JP4072340B2 - 表示方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サブピクセル表示技術を応用して、背景画像に、高精細画像からなる新たな前景画像を重ね合わせて、より見やすく表示できるようにした表示方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
表示デバイスには、例えばカラー液晶パネルのように、RGBの各色を発光する発光素子を、一定順序(例えば、RGBの順)で並設し、1画素を構成するものがある。このとき、各発光素子は、1画素よりも小さな存在であり、サブピクセルと呼ばれる。
【0003】
そして、この種の表示デバイスでは、1画素を、発光素子が並設される方向(本明細書において、この方向を「並設方向」という。)に並べて1ラインが構成される。また、この1ラインを並設方向と直交する方向に並べて、表示画面が構成される。
【0004】
ここで、例えば、http://grc.com配下の”Sub−PixelFont Rendering Technology”と題する論文や、WO 00142762号公報等において、この種の表示デバイスの特性(1画素が3つのサブピクセルからなる点)を生かし、適当なフィルタ処理を使用することにより、単なる画素精度の表示よりも、見やすさを向上できる技術が、公開されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらの従来技術では、フォントやアイコンといった、比較的小さなグラフィックオブジェクトを表示することを前提としている。そして、フィルタ処理などは、1画素精度で進められる。
【0006】
一方、グラフィックオブジェクトとしては、このほかに、直線、曲線、円、楕円などのような幾何学的な要素からなるものや、ビットマップ画像のように、比較的大きなものもある。特に、この種の表示デバイスの特性に着目して、並設方向の精度を、並設方向に直交する方向のそれの3倍とした、3倍画像を表示することなどが考えられる。
【0007】
この3倍画像は、デジタルカメラやスキャナ等で入力したものであっても良いし、また、これに加工を施したもの、さらには、種々のグラフィック編集アプリケーション(ラスタタイプでもベクタタイプでもよいし、2D−3Dのいずれでもよい。CG用のアプリケーションも含まれる。)で人為的に作成したものであっても良い。
【0008】
(第1の問題点)ところが、従来技術は、このような3倍画像を表示することを念頭に置いていないので、比較的大きなグラフィックオブジェクトを表示するには、適切でない。特に、3倍画像は、並設方向に、かなりの長さを持つので、1画素精度の繰り返し処理を頻繁に使用する、従来技術をそのまま適用したのでは、処理効率が悪いという問題点がある。
【0009】
(第2の問題点)また、従来技術では、背景画像に前景画像を重ね合わせる処理を念頭においておらず、当然、その対策がとられていない。したがって、この種の重ね合わせを行うと、背景画像と前景画像との境界付近において、色にじみが発生し、表示品位が低下するという問題点があった。
【0010】
そこで本発明は、比較的大きなグラフィックオブジェクトを、背景画像と重ね合わせながら、効率よく、かつ、見やすく表示できる技術を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では、RGB各色を発光する3つの発光素子を並設方向に並べて1画素を構成する表示デバイスに、フレームメモリのデータに基づいて、発光素子を独立して制御し表示を行わせるにつき、
3倍画像から、発光素子の並設方向と平行な1ラインを構成するライン画像を抽出する第1ステップと、並設方向においてライン画像の前側にMサブピクセル、後側にNサブピクセルを追加したワーク領域を決定する第2ステップと(M,Nは自然数)、ワーク領域に対応する領域の背景画像をフレームメモリから読み出す第3ステップと、読み出した背景画像を擬似的に3倍画像と同じ精度としたものと、ライン画像とを、合成して、合成画像を求める第4ステップと、合成画像由来の画像データを、フレームメモリのワーク領域に対応する領域に書き込む第5ステップとを含み、第1ステップから第5ステップを3倍画像の全ラインについて繰り返す。
【0012】
この構成により、比較的大きなグラフィックオブジェクトを、背景画像と重ね合わせながら、効率よく、かつ、見やすく表示できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明では、RGB各色を発光する3つの発光素子を並設方向に並べて1画素を構成する表示デバイスに、フレームメモリのデータに基づいて、発光素子を独立して制御し表示を行わせるにつき、
