JP2001285745A - 画像合成装置および画像合成方法 - Google Patents

画像合成装置および画像合成方法

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JP2001285745A
JP2001285745A JP2000094283A JP2000094283A JP2001285745A JP 2001285745 A JP2001285745 A JP 2001285745A JP 2000094283 A JP2000094283 A JP 2000094283A JP 2000094283 A JP2000094283 A JP 2000094283A JP 2001285745 A JP2001285745 A JP 2001285745A
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JP2000094283A
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Takayuki Iyama
隆行 猪山
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Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/50Lighting effects
    • G06T15/503Blending, e.g. for anti-aliasing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルファブレンディングによる画像合成にお
いて、画素ごとにブレンディング係数αが設定されたメ
モリ容量の大きなCLUTを用いずに、必要なメモリ容
量を削減して、画像合成処理の負担を軽減する。 【解決手段】 係数設定手段1cにおいて、第1の画像
1aを構成する画素の特定成分が事前に設定された所定
値であるときブレンディング係数αを特定値に設定し、
演算手段1dではこの画素のすべての画素成分につい
て、ブレンディング係数αを係数設定手段1cで設定さ
れた特定値としてアルファブレンディングの演算を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの画像データ
を合成して合成画像のデータを出力する画像合成装置に
関し、特にアルファブレンディングを用いて画像合成を
行う画像合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ受像機の機能は多様化して
おり、それらの機能の設定を行うには、従来のように例
えば、テレビ受像機本体や操作リモコンに設けられたボ
タン等の機械的なスイッチ等を使用するだけでは足りな
いため、モニタ画面上にメニュー画面を表示して設定項
目を選択し、表示させた設定画面に入力する等のメニュ
ー操作によって行われることが多くなっている。このよ
うな場合、モニタ画面上では、現在テレビチューナー等
で選択され視聴しているテレビ画像に、メニュー操作の
画像を重ねて表示することも行われている。
【0003】図7にこのようなメニュー操作を行うテレ
ビ受像機の表示画面の一例を示す。図7では、重ねて表
示するメニュー画面71と、テレビチューナー等によっ
て選択されているテレビ画面72と、テレビ画面72上
にメニュー画面71を重ねて表示した合成画面73が示
されている。また、メニュー画面71の選択ボタン71
a、71bおよび71cはそれぞれ例えば、主音声と副
音声を切り換える「音声選択」、チャンネルの表示番号
を設定する「チャンネル」、メニュー画面の表示を中止
する「戻る」のボタンを表している。
【0004】このメニュー画面71がテレビ画面72上
に重ねて表示された合成画面73では、メニューの選択
ボタン71a、71bおよび71cの下に視聴中のテレ
ビ画面72が透けて表示されている。このように、一方
の画像の下に他方の画像が透けて見えるような感覚を与
える画像の合成方法はアルファブレンディング(αblen
ding)と呼ばれ、テレビ画面上のメニュー操作において
もしばしば用いられている処理方法である。
【0005】アルファブレンディングでは、重ねる画像
をA、背景画像をB、ブレンディング係数をα(0≦α
≦1)とすると、出力画像Sは、 S=A*α+B*(1−α) となるような演算を、それぞれの画像AおよびBを構成
する要素ごとに演算して結果を出力する。ここで、ブレ
ンディング係数αは0≦α≦1で任意の値が選ばれて透
明度が定義され、上に重ねる画像Aはαが0のとき完全
