JP2013148404A - 汚染土壌搬出設備 - Google Patents

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Yoshiyuki Mori
芳幸 森
Hiroshi Masuda
浩史 益田
Katsuaki Higashi
克明 東
Katsunoshin Takamura
勝之進 高村
Keiji Hashimoto
圭史 橋本
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Abstract

【課題】汚染土壌搬出設備において、袋詰め作業に従事する作業者の放射線被ばく量を低減する。
【解決手段】汚染土壌11を貯留する土砂ホッパー2と、汚染土壌11を大型土のう10に収容した状態で運搬する土のう運搬装置3とを備えている。土砂ホッパー2は、汚染土壌11を貯留するホッパー本体22と、ホッパー本体22の排出口22bを開閉する開閉ゲート23と、ホッパー本体22の排出口22bから排出される汚染土壌11を集めて大型土のう10に供給する飛散防止装置26とを有している。土のう運搬装置3は、飛散防止装置26から供給される汚染土壌11を大型土のう10に収容できるように、大型土のう10を開口状態で支持する大型土のう支持装置32を有している。大型土のう10への汚染土壌11の供給量を計測するロードセル27が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射能に汚染された土壌(以下、汚染土壌という)の除去作業、いわゆる除染作業を行う際に適用するのに好適な汚染土壌搬出設備に関するものである。なお、この汚染土壌には、草木や枯葉が土壌に混ざっている場合も含まれる。
従来、この種の除染作業においては、放射能に汚染された地域の表土、つまり汚染土壌を剥ぎ取った後、この汚染土壌を飛散させずに運搬するため、大型土のう内に汚染土壌を収容する袋詰め作業を人力で行う(例えば、特許文献1参照)。
この袋詰め作業は、大型土のうの投入口を開け、バックホウなどの掘削積込機を用いて、この大型土のう内に汚染土壌を積み込み、さらに、大型土のうの周囲に汚染土壌が撒き散らされた場合には、その汚染土壌をスコップ等ですくって大型土のう内に入れる土壌積込工程と、こうして汚染土壌が積み込まれた大型土のうの投入口を閉じる土のう梱包工程とから構成されている。
特開2008−184756号公報(段落〔0026〕の欄)
したがって、作業者は、放射能に汚染された地域において、汚染土壌に含まれる放射性物質に非常に近接した状態で、長時間にわたって袋詰め作業に従事しなければならない。一般に、放射線被ばく量は、放射性物質からの距離の二乗(自乗)に反比例するとともに、作業時間に比例すると考えられる。そのため、このような袋詰め作業においては、作業者の放射線被ばく量が格段に増加するという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑み、袋詰め作業に従事する作業者の放射線被ばく量を低減することが可能な汚染土壌搬出設備を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、汚染土壌を貯留する土砂ホッパーと、前記汚染土壌を大型土のうに収容した状態で運搬する土のう運搬装置とを備えた汚染土壌搬出設備であって、前記土砂ホッパーは、前記汚染土壌を貯留するホッパー本体と、このホッパー本体の排出口を開閉する開閉ゲートと、前記ホッパー本体の前記排出口から排出される前記汚染土壌を集めて前記大型土のうに供給する飛散防止装置とを有し、前記土のう運搬装置は、前記飛散防止装置から供給される前記汚染土壌を前記大型土のうに収容できるように、この大型土のうを開口状態で支持する大型土のう支持装置を有し、前記大型土のうへの前記汚染土壌の供給量を計測する計量手段が設けられ、前記汚染土壌が前記ホッパー本体の前記排出口から前記飛散防止装置を経て前記大型土のうに所定量だけ供給されるように、前記計量手段によって計測された前記汚染土壌の供給量に基づき、前記開閉ゲートを駆動して前記ホッパー本体の前記排出口を開閉するように構成されている汚染土壌搬出設備としたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記土砂ホッパーは、前記ホッパー本体を支持する支柱を有し、この支柱には、前記飛散防止装置が取り付けられているとともに、この飛散防止装置の取付部位より下側に前記計量手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の構成に加え、前記土砂ホッパーは、当該土砂ホッパーの周囲の様子を撮影する第1監視カメラを有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成に加え、前記土砂ホッパーは、当該土砂ホッパーの周辺の放射線量を測定する放射線測定装置を有することを特徴とする。
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の構成に加え、前記土のう運搬装置は、遠隔操作型であり、当該土のう運搬装置の周囲の様子を撮影する第2監視カメラを有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、土壌積込工程と土のう梱包工程の両工程で、作業者の放射線被ばく量を低減することができるので、袋詰め作業に従事する作業者の放射線被ばく量を低減することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、汚染土壌が飛散防止装置の内壁に固着して大型土のうにまで達しなかったとしても、大型土のうへの汚染土壌の供給量を計量手段によって正確に検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1監視カメラにより、土のう運搬装置の停止位置を確認しつつ、土のう運搬装置を所定の位置に精度よく停止させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、土砂ホッパーの周囲の放射線量を常に放射線測定装置で確認することにより、除染作業の全体を通じて作業の安全性を確保することができる。
請求項5に記載の発明によれば、第2監視カメラにより、土のう運搬装置が所定の経路に沿って進行しているか、或いは、土のう運搬装置の進行方向に障害物がないかを監視しつつ、土のう運搬装置を円滑に短時間で進行させることができる。
本発明の実施の形態1に係る汚染土壌搬出設備の土砂ホッパーおよび土のう運搬装置を示す正面図である。 同実施の形態1に係る汚染土壌搬出設備を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1および図2には、本発明の実施の形態1を示す。
実施の形態1に係る汚染土壌搬出設備1は、図1および図2に示すように、土砂ホッパー2、土のう運搬装置3およびモニター室4から構成されている。
この土砂ホッパー2は、図1に示すように、4本の支柱21と、ホッパー本体22と、開閉ゲート23と、飛散防止装置26と、ロードセル(荷重計)27と、第1監視カメラ28A、28Bと、放射線測定装置29A、29Bとを備えている。
すなわち、土砂ホッパー2は、図1に示すように、地面12上に立設される4本の支柱21を有しており、これらの支柱21の上側には、汚染土壌11を貯留する四角錐台形のホッパー本体22が支持されている。ホッパー本体22には、その上部に投入口22aが形成されているとともに、下部に排出口22bが形成されている。
また、ホッパー本体22の排出口22bには、図1に示すように、この排出口22bを開閉するための開閉ゲート23が取り付けられており、この開閉ゲート23は、一対の蓋体24および一対のシリンダー25を備えている。ここで、各蓋体24はそれぞれ軸心CT2を中心として矢印M、N方向に回転自在に支持されており、各シリンダー25はそれぞれ軸心CT1を中心として矢印K、L方向に揺動自在に支持されている。また、これらのシリンダー25には油圧ポンプ(図示せず)が接続されている。そして、この油圧ポンプで一対のシリンダー25を駆動してラム25aを突出させることにより、図1に実線で示すように、ホッパー本体22の排出口22bを全閉状態にすることができるとともに、この油圧ポンプで一対のシリンダー25を駆動してラム25aを後退させることにより、図1に想像線で示すように、ホッパー本体22の排出口22bを全開状態にすることができるように構成されている。