3倍画像から、発光素子の並設方向と平行な1ラインを構成するライン画像を抽出する第1ステップと、並設方向においてライン画像の前側にMサブピクセル、後側にNサブピクセルを追加したワーク領域を決定する第2ステップと(M,Nは自然数)、ワーク領域に対応する領域の背景画像をフレームメモリから読み出す第3ステップと、読み出した背景画像を擬似的に3倍画像と同じ精度としたものと、ライン画像とを、合成して、合成画像を求める第4ステップと、合成画像由来の画像データを、フレームメモリのワーク領域に対応する領域に書き込む第5ステップとを含み、第1ステップから第5ステップを3倍画像の全ラインについて繰り返す。
【0014】
この構成により、画素精度の繰り返し処理ではなく、並設方向と平行なライン単位で処理が進行するから、この方向に長い3倍画像を効率よく処理することができる。
【0015】
また、第2ステップにおいて、ライン画像の前後に、M、Nサブピクセルを追加したワーク領域を設定しているため、ライン画像よりも大きめの範囲で処理が行われる。
【0016】
ここで、背景画像に、前景画像の一部又は全部を構成するライン画像を重ね合わせる際、これらの画像の境界付近で、色にじみが発生しやすい。
【0017】
そこで、この構成では、ワーク領域を大きめに設定し、ワーク領域にこの境界付近が含まれるようにして、境界付近も含めて合成処理を行っている。これにより、色にじみの発生を抑制して、表示品位を向上できる。
【0018】
さらに、第4ステップにおいて、読み出した背景画像を擬似的に3倍画像と同じ精度としたものと、ライン画像とを、合成しているから、3倍画像が有する緻密な明るさ成分の品位を、保持したまま、フレームメモリにある背景と、それに対して前景となるライン画像を、見かけ上、同一の精度で重ね合わせることができ、3倍画像の表示品位を、表示結果に十分に反映することができる。
【0019】
請求項2記載の発明では、ワーク領域は、サブピクセル精度において3で割り切れる長さを持つ。
【0020】
この構成により、ワーク領域の長さに、フレームメモリの部分領域の長さを、完全に一致させることができ、第4ステップにおいて、背景と前景とをきれいに重ね合わせることができる。
【0021】
請求項3記載の発明では、第1ステップにおいて、ライン画像に関するα値を取得し、第4ステップにおいて取得したα値に従って合成を行う。
【0022】
この構成により、α値に従って、フレームメモリの背景と、ライン画像の前景との、重ね合わせ具合を調整できる。
【0023】
請求項4記載の発明では、合成に使用されるα値と一定閾値とを大小比較して、0または1に正規化されたフィルタパラメータβを生成する。
【0024】
この構成により、フィルタ処理がかかる範囲を、α値に関連させることができる。
【0025】
請求項5記載の発明では、明るさ成分のフィルタ処理を施す前に、β=1なる範囲を拡大する。
【0026】
この構成により、フィルタ処理がかかる範囲を拡大して、ライン画像と背景画像との境界付近までフィルタ処理が作用させることができる。
【0027】
請求項6記載の発明では、β=1なる範囲において、明るさ成分にフィルタ処理を施す。
【0028】
この構成により、ライン画像と背景画像の境界付近まで、フィルタ処理が作用するようにして、色にじみを抑制し、表示品位を向上できる。
【0029】
請求項9記載の発明では、RGB色空間からYCbCr色空間への色変換は、Y=G,Cb=G−B,Cr=G−Rにより、YCbCr色空間からRGB色空間への逆色変換は、R=Y−Cr,G=Y,B=Y−Cbによる。
【0030】
この構成により、変換に伴う画質劣化を抑制しつつ、計算コストが高い積算を省くことができ、処理の高速化を実現できる。
【0031】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
【0032】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における表示装置のブロック図である。まず、図1により、概要を説明する。
【0033】
図1において、表示デバイス1は、カラー液晶パネル等である。表示デバイス1では、RGB各色を発光する発光素子が並設方向に一定順序(例えば、RGBの順)で並べられて、1画素が構成される。
【0034】