透明、αが1のとき完全不透明となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにアルファ
ブレンディングを用いてテレビ画面上にメニュー画面を
重ねて表示する場合、ブレンディング係数αは、カラー
ルックアップテーブル(Color Look Up Table;以後、
CLUTと呼ぶ)と呼ばれる表を用いてメニュー画面ご
とに決められるのが一般的である。
【0007】図8にCLUTの一例を示す。図8で、
Y、CbおよびCrは画素を構成する画素成分であり、
Yは輝度成分、CbおよびCrは色差成分を表す。ま
た、座標値はモニタ画面上の画素について横方向にx成
分、縦方向にy成分をとったときの座標(x,y)を表
しているが、図8では簡単に説明するために4つの座標
のみが存在するとして表している。さらに、輝度成分
Y、色差成分CbおよびCr、αのそれぞれの値は演算
の都合上、8ビットデータに換算された数値が示されて
いる。
【0008】CLUTを用いたアルファブレンディング
では、画素ごとに合成画面の透明度を変えるためには、
図8のように画素ごとにαの値の情報を持たねばなら
ず、モニタ画面の画素が細かくなるほどCLUTの情報
量が大きくなってしまい、メモリサイズが増加してこの
上記の演算処理の負担が大きくなるため描画速度が低下
し、これに対応するために回路規模や消費電力、コスト
が増大してしまうという問題があった。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、アルファブレンディングによる画像合成処
理において扱うデータ量を減少させ、画像合成処理の負
担を軽減させた画像合成装置を提供することを目的とす
る。
【0010】また、本発明の他の目的は、アルファブレ
ンディングを行うためのデータ量を減少させ、画像合成
処理の負担を軽減させた画像合成方法を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、2つの画像を合成する画像合成装置にお
いて、第1の画像の画素成分Aのうち特定の画素成分の
値が事前に設定された所定値であるときブレンディング
係数α(0≦α≦1)を特定値に設定する係数設定手段
と、前記画素成分A、第2の画像の画素成分Bおよび前
記ブレンディング係数αについて A*α+B*(1−α) の演算を行い、前記係数設定手段によって設定された前
記ブレンディング係数αを用いて当該画素のすべての前
記画素成分Aおよび前記画素成分Bについて前記演算を
行う演算手段と、を有することを特徴とする画像合成装
置が提供される。
【0012】このような画像合成装置では、演算手段に
おいて、第1の画像を構成する画素の特定成分が所定値
であるとき、この画素のすべての画素成分についてブレ
ンディング係数αを特定の値としてアルファブレンディ
ングの演算が行われるので、すべての画素についてブレ
ンディング係数αを設定する必要がなくなるため、演算
する情報量が縮小されて必要なメモリ容量を縮小され、
画像処理の負担を軽減することができる。
【0013】また、本発明では、2つの画像を合成する
画像合成方法において、第1の画像の画素成分A、第2
の画像の画素成分Bおよびブレンディング係数α(0≦
α≦1)について A*α+B*(1−α) の演算を行い、前記画素成分Aのうち特定の画素成分が
事前に設定された所定値となるとき、当該画素のすべて
の前記画素成分Aおよび前記画素成分Bについての前記
演算において前記ブレンディング係数αを特定値とする
ことを特徴とする画像合成方法が提供される。
【0014】このような画像合成方法では、第1の画像
を構成する画素の特定成分が所定値であるとき、この画
素のすべての画素成分についてブレンディング係数αを
特定の値としてアルファブレンディングの演算が行われ
るので、すべての画素についてブレンディング係数αを
設定する必要がなくなるため、演算する情報量が縮小さ
れて必要なメモリ容量を縮小され、画像処理の負担を軽
減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に本発明の原理を表すブロッ
ク図を示す。
【0016】画像合成装置1は、第1の画像1aと第2
の画像1bを演算手段1dでアルファブレンディングに
よって合成し、合成画像のデータを表示装置2等に出力
する。第1の画像1aおよび第2の画像1bは隣接する
複数の画素の集合で構成され、それぞれの画素は複数の
画素成分によって構成されている。第1の画像1aの画
素成分をA、第2の画像1bの画素成分をBとすると、
合成画像Sは、 S=A*α+B*(1−α) (0≦α≦1) の演算によって出力される。ここでαはブレンディング
