JP2015098337A - 保管容器及びこれを使用した汚染土の保管方法 - Google Patents

保管容器及びこれを使用した汚染土の保管方法 Download PDF

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Masaaki Takekida
雅明 乕田
倉本 信二
Shinji Kuramoto
信二 倉本
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Abstract

【課題】汚染土を詰め入れて安全に保管することができるとともに多段に積み重ねて設置可能な耐久性に優れた組み立て式の保管容器を利用できるようにする。
【解決手段】汚染土の保管容器1を、パレットからなる底板21と底板21に着脱自在な四側面板22,23を備えた上下に積み重ね可能な式コンテナ2と、コンテナ2内に設置される上部が開口した袋体であって上部開口がコンテナ2上端の開口面積よりも大きく、且つ満容量がコンテナ2の容積よりも大きく形成された内袋3により構成し、コンテナ2内に内袋3を挿入した状態で汚染土を詰め入れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、土砂などを詰め入れて保管したり運搬したりするのに好適な保管容器に関する。
先の原子力事故で放出された放射性物質により汚染された土壌の除染作業が行われている。土壌の除染処理は、汚染された土壌の表層部分を重機を用いて除去し、或いは土壌に固化剤を散布してから表層部分を剥ぎ取って除去し、取り除いた汚染土を大型のフレキシブルコンテナバッグ(以下、「コンテナバッグ」と略称する。)に詰め込んで密封充填するとともに、これを仮置き場に集めて所定の期間保管した後、中間貯蔵施設に移送して減容化し、その後、最終処分施設で処分する工程により行うことが計画されている。
しかし、汚染土を詰め込んだコンテナバッグを保管する仮置き場が十分に確保できていないため、仮置き場が造成されるまでの間、汚染土が充填されたコンテナバッグを仮置き場とは異なる屋外の保管場所に運び入れて一時的に保管しているのが実状である。
汚染土をコンテナバッグに詰め込む作業は、コンテナバッグが柔軟で自立性がなく投入口も狭いことから通常は手作業により行っているが、充填作業の効率化を図る要請から、例えば図6に示されるように、弓形に湾曲した補助フレーム100で有底筒形のコンテバッグ101の外周を支持してコンテナバッグ101を直立状態に保持し、補助フレーム100に沿って開口した投入口101aにショベルカーを使用して汚染土を投入することも行われてきている(例えば特許文献1参照)。
また、汚染土を保管する他の容器として、放射線を遮蔽する加工を表面に施した板材を用いてコンテナを形成し、このコンテナに汚染土を詰め込み、コンテナ開口部に蓋板を取り付けて密閉し、汚染土をコンテナ内部に密封して保管することができるように構成されたものが知られている(例えば特許文献2参照)。
実用新案登録第3178680号公報 実用新案登録第3177263号公報
前記補助フレーム100を用いることで、汚染土をコンテナバッグ101に詰め込む際の作業性は向上する。
しかし、手作業、重機の何れによっても、目分量でコンテナバッグ一杯に汚染土を詰め込んでいるので、コンテナバッグ毎で充填量がばらついて、汚染土が充填されて円柱状に膨らんだコンテナバッグはその胴回りの寸法や高さが充填量の増減に応じて異なり、均一な外形状にすることは困難である。
