JP2005193959A - 輸送用容器およびその輸送方法 - Google Patents

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Hisashi Egawa
尚志 江川
Manabu Ogi
学 小木
Hideki Kosha
秀樹 古謝
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Abstract

【課題】容器本体をビス、ナットを用いることなく簡単に組立て、折畳みができるようにする。
【解決手段】底板11の角部に取付けられたガイド溝18および係止部30を有するガイド29が形成された支持部材16と、ガイド溝に嵌合される嵌合ピン18にて回動自在に設けた左右の側面板12A、12Bと、左右の側面板に設けた係合片20に係合される係合部材24を有する正面板14A、背面板14Bとよりなり、左右の側面板をスライドピン33が前記係止部に係合され、且つ嵌合ピンがガイド溝の先端部に嵌合することにより起立状態に保持し、起立状態に保持された左右の側面板の係合片に左右の側面板の係合部材を係合し容器本体10を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、工具を用いることがなく容器本体を組立てることができ、且つ組立てた容器本体に物品を収納した状態では複数段積み重ね輸送できるようにする。それと共に輸送時には工具を用いることがなく、分解し収納状態に出来ると共に収納状態にした左右および左右の側面板を積重ね回収できるようにした輸送用容器およびその輸送方法に関するものである。
従来、魚介類、果実或いは野菜などの生鮮食料品である物品は生産地または加工地より一括して輸送し、消費地で実際に販売される大きさに分けられ販売されることが多く行われている。
斯かる場合に生鮮食料品である物品を一括してビニール袋に詰め、そのビニール袋を木箱またはダンボールに収納し、この木箱またはダンボールをコンテナー内に多数収納して輸送していた。この場合、生鮮食料品である物品などの物品を輸送後、空になった物品包装用のビニールなどを含む木箱またはダンボールは返却費用がかかってしまうため返却せずに産業廃棄物として焼却処分し、空になった木箱またはダンボールの返却費用を軽減していた。
しかしながら、生鮮食料品などの物品を輸送した後の木製の空箱またはダンボールを焼却すると有害ガスが発生してしまう。近年では有害ガスなどによる環境破壊が問題となってきており、産業廃棄物の焼却処分には高額な費用負担をしなければならない。このため、生鮮食料品である物品などの物品を輸送後、空になった木箱またはダンボールを焼却せず、然も、返却費用を軽減できる輸送用容器の開発が望まれていた。
そこで、木箱またはダンボールの代わりに金属で組立てできる輸送用容器を形成し、生鮮食料品等を物品をビニールに詰め、ビニールに詰められた物品を組み立てられた輸送用容器に収納し、コンテナで詰め込み輸送し、輸送後は輸送用容器を分解し回収することは本件出願人が先に出願した実用新案登録第3071727号公報に記載されるところである。
図17に概略を記載すると、枠状の金属製側面板1、1と同じく枠状の金属製側面板2、2をボルト3、3、3・・・とナットとでもって止め組み立てる。さらに組み立てた金属製側面板1、1および金属製側面板2、2と底板4とをボルト5、5、5・・・とナットでもって止め、輸送用容器6を作る。
図18に示すように、前述のように形成された輸送用容器6にビニール袋8、8に詰められた物品を入れる。物品が入れられた一の輸送用容器6Aに他の輸送用容器6Bの係合部7、7を嵌込め重ね、フォークリスト等を使用しコンテナに収納し輸送する。輸送された物品はビニール袋ごと輸送用容器6A、6Bから取出される。
図19に示すように、空になった輸送用容器6A、6Bはボルト3、3・・・5、5・・とナットが外され、金属製側面板1、1・・・、2、2・・・と底板4に分解される。分解された金属製側面板1、1・・・、2、2・・・と底板4は積み重ねられて回収する。
