JP2589434Y2 - エアバッグ式梱包材 - Google Patents

エアバッグ式梱包材

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JP2589434Y2
JP2589434Y2 JP1992070772U JP7077292U JP2589434Y2 JP 2589434 Y2 JP2589434 Y2 JP 2589434Y2 JP 1992070772 U JP1992070772 U JP 1992070772U JP 7077292 U JP7077292 U JP 7077292U JP 2589434 Y2 JP2589434 Y2 JP 2589434Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エアバッグ式梱包材に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用の各種設備機器は、段ボー
ル、発泡スチロール樹脂、本枠等で梱包して、工場、倉
庫等から工事現場へと輸送し、使用に供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、これらの梱包
材は、工事現場に到着すればもはや用済みとなり、産業
廃棄物として捨てられているのが実情である。したがっ
て、貴重な資源を甚だ無駄にしている。その一方、木材
や木材を原料とするものに関しては、世界的規模での無
秩序な森林の伐採による環境破壊を生じさせており、速
やかなる保護対策が求められている。また、プラスチッ
ク廃棄物は、焼却に高熱を発して焼却炉を損傷させるだ
けでなく、埋め立て等に用いても半永久的に分解せずに
そのままの状態を維持するため、自然環境を甚だ悪化さ
せている。更に、膨大な産業廃棄物は、これを処理する
各地の地方自治体等の処理能力を越え、未処理山積み等
から生じる悪臭、有害物質の侵出による水資源の汚染の
発生、ひいては悪質な不法投棄等による自然環境、生活
環境の破壊すら生じており、早急な対策が求められてい
る。さりとて、それらの梱包材を返却して再使用すると
なれば、運送費が嵩んでかえって不経済であり、無駄な
エネルギーロスを伴う。また、広い保管場所を確保する
必要もある。そこで、本考案は、梱包材の繰り返し使用
を合理化して、廃棄物を極力少なくし、返送等の輸送の
効率化、保管場所の省スペース化、省コスト化を図ろう
とするものである。
【0004】ところで、特開平4−239472号公報
には、カメラなどの梱包のための包装用パッケージとし
て、両側から突き合わせる外殻体の内面にそれぞれ袋体
を設け、各袋体と外殻体で形成される空気室に空気等の
気体を充填し、内挿した被包装体を両袋体で固定支持す
るようにしたものが示されている。しかし、外殻体の内
面全般に袋体が付設一体化されているため、使用後に空
気等を抜いたとしても外殻体を含めて全体を折り畳み得
るようにすることは極めて困難であり、返却するにもそ
のままの状態では運送費が嵩んで不経済であり、かつ、
無駄なエネルギーロスを伴い、広い保管場所等を要す
る。したがって、事実上、繰り返し使用についてはほと
んど考えられていない。また、そのような袋体では、袋
体を被包装体の凹凸、大きさ等に適正にフィットさせる
ことができないために、被包装体の形状によっては安定
性に欠けることがあり、被包装体に部分的に無理な力が
かかることもある。
【0005】その他、特開平2−98563号公報に
は、電子部品などの包装構造として、エアバリアー性を
有するチューブ状の支持材内に被包装体を挿入し、更に
これらをエアバリアー性を有するチューブ状の外包材又
は突き合わせた一対のハーフから成る外包材の中に入れ
て両端又は周縁をピロー状に熱シールした後、支持材内
を真空化し、支持材と外包材との間に炭酸ガス、窒素ガ
ス等の不活性ガスを加圧充填してエアクッション層を形
成したものが示されている。しかし、このような包装構
造では、運搬後に被包装体を取り出すときは、その外包
材及び支持材を破いて取り出さねばならない。つまり、
この包装構造は、いわゆる使い捨てタイプのものであっ
て、繰り返し使用には到底供し得ない。
【0006】更に、実開平4−53676号公報には、
茶碗などの包装用容器として、非伸縮性部材から成る筒
状の外枠の内周面に、空気を吹き込むことで内側へ全面
的に膨出する一体又は別体から成る帯状の空気袋(拡縮
体)を付設し、該帯状の空気袋に空気を充填することに
より、内挿した被包装体の外周面に帯状の空気袋を全面
的に圧接させて支持するようにしたものが示されてい
る。しかし、この場合には、帯状の空気袋を内挿した被
包装体の外周全面に圧接させるため、梱包の際に多量の
空気を供給しなければならないばかりでなく、その被包
装体の取り出しの際や当該包装用容器の折り畳みの際に
も多量の空気を排出させねばならず、しかも、当該包装
用容器が筒状であるために、被包装体が入ったままの状
態においてその帯状の空気袋から空気を押し出すことは
困難であり、ときには排出用のポンプを要する。したが
って、被包装体の梱包も取り出しも、当該包装用容器の
折り畳みも容易でない。その帯状の空気袋が別体からな
るものであれば益々困難である。加えて、当該包装用容
器は、筒状で、上面と下面が無防備のため、他に上面と
下面の保護手段を要し、かつ、手間がかかり、経費がか
かる。
【0007】本考案は、これらの不都合のない上記目的
のエアバッグ式梱包材を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
考案は、互いに突き合わせる左右二つのエアバッグ1,
2を設け、両エアバッグの内面には、エアバッグ内面形