そして、1画素を、並設方向と、並設方向に直交する方向に、並べて、表示画面が構成される。表示デバイス1としては、プラズマディスプレイや有機ELディスプレイ等を用いることもできる。
【0035】
ドライバ2は、表示デバイス1の各発光素子を独立して制御する。
【0036】
フレームメモリ3は、ドライバ2に表示データを供給する。本例では、フレームメモリ3は、1画素あたり、RGBの各値を8ビット値で持つようにしている。
【0037】
制御手段4は、図3等のフローチャートに従う制御プログラムを実行し、図1に示す各要素を制御する。
【0038】
読み出し手段5は、制御手段4の指令に応じて、フレームメモリ3の特定の領域から表示データを読み出す。また、書き込み手段6は、制御手段4の指令に応じて、フレームメモリ3の特定の領域へ表示データを書き込む。
【0039】
3倍画像供給手段7は、3倍画像をこのシステムに供給する。この3倍画像は、上述したように、ビットマップ画像でも良いし、ベクトル画像をメモリに展開したラスタ画像であっても良い。
【0040】
ライン画像抽出手段8は、3倍画像供給手段7から供給される3倍画像のうち、制御手段4が指示する1ライン(並設方向と並行)を構成するライン画像を抽出する。
【0041】
本例では、ライン画像抽出手段8は、ライン画像の始点座標(x,y)、ライン画像の長さlen(画素精度)、ライン画像の各サブピクセルにおけるRGB値及びα値(背景と前景の合成のためのパラメータ)(Ri,Gi,Bi,αi;i=1,2,...,3×len)を抽出する。
【0042】
ここで本例では、α値をサブピクセル精度で管理することとしたが、本発明は、これに限定されない。例えば、1画素について、1つのα値を使用することにしても良い。
【0043】
ワーク領域決定手段9は、M,Nを自然数として、並設方向において、ライン画像の前側にMサブピクセル、後側にNサブピクセルを追加した、ワーク領域を決定する。
【0044】
ワークメモリ10は、制御手段4の処理上、必要な情報を記憶する。本例では、ワークメモリ10には、図2に示す構造を有するラインデータ部11と、その他の情報を格納する一時記憶部12とが設けられている。
【0045】
ラインデータ部11は、図2に示すように、横方向にインデックスを持ち、そのインデックスの最大値(つまりデータ量)は、高々、表示デバイス1の表示画面において、並設方向のの長さ(サブピクセル精度分)あれば、十分である。言い換えれば、このラインデータ部11を、表示画面の1ライン毎に、繰り返し使用することにより、表示デバイス1の表示画面全体のデータ量を記憶するよりも、はるかに小さな領域で足り、メモリ消費量を節約できる。
【0046】
また、ラインデータ部11の縦軸には、背景、前景、α値など、必要な情報を格納するためのフィールドが設けられている。なお、このうち、フィルタパラメータβは、後に詳述するように、α値に従って「0」又は「1」に定められる値であり、β=1なる範囲にのみ、明るさ成分のフィルタ処理が作用するようになっている。
【0047】
図1において、合成手段13は、フレームメモリ3から読み出された背景画像を擬似的に3倍画像と同じ精度にしたものと、ライン画像とを、合成して、合成画像を求める。ここで、本形態では、合成手段13は、RGB色空間において、合成を行う。
【0048】
色変換手段14は、RGB色空間からYCbCr色空間へ色変換を行う。
【0049】
フィルタ処理手段15は、明るさ成分Yについて、色にじみを抑制するために、フィルタ処理を行う。本例では、このフィルタ処理は、http://grc.com配下の論文に記載されているように、1/9,2/9,3/9,2/9,1/9の係数を用いるが、他の係数を用いることもできる。
【0050】
色味処理手段16は、色味成分(CbCr)について、平均化する処理を行う。この色味処理手段16は、省略することもできる。
【0051】
逆色変換手段17は、YCbCr色空間からRGB色空間へ逆色変換を行う。以上で、概要の説明を終わる。
【0052】
次に、図3のフローチャートに沿って各処理の詳細を説明する。まず、図3のステップ1にて、3倍画像供給手段7から3倍画像が供給される。
【0053】
次に、制御手段4は、一時記憶部12に注目ラインが1ライン目である旨記録し(ステップ2)、ステップ3へ処理を移す。
【0054】
ステップ3では、制御手段4は、3倍画像の全ラインについての処理が完了していないことをチェックし、ライン画像抽出手段8に現在の注目ラインについてのライン画像抽出を命ずる(ステップ4)。
【0055】
