JP2004224403A - 輸送用容器及びそれを用いた輸送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回収時にボルトあるいはナットを外し、容器の側板と底板とを分解する手間を省き、また物品を詰めるビニール袋を不要にする。
【解決手段】補強用のビード引出し17とフランジ15とを有し底面に向かって幅狭に形成された側板11、12と脚体30を設けた金属製の底板14とを水漏れなく接合し、上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成された容器本体10と、脚体を載置される凹部が形成された蓋体31とよりなり、容器本体を開口した状態では、一の容器本体に他の容器本体を重ね合わせられ、容器本体の開口を蓋体で施蓋した状態では、一容器本体の前記蓋体の凹部33に他の容器本体の脚部を載せ複数個の容器本体を重ね合わせられることができるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】補強用のビード引出し17とフランジ15とを有し底面に向かって幅狭に形成された側板11、12と脚体30を設けた金属製の底板14とを水漏れなく接合し、上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成された容器本体10と、脚体を載置される凹部が形成された蓋体31とよりなり、容器本体を開口した状態では、一の容器本体に他の容器本体を重ね合わせられ、容器本体の開口を蓋体で施蓋した状態では、一容器本体の前記蓋体の凹部33に他の容器本体の脚部を載せ複数個の容器本体を重ね合わせられることができるようにする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を収納し複数段積み重ね輸送できるようにすると共に、空の容器を重ね合わて、回収できるようにした輸送用容器およびそれを用いた輸送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚介類、果実或いは野菜などの生鮮食料品である物品は生産地または加工地より一括して輸送し、消費地で実際に販売される大きさに分けられ販売されることが多く行われている。
【0003】
斯かる場合に生鮮食料品である物品を一括してビニール袋に詰め、そのビニール袋を木箱に収納し、この木箱をコンテナー内に多数収納して輸送していた。この場合、生鮮食料品である物品などの物品を輸送後、空になった物品包装用のビニールなどを含む木箱は返却費用がかかってしまうため返却せずに産業廃棄物として焼却処分し、空になった木箱の返却費用を軽減していた。
【0004】
しかしながら、生鮮食料品などの物品を輸送した後の木製の空箱を焼却すると有害ガスが発生してしまう。近年では有害ガスなどによる環境破壊が問題となってきており、産業廃棄物の焼却処分には高額な費用負担をしなければならない。このため、生鮮食料品である物品などの物品を輸送後、空になった木箱を焼却せず、然も、返却費用を軽減できる輸送用容器の開発が望まれていた。
【0005】
そこで、木箱の代わりに金属で組立てできる輸送用容器を形成し、生鮮食料品等を物品をビニールに詰め、ビニールに詰められた物品を組み立てられた輸送用容器に収納し、コンテナで詰め込み輸送し、輸送後は輸送用容器を分解し回収することは本件出願人が先に出願した実用新案登録第3071727号公報に記載されるところである。
【0006】
図16に概略を記載すると、枠状の金属製側板1、1と同じく枠状の金属製側板2、2をボルト3、3、3・・・とナットとでもって止め組み立てる。さらに組み立てた金属製側板1、1および金属製側板2、2と底板4とをボルト5、5、5・・・とナットでもって止め、輸送用容器6を作る。
【0007】
図17に示すように、前述のように形成された輸送用容器6にビニール袋8、8に詰められた物品を入れる。物品が入れられた一の輸送用容器6Aに他の輸送用容器6Bの嵌合部7、7を嵌込め重ね、フォークリスト等を使用しコンテナに収納し輸送する。輸送された物品はビニール袋ごと輸送用容器6から取出される。
【0008】
図18に示すように、空になった輸送用容器6はボルト3、3・・・5、5・・とナットが外され、金属製側板1、1・・・、2、2・・・と底板4に分解される。分解された金属製側板1、1・・・、2、2・・・と底板4は積み重ねられて回収する。
【0009】
【特許文献1】
実用新案登録第3071727号公報
【特許文献2】
特開2002−128077号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、物品を輸送するときには側板と底板とをボルトとナットで組立て、回収するときには側板と底板とを外しばらばらにして重ね合わせ輸送する。従って回収するときは物品を輸送するときより体積が約1/10にされるので、輸送コストが低減される。
【0011】
しかし、側板と側板および側板と底板とを組み立てるのに多くのボルトとナットとを必要としたので、手間が掛かった。また回収中にボルトとナットが紛失することがある。
【0012】
さらに側板の補強が必要だったため、組立工数及び重量がかかった。
【0013】
輸送する物品はビニール袋に詰める必要があったので、輸送後物品を取出した後不要となったビニール袋を焼却する必要がある。そのため依然として有機ガスを発生する。
【0014】
さらに物品を運搬中にビニール袋が破れ、物品が腐ったりあるいは鮮度が落ちてしまうことがあった。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は回収時にボルトあるいはナットを外し側板と底板とを分解する手間を省き、また物品を詰めるビニール袋を不要としたもので、
補強用のビード引出しとフランジとを有し底面に向かって幅狭に形成された金属製の左右および前後の側板と輸送用の間隙を形成する脚体を設けた金属製の底板とを水漏れなく接合し、上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成された容器本体と、補強部材を有し、前記脚体を載置される凹部が形成された蓋体とよりなり、前記容器本体を開口した状態では、一の容器本体に他の容器本体を重ね合わせられ、容器本体の開口を蓋体で施蓋した状態では、一容器本体の前記蓋体の凹部に他の容器本体の脚部を載せ複数個の容器本体を重ね合わせられることができるようにした輸送用容器を提供する。
【0016】
本発明は前記蓋体には容器本体のフランジに嵌合されるフランジと、前記脚体を位置決めする凹部とを形成した輸送用容器を提供する。
【0017】
本発明は前記把手が側板のフランジの上面に設けた長孔に嵌合される枠状の把手本体および前記の側板に設けた係合部に係合する係止片とよりなり、前記係合部に把手本体の係止片を係合することにより、把手をフランジの上面より突出した状態に保持する輸送用容器を提供する。
【0018】
補強用のビード引出しとフランジとを有し底面に向かって幅狭に形成された金属製の左右および前後の側板と輸送用の間隙を形成する脚体を設けた金属製の底板とを水漏れなく接合し、上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成された容器本体と、前記補強用のビードを有し、前記容器のフランジに嵌合されるフランジと前記容器本体の脚体を位置決めする凹部が形成された蓋体とよりなり、
