JP3196649U - 再生利用する金属材保管用のコンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】震災等に伴って原子力発電所で非日常的に大量に生じている廃棄物のうち、再生利用可能な種々の金属材を再生までの間、仮に保管するために用いて有用なコンテナを提供する。【解決手段】上面を開口しそこに開閉自在の蓋体2を備えた金属板を主材に形成した箱状のコンテナ本体において、蓋体の四隅近傍に、クレーン等の荷役機械の吊下げ用治具が入って係止される4つの吊下げ用係止穴4を設けた。【選択図】図1

Description

本考案は原子力発電所等の原子力施設において用済み材や廃棄物などとして生じる鉄,アルミ合金,銅などの金属材を用いた種々の金属部品や金属部材、或は一部に金属材を含む部品や部材などにおいて、汚染されていないか、汚染されていても低レベルのため除染すればそのまま再生利用が可能な金属材を含む物品を収容して一時保管するために使用するコンテナに関する。
原子力発電所等の原子力施設では、諸々の設備の通常運転,運用において、日頃のメンテナンス等により耐用年数や許容使用時間が経過した部品や部材等は、新しい部品や部材等に交換したり、別装置や別システムに置換えたりすることが行われるため、取外された部品や部材等が廃棄物として発生する。
上記のような廃棄物は、先の東日本大震災に伴う原子力発電所の被災によって、通常運転,運用時のメンテナンスや検査において生じる量とは比較にならない大量の廃棄物が発生している。
前記震災に起因して発生している廃棄物は、その量が半端ではないため、通常運転,運用時のメンテナンス等で生じる廃棄物の取扱い手法では処理しきれず、その取扱いが問題となっている。
そこで震災に伴い発生した廃棄物のうち、再生利用が可能な金属材については、適宜の場所に設置される仮置場にコンテナに収容して、再生利用のための正規取扱いがなされるまでの間の一時保管をすることにした。
従来、原子力発電所で生じる種々の汚染物を収容するための容器やコンテナとしては、特許文献1や同2のコンテナが提案されているが、特許文献1は放射能汚染された液体の収容用コンテナに関するものであり、特許文献2は高濃度の放射能汚染物を密封収容するために防護性を高く形成したコンテナである。従って、放射能汚染されていない金属材や、汚染されていても極めて低レベルであるため容易に除染できる再生利用可能な金属材を収容して一時保管するのに適した、防護性が不要なコンテナについては、前記特許文献では提案されていない。
実用新案登録第3177979号公報 実用新案登録第3176278号公報
そこで本考案は、震災等やその他の理由で原子力発電所において非日常的に発生している廃棄物のうち再生利用可能な種々の金属材を、再生利用工程に入るまでの間、一時保管するために用いて有用なコンテナを提供することを、その課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、上面を開口しそこに開閉自在の蓋体を備えた金属板を主材に形成した箱状のコンテナ本体において、前記蓋体の四隅近傍に、クレーン等の荷役機械の吊下げ用治具が入って係止される4つの吊下げ用係止穴を設けたことを特徴とするものである。
本考案コンテナのコンテナ本体1は、その底壁を含む底部を、角パイプ材などにより、略井桁状に組合せた形態のパレット機能を備えた構造とすることができ、この底部には、フォークリフトの爪(フォーク)を挿入できる。なお、前記蓋体に設けた4つの係止穴の周囲は、該蓋体の天壁面に直交した垂直姿勢の壁部で補強することが望ましい。
さらに、前記蓋体上面の例えば四隅部又はその近傍には、当該コンテナの上に積層するコンテナ底部下面の四隅部又はその近傍に形成した位置決め用の穴に嵌まる位置決め用の凸部を設ける。
