目画素のZ値に対して、より手前にあることを示す場合に、フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するという条件である。
この構成により、入力部が入力する注目画素の3つのZ値のうち、Zバッファにおける注目画素のZ値に対して、より手前にあるZ値が1つでもあれば、フレームメモリが積極的に更新される。
請求項7記載の表示画像処理装置では、第2条件は、サブピクセル単位の処理済画像の境界が、注目画素に存在する場合に、フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するという条件である。
この構成により、前景画像の境界が、一部でも注目画素内に存在すれば、積極的にフレームメモリが更新され、斑点の発生が抑制される。
請求項8記載の表示画像処理装置では、第1更新部は、Zバッファにおける注目画素のZ値を、入力部が入力する注目画素の3つのZ値のうち、1画素を構成する中心のサブピクセルに対応するZ値に更新する。
この構成により、Zバッファにおける注目画素のZ値を、3つのZ値のうち、平均的なZ値と思われる値に更新でき、サブピクセル単位のZバッファを設けなくても、実用上十分な処理結果を得ることができる。
請求項9記載の表示画像処理装置では、サブピクセル単位の前景画像の書込位置と、前景画像の色成分と、サブピクセル単位のZ値とを、入力できる入力部と、背景画像の1つの画素につき、3つの色成分を格納できるフレームメモリと、背景画像の1つの画素につき1つのZ値と、前景画像において、この1つの画素における3つのZ値の存在パターンを示す付加情報とを、関連付けて記憶できるZバッファと、フレームメモリの背景画像と入力部が入力する前景画像とを合成し、サブピクセル単位の処理済画像を生成するサブピクセルレンダリング処理部と、Zバッファにおける注目画素のZ値及び付加情報を更新するすべきかすべきでないかを、第1条件に従って判定し、更新すべき場合に、Zバッファの注目画素のZ値及び付加情報を更新する、第1更新部と、Zバッファにおける注目画素の付加情報と、注目画素及び注目画素に隣接する画素のZ値とに基づいて、注目画素におけるサブピクセル単位の3つのZ値を動的に生成し、フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するすべきかすべきでないかを、第2条件に従って判定し、更新すべき場合に、フレームメモリの背景画像をサブピクセル単位の処理済画像に更新する、第2更新部とを備える。
この構成において、注目画素及び注目画素に隣接する画素のZ値とに基づいて、注目画素におけるサブピクセル単位の3つのZ値を動的に生成することにより、画素単位のZバッファを用いながら、サブピクセル単位のZバッファを設ける場合に対して、遜色のない処理結果を得ることができる。
本発明によれば、Zバッファ法とサブピクセル表示とを組み合わせた場合において、Zバッファの容量を小さくしたままで、オブジェクトが重なる部分に発生しがちな斑点を抑制し、質よく表示できる。特に、ポリゴンの重ね合わせ描画において、実用的効果が高いが、本発明は、ポリゴンの重ね合わせ描画以外にも同様に適用できる。
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における表示画像処理装置を備えた表示装置のブロック図である。
まず、この表示装置のうち、表示画像処理装置以外の要素について説明する。図1において、表示デバイス6は、カラー液晶パネル等である。表示デバイス6では、RGB各色を発光する発光素子が並設方向に一定順序で並べられて、1画素が構成される。以下、本明細書では、この一定順序は、RGBの順であるものとするが、別の順序であるときにも、適宜処理の入れ替えを行うことにより、本発明を同様に適用できる。
そして、1画素を、並設方向と、並設方向に直交する方向に、並べて、表示画面が構成される。表示デバイス6としては、プラズマディスプレイや有機ELディスプレイ等を用いることもできる。ドライバ5は、表示デバイス6の各発光素子を独立して制御する。
次に、表示画像処理装置について、説明する。フレームメモリ4は、ドライバ5に表示データを供給する。
ここで、上述したように、本明細書において、既にフレームメモリ4に展開された画像を、背景画像といい、これに対し、フレームメモリ4に、新たに展開される画像を、前景画像という。