すると、ライン画像抽出手段8は、注目ラインについて、ライン画像の始点座標(x,y)、各サブピクセルにおけるRGB値及びα値、及び3倍画像の長さlen(画素精度)を抽出して、制御手段4に返し、制御手段4は、これを一時記憶部12に格納する。
【0056】
次に、制御手段4は、一時記憶部12に格納した各値のうち、x,y,lenをワーク領域決定手段9に渡し、ワーク領域を決定するように指示する。
【0057】
すると、ワーク領域決定手段9は、図4に示すフローチャートに沿って、ワーク領域の開始位置x座標SXと、ワーク領域長m(SX,mは画素精度)を決定する。
【0058】
具体的には、図4に示すように、ワーク領域決定手段9は、x,y,lenを取得したら(ステップ21)、まず、xを3で割った余りを求める(ステップ22)。
【0059】
余りが0なら、前挿入サブピクセル数M=3とし、x座標SX=(x div3)−1とする(ステップ23)。なお、”a div b”は、数aを数bで割ったときの商(小数点以下は切り捨て)を意味する。
【0060】
余りが1なら、前挿入サブピクセル数M=4とし、x座標SX=(x div3)−1とし(ステップ24)、余りが2なら、前挿入サブピクセル数M=2とし、x座標SX=x div 3とする(ステップ25)。
【0061】
次に、ワーク領域決定手段9は、(x+len)を3で割った余りを求める(ステップ26)。
【0062】
この余りが0なら、後挿入サブピクセル数N=3とし(ステップ27)、同様に、余りが1ならN=2(ステップ28)、余りが2ならN=4とする(ステップ29)。
【0063】
以上で、サブピクセル数M、N及び長さlenが確定する。そこで、ワーク領域決定手段9は、ステップ30にて、m=(M+len+N)/3により、ワーク領域長mを決定する。
【0064】
因みに、以上の規則に従うと、(M+len+N)は、必ず3で割り切れる数となり、mは整数となる。
【0065】
そして、ワーク領域決定手段9は、決定したx座標SXとワーク領域長mとを、制御手段4に返し、制御手段4は、これを一時記憶部12に記録する。
【0066】
さて、このワーク領域長mとx座標SXを、フレームメモリ3の画素精度座標系X−Yにより図示すると、図5(a)のとおりである。
【0067】
つまり、図5(a)に矩形を付した領域が、フレームメモリ3におけるワーク領域の背景になるのである。
【0068】
そして、矩形で示した各画素は、それぞれRGB値を持つが、このRGB値が、図2に示した「背景」の(Rb,Gb,GB)値である。
【0069】
また、この領域の画素数は、mに他ならない。そして、これをサブピクセル精度で表せば、k=3m個のデータとなる。したがって、図2に示す一時記憶部12のインデックスは、1〜kの範囲において意味を持つが、k+1以降は、使用されず意味を持たない。
【0070】
さらに、図5(b)を用いて、前挿入サブピクセル数M、後挿入サブピクセル数Nについて、説明する。
【0071】
例えば、(x,y)=(9,3)、len=2なるとき、図4の処理により、M=3、len=2、N=4、m=3、SX=2となる。したがって、この関係を図示すると、図5(b)に示すとおりである。
【0072】
こうすると、ワーク領域は、ライン画像だけでなく、その前後に領域が追加されたものとなり、後述するフィルタ処理を行う場合に、ライン画像の明るさ成分に対し、ライン画像の前後も含めて、むらなく均一にフィルタをかけることができ、色にじみを抑制して、表示品位を向上できる。
【0073】
なお、ライン画像の前後に拡張したワーク領域の決定は、以上に例示したものにとどまらず、種々変更できる。
【0074】
しかしながら、ワーク領域の長さは、上述のように、サブピクセル数で表したときに、3の倍数になるように設定することが望ましい。なぜなら、こうすると、フレームメモリ3の部分領域(画素精度)とぴったり整合させることができるからである。
【0075】
以上のようにして、ワーク領域が決定される。次に、図3に示すように、制御手段4は、ステップ6にて、ラインデータ部11の全部をクリアし、ステップ7にて、合成手段13に合成処理を命ずる。
【0076】
すると、合成手段13は、図6のフローチャートに従って、合成処理を実施する。即ち、まず合成手段13は、ステップ41にて、制御手段4にフレームメモリ3の領域(SX,y)〜(SX+m,y)(この領域は、ワーク領域に対応する領域である。)のRGB値を読み出すように求める。
【0077】