本考案は、原子力発電所等で発生する再生利用可能な金属製部材等の金属材を含む廃棄物を、一時保管しておき、適宜の時期に再生に回すような取扱いをするとき用いて有用なコンテナを、上面を開口しそこに開閉自在の蓋体を備えた金属板を主材に形成した箱状のコンテナ本体において、前記蓋体の四隅近傍に、クレーン等の荷役機械の吊下げ用治具が入って係止される4つの吊下げ用係止穴を設けて構成したから、再生利用可能な金属製廃棄物を収納したコンテナを、吊下げ用係止穴に、クレーンの吊下げ用治具を入れて吊下げ、所定位置に搬入して積み上げることができる。
本考案コンテナの一例の平面図。 図1のコンテナのX−X矢視断面図。 図2のコンテナのZ−Z矢視断面図。 図1のコンテナのY−Y矢視断面図。 図1〜図4のコンテナの底面図。
次に、図により本考案コンテナの実施の形態例について説明する。図1〜図4において、1はコンテナ本体で、一例として厚さ4〜5mmの金属板を、上面が開放された立方体状のコンテナ本体1に形成する。この例では、一辺が80cmのほぼ正方形の金属板を、上面を開口した略立方体状に結合することにより、コンテナ本体1の一例に形成している。コンテナ本体1の上記寸法は一例であって、上記以外の寸法の略立方体状、或は、略直方体状のコンテナ本体1であってもよい。2は、上記金属板により形成した蓋体で、前記コンテナ本体1の上面開口部に、図の例では、ボルト止めの着脱式で開閉自在に装着されている。蓋体2はトレー状乃至浅底箱状を呈し、外周上の4箇所でコンテナ本体に着脱式に装着されているが、開閉形態をヒンジ式にしてコンテナ本体1に起伏して開閉するようにしてもよい。
上記コンテナ本体1と蓋体2において、1a〜1dはコンテナ本体1の周囲の側壁、1eは底壁、2aは蓋体2の天壁(上面壁)、2b〜2eは前記天壁2aを囲む周壁である。上記コンテナ本体1において、底壁1eの下面には、角パイプ材を井桁状に組立てると共に、その外周を角パイプ材で平面視略□状に囲んで形成したパレット構造部3が底壁1eと一体化して形成されている。パレット構造部3において、3a,3bはクロス部材、3c,3dは囲み材である。
上記コンテナ本体1において、蓋体2の天壁2aの四隅部乃至その近傍には、図1の例では、大き目の長方形の穴4が、横長姿勢で4個設けられている。この穴4は、クレーン等の荷役機械の吊下げ治具Hmのバー状のフックFが入って係止される吊下げ用係止穴4として設けられている。なお、前記各係止穴4の周囲を補強するため、各係穴4の周囲が、井桁状に配した立壁2e,2fと、周壁2b〜2eにより補強されている。
上記4個の係止穴4に係止される吊下げ治具Hmは、一例として図2、図4に示すように、前記係止穴4に入る大きさで該係止穴4と大略相似型のバー状のフックFを、平面内で90度単位で旋回自在に具備したチャックCが、前記穴4の配置(レイアウト)と同様のレイアウトで四角型フレームBFの四隅に配置され、前記フレームBFがワイヤWなどにより例えばクレーンに吊下げられていて吊下げ治具Hmの一例に形成されている。
上記蓋体2とコンテナ本体1の開閉構造は、この例では、本体1の上面開口部の四隅近くの内面側に立設した起立舌片によるボルト穴を有する4個の蓋受け金具1fと、この金具1fに支持されている蓋体2の周壁2b〜2eと、前記周壁2b〜2eにおける前記の各金具1fの対向部位に設けたボルト穴と、前記ボルト穴に通したボルト・ナットなどによる留め金具5とにより形成されている。すなわち、コンテナ本体1の開口部の4箇所の蓋受け金具1fに、周壁2b〜2eが受け止められて支持される蓋体2は、その支持状態が2つのボルト穴に通したボルト・ナットによる止め金具5を締結することにより保持される。
以上に述べたパレット構造部3を具備したコンテナ本体1と蓋体2により、本考案コンテナCの一例を形成する。