実用新案登録第3071727号公報 特開2002−128077号公報
前述したように、物品を輸送するときには側面板と底板とをボルトとナットで組立て、回収するときには側面板と底板とを外しばらばらにして重ね合わせ輸送する。従って回収するときは物品を輸送するときより体積が約1/10にされるので、輸送コストが低減される。
しかし、側面板と側面板および側面板と底板とを組み立てるのに多くのボルトとナットとを必要としたので、手間が掛かった。また回収中にボルトとナットが紛失することがある。
本発明はボルトおよびナットを用いることなくして組立ておよび折畳みができるようにした輸送用容器を実現するものであり、
金属性の底板と、前記底板に重なる折り畳み状態と直角となる起立状態と間を回動自在になるように取付けられた金属性の左右の側面板と、前記左右の側面板に嵌合離脱自在にされた金属製の正面板と背面板とよりなり、左右の側面板を底板に起立状態に保持し、起立状態に保持された左右の側面板と正面板と背面板を嵌合し容器本体を形成し、前記左右の側面板および正面板と背面板との嵌合を解除し、正面板と背面板に折畳み収納状態に可能にした輸送用容器を提供する。
本発明は金属製の底板と、前記底板の角部に設けられ、ガイド溝および係止部を有するガイドが形成された支持部材と、前記支持部材のガイド溝に嵌合する嵌合ピンにて回動自在にされ、且つ前記ガイドをスライドし係止部に係合されるスライドピンを各々有する金属製の左右の側面板と、前記左右の側面板に設けた係合片に係合される係合部材を各々有する金属製の正面板と背面板とよりなり、左右の側面板を嵌合ピンおよびスライドピンにて前記底板に起立状態に保持し、起立状態に保持された左右の側面板の係合片に正面板と背面板の係合部材を嵌合し容器本体を形成し、前記左右の側面板および左右の側面板との嵌合を解除し、左右の側面板を嵌合ピンを中心に回動させることにより折畳み収納状態に可能にした輸送用容器を提供する。
本発明は支持部材のガイド溝は下部が下方斜めに傾斜し、前記嵌合ピンを上下方向に係合する係合部が形成され、前記ガイドは傾斜されスライドピンがスライドすると共にスライドピンを係止する係止部を設け、前記嵌合ピンがガイド溝に嵌合し、前記スライドピンが係止部に係止することにより左右の側面板を起立状態に保持するようにした輸送用容器を提供する。
本発明は前記左右の側面板を正面板および背面板に嵌合した状態で中央部にて折曲し、半開放状態にされ前記左右の側面板に取付けた棚板に輸送する物品を収納できるようにした輸送用容器を提供する。
本発明は前記正面板の中央部を蝶番で折曲可能にし、前記蝶番は、正面板の上下部を取付けた一対の取付部と、前記一対の取付部の櫛形に対向させた端部を直角に折曲げ突出させた突出部と、該突出部の先端を丸め形成した軸部と、軸部を貫通する軸とよりなり、折曲げられた左右の側面板の上部と下部間に間隙が生じるようにした輸送用容器を提供する。
本発明は前記支持部材のガイド溝の上端を開放し、前記左右の側面板に設けた嵌合ピンをガイド溝から脱出可能にし、左右の側面板を底板から分離可能にした輸送用容器を提供する。
本発明はスライドピンが底板に設けた保持部材の係止部に係合され、且つ嵌合ピンが前記保持部材のガイド溝の先端部に係合することにより起立状態に保持された左右の側面板と、前記起立状態に保持された左右の側面板の係合部に係合部を嵌合した左右の側面板とで形成した容器本体と、固定部材を有し前記容器の上面開口を施蓋する蓋体とよりなり、
前記容器本体の蓋体の固定部材に別の容器本体の保持部材を載置できるようにして、容器本体を重ね合わせ輸送する輸送用容器の輸送方法を提供する。
本発明の輸送用容器は左右の側面板を底板に重なる折り畳み状態と直角となる起立状態と間を回動自在になるように取付け、左右の側面板に左右の側面板を嵌合離脱自在にしたので、工具を用いることがなく容器本体を簡単に組立てることができる。