輸送物を輸送および収納時は、前記容器本体に輸送物を直接に収納した後、容器本体のフランジと蓋体のフランジを嵌合し蓋体で容器本体の上面開口部を密閉すると共に、前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を載せ複数個の容器本体を重ね合わせられるようにし、空の前記容器本体を回収しおよび輸送するときは、前記一の容器本体に他の容器本体を重ね合わせ、複数個の容器本体を重ね合わせ収納および輸送できるようにした輸送用容器を用いた輸送方法を提供する。
【0019】
本発明は前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を載せたとき、前記脚体を蓋体の凹所の側板に当てて位置決めする輸送用容器を用いた輸送方法を提供する。
【0020】
本発明は前記容器本体のフランジに出没自在に把手を設け、空の状態で容器本体を積み重ねまたは積み重ねた容器本体を外すとき、前記把手をフランジより突出した状態に保持し、把手にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入し空の容器本体をフォークリフトで運搬可能にした輸送用容器を用いた輸送方法を提供する。
【0021】
本発明は前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を積み上げたとき、前記脚体の長さを選定し一容器本体と積み上げた容器本体との間にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入可能な間隙を形成した輸送用容器を用いた輸送方法を提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の輸送用容器およびそれを用いた使用方法を図1〜図15に従って説明する。
【0023】
図1は本発明の輸送用容器に用いた容器本体10の斜視図で、図2は同じく本発明の輸送用容器に用いた容器本体10の正面図である。
【0024】
容器本体10は幅約1000mm、奥行き800mm、高さ500mmの大きさからなる金属製の容器である。容器本体10は前後の側板11、11と左右の側板12、12および底板14となる。容器本体10は容易に腐食しないためステンレスが好ましいが、ステンレスに限らない。
【0025】
図1および図2に示すように、前後の側板11、11と左右の側板12、12は底板14に向かって幅狭になるよう傾斜させている。前後の側板11、11と左右の側板12、12の上部周辺にフランジ15、16が形成される。前後の側板11、11と左右の側板12、12には縦および横方向に複数本のビード引出し16、16・・・、ビード引出17、17・・・が形成されている。
【0026】
図3および図4に示すように、側板11および側板12に形成された縦および横方向のビード引出し16、16・・・、ビード引出17、17・・・は側板11および側板12を線状に折り曲げることにより形成している。そしてビード引出し16、16・・・、ビード引出17、17・・・は側板11、12が歪んで表面が凸凹になるのを防止する。また後述するように容器にしたとき内方からの圧力に対する補強の役目をなす。
【0027】
ビード引出し16、16・・・、ビード引出17、17・・・は別体の板を溶接せず、側板11、12を折り曲げて形成したので、プレス等で簡単に製造でき且つ、軽量にできる。
【0028】
また図5および図6に示すように、フランジ15、16は側板11、12の上部を略U字状に折り曲げ形成し、補強の役目をなす。さらにフランジ15には把手、18が出没自在に取付けられている。把手、18はフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入して容器本体10が空の状態で運搬するとき等に使用するものである。
【0029】
図7に示すように、把手18はステンレス等の金属で枠状に形成しフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入できるようにした把手本体19Aと係止片20とよりなる。把手本体19Aを形成する脚片21A、21Aおよび係止片20はフランジ15に設けた長孔24、24を上下自在に貫通している。また把手本体19Aの下部に設けたストッパー25および係止片20の下端は夫々側板11に形成された係合部26A、27に夫々係合される。
【0030】
図8および図9は把手18の把手本体19Bの他の実施例を示す一部斜視図である。把手本体19Bを形成する脚片21B、21Bはフランジ15に設けた長孔24、24を上下自在に貫通している。そして把手本体19Aの脚片21B、21Bが側板11に形成された係合部26Bに係合される。
【0031】
容器本体10の底板14の四隅には脚体30、30が設けられている。脚体30、30は後述するように、容器本体10を重ね合わせるときに固定用として使用する他、積み上げた容器本体10間にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入できる間隙が形成されるに必要な長さを有する。
【0032】
図10は蓋体31の平面図、図11は同じく蓋体31の側面図である。蓋体31は容器本体10と同様にステンレス等の腐食しにくい金属で形成されている。蓋体31には容器本体10のフランジ15に嵌合されるフランジ32が形成されている。
【0033】
図11に示すように、蓋体31は上面を凹ませ容器本体10の脚体30、30が載置される凹所33を形成している。蓋体31の凹所33に脚体30、30を載置したとき、脚体30、30は凹所33の側壁に当たり、固定されるようにしている。
【0034】
さらに蓋体31はハット材等の補強部材34が溶接されている。補強部材34の代わりに側板11、12と同様に蓋体31を線状に折り曲げ、ビード引出しを形成してもよいが、蓋体31は重量が加わるため補強部材34を溶接する方が好ましい。
【0035】
図12は容器本体10の組立て前の平面図である。容器本体10は前述したように、ステンレスの前後の側板11、11と左右の側板12、12および底板14とよりなる。前後の側板11、11は単独であるが、左右の側板12、12と底板14とは一体に形成されている。
【0036】
また底板14には強度を持たせるために十字状のビード引出し14Aが形成されているが、必ずしも必要としない。
【0037】
容器本体10を形成するには、先ず前後の側板11、11および左右の側板12、12の上部を略U字状に折り曲げフランジ15を形成する。然る後底板14との境目から左右の側板12、12を折り曲げる。この場合に、境目にアールが出来るように折り曲げ強度を持たせると共に洗浄が容易にできる。
【0038】
底板14との境目から左右の側板12、12を折り曲げた後、前後の側板11、11と左右の側板12、12の境目を溶接する。この場合も境目にアールを持たせ強度を持たせると共に洗浄が容易に出来る。
【0039】
最後に底板14と前後の側板11、11を溶接することにより、図1に示すように、水分が漏れない容器本体10が出来上がる。前述と同様にして、容器本体10の前後の側板11、11と底板14の境目もアールを持たせ強度を持たせると共に洗浄が容易に出来る。又底板14と前後の側板11、11および左右の側板12、12で出来る四隅もアールを持たせて洗浄を容易に出来る。
【0040】
次に本発明の輸送用容器を用いた輸送方法を説明する。
【0041】
容器本体10は前述したように、溶接され水分が漏れないように形成されている。従って魚介類、果物、漬物或いは野菜等の食料品である物品を輸送するとき、輸送する物品を生産地あるいは加工地で、生産され又は加工された物品を直接に容器本体10に詰め込まれる。
