JP2015101854A - 排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法 - Google Patents

排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015101854A
JP2015101854A JP2013241807A JP2013241807A JP2015101854A JP 2015101854 A JP2015101854 A JP 2015101854A JP 2013241807 A JP2013241807 A JP 2013241807A JP 2013241807 A JP2013241807 A JP 2013241807A JP 2015101854 A JP2015101854 A JP 2015101854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
resin
joint
piping structure
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013241807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6360675B2 (ja
Inventor
英治 木村
Eiji Kimura
英治 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2013241807A priority Critical patent/JP6360675B2/ja
Publication of JP2015101854A publication Critical patent/JP2015101854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6360675B2 publication Critical patent/JP6360675B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

【課題】高所でのフランジ接続作業が不要で、狭いパイプスペースにおいても容易に排水立管路を施工できるとともに、配管材の更新作業が容易である上、火災発生時において、他の階への延焼を防止することができる排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法を提供することを目的としている。
【解決手段】床スラブSを貫通するように設けられた鋳鉄製集合継手1aの下端に、熱膨張性黒鉛を厚み方向の樹脂層中に含み、前記熱膨張性黒鉛の熱膨張によって閉塞する性能を有する耐火性樹脂管からなる耐火性樹脂短管2aを接続し、この耐火性樹脂短管2aと下の階の鋳鉄製集合継手1aと、ゴム輪付き受口31を備えたゴム輪受口付片受直管3aを介して接続し、排水立管部を形成するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マンションなどの集合住宅やホテルやビジネスビルなどの高層ビル等の多層階からなる建物の排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法に関する。
排水システムには単管式排水システム、2管式排水システムなどがあるが、マンションなどの集合住宅やホテルやビジネスビルなどの高層ビル等の多層階からなる建物には、2管式に比べ、パイプスペースをコンパクトにできるメリットや施工上のメリットにより、単管式排水システムが主に用いられる。
すなわち、上記単管式排水システムは、立管路を構成する管継手に設けた旋回羽根で排水を旋回させ、空気と水を分離することで、管内の圧力変動を抑制し、排水性能を高めて、従来古くからある2管式排水システムとは異なり、通気立て管を設けず1本の排水立管路が排水路と通気管とを兼ねるようになっている。
また、上記単管式排水システムの場合、集合継手(例えば、積水化学工業製 ADスリム継手)が排水立管路の一部を構成するように建物の各階の床を貫通してそれぞれ施工され、床スラブ上の配管スペースで洗面、洗濯、浴槽、台所、便器といった器具と接続されている。
そして、上記集合継手は、排水立管の残部を構成する接続配管によって上下階の集合継手と連結されている。
なお、マンション等の建築物の各階の床は防火区画となるため、排水立管路の少なくとも床を貫通する部分は、火災発生階からの延焼防止のため、耐火性が要求される。そのため、防火区画を貫通する部分に用いられる集合継手や管には、鋳鉄等の金属製のものが使用されてきた。