また左右の側面板を嵌合ピンおよびスライドピンにて前記底板に起立状態に保持し、起立状態に保持された左右の側面板の係合部に左右の側面板の係合部を嵌合し容器本体を形成し、前記左右の側面板および左右の側面板との係合を解除し、左右の側面板を嵌合ピンを中心に回動させることにより折畳み収納状態にするようにしたので、容器本体の組立ておよび収納の手間を少なくできる。
そして組立てられた容器本体に輸送用の物品を収納した状態では積重ねることができるので、輸送の効率が上がる。
組立て容器本体を形成した状態で、正面板および背面板を中央部で折曲し開放できるようにしたので、容器本体の底板に輸送する物品を収納した後、左右の側面板に設けた桟に取付けた棚板にも輸送する物品を乗せ収納できるので、収納効率を良くできる。
しかも蝶番を設けたので、正面板を折曲げたときに、正面板の上部と下部とが重なる部分に間隙ができるため、手を挟む心配がない。
正面板の上下部の対向する面に互い違いに隙間防止用の桟を設けたので、正面板を中央部で折曲げできるようにしても、機密性を向上できる。
さらに容器本体の回収時にも工具を用いることがなく、側面板を分解しかつ折畳むことができる。
また底板に重ね合わせた左右の側面板と蓋体との間の空間に分解された側面板などを収納できるので、回収の効率が上がる。
本発明の輸送用容器およびそれを用いた使用方法を図1〜図16に従って説明する。
図1は本発明の輸送用容器に用いた容器本体の斜視図である。容器本体10はステンレス製の容器である。容器本体10は底板11、左右の側面板12A、12Bおよび正面板14A、背面板14Bとよりなる。底板11の四隅の角部には脚体を兼ねる支持部材16、16が取付けられている。
また左右の側面板12A、12Bは嵌合ピン18、18が前記支持部材16、16のガイド溝17、17に嵌合することにより底板11に対して回動自在に取付けられている。
従って左右の側面板12A、12Bは嵌合ピン18、18を中心として回動し、底板11に対して起立した状態と畳められ、重なり合う状態とにされる。
また正面板14A、背面板14Bは蝶番23、23によって中央部から上部14A1と下部14A2とに折曲できるようにしている。
支持部材16、16は取付けられた底板11より下方にも突出させ、突出させた支持部材16、16の下端には補強枠26が取付けられている。底板11と補強枠26にはフォークリフトのフォークあるいはクレーンの爪が挿入されるように間隙27を形成している。
図1および図2に示すように、左右の側面板12A、12Bの側面には卍字型をなす係合片20が取付けられており、内側には棚板を乗せるための桟22が設けられている。係合片20の中央よりやや下部には保持片25、25が設けられている。係合片20は先端部20Aと翼部20Bを有する。
図3に示すように、正面板14A、背面板14Bには左右の側面板12A、12Bに取付けた係合片20の先端部20Aに係合する係合部材24を有する。係合部材24の先端24Aは係合片20の先端部20Aとの係合が容易になるように外方に向かって曲がっている。
図4(A)(B)(C)は蝶番23の側面図、平面図および折曲げた状態を示す側面図である。蝶番23は左右の側面板14Aの上部14A2と下部14B2とを取付ける一対の取付部23A、23Bと、前記一対の取付部23A、23Bの端部の部分を櫛形に対向させ、且つ直角に折曲げ突出させた突出部23A1、23B1と、該突出部23A1、23B1の先端を丸め形成した軸部23A2、23B2と、軸部23A2、23B2を貫通する軸23Cとよりなる。
図5に示すように、支持部材16、16は長方形のステンレス製の板を直角に折曲げ断面鉤型に形成されている。折曲げられた支持部材16、16の一側面には嵌合ピン18が嵌合するガイド溝17が形成されている。ガイド溝17の下部は斜め下方に傾斜しJ字状に曲げられ、突起29Aを有する係合部29が形成されている。また支持部材16、16の他側面には上辺に係止部30が形成された傾斜するガイド31が設けられている。
なお、ガイド溝17は必要に応じて点線で示すように、上部を開放し、嵌合ピン18がガイド溝17より離脱できるようにし、左右の側面板12A、12Bが底板11から完全に分離できるようにしている。