また、開閉ゲート23の下方には、図1に示すように、飛散防止装置26が4本の支柱21に固定された形で設置されている。この飛散防止装置26は、四角錐台形の漏斗部26aおよび平板状の連結部26bを備えている。ここで、漏斗部26aと連結部26bとは一体に形成されており、連結部26bの4隅が4本の支柱21に接合されることにより、飛散防止装置26全体が支柱21に固定された状態となっている。また、漏斗部26aには、その上部に投入口26cが形成されているとともに、下部に排出口26dが形成されている。この投入口26cの開口面積は、ホッパー本体22の排出口22bの開口面積より大きくなっているとともに、排出口26dの開口面積は、後述する大型土のう10の開口状態の開口面積より小さくなっている。さらに、漏斗部26aの内壁は、この内壁に対する汚染土壌11の粘着性に応じて所定の傾斜角(汚染土壌11がほとんど付着せずに落下する程度の傾斜角)に形成されている。
また、飛散防止装置26の連結部26bの下面には、図1に示すように、第1監視カメラ28Aが取り付けられており、この第1監視カメラ28Aは、土砂ホッパー2の周囲の様子(特に、飛散防止装置26の下方の様子)を撮影して画像データを出力する機能を備えている。さらに、飛散防止装置26の連結部26bの下面には、放射線測定装置29Aが取り付けられており、この放射線測定装置29Aは、土砂ホッパー2の周囲の放射線量を測定して出力する機能を備えている。
また、各支柱21にはそれぞれ、図1に示すように、飛散防止装置26の取付部位より下側にロードセル27が取り付けられており、各ロードセル27は、ホッパー本体22から各支柱21の一部を介して当該ロードセル27に作用する荷重を計測し、この荷重を電気信号(電流、電圧など)に変換して出力する機能を備えている。
また、支柱21の外側面には、図1に示すように、第1監視カメラ28Bが取り付けられており、この第1監視カメラ28Bは、土砂ホッパー2の周囲の様子(特に、支柱21の外側の様子)を撮影して画像データを出力する機能を備えている。さらに、支柱21の外側面には、放射線測定装置29Bが取り付けられており、この放射線測定装置29Bは、土砂ホッパー2の周囲の放射線量を測定して出力する機能を備えている。
一方、土のう運搬装置3は、遠隔操作型であり、図1に示すように、クローラ型不整地運搬車31と、大型土のう支持装置32と、2つの第2監視カメラ33とを備えている。すなわち、土のう運搬装置3は、遠隔操作で運転可能なクローラ型不整地運搬車31を有している。クローラ型不整地運搬車31には、フレーム状の大型土のう支持装置32が設置されており、この大型土のう支持装置32は、大型土のう10を開口状態(投入口10aが開いた状態)で支持することができる。また、クローラ型不整地運搬車31の前端部および後端部にはそれぞれ第2監視カメラ33が1つずつ取り付けられており、この第2監視カメラ33は、クローラ型不整地運搬車31の前方および後方の様子を撮影して画像データを出力する機能を備えている。
また、モニター室4は、図2に示すように、土砂ホッパー2の設置場所から所定の距離(例えば、10〜30m)だけ離れた場所に設置されており、このモニター室4には、荷重モニター41、第1監視モニター42、線量モニター43および第2監視モニター44が設置されている。そして、荷重モニター41は、ケーブル5を介して土砂ホッパー2のロードセル27に接続されている。また、第1監視モニター42は、ケーブル6を介して土砂ホッパー2の第1監視カメラ28(28A、28B)に接続されており、これらの第1監視カメラ28、第1監視モニター42およびケーブル6により、第1監視装置45が構成されている。また、線量モニター43は、ケーブル7を介して土砂ホッパー2の放射線測定装置29(29A、29B)に接続されている。さらに、第2監視モニター44は、無線によって土のう運搬装置3の第2監視カメラ33に接続されており、これらの第2監視カメラ33および第2監視モニター44により、第2監視装置46が構成されている。
汚染土壌搬出設備1は以上のような構成を有するので、放射能に汚染された地域において除染作業、つまり汚染土壌11の除去作業を行う際には、次の手順による。