係数で透明度を定義し、第1の画像1aはα=0のとき
完全透明、α=1のとき完全不透明となる。画像合成装
置1ではこのような演算を、各画像を構成するすべての
画素の画素成分について行う。
【0017】画像合成装置1において、係数設定手段1
cでは、第1の画像1aを構成する画素成分Aから特定
の画素成分のデータが検知され、このデータが事前に設
定された所定の値であるとき、演算に適用するブレンデ
ィング係数αを特定値に設定する。演算手段1dでは、
すべての画素成分Aおよび画素成分Bについて上記の演
算が行われるが、このとき、特定の画素成分が所定値で
ある画素のすべての画素成分Aおよび画素成分Bについ
て、係数設定手段1cによって設定されたブレンディン
グ係数αを用いて上記の演算を行う。演算によって出力
された合成画像データは、合成画像として表示装置2に
表示されるか、あるいは図示しない記憶装置に格納され
る。
【0018】例えば、画素成分AおよびBが輝度成分
Y、色差成分CbあるいはCrの2種類で構成されてい
る場合、係数設定手段1cでは第1の画像1aのすべて
の画素成分Aから輝度成分Yの値を検知し、この値が例
えば0である場合にはブレンディング係数αを0に設定
する。演算手段1dでは係数設定手段1cの設定にした
がって、輝度成分Yが0である画素についてはこの画素
を構成するすべての画素成分すなわち輝度成分Yと色差
成分CbあるいはCrについて、ブレンディング係数α
を0として演算する。この結果、表示される合成画像に
おいて、第1の画像1aで輝度成分Yが0であった画素
では、第1の画像1aは完全透明となって画面上に表示
されず、背景の第2の画像1bのみが表示される。
【0019】このような係数設定手段1cおよび演算手
段1dは、例えば半導体を用いたROM(Read Only Me
mory)やRAM(Random Access Memory)とプロセッサ
による処理、あるいは専用の集積回路等によって実現さ
れる。
【0020】次に、画像合成装置1の処理の具体例につ
いて詳しく説明する。本実施例では表示画像のデータと
して、4:2:2フォーマットと呼ばれるITU−60
1フォーマットの画像データを例として使用することに
する。なお、ITUとは国際電気通信連合(Internatio
nal Telecommunication Union)である。
【0021】図2に画像データの構造を模式的に表した
図を示す。4:2:2フォーマットの画像データでは、
画素成分が輝度成分Yと色差成分CbおよびCrによっ
て表され、それぞれ8ビットのデータで構成される。サ
ンプリング周波数は輝度成分Yが13.5MHz、色差
成分CbおよびCrが6.75MHzで、色差成分Cb
およびCrのうち周波数成分が高い方は切り捨てること
ができるため、図2のように表示画面21の中では、そ
れぞれの画素22が輝度成分Yと色差成分Cb、あるい
は輝度成分Yと色差成分Crのという2つの画素成分の
組み合わせによって構成されている。輝度成分Yの実際
の値は0〜1、また色差成分CbおよびCrの実際の値
は−0.5〜0.5の範囲をとるが、4:2:2フォー
マットではこれらのデータは8ビットに換算され、輝度
成分Yは16〜235、色差成分Cbは16〜240、
色差成分Crは16〜240の範囲をとると規定されて
いる。
【0022】本発明では、上記の演算におけるブレンデ
ィング係数αの設定について、画素成分のうちの特定成
分に着目し、この特定成分がとる値によってブレンディ
ング係数αを設定する。以下、特定成分として輝度成分
Yを利用する例について説明する。
【0023】図3に合成する画面の一例を示す。また、
図4に図3のメニュー画面31の拡大図を示す。図3の
例では、テレビ受像機の様々な機能の設定を行うため
に、テレビチューナー等によって選択され視聴している
テレビ画面32に、設定を行うメニュー画面31を重ね
て表示することとする。すなわち、前述した図1の第1
の画像1aは重ねて表示するメニュー画面31に、第2
の画像1bは視聴中のテレビ画面32に相当する。メニ
ュー画面31およびテレビ画面32はともに4:2:2
フォーマットで、例えば720×480という同数の画
素で構成される画像データであるとする。
【0024】これらの画像をアルファブレンディングに
よって合成するが、この演算時において、上に重ねるメ
ニュー画面31の各画素を構成する輝度成分Yの値によ
ってブレンディング係数αを設定する。そして、メニュ
ー画面31の輝度成分Yとしてはこの設定を識別するた
めに、規定された輝度成分Yのとる値(16〜235)
以外の数値も用いる。
【0025】例えば、輝度成分Yが0であるときブレン