【0042】
食料品を容器本体10に詰め込んだ後、蓋体31で容器本体10の開口を施蓋しフックで固定する。この場合蓋体31のフランジ32と容器本体10のフランジ15、16が嵌合され且つ、その間に設けたパック材により容器本体10の開口が密封されるので、輸送する食料品である物品をビニール袋に入れる必要がない。
【0043】
図7(C)に示すように、このとき把手本体19Aの脚片21Aおよび係止片20は係合部26A、27に係合されないため、フランジ15に形成された長孔24、24より深く挿入され、把手本体19Aはフランジ15の表面には上部22Aが露出されるだけである。
【0044】
図9(C)においても同様で、把手本体19Bの脚片21Bは係合部26Bに係合されないため、フランジ15に形成された長孔24、24より深く挿入され、把手本体19Bはフランジ15の表面には上部22Bが露出されるだけである。
【0045】
従って図13に示すように、輸送する食料品である物品が詰め込まれ蓋体31にて開口が密閉された一の容器本体10Aの上に、同様に輸送する物品が詰め込まれ蓋体31にて開口が密閉された他の容器本体10Bが積み上げることができる。
【0046】
積み上げるために底板14には脚体30、30を設け、脚体30、30の長さを選定することにより、容器本体10Bと床間には、フォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入できる間隙が形成されるようにしている。従ってフォークリフト又はクレーンを使用して容器本体10を持ち上げ、一の容器本体10Aに他の容器本体10Bを積み上げることができる。
【0047】
図14に示すように、他の容器本体10Bの脚体30、30は一の容器本体10Aを施蓋した蓋体31の凹所33に載置される。そして脚体30、30は蓋体31の凹所33の四隅の壁に当たり固定される。従って輸送中にコンテナが揺れても積み上げられている容器本体10、10がずれることがない。
【0048】
このようにした容器本体10、10を積み上げ、フォークリフト又はクレーンでコンテナに積み込む。コンテナには容器本体10、10を3段積み上げたのを横2列にし、縦6列に並べられ、合計36個の容器本体10、10が詰め込まれる。その結果20フィートコンテナーで約18tの食材を輸送できる。
【0049】
コンテナに詰まれた容器本体10、10はトラックおよび船等で輸送され消費地等に輸送される。輸送された容器本体10、10は消費地等でコンテナから卸される。そして下ろされた容器本体10、10は詰められている物品を取り出すために1つ1つ床に置かれる。
【0050】
容器本体10、10を1つ1つ床に置くとき、積み上げられた一の容器本体10Aと他の容器本体10Bとの間には脚体30、30の長さを予め選定しておくことにより、図13に示すようにフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入出来る間隙Kが形成されるようにしている。従って一の容器本体10Aと他の容器本体10Bとの間隙Kにフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入して他の容器本体10Bを一の容器本体10Aから床に下ろすことができる。
【0051】
床に下ろされ蓋体31を開放し、フォーク又は又はクレーンの爪で一辺の把手を持ち上げ容器本体10を傾けることにより詰められた物品を取り出される。あるいは回転台も使用可能で取り出しに省力化できる。食料品である物品が取り出された後、容器本体10、10を回収する必要がある。容器本体10、10を回収するには洗浄した後、容器本体10、10を重ね合わせ嵩張らないようにして回収する。
【0052】
図15に示すように、容器本体10、10は開口する上面から底板14に向かって幅狭くなるように側板11、12が傾斜されている。従って一の容器本体10Aの開口から他の容器本体10Bを挿入すると、一の容器本体10Aの側板11、12と他の容器本体10Bの側板11、12は8割程度が重ねられ、収納できるようにしている。従って容器本体10、10の嵩が減少され、回収のコストを安くしている。
【0053】
容器本体10、10を重ね合わせるには、容器本体10を持ち上げる必要がある。
【0054】
それには図7(C)の状態にある把手19を手で持ち上げると、脚片21Aはフランジ15の長孔24、24中を移動し、図7(B)に示すように把手18はフランジ15の上部に突出される。
【0055】
図7(B)に示すように、把手18が持ち上げられた状態で矢印に示すように横方向に移動しストッパー25を係合部26Aの位置に合わせ、係止片20を係合部27の位置に合わせる。
【0056】
図7(A)に示すように、ストッパー25を係合部26Aの位置に合わせ、係止片20を係合部27の位置に合わせた状態で把手を下げると、ストッパー25が係合部26Aに係合され、また係止片20が係合部27に係合する。従って把手はフランジ15から突出された状態で保持される。
【0057】
同様に図9(C)の状態にある把手19を手で持ち上げると、脚片21Bはフランジ15の長孔24、24中を移動し、図9(B)に示すように把手18はフランジ15の上部に突出される。
【0058】
図9(B)に示すように、把手18が持ち上げられた状態で矢印に示すように横方向に移動し、脚片21Bの下端を係合部26Bの位置に合わせる。
【0059】
図9(A)に示すように、脚片21Bの下端を係合部26Bの位置に合わせた状態で把手を下げると、脚片21Bの下端が係合部26Bに係合する。従って把手はフランジ15から突出された状態で保持される。
【0060】
把手18はフランジ15から突出された状態では枠状をなす把手18の上部22A又は上部22Bとフランジ15の表面との間の間隙Tにはフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入出来るので、把手18にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入し持ち上げると、把手本体19A、19Bの下部23A、23Bがフランジ15の下側に当たり、一の容器本体10Aは持ち上げられ、開口より他の容器本体10Bに嵌め込まれ、重ね合わされる。
【0061】
前述したように、容器本体10、10は開口する上面から底板14に向かって幅狭くなるように側板11、12が傾斜されているので、一の容器本体10Aの側板11、12に他の容器本体10Bの側板11、12の約8割が重ね合わされるので、嵩を減らせることができる。
【0062】
重ね合わされた容器本体10、10は前述と同様にコンテナに詰め込まれ生産地等に回収のために送り返される。
【0063】
空の状態ではコンテナに容器本体10、10を23個積み合わせたのを横2列、縦9列し、合計414個の容器本体10、10が詰め込まれる。残ったスペースで蓋体が十分に積載できる。従って容器本体10、10に食料品である物品を詰めた状態では36個であったのに比べて約11倍の容器本体10、10を輸送することができ、回収費用を軽減できる。
【0064】
生産地で再び食料品である物品を容器本体10、10に詰め込むには、重ね合わせた容器本体10、10を1つ1つにする必要があるが、このときも把手本体19A、19の枠状をなす上部22とフランジ15の表面との間の間隙Tにフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を差込み、容器本体10、10をフォークリフトで持ち上げ外すことができる。