また、昨今(特に、最近5年程度の間)においては、施工性向上の観点で、膨張性黒鉛を管厚み方向の層中に含み、火災時の熱によって膨張性黒鉛が膨張する耐火樹脂管(例えば、積水化学工業株式会社製耐火VPパイプ)と、鋳鉄製の集合継手とを、縮径金具を介してフランジ接続(メカニカル接続)する構造(特許文献1)、火災時に膨張する樹脂を内蔵した金属製のアダプターが付属した押し輪で、鋳鉄製の集合継手と樹脂管をメカニカル接続する構造(特許文献2)、集合継手の差し口を、膨張部材を内在した金属製のカバーを設けた受け口パイプに挿入する構造(特許文献3)等のように、火災時に立て管内を閉塞させる技術が提案されている。
また、施工法としては、集合継手をスラブに設置した後、立て管を集合継手の上部に差し、さらに上階の集合継手と接続する方法により行われている。
しかし、上記特許文献1,2の構造の場合、集合継手の下部と管を高所にてフランジ接続する必要があった。また、特許文献3の構造の場合、集合継手の下部と管の接続はゴム輪接続で容易であるが、高所にて金属製の筒をスラブ下面にアンカーボルトで固定する必要があった。
すなわち、特許文献1〜3の構造の場合、作業性が悪く、特に狭いパイプスペース内での施工性が劣るという問題があった。
また、最近では長期優良化対応として、径年後の配管の更生を想定した配管構造が要求されることがある。各階で配管を切断することなく、管を取り外す必要があり、各社から製品が出されている(特許文献4,5参照)。
特開2009-257572号公報 特開2008-121413号公報 特開2012-149444号公報 特開2011-94405号公報 特開2009-270345号公報
しかし、上記特許文献4,5に記載の製品は、集合継手の接続部のボルトを取り外しての作業が必要であり、高所作業が必要であった。また、金属管との接続が必要なため、重量が重く、施工性に劣るという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みて、高所でのフランジ接続作業が不要で、狭いパイプスペースにおいても容易に排水立管路を施工できるとともに、配管材の更新作業が容易である上、火災発生時において、他の階への延焼を防止することができる排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる排水システムの第1の配管構造(以下、「本発明1の配管構造」と記す)は、各階の床スラブを上下に貫通するように金属製管継手が設けられ、上下の金属製管継手が接続立管部を介して接続されている排水システムの配管構造において、前記接続立管部が、前記金属製管継手の下端に接続された樹脂短管と、この樹脂短管に接続されるリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手とを少なくとも含む複数の樹脂配管材が上下方向に接続されて形成されるとともに、前記樹脂短管が、熱膨張剤を厚み方向の樹脂層中に含み、前記熱膨張剤の熱膨張によって閉塞する耐火性樹脂管であることを特徴としている。
本発明1の配管構造において、金属製管継手と、樹脂短管とは、押し輪によってメカニカル接続されている構成とすることが好ましい。
すなわち、かかる構成とすることによって、メカニカル接続を解除することで樹脂短管を容易に交換可能となる。
本発明において、熱膨張剤としては、特に限定されないが、熱膨張性黒鉛やガラス質の熱膨張性粒子等が挙げられ、熱膨張性黒鉛が好適である。
また、本発明にかかる排水システムの第2の配管構造(以下、「本発明2の配管構造」と記す)は、各階の床スラブを上下に貫通するように金属製管継手が設けられ、上下の金属製管継手が接続立管部を介して接続されている排水システムの配管構造において、前記接続立管部が、前記金属製管継手の下端に接続された樹脂短管と、この樹脂短管に接続されるリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手とを少なくとも含む複数の樹脂配管材が上下方向に接続されて形成されるとともに、前記樹脂短管の金属製管継手の下端から突出した部分の上端部が、金属製筒状体によって囲繞されていて、前記樹脂短管の金属製管継手の下端から突出した部分の上端部が、金属製筒状体によって囲繞されていて、金属製筒状体と前記樹脂短管との環状のすき間に耐火熱膨張性材料が充填されていることを特徴としている。
本発明の第1および第2の配管構造において、リング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手としては、受口に樹脂短管の下端を嵌合させることによって、樹脂短管を受口に水密に接続することができれば、特に限定されないが、更新性を考慮すると上下方向にスライドして下方の配管材から取り外しやすいように、受口部分がやりとり可能なやりとり継手を用いるようにしてもよい。なお、本発明においてやりとり継手とは、樹脂短管の下端部がリング状弾性シール材による水密状態を保持しながら上下方向にスライド可能な受口形状をしたものを意味し、例えば、積水化学工業株式会社の商品名ベルパイプと同じ形状の受口部分を備えたものが挙げられる。