図4(a)に示すように、フレームメモリ4は、背景画像の1画素について、3つの色成分(rb,gb,bb)を格納できる。なお以下、図4(a)のx方向に、1画素を構成する3つのサブピクセルが並設されているものとする。
図4(c)に示すように、Zバッファ8は、背景画像の1画素について、1つのZ値(Zback)を記憶できる。なお、図4において、破線の矩形は、注目画素を示し、Zバッファ8のZ値のうち、注目画素のZ値をZback、注目画像に対してx座標が1つだけ戻る画素のZ値をZback−1、x座標が1画素分だけ注目画像よりも進む画素のZ値をZback+1とする。
ここで、実施の形態1では、図4(d)に示すように、Z値Zbackは、16ビットの精度を持つものとし、図1に示すように、Z値読出部9がZバッファ8から必要なZ値を読み出し、第1更新部10、第2更新部11へ出力する。
図1において、グラフィックス生成部1は、ポリゴン等の幾何学的図形を生成し、入力部3へ入力画像として出力する。グラフィックス生成部1は、三角形を描画する場合には、例えば、3つの頂点の座標を用いて塗りつぶされた三角形を描画する。また、グラフィックス生成部1は、テクスチャが与えられていれば、三角形の内部にテクスチャをマッピングする等する。グラフィックス生成部1は、内部的にベクトルデータ、ラスタデータのいずれか、又は双方を使用するものであって良いが、入力部3にサブピクセル単位のラスタ画像を入力画像として出力する。
画像供給部2は、サブピクセル単位のラスタ画像(自然画でもコンピュータで作成したものでも良い)を入力画像として入力部3へ出力する。
入力部3は、グラフィックス生成部1又は画像供給部2から入力する入力画像からx方向と平行な1ラインを切り出し、切り出した画像を、前景画像としてサブピクセルレンダリング処理部7と第2更新部11に出力する。
入力部3は、この前景画像を切り出す際、図3(a)に示すように、フレームメモリ4における書込位置(x0,y)と、データ部20の前景画像とを得る。また、データ部20について、グラフィックス生成部1又は画像供給部2からサブピクセル単位の前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)を取得する。さらに、入力部3は、サブピクセルレンダリング処理部7におけるα合成時のα値を入力することもできる。
サブピクセルレンダリング処理部7は、フレームメモリ4の背景画像と入力部3が入力する前景画像とを合成し、サブピクセル単位の処理済画像(rf,gf,bf)を生成する。
サブピクセルレンダリング処理部7は、例えば、図2に示すように構成される。図2において、背景画像読出部71は、フレームメモリ4から必要な背景画像を読み出す。3倍拡大部72は、背景画像読出部71が読み出した背景画像を単純にx方向について3回繰り返した3倍画像(サブピクセル単位)に拡大し、合成部73へ出力する。
合成部73は、入力部3から入力した前景画像及び書込位置(x0,y)に基づいて、図3(a)に示すように、データ部20に対し、x座標が小さい側に左挿入部21を追加し、x座標が大きい側に右挿入部22を追加する。
これらの追加の規則は、図3(b)に示すとおりである。このような追加を行うと、処理済画像の書込位置x1及び長さlenは、画素単位で割り切れるようになり、処理済画像の書込位置x1及び長さlenは、合成部73から第2更新部11へ出力される。
合成部73は、α値が指示されているときは、そのα値により、または、α値の指示がないときは、デフォルトのα値により、前景画像(サブピクセル単位)と3倍画像(サブピクセル単位)とを合成し、色空間変換部74へ出力する。
色空間変換部74は、合成された画像を、RGB色空間からYCbCr色空間へ変換し、Y成分(輝度)をフィルタ処理部75へ出力し、CbCr成分(色差)を色成分処理部76へ出力する。本例では、色空間変換部74は、Y=G、Cr=R−G、Cb=B−Gなる変換式を用いるが、勿論、他の変換式を使用しても良い。さらに、CIE−La*b*空間や、YUV空間に変換しても差し支えない。
フィルタ処理部75は、色空間変換部74から入力するY成分に所定のフィルタをかけ、Y’成分を出力する。ここでのフィルタは、例えば、非特許文献1に記載のものなどを使用できる。