これにより、フレームメモリ3、読み出し手段5及び制御手段4を介して、このRGB値が合成手段13に渡され、合成手段13は、これをラインデータ部11の「背景」の各フィールドに書き込む(ステップ42)。
【0078】
但し、ラインデータ部11のインデックスは、サブピクセル精度であるから、合成手段13は、領域(SX,y)〜(SX+m,y)の背景画像を、擬似的に3倍画像と同じ精度としたものとして、ラインデータ部11に書き込む。
【0079】
より具体的に言えば、本例では、合成手段13は、「背景」に同じデータを3回繰り返して書き込む。例えば、画素精度において(R,G,B)=(Ra,Ga,Ba),(Rb,Gb,Bb),...が得られたとすると、Rb1=Rb2=Rb3=Ra、Gb1=Gb2=Gb3=Ga、Bb1=Bb2=Bb3=Ba、Rb4=Rb5=Rb6=Rb、...のようにする。
【0080】
勿論、これは一例に過ぎないものであり、このほか、例えば、リニア補間を行って、Ra1=Ra、Rb2=Ra+(Rb−Ra)/3、Rb3=Ra+2(Rb−Ra)/3、Rb4=Rb、...のようにしてもよい。
【0081】
以上のようにして、図2の「背景」のフィールドに値がセットされる。
【0082】
次に、合成手段13は、ラインデータ部11の「前景」の該当位置に、ライン画像のRGB値及びα値をセットする(ステップ43)。なお、このRGB値及びα値は、本例では、既にサブピクセル精度となっているから、そのまま該当位置に書き込むだけでよい。
【0083】
次に、合成手段13は、ステップ44にて、「背景」、「前景」及び「α値」の各フィールドの値を用いて、次式(1)〜(3)により、背景画像に前景画像を合成する計算を行う。
Ri=αi×Rfi+(1−αi)Rbi (1)
Gi=αi×Gfi+(1−αi)Gbi (2)
Bi=αi×Bfi+(1−αi)Bbi (3)
【0084】
ここで、この合成の態様は、上記のものでなくても差し支えなく、例えば、前景画像と背景画像の積を求めるなど、種々変更できる。
【0085】
以上の結果、背景画像に前景画像を重ね合わせた合成画像が得られ、そのデータは、ラインデータ部11の「合成」のフィールドにセットされる。
【0086】
以上のように、合成が完了したら、図3のステップ8へ処理が移る。ステップ8では、制御手段4が、色変換手段14に対し、ラインデータ部11の「合成」のフィールドにあるRGB値を、YCbCr空間へ色変換するように指示する。
【0087】
i=1,2,...,kとして、この色変換としては、一般的な
Yi=0.299×Ri+0.587×Gi+0.114×Bi (4)
Cbi=−0.1687×Ri−0.3313×Gi+0.5×Bi (5)
Cri=0.5×Ri−0.4187×Gi−0.0813×Bi (6)
を用いても良いが、本形態では、色変換手段14は、
Yi =Gi (7)
Cbi=Gi−Bi (8)
Cri=Gi−Ri (9)
を用いて、色変換する。
【0088】
こうすると、色変換に伴う画質劣化を抑制しつつ、計算コストが高い積算を省くことができ、処理の高速化を実現できる。色変換後の、Yi、Cbi、Criは、ラインデータ部11の「変換」のフィールドに格納される。
【0089】
なお、色変換の式は、以上の式に限定されることはなく、明るさと色味で表現される色空間であれば他の色空間を利用しても同様の効果が期待できる。
【0090】
次に、図3のステップ11(明るさのフィルタ処理)に先立ち、制御手段4は、ステップ9にて、フィルタパラメータβを求める。ここで、上述したように、フィルタパラメータβは、フィルタ処理が作用する範囲を定めるものであり、β=1なる範囲にのみ、フィルタ処理が作用する。
【0091】
具体的には、制御手段4は、図2のα値と一定閾値δとを、大小比較し、βを「1」又は「0」に正規化する。即ち、α>δなるとき、β=1とし、そうでないとき、β=0とする。なお、一定閾値δは、経験的に定める。そして、制御手段4は、以上のように定めたβを、ラインデータ部11のフィルタパラメータβのフィールドに格納する。
【0092】
次に、制御手段4は、図3のステップ10にて、β=1なる範囲を、フィルタ処理の範囲に合わせて、拡大する。本例では、1/9,2/9,3/9,2/9,1/9の係数を用いており、フィルタ処理の範囲は、合計5つの要素に及ぶ。
【0093】
したがって、5つより少ない孤立した点(β=1)があるとき、β=1なる範囲が5つになるように拡大する。
【0094】
例えば、図7(a)に示すように、β=1なる点が1つだけ孤立しているときには、その点の左側2個、右側2個について、β=0からβ=1へ変更する。
