JP2015097136A - 不揮発性半導体記憶装置、及び半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不良領域を管理可能な不揮発性半導体記憶装置、及び半導体装置を提供すること。【解決手段】複数のメモリストリング(MS)から構成され、不良領域と判断された第1ブロックと、一部に前記メモリストリング単位で利用可能な領域を含んだ第2ブロックと、を含み、且つデータの消去単位であるブロックを備えるメモリセルアレイ(11)と、不良領域、及び前記領域をとして前記第1ブロックと、前記第2ブロックと、のアドレス情報を保持する記憶部(ROM FUSE)と、前記ブロックの選択・非選択を制御するラッチ部(120-8)を含み、前記第2ブロックを示す前記アドレス(BSCPGB)に基づいて前記ラッチ部の保持データをリセット(H=>L)するブロックデコーダ(BD)とを備える。【選択図】図3
Description
本実施形態は、不揮発性半導体記憶装置、及び半導体装置に関する。
近年、メモリセルを積層した積層型の半導体メモリ(BiCS:Bit Cost Scalable Flash Memory)が開発されている。このBiCSは、低コストで大容量な半導体メモリを実現することが出来る。
本実施形態は、不良領域を管理可能な不揮発性半導体記憶装置、及び半導体装置を提供する。
実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、複数のメモリストリングから構成され、不良領域と判断された第1ブロックと、一部に前記メモリストリング単位で利用可能な領域を含んだ第2ブロックと、を含み、且つデータの消去単位であるブロックを備えるメモリセルアレイと、不良領域、及び前記領域をとして前記第1ブロックと、前記第2ブロックと、のアドレス情報を保持する記憶部と、前記ブロックの選択・非選択を制御するラッチ部を含み、前記第2ブロックを示す前記アドレスに基づいて前記ラッチ部の保持データをリセットするブロックデコーダとを備える。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、ブロックBLK中に一部でも優良領域が存在すれば、当該優良領域を使用することでユーザデータ領域を有効活用するものである。
また、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、出荷前に不良領域に該当する領域がブロックBLK中のどの領域であるかの目印を選択トランジスタSTに不良を示す情報(以下、不良情報)を書き込む。選択トランジスタSTはメモリストリングMSを構成する。
次いで出荷後にこの選択トランジスタSTに格納された情報を読み出すことで、ブロックBLK全体としてはバッド領域であっても当該ブロックBLKの一部領域が使用できる場合には、当該一部領域にデータ書き込みを実行するものである。
[本実施形態]
図1を用いて第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態に係る半導体装置記憶の全体を示した概念図である。
図1を用いて第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態に係る半導体装置記憶の全体を示した概念図である。
[本実施形態]
1.全体構成例
図1を参照して、第1実施形態に係る半導体装置100の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る半導体装置100のブロック図である。
1.全体構成例
図1を参照して、第1実施形態に係る半導体装置100の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る半導体装置100のブロック図である。
半導体装置100は、不揮発性半導体記憶装置1及び、これを制御するメモリコントローラ2を備える。
図1に示すように、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置1はメモリセルアレイ11、ロウデコーダ12、データ回路・ページバッファ13、カラムデコーダ14、制御回路15、入出力回路16、アドレス・コマンドレジスタ17、及び内部電圧発生回路18を備える。
<メモリセルアレイ11>
図1に示すように、メモリセルアレイ11は、例えばPlane0及びPlane01(図1中、Plane0、Plane1と表記)を備える。これらPlane0、及びPlane01は複数のメモリストリングMSを備え、このメモリストリングMSに電気的にビット線BL、及びワード線WL、ソース線CELSRCが接続される。
図1に示すように、メモリセルアレイ11は、例えばPlane0及びPlane01(図1中、Plane0、Plane1と表記)を備える。これらPlane0、及びPlane01は複数のメモリストリングMSを備え、このメモリストリングMSに電気的にビット線BL、及びワード線WL、ソース線CELSRCが接続される。
後述するが、メモリストリングMSは直列接続された複数のメモリセルMCを備え、このメモリセルMCを構成する制御ゲートCGに上述したワード線WLが接続される。
ここでは、Plane0、及びPlane01を備える場合について挙げるが、メモリセルアレイ11が保持するPlane0の数に限りはない。なお、Plane0、及びPlane01を区別しない場合には、単にPlane0と述べる。
<ロウデコーダ12>
図1に戻ってロウデコーダ12(以下、ブロックデコーダ12と呼ぶことがある)の説明をする。ロウデコーダ12は、後述するブロックデコーダBD、並びにXfer_S、及びXfer_Dを備える。
<ロウデコーダ12>