ディング係数αを0に設定し、輝度成分Yが0以外のと
きブレンディング係数αを1に設定する。輝度成分Yが
0である画素については、輝度成分Yだけでなく色差成
分CbまたはCrについてもブレンディング係数αを0
として演算を行う。輝度成分Yが0以外のときも同様
で、このような演算をすべての画素について行う。
【0026】図3および図4において、メニュー画面3
1に示された選択ボタン31a、31bおよび31cは
それぞれ例えば、主音声と副音声を切り換える「音声選
択」、チャンネルの表示番号を設定する「チャンネ
ル」、メニュー画面の表示を中止する「戻る」のボタン
を表している。
【0027】図4で、選択ボタン31a、31bおよび
31c以外の部分を示した斜線部31dは、機能設定の
ためのモニタ表示が不要な部分であるので、斜線部31
dの画素は、その輝度成分Yが0に設定される。これに
よって、斜線部31dに含まれるすべての画素について
はブレンディング係数αが0と設定されて演算され、図
3の合成画面33では背景のテレビ画面32のみが表示
される。また、選択ボタン31a、31bおよび31c
の部分の輝度成分Yは通常の画像成分を示す規定値内の
数値が設定されており、この部分の画素についてはブレ
ンディング係数αが1として演算されて、合成画面33
では図3のように選択ボタン31a、31bおよび31
cのみが表示される。
【0028】また、ブレンディング係数αは上記の例の
ように0や1に限定されるものではない。例えば、輝度
成分Yが0のときブレンディング係数αを0、輝度成分
Yが0以外のときブレンディング係数αを0.5に設定
してもよい。この場合は、合成画面33では輝度成分Y
が0以外である選択ボタン31a、31bおよび31c
の部分は、メニュー画面31とテレビ画面32とが重な
った画像がモニタに表示されることになる。
【0029】このように、ブレンディング係数αの設定
を輝度成分Yの値によって識別して演算を行うため、従
来のように画素ごとにブレンディング係数αが割り振ら
れたCLUTを必要とせず、したがってデータ量が大き
なCLUTを格納するメモリが必要なくなり、装置に搭
載する回路規模が縮小され、消費電力が低減される。ま
た、ブレンディング係数αが段階的に設定されること
で、演算処理を行う回路構成をより単純にすることがで
き、画像合成の処理速度を高めることができる。
【0030】また、上記の例によれば、ITU−601
フォーマットによって輝度成分Yのとる値は16〜23
5と規定されており、輝度成分Y=0という値は本来の
画像データがとり得る範囲に含まれていないので、輝度
成分Yにこのような値が設定された画像すなわち図3の
メニュー画面31の画像データの表示には何ら影響を与
えない。このため、ブレンディング係数αを0に設定す
るときの輝度成分Yの値は0〜15であればどの値であ
ってもよい。
【0031】また、画像データがITU−601以外の
他のフォーマットであっても、データのとる範囲が決め
られていれば、この範囲外の数値のデータを割り付ける
ことによって本発明を実施することができる。上記の例
では、ITU−601フォーマットの規定では各画素に
必ず輝度成分Yが含まれていることから、ブレンディン
グ係数αの設定値を識別するために輝度成分Yを用いた
が、他のフォーマットの画像データにおいて例えば色差
成分あるいは色成分が必ず含まれているという場合はこ
れらの成分を用いてもよい。
【0032】次に、図5に本発明の画像合成装置の主な
構成例を示す。画像合成装置1は、マイクロコンピュー
タ11、画像生成制御部12、メモリ13、メモリ制御
部14、画像生成部15、画像合成部16、画像出力部
17によって構成される。この画像合成装置1は、動画
像生成装置3で生成された動画像を取り込み、この画像
1枚1枚についてメモリ13に格納された画像を合成
し、モニタ2に出力して表示させる。例えばこの画像合
成装置1はテレビ受像機の内部に設置され、この場合テ
レビ画像の受信装置が動画像生成装置3に相当し、マイ
クロコンピュータ11によって生成されたメニュー画像
等を受信したテレビ画像に重ねてモニタ2に表示させ
る。
【0033】マイクロコンピュータ11は画像生成制御
部12およびメモリ制御部14に接続されており、画像
生成制御部12を介して画像生成部15、画像合成部1
6および画像出力部17を制御する。また、メモリ制御
部14はマイクロコンピュータ11および画像生成部1
5のメモリアクセスを制御し、メモリ13に対して種々
のデータの書き込みおよび読み出しを行う。なお、画像
生成制御部12、メモリ制御部14、画像生成部15お
よび画像合成部16の機能は、半導体等を用いたROM
やRAMとプロセッサによる制御処理、あるいは専用の