スペース上の制限がある保管場所に、できるだけ多数の汚染土が充填されたコンテナバッグを設置するには、コンテナバッグ同士を多段に積み重ねて設置する必要があるが、前記の通りコンテナバッグ毎で外形状が異なるため、構造上コンテナバッグを安定して直に3段積みすることは難しく、保管スペースを有効的に利用することができない。多数のコンテナバッグを保管するには、より広い保管場所が必要となる。また、コンテナバッグを貨物自動車の荷台に載せて運搬する際も、コンテナバッグの外形状が均一でないため、荷台上に安定的に並べて設置することができず、積載効率も悪くなる。
また、コンテナバッグを密閉するには、その投入口に取り付けられた紐で、窄めた投入口の外周を縛るだけなので、コンテナバックを保管したり運搬したりする過程でコンテナバッグが倒れると、紐が解けて投入口が開き、中に詰め入れた汚染土が投入口からこぼれ落ちる事態が生じる可能性がある。さらに、屋外の保管場所での一時的な保管が長期間に亘る場合、コンテナバッグの胴部外面に取り付けられている吊用ベルトの縫製部分が劣化し、コンテナバッグを運搬するためクレーンで吊用ベルトを引き上げた際に吊用ベルトが引き千切れてコンテナバッグの移送ができなくなる事態も生じ兼ねない。
一方、放射線を遮蔽する加工が施されたコンテナに汚染土を詰め入れて保管する場合は、コンテナ同士を多段に積み重ねて設置し、狭い保管スペースを有効利用することが可能である。
しかし、前記加工が施されたコンテナでは一台当りの製造コストが高く、また、組み立てられたコンテナを除染作業現場に搬入する手間を要し、組み立てたコンテナを保管するためのスペースを確保する必要もあり、前記構成のコンテナの利用は除染処理に要するコストが著しく嵩むという実用上の問題がある。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、汚染土を詰め入れて安全に保管することができるとともに多段に積み重ねて設置可能な耐久性に優れた組み立て式の保管容器を利用できるようにすることで、保管スペースの有効利用及び除染処理に要するコストの低減化を図ることを課題とする。
前記課題を解決するため本発明の保管容器は、パレットからなる底板と底板の周側部に着脱自在な四側面板を備え、底板に四側面板を取り付けて箱形に組み立てられる上下に積み重ね可能な組み立て式コンテナと、コンテナ内に設置される上部が開口した袋体であって前記上部開口がコンテナ上端の開口面積よりも大きく、且つ満容量が前記コンテナの容積よりも大きく形成された内袋とを有して構成されていることを特徴とする。
前記構成の保管容器は、不使用時にコンテナは底板と四側面板が分離した組み立て前の状態、内袋は小さく折り畳まれた状態で倉庫などに保管され、使用時には、この状態で汚染土壌の除去処理が行われている現場に搬入されて組み立てられる。組み立ては、底板の上方空間を囲うように四側面板を底板の周辺に垂直に取り付けて箱形のコンテナを組み立て、このコンテナ内に広げた内袋を、コンテナの底板上面と四側面板の内面に沿って内袋の外側面が重なるように挿入し、内袋の外側周縁を外側に折り返して、コンテナの四側面の上端から外面に亘って重ね合せることにより行われる。
組み立てた保管容器は、コンテナ底板のパレット部分にフォークリフトの爪を係合させて汚染土壌の表層部分を剥ぎ取る作業場所に移送され、ショベルカーなどを利用して汚染土が内部に詰め込まれる。この際、コンテナの上端部は内袋が被せられて大きく開口しているので、汚染土の詰め込みをスムーズに行うことができる。
コンテナ一杯に汚染土を充填したならば、内袋の開口部を捲り上げて閉じるとともに、開口部を巻き込んで或いは小さく窄めた状態で周囲を紐で縛ったり粘着テープを貼り付けたりして内袋の内部を密封する。
そして、汚染土が充填されたコンテナをフォークリフトで敷地内の保管場所に移送し、或いは貨物自動車に積んで作業場所とは離れた所に設けられた汚染土の保管場所に運び、保管場所においてコンテナ同士を上下多段に積み重ねた状態で汚染土を保管することができる。