図1に戻ってロウデコーダ12(以下、ブロックデコーダ12と呼ぶことがある)の説明をする。ロウデコーダ12は、後述するブロックデコーダBD、並びにXfer_S、及びXfer_Dを備える。
ロウデコーダ12は、アドレス・コマンドレジスタ17から入力されたブロックアドレス信号等をデコードし、このデコード結果に応じて所望のワード線WLを選択する。選択されたワード線WLには、内部電圧発生回路18が生成した電圧が印加される。
<データ回路・ページバッファ13>
データ回路・ページバッファ13は、図示せぬセンスアンプSA、及びデータキャッシュDCを備える。すなわち、データ回路・ページバッファ13はセンスアンプSA、データキャッシュDCを用いてデータの読み出し及びデータ書き込み、並びに読み出しの外部転送・書き込みデータの取り込みを行う。
データ回路・ページバッファ13は、図示せぬセンスアンプSA、及びデータキャッシュDCを備える。すなわち、データ回路・ページバッファ13はセンスアンプSA、データキャッシュDCを用いてデータの読み出し及びデータ書き込み、並びに読み出しの外部転送・書き込みデータの取り込みを行う。
データ読み出しの場合について具体的に説明する。制御回路15に読み出し動作を実行するコマンドが入力されると、データ回路・ページバッファ13は選択メモリセルMCが保持するデータを読み出す。
その後、データ回路・ページバッファ13は、この読み出したデータをデータキャッシュDC、及び入出力回路を介してメモリコントローラ2に出力する。
データ書き込みの場合について具体的に説明する。
不揮発性半導体記憶装置1はメモリコントローラ2から転送された書き込みデータをロードするためのコマンドやアドレスに続いて、書き込みデータを受信する。
データ回路・ページバッファ13は、この書き込みデータを入出力回路16を介して受信し、当該書き込みデータをデータキャッシュDCに取り込む。
その後、書き込みデータは、制御回路15からの指示に従ったタイミングで、データキャッシュDC及びセンスアンプSAを介して選択メモリセルMCに書き込まれる。
<カラムデコーダ14>
カラムデコーダ14は、アドレス・コマンドレジスタ17から入力されたカラムアドレス信号をデコードし、メモリセルアレイ11のカラム方向を選択する。
カラムデコーダ14は、アドレス・コマンドレジスタ17から入力されたカラムアドレス信号をデコードし、メモリセルアレイ11のカラム方向を選択する。
<制御回路15>
制御回路15は、不揮発性半導体記憶装置1全体の動作を制御する。すなわち、アドレス・コマンドレジスタ17から供給された制御信号、コマンド、及びアドレスに基づいて、データの書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作時における動作シーケンスを実行する。
制御回路15は、不揮発性半導体記憶装置1全体の動作を制御する。すなわち、アドレス・コマンドレジスタ17から供給された制御信号、コマンド、及びアドレスに基づいて、データの書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作時における動作シーケンスを実行する。
制御回路15はこのシーケンスを実行するために、不揮発性半導体記憶装置1内に含まれる各回路ブロックの動作を制御する。例えば、内部電圧発生回路18に対し、所定の電圧を生成するよう制御し、ロウデコーダ12、及びデータ回路・ページバッファ13を介して当該所定の電圧をワード線WLやビット線BLに出力するための所定のタイミングを制御する。更に、入出力回路16の入出力の状態制御にも関与する。
<入出力回路16>
入出力回路16は、コマンド、アドレス、及び書き込みデータを外部のホスト機器(図示しない)から受け取り、これらコマンド、及びアドレスをアドレス・コマンドレジスタ17に供給し、また書き込みデータをデータ回路・ページバッファ13に供給する。
入出力回路16は、コマンド、アドレス、及び書き込みデータを外部のホスト機器(図示しない)から受け取り、これらコマンド、及びアドレスをアドレス・コマンドレジスタ17に供給し、また書き込みデータをデータ回路・ページバッファ13に供給する。
更に、制御回路15の制御に応じて、データ回路・ページバッファ13から供給された読み出しデータをホスト機器へと出力する。
<アドレス・コマンドレジスタ17>
アドレス・コマンドレジスタ17は、入出力回路16から供給されたコマンド、及びアドレスを一端保持し、次いでコマンドを制御回路15へ、アドレスをロウデコーダ12、及びカラムデコーダ14へと供給する。
アドレス・コマンドレジスタ17は、入出力回路16から供給されたコマンド、及びアドレスを一端保持し、次いでコマンドを制御回路15へ、アドレスをロウデコーダ12、及びカラムデコーダ14へと供給する。
具体的には、アドレス・コマンドレジスタ17は、カラムアドレスをカラムデコーダ14に供給する。このカラムアドレスに対応するカラムデコーダ14が選択状態となって、所定のアドレスのデータが入出力回路16に向けて出力される。入出力回路16に出力されたデータは、リードイネーブル信号に応じて、外部のホスト機器に出力される。
<内部電圧発生回路18>
内部電圧発生回路18は、制御回路15の制御に基づいて、読み出し動作、において所定の電圧を発生する。例えば、読み出し動作では、内部電圧発生回路18は電圧VCGR、及び電圧VREADを発生し、選択ワード線WLに電圧VCGRを、そして非選択ワード線WLに電圧VREADを供給する。
内部電圧発生回路18は、制御回路15の制御に基づいて、読み出し動作、において所定の電圧を発生する。例えば、読み出し動作では、内部電圧発生回路18は電圧VCGR、及び電圧VREADを発生し、選択ワード線WLに電圧VCGRを、そして非選択ワード線WLに電圧VREADを供給する。
なお、電圧VCGRとは、メモリセルMCから読み出しそうとするデータに応じた電圧である。