【0065】
外された容器本体10は積み上げるとき把手が突出されていると邪魔となる。
【0066】
そこで図7(B)に示すように、把手18を手で持ち上げると、係止片20および脚片21Aはフランジ15の長孔24、24中を移動し、把手は多少上部に移動して、ストッパー25が係合部26Aから外れ、また係止片20が係合部27から外れる。
【0067】
図7(B)に示すように、把手が多少持ち上げら、ストッパー25が係合部26Aから外れ、また係止片20が係合部27から外れた状態で反矢印方向に移動し、ストッパー25を係合部26Aの位置からずらし、係止片20を係合部27の位置からずらす。
【0068】
図7(C)に示すように、ストッパー25を係合部26Aの位置からずらし、係止片20を係合部27の位置からずらした状態で把手を下げると、ストッパー25は係合部26Aに係合されず、また係止片20も係合部27に係合されることがないので、脚片21Aおよび係止片20は長孔24中を下方に移動し、把手は上部22Aのみがフランジ15の表面に露出され、それ以外はフランジ15の下方に収納される。
【0069】
従って図13に示すように、輸送する物品が詰め込まれ蓋体31にて開口が密閉された一の容器本体10Aの上に、食料品である物品が詰め込まれ蓋体31にて開口が密閉された他の容器本体10Bを積み上げるときに、把手が邪魔になることがない。
【0070】
【発明の効果】
本発明の輸送用容器は上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成したので、一の容器本体に他の容器本体を重ね合わせ、複数個の容器本体を重ね合わせ収納および輸送できるので、輸送効率を高められる。
【0071】
本発明の輸送用容器は従来の用にボルトとナットで組み立てる必要がないので、手間が掛からず、また組み立てるための部品が消失することがない。
【0072】
本発明の輸送用容器は側板をU字状に凹ませ、補強用のビード引出し形成したので、重量を増すことがなく側板の補強および歪みの防止ができる。
【0073】
本発明の輸送用容器は側板のフランジに上部に把手を出没自在に設けたので、把手をフランジの下に収納すれば、容器本体を積み上げるときに邪魔になることはない。
【0074】
本発明の輸送用容器は蓋体に位置決めする凹部を形成したので、容器の開口を蓋体で施蓋し、一容器の前記蓋体の凹部に他の容器の脚部を載せ複数個の容器を重ね合わせたとき、蓋体の凹部の側板に容器の脚部が位置決めされるので、輸送中に積み上げた容器本体がずれることがない。
【0075】
本発明の輸送用容器の使用方法は物品を輸送および収納時は、前記容器本体に物品を直接に収納した後、容器本体のフランジと蓋体のフランジを嵌合し蓋体で容器本体の上面開口部を密閉するようにしたので、食料品である物品等をビニールの袋等に入れることなくそのまま詰め込める。従って従来のように不要になったビニール袋等を焼却する必要がないので、公害の予防となる。
【0076】
本発明の輸送用容器を用いた輸送方法は前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を載せたとき、脚体を蓋体の凹所の側板に当てて位置決めするようにしたので、輸送中に積み上げた容器本体がずれることが無い。
【0077】
本発明の輸送用容器を用いた輸送方法は前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を積み上げたとき、前記脚体の長さを選定し一容器本体と積み上げた容器本体との間にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入可能したのでフォークリフトで、容器本体の積み上げ、積み下ろしができる。
【0078】
本発明の輸送用容器を用いた輸送方法は容器本体のフランジに出没自在に把手を設け、空の状態で容器本体を積み重ねまたは積み重ねた容器本体を外すとき、前記把手をフランジより突出した状態に保持したので、把手にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入することができるようにしたので、空の容器本体を重ね合わせまたは取り外しができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輸送用容器に用いた容器本体の斜視図である。
【図2】本発明の輸送用容器に用いた容器本体の正面図である。
【図3】本発明の輸送用容器に用いた容器本体の側板の拡大した一部横断面図である。
【図4】本発明の輸送用容器に用いた容器本体の側板の拡大した一部縦断面図である。
【図5】本発明の輸送用容器に用いた容器本体のフランジ部分を拡大した一部側面図である。
【図6】本発明の輸送用容器に用いた容器本体のフランジと把手の部分を拡大した一部斜面図である。
【図7】本発明の輸送用容器に用いた把手の構造を説明する一部断面図で、図7Aは把手取出した状態を示す断面図、図7Bは把手を収納する課程を示す断面図、図7Cは把手を収納した状態を示す断面図である。
【図8】本発明の輸送用容器に用いた容器本体のフランジと把手の部分を拡大した他の実施例を示す一部斜面図である。
【図9】本発明の輸送用容器に用いた把手の構造を説明する他の実施例の一部断面図で、図9Aは把手取出した状態を示す断面図、図9Bは把手を収納する課程を示す断面図、図9Cは把手を収納した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の輸送用容器に用いた蓋体の平面図である。
【図11】本発明の輸送用容器に用いた蓋体の側面図である。
【図12】本発明の輸送用容器に用いた前後および左右の側板と底板の展開した平面図である。
【図13】本発明の輸送用容器を用いた輸送方法を示す正面図である。
【図14】本発明の輸送用容器を用いた輸送方法を示す一部拡大した側面図である
【図15】本発明の輸送用容器を用いた輸送方法を示す正面図である。
【図16】従来の輸送用棚の斜視図である。
【図17】従来の輸送用棚の輸送方法を示す正面図である。
【図18】従来の輸送用棚の輸送方法を示す正面図である。
【符号の説明】
10 容器本体
11 前後の側板
12 左右の側板
14 底板
15 フランジ
16 フランジ
17 ビード引出し
18 把手
19A、19B 把手本体
30 脚体
31 蓋体
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を収納し複数段積み重ね輸送できるようにすると共に、空の容器を重ね合わて、回収できるようにした輸送用容器およびそれを用いた輸送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚介類、果実或いは野菜などの生鮮食料品である物品は生産地または加工地より一括して輸送し、消費地で実際に販売される大きさに分けられ販売されることが多く行われている。
【0003】
斯かる場合に生鮮食料品である物品を一括してビニール袋に詰め、そのビニール袋を木箱に収納し、この木箱をコンテナー内に多数収納して輸送していた。この場合、生鮮食料品である物品などの物品を輸送後、空になった物品包装用のビニールなどを含む木箱は返却費用がかかってしまうため返却せずに産業廃棄物として焼却処分し、空になった木箱の返却費用を軽減していた。
【0004】