まず、土壌貯留工程で、土砂ホッパー2のホッパー本体22の排出口22bが開閉ゲート23によって全閉されている状態で、バックホウなどの掘削積込機(図示せず)を用いて、放射能に汚染された地域の表土、つまり汚染土壌11を剥ぎ取った後、この汚染土壌11をホッパー本体22内に投入口22aから投入する。
なお、この掘削積込機を操作する運転者(オペレーター)は、汚染土壌11から一定の距離だけ離れているため、放射線被ばく量が多くなる心配はない。
次に、運搬装置進入工程に移行し、土のう運搬装置3を遠隔操作で運転し、所定の位置(大型土のう支持装置32に取り付けられた大型土のう10の投入口10aが飛散防止装置26の真下に位置決めされる位置)まで進行させて停止させる。
このとき、土のう運搬装置3の運転は遠隔操作で行われるので、放射能に汚染された地域に作業者(例えば、土のう運搬装置3の運転者)がいる状態は発生しない。
また、汚染土壌搬出設備1には、上述したとおり、第2監視装置46が設けられているので、この第2監視装置46により、つまり、第2監視カメラ33が撮影した画像データを第2監視モニター44で確認することにより、土のう運搬装置3が所定の経路に沿って進行しているか、或いは、土のう運搬装置3の進行方向に障害物がないかを監視しつつ、土のう運搬装置3を所定の位置まで円滑に短時間で進行させることができる。
さらに、汚染土壌搬出設備1には、上述したとおり、第1監視装置45が設けられているので、この第1監視装置45により、つまり、第1監視カメラ28が撮影した画像データを第1監視モニター42で確認することにより、土のう運搬装置3の停止位置をリアルタイムで確認しつつ、土のう運搬装置3を所定の位置に精度よく停止させることができる。
この状態で、土壌積込工程に移行し、開閉ゲート23を駆動してホッパー本体22の排出口22bを開くことにより、ホッパー本体22内の汚染土壌11を所定の体積だけ大型土のう10に投下する。
このとき、土砂ホッパー2の近傍に作業者を配置する必要がないので、土壌積込作業に従事する作業者の放射線被ばく量を低減することが可能となる。
また、飛散防止装置26は、上述したとおり、投入口26cの開口面積がホッパー本体22の排出口22bの開口面積より大きく、かつ、排出口26dの開口面積が大型土のう10の開口状態の開口面積より小さくなっているので、汚染土壌11が飛散防止装置26の漏斗部26aの外側や大型土のう10の外側にこぼれる事態は生じにくい。また、飛散防止装置26は、上述したとおり、漏斗部26aの内壁が所定の傾斜角に形成されているので、汚染土壌11が漏斗部26aの内壁に固着する事態も生じにくい。これらの結果、ホッパー本体22内の汚染土壌11は、その大部分が飛散防止装置26を経て大型土のう10に供給されることになる。
さらに、土砂ホッパー2には、上述したとおり、ロードセル27が設けられているので、このロードセル27から出力される電気信号を荷重モニター41で荷重に変換して表示し、この荷重に基づき、開閉ゲート23の駆動を適宜制御してホッパー本体22の排出口22bの開放時間を調整することにより、大型土のう10への汚染土壌11の供給量を所定の体積に一致させることができる。
なお、ロードセル27からの出力は、荷重に対応しており、したがって質量に対応しているのに対して、大型土のう10への汚染土壌11の供給量は体積で決定すべきものであり、両者は物理量(質量と体積)が一致していない。しかし、汚染土壌11について、その単位体積当たりの質量(嵩比重または見掛け比重)を予め求めておくことにより、質量から体積への換算を容易に実行することができる。
しかも、このロードセル27は、上述したとおり、飛散防止装置26の取付部位より下側に設けられているので、たとえ汚染土壌11が飛散防止装置26の内壁に固着して大型土のう10にまで達しなかったとしても、大型土のう10への汚染土壌11の供給量をロードセル27によって正確に検出することができる。すなわち、ホッパー本体22から排出された汚染土壌11の一部が飛散防止装置26の内壁に固着した場合、仮に飛散防止装置26の取付部位より上側にロードセル27が設けられていると、この飛散防止装置26の内壁に固着した汚染土壌11についても、大型土のう10に供給されたと誤検出してしまうのに対して、この実施の形態1のように、飛散防止装置26の取付部位より下側にロードセル27が設けられていると、この飛散防止装置26の内壁に固着した汚染土壌11については、大型土のう10に供給されなかったと正しく検出することが可能となる。