色成分処理部76は、色空間変換部74から入力するCbCr成分を、次式で3つずつまとめる平均化処理を行う。その結果、CbCr成分のデータ量は、平均化処理前の1/3になる。平均化処理後のCb’Cr’成分は、色空間逆変換部77に出力される。
Cb’(n)=(Cb(3n)+Cb(3n+1)+Cb(3n+2))÷3
Cr’(n)=(Cr(3n)+Cr(3n+1)+Cr(3n+2))÷3
(nは自然数)
色空間逆変換部77は、フィルタ処理後のY’成分と、平均化処理後のCb’Cr’成分とを入力し、次式により、RGB色空間へ逆変換する。
rf(n)=Cr’(n)−Y’(3n)
gf(n)=Y’(3n+1)
bf(n)=Cb’(n)−Y’(3n+2)
(nは自然数)
色空間逆変換部77が出力する逆変換後のデータ(rf(n),gf(n),bf(n))は、処理済画像(rf,gf,bf)として、第2更新部11へ出力される。
第1更新部10は、Zバッファ8における注目画素のZ値を更新するすべきかすべきでないかを、第1条件に従って判定し、更新すべき場合に、Zバッファ8の注目画素のZ値を更新する。この第1条件は、フレームメモリ4における注目画素の3つの色成分の全てが、サブピクセル単位の処理済画像に更新される場合に、Zバッファ8における注目画素のZ値を更新するという条件である。
次に、図5を用いて、第1更新部10による処理を具体的に説明する。まず、ステップ1にて、注目画素が、前景画像の左端画素にセットされる。なお、本明細書において、「注目画素」は画素単位であり、1つの注目画素について、サブピクセル単位では、3つの成分が存在する。
次に、ステップ2にて、第1更新部10は、入力部3から注目画素についての前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)を得る。
また、ステップ3にて、第1更新部10は、Zバッファ8から注目画素に対応する、背景画像のZ値(Zback)を得る。なお、ステップ2、3の順序は、適宜入れ替えて良い。
次に、第1更新部10は、ステップ4〜6において、前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)の全てが存在するかどうかチェックする。
前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)の全てが存在するならば、ステップ7にて、第1更新部10は、前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)の最小値が、背景画像のZ値Zbackよりも小さいかどうかチェックする。
もしこのチェック結果が「是」ならば、ステップ8にて、第1更新部10は、注目画素における背景画像のZ値(Zback)を、前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)の中央の値(Zgf)に更新する。
なお、後に詳述するが、前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)の全てが存在するということは、注目画素が前景画像の内部に完全に入っていることを意味する。
一方、前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)のうち、1つでも存在しないとき(注目画素が前景画像の外部又は境界に位置する場合)、あるいは、ステップ7のチェック結果が「否」である場合には、背景画像のZ値(Zback)は、更新されず現状のままとなる。
そして、ステップ9、10にて、第1更新部10は、前景画像の全ての画素について、ステップ2〜ステップ8の処理を繰り返す。
ここで、ステップ4〜7の処理について、図7を用いて、説明を補足する。図7において、縦長の1つの矩形は、1つのサブピクセルを示し、3つのサブピクセルが連続して配置されているものは、1つの画素を示す。
また、ここでは、図7(a)のように、斜線が付されていないサブピクセルには、前景画像のZ値は存在せず、図7(b)のように、斜線が付されたサブピクセルには、前景画像のZ値が存在するものとする。なお、図4(b)もあわせて参照されたい。
このとき、図7(c)に示す画素では、前景画像が全くなく、この画素は、前景画像の外にあることになる。逆に、図7(d)に示す画素では、前景画像が全て存在し、この画素は、前景画像の内にあることになる。
