JP2005267735A - 半導体メモリおよび半導体メモリのメモリセル選択方法 - Google Patents

半導体メモリおよび半導体メモリのメモリセル選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 不良セルブロックに隣接する通常セルブロックに影響を与えずに、セルブロック単位の冗長置換が可能にする。
【解決手段】 不良セルブロック10を不良セルブロック用冗長セルブロック20に冗長置換するとともに、不良セルブロック10の左側に隣接する通常セルブロックについては、その通常セルブロックを半分に分割した2つの領域の内で不良セルブロック10側の領域を分割隣接ブロック11とし、不良セルブロック10の右側に隣接する通常セルブロックについては、その通常セルブロックを半分に分割した2つの領域の内で不良セルブロック10側の領域を分割隣接ブロック12とし、不良セルブロック10の左右に離れれて隣接するこれら2つの分割隣接ブロック11,12を、冗長セルアレイ2内の1つの隣接セルブロック用冗長セルブロック21にまとめて冗長置換する。
【選択図】 図2





Description

本発明は、それぞれ複数のメモリセルトランジスタ(以下、セル)および複数のビットラインを備えて構成された複数のメモリセルブロック(以下、セルブロック)の内の不良セルブロックを、複数の冗長セルを備えて構成された冗長セルブロックに冗長置換するプログラマブルROM(以下、PROM)等の半導体メモリおよびそのメモリセル選択方法に関する。
図8は従来のPROMの構成図であり、図9は図8においての従来のセルアレイ(通常セルアレイ1および冗長セルアレイ2A)の回路構成図である。また、図3は図8においてのセルドレインセレクト回路3の回路構成図、図4は図8においてのカラムデコーダ回路4の回路構成図、図5は図8においての不良セルブロック用カラム冗長セレクト回路5の回路構成図、図7は図8においてのロウデコーダ回路8の回路構成図である。
この従来のPROMのセルアレイ(図9参照)は、通常セルアレイ1と冗長セルアレイ2Aによって構成されており、通常セルアレイ1は、複数の通常セルおよび複数のビットラインを備えて構成された通常セルブロック10を含む複数の通常セルブロックによって構成されており、冗長セルアレイ2Aは、同じく複数の冗長セルおよび複数の冗長ビットラインを備えて構成された冗長セルブロック20からなる。また、この従来のPROMでは、カラムアドレスは、AY0,AY1,AY2,AY3の4アドレスで構成されており、通常セルアレイ1内のそれぞれの通常セルブロックは、カラムアドレスAY2,AY3によって区別される。
図8の従来のPROMでは、例えば図9の通常セルブロック10内の通常セルML2が不良セルの場合に、この不良セルブロック10を冗長セルアレイ2Aの冗長セルブロック20に、以下の手順で冗長置換する。
図9の通常セルブロック10が不良セルブロックの場合には、この不良セルブロック10を選択するカラムセレクト信号Y2をH(Highレベル)とするカラムアドレス(AY2,AY3)=(H,L(Lowレベル))であるので(図4参照)、不良セルブロック用カラム冗長セレクト回路5(図5参照)において、ヒューズプログラム回路50のヒューズF50を切断して、冗長イネーブル信号FMAIN=Hに設定するとともに、ヒューズプログラム回路51のヒューズF50を切断して、上記カラムアドレスAY2=Hに応じたヒューズプログラムアドレスFY2=Hに設定し、ヒューズプログラム回路52のヒューズF50は未切断のままにして、上記カラムアドレスAY3=Lに応じたヒューズプログラムアドレスFY3=Lに設定する。
これにより、不良セルブロック10は、冗長セルブロック20に冗長置換され、不良セルブロック10を選択するカラムアドレス(AY2,AY3)=(H,L)が入力されたときに、不良セルブロック用カラム冗長セレクト回路5によって冗長セルブロック20が選択され、冗長セルブロック20内の冗長セルのデータが、冗長読み出しデータRDATAとして、冗長センスアンプに読み出される。
このような従来のPROMにおいては、図10に示すように、不良セルブロック10の端に配置された不良セルML2が、そのソース側において高抵抗でGNDに接地しているような場合には、この不良セルML2が低しきい値のセルであると、これに隣接するビット列の通常セルML1が選択されたときに、セルドレインセレクトラインDSL2から不良セルML2にリーク電流iLが流れ、通常セルMR1が低しきい値のセルである場合には、セルドレインセレクトラインDSL2から通常セルMR1に流れる電流iMR1は、本来のiMCよりも減少したiMC−iLとなるため、電圧および温度についての動作マージン不足、さらには劣化による不良を生じることがあった。なお、ビットラインBL2も同様であり、図9において通常セルMR3のソース側またはビットラインBLBL3が高抵抗でGNDに接地しているような場合においての通常セルML4についても同様である。
そこで、他の従来のPROMには、不良セルならびにこの不良セルのビット列およびこれに隣接するビット列に配置されている通常セル、あるいは不良ビットラインに隣接するビット列に配置されている通常セルを冗長置換するとともに、これら冗長置換したビット列のセルを高しきい値にすることによって、上記不良セルあるいは上記不良ビットラインが、上記冗長置換したビット列にさらに隣接するビット列の通常セルに影響を与えないようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−273392号公報(図1,図3,図4)