一例として後述する選択トランジスタST1の保持データを読み出す際の電圧VCGRの値は、たとえば0Vである。
また、電圧VREADとは、選択されたメモリストリングMSの中の非選択ワード線WLに印加され、メモリセルMCが保持するデータに依存せず、そのメモリセルMCをオン状態とすることの出来る読み出し用のパス電圧である。
1.2<Plane0の平面図>
次に図2Aを用いて、例えばPlane0の平面図(上面図)を示す。なお、Plane1、Plane0に関しては、Plane0と同一の構成であるため、ここでは説明を省略する。
次に図2Aを用いて、例えばPlane0の平面図(上面図)を示す。なお、Plane1、Plane0に関しては、Plane0と同一の構成であるため、ここでは説明を省略する。
また説明の便宜上、Plane0の平面図に加え、ロウデコーダ12(図中、XFER_S及びXFER_D、及びブロックデコーダ(図中、B.D))、並びにカラムデコーダCOL(図中、C.D14)を図示する。
Plane0はメモリセルMCの集合体によって構成される。具体的には、図2Aに示すように、ワード線WL0〜WL7に接続される8つのメモリセルMCによってメモリストリングMS(図2A中、MSと表記)が構成される。
また、例えばメモリストリングMSの集合体(例えば12メモリストリングMS)によってサブブロックBLKが構成される(図中、Sub BLK)。
この場合、第2方向に向かって図示せぬビット線BL0に接続されるメモリストリングMSを以下、メモリストリングMS(0、0)、(1、0)、…、(10、0)、(11、0)と表し、ビット線BLmに接続されるメモリストリングMS0を以下、メモリストリングMS(0、m)、(1、m)、…、(10、m)、(11、m)と表す。
また、例えばメモリストリングMS0、及びMS1の組、MS2、及びMS3の組、…、MS10、及びMS11の組で構成され、ワード線WL方向に向かって構成される集合体をメモリブロックMBと呼ぶ。
12メモリストリングMSでサブブロックBLKが構成されている場合であれば、ブロックBLK内に6メモリブロックMBが構成されることになる。
また、例えばビット線BL0、BL1、BL2…BLmにそれぞれ接続されるメモリストリングMS0の集合体をメモリストリングユニットMUと呼ぶ。メモリストリングMS1〜メモリストリングMS11についても同様であるため、説明を省略する。
このPlane0において、第1方向に向かってワード線WL0〜WL3(以下、第1信号線群)、及びワード線WL4〜WL7(以下、第2信号線群)が櫛歯状に形成され、また各メモリストリングMSを貫通するように紙面奥行き方向に向かって後述する半導体層SCが形成される。このワード線WLと半導体層SCとの交点にメモリセルMCが形成される。
図示するようにXFER_D及びXFER_Sは、第2方向に向かって配置される。ワード線WL0〜WL3の一端は、XFER_Dに接続され、ワード線WL4〜WL7一端は、XFER_Sに接続される。
なお、上述したようにXFER_D及びXFER_Sは複数のMOSトランジスタから構成され、ブロックBLK内のいずれかメモリストリングMSを選択する。具体的には、ブロックデコーダBDからのデコーダ結果を受けて、読み出し、及び書き込み対象のメモリストリングMSを選択可能とする。
ブロックデコーダBDは、XFER_S及びXFER_D内のMOSトランジスタのオン、オフを切り替え、複数の中から書き込み、及び読み出し対象のメモリストリングMSを選択する。
またブロックデコーダBD内には、ブロックBLKを選択するか否かのフラグを保持するラッチ部(後述する)を備え、当該ラッチ部の保持データの電圧レベルが“H”レベルであると、ブロックBLKは選択状態となる。
これに対し、ラッチ部の保持データの電圧レベルが“L”レベルであると、ブロックBLKは非選択状態となる。
カラムデコーダCOLは、図示せぬビット線BLを選択する。
1.3<パーシャルグッドブロックの概念図>
図2Bを用いてパーシャルグッドブロックについて説明する。図2Bは、パーシャルグッドブロックの概念図である。
図2Bを用いてパーシャルグッドブロックについて説明する。図2Bは、パーシャルグッドブロックの概念図である。
図2Bに示すように、ブロックBLK1、及びブロックBLK3が優良なブロックBLKであり、またこれに対しブロックBLK2、及びブロックBLKnがバッドブロックである。
上記のほかにブロックBLKには一部の領域に不良領域を含むブロックBLKが存在する。そのブロックBLKを以下では、パーシャルグッドブロックと呼ぶ。
本実施形態において、パーシャルグッドブロックに該当するのは、ブロックBLK0、及びブロックBLK4である。上述したが、本実施形態では、本来であれば、バッドブロックと判断された領域であっても、その一部に優良な領域があればその領域を使用するものであり、それがこのパーシャルグッドブロックに該当する。
1.4<サブブロックBLKの断面図、及び不良情報の保持概念図>
次に、ここでは図3を用いて上記図2の3−3´に沿ったサブブロックSB0の断面図の説明、及びメモリストリングMSの不良情報を保持した概念図を示す。すなわち、図2BにおけるブロックBLK0の断面図を図3に示す。
次に、ここでは図3を用いて上記図2の3−3´に沿ったサブブロックSB0の断面図の説明、及びメモリストリングMSの不良情報を保持した概念図を示す。すなわち、図2BにおけるブロックBLK0の断面図を図3に示す。
上述したように、メモリストリングMSの不良情報はそれを構成する選択トランジスタSTが保持する。また上述のようにサブブロックSB0は12個のメモリストリングMS、すなわちメモリストリングMS0〜MS11を備えるが、ここでは便宜上メモリストリングMS0〜MS5を示す。