前記構成の保管容器において、コンテナは底板に四側面が着脱自在な組み立て式に構成され、各板は耐蝕性が良好な鋼材や表面に耐蝕加工を施した鋼材を用いて形成することができる。コンテナの大きさは、汚染土が充填されたコンテナを貨物自動車に段積みして運搬することができる大きさ、例えば幅1448mm、奥行き1124mm、高さ1069mm程度に設定し、底板から四側面板を分離してコンテナが分解された状態で、底板と四側面板の各板を二人の作業者により持ち運びができる大きさに形成されていることが好ましい。
内袋は、柔軟性を有する材料、例えば不織布や織物、ゴム、合成樹脂繊維や金属繊維などを用い、より好ましくは耐水性に優れた合成樹脂材料、例えばターポリンを用いて形成されていることが好ましい。除染材質のものを用いたり放射線を遮蔽する材料を内外表面に積層したりして形成されていてもよい。
内袋は、コンテナの内側に重ね合わせて設置することができるようにコンテナの容積よりも大きな寸法に形成され、例えばコンテナが前記寸法に形成されている場合、内袋は幅2400mm、高さ1850mm程度で上部が開口した袋状に形成することができる。
また、内袋に詰め入れた汚染土を確実に密封できるように、内袋の上部開口の内周面又は外周面に沿って両面粘着テープが設けられていることが好ましい。この場合、予め両面粘着テープをその一側のライナーを剥がして内袋の開口部に沿って接着しておき、汚染土を詰め入れて開口部を閉鎖する際に両面粘着テープの他のライナーを剥がし、開口部を巻き込みながら内袋の外面に接着することで、内袋の密封操作を簡易に行うことができる。
本発明の保管容器によれば、コンテナは組み立て式なので運搬に手間がかからず低コストで製作することができ、また、コンテナ内に内袋を設置して構成されているので、汚染土は内袋に密封して保管することができて安全であり、汚染土が充填されたコンテナを上下多段に積み重ねて、保管場所に多量の汚染土を安定的に保管することが可能となり、汚染土の保管場所の有効利用及び除染処理に要するコストの低減化を実現することができる。
本発明の一実施形態の保管容器を構成するコンテナと内袋の外観図である。 図1のコンテナの構成部材を展開して示した図である。 図1の内袋の構成を示し、(A)は内袋を展開して示した図、(B)は内袋の正面図である。 (A)〜(C)は図1の保管容器の取り扱い手順を説明するための図である。 同じく(A)〜(C)は図1の保管容器の取り扱い手順を説明するための図である。 従来のコンテナバッグと補助フレームの構成を示す図である。
本発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の保管容器を示しており、この保管容器1は、上部が平面視方形状に開口した組み立て式のコンテナ2と、上部が開口した合成樹脂製の袋体であって上部開口がコンテナ2上端の開口面積よりも大きく、且つ満容量がコンテナ2の容積よりも大きく形成された内袋3により構成されている。
コンテナ2は、耐蝕性を備えた鋼材により形成されており、図2に示されるように、矩形状の底板21と、底板21の短手側辺に沿って着脱自在な短手側面板22,22と、底板21の長手側辺に沿って着脱自在な長手側面板23,23とにより構成されている。
詳しくは、底板21は、その下部にフォークリフトの爪が係入する空間を有するパレットであり、その上部周辺に短手、長手両側面板22,23の下部が嵌入する凹溝21aが設けられ、短手側の外面両側には凹溝21aに貫通する孔部であってボルトやネジなどの固着具4が挿通する孔部21b,21bが形成してある。また、底板21の上面には水抜き孔21cが複数形成してある。
短手側面板22,22は、その両側に当該短手側面板22の内面側へ帯状に突出した支持片22a,22aが設けられ、同じく両側の上部には後述するロックレバー23aの先端部が貫通する長孔22b,22bが、下部には前記固着具4が係入する孔部22c,22cがそれぞれ形成してある。