しかしながら、生鮮食料品などの物品を輸送した後の木製の空箱を焼却すると有害ガスが発生してしまう。近年では有害ガスなどによる環境破壊が問題となってきており、産業廃棄物の焼却処分には高額な費用負担をしなければならない。このため、生鮮食料品である物品などの物品を輸送後、空になった木箱を焼却せず、然も、返却費用を軽減できる輸送用容器の開発が望まれていた。
【0005】
そこで、木箱の代わりに金属で組立てできる輸送用容器を形成し、生鮮食料品等を物品をビニールに詰め、ビニールに詰められた物品を組み立てられた輸送用容器に収納し、コンテナで詰め込み輸送し、輸送後は輸送用容器を分解し回収することは本件出願人が先に出願した実用新案登録第3071727号公報に記載されるところである。
【0006】
図16に概略を記載すると、枠状の金属製側板1、1と同じく枠状の金属製側板2、2をボルト3、3、3・・・とナットとでもって止め組み立てる。さらに組み立てた金属製側板1、1および金属製側板2、2と底板4とをボルト5、5、5・・・とナットでもって止め、輸送用容器6を作る。
【0007】
図17に示すように、前述のように形成された輸送用容器6にビニール袋8、8に詰められた物品を入れる。物品が入れられた一の輸送用容器6Aに他の輸送用容器6Bの嵌合部7、7を嵌込め重ね、フォークリスト等を使用しコンテナに収納し輸送する。輸送された物品はビニール袋ごと輸送用容器6から取出される。
【0008】
図18に示すように、空になった輸送用容器6はボルト3、3・・・5、5・・とナットが外され、金属製側板1、1・・・、2、2・・・と底板4に分解される。分解された金属製側板1、1・・・、2、2・・・と底板4は積み重ねられて回収する。
【0009】
【特許文献1】
実用新案登録第3071727号公報
【特許文献2】
特開2002−128077号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、物品を輸送するときには側板と底板とをボルトとナットで組立て、回収するときには側板と底板とを外しばらばらにして重ね合わせ輸送する。従って回収するときは物品を輸送するときより体積が約1/10にされるので、輸送コストが低減される。
【0011】
しかし、側板と側板および側板と底板とを組み立てるのに多くのボルトとナットとを必要としたので、手間が掛かった。また回収中にボルトとナットが紛失することがある。
【0012】
さらに側板の補強が必要だったため、組立工数及び重量がかかった。
【0013】
輸送する物品はビニール袋に詰める必要があったので、輸送後物品を取出した後不要となったビニール袋を焼却する必要がある。そのため依然として有機ガスを発生する。
【0014】
さらに物品を運搬中にビニール袋が破れ、物品が腐ったりあるいは鮮度が落ちてしまうことがあった。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は回収時にボルトあるいはナットを外し側板と底板とを分解する手間を省き、また物品を詰めるビニール袋を不要としたもので、
補強用のビード引出しとフランジとを有し底面に向かって幅狭に形成された金属製の左右および前後の側板と輸送用の間隙を形成する脚体を設けた金属製の底板とを水漏れなく接合し、上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成された容器本体と、補強部材を有し、前記脚体を載置される凹部が形成された蓋体とよりなり、前記容器本体を開口した状態では、一の容器本体に他の容器本体を重ね合わせられ、容器本体の開口を蓋体で施蓋した状態では、一容器本体の前記蓋体の凹部に他の容器本体の脚部を載せ複数個の容器本体を重ね合わせられることができるようにした輸送用容器を提供する。
【0016】
本発明は前記蓋体には容器本体のフランジに嵌合されるフランジと、前記脚体を位置決めする凹部とを形成した輸送用容器を提供する。
【0017】
本発明は前記把手が側板のフランジの上面に設けた長孔に嵌合される枠状の把手本体および前記の側板に設けた係合部に係合する係止片とよりなり、前記係合部に把手本体の係止片を係合することにより、把手をフランジの上面より突出した状態に保持する輸送用容器を提供する。
【0018】
補強用のビード引出しとフランジとを有し底面に向かって幅狭に形成された金属製の左右および前後の側板と輸送用の間隙を形成する脚体を設けた金属製の底板とを水漏れなく接合し、上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成された容器本体と、前記補強用のビードを有し、前記容器のフランジに嵌合されるフランジと前記容器本体の脚体を位置決めする凹部が形成された蓋体とよりなり、
輸送物を輸送および収納時は、前記容器本体に輸送物を直接に収納した後、容器本体のフランジと蓋体のフランジを嵌合し蓋体で容器本体の上面開口部を密閉すると共に、前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を載せ複数個の容器本体を重ね合わせられるようにし、空の前記容器本体を回収しおよび輸送するときは、前記一の容器本体に他の容器本体を重ね合わせ、複数個の容器本体を重ね合わせ収納および輸送できるようにした輸送用容器を用いた輸送方法を提供する。
【0019】
本発明は前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を載せたとき、前記脚体を蓋体の凹所の側板に当てて位置決めする輸送用容器を用いた輸送方法を提供する。
【0020】
本発明は前記容器本体のフランジに出没自在に把手を設け、空の状態で容器本体を積み重ねまたは積み重ねた容器本体を外すとき、前記把手をフランジより突出した状態に保持し、把手にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入し空の容器本体をフォークリフトで運搬可能にした輸送用容器を用いた輸送方法を提供する。
【0021】
本発明は前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を積み上げたとき、前記脚体の長さを選定し一容器本体と積み上げた容器本体との間にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入可能な間隙を形成した輸送用容器を用いた輸送方法を提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の輸送用容器およびそれを用いた使用方法を図1〜図15に従って説明する。
【0023】
図1は本発明の輸送用容器に用いた容器本体10の斜視図で、図2は同じく本発明の輸送用容器に用いた容器本体10の正面図である。
【0024】
容器本体10は幅約1000mm、奥行き800mm、高さ500mmの大きさからなる金属製の容器である。容器本体10は前後の側板11、11と左右の側板12、12および底板14となる。容器本体10は容易に腐食しないためステンレスが好ましいが、ステンレスに限らない。
【0025】
図1および図2に示すように、前後の側板11、11と左右の側板12、12は底板14に向かって幅狭になるよう傾斜させている。前後の側板11、11と左右の側板12、12の上部周辺にフランジ15、16が形成される。前後の側板11、11と左右の側板12、12には縦および横方向に複数本のビード引出し16、16・・・、ビード引出17、17・・・が形成されている。
【0026】