<1.4.1>メモリストリングMS0〜MS5について
図3に示すように断面方向に沿ってメモリストリングMS0〜MS5(太枠)が設けられる。
図3に示すように断面方向に沿ってメモリストリングMS0〜MS5(太枠)が設けられる。
各々のメモリストリングMSは、半導体層BG上であって、第1方向及び第2方向にそれぞれ直交する第3方向に向かって柱状の半導体層SC11〜SC12が形成される。以下、半導体層SC11〜SC12を区別しない場合には単に半導体層SCと呼ぶ。
次いで、第1方向に沿って互いに隣接する半導体層SC同士が半導体層BG内に設けられる結合部JPを介して結合される。例えば、半導体層SC11とSC12とが半導体層BG内の結合部JP0を介して結合される。このような構成を以てU字形状のメモリストリングMS0が形成される。
その他、半導体層SC13とSC14との組、…、半導体層SC21とSC22との組についても同様の構成であるため、説明を省略する。
また各々のメモリストリングMS内には第3方向に沿って形成されたポリシリコン層が複数設けられる。一部のポリシリコン層はワード線WLとして機能し、他のポリシリコン層は選択信号線SGS、SGDとして機能する。
選択信号線SGS、SGDは、ワード線WLを挟むような位置に設けられる。すなわち図3に示すようにワード線WLの数を4本とすると、半導体層BG上に下からワード線WL3、WL2、WL1、WL0、及び選択信号線SGSの順で各々が絶縁膜を介在して積層され、同様に半導体層BG上に下からワード線WL4、WL5、WL6、WL7、及び選択信号線SGDの順で各々が絶縁膜を介在して積層されている。
従って、半導体層SCとこれら選択信号線SGS、SGD、及びワード線WLとの交点に、選択トランジスタST1、メモリセルMC7、メモリセルMC6、…、メモリセルMC1、メモリセルMC0、及び選択トランジスタST2が設けられる。
なお、これら選択信号線SGS、SGDは、メモリストリングMSの選択・非選択を制御する選択信号線SGS、SGDとして機能する。
なお、メモリセルアレイ11の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号、“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
<1.4.2>ビット線BL、ソース線SLについて
選択信号線SGD及びSGDを貫通する半導体層SC11及び半導体層SC14、半導体層SC15及び半導体層SC18、並びに半導体層SC19及びSC22の一端はそれぞれビット線BL0で共通接続される。
選択信号線SGD及びSGDを貫通する半導体層SC11及び半導体層SC14、半導体層SC15及び半導体層SC18、並びに半導体層SC19及びSC22の一端はそれぞれビット線BL0で共通接続される。
また選択信号線SGS及び選択信号線SGSをそれぞれ貫通した半導体層SC12及びSC13、半導体層SC16及びSC17、並びに半導体層SC20の一端のそれぞれはソース線SLに接続される。つまり、例えば隣接する半導体層SC11、SC12と半導体層SC13、SC14とが、このソース線SLで共通接続される。
<1.4.3>ビット線BL1〜BLm−1について
以上では、ビット線BL0に着目したが、ビット線BL1〜BLm−1についても同様の構成である。
以上では、ビット線BL0に着目したが、ビット線BL1〜BLm−1についても同様の構成である。
すなわち、ビット線BLi(i:自然数、1≦i≦m−1)に接続される半導体層SCを半導体層SCi1〜SC(i+1 0)とする。この場合、上述した選択信号線SGS、ワード線WL0〜7、及び選択信号線SGDがこれら半導体層SCi1〜SC(i+1 0)を貫通することで、各ビット線BLiに対応するように複数のメモリストリングMSが形成される。
なお、ビット線BLiに対応する各々のメモリストリングMSにおいても、隣接する半導体層SCi1、SCi2と半導体層SCi3、SCi4とが、ソース線SLで共通接続される。
ここで、各メモリストリングMSがメモリセルMC0〜MC7、並びに選択トランジスタST1、及びST2によって構成されている場合を一例に説明したが、メモリセルMCの数に限りはない。つまり、メモリセルMCは16個でも、32個でもよい。以下、必要に応じてメモリセルMCの数をs個(s:自然数)とする場合がある。
このようにPlane0は、データを電気的に記憶するメモリセルMCを3次元マトリクス状に配列することで構成される。すなわち、メモリセルMCは、積層方向に配列されるとともに、積層方向に直交する水平方向にもマトリクス状に配列される。このように積層方向に並ぶ複数個のメモリセルMCは直列接続され、直列接続された複数のメモリセルMCによってメモリストリングMSを構成する。
<1.4.4>不良情報の保持概念図
図3に示すように、選択トランジスタST1は”0”または”1”いずれか1ビットの情報を保持可能とする。1ビット情報とは、例えば“E”(=“1”)レベルまたは“C”レベル(=“0”)(>“E”レベル)のいずれか閾値レベルである。
図3に示すように、選択トランジスタST1は”0”または”1”いずれか1ビットの情報を保持可能とする。1ビット情報とは、例えば“E”(=“1”)レベルまたは“C”レベル(=“0”)(>“E”レベル)のいずれか閾値レベルである。
なお、”E”レベルとは、消去状態を指す。メモリセルMCが初期状態であると、閾値電圧はこの消去状態に位置する。
本実施形態では、メモリストリングユニットMUが不良領域であると、対応する選択トランジスタST1の保持データを“C”レベルの閾値電圧にまで上昇させておく。これに対し、ストリングユニットMUが優良な領域であると、選択トランジスタST1の閾値電圧は初期状態、すなわち“E”レベルである。