図7(c)と図7(d)との中間的な状態を示す、図7(e)〜図7(h)は、画素を構成する3つのサブピクセルの一部には、前景画像が存在するが、その他のサブピクセルには、前景画像が存在しないものである。つまり、図7(e)〜図7(h)に示す状態にあるときには、当該画素に前景画像の境界が存在するわけである。
例えば、図7(e)に示す画素ならば、この画素には、前景画像の左端部が2サブピクセル(gとbのサブピクセル)だけ存在するのであり、図7(h)の画素なら、この画素には、前景画像の右端部が1サブピクセル(rのサブピクセル)だけ存在することになる。
以上をふまえて、図5のステップ4〜ステップ7を見れば、図5の処理によると、次のようになることが理解されよう。即ち、図7(d)に示すように、注目画素の全部が前景画像の内にある場合に限り、ステップ8にて、Zバッファ8の背景画像のZ値(Zback)が更新される。
一方、図7(c)に示すように注目画素が前景画像の外にある場合や、図7(e)〜図7(h)に示すように、前景画像の境界が注目画素内にある場合には、Zバッファ8の背景画像のZ値(Zback)は更新されない。
さて、図1において、第2更新部11は、フレームメモリ4における注目画素の色成分を更新するすべきかすべきでないかを、第2条件に従って判定し、更新すべき場合に、フレームメモリの背景画像をサブピクセル単位の処理済画像に更新する。
この第2条件は、入力部3が入力する注目画素の3つのZ値の少なくとも1つのZ値が、Zバッファにおける注目画素のZ値に対して、より手前にあることを示す場合と、サブピクセル単位の処理済画像の境界が、注目画素に存在する場合とに、フレームメモリ4における注目画素の色成分を更新するという条件である。
次に、図6を用いて、第2更新部11の処理を具体的に説明する。ステップ11、12、14の処理は、図5のステップ1、2、3と同様である。第2更新部11は、これらの他、ステップ13にて、サブピクセルレンダリング処理部7の色空間逆変換部77から注目画素に関する処理済画像(rf,gf,bf)を取得する。なお、ステップ12〜14の順序は、適宜入れ替えて差し支えない。
次に、第2更新部11は、ステップ15〜17において判定を行い、注目画素が前景画像の外にある場合を除き、図7(d)に示すように、注目画素の全部が前景画像の内にある場合はもとより、図7(e)〜図7(h)に示すように、前景画像の境界が注目画素内にある場合も、フレームメモリ4の注目画素に関する背景画像(rb,gb,bb)を、処理済画像(rf,gf,bf)に更新する。
図5と図6とを比べれば明らかなように、Zバッファ8の更新よりもフレームメモリ4の更新の方が、より積極的に実行されるものである。
そして、ステップ19、20において、第2更新部11は、前景画像の全ての画素について、ステップ12〜ステップ18の処理を繰り返す。
(実施の形態2)
以下、実施の形態1との相違点のみを説明する。図8は、本発明の実施の形態2における表示画像処理装置を備えた表示装置のブロック図である。
図8と図1とを比べれば明らかなように、実施の形態2は、実施の形態1に対し、表示画像処理装置の一部が変更されている。
まず、実施の形態2では、図4(e)に示しているように、Zバッファ8の1つの記憶単位(16ビット)を、実施の形態1のように、全て背景画像のZ値(Zback)に割り当てる(図4(d)参照)のではなく、上位14ビットをこのZ値(Zback)に割り当て、下位2ビットをフラグに割り当てている。このフラグは、”00”、”01”、”10”の3とおりを採りうるものであり、記憶単位に対応する1つの画素における3つのZ値の存在パターンを示す付加情報に相当する。そして、このフラグは、背景画像のZ値(Zback)に関連付けられている。
本例では、Zバッファ8の容量拡大を防ぐため、Zバッファ8内にフラグを格納することにしたが、勿論、メモリ容量に余裕があれば、Zバッファ8の他にフラグを記憶する記憶部(図示せず)を設け、実施の形態1と同様、図4(d)に示すように、Zバッファ8の記憶単位における16ビットの全部を、背景画像のZ値(Zback)だけに割り当てても良い。