長手側面板23,23は、その外側面の両側上部に、両端部が鍵状に屈曲したロックレバー23a,23aを水平な軸廻りで回転自在に取り付けてある。ロックレバー23aは、その直角に屈曲した先端部を長手側面板23の側端面から外側に突出させて取り付けられており、当該長手側面板23の外側面に位置するロックレバー23aの他側の部分を操作して、先端部を水平方向へ進退させるとともに適宜な角度に回転させることができるように設けてある。
コンテナ2の組み立ては、先ず、底板21の短手辺側の凹溝21a内に短手側面板22,22の下部を嵌め入れて短手側面板22,22を底板21上に垂直に立設させるとともに、凹溝21内で互いに重なり合った各孔部21b,22cに固着具4をネジ入れて底板21に短手側面板22,22を留め付け、次いで、底板21上で向き合う両短手側面板22,22の支持片22a,22a間に長手側面板23を挿入しつつ、底板2の長手辺側の凹溝21a内に長手側面板23,23の下部を嵌め入れて長手短手側面板22,22を底板21上に垂直に立設させた後、ロックレバー23aの先端部を短手側面板22の長孔22bに貫通させて短手側面板22の外側面に突出させた状態で、ロックレバー23aを回転操作して、短手側面板22の外側面にロックレバー23aの先端部を係合させて、長手側面板23,23を短手側面板22,22に一体に取り付けることにより行うことができる。
底板21上に短手、長手両側面板22,23が組み付けられたコンテナ2は、上部が開口した箱形に組み立てられ、その上部に他のコンテナ2を載せたときに、下部コンテナ2の開口面内に上部コンテナ2の底板21が入り込み、且つ下部コンテナ2の四側面板22,23の上端部に上部コンテナ2の底板21の下部周辺部が重なって水平に積み重ねられるようになっている。
内袋3は、適宜な厚みのターポリンなどの合成樹脂製の布材により形成されており、図3に示されるように、横に長い長尺な布材31を中央で折り返して二つ折りし、重なり合った下部と側部を高周波ウェルダー溶着(同図中の多点部分)により一体化して形成することができる。また、内袋3の上部開口に面する内周面と外周面には両面粘着テープ32が接着してある。接着した両面粘着テープ32の表面側のライナーは残したままとしてあり、後述のように内袋3に汚染土が充填されて開口を閉鎖する際に、前記ライナーを剥がして綴じあわせた開口を接着し、内袋3を密封するようになっている。
このように構成された本形態の保管容器1は、以下のように使用して汚染土の保管に供することができる。
保管容器1は、コンテナ2は底板21と四側面板22,23が分離した組み立て前の状態、内袋3は小さく折り畳まれた状態で倉庫などに保管され、この状態で汚染土壌の除去処理が行われている現場に搬入される。
処理現場において、作業者がコンテナ2の構成部材を運び(図4(A))、前記の手順でコンテナ2を箱形に組み立てる(同図(B))。
次いで、内袋3を広げ、コンテナ2の底板21上面と四側面板22,23の内面に沿って内袋3の外側面が重なるように内袋3をコンテナ2内に挿入し、内袋3の外側周縁を外側に折り返して、コンテナ3の四側面22,23の上端から外面に亘って重ね合せる(同図(C))。
組み立てた保管容器1は、コンテナ2の底板21のパレット部分にフォークリフトの爪を係合させて汚染土壌の表層部分を剥ぎ取る作業場所に移送し、ショベルカーなどを利用して汚染土をコンテナ2内に詰め込む(図5(A))。
コンテナ2に一杯に汚染土を充填したならば、内袋3の開口部に接着された両面粘着テープ32のライナーを剥ぎ取って開口部を接着して綴じあわせ(同図(B))、さらに、内袋3の開口部を巻き込み、当該開口部外側の粘着テープ32を内袋3の外側面に接着して内袋3の内部を密封する。