図3を例に挙げて説明すると、ビット線BL0に接続されたメモリストリングMS0、MS2、MS3、及びMS4を構成する選択トランジスタST1が“C”データを保持している。
つまり、図3の例では、ストリングユニットMU0、MU2、MU3、及びMU4が不良領域であり、その他の、ストリングユニットMU1、MU5が優良な領域である。
従って、ストリングユニットMU1、及びMU5がデータ書き込み時に使用可能な領域となる。なお、ストリングユニットMU6〜MU11についての不良領域か否かについての説明は省略する。
1.3<ブロックデコーダBDの回路図>
次に、図4を用いてブロックデコーダBDの回路図について説明する。
次に、図4を用いてブロックデコーダBDの回路図について説明する。
図3に示すように、ブロックデコーダBDは、デコード部120−1、インバータ120−2〜120−5、nチャネルMOSトランジスタ120−6、120−7、ラッチ部120−8、pチャネルMOSトランジスタ120−9〜120−12、及びnチャネルMOSトランジスタ120−13〜120−15を備える。
1.3.1<デコード部120−1について>
デコード部120−1は、pチャネルMOSトランジスタ1200、及びnチャネルMOSトランジスタ1201〜1205を備える。
デコード部120−1は、pチャネルMOSトランジスタ1200、及びnチャネルMOSトランジスタ1201〜1205を備える。
MOSトランジスタ1200の電流径路の一端には電圧VDDが供給され、ゲートには信号RDECが供給され、電流径路の他端はノードN1に接続される。
MOSトランジスタ1201〜1203は直列接続され、各々のゲートには信号ARA〜AREが供給される。
更に、MOSトランジスタ1204の電流径路の一端は上記MOSトランジスタ1203の電流径路の他端と接続され、電流径路の他端はノードN2に接続され、ゲートには信号RDECが供給される。
MOSトランジスタ1205の電流径路の一端はノードN2に接続され、他端は接地され、ゲートには信号ROMBAENが供給される。
これらMOSトランジスタ1200〜1205によってデコード部120−1が構成され、信号ARA〜ARE、信号RDEC、及び信号ROMBAENがすべて“H”レベルとなると、ノードN1は接地され、“L”レベルとなる。
これに対して、ノードN1が接地されなければ、ノードN1は“H”レベルを維持する。
このようにデコード部120−1は、後述するインバータ120−2にノードN1の電圧レベルを出力する。
1.3.2<インバータ120−2〜120−4について>
インバータ120−2は入力端(ノードN1)における電圧レベルを反転し、これをノードN3に出力する。
インバータ120−2は入力端(ノードN1)における電圧レベルを反転し、これをノードN3に出力する。
インバータ120−3はノードN3における電圧レベルを反転する。
更にインバータ20−4はインバータ120−3が出力した電圧レベルを更に反転し、これを信号BLKSELとしてXfer_S、及びXfer_Dに出力する。
信号BLKSELが“H”レベルの場合、Xfer_S、Xfer_D内のMOSトランジスタがそれぞれオン状態とされる。
これにより、対応するブロックBLKが選択されることになる。
なお、ブロックデコーダBDは、ブロックBLK毎に設けられている。
1.3.3<スイッチSW1について>
スイッチSW1はMOSトランジスタ120−9、及び120−10によって構成される。
スイッチSW1はMOSトランジスタ120−9、及び120−10によって構成される。
MOSトランジスタ120−9及びMOSトランジスタ120−10の電流径路の一端には電圧VDDが供給され、他端は後述するMOSトランジスタ120−81の電流径路の一端に接続され、MOSトランジスタ120−9のゲートには信号BBS2_Eが供給され、MOSトランジスタ120−10のゲートはノードN3が接続される。
すなわち、ノードN3及び信号BBS2_Eの電圧レベルに応じて、MOSトランジスタ120−9及び120−10がオンまたはオフとなる。
1.3.4<スイッチSW2について>
スイッチSW2は、MOSトランジスタ120−11及び120−12によって構成される。
スイッチSW2は、MOSトランジスタ120−11及び120−12によって構成される。
MOSトランジスタ120−11及び120−12の電流径路の一端には電圧VDDが供給され、他端は後述するMOSトランジスタ120−83の電流径路の一端に接続され、MOSトランジスタ120−11のゲートにはノードN3が、そしてMOSトランジスタ120−12のゲートには信号BBR2_Eが供給される。
すなわち、ノードN3及び信号BBS2_Eの電圧レベルに応じて、MOSトランジスタ120−9及び120−10がオンまたはオフとなる。
1.3.5<ラッチ部120−8について>
ラッチ部120−8は、MOSトランジスタ120−81〜120−84によって構成される。
ラッチ部120−8は、MOSトランジスタ120−81〜120−84によって構成される。
MOSトランジスタ120−81の電流径路の他端は、ノードN4(出力端)でMOSトランジスタ120−82の電流径路の一端に接続され、ゲートにはノードN5(入力端)が接続される。
MOSトランジスタ120−82の電流径路の他端は接地され、ゲートはノードN5に接続される。
またMOSトランジスタ120−83の電流径路の他端はノードN5(出力端)でMOSトランジスタ120−84の電流径路の一端に接続され、ゲートはノードN4に接続される。
MOSトランジスタ120−84の他端は接地され、ゲートはノードN4接続されている。
またラッチ部120−8の保持データは、ノードN5の電圧レベルに応じた値であり、ノードN4の電圧レベルは、このノードN5の反転データである。
1.3.6<MOSトランジスタ120−13〜120−15について>