図8に示すように、本形態では、3倍Z値記憶部33が追加されており、第2更新部32は、注目画素におけるサブピクセル単位の3つのZ値(Zrb,Zgb,Zbb)を動的に生成し、3倍Z値記憶部33に格納する点、第1更新部30の判定処理の点、Z値読出部34が読み出す背景画像のZ値(Zback、Zback−1、Zback+1)の点等が、実施の形態1と相違する。
以下、以上の相違点を詳しく説明する。まず、図9を用いて、第1更新部30の処理を説明する。
ステップ21、22の処理は、図5に示すステップ1、2と同様である。次に、ステップ23〜25にて、第1更新部30は、前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)の存否をチェックする。
ここで、図7(d)に示すように、注目画素の全てのサブピクセルに関する前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)が存在すれば、ステップ27にて、第1更新部30は、フラグを”00”とし、ステップ30へ処理を移す。
また、図7(e)に示すように、Zrfがなく、Zgf及びZbfが存在すれば、ステップ29にて、第1更新部30は、フラグを”10”とし、ステップ30へ処理を移す。
あるいは、図7(f)に示すように、Zbfがなく、Zrf及びZgfが存在すれば、ステップ28にて、第1更新部30は、フラグを”01”とし、ステップ30へ処理を移す。
なお、これら以外の場合には、フラグが不定になるのを避けるため、ステップ27にて、第1更新部10は、フラグを”00”とする。
ステップ30では、第1更新部30は、Zバッファ8の注目画素に対応する記憶単位を、前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)の中央の値(Zgf:但し、14ビットに正規化する)を上位14ビットに割り当て、下位2ビットにフラグを割り当てた値に更新する。なお、図7(d)の場合はもとより、図7(e)や図7(f)の場合も、背景画像のZ値が更新されるから、実施の形態1に比べ、実施の形態2では、Z値の更新が行われやすくなっている点が理解されよう。
そして、ステップ31、32にて、第1更新部30は、前景画像の全ての画素について、ステップ22〜ステップ30の処理を繰り返す。
次に、図10を用いて、第2更新部32の処理を説明する。まず、ステップ41、42、44は、図6のステップ11、12、13と同様である。但し、実施の形態2では、ステップ43にて、第2更新部32は、注目画素に関する背景画像のZ値(Zback)だけでなく、注目画素のフラグと、注目画素の左右に隣接する画素に関するZ値(Zback−1、Zback+1)とを、Z値読出部34から取得する。
そして、第2更新部32は、ステップ45〜48にて、フラグに従って、注目画素におけるサブピクセル単位の3つのZ値(Zrb,Zgb,Zbb)を動的に生成する。
即ち、第2更新部32は、ステップ46にて、フラグが”00”であるとき(図7(d))は、注目画素は、全て前景画像の内にあるから、3つのZ値(Zrb,Zgb,Zbb)を、全て注目画素に関する背景画像のZ値(Zback)とする。
また、フラグが”01”であるとき(図7(f))は、注目画素は、前景画像の右端部にある。したがって、第2更新部32は、ステップ47にて、前景画像内にある2つのZ値(Zrb,Zgb)を、注目画素に関する背景画像のZ値(Zback)とし、前景画像の外にある1つのZ値(Zbb)を、注目画素の右隣の画素に関する背景画像のZ値(Zback+1)とする。
さらに、フラグが”10”であるとき(図7(e))は、注目画素は、前景画像の左端部にある。したがって、第2更新部32は、ステップ48にて、前景画像内にある2つのZ値(Zgb,Zbb)を、注目画素に関する背景画像のZ値(Zback)とし、前景画像の外にある1つのZ値(Zrb)を、注目画素の左隣の画素に関する背景画像のZ値(Zback−1)とする。
このように、注目画素における前景画像の位置関係を反映して、適切な位置にある背景画像のZ値を利用することにより、Zバッファ8にサブピクセル単位のZ値を持たせなくとも(つまり、Zバッファ8の容量が小さいまま)、持たせた場合に比べて遜色のない処理を実現できる。
次に、第2更新部32は、ステップ49〜54において、動的に生成したサブピクセル単位のZ値(Zrb,Zgb,Zbb)と、前景Z値(Zrf,Zgf,Zbf)とを、サブピクセル単位で、大小比較し、前景画像がより手前側にあるときに、サブピクセル単位で、フレームメモリ4の背景画像(rb,gb,bb)を更新する。