支持部材16、16の高さは左右の側面板12A、12Bと正面板14A、背面板14Bの合計の厚さより大きくしている。
左右の側面板12A、12Bの嵌合ピン18、18が取付けられている側面よりやや上方にはガイド29、29をスライドし係止部31,31に係止されるスライドピン33が取付けられている。
正面板14A、背面板14Bの側部には留め金36が取付けられている。
図6に示すように、留め金36は側面板14A、14Bに固着された筒体37と摘み兼止片38を有し、筒体37中をスライド出来るようにしたスライド棒39となる。筒体37にはロック部40A、40Bを有し上部が開放するガイド片40が一体に設けられている。スライド棒39の先端は左右の側面板12A、12Bに取付けられた係合片20の先端部20Aに形成された孔44Aを経て係合部材24の孔44Bに嵌合される。またスライド棒39の摘み兼止片38がガイド片40のロック部40A又はロック部40Bに係止し、スライドされた位置を保持される。
図7は本発明の輸送用容器に用いた容器本体10に蓋体45で施蓋した斜視図である。蓋体45はステンレス製で、底板46及び天板46の周囲から下方に突出され左右の側面板12A、12Bおよび正面板14A、背面板14Bの上辺に嵌合される側板47と四隅の角部に取付けられた固定部材48、48よりなる。固定部材48、48は直角に折曲げられ上方に突出される二辺を有し、後述する容器本体10を積重ねたとき、重ねられた上の容器本体10の支持部材16、16を固定する役目をなす。
図8に示すように、天板46と側板47との接合部全周に亘って額状の強化枠51が設けられている。強化枠51はステンレス製で、断面くの字状をなし端部52、52をそれぞれ天板46と側板47に溶接したもので、天板46が薄くても撓むことがないようにすると共に、後述する容器本体を積み重ねたときの補強の役目もなす。
次に本輸送用容器の輸送方法を説明する。生産地等で食材等の物品を詰めて輸送するには先ず容器本体10を組立てる。
図9に示すように、手でもって底板11に折畳まれている前の側面板12Aを嵌合ピン18を中心として矢印で示す時計方向に回動させると、スライドピン33はガイド31をスライドされる。このとき嵌合ピン18とスライドピン33の距離に比較してスライドピン33と側面板12Aの上端までの距離が長いのでテコの原理により、側面板12Aの上端を持って回動すれば、側面板12Aは小さい力で回動される。
図10に示すように、側面板12Aが底板11と直角となる完全に起立した状態ではスライドピン33が係止部30に係止して回動方向の動きが阻止される。またこの状態では嵌合ピン18は突起29Aを乗り越えガイド溝17の係合部29に位置されるため、嵌合ピン18は係合部29に確実に嵌合され上下方向の動きが阻止される。それにより左右の側面板12Aは起立状態に保持される。
同様にして後の側面板12Bを底板11に対して直角に起立させる。
次に図1に示すように手で持って左の側面板14Aを持上げ、側面板14Aの下方を支持部材16及び保持片25と前の側面板12Aの係合片20の翼部20B間に嵌合させ保持し、前の側面板12Aと左の側面板14Aとを組立てる。同様に右の側面板14Bを持上げ、側面板14Bの下方を後の側面板14Bの支持部材16及び保持片25と係合片20の翼部20B間に嵌合させ保持させ、後の側面板12Bと右の側面板14Bとを組立てる。
ところで、図11(A)に示すように側面板14Aの下方を側面板12Aに保持した状態で、側面板14Aの中央部から上部14A1と下部14A2とに折曲げられるので、容器本体10を上部開放できる。このとき蝶番23は図4に示すように、取付け部23Aの端部の部分を直角に折曲げ形成した突出部23A1、23B1の先端を軸部23A2、23A2としているので、折曲げられ重なる側面板14Aの上部14A1と下部14A2との間に突出部23A1、23B1の長さ分の間隙Gができ手が挟まれることを防止している。