MOSトランジスタ120−13の電流径路の一端はノードN4に接続され、ゲートには信号BBS_Eが供給される。
1.3.6<MOSトランジスタ120−13〜120−15について>
MOSトランジスタ120−13の電流径路の一端はノードN4に接続され、ゲートには信号BBS_Eが供給される。
MOSトランジスタ120−14の電流径路の一端はノードN5に接続され、他端はMOSトランジスタ120−13の電流径路の他端と共通接続され、ゲートには信号BBR_Eが供給される。
更にMOSトランジスタ120−15の電流径路の一端は上記MOSトランジスタ120−13及び120−14に接続され、他端はセレクタバスに接続され、ゲートはノードN3に接続される。
インバータ120−5はノードN6の電圧レベルを制御回路15に出力する。インバータ120−5が出力した電圧レベルが“L”レベルであれば、ブロックBLKが優良なブロックであり、インバータ120−5が出力した電圧レベルが“H”レベルであれば、ブロックBLKはバッドブロックであると、制御回路15は認識する。
2.パーシャル グッド ブロック判定動作について
次に、図5を用いてメモリコントローラ2によるPlaneのうちどれがパーシャルグッド ブロックBLKであるのか、の判定方法について説明する。
次に、図5を用いてメモリコントローラ2によるPlaneのうちどれがパーシャルグッド ブロックBLKであるのか、の判定方法について説明する。
バッドブロックBLKであっても、当該ブロックBLKの一部に使用可能な領域があるブロックBLKのことを以降、パーシャルグッド ブロックBLK(Partial Good Block)と呼ぶ。
図5は電源が供給され、半導体装置100が起動した際のメモリコントローラ2の動作フローである。
電源が供給され半導体装置100が起動すると(ステップS0)、メモリコントローラ2はROM FUSEを参照する。具体的には、後述するROM FUSE内のパーシャルバッドブロックを含むブロックアドレスBAを参照する。(S1)
これにより、メモリコントローラ2はどのブロックBLKがパーシャルバッドブロックを有しているかを把握することができる。
電源が供給され半導体装置100が起動すると(ステップS0)、メモリコントローラ2はROM FUSEを参照する。具体的には、後述するROM FUSE内のパーシャルバッドブロックを含むブロックアドレスBAを参照する。(S1)
これにより、メモリコントローラ2はどのブロックBLKがパーシャルバッドブロックを有しているかを把握することができる。
次いで、メモリコントローラ2はステップS1で把握したこのブロックアドレスBAに基づいて対応するブロックデコーダBD内のラッチ部120−8をリセット(解除)する(S2)。
その後、メモリコントローラ2はパーシャルバッドブロックを含むブロックBLK、すなわちラッチ部120−8を解除したブロックデコーダBDに対応するブロックBLKに対して読み出し動作を実行する(S3)。具体的には、パーシャルバッドブロックを含むブロックBLK内のメモリストリングMS1〜MS12の選択トランジスタST1の保持データを読み出す。
読み出し動作の結果、読み出しデータが“0”データであれば、メモリコントローラ2はそのメモリストリングMSはパーシャルグッドブロックであると認識する。
以上読み出しを実行することで、メモリコントローラ2は、ブロックBLKのうち、どのメモリユニットMUが優良なブロックかを認識し、これに基づき管理テーブルを生成する(S4)。
なお、管理テーブルは、メモリコントローラ2が保持してもよいし、制御回路15が保持してもよい。
また、選択トランジスタST1の保持データを読み出す方法については、例えば、“半導体記憶装置”という2012年9月21日に出願された特許出願2012−208786に記載されている。この特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
3<ROM FUSEの概念図>
次に図6を用いてROM FUSEの概念図について説明する。
次に図6を用いてROM FUSEの概念図について説明する。
図6に示すように、ROM FUSEは大きく分けてバッドブロックBLK情報(図中、BBLK)、及びパーシャルグッド ブロックBLK情報(BSCPGB(Bad String Chunk Partial Good Block))を保持する。
BSCPGBは48セットの不良情報から構成され、FLAGの値が“0”に該当するアドレスと、“1”に該当するアドレスとに分類される。FLAGとは、バッドブロックか否かを示す値であり、例えば“1”はバッドブロックを示し、“0”は優良なブロックを示す。
図6に示すように、縦軸にFirst〜Thirdを取り、横軸にIO0〜IO7を取る。
ここで、First〜Thirdとは、ROM FUSEからメモリコントローラ2へと読み出される順番を指し、またIO0〜IO7とは、メモリコントローラ2へとアドレスが出力される出力ピンである。つまり、Firstの列から順にThirdまで8ビットのアドレスデータがメモリコントローラ2によって読み出される。
ここで、例えばFirstの列における、“STR”とはあるブロックBLKのメモリストリングMSアドレスを指し、“A”とは、バッドブロックのアドレスを指す。
コントローラ2は、このROM FUSE内のアドレスを読み出すことで、どれがパーシャルグッドブロックを含むブロックBLKなのかを認識する。
4.ブロックデコーダBDのリセット方法
次に図7を用いて、上記ステップS2におけるメモリコントローラ2によるブロックデコーダBDのリセット(解除)方法について説明する。なお、制御回路15がブロックデコーダBDをリセットしてもよい。