そして、第2更新部32は、ステップ55、56にて、前景画像の全ての画素について、ステップ42〜ステップ54の処理を繰り返す。
本発明に係る表示画像処理装置は、例えば、カラー液晶パネル等の制御装置及びその関連技術分野において、好適に利用できる。
本発明の実施の形態1における表示画像処理装置を備えた表示装置のブロック図 同サブピクセルレンダリング処理部のブロック図 (a)同左右挿入の説明図 (b)同左右挿入の規則説明図 (a)同フレームメモリの説明図 (b)同前景Z値の説明図 (c)同Zバッファの説明図 (d)同実施の形態1における記憶単位の説明図 (e)同実施の形態2における記憶単位の説明図 同実施の形態1における第1更新部のフローチャート 同第2更新部のフローチャート (a)同サブピクセルの状態説明図 (b)同サブピクセルの状態説明図 (c)同画素の状態説明図 (d)同画素の状態説明図 (e)同画素の状態説明図 (f)同画素の状態説明図 (g)同画素の状態説明図 (h)同画素の状態説明図 同実施の形態2における表示画像処理装置を備えた表示装置のブロック図 同第1更新部のフローチャート 同第2更新部のフローチャート
符号の説明
1 グラフィクス生成部
2 画像供給部
3 入力部
4 フレームメモリ
5 ドライバ
6 表示デバイス
7 サブピクセルレンダリング処理部
8 Zバッファ
9、34 Z値読出部
10、30 第1更新部
11、32 第2更新部
20 データ部
21 左挿入部
22 右挿入部
33 3倍Z値記憶部
71 背景画像読出部
72 3倍拡大部
73 合成部
74 色空間変換部
75 フィルタ処理部
76 色成分処理部
77 色空間逆変換部

Claims (29)

  1. サブピクセル単位の前景画像の書込位置と、前記前景画像の色成分と、サブピクセル単位のZ値とを、入力できる入力部と、
    背景画像の1つの画素につき、3つの色成分を格納できるフレームメモリと、
    背景画像の1つの画素につき1つのZ値を記憶できるZバッファと、
    前記フレームメモリの背景画像と前記入力部が入力する前景画像とを合成し、サブピクセル単位の処理済画像を生成するサブピクセルレンダリング処理部と、
    前記Zバッファにおける注目画素のZ値を更新するすべきかすべきでないかを、第1条件に従って判定し、更新すべき場合に、前記Zバッファの注目画素のZ値を更新する、第1更新部と、
    前記フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するすべきかすべきでないかを、第2条件に従って判定し、更新すべき場合に、前記フレームメモリの背景画像をサブピクセル単位の処理済画像に更新する、第2更新部とを備える、表示画像処理装置。
  2. 前記第1条件は、前記Zバッファにおける注目画素のZ値と、前記入力部が入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである、請求項1記載の表示画像処理装置。
  3. 前記第2条件は、前記Zバッファにおける注目画素のZ値と、前記入力部が入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである、請求項1から2記載の表示画像処理装置。
  4. 前記第1条件と前記第2条件とは、異なる条件である、請求項1から3記載の表示画像処理装置。
  5. 前記第1条件は、前記入力部が、注目画素につき3つのZ値全てを入力する場合に限り、前記Zバッファにおける注目画素のZ値を更新するという条件である、請求項1から4記載の表示画像処理装置。
  6. 前記第2条件は、前記入力部が入力する注目画素の3つのZ値の少なくとも1つのZ値が、前記Zバッファにおける注目画素のZ値に対して、より手前にあることを示す場合に、前記フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するという条件である、請求項1から5記載の表示画像処理装置。
  7. 前記第2条件は、サブピクセル単位の処理済画像の境界が、注目画素に存在する場合に、前記フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するという条件である、請求項6記載の表示画像処理装置。