図3および図4に示すように、側板11および側板12に形成された縦および横方向のビード引出し16、16・・・、ビード引出17、17・・・は側板11および側板12を線状に折り曲げることにより形成している。そしてビード引出し16、16・・・、ビード引出17、17・・・は側板11、12が歪んで表面が凸凹になるのを防止する。また後述するように容器にしたとき内方からの圧力に対する補強の役目をなす。
【0027】
ビード引出し16、16・・・、ビード引出17、17・・・は別体の板を溶接せず、側板11、12を折り曲げて形成したので、プレス等で簡単に製造でき且つ、軽量にできる。
【0028】
また図5および図6に示すように、フランジ15、16は側板11、12の上部を略U字状に折り曲げ形成し、補強の役目をなす。さらにフランジ15には把手、18が出没自在に取付けられている。把手、18はフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入して容器本体10が空の状態で運搬するとき等に使用するものである。
【0029】
図7に示すように、把手18はステンレス等の金属で枠状に形成しフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入できるようにした把手本体19Aと係止片20とよりなる。把手本体19Aを形成する脚片21A、21Aおよび係止片20はフランジ15に設けた長孔24、24を上下自在に貫通している。また把手本体19Aの下部に設けたストッパー25および係止片20の下端は夫々側板11に形成された係合部26A、27に夫々係合される。
【0030】
図8および図9は把手18の把手本体19Bの他の実施例を示す一部斜視図である。把手本体19Bを形成する脚片21B、21Bはフランジ15に設けた長孔24、24を上下自在に貫通している。そして把手本体19Aの脚片21B、21Bが側板11に形成された係合部26Bに係合される。
【0031】
容器本体10の底板14の四隅には脚体30、30が設けられている。脚体30、30は後述するように、容器本体10を重ね合わせるときに固定用として使用する他、積み上げた容器本体10間にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入できる間隙が形成されるに必要な長さを有する。
【0032】
図10は蓋体31の平面図、図11は同じく蓋体31の側面図である。蓋体31は容器本体10と同様にステンレス等の腐食しにくい金属で形成されている。蓋体31には容器本体10のフランジ15に嵌合されるフランジ32が形成されている。
【0033】
図11に示すように、蓋体31は上面を凹ませ容器本体10の脚体30、30が載置される凹所33を形成している。蓋体31の凹所33に脚体30、30を載置したとき、脚体30、30は凹所33の側壁に当たり、固定されるようにしている。
【0034】
さらに蓋体31はハット材等の補強部材34が溶接されている。補強部材34の代わりに側板11、12と同様に蓋体31を線状に折り曲げ、ビード引出しを形成してもよいが、蓋体31は重量が加わるため補強部材34を溶接する方が好ましい。
【0035】
図12は容器本体10の組立て前の平面図である。容器本体10は前述したように、ステンレスの前後の側板11、11と左右の側板12、12および底板14とよりなる。前後の側板11、11は単独であるが、左右の側板12、12と底板14とは一体に形成されている。
【0036】
また底板14には強度を持たせるために十字状のビード引出し14Aが形成されているが、必ずしも必要としない。
【0037】
容器本体10を形成するには、先ず前後の側板11、11および左右の側板12、12の上部を略U字状に折り曲げフランジ15を形成する。然る後底板14との境目から左右の側板12、12を折り曲げる。この場合に、境目にアールが出来るように折り曲げ強度を持たせると共に洗浄が容易にできる。
【0038】
底板14との境目から左右の側板12、12を折り曲げた後、前後の側板11、11と左右の側板12、12の境目を溶接する。この場合も境目にアールを持たせ強度を持たせると共に洗浄が容易に出来る。
【0039】
最後に底板14と前後の側板11、11を溶接することにより、図1に示すように、水分が漏れない容器本体10が出来上がる。前述と同様にして、容器本体10の前後の側板11、11と底板14の境目もアールを持たせ強度を持たせると共に洗浄が容易に出来る。又底板14と前後の側板11、11および左右の側板12、12で出来る四隅もアールを持たせて洗浄を容易に出来る。
【0040】
次に本発明の輸送用容器を用いた輸送方法を説明する。
【0041】
容器本体10は前述したように、溶接され水分が漏れないように形成されている。従って魚介類、果物、漬物或いは野菜等の食料品である物品を輸送するとき、輸送する物品を生産地あるいは加工地で、生産され又は加工された物品を直接に容器本体10に詰め込まれる。
【0042】
食料品を容器本体10に詰め込んだ後、蓋体31で容器本体10の開口を施蓋しフックで固定する。この場合蓋体31のフランジ32と容器本体10のフランジ15、16が嵌合され且つ、その間に設けたパック材により容器本体10の開口が密封されるので、輸送する食料品である物品をビニール袋に入れる必要がない。
【0043】
図7(C)に示すように、このとき把手本体19Aの脚片21Aおよび係止片20は係合部26A、27に係合されないため、フランジ15に形成された長孔24、24より深く挿入され、把手本体19Aはフランジ15の表面には上部22Aが露出されるだけである。
【0044】
図9(C)においても同様で、把手本体19Bの脚片21Bは係合部26Bに係合されないため、フランジ15に形成された長孔24、24より深く挿入され、把手本体19Bはフランジ15の表面には上部22Bが露出されるだけである。
【0045】
従って図13に示すように、輸送する食料品である物品が詰め込まれ蓋体31にて開口が密閉された一の容器本体10Aの上に、同様に輸送する物品が詰め込まれ蓋体31にて開口が密閉された他の容器本体10Bが積み上げることができる。
【0046】
積み上げるために底板14には脚体30、30を設け、脚体30、30の長さを選定することにより、容器本体10Bと床間には、フォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入できる間隙が形成されるようにしている。従ってフォークリフト又はクレーンを使用して容器本体10を持ち上げ、一の容器本体10Aに他の容器本体10Bを積み上げることができる。
【0047】
図14に示すように、他の容器本体10Bの脚体30、30は一の容器本体10Aを施蓋した蓋体31の凹所33に載置される。そして脚体30、30は蓋体31の凹所33の四隅の壁に当たり固定される。従って輸送中にコンテナが揺れても積み上げられている容器本体10、10がずれることがない。
【0048】
このようにした容器本体10、10を積み上げ、フォークリフト又はクレーンでコンテナに積み込む。コンテナには容器本体10、10を3段積み上げたのを横2列にし、縦6列に並べられ、合計36個の容器本体10、10が詰め込まれる。その結果20フィートコンテナーで約18tの食材を輸送できる。
【0049】
コンテナに詰まれた容器本体10、10はトラックおよび船等で輸送され消費地等に輸送される。輸送された容器本体10、10は消費地等でコンテナから卸される。そして下ろされた容器本体10、10は詰められている物品を取り出すために1つ1つ床に置かれる。
【0050】