次に図7を用いて、上記ステップS2におけるメモリコントローラ2によるブロックデコーダBDのリセット(解除)方法について説明する。なお、制御回路15がブロックデコーダBDをリセットしてもよい。
上述したようにノードN5の電圧レベルがラッチ部120−8の保持データであり、対応するブロックBLKがバッドブロックの場合、ノードN5の電圧レベルは“H”レベルである。
これに対して、例えば対応するブロックBLKが優良なブロックBLKである場合、ノードN5の電圧レベルが“L”レベルである。
上記記載を踏まえて以下説明する。
上記ステップS1において、メモリコントローラ2はブロックBLKがパーシャルグッドブロックを含むと認識した場合、メモリコントローラは図7に示すようにブロックデコーダBDにおけるノードN1の電圧レベルを“L”とする。
上記ステップS1において、メモリコントローラ2はブロックBLKがパーシャルグッドブロックを含むと認識した場合、メモリコントローラは図7に示すようにブロックデコーダBDにおけるノードN1の電圧レベルを“L”とする。
すなわち、信号ARA〜ARE、信号RDEC、及び信号ROMBAENが“H”レベルとなり、ノードN1が接地される。
したがって、インバータ120−2はノードN3に“H”レベルを出力する。すると、ゲートがノードN3に接続されたMOSトランジスタ120−15がオン状態となり、ノードN6、MOSトランジスタ120−15及びMOSトランジスタ120−14を介してノードN5がそれまでの“H”レベルから“L”レベルへと遷移する。
この結果、ラッチ部120−8は“L”レベル、すなわち優良なブロックBLKであることを示す電圧レベルと同一の値を保持する。
5.<読み出し動作>
次に図8を用いて上記ステップS3における読み出し動作について説明する。なお、読み出し動作の制御は、メモリコントローラ2でも制御回路15でもよい。
次に図8を用いて上記ステップS3における読み出し動作について説明する。なお、読み出し動作の制御は、メモリコントローラ2でも制御回路15でもよい。
読み出し動作では、信号ARA〜ARE、及び信号RDECが“H”レベルとなり、また信号ROMBAENが“L”レベルである。
また上述したようにステップS2においてラッチ部120−8は“L”レベルを保持する。このため、ステップS3におけるパーシャルグッドブロックに対する読み出し動作では、MOSトランジスタ120−6がオン状態となり、また信号AD_Eが“H”レベルであるため、ノードN2はMOSトランジスタ120−6及び120−7を介して接地電位とされる。従って、ノードN1が“L”レベルとなる。
その結果、インバータ120−4は“H”レベルの信号BLKSELを出力する。すなわち、Xfer_S及びXfer_D内のMOSトランジスタがオン状態となり、対応するブロックBLKに読み出し電圧を転送することができる。
つまり、メモリコントローラ2は、パーシャルグッドブロックを含むブロックBLKに対して読み出し動作を実行することができる。
なお、この際MOSトランジスタ120−15の電流径路の他端はバスを介して接地されており、また信号BBR_Eは“H”レベルであるため、MOSトランジスタ120−14はオン状態である。
またなお、インバータ120−5はノードN5の電圧レベルを反転して、これをバッドブロックフラグBFとしてメモリコントローラ2に出力する。
図8に示すように、バッドブロックフラグBFが“H”レベルであると、メモリコントローラ2は、バッドブロックに対して読み出し動作をしていることを認識する。
以上図8では、パーシャルグッドブロックを含むブロックBLKへの読み出し動作をする際のブロックデコーダBDについて説明したが、パーシャルグッドブロックを含まないブロックBLKに対しては読み出し動作を行わないため、信号ARA〜ARE、信号RDEC、及び信号ROMBAENのいずれかが“L”レベルとされ、その結果ノードN3の電位は“L”レベルを維持する。
<本実施形態に係る効果>
本実施形態に係る半導体装置によれば、以下(1)及び(2)の効果を得ることができる。
(1)ラッチ領域の増加を抑制しつつ、使用可能なメモリ領域を増加させることができる。
本実施形態に係る半導体装置によれば、以下(1)及び(2)の効果を得ることができる。
(1)ラッチ領域の増加を抑制しつつ、使用可能なメモリ領域を増加させることができる。
従前では、パーシャルグッドブロックを示すアドレスを専用のラッチ領域に格納していた。
しかし、本実施形態では、パーシャルグッドブロックを有するブロックアドレスBAをROM FUSEに格納し、且つメモリストリングユニットMU単位で選択トランジスタSTに不良であることを示す情報を格納させている。
しかし、本実施形態では、パーシャルグッドブロックを有するブロックアドレスBAをROM FUSEに格納し、且つメモリストリングユニットMU単位で選択トランジスタSTに不良であることを示す情報を格納させている。
つまり、パーシャルグッドブロックのアドレスを格納するラッチ領域を不要とすることができる。
しかし、パーシャルグッドブロックを含むブロックBLKまではメモリコントローラ2は把握することができるが、どのメモリストリングユニットMUが優良で、どのメモリストリングユニットMUが不良なのかまでメモリコントローラ2は把握することができない。
しかし、本実施形態に係る半導体装置1であれば、ステップS2におけるブロックデコーダBDのリセット動作を行なった後、ブロックBLKのうちどのメモリストリングユニットMUが不良なのかを読み出し、これに基づき管理テーブルを生成する。
これにより、メモリコントローラ2は従前のラッチ領域を設けずとも、パーシャルグッドブロックである領域を判別することが出来、また上述したようにメモリ領域を増加させることが出来る。
(2)従前のメモリコントローラも使用することが出来る。