また支持部材16に上部が傾斜面51を有するカバー50が設けられており、開放された側面板14Aの上部14A1が当たるようにされている。従って側面板14Aの上部14A1が側面板14Aの下部14A2等に当たり、傷つくのを防止できる。
なお、カバー50は容器本体10を組み立てたときには他の容器本体等と当たるのを防止する役目もなしている。
開放された上部側面から先ず底板11上に輸送する物品50、50を収納し、次に桟22A、22Aに棚板45を乗せる。棚板45に再び輸送する物品50を収納し、しかる後桟22B、22Bに棚板46を乗せることにより、棚板46にも輸送する物品50、50を収納できるので、効率よく輸送できる。
容器本体10に輸送する食材等の物品を入れた後、左の側面板14Aの上部を蝶番23、23を中心として回転させると、係合片24が左右の側面板12Aに設けた係合片20の先端部20Aに嵌合して、左の側面板14Aの上部が保持される。このとき係合部材24の先端部24Aが外方に向かって曲げられているので、係合片20の先端部20Aと係合部材24とが容易に係合されるようにしている。
また図11(B)に示すように、正面板14Aの上下部14A1、14A2の蝶番23が取りつけられた対向する面に違い違いに隙間防止用の桟23A3、23B3がそれぞれ取り付けられている。
従って図11(C)に示すように、左の側面板14Aの上部14A1を蝶番23、23を中心として回転させ、係合片24が左右の側面板12Aに設けた係合片20の先端部20Aに嵌合して左右の側面板14Aの上部を保持したとき、桟23A3、23B3があるため上部14A1と下部14A2との接合面に隙間を生じることがなく、密着性が上がる。
係合片20と係合部材24を係合させた後、図1に示すように留め金36の摘み兼止片38を持って矢印方向にスライドさせ、スライド棒39の先端を係合片20の孔44Aおよび係合部材24の孔44Bに嵌合させ、摘み兼止片38をロック部40Bに係合しこの状態を保持する。前述したように、スライド棒39の先端を係合片20の孔44Aおよび係合部材24の孔44Bに嵌合させることにより、左右の側面板14Aの上部を左右の側面板12Aに固着される。
図12に示すように、一の容器本体10Aの底板11と補強枠20との間隙27にフォークリストのフォークまたはクレーンの爪を挿入し持上げて、他の容器本体10の蓋体45に載置する。すると一の容器本体10Aの支持部材16、16と補強枠20は他の容器本体10Bの蓋体45の固定部材43と側板42で形成される枠内に嵌め込まれ、二段重ねにされる。
図8に示すように、容器本体10A、10Bを重ねたときに、蓋体46に設けた強化枠51に容器本体10の左右の側面板12A、12Bの上端が当たり、上からの加重がかかるが、そのときの補強の役目もなす。
同様にして他の容器本体を重ね、三段重ねにされた容器本体10A、10B・・はフォークリフトまたはクレーンで持上げられ、トレーラーの載せられ運搬される。この場合に底板11と補強枠20との間隙27は左右左右の四方向にあるので、どの方向からでも容器本体はフォークリフトまたはクレーンで持上げられる。
運搬された容器本体10A、10B・・は目的地でフォークリフトまたはクレーンで持上げられトレーラーから下され、さらに個々の容器本体10A、10B・・毎にされる。蓋体45は持上げることにより外され容器本体10の上面は開放される。
従って物品50、50が容器本体10A、10B・・から取出される。物品が取出された容器本体10A、10B・・は次の物品の運搬のために生産地に回収されるが、容器本体10A、10B・・のままで回収されると空間を多く占有し無駄となるので、折り畳む必要がある。
それには正面板14A、背面板14Bにある留め金33の摘み兼止片38をロック部40Bより脱出させ、スライド棒39を後退させる。それによりスライド棒39と孔44、A44Bとの係止が解除されるので、正面板14A、背面板14Bは持上げることができる。
正面板14A、背面板14Bを把手28の把手本体28Aを持って持上げると、係合体21Aは係合部19より脱出され、正面板14A、背面板14Bは左右の側面板12A、12Bとの嵌合が解除され、ばらばらにされる。