【0095】
これにより、β=1なる範囲が拡大され、フィルタ処理の範囲が、ライン画像と背景画像の境界付近まで及ぶようになり、色にじみを抑制して、表示品位を向上できる。
【0096】
勿論、この取り扱いは、例示であり、例えば、図7(a)の例において、フィルタ処理の範囲が3であるときは、β=1なる孤立点の、左右それぞれ1個だけ、β=0からβ=1とするなど、種々変更できる。
【0097】
次に、制御手段4は、図3のステップ11において、フィルタ処理手段15に、明るさ成分Yiとフィルタパラメータβiとを用いたフィルタ処理を命ずる。
【0098】
フィルタ処理手段15は、明るさ成分Yiについて、上述したように、フィルタ処理を行う。フィルタ処理結果Yi#は、ラインデータ部11の「フィルタ」のフィールドに格納される。
【0099】
但し、βi=0なる場合には、フィルタ処理は適用されず、明るさ成分Yiがそのまま「フィルタ」のフィールドに格納される。
【0100】
このように、βi=0の部分について、フィルタ処理を行わないようにすることにより、サブピクセル単位の色にじみ除去処理を必要としない、背景部分や透明度の高い部分について、フィルタ処理による品質劣化を防止できる。
【0101】
また、βi=1なる範囲を広めにして、フィルタ処理することにより、色にじみを抑制できる。
【0102】
次に、制御手段4は、図3のステップ12において、色味処理手段16に色味処理を命ずる。
【0103】
色味処理手段16は、図2の「変換」のフィールドにある色味成分(Cbi,Cri)について、色味成分をそれぞれ3つづつ(つまり1画素に対応する範囲で)まとめて平均化するものであり、j=1,2,...,mとして、例えば次式による。
Cbj#=(Cb(3j)+Cb(3j+1)+Cb(3j+2))/3
Crj#=(Cr(3j)+Cr(3j+1)+Cr(3j+2))/3
【0104】
なお、この色味処理自体を省略することも可能であり、別の式によって、色味処理をするようにしてもよい。また図2では、図示の便宜のため、「色味」と「逆変換」のフィールドは、サブピクセル精度で格納されるようになっているが、実際には、これらのフィールドの値の個数は、ワーク領域長m(画素精度)だけしかない。
【0105】
次に、制御手段4は、図3のステップ13において、逆色変換手段17に逆色変換を命ずる。
【0106】
本例では、色変換手段14が式(7)〜(9)による処理を行っているから、逆色変換手段17は、その反対の次式により、YCbCr値をRGB値に変換する。
Rj#=Y(3i)#−Crj# (10)
Gj#=Y(3i+1)# (11)
Bj#=Y(3i+2)#−Cbj# (12)
【0107】
勿論、色変換手段14において、式(4)〜(6)を使用するのであれば、逆色変換手段17において、その反対の、
Rj#=Y(3i)#−1.402×Crj#
Gj#=Y(3i+1)#−0.34414×Cbj#−0.71414×Crj#
Bj#=Y(3i+2)#+1.772×Cbj#
を使用する。
【0108】
以上の処理が完了したら、制御手段4は、図3のステップ14において、ラインデータ部11の「逆変換」のフィールドに格納されたRGB値(個数は、m個である。)を、書き込み手段6を用いて、フレームメモリ3の領域(SX,y)〜(SX+m,y)に書き込む。
【0109】
これにより、1つの注目ラインについての処理が完了した。そして、制御手段4は、ステップ15において、注目ラインを1つすすめ、3倍画像の全ラインについての処理が繰り返される(ステップ3)。
【0110】
また、全ラインの処理が完了したら、フレームメモリ3の表示データに従って、ドライバ2が表示デバイス1の各発光素子を制御し、表示の更新が行われる(ステップ16)。
【0111】
以上において、本発明では、式(10)〜(12)を見れば明らかなように、通常の表示方法のように、1画素を構成する色成分R,G,Bに対して、同じ明るさ成分Yを利用するのではない。
【0112】
即ち、本発明では、1画素を構成する色成分R,G,Bに対して、異なる明るさ成分Y(より具体的には、Y(3i)#、Y(3i+1)#、Y(3i+2)#)を利用している。
【0113】
これにより、3倍画像が持つ、サブピクセル精度の明るさ情報が、描画される画像に反映されることになり、通常の表示方法に対して、表示品位を向上することができる。
【0114】
なお、1画素を構成する色成分R,G,Bを求めるのにあたり、3倍画像の明るさ情報を反映し、互いに異なる明るさ成分Yを利用すれば、上述と同様の効果が得られ、本発明に包含される。