また、本発明の第1および第2の配管構造において、リング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手は、直管部が通常のVP管で形成されていてもよいし、積水化学工業株式会社製の耐火VP管のように、熱膨張剤を厚み方向の樹脂層中に含み、前記熱膨張剤の熱膨張によって閉塞する耐火性樹脂管で形成されていてもよい。
すなわち、かかる構成とすることによって、火災による熱によって接続立管部の上下方向のいずれの場所においても熱膨張剤が熱膨張して閉塞状態とすることが可能になり、火災発生階から他の階への延焼防止効果を高めることができる。
さらに、本発明の配管構造において、金属製管継手としては、特に限定されないが、鋳鉄製のものが好適であり、例えば、積水化学工業株式会社製の商品名ADスリム等の集合継手が一般に用いられる。
また、リング状弾性シール材とは、受口に嵌合された管の周囲に水密嵌合して接続状態を保つことができるものであれば、その材質や形状は特に限定されないが、例えば、EPDMなどの合成ゴムや、熱可塑性樹脂エラストマー等で形成されたものが好適である。
また、上記本発明の配管構造の施工方法は、金属製管継手の下端に予め樹脂短管を接続した継手ユニットを、前記樹脂短管側を先頭にして床スラブ上から床スラブに設けられた貫通孔に挿入し、床スラブ下方で下の階の金属製管継手に接続されたリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手の受口に樹脂短管の下端部を水密嵌合させる工程を上層階に向かって繰り返すことを特徴としている。
本発明において、上記耐火性樹脂管としては、特に限定されないが、特許49606806号公報や特許4440290号公報等に記載の層構成のものが挙げられ、市販のものとしては、積水化学工業株式会社の商品耐火VPパイプが挙げられる。
また、金属製筒状体と前記樹脂短管との環状のすき間に充填される耐火熱膨張性材料としては、火災時の熱によって熱膨張して、他の階への延焼が防止できるように樹脂短管を閉塞させることができれば、特に限定されないが、例えば、積水化学工業株式会社の商品名耐火VPパイプを短尺にカットしたもの、積水化学工業株式会社の商品名フィブロック、ニチアス株式会社製の商品名パーモフレックス等の市販の材料を用いることができる。
本発明の配管構造は、接続立管部が、金属製管継手の下端に接続された樹脂短管と、リング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手とを含む複数の樹脂配管材が上下方向に接続されて形成されるとともに、前記樹脂短管が、熱膨張剤を厚み方向の樹脂層中に含み、前記熱膨張剤の熱膨張によって閉塞する耐火性樹脂管であるので、以下のような優れた効果を備えている。
(1)接続立管部がすべて樹脂配管材によって形成されているので、金属製の配管材を用いる場合に比べ、軽量で狭いパイプスペースでの接続立管部の施工性に優れている。
(2)接続立管部が、前記金属製管継手の下端に接続された樹脂短管と、この樹脂短管に接続されるリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手とを少なくとも含む複数の樹脂配管材が上下方向に接続されて形成されているので、以下のようにして、樹脂短管と下の階の金属製管継手の上端に接続された立管部材の上端部との接続を、高所作業しなくても行える。
すなわち、下の階の床スラブを貫通するように金属製管継手を床スラブに固定した状態で、樹脂短管と金属製管継手の上端とを接続するリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手を
上の階の床スラブの金属製管継手を貫通させる貫通孔を受口が下方から臨むように金属製管継手に接続する。つぎに、上の階の金属製管継手の下端に予め樹脂短管を接続してユニット化しておくとともに、得られた継手ユニットを、上の階の床スラブ側から樹脂短管側を先頭にして床スラブに設けられた貫通孔に挿入し、樹脂短管の下端を受口に嵌合させてリング状弾性シール材によって水密に接続する。その後、貫通孔周りにモルタルを充填し、金属製管継手を床スラブに固定する。そして、この作業を繰り返し、上層階に向かって排水立管路を形成していく。したがって、作業者がすべて床スラブ上にのって作業を行うことができ、高所作業が不要になり、施工時の安全性を確保できるとともに、狭いパイプスペースでの施工性も向上する。
(3)樹脂製管継手がリング状弾性シール材内装受口を備えているので、フランジ接続のように高所でボルトを取り外したりする手間がなく、各階毎に容易に樹脂製管継手を樹脂短管から取り外せ、将来の更新時においても、パイプを切断する作業を行うことなく、接続立管部を分解して簡単に取り外すことができる。
(4)樹脂短管が、熱膨張剤を厚み方向の樹脂層中に含み、前記熱膨張剤の熱膨張によって閉塞する耐火性樹脂管であるので、火災発生時にこの樹脂短管が熱膨張剤の膨張によって閉塞し、他の階の人が避難完了するまでの所定時間以上(例えば、1時間以上)火災発生階から他の階への延焼を防止することができる。