容器本体10、10を1つ1つ床に置くとき、積み上げられた一の容器本体10Aと他の容器本体10Bとの間には脚体30、30の長さを予め選定しておくことにより、図13に示すようにフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入出来る間隙Kが形成されるようにしている。従って一の容器本体10Aと他の容器本体10Bとの間隙Kにフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入して他の容器本体10Bを一の容器本体10Aから床に下ろすことができる。
【0051】
床に下ろされ蓋体31を開放し、フォーク又は又はクレーンの爪で一辺の把手を持ち上げ容器本体10を傾けることにより詰められた物品を取り出される。あるいは回転台も使用可能で取り出しに省力化できる。食料品である物品が取り出された後、容器本体10、10を回収する必要がある。容器本体10、10を回収するには洗浄した後、容器本体10、10を重ね合わせ嵩張らないようにして回収する。
【0052】
図15に示すように、容器本体10、10は開口する上面から底板14に向かって幅狭くなるように側板11、12が傾斜されている。従って一の容器本体10Aの開口から他の容器本体10Bを挿入すると、一の容器本体10Aの側板11、12と他の容器本体10Bの側板11、12は8割程度が重ねられ、収納できるようにしている。従って容器本体10、10の嵩が減少され、回収のコストを安くしている。
【0053】
容器本体10、10を重ね合わせるには、容器本体10を持ち上げる必要がある。
【0054】
それには図7(C)の状態にある把手19を手で持ち上げると、脚片21Aはフランジ15の長孔24、24中を移動し、図7(B)に示すように把手18はフランジ15の上部に突出される。
【0055】
図7(B)に示すように、把手18が持ち上げられた状態で矢印に示すように横方向に移動しストッパー25を係合部26Aの位置に合わせ、係止片20を係合部27の位置に合わせる。
【0056】
図7(A)に示すように、ストッパー25を係合部26Aの位置に合わせ、係止片20を係合部27の位置に合わせた状態で把手を下げると、ストッパー25が係合部26Aに係合され、また係止片20が係合部27に係合する。従って把手はフランジ15から突出された状態で保持される。
【0057】
同様に図9(C)の状態にある把手19を手で持ち上げると、脚片21Bはフランジ15の長孔24、24中を移動し、図9(B)に示すように把手18はフランジ15の上部に突出される。
【0058】
図9(B)に示すように、把手18が持ち上げられた状態で矢印に示すように横方向に移動し、脚片21Bの下端を係合部26Bの位置に合わせる。
【0059】
図9(A)に示すように、脚片21Bの下端を係合部26Bの位置に合わせた状態で把手を下げると、脚片21Bの下端が係合部26Bに係合する。従って把手はフランジ15から突出された状態で保持される。
【0060】
把手18はフランジ15から突出された状態では枠状をなす把手18の上部22A又は上部22Bとフランジ15の表面との間の間隙Tにはフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入出来るので、把手18にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入し持ち上げると、把手本体19A、19Bの下部23A、23Bがフランジ15の下側に当たり、一の容器本体10Aは持ち上げられ、開口より他の容器本体10Bに嵌め込まれ、重ね合わされる。
【0061】
前述したように、容器本体10、10は開口する上面から底板14に向かって幅狭くなるように側板11、12が傾斜されているので、一の容器本体10Aの側板11、12に他の容器本体10Bの側板11、12の約8割が重ね合わされるので、嵩を減らせることができる。
【0062】
重ね合わされた容器本体10、10は前述と同様にコンテナに詰め込まれ生産地等に回収のために送り返される。
【0063】
空の状態ではコンテナに容器本体10、10を23個積み合わせたのを横2列、縦9列し、合計414個の容器本体10、10が詰め込まれる。残ったスペースで蓋体が十分に積載できる。従って容器本体10、10に食料品である物品を詰めた状態では36個であったのに比べて約11倍の容器本体10、10を輸送することができ、回収費用を軽減できる。
【0064】
生産地で再び食料品である物品を容器本体10、10に詰め込むには、重ね合わせた容器本体10、10を1つ1つにする必要があるが、このときも把手本体19A、19の枠状をなす上部22とフランジ15の表面との間の間隙Tにフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を差込み、容器本体10、10をフォークリフトで持ち上げ外すことができる。
【0065】
外された容器本体10は積み上げるとき把手が突出されていると邪魔となる。
【0066】
そこで図7(B)に示すように、把手18を手で持ち上げると、係止片20および脚片21Aはフランジ15の長孔24、24中を移動し、把手は多少上部に移動して、ストッパー25が係合部26Aから外れ、また係止片20が係合部27から外れる。
【0067】
図7(B)に示すように、把手が多少持ち上げら、ストッパー25が係合部26Aから外れ、また係止片20が係合部27から外れた状態で反矢印方向に移動し、ストッパー25を係合部26Aの位置からずらし、係止片20を係合部27の位置からずらす。
【0068】
図7(C)に示すように、ストッパー25を係合部26Aの位置からずらし、係止片20を係合部27の位置からずらした状態で把手を下げると、ストッパー25は係合部26Aに係合されず、また係止片20も係合部27に係合されることがないので、脚片21Aおよび係止片20は長孔24中を下方に移動し、把手は上部22Aのみがフランジ15の表面に露出され、それ以外はフランジ15の下方に収納される。
【0069】
従って図13に示すように、輸送する物品が詰め込まれ蓋体31にて開口が密閉された一の容器本体10Aの上に、食料品である物品が詰め込まれ蓋体31にて開口が密閉された他の容器本体10Bを積み上げるときに、把手が邪魔になることがない。
【0070】
【発明の効果】
本発明の輸送用容器は上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成したので、一の容器本体に他の容器本体を重ね合わせ、複数個の容器本体を重ね合わせ収納および輸送できるので、輸送効率を高められる。
【0071】
本発明の輸送用容器は従来の用にボルトとナットで組み立てる必要がないので、手間が掛からず、また組み立てるための部品が消失することがない。
【0072】
本発明の輸送用容器は側板をU字状に凹ませ、補強用のビード引出し形成したので、重量を増すことがなく側板の補強および歪みの防止ができる。
【0073】
本発明の輸送用容器は側板のフランジに上部に把手を出没自在に設けたので、把手をフランジの下に収納すれば、容器本体を積み上げるときに邪魔になることはない。
【0074】
本発明の輸送用容器は蓋体に位置決めする凹部を形成したので、容器の開口を蓋体で施蓋し、一容器の前記蓋体の凹部に他の容器の脚部を載せ複数個の容器を重ね合わせたとき、蓋体の凹部の側板に容器の脚部が位置決めされるので、輸送中に積み上げた容器本体がずれることがない。
【0075】
本発明の輸送用容器の使用方法は物品を輸送および収納時は、前記容器本体に物品を直接に収納した後、容器本体のフランジと蓋体のフランジを嵌合し蓋体で容器本体の上面開口部を密閉するようにしたので、食料品である物品等をビニールの袋等に入れることなくそのまま詰め込める。従って従来のように不要になったビニール袋等を焼却する必要がないので、公害の予防となる。