仮に、パーシャルグッドブロックを使用しない場合には、単にその領域はバッドブロックとして認識される。
仮に、パーシャルグッドブロックを使用しない場合には、単にその領域はバッドブロックとして認識される。
つまり、本実施形態で説明したメモリコントローラを使用せずとも、従前のメモリコントローラで用が足りることになる。
また従前のメモリコントローラを使用する場合、ROM FUSEにバッドブロックを示すブロックアドレスBAだけ格納すればよいため、出荷時の運用もしやすくなる。
これにより、パーシャルグッドブロックを示すアドレスを格納する上記ラッチ領域を増加させることなく、使用可能なメモリ領域を増加させることができる。
<変形例>
次に上記実施形態の変形例に係る半導体装置について説明する。変形例に係る半導体装置1は、たとえばメモリコントローラ2がラッチ部120−8を解除する専用コマンドを保持する点で異なる。
次に上記実施形態の変形例に係る半導体装置について説明する。変形例に係る半導体装置1は、たとえばメモリコントローラ2がラッチ部120−8を解除する専用コマンドを保持する点で異なる。
具体的には、上記実施形態では、半導体装置100を起動させると同時にパーシャルグッドブロックを検索したが、変形例では、専用コマンドがたとえばメモリコントローラ2から発行されると、パーシャルグッドブロックを検索する点で異なる。すなわち、半導体装置100の起動時では、メモリコントローラ2は図2Bに示すブロックBLK0、及びブロックBLK4はバッドブロックであると認識している。
以下、相違点について述べる。なお、この専用コマンドは、制御回路15が保持していても良いし、半導体装置100を制御するホスト機器(図示せぬ)であってもよい。
1.専用コマンドについて
専用コマンドとは、上記図5におけるステップS1〜ステップS4までの動作をするためのコマンドである。
専用コマンドとは、上記図5におけるステップS1〜ステップS4までの動作をするためのコマンドである。
たとえば図2Bにおいて当初は、ブロックBLK1やブロックBLK3などの優良なブロックBLKだけを使用していたがデータ容量が増えてきた場合などユーザー側でこの専用コマンドを発行したり、メモリコントローラ2がメモリセルアレイ11の使用データ容量が一定レベルに達した時点で自発的に発行してもよい。
上記実施形態では、パーシャルグッドブロックであるブロックBLK0、またはブロックBLK4内には“C”データを保持する複数の選択トランジスタSTが存在することを説明したが、たとえばブロックBLK2の場合はメモリストリングMS0〜MS11を構成する全ての選択トランジスタST1が“C”データを保持する。
また、上述したようにROM FUSE内には、バッドブロック情報も格納させているため、たとえばブロックBLK2において、全ての選択トランジスタST1に“C”データを保持させなくてもよい。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
1…不揮発性半導体記憶装置、2…メモリコントローラ、11…メモリセルアレイ、12…ロウデコーダ、13…データ回路・ページバッファ、14…カラムデコーダ、15…制御回路、16…入出力回路、17・・・アドレス・コマンドレジスタ、100・・・半導体装置、WL・・・ワード線、MS・・・メモリストリング、MU・・・メモリストリングユニット、BLK・・・ブロック、Plane・・・プレーン、SC・・・半導体層、ST1、ST2・・・選択トランジスタ、BG・・・半導体層、JP・・・結合部、BD・・・ブロックデコーダ、120−1・・・デコード部、120−2〜120−5・・・インバータ、120−6、120−7・・・nチャネルMOSトランジスタ、120−8・・・ラッチ部、120−9〜120−12・・・pチャネルMOSトランジスタ、120−13〜120−15、1201〜1204・・・nチャネルMOSトランジスタ
Claims (5)
- 複数のメモリストリングから構成され、不良領域と判断された第1ブロックと、一部に前記メモリストリング単位で利用可能な領域を含んだ第2ブロックと、を含み、且つデータの消去単位であるブロックを備えるメモリセルアレイと、
前記第1ブロックと、前記第2ブロックと、のアドレス情報を保持する記憶部と、
前記ブロックの選択・非選択を制御するラッチ部を含み、前記第2ブロックを示す前記アドレスに基づいて前記ラッチ部の保持データをリセットするブロックデコーダと
を備えることを
特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第2ブロックにおいて、前記メモリストリングを構成し且つこのメモリストリングの選択のオン・オフを制御する選択トランジスタの閾値レベルを上昇させることを
特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記閾値レベルが上昇した前記データを保持する前記選択トランジスタは、前記不良領域の前記メモリストリングである
ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置 - 請求項1乃至請求項3いずれか一項の不揮発性半導体記憶装置と、
この不揮発性半導体記憶装置を制御するメモリコントローラと、を備えた半導体装置であって、
前記メモリコントローラは、前記第2ブロックの前記一部を利用する場合、前記記憶部を参照し、その参照結果に基づき前記ブロックデコーダ内の前記ラッチ部を前記リセットする
ことを特徴とする半導体装置。 - 請求項4記載の半導体装置が起動すると、
前記メモリコントローラは、前記記憶部を参照し、その参照結果に基づき前記ブロックデコーダ内の前記ラッチ部を前記リセットする
ことを特徴とする半導体装置。
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