その結果、汚染土壌11を複数の大型土のう10に分けて袋詰めした場合に、これらの大型土のう10に収容された汚染土壌11の体積をほぼ一定に揃えることが可能となり、これらの大型土のう10を積み上げて保管するときの取扱い性を良好なものとすることができる。
また、このロードセル27は、上述したとおり、4本すべての支柱21に取り付けられているので、ホッパー本体22内で汚染土壌11が偏ったとしても、4本の支柱21の一部にのみロードセル27が取り付けられている場合と異なり、各ロードセル27の出力を足し合わせることにより、汚染土壌11の質量を簡単かつ正確に計測することができる。
次いで、土壌搬出工程に移行し、土のう運搬装置3を遠隔操作で運転し、放射線量の少ない場所まで進行させる。
このときも、土のう運搬装置3の運転は遠隔操作で行われるので、放射能に汚染された地域に作業者(例えば、土のう運搬装置3の運転者)がいる状態は発生しない。
また、大型土のう10は、上述したとおり、大型土のう支持装置32に支持されているので、運搬中に転倒して汚染土壌11を撒き散らす恐れはない。
さらに、汚染土壌搬出設備1には、上述したとおり、第2監視装置46が設けられているので、この第2監視装置46により、つまり、第2監視カメラ33が撮影した画像データを第2監視モニター44で確認することにより、土のう運搬装置3が所定の経路に沿って進行しているか、或いは、土のう運搬装置3の進行方向に障害物がないかを監視しつつ、土のう運搬装置3を放射線量の少ない場所まで円滑に短時間で進行させることができる。
最後に、土のう梱包工程に移行し、こうして汚染土壌11が積み込まれた大型土のう10の投入口10aを閉じる。
このとき、大型土のう10の投入口10aを閉じる作業は、放射線量の少ない場所で行われるので、土のう梱包作業に従事する作業者の放射線被ばく量を低減することが可能となる。
こうして、大型土のう10の投入口10aが閉じられると、クレーン、フォークリフトなどの荷役機械を用いて大型土のう10を吊り上げる際に、汚染土壌11の飛散を防止することが可能となる。
ここで、汚染土壌搬出設備1による除染作業が終了する。
なお、除染作業の各工程においては、放射線測定装置29Bが出力する放射線量、つまり土砂ホッパー2の周囲の放射線量を常に線量モニター43で確認することにより、除染作業の全体を通じて作業の安全性を確保することができる。
このように、この除染作業においては、土壌積込工程と土のう梱包工程の両工程で、作業者の放射線被ばく量を低減することができるので、袋詰め作業に従事する作業者の放射線被ばく量を低減することが可能となる。
また、この除染作業においては、汚染土壌11を土砂ホッパー2に貯留しておき、開閉ゲート23の駆動によって所定量の汚染土壌11を大型土のう10に投下することができる。このとき、人手を省くことができる。その結果、除染作業全体の省力化および効率化を図ることが可能となる。
さらに、この除染作業においては、接地面積が広いクローラ型不整地運搬車31を運搬機械として用いているため、整地されていない斜面や地盤が軟弱な現場においても、大型土のう10に袋詰めされた汚染土壌11の運搬作業を難なく行うことができる。
[発明のその他の実施の形態]
なお、上述した実施の形態1では、ロードセル27と荷重モニター41とがケーブル5を介して有線で接続されている場合について説明したが、ロードセル27と荷重モニター41とを無線で接続しても構わない。また、第1監視カメラ28と第1監視モニター42とがケーブル6を介して有線で接続されている場合について説明したが、第1監視カメラ28と第1監視モニター42とを無線で接続することもできる。さらに、放射線測定装置29と線量モニター43とがケーブル7を介して有線で接続されている場合について説明したが、放射線測定装置29と線量モニター43とを無線で接続することも可能である。