  8. 前記第1更新部は、前記Zバッファにおける注目画素のZ値を、前記入力部が入力する注目画素の3つのZ値のうち、1画素を構成する中心のサブピクセルに対応するZ値に更新する、請求項1から7記載の表示画像処理装置。
  9. サブピクセル単位の前景画像の書込位置と、前記前景画像の色成分と、サブピクセル単位のZ値とを、入力できる入力部と、
    背景画像の1つの画素につき、3つの色成分を格納できるフレームメモリと、
    背景画像の1つの画素につき1つのZ値と、前景画像において、この1つの画素における3つのZ値の存在パターンを示す付加情報とを、関連付けて記憶できるZバッファと、
    前記フレームメモリの背景画像と前記入力部が入力する前景画像とを合成し、サブピクセル単位の処理済画像を生成するサブピクセルレンダリング処理部と、
    前記Zバッファにおける注目画素のZ値及び付加情報を更新するすべきかすべきでないかを、第1条件に従って判定し、更新すべき場合に、前記Zバッファの注目画素のZ値及び付加情報を更新する、第1更新部と、
    前記Zバッファにおける注目画素の付加情報と、注目画素及び注目画素に隣接する画素のZ値とに基づいて、注目画素におけるサブピクセル単位の3つのZ値を動的に生成し、前記フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するすべきかすべきでないかを、第2条件に従って判定し、更新すべき場合に、前記フレームメモリの背景画像をサブピクセル単位の処理済画像に更新する、第2更新部とを備える、表示画像処理装置。
  10. 前記第1条件は、前記入力部が入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである、請求項9記載の表示画像処理装置。
  11. 前記第2条件は、前記第2更新部が動的に生成した3つのZ値と、前記入力部が入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである、請求項9から10記載の表示画像処理装置。
  12. 前記第1条件と前記第2条件とは、異なる条件である、請求項9から11記載の表示画像処理装置。
  13. 前記第2条件は、前記入力部が入力する注目画素のZ値が、前記第2更新部が動的に生成したZ値に対して、より手前にあることを示す場合に、前記フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するという条件である、請求項9から12記載の表示画像処理装置。
  14. 前記第1更新部は、前記Zバッファにおける注目画素のZ値を、前記入力部が入力する注目画素の3つのZ値のうち、1画素を構成する中心のサブピクセルに対応するZ値に更新する、請求項9から13記載の表示画像処理装置。
  15. 請求項1から14記載の表示画像処理装置と、
    RGB各色を発光する3つの発光素子を並設方向に並べて1画素を構成する表示デバイスと、
    前記表示画像処理装置の前記フレームメモリのデータに基づいて、前記表示デバイスの発光素子を独立して制御し、前記表示デバイスに表示を行わせるドライバとを備える、表示装置。
  16. サブピクセル単位の前景画像の書込位置と、前記前景画像の色成分と、サブピクセル単位のZ値とを、入力するステップと、
    フレームメモリの背景画像と前記前景画像とを合成し、サブピクセル単位の処理済画像を生成するステップと、
    Zバッファにおける注目画素のZ値を更新するすべきかすべきでないかを、第1条件に従って判定し、更新すべき場合に、Zバッファの注目画素のZ値を更新するステップと、
    フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するすべきかすべきでないかを、第2条件に従って判定し、更新すべき場合に、フレームメモリの背景画像をサブピクセル単位の処理済画像に更新するステップとを含み、
    フレームメモリにおいて前景画像の境界付近を積極的に更新する、表示画像処理方法。