また、本発明の配管構造は、各階の床スラブを上下に貫通するように金属製管継手が設けられ、上下の金属製管継手が接続立管部を介して接続されている排水システムの配管構造において、前記接続立管部が、前記金属製管継手の下端に接続された樹脂短管と、この樹脂短管に接続されるリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手とを少なくとも含む複数の樹脂配管材が上下方向に接続されて形成されるとともに、前記樹脂短管の金属製管継手の下端から突出した部分の上端部が、金属製筒状体によって囲繞されていて、金属製筒状体と前記樹脂短管との間に熱膨張剤が混入させた樹脂材料が充填されているので、以下のような効果を備えている。
(1)接続立管部がすべて樹脂配管材を用いて形成されているので、金属製の配管材を用いる場合に比べ、軽量で狭いパイプスペースでの接続立管部の施工性に優れている。
(2)接続立管部が、前記金属製管継手の下端に接続された樹脂短管と、この樹脂短管に接続されるリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手とを少なくとも含む複数の樹脂配管材が上下方向に接続されて形成されているので、以下のようにして、樹脂短管と下の階の金属製管継手の上端に接続された立管部材の上端部との接続を、高所作業しなくても行える。
すなわち、下の階の床スラブを貫通するように金属製管継手を床スラブに固定した状態で、樹脂短管と金属製管継手の上端とを接続するリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手を上の階の床スラブの金属製管継手を貫通させる貫通孔を受口が下方から臨むように金属製管継手に接続する。つぎに、上の階の金属製管継手の下端に予め樹脂短管を接続してユニット化しておくとともに、得られた継手ユニットを、上の階の床スラブ側から樹脂短管側を先頭にして床スラブに設けられた貫通孔に挿入し、樹脂短管の下端を受口に嵌合させてリング状弾性シール材によって水密に接続する。その後、貫通孔周りにモルタルを充填し、金属製管継手を床スラブに固定する。そして、この作業を繰り返し、上層階に向かって排水立管路を形成していく。したがって、作業者がすべて床スラブ上にのって作業を行うことができ、高所作業が不要になり、施工時の安全性を確保できるとともに、狭いパイプスペースでの施工性も向上する。
(3)樹脂製管継手がリング状弾性シール材内装受口を備えているので、フランジ接続のように高所でボルトを取り外したりする手間がなく、各階毎に容易に樹脂製管継手を樹脂短管から取り外せ、将来の更新時においても、パイプを切断する作業を行うことなく、接続立管部を分解して簡単に取り外すことができる。
(4)樹脂短管の金属製管継手の下端から突出した部分の上端部が、金属製筒状体によって囲繞されていて、金属製筒状体と前記樹脂短管との間に熱膨張性樹脂材料が充填されているので、火災発生時に熱膨張性樹脂材料が膨張することによって樹脂短管が閉塞する。したがって、他の階の人が避難完了するまでの所定時間以上(例えば、1時間以上)火災発生階から他の階への延焼を防止することができる。
本発明の配管構造の第1の実施の形態をあらわす一部切欠断面正面図である。 図1の配管構造の集合継手と樹脂短管との接続部をあらわす斜視図である。 図1の配管構造の施工方法を説明する図であって、リング状弾性シール材内装受口付片受直管の受口を樹脂短管に接続する前の状態をあらわしている。 図1の配管構造の更新方法を説明する図であって、リング状弾性シール材内装受口付片受直管を取り外す工程をあらわしている。 図1の配管構造に用いる縮径金具付きフランジ金具の斜視図である。 縮径金具の平面図である。 縮径金具の拡径方法を説明する図である。 本発明の配管構造の第2の実施の形態をあらわす一部切欠断面正面図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1および図2は、本発明の配管構造の第1の実施の形態をあらわしている。
図1および図2に示すように、この配管構造Aは、単管式排水システムの配管構造であって、各階の排水立管を構成する部分が、それぞれ金属製管継手としての集合継手(例えば、積水化学工業株式会社製ADスリム継手)1aと、熱膨張剤としての熱膨張性黒鉛を含む層を有し、火災の熱により熱膨張性黒鉛が膨張して管が閉塞状態となる耐火性樹脂短管(例えば、積水化学工業株式会社製耐火VPパイプ)2aと、1つのリング状弾性シール材内装受口付き合成樹脂管としてのやりとり可能なリング状弾性シール材内装受口付片受直管(例えば、積水化学工業株式会社の商品名ベルパイプと同じ形状の受口部分を備えたもの)3aとを接続した状態で形成されている。
各階の集合継手1aは、その下端に工場等で予め耐火性樹脂短管2aが接続固定された継手ユニットの状態で、床スラブSを貫通するとともに、床スラブSにモルタルMで固定されている。