【0076】
本発明の輸送用容器を用いた輸送方法は前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を載せたとき、脚体を蓋体の凹所の側板に当てて位置決めするようにしたので、輸送中に積み上げた容器本体がずれることが無い。
【0077】
本発明の輸送用容器を用いた輸送方法は前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を積み上げたとき、前記脚体の長さを選定し一容器本体と積み上げた容器本体との間にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪が挿入可能したのでフォークリフトで、容器本体の積み上げ、積み下ろしができる。
【0078】
本発明の輸送用容器を用いた輸送方法は容器本体のフランジに出没自在に把手を設け、空の状態で容器本体を積み重ねまたは積み重ねた容器本体を外すとき、前記把手をフランジより突出した状態に保持したので、把手にフォークリフトのフォーク又はクレーンの爪を挿入することができるようにしたので、空の容器本体を重ね合わせまたは取り外しができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輸送用容器に用いた容器本体の斜視図である。
【図2】本発明の輸送用容器に用いた容器本体の正面図である。
【図3】本発明の輸送用容器に用いた容器本体の側板の拡大した一部横断面図である。
【図4】本発明の輸送用容器に用いた容器本体の側板の拡大した一部縦断面図である。
【図5】本発明の輸送用容器に用いた容器本体のフランジ部分を拡大した一部側面図である。
【図6】本発明の輸送用容器に用いた容器本体のフランジと把手の部分を拡大した一部斜面図である。
【図7】本発明の輸送用容器に用いた把手の構造を説明する一部断面図で、図7Aは把手取出した状態を示す断面図、図7Bは把手を収納する課程を示す断面図、図7Cは把手を収納した状態を示す断面図である。
【図8】本発明の輸送用容器に用いた容器本体のフランジと把手の部分を拡大した他の実施例を示す一部斜面図である。
【図9】本発明の輸送用容器に用いた把手の構造を説明する他の実施例の一部断面図で、図9Aは把手取出した状態を示す断面図、図9Bは把手を収納する課程を示す断面図、図9Cは把手を収納した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の輸送用容器に用いた蓋体の平面図である。
【図11】本発明の輸送用容器に用いた蓋体の側面図である。
【図12】本発明の輸送用容器に用いた前後および左右の側板と底板の展開した平面図である。
【図13】本発明の輸送用容器を用いた輸送方法を示す正面図である。
【図14】本発明の輸送用容器を用いた輸送方法を示す一部拡大した側面図である
【図15】本発明の輸送用容器を用いた輸送方法を示す正面図である。
【図16】従来の輸送用棚の斜視図である。
【図17】従来の輸送用棚の輸送方法を示す正面図である。
【図18】従来の輸送用棚の輸送方法を示す正面図である。
【符号の説明】
10 容器本体
11 前後の側板
12 左右の側板
14 底板
15 フランジ
16 フランジ
17 ビード引出し
18 把手
19A、19B 把手本体
30 脚体
31 蓋体
Claims (5)
- 補強用のビード引出しとフランジとを有し底面に向かって幅狭に形成された金属製の左右および前後の側板と、輸送用の脚体を設けた金属製の底板とを水漏れなく接合し、上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成された容器本体と、
補強部材を有し、前記脚体が載置される凹部が形成された蓋体とよりなり、
前記容器本体を開口した空の状態では、一の容器本体に他の容器本体を重ね合わせられ、
容器本体の開口を蓋体で施蓋した物品輸送の状態では、一容器本体の前記蓋体の凹部に他の容器本体の脚部を載せ複数個の容器本体を積上げられることができるようにしたことを特徴とする輸送用容器。 - 前記蓋体には容器本体のフランジに嵌合されるフランジと、前記脚体を位置決めする凹部とを形成したことを特徴とする請求項1記載の輸送用容器。
- 前記補強用のビード引出しは側板を凹ませ形成したことを特徴とする請求項1記載の輸送用容器。
- 把手本体に有する脚体を側板のフランジに設けた長孔を貫通させ、フランジの上部に出没自在に把手を設け、前記把手をフランジの上面より突出した状態又は収納した状態に自在にできるようにしたことを特徴とする請求項1記載の輸送用容器。
- 補強用のビード引出しとフランジとを有し底面に向かって幅狭に形成された金属製の左右および前後の側板と輸送用の脚体を設けた金属製の底板とを水漏れなく接合し上面開口より底面に向かって幅狭となるように形成された容器本体と、
前記補強用のビードを有し、前記容器のフランジに嵌合されるフランジと前記容器本体の脚体を位置決めする凹部が形成された蓋体とよりなり、
物品を輸送および収納時は、前記容器本体に物品を直接に収納した後、容器本体のフランジと蓋体のフランジを嵌合し、蓋体で容器本体の上面開口部を密閉すると共に、前記一容器本体を施蓋した蓋体の凹部に他の容器本体の脚体を載せ複数個の容器本体を重ね合わせられるようにし、
空の容器本体を回収しおよび輸送するときは、前記一の容器本体に他の容器本体を開口より挿入し、複数個の容器本体を重ね合わせ収納および輸送できるようにしたことを特徴とする輸送用容器を用いた輸送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003015437A JP2004224403A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 輸送用容器及びそれを用いた輸送方法 |
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ID=32903190
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4649479B2 (ja) * | 2004-11-18 | 2011-03-09 | アラベン、ソシエダッド、リミターダ | 改良された積み重ねかご |
FR2968822A1 (fr) * | 2010-12-08 | 2012-06-15 | Daher Ncs | Casier notamment pour dechets radioactifs |
CN106005670A (zh) * | 2016-07-14 | 2016-10-12 | 天津市真如果食品工业有限公司 | 一种抗形变耐压果蔬包装盒 |
-
2003
- 2003-01-23 JP JP2003015437A patent/JP2004224403A/ja active Pending
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FR2968822A1 (fr) * | 2010-12-08 | 2012-06-15 | Daher Ncs | Casier notamment pour dechets radioactifs |
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