  17. 前記第1条件は、Zバッファにおける注目画素のZ値と、入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである、請求項16記載の表示画像処理方法。
  18. 前記第2条件は、Zバッファにおける注目画素のZ値と、入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである、請求項16から17記載の表示画像処理方法。
  19. 前記第1条件と前記第2条件とは、異なる条件である、請求項16から18記載の表示画像処理方法。
  20. 前記第1条件は、注目画素につき3つのZ値全てが入力された場合に限り、Zバッファにおける注目画素のZ値を更新するという条件である、請求項16から19記載の表示画像処理方法。
  21. 前記第2条件は、入力する注目画素の3つのZ値の少なくとも1つのZ値が、Zバッファにおける注目画素のZ値に対して、より手前にあることを示す場合に、フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するという条件である、請求項16から20記載の表示画像処理方法。
  22. 前記第2条件は、サブピクセル単位の処理済画像の境界が、注目画素に存在する場合に、フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するという条件である、請求項16記載の表示画像処理方法。
  23. Zバッファにおける注目画素のZ値を更新するすべきかすべきでないかを、第1条件に従って判定し、更新すべき場合に、Zバッファの注目画素のZ値を更新する前記ステップにおいて、
    Zバッファにおける注目画素のZ値を、入力する注目画素の3つのZ値のうち、1画素を構成する中心のサブピクセルに対応するZ値に更新する、請求項16から22記載の表示画像処理方法。
  24. Zバッファにおいて、背景画像の1つの画素につき1つのZ値と、前景画像において、この1つの画素における3つのZ値の存在パターンを示す付加情報とを、関連付けて記憶させる方法であって、
    サブピクセル単位の前景画像の書込位置と、前記前景画像の色成分と、サブピクセル単位のZ値とを、入力するステップと、
    フレームメモリの背景画像と入力する前景画像とを合成し、サブピクセル単位の処理済画像を生成するステップと、
    Zバッファにおける注目画素のZ値及び付加情報を更新するすべきかすべきでないかを、第1条件に従って判定し、更新すべき場合に、Zバッファの注目画素のZ値及び付加情報を更新するステップと、
    Zバッファにおける注目画素の付加情報と、注目画素及び注目画素に隣接する画素のZ値とに基づいて、注目画素におけるサブピクセル単位の3つのZ値を動的に生成し、フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するすべきかすべきでないかを、第2条件に従って判定し、更新すべき場合に、フレームメモリの背景画像をサブピクセル単位の処理済画像に更新するステップとを含む、表示画像処理方法。
  25. 前記第1条件は、入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである、請求項24記載の表示画像処理方法。
  26. 前記第2条件は、動的に生成した3つのZ値と、入力する注目画素の3つのZ値とに基づくものである、請求項24から25記載の表示画像処理方法。
  27. 前記第1条件と前記第2条件とは、異なる条件である、請求項24から26記載の表示画像処理方法。
  28. 前記第2条件は、入力する注目画素のZ値が、動的に生成したZ値に対して、より手前にあることを示す場合に、フレームメモリにおける注目画素の色成分を更新するという条件である、請求項24から27記載の表示画像処理方法。
  29. Zバッファにおける注目画素のZ値及び付加情報を更新するすべきかすべきでないかを、第1条件に従って判定し、更新すべき場合に、Zバッファの注目画素のZ値及び付加情報を更新する前記ステップにおいて、
    Zバッファにおける注目画素のZ値を、入力する注目画素の3つのZ値のうち、1画素を構成する中心のサブピクセルに対応するZ値に更新する、請求項24から28記載の表示画像処理方法。
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