図13に示すように、前の側面板12Aを時計方向に回動させると、側面板12Aは嵌合ピン18を中心として回動し、前の側面板12Aは底板11上に畳まれる。
図14に示すように、底板11には前述した方法で既に後の側面板12Bが畳まれ伏せているので、側面板12Aは側面板12B上に折畳まれ重ねられる。
図15に示すように、支持部材16、16は底板11より左右の側面板12A、12Bおよび正面板14A、背面板14BAの厚みより長くされるようにしている。従って支持部材16、16で囲まれた空間部47に前述の取外した正面板14A、背面板14Bも側面板12A、12Bに重ねることができる。
次に蓋体45を上面に持ってきて置くと、蓋体45の固定部材43、43が支持部材16、16の内側に嵌め込まれ、底板11と蓋体45間に左右の側面板12A、12Bと正面板14A、背面板14Bは一体に収納される。
図16に示すように、底板11と蓋体45間に一体に収納された左右の側面板12A、12Bと正面板14A、背面板14Bは底板11と補強枠20間の間隙22にフォークリフトのフォークまたはリフトの爪を挿入し持上げ、他の一体に収納された左右の側面板12A、12Bと正面板14A、背面板14Bの蓋体45に載置する。
すると他の補強枠20が蓋体45の固定部材43と側板42で形成される枠内に嵌め込まれ、二段重ねにされる。このようにして四段、五段に積重ねられ一体に収納された左右の側面板12A、12Bと正面板14A、背面板14Bはフォークリフトまたリフトで運ばれ、トレーラーに積まれ生産地等に回収のために運送される。
ところで、大型のフォークリフト等がないとき、左右の側面板12A、12Bも底板11から外れるようにした方がよいことがある。
斯かる場合は図9に示すように、前の側面板12Aを嵌合ピン18を中心として反時計方向させる。それによりスライドピン33がガイド31をスライドして側面板12Aは回動し、下端の嵌合ピン18は支持部材16のガイド溝18を移動し、嵌合ピン18が係合部29の凹み部から脱出される。従って側面板12Aを持上げると、嵌合ピン18はガイド溝17を上方にスライドする。図5に示すようにガイド溝17は上方が開放されているので、嵌合ピン18はガイド溝17の開放する上部から脱出され、前の側面板12Aは底板11から分離される。
本発明の輸送用容器に用いた容器本体の斜視図である。 本発明の輸送用容器に用いられた容器本体の左の側面板の一部を拡大した側面図である。 本発明の輸送用容器に用いた容器本体の正面板の一部を拡大した側面図である。 本発明の輸送用容器に用いた蝶番の側面図で、図4(A)は側面図、図4(B)は平面図、図4(C)は折り畳んだ状態の側面図である。 本発明の輸送用容器に用いた支持部材の部分を拡大した側面図である。 本発明の輸送用容器に用いた止め金具を示す拡大斜面図である。 本発明の輸送用容器に用いた容器本体を施蓋した状態を示す斜視図である。 本発明の輸送用容器に用いた容器本体を施蓋した状態を示す部分断面図である。 本発明の輸送用容器に用いた容器本体の組立て方法を示す側面図である。 本発明の輸送用容器に用いた容器本体の組立て方法を示す側面図である 本発明の輸送用容器に用いた容器本体に物品を収納する状態を示すもので、図11(A)は半開放状態の側面図、図11(B)は同じく半開放状態の側面図、図11(C)は完成状態の側面図である。 本発明の輸送用容器に用いた容器本体の輸送方法を示す側面図である。 本発明の輸送用容器に用いた容器本体の組立てを示す側面図である。 本発明の輸送用容器に用いた容器本体の組立方法を示す側面図である。 本発明の輸送用容器の収納状態を示す側面図である。 本発明の輸送用容器を収納状態での輸送方法示す側面図である。 従来の輸送用容器に用いた容器本体の斜視図である。 従来の輸送用容器の輸送方法を示す正面図である。 従来の輸送用容器の輸送方法を示す正面図である。
符号の説明
10 容器本体
11 底板
12A 前の側面板
12B 後の側面板
14A 左の側面板
14B 右の側面板
16 支持部材