そして、汚染土が充填されたコンテナ2をフォークリフトで敷地内の保管場所に移送し、或いは貨物自動車に積んで作業場所とは離れた所に設けられた汚染土の保管場所に運び、フォークリフトで又は吊りベルトを巻き付けてクレーンでコンテナ2を持ち上げて、保管場所においてコンテナ2,2同士を上下多段に積み重ねて設置して汚染土が保管される(同図(C))。最上段のコンテナ2の上面には防水カバーが被せられる。
なお、図示したコンテナ2は上部が開口した形態としてあるが、多段に積み重ね可能な蓋付きの形態としてもよく、上下多段に積んで保管する際に最上段のコンテナ2のみに蓋を被せるようにしてもよい。また、図示したコンテナ2と内袋3は、本発明の実施形態の一例を示すものであり、本発明の保管容器1はこれに限定されず、他の適宜な形態で構成することが可能である。本発明の保管容器1は汚染土以外の物品の保管や運搬に利用可能である。
1 保管容器、2 コンテナ、21 底板、22 短手側面板、23 長手側面板、3 内袋、31 布材、32 両面粘着テープ、4 固着具

前記課題を解決するため本発明の保管容器は、パレットからなる底板と底板の周側部に着脱自在な短手、長手両側面板からなる四側面板を備え、底板に四側面板を取り付けて箱形に組み立てられる上下に積み重ね可能な組み立て式コンテナと、コンテナ内に設置される上部が開口した袋体であって前記上部開口がコンテナ上端の開口面積よりも大きく、且つ満容量が前記コンテナの容積よりも大きく形成された内袋とを有して構成された保管容器において、前記コンテンナの底板は、その上部周辺に短手、長手両側面板の下部が嵌入する凹溝が設けられてなり、前記短手側面板は、その両側に当該短手側面板の内面側へ突出した支持片が設けられ、同じく両側の上部には長孔がそれぞれ形成されてなり、前記長手側面板は、その外側面の両側上部に、屈曲したロックレバーが回転自在に、且つ当該ロックレバーの屈曲した先端部を当該長手側面板の側端面から外側に突出させて取り付けられてなり、前記底板の短手辺側の凹溝内に短手側面板の下部を嵌め入れて短手側面板を底板上に垂直に立設させるとともに底板に短手側面板を留め付け、両短手側面板の支持片間に長手側面板を挿入しつつ底板の長手辺側の凹溝内に長手側面板の下部を嵌め入れて長手側面板を底板上に垂直に立設させた後、ロックレバーの先端部を短手側面板の長孔に貫通させて短手側面板の外側面に突出させた状態で、ロックレバーを回転操作し、短手側面板の外側面にロックレバーの先端部を係合させて長手側面板を短手側面板に一体に取り付けることにより前記コンテナが組み立てられるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、パレットからなる底板と底板の周側部に着脱自在な短手、長手両側面板からなる四側面板を備え、底板に四側面板を取り付けて箱形に組み立てられる上下に積み重ね可能な組み立て式コンテナと、コンテナ内に設置される上部が開口した袋体であって前記上部開口がコンテナ上端の開口面積よりも大きく、且つ満容量が前記コンテナの容積よりも大きく形成された内袋とを有して構成された保管容器を使用した汚染土の保管方法において、
底板と四側面板が分離した組み立て前の状態のコンテナと折り畳まれた内袋を汚染土壌の除去処理が行なわれている現場に搬入し、処理現場においてコンテナを箱形に組み立て、次いで内袋を広げ、組み立てられたコンテナの底板上面と四側面板の内面に沿って内袋の外側面が重なるようにコンテナ内に挿入し、内袋の外側周縁を外側に折り返し、コンテナの四側面板の上端から外面に亘って重ね合せて保管容器を組み立て、組み立てた保管容器をコンテナのパレット部分にフォークリフトの爪を係合させて汚染土壌の表層部分を剥ぎ取る作業場所に移送し、ショベルカーなどを利用して汚染土をコンテナ内に詰め込み、コンテナ一杯に汚染土を充填したならば、内袋の開口部を綴じあわせ、さらに内袋の開口部を巻き込み、粘着テープで内袋の外側面を接着して内袋の内部を密封し、汚染土が充填されたコンテナをフォークリフトで敷地内の保管場所に移送し、或いは貨物自動車に積んで作業場所とは離れた所に設けられた汚染土の保管場所に運び、保管場所においてコンテナ同士を上下に積み重ね、最上段のコンテナの上面には防水カバー又は蓋を被せて汚染土が充填された保管容器を保管場所に設置して保管することを特徴とする。