【0115】
次に、3倍画像供給手段7が、(a)ライン描画データを供給する場合と、(b)ビットマップ画像を供給する場合について、例を挙げて説明する。
【0116】
(a)ライン描画
この例では、図8に示すような状態で処理が進行する。
【0117】
ここでは、3倍画像供給手段7には、直線描画の指示として、始点(sx,sy)と終点(ex,ey)、線幅(W)、線の色(R,G,B)が渡される。これらの情報を受け取ったグラフィック描画手段では、以下の手順で所定のメモリ空間に、サブピクセル精度による描画を行う。
(プロセス1)描画位置を横3倍の精度の始点(sx×3,sy)に初期化する。
(プロセス2)水平1ライン分の描画開始位置と範囲を横3倍精度で計算する。
(プロセス3)水平1ライン分の描画範囲について開始位置(x,y)と描画するピクセル数(len)、線の色(R,G,B)がピクセル数ならんだライン画像抽出手段8に渡す。
(プロセス4)図3のステップ3〜ステップ13が実行される。
(プロセス5)描画位置を縦方向に1ライン分ずらす。
(プロセス6)終点に到達したか?(いいえなら、プロセス2へ)
(プロセス7)描画終了。
【0118】
以上の処理により、3倍画像供給手段7は、3倍精度でライン描画をメモリに展開し、このライン描画結果が、図8に示すように、これがサブピクセルレンダリングされることにより、表示デバイス1は、高品質な直線を表示できることとなる。
【0119】
(b)ビットマップ描画
この例では、図9に示すような状態で処理が進行する。
【0120】
ここでは、3倍画像供給手段7は、ビットマップ画像そのものを持っている。そして、3倍画像供給手段7からライン画像抽出手段8へ、ビットマップ画像の左上の描画位置(left、top)と、ビットマップ画像の幅(w)と高さ(h)、およびビットマップ画像データ(以下α値データも含む)が受け渡される。
【0121】
この場合は、ライン画像抽出手段8は、このビットマップ画像を1ラインずつ処理するだけである。
【0122】
以上の処理により、3倍画像の精緻な明るさ情報が反映された、サブピクセルレンダリングが施され、フレームメモリの背景画像ときれいに重ね合わされる。これにより、高品位な画像を描画することができる。
【0123】
(実施の形態2)
実施の形態1では、合成手段13は、RGB色空間において、背景画像と前景画像とを重ね合わせる合成処理を行った。この合成処理は、YCbCr色空間で行うこともできる。
【0124】
このときは、図1のブロック図は、そのまま適用でき、図3に代えて図10を用い、図6に代えて図11を用いればよい。
【0125】
全体としては、実施の形態1とほぼ同様の処理であるが、このようにすると、図10のステップ57に示すように、フレームメモリ3から読み出した背景画像と、ライン画像抽出手段8が抽出したライン画像とを、先にYCbCr値に変換し、その後、合成手段13が、
Yi=αi×Yfi+(1−αi)Ybi (13)
Cbi=αi×Cbfi+(1−αi)Cbbi (14)
Cri=αi×Crfi+(1−αi)Crbi (15)
により、合成を行う点が異なる。
【0126】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、比較的大きなグラフィックオブジェクトを、背景画像に重ね合わせながら、効率よく、かつ見やすく表示できる。
【0127】
また、3倍画像が有する緻密な明るさ成分を、表示結果に反映して、表示品位を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における表示装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるラインデータ部の構成図
【図3】同フローチャート
【図4】同ワーク領域決定のフローチャート
【図5】(a)同ワーク領域の位置説明図
(b)同ワーク領域の関係説明図
【図6】同合成のフローチャート
【図7】(a)同α値の拡大説明図(拡大前)
(b)同α値の拡大説明図(拡大後)
【図8】同ライン描画の例示図
【図9】同ビットマップ描画の例示図
【図10】本発明の実施の形態2におけるフローチャート
【図11】同合成のフローチャート
【符号の説明】
1 表示デバイス
2 ドライバ
3 フレームメモリ
4 制御手段
5 読み出し手段
6 書き込み手段
7 3倍画像供給手段
8 ライン画像抽出手段
9 ワーク領域決定手段
10 ワークメモリ
11 ラインデータ部
12 一時記憶部
13 合成手段