17 ガイド溝
18 嵌合ピン
20 係合片
22 桟
23 蝶番
23A、23B 取付部
23A1、23B1 突出部
23A2、23B2 軸部
24 係合部材
25 保持片
28 ガイド溝
29 係合部
30 係止部
31 ガイド
33 スライドピン
45 蓋体
46 天板
47 側板
50 カバー
51 強化板

Claims (9)

  1. 金属性の底板と
    前記底板に重なる折り畳み状態と直角となる起立状態と間を回動自在になるように取付けられた金属性の左右の側面板と、
    前記左右の側面板に嵌合離脱自在にされた金属製の正面板と背面板とよりなり、
    前記左右の側面板を底板に起立状態に保持し、起立状態に保持されたの左右の側面板と正面板および背面板とを嵌合し容器本体を形成し、
    前記左右の側面板および正面板と背面板との嵌合を解除し、左右の側面板を折畳み収納状態に可能にしたことを特徴とする輸送用容器。
  2. 金属製の底板と、
    前記底板の角部に設けられ、ガイド溝およびガイドが形成された支持部材と、
    前記支持部材のガイド溝に嵌合する嵌合ピンにて回動自在にされ、且つ前記ガイドをスライドし係止部に係合されるスライドピンを各々有する金属製の左右の側面板と、
    前記左右の側面板に設けた係合片に係合される係合部材を各々有する金属製の正面板と背面板とよりなり、
    左右の側面板を嵌合ピンおよびスライドピンにて前記底板に起立状態に保持し、起立状態に保持された左右の側面板の係合片に正面板と背面板の係合部材を嵌合し容器本体を形成し、
    前記左右の側面板および正面板と背面板との嵌合を解除し、左右の側面板を嵌合ピンを中心に回動させることにより折畳み収納状態に可能にしたことを特徴とする輸送用容器。
  3. 前記支持部材のガイド溝は下部が下方斜めに傾斜し前記嵌合ピンを上下方向に係合する係合部が形成され、前記ガイドは傾斜されスライドピンがスライドすると共にスライドピンを係止する係止部を設け、前記嵌合ピンがガイド溝に嵌合し、前記スライドピンが係止部に係止することにより左右の側面板を起立状態に保持することを特徴とする請求項2記載の輸送用容器。
  4. 前記正面板を左右の側面板に嵌合した状態で中央部にて折曲し半開放状態にされるようにし、前記左右の側面板に取付けた棚板に輸送する物品を収納できるようにしたことを特徴とする請求項2記載の輸送用容器。
  5. 前記正面板の中央部を蝶番で折曲可能にし、前記蝶番は、正面板の上下部を取付けた一対の取付部と、前記一対の取付部の櫛形に対向させた端部を直角に折曲げ突出させた突出部と、該突出部の先端を丸め形成した軸部と、軸部を貫通する軸とよりなり、折曲げられた正面板の上部と下部間に間隙が生じるようにしたことを特徴とする請求項3記載の輸送用容器。
  6. 前記正面板の上下部の対向する面に互い違いに隙間防止用の桟を設けたことを特徴とする請求項5記載の輸送用容器。
  7. 前記支持部材のガイド溝の上端を開放し、前記左右の側面板に設けた嵌合ピンをガイド溝から脱出可能にし、左右の側面板を底板から分離可能にしたことを特徴とする請求項2記載の輸送用容器。
  8. 前記容器本体の上面開口を施蓋する蓋体は天板と該天板の周端部から下方の突出する側板とで構成し、前記天板と側板の接合面に強化枠を設けたことを特徴とする請求項2記載の輸送用容器。
  9. スライドピンが底板に設けた保持部材の係止部に係合され、且つ嵌合ピンが前記保持部材のガイド溝の先端部に係合することにより起立状態に保持された左右の側面板と、
    前記起立状態に保持された左右の側面板の係合部に係合部を嵌合した正面板と背面板とで形成した容器本体と、
    固定部材を有し前記容器本体の上面開口を施蓋する蓋体とよりなり、
    前記容器本体の蓋体の固定部材に別の容器本体の保持部材を載置できるようにして、容器本体を重ね合わせ輸送することを特徴とする輸送用容器の輸送方法。
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