集積装置等によって実現される。また、メモリ13は半
導体等を用いたROMやRAM、または磁気ディスク等
で構成されるハードディスク等である。
【0034】マイクロコンピュータ11は、輝度成分Y
や色差成分CbおよびCrのような画像データが符号化
された符号化画像データを生成し、これをメモリ制御部
14を介してメモリ13に書き込む。この符号化画像デ
ータは、他の画像生成装置等から画像合成装置1に設け
られた図示しない入力装置によって入力された画像デー
タが、マイクロコンピュータ11の制御処理によって規
定のデータ形式に符号化されて、メモリ13に格納され
る。また、メモリ13にはモニタ2に表示される画像デ
ータの表示位置や表示サイズ等の指定情報も格納され
る。
【0035】画像合成の処理が開始されると、メモリ1
3より符号化画像データと表示位置および表示サイズ等
の情報とがメモリ制御部14を介して画像生成部15に
供給される。画像生成部15は、画像生成制御部12か
らの制御信号にしたがい、符号化画像データを復号して
復号化画像データを生成し、この復号化画像データをモ
ニタ2の表示用の画像データとして画像合成部16に出
力する。
【0036】画像合成部16は、画像生成制御部12の
制御にしたがって、画像生成部15より復号化画像デー
タを、また動画像生成装置3より動画像データを読み込
む。これらのデータより画素を構成する画素成分を順に
読み込み、復号化画像データの画素成分から輝度成分Y
の値を参照し、画像生成制御部12より供給された輝度
成分Yとブレンディング係数αとの対応条件の情報より
輝度成分Yの値に対応したブレンディング係数αを設定
し、この輝度成分Yを含む復号化画像データおよび動画
像データの画素について設定されたブレンディング係数
αを用いてにアルファブレンディングによる演算を行
い、画像出力部17に出力する。この輝度成分Yとブレ
ンディング係数αとの対応条件を示す情報は、画像生成
制御部12に最初から設定されていてもよいし、あるい
は図示しない入力装置等によってこれらの対応条件がユ
ーザによって指定されてメモリ13等に記憶され、画像
合成部16より読み出されてもよい。
【0037】画像出力部17はモニタ2に接続され、画
像合成部16で生成された合成画像の表示画像データ
を、画像生成制御部12からの制御信号にしたがいモニ
タ2の表示画面に表示可能なデータ形式に変換して出力
する。
【0038】次に、図6に画像合成部16の画像合成処
理の流れ図を示す。画像合成処理が開始されると、メモ
リ13に格納されていた符号化画像データが読み出され
て、画像生成部15によって復号化され、復号化画像デ
ータが1画素ずつ画像合成部16に供給される(S6
1)。同時に、この画像の背景となる動画像データの同
位置の1画素ずつが動画像生成装置3より画像合成部1
6に供給される(S62)。
【0039】続いて画像生成制御部12より復号化画像
データの輝度成分Yとブレンディング係数αとの対応条
件の情報が供給され(S63)、画像生成制御部12に
よる制御のもと、読み込まれた復号化画像データの画素
に含まれる画素成分のうち輝度成分Yが検出されて対応
条件の情報と比較され(S64)、この情報にしたがっ
て検出された輝度成分Yに対応したブレンディング係数
αの値が設定されて(S65)、設定されたブレンディ
ング係数αを用いて各画素成分についてアルファブレン
ディング演算が行われる(S66)。演算された各画素
成分による合成画像データは画像出力部17に出力され
(S67)、合成画像の表示を続ける場合は(S6
8)、復号化データおよび動画像データから次の位置の
画素が読み出されて(S61)、この画素の画素成分に
ついて同様に演算が行われる。
【0040】1枚の画像ですべての画素についての演算
が終了すると、動画像生成装置3より次の動画像データ
が供給されて再び画素ごとに演算が行われ、合成画像の
表示を中止して画像合成処理を終了するまでS61から
S67までのループが繰り返される。
【0041】なお、上記の実施例では、背景の画像を動
画像とし、重ねる画像を静止画像としたが、これらの画
像が動画像または静止画像のどちらであっても、重ねる
画像の中でモニタ表示が不要の画素の輝度成分Yに特定
のデータが書き込まれていればよいため、動画像、静止
画像に限らず本発明を適用することが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像合成
装置では、一方の画像を構成する画素の特定成分が所定
値であるとき、この画素のすべての画素成分についてブ
レンディング係数αを特定の値としてアルファブレンデ
ィングの演算が行われるので、すべての画素についてブ