すなわち、耐火性樹脂短管2aは、ボルト17によって締め付けリング13を集合継手1aの下端フランジ部12に締め付けることによって、合成ゴム製の押し輪18が圧縮によって縮径することにより、耐火性樹脂短管2aの上端部が集合継手1aの下端に水密に固定された状態となっている。
また、締め付けリング13は、図2および図5に示すように、リング本体14と、このリング本体14に支持された落下防止手段15とを備えている。
すなわち、落下防止手段15は、ばね鋼製の線材を曲げ加工するとともに焼入れ加工することによって形成されていて、図5および図6に示すように、平面視Uの字状をした係止部15aと、係止部15aを挟んで両側に設けられた1対の円弧状をした押圧部15bと、両押圧部15bの端部から外側に延出する1対の拡径レバー部15cとを備え、係止部15aがリング本体14に設けられた係止孔14aを介してリング本体14の外側に突出するとともに、両拡径レバー部15cが他の係止孔14bを介して外側に突出した状態でリング本体14に支持されている。
そして、落下防止手段15は、図7に示すように、片手で2つの拡径レバー部15cを近接するように引き付けるか、図示してない工具を用いて2つの拡径レバー部15cを近接するように引き付けることによって2つの押圧部15bが離れて拡径状態になり、押圧部15b間に耐火性樹脂短管2aが挿通可能になる。一方、2つの拡径レバー部15cの引き付けを解除すると、バネ力によって押圧部15b間の距離が縮まり、押圧部15bが耐火性樹脂短管2aの周面に押圧されて、耐火性樹脂短管2aを落下しないように把持する。
リング状弾性シール材内装受口付片受直管3aは、上側に配置される受口31と、直管部32とを備えている。
リング状弾性シール材内装受口付片受直管3aは、通常の排水管に用いられている塩化ビニル樹脂管(VPパイプ)でも構わないし、少なくとも立管構成部である直管部32が、耐火性樹脂短管2aと同様の層構成(例えば、積水化学工業株式会社製耐火VPパイプ)で形成されているものでも構わない。
受口31内には、図示していないが、リング状弾性シール材が内装されている。
そして、リング状弾性シール材内装受口付片受直管3aは、受口31内に耐火性樹脂短管2aの下端が嵌合し、受口31内のリング状弾性シール材によって耐火性樹脂短管2aと水密に接続されている。
また、リング状弾性シール材内装受口付片受直管3aは、直管部32の下端が集合継手1aの上部受口11内に嵌合し、上部受口11内のリング状弾性シール材11aによって集合継手1aと水密に接続されている。
なお、図1中、16は横枝管接続口、4は横枝管である。
つぎに、この配管構造Aの施工方法を説明する。
(1)集合継手1aに予め工場等で押し輪18および締め付けリング13を用いて耐火性樹脂短管2aが接続して継手ユニットとしておく。
(2)下の階の床スラブS上にいる作業者が、下の階の床スラブSを貫通するように先に取り付けられた集合継手1aの上部受口11にリング状弾性シール材内装受口付片受直管3aの直管部32を嵌合させるとともに、図3に示すように、リング状弾性シール材内装受口付片受直管3aの受口31を上の階の床スラブSの貫通孔Hを臨むように配置する。
(3)上記継手ユニットを、図3に示すように、上の階の床スラブS上にいる作業者(前述の作業者と同じ作業者でもよい)が、樹脂短管2a側を先頭にして上の階の床スラブSの貫通孔11に通し、リング状弾性シール材内装受口付片受直管3aの受口31に嵌合させる。
(4)貫通孔11にモルタルMを充填し、集合継手1aを床スラブSに固定する。
(5)上記(2)〜(4)を繰り返して排水立管路を形成する。
上記配管構造Aは、以下のような優れた効果を備えている。
(1)金属製の集合継手1aに耐火性樹脂短管2aが接続されているので、もし火災が発生しても、火災の熱によって熱膨張性黒鉛が膨張して耐火性樹脂短管2aが閉塞する。したがって、他の階の人が避難完了できるまでの間、集合継手1aの内部を通って、他の階への延焼することを防止することができる。
(2)耐火性樹脂短管2aとリング状弾性シール材内装受口付片受直管3aによって接続されるので、高所で押し輪18を用いたメカニカル接続の必要がなく、かつ、狭いパイプスペースで行う必要がない。したがって、施工性と施工管理が向上するとともに、作業員の安全性も確保できる。
(3)耐火性樹脂短管2aと下側の階の集合継手1aとがリング状弾性シール材内装受口付片受直管3aによって接続されているので、劣化や排水立管部分に詰まり等の不具合が生じた場合に、高所でメカニカル接続を解除するという作業をしなくても、直管部32から上部受部11を押し上げて取りはずし、図4に示すように、リング状弾性シール材内装受口付片受直管3aを下方に押し下げれば、樹脂短管2aから受口31が容易に離脱し、下の階からの作業でリング状弾性シール材内装受口付片受直管3aを容易に取り除ける。すなわち、更新作業を容易に行える。また、更新作業をいずれの階でも平行して行うことができ、更新作業の効率化を図ることができる。