また、上述した実施の形態1では、大型土のう10への汚染土壌11の供給量を検出するため、土砂ホッパー2側(具体的には、4本の支柱21)にロードセル27を設ける場合について説明した。しかし、土のう運搬装置3側(例えば、大型土のう支持装置32の下側など)にロードセル27を設けて、大型土のう10への汚染土壌11の供給量を直接検出するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1では、計量手段としてロードセル27を用いる場合について説明したが、ロードセル27以外の計量手段を代用または併用することもできる。
また、上述した実施の形態1では、大型土のう10に袋詰めされた汚染土壌11を運搬する運搬機械としてクローラ型不整地運搬車31を用いる場合について説明したが、クローラ型不整地運搬車31以外の運搬機械(例えば、タイヤ型不整地運搬車、ベルトコンベア、ローラーコンベアなど)を代用することもできる。
また、上述した実施の形態1では、バックホウなどの掘削積込機を用いて土砂ホッパー2に汚染土壌11を供給する場合について説明した。しかし、例えば、ホッパー本体22の投入口22aが高くて、掘削積込機では直接その高さまで汚染土壌11を持ち上げることができない場合には、土砂ホッパー2の近傍にベルトコンベア(図示せず)を斜めに設置し、このベルトコンベアを介して土砂ホッパー2に汚染土壌11を供給することも勿論できる。
さらに、上述した実施の形態1では、一対の蓋体24および一対のシリンダー25を備えた開閉ゲート23について説明した。しかし、開閉ゲート23は、ホッパー本体22の排出口22bを開閉する機能を備えている限り、どのように構成されたものでも構わない。
本発明は、とりわけ放射線量が多い現場で有用である。
1……汚染土壌搬出設備
2……土砂ホッパー
3……土のう運搬装置
10……大型土のう
11……汚染土壌
21……支柱
22……ホッパー本体
22b……排出口
23……開閉ゲート
26……飛散防止装置
27……ロードセル(計量手段)
28A、28B……第1監視カメラ
29A、29B……放射線測定装置
32……大型土のう支持装置
33……第2監視カメラ

Claims (5)

  1. 汚染土壌を貯留する土砂ホッパーと、前記汚染土壌を大型土のうに収容した状態で運搬する土のう運搬装置とを備えた汚染土壌搬出設備であって、
    前記土砂ホッパーは、前記汚染土壌を貯留するホッパー本体と、このホッパー本体の排出口を開閉する開閉ゲートと、前記ホッパー本体の前記排出口から排出される前記汚染土壌を集めて前記大型土のうに供給する飛散防止装置とを有し、
    前記土のう運搬装置は、前記飛散防止装置から供給される前記汚染土壌を前記大型土のうに収容できるように、この大型土のうを開口状態で支持する大型土のう支持装置を有し、
    前記大型土のうへの前記汚染土壌の供給量を計測する計量手段が設けられ、
    前記汚染土壌が前記ホッパー本体の前記排出口から前記飛散防止装置を経て前記大型土のうに所定量だけ供給されるように、前記計量手段によって計測された前記汚染土壌の供給量に基づき、前記開閉ゲートを駆動して前記ホッパー本体の前記排出口を開閉するように構成されていることを特徴とする汚染土壌搬出設備。
  2. 前記土砂ホッパーは、前記ホッパー本体を支持する支柱を有し、
    この支柱には、前記飛散防止装置が取り付けられているとともに、この飛散防止装置の取付部位より下側に前記計量手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の汚染土壌搬出設備。
  3. 前記土砂ホッパーは、当該土砂ホッパーの周囲の様子を撮影する第1監視カメラを有することを特徴とする請求項1または2に記載の汚染土壌搬出設備。
  4. 前記土砂ホッパーは、当該土砂ホッパーの周辺の放射線量を測定する放射線測定装置を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の汚染土壌搬出設備。
  5. 前記土のう運搬装置は、遠隔操作型であり、当該土のう運搬装置の周囲の様子を撮影する第2監視カメラを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の汚染土壌搬出設備。
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