状として、縁部に互いに突き合わせる突当て縁部5,6
を、かつ、これらの突当て縁部の内側全般に多数の突出
部3,4を、それぞれ収縮自在に形成し、また、両エア
バッグ1,2の外周面相互には、その突き合わせ状態を
維持する着脱自在な支持手段を講じたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】如上の構成であり、その使用に当たっては、左
右二つのエアバッグ1,2に適宜に空気を充填して、建
築用の各種設備機器等の製品Mを挟持するとともに、非
挟持部分を相互に突き合わせ、外面において、その突き
合わせ状態を維持しつつ支持手段を働かせる。ところ
で、製品Mの挟持部分では、対応する突出部3,4が製
品Mの出っ張り具合に応じて収縮されて、製品Mに適合
した収容スペースを自動的に形成する。このように梱包
したなら、これを工場、倉庫から工事現場ヘ等、所要の
運搬を行う。目的地では、逆の手順でその梱包を解き、
左右二つのエアバッグ1,2から空気を抜いて縮小さ
せ、発送元へ返送する。こうして、繰り返して使用す
る。
【0010】
【実施例】図面は、本考案の実施例を示している。図示
のものは、耐摩耗性プラスチックシート等により互いに
突き合わせる左右二つのエアバッグ1,2を設け、両エ
アバッグ1,2は、その突き合わせ状態にて箱型の外形
をなすよう形成する。また、両エアバッグ1,2は、上
面及び左右両面に互いに突き合わせる突当て縁部5,6
を形成するとともに、内部に左右相互に互い違いに位置
を異にする多数の突出部3,4を形成し、そして、これ
らの突当て縁部5,6及び突出部3,4は収縮自在とし
ている。更に、両エアバッグ1,2の突き合わせ部分の
外面適所において、その突き合わせ状態を維持する着脱
自在な支持手段として、複数のマジックテープ7を各所
に設け、それぞれの上面適所にコック付空気給排口8,
9を設け、両エアバッグ1,2の正面、背面の適所に把
手10,11を設けている。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、着脱自在な支持手段に
より突き合わせ状態を維持する左右二つのエアバッグ
1,2の内面に、エアバッグ内面形状として、縁部にて
互いに突き合わせる突当て縁部5,6を、また、突当て
縁部の内側全般にて多数の突出部3,4を、それぞれ収
縮自在に形成しているので、左右二つのエアバッグ1,
2に適宜に空気を充填して、所要の製品Mを外周面のみ
ならず上下面も支持させることができ、その製品Mの挟
持部分の突出部3,4を製品Mの各部の出っ張り具合に
対応させて収縮させることができて、製品Mの形態にフ
ィットさせることができ、したがって、製品Mに適合し
た収容スペースを自動的に適正に形成でき、もって、的
確に梱包でき、製品Mには無理な力がかからず、支障な
く安定にかつ安全に運搬できる。また、運搬された目的
地では、逆の手順でその梱包を解いた後、左右二つのエ
アバッグ1,2から空気を抜いて縮小させ、再び発送元
へと返送することができ、したがって、繰り返して使用
することができ、廃棄物を極力少なくすることができ
て、省資源化、公害対策等の一助とすることができる。
そして、空気を抜いて縮小させることができるので、そ
の折り畳み状態により梱包材だけの返送等にもその輸送
効率を向上させることができ、運送費を低減でき、無駄
なエネルギーロスを無くすることができ、保管場所の省
スペース化、梱包材としての省コスト化を得ることがで
きる。更に、エアバッグ1,2の外周面にその突き合わ
せ状態を維持する着脱自在な支持手段を講じているの
で、他に、木枠、ロープ、段ボール、発泡スチロール樹
脂部材等一切不要で、使用上頗る便利であり、総じて、
経済性を大幅に向上させることができる。
【0012】しかも、左右二つのエアバッグ1,2は、
内面を全般的に膨出させるために空気を供給するのでは
なくて、突当て縁部5,6と突出部3,4との突出のた
めに部分的に空気を供給するのであるから、梱包時に供
給する空気量も折り畳み時に排出させる空気量も少なく
することができて、迅速に容易に給排気でき、また、左
右二つのエアバッグ1,2を突き合わせるものであり、
その突き合わせ状態を着脱自在な支持手段で維持するも
のであって、単なる筒状のものではないから、製品Mの
梱包作業も取り出し作業も、極めて簡単かつ容易に、迅
速に行うことができ、当該梱包材の折り畳み作業につい
ても、空気の排出にポンプを要せずにスムーズに押し出
しできて、極めて簡単かつ容易に、迅速に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のエアバッグ式梱包材の実施例を示す
斜視図である。
【図2】 同例のA−A線断面図である。
【図3】 同例の使用状態におけるA−A線断面図であ
る。
【符号の説明】
1,2…エアバッグ 3,4…突出部 5,6…突当て縁部 7…マジックテープ 8,9…コック付空気給排口 10,11…把手 M…製品

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに突き合わせる左右二つのエアバッ
    グ1,2を設け、両エアバッグの内面には、エアバッグ
    内面形状として、縁部に互いに突き合わせる突当て縁部
    5,6を、かつ、これらの突当て縁部の内側全般に多数
    の突出部3,4を、それぞれ収縮自在に形成し、また、
    両エアバッグ1,2の外周面相互には、その突き合わせ
    状態を維持する着脱自在な支持手段を講じたことを特徴
    とするエアバッグ式梱包材。
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