本考案コンテナCは、コンテナ本体1の内部に再利用できる廃金属材を収容して蓋体2を止め金具5で止めたあと、所定位置、例えば集積倉庫等に搬入して保管されるものであるが、その保管においては、コンテナCを少なくとも2層に積層する。
このコンテナCの積層において、上下のコンテナCに位置ずれがあったり、或は、積層後に積層状態にズレが生じるとコンテナ取扱上は勿論のこと、安全上においてもきわめて不都合である。この点の解決のため本考案コンテナCには次の工夫がされている。
即ち、コンテナCの底部、具体的にはパレット構造部3に用いている囲み部材3dの下面であってコンテナ底部の略四隅に、平面視略L状の4個の係止溝6を設ける一方、当該コンテナCの蓋体2の天壁2aの略四隅に、前記係止溝6に嵌まる4個の凸部7を設けた。
前記係止溝6とこの溝6に嵌まる凸部7の協働作用により、地上に並べられた下位のコンテナCに、クレーンの吊下げ治具Hmの4個のフックFが係止穴4に係止されて吊下げられたコンテナCを積層するとき、下位コンテナCの天壁2aの四隅に設けた凸部7に、上位に置かれるコンテナCの底部の係止溝6を被せるように嵌めると、上、下位のコンテナCにおける積層状態での位置が決まる。
本考案では、上記係止溝6とこの溝6に嵌まる凸部7の結合を容易、確実にするため、ここでは係止溝6の形態に次の工夫を施している。すなわち、係止溝6は平面略『状(又は略』状)であるが、この溝6において、溝の内側の壁面を、底壁1eに垂直な中心軸に向う傾斜面に形成することにより、蓋体2の天壁2aの四隅に設けた凸部7に対し、吊下げられたコンテナCの係止溝6が位置決め誤差をもって吊下げられて来ても、その誤差を吸収しつつ凸部7に嵌まるから、積層位置にずれを生じることなく、コンテナCを積み上げることができる。
本考案において、積層するコンテナCの積層時の位置決め(ズレ防止)構造は、上記例の係止溝6と凸部7の例に限られるものではない。
例えば、係止溝6の平面形状は略『状以外の例えば、直角三角形状、或は、丸型状や多角形状であってもよい。また、凸部7についても、係止溝6の平面形状に対応する形状である必要はなく、要は係止溝6に嵌まる凸状であればよい。
本考案コンテナCにおいて、蓋体2の材質やその開閉形式は上記例以外のものであってもよい。例えば、コンテナ本体と蓋体2を、芯材を金属板で挟んだ金属製パネルで形成し、蓋体2の開閉も上記例のようなボルト止めの着脱式のほか、ヒンジを用いた片開き式、両開き式等とすることもできる。
本考案は以上の通りであって、原子力施設等において廃棄される再生可能な金属材料を、特にクレーン等の自動機械を使用した取扱いにおいて整然かつ取扱い易い形態で一時保管するために使用するコンテナとしてきわめて有用である。
C コンテナ
1 コンテナ本体
1a,1b,1c,1d 前後左右の側壁
1e 底壁
2 蓋体
2a 天壁
2b,2c,2d、2e 周壁
3 パレット構造部
4 吊下げ用係止穴
5 止め金具
6 係止溝
7 凸部

Claims (4)

  1. 上面を開口しそこに開閉自在の蓋体を備えた金属板を主材に形成した箱状のコンテナ本体において、前記蓋体の四隅近傍に、クレーン等の荷役機械の吊下げ用治具が入って係止される4つの吊下げ用係止穴を設けたことを特徴とする金属材保管用のコンテナ。
  2. コンテナ本体は、その底壁を含む底部を、角パイプ材などにより略井桁状に組合せた形態のパレット機能を備えた構造にした請求項1に記載のコンテナ。
  3. 蓋体に設けた4つの係止穴の周囲は、該蓋体の天壁面に直交した垂直姿勢の壁部で補強した請求項1又は2に記載のコンテナ。
  4. 蓋体上面の略四隅部又はその近傍には、当該コンテナの上に積層するコンテナの底部下面の略四隅部又はその近傍に形成した位置決め用穴に嵌まる位置決め用凸部を設けた請求項1〜3のいずれかに記載のコンテナ。



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