詳しくは、底板21は、その下部にフォークリフトの爪が係入する空間を有するパレットであり、その上部周辺に短手、長手両側面板22,23の下部が嵌入する凹溝21aが設けられ、短手辺側の外面両側には凹溝21aに貫通する孔部であってボルトやネジなどの固着具4が挿通する孔部21b,21bが形成してある。また、底板21の上面には水抜き孔21cが複数形成してある。
コンテナ2の組み立ては、先ず、底板21の短手辺側の凹溝21a内に短手側面板22,22の下部を嵌め入れて短手側面板22,22を底板21上に垂直に立設させるとともに、凹溝21a内で互いに重なり合った各孔部21b,22cに固着具4をネジ入れて底板21に短手側面板22,22を留め付け、次いで、底板21上で向き合う両短手側面板22,22の支持片22a,22a間に長手側面板23を挿入しつつ、底板2の長手辺側の凹溝21a内に長手側面板23,23の下部を嵌め入れて長手側面板23,23を底板21上に垂直に立設させた後、ロックレバー23aの先端部を短手側面板22の長孔22bに貫通させて短手側面板22の外側面に突出させた状態で、ロックレバー23aを回転操作して、短手側面板22の外側面にロックレバー23aの先端部を係合させて、長手側面板23,23を短手側面板22,22に一体に取り付けることにより行うことができる。
底板21上に短手、長手両側面板22,23が組み付けられたコンテナ2は、上部が開口した箱形に組み立てられ、その上部に他のコンテナ2を載せたときに、下部コンテナ2の開口面内に上部コンテナ2の底板21が入り込み、且つ下部コンテナ2の四側面板22,23の上端部に上部コンテナ2の底板21の下部周辺部が重なって水平に積み重ねられるようになっている。
このように構成された本形態の保管容器1は、以下のように使用して汚染土の保管に供することができる。
保管容器1は、コンテナ2は底板21と四側面板22,23が分離した組み立て前の状態、内袋3は小さく折り畳まれた状態で倉庫などに保管され、この状態で汚染土壌の除去処理が行われている現場に搬入される。
処理現場において、作業者がコンテナ2の構成部材を運び(図4(A))、前記の手順でコンテナ2を箱形に組み立てる(同図(B))。
次いで、内袋3を広げ、コンテナ2の底板21上面と四側面板22,23の内面に沿って内袋3の外側面が重なるように内袋3をコンテナ2内に挿入し、内袋3の外側周縁を外側に折り返して、コンテナ3の四側面板22,23の上端から外面に亘って重ね合せる(同図(C))。

Claims (4)

  1. パレットからなる底板と底板の周側部に着脱自在な四側面板を備え、底板に四側面板を取り付けて箱形に組み立てられる上下に積み重ね可能な組み立て式コンテナと、
    コンテナ内に設置される上部が開口した袋体であって前記上部開口がコンテナ上端の開口面積よりも大きく、且つ満容量が前記コンテナの容積よりも大きく形成された内袋とを有して構成された保管容器。
  2. 内袋がターポリンにより形成されてなる請求項1に記載の保管容器。
  3. 内袋の上部開口の内周面又は外周面に沿って両面粘着テープが設けられてなる請求項1又は2に記載の保管容器。
  4. 二人の作業者により持ち運びができるようにコンテナの底板と側面板が形成された請求項1〜3の何れかに記載の保管容器。
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