(4)耐火性樹脂短管2aの長さは自由に設定できるため、床スラブSの厚みや集合継手1aの設置位置に応じた対応が可能となる。
(5)予め耐火性樹脂短管2aが工場で集合継手1aに接続されているので、集合継手1aと耐火性樹脂短管2aとの接続部の接続不良を工場の出荷前に検査可能であり、集合継手1aと耐火性樹脂短管2aと接続部での接続強度ならびに止水性を確実に確保できる。
(6)集合継手1a部分以外が、すべて樹脂の配管材で形成され、軽量であるため施工性に優れる。
(7)締め付けリング13がリング本体14に係止された落下防止手段15を備え、この落下防止手段15の押圧部15bが耐火性樹脂短管2aの周面にばね力によって押圧状態に保たれているので、火災が発生し、耐火性樹脂短管2aが軟化してくると、押圧部15bがさらにバネ力によって耐火性樹脂短管2aの周面に食い込む。したがって、落下防止手段15およびリング本体14を介して耐火性樹脂短管2aが集合継手1aに支持された状態が確保され、火災が発生し、耐火性樹脂短管2aの押し輪18より上の部分や押し輪18が焼失したり、熱変形したりしても落下することがなく、より延焼防止性能が高い。
なお、リング状弾性シール材内装受口付片受直管3aの直管部32を耐火性樹脂管で形成しておくと、この直管部を天井配管等の場合、天井などの防火区画貫通部として用いることもできる。
図8は。本発明の配管構造の第2の実施の形態をあらわしている。
図8に示すように、この配管構造Bは、樹脂短管2bが塩化ビニル樹脂製VPパイプからなり、この樹脂短管2bがステンレス鋼によって形成された締め付け金具19のフランジ部19aを集合継手1bの下端フランジ部12に締め付けることによって押し輪18により集合継手1bに接続固定されている。
また、締め付け金具19は、そのフランジ部19aの下方に金属製筒状体としての筒部19bを有している。
そして、筒部19bと、樹脂短管2bとの環状のすき間には、シート状の耐火熱膨張材料(例えば、積水化学工業株式会社の商品名フィブロック)19cが管の径方向に積層された状態で充填されている。
樹脂短管2bと下の階の集合継手1bとは、図8では詳細にあらわしていないが、上記リング状弾性シール材内装受口付片受直管3aと同じ形状をしたリング状弾性シール材内装受口付片受直管3bで上記配管構造Aと同様にして接続されている。
この配管構造Bは、上記のように、締め付け金具19の筒部19bと樹脂短管2bとのすき間に耐火熱膨張材料19cが充填されているので、火災発生時に熱膨張性樹脂材料19cが熱膨張することによって軟化した樹脂短管2bが押しつぶされて閉塞する。したがって、他の階の人が避難完了するまでの所定時間以上(例えば、1時間以上)火災発生階から他の階への延焼を防止することができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、集合継手と樹脂短管とが予め工場で接続されていたが、施工現場で現場の状況にあわせて長尺パイプを切断して所望長さの樹脂短管とし、この樹脂短管を現場施工で予め集合継手に接続しても構わない。
また、上記第1の実施の形態では、締め付けリングがリング本体に係止された落下防止手段を備えていたが、上記以外の形状の落下防止手段を設けるようにしても構わないし、落下防止手段はなくても構わない。
A 配管構造
B 配管構造
1a 集合継手
11 上部受口
11a リング状弾性シール材
12 下端フランジ部
13 締め付けリング
14 リング本体
14a 係止孔
14b 係止孔
15 落下防止手段
15a 係止部
15b 押圧部
15c 拡径レバー部
16 横枝管接続口
17 ボルト
18 押し輪
19 締め付け金具
19a フランジ部
19b 筒部
19c 耐火熱膨張材料
2a 耐火性樹脂短管
2b 樹脂短管
3a リング状弾性シール材内装受口付片受直管
3b リング状弾性シール材内装受口付片受直管
31 受口
32 直管部
33 受口
4 横枝管
S 床スラブ
M モルタル
H 貫通孔

Claims (8)

  1. 各階の床スラブを上下に貫通するように金属製管継手が設けられ、上下の金属製管継手が接続立管部を介して接続されている排水システムの配管構造において、
    前記接続立管部が、前記金属製管継手の下端に接続された樹脂短管と、この樹脂短管に接続されるリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手とを少なくとも含む複数の樹脂配管材が上下方向に接続されて形成されるとともに、
    前記樹脂短管が、熱膨張剤を厚み方向の樹脂層中に含み、前記熱膨張剤の熱膨張によって閉塞する耐火性樹脂管であることを特徴とする排水システムの配管構造。
  2. リング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手がやりとり継手である請求項1に記載の排水システムの配管構造。
  3. 金属製管継手と、樹脂短管とが押し輪によってメカニカル接続されている請求項1または請求項2に記載の排水システムの配管構造。