レンディング係数αを設定する必要がなくなるため、演
算する情報量が減少し必要なメモリ容量を縮小され、画
像処理の負担を軽減することができる。
【0043】また、本発明の画像合成装置では、一方の
画像を構成する画素の特定成分が所定値であるとき、こ
の画素のすべての画素成分についてブレンディング係数
αを特定の値としてアルファブレンディングの演算が行
われるので、すべての画素についてブレンディング係数
αを設定する必要がなくなるため、演算する情報量が減
少し必要なメモリ容量を縮小され、画像処理の負担を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を表すブロック図である。
【図2】画像データの構造を模式的に表した図である。
【図3】合成する画面の一例を示す図である。
【図4】図3におけるメニュー画面の拡大図である。
【図5】本発明の画像合成装置の主な構成例を示す図で
ある。
【図6】画像合成部の画像合成処理の流れ図である。
【図7】メニュー操作を行うテレビ受像機の表示画面の
一例を示す図である。
【図8】カラールックアップテーブル(CLUT)の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1……画像合成装置、1a……第1の画像、1b……第
2の画像、1c……係数設定手段、1d……演算手段、
2……表示装置、3……動画像生成装置、11……マイ
クロコンピュータ、12……画像生成制御部、13……
メモリ、14……メモリ制御部、15……画像生成部、
16……画像合成部、17……画像出力部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの画像を合成する画像合成装置にお
    いて、 第1の画像の画素成分Aのうち特定の画素成分の値が事
    前に設定された所定値であるときブレンディング係数α
    (0≦α≦1)を特定値に設定する係数設定手段と、 前記画素成分A、第2の画像の画素成分Bおよび前記ブ
    レンディング係数αについて A*α+B*(1−α) の演算を行い、前記係数設定手段によって設定された前
    記ブレンディング係数αを用いて当該画素のすべての前
    記画素成分Aおよび前記画素成分Bについて前記演算を
    行う演算手段と、 を有することを特徴とする画像合成装置。
  2. 【請求項2】 前記特定の画素成分には、前記演算の際
    に前記ブレンディング係数αを前記特定値とすることが
    識別される前記所定値として、前記特定の画素成分がと
    り得る値として規定された範囲外で、前記第1の画像の
    表示に影響を与えない値が記録されることを特徴とする
    請求項1記載の画像合成装置。
  3. 【請求項3】 前記特定の画素成分は輝度成分であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  4. 【請求項4】 前記係数設定手段において前記ブレンデ
    ィング係数αは、前記特定の画素成分が0のときは0
    に、前記特定の画素成分が0以外のときは1に設定され
    ることを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  5. 【請求項5】 前記係数設定手段において前記ブレンデ
    ィング係数αは、前記特定の画素成分が0のときは0
    に、前記特定の画素成分が0以外のときは0<α≦1を
    満たす所定値に設定されることを特徴とする請求項1記
    載の画像合成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の画像のデータおよび前記第2
    の画像のデータは、前記画素成分Aおよび前記画素成分
    Bとして輝度成分と色差成分を有するITU−R601
    フォーマットに準ずるデータであることを特徴とする請
    求項1記載の画像合成装置。
  7. 【請求項7】 2つの画像を合成する画像合成方法にお
    いて、 第1の画像の画素成分A、第2の画像の画素成分Bおよ
    びブレンディング係数α(0≦α≦1)について、 A*α+B*(1−α) の演算を行い、前記画素成分Aのうち特定の画素成分が
    事前に設定された所定値となるとき、当該画素のすべて
    の前記画素成分Aおよび前記画素成分Bについての前記
    演算において前記ブレンディング係数αを特定値とする
    ことを特徴とする画像合成方法。
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