14 色変換手段
15 フィルタ処理手段
16 色味処理手段
17 逆色変換手段
Claims (18)
- RGB各色を発光する3つの発光素子を並設方向に並べて1画素を構成する表示デバイスに、フレームメモリのデータに基づいて、発光素子を独立して制御し表示を行わせる表示方法であって、
3倍画像から、発光素子の並設方向と平行な1ラインを構成するライン画像を抽出する第1ステップと、
M,Nを自然数として、並設方向においてライン画像の前側にMサブピクセル、後側にNサブピクセルを追加したワーク領域を決定する第2ステップと、
ワーク領域に対応する領域の背景画像をフレームメモリから読み出す第3ステップと、
読み出した背景画像を擬似的に3倍画像と同じ精度としたものと、ライン画像とを、合成して、合成画像を求める第4ステップと、
合成画像由来の画像データを、フレームメモリのワーク領域に対応する領域に書き込む第5ステップとを含み、
第1ステップから第5ステップを3倍画像の全ラインについて繰り返すことを特徴とする表示方法。 - ワーク領域は、サブピクセル精度において3で割り切れる長さを持つことを特徴とする請求項1記載の表示方法。
- 第1ステップにおいて、ライン画像に関するα値を取得し、第4ステップにおいて取得したα値に従って合成を行うことを特徴とする請求項1から2記載の表示方法。
- 合成に使用されるα値と一定閾値とを大小比較して、0または1に正規化されたフィルタパラメータβを生成することを特徴とする請求項3記載の表示方法。
- 明るさ成分にフィルタ処理を施す前に、β=1なる範囲を拡大することを特徴とする請求項4記載の表示方法。
- β=1なる範囲において、明るさ成分にフィルタ処理を施すことを特徴とする請求項3から5記載の表示方法。
- 第4ステップにおける合成は、RGB色空間で行われることを特徴とする請求項1から5記載の表示方法。
- 第4ステップにおける合成は、YCbCr色空間で行われることを特徴とする請求項1から5記載の表示方法。
- RGB色空間からYCbCr色空間への色変換は、Y=G,Cb=G−B,Cr=G−Rにより、
YCbCr色空間からRGB色空間への逆色変換は、R=Y−Cr,G=Y,B=Y−Cbによることを特徴とする請求項1から7記載の表示方法。 - RGB各色を発光する3つの発光素子を並設方向に並べて1画素を構成する表示デバイスと、前記表示デバイスの各発光素子を独立して制御するドライバと、前記ドライバに画像データを提供するフレームメモリとを備え、
3倍画像から、発光素子の並設方向と平行な1ラインを構成するライン画像を抽出するライン画像抽出手段と、
M,Nを自然数として、並設方向においてライン画像の前側にMサブピクセル、後側にNサブピクセルを追加したワーク領域を決定するワーク領域決定手段と、
ワーク領域に対応する領域の背景画像をフレームメモリから読み出す読出手段と、
読み出した背景画像を擬似的に3倍画像と同じ精度としたものと、ライン画像とを、合成して、合成画像を求める合成手段と、
合成画像由来の画像データを、フレームメモリのワーク領域に対応する領域に書き込む書込手段とを有することを特徴とする表示装置。 - ワーク領域は、サブピクセル精度において3で割り切れる長さを持つことを特徴とする請求項10記載の表示装置。
- 前記ライン画像抽出手段は、ライン画像に関するα値を取得し、前記合成手段は、取得したα値に従って合成を行うことを特徴とする請求項10から11記載の表示装置。
- 合成に使用されるα値と一定閾値とを大小比較して、0または1に正規化されたフィルタパラメータβを生成することを特徴とする請求項12記載の表示装置。
- 明るさ成分にフィルタ処理を施す前に、β=1なる範囲を拡大することを特徴とする請求項13記載の表示装置。
- β=1なる範囲において、明るさ成分にフィルタ処理を施すフィルタ処理手段を有することを特徴とする請求項12から14記載の表示装置。
- 前記合成手段は、RGB色空間で合成を行うことを特徴とする請求項10から15記載の表示装置。
- 前記合成手段は、YCbCr色空間で合成を行うことを特徴とする請求項10から15記載の表示装置。
- Y=G,Cb=G−B,Cr=G−Rにより、RGB色空間からYCbCr色空間への色変換を行う色変換手段と、
R=Y−Cr,G=Y,B=Y−Cbにより、YCbCr色空間からRGB色空間への逆色変換を行う逆色変換手段とを有することを特徴とする請求項10から17記載の表示装置。
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