  4. 樹脂短管に加え、接続立管部を構成する他の樹脂配管材の立管構成部が熱熱膨張剤を厚み方向の樹脂層中に含み、前記熱膨張剤の熱膨張によって閉塞する耐火性樹脂管で形成されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の排水システムの配管構造。
  5. 各階の床スラブを上下に貫通するように金属製管継手が設けられ、上下の金属製管継手が接続立管部を介して接続されている排水システムの配管構造において、
    前記接続立管部が、前記金属製管継手の下端に接続された樹脂短管と、この樹脂短管に接続されるリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手とを少なくとも含む複数の樹脂配管材が上下方向に接続されて形成されるとともに、
    前記樹脂短管の金属製管継手の下端から突出した部分の上端部が、金属製筒状体によって囲繞されていて、金属製筒状体と前記樹脂短管との環状のすき間に耐火熱膨張性材料が充填されていることを特徴とする排水システムの配管構造。
  6. リング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手がやりとり継手である請求項5に記載の排水システムの配管構造。
  7. 金属製管継手が、集合継手である請求項1〜請求項6のいずれかに記載の排水システムの配管構造。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の排水システムの配管構造の施工方法であって、
    金属製管継手の下端に予め樹脂短管を接続した継手ユニットを、
    前記樹脂短管側を先頭にして床スラブ上から床スラブに設けられた貫通孔に挿入し、
    床スラブ下方で下の階の金属製管継手に接続されたリング状弾性シール材内装受口を備えた樹脂製管継手の受口に樹脂短管の下端部を水密嵌合させる工程を上層階に向かって繰り返すことを特徴とする施工方法。
JP2013241807A 2013-11-22 2013-11-22 排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法 Active JP6360675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013241807A JP6360675B2 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013241807A JP6360675B2 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015101854A true JP2015101854A (ja) 2015-06-04
JP6360675B2 JP6360675B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=53377807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013241807A Active JP6360675B2 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6360675B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018080463A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 積水化学工業株式会社 配管構造および配管構造の施工方法
CN111287263A (zh) * 2020-02-10 2020-06-16 殷志 一种建筑同层排水汇集器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5586192U (ja) * 1978-12-12 1980-06-13
JP2008121413A (ja) * 2006-10-20 2008-05-29 Kubota Corp 排水配管用部材及び排水管構造
JP2008286235A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Sekisui Chem Co Ltd 配管接続方法及び接続配管
JP2008291630A (ja) * 2006-09-29 2008-12-04 Noriatsu Kojima 排水設備及びその排水設備の更新方法
JP2009074354A (ja) * 2007-08-30 2009-04-09 Sekisui Chem Co Ltd 排水配管構造
US20100173109A1 (en) * 2007-08-29 2010-07-08 Sekisui Chemical Co., Ltd. Fire-resistant piping material
JP2012087866A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Sekisui Chem Co Ltd 配管の支持固定構造

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5586192U (ja) * 1978-12-12 1980-06-13
JP2008291630A (ja) * 2006-09-29 2008-12-04 Noriatsu Kojima 排水設備及びその排水設備の更新方法
JP2008121413A (ja) * 2006-10-20 2008-05-29 Kubota Corp 排水配管用部材及び排水管構造
JP2008286235A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Sekisui Chem Co Ltd 配管接続方法及び接続配管
US20100173109A1 (en) * 2007-08-29 2010-07-08 Sekisui Chemical Co., Ltd. Fire-resistant piping material
JP2009074354A (ja) * 2007-08-30 2009-04-09 Sekisui Chem Co Ltd 排水配管構造
JP2012087866A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Sekisui Chem Co Ltd 配管の支持固定構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018080463A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 積水化学工業株式会社 配管構造および配管構造の施工方法
CN111287263A (zh) * 2020-02-10 2020-06-16 殷志 一种建筑同层排水汇集器
CN111287263B (zh) * 2020-02-10 2021-07-30 殷志 一种建筑同层排水汇集器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6360675B2 (ja) 2018-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101809911B1 (ko) 공동주택 오배수 모듈화 배관 및 그 시공 방법
KR101569403B1 (ko) 입상배관 연결장치 및 이를 이용한 입상배관 시공방법
JP4928408B2 (ja) 排水配管用部材及び排水配管構造
JP4994886B2 (ja) 排水配管構造
KR100877149B1 (ko) 층막음 입상관 고정구
JP6360675B2 (ja) 排水システムの配管構造およびこの配管構造の施工方法
JP6652319B2 (ja) 排水集合継手およびその施工方法
JP5604145B2 (ja) 排水集合管セット
JP2011257001A (ja) 更新配管の施工構造及びこの施工構造に用いられる床スラブ貫通用配管材
JP5702633B2 (ja) 多層建築物の排水立て管路の改修構造、および、多層建築物の排水立て管路改修方法
JP2008248594A (ja) 排水配管構造
AU2004100402B4 (en) Integrated water supply system for multi-floor buildings
JP6873723B2 (ja) 管継手および脚部継手
JP2012149707A (ja) 延焼防止装置及びその施工方法
JP6321463B2 (ja) 配管システムの施工方法
JP6153781B2 (ja) 排水竪管の接続構造
JP2012149444A (ja) 延焼防止装置
US20190126083A1 (en) Fire suppression systems
JP2008002090A (ja) 住宅建物
JP5934421B2 (ja) 排水集合管を取り換え可能に取り付けるための取付方法
JP4943206B2 (ja) 排水配管構造
KR200496747Y1 (ko) 입상배관용 고정장치
JP4428870B2 (ja) 配管カバー
KR20220069512A (ko) 화염 및 연기 차단기능을 갖는 에어덕트용 수직배기관
JP2023040728A (ja) 延焼防止装置およびその延焼防止装置を用いた配管構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180625

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6360675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250