しかしながら、上記従来の技術では、セルブロック単位ではなく、ビット列単位で冗長置換がなされるため、冗長置換をプログラムする回路や冗長セルからデータを読み出すための回路の構成が複雑になるという課題があった。また、冗長置換した通常セルを高しきい値にするためのROMデータを変換する回路が別途必要となるため、半導体メモリの構成が複雑になるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、不良セルブロックに隣接する通常セルブロックに影響を与えずに、セルブロック単位の冗長置換が可能な半導体メモリおよびその半導体メモリのメモリセル選択方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体メモリは、
不良セルブロックを第1の冗長セルブロックに冗長置換する半導体メモリにおいて、
不良セルブロックに隣接した通常セルブロックを冗長置換する第2の冗長セルブロックを備えた
ことを特徴とする。
また、本発明の半導体メモリのメモリセル選択方法は、
不良セルブロックを冗長置換する第1の冗長セルブロックと、上記不良セルブロックに隣接した通常セルブロックを冗長置換する第2の冗長セルブロックとを備えた半導体メモリのメモリセル選択方法であって、
上記不良セルブロックのアドレスと、上記隣接セルブロックを選択するための入力アドレスから、上記第2の冗長セルブロックを選択するための冗長アドレスを発生する手順と、
上記冗長アドレスに従って、上記第2の冗長セルブロックを選択する手順と
を含む
ことを特徴とする。
本発明によれば、不良セルブロックを第1の冗長セルブロックに冗長置換するとともに、不良セルブロックに隣接した通常セルブロックを第2の冗長セルブロックに冗長置換することにより、不良セルブロックに隣接する通常セルブロックに影響を与えずに、セルブロック単位の冗長置換が可能となるので、簡単な構成で、電圧および温度についての動作マージンを向上させ、劣化不良を低減できるという効果がある。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1の半導体メモリ(PROM)の構成図であり、図8と同様のものには同じ符号を付してある。図1において、実施の形態1の半導体メモリは、通常セルアレイ1および冗長セルアレイ2からなるセルアレイと、セルドレインセレクト回路3と、カラムデコーダ回路4と、不良セルブロック用カラム冗長セレクト回路5と、隣接セルブロック用カラム冗長セレクト回路6と、ロウデコーダ回路8とを備えて構成されている。この実施の形態1の半導体メモリは、上記従来のPROM(図8参照)において、隣接セルブロック用カラム冗長セレクト回路6を設け、冗長セルアレイ2Aを冗長セルアレイ2としたものであって、カラムアドレスは、AY0,AY1,AY2,AY3の4アドレスで構成されており、ロウアドレスは、AX1,AX2,AX3の3アドレスで構成されている。
図2は図1の実施の形態1の半導体メモリにおいてのセルアレイ(通常セルアレイ1および冗長セルアレイ2)の回路構成図である。図2において、通常セルアレイ1は、ワードセレクトWL1によって選択される通常メモリセルトランジスタ(通常セル)ML0,MR0,ML1,MR1,…,ML7,MR7を含む合計16×8個のセルと、セルドレインセレクトトランジスタMDSL0,MDSL1,…,MDSL7と、カラムスイッチトランジスタMBL0,MBL1,…,MBL7とによって構成されている。
通常セルアレイ1において、通常セルML2,MR2,ML3,MR3およびこれらと同じビット列に配置された通常セルは、1つの通常セルブロック10を構成している。同様に、通常セルML0,MR0,ML1,MR1およびこれと同じビット列に配置された通常セルも、1つの通常セルブロックを構成しており、通常セルML4,MR4,ML5,MR5およびこれらと同じビット列に配置された通常セルも、1つの通常セルブロックを構成しており、通常セルML6,MR6,ML7,MR7およびこれらと同じビット列に配置された通常セルも、1つのセルブロックを構成している。
また、図2において、冗長セルアレイ2は、ワードセレクト信号WL1によって選択される冗長メモリセルトランジスタ(冗長セル)RML0,RMR0,RML1,RMR1,…,RML3,RMR3を含む合計8×8個の冗長セルと、セルドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL0,RMDSL1,RMDSL2,…,RMDSL4と、カラム冗長スイッチトランジスタRMBL0,RMBL1,…,RMBL3とによって構成されている。
冗長セルアレイ2において、冗長セルRML0,RMR0,RML1,RMR1およびこれらと同じ冗長ビット列に配置された冗長セルは、通常セルアレイ1の不良セルブロック(例えば、通常セルブロック10)を置換する不良セルブロック用冗長セルブロック20を構成している。また、冗長セルRML2,RMR2,RML3,RMR3およびこれと同じビット列に配置された冗長セルは、上記不良セルブロックの左側に隣接する通常セルブロックを半分に分割した2つの領域の内の上記不良セルブロック側の領域である分割隣接ブロック(例えば、不良セルブロック10の左側に隣接する分割隣接ブロック11)と、上記不良セルブロックの右側に隣接する通常セルブロックを半分に分割した2つの領域の内の上記不良セルブロック側の領域である分割隣接ブロック(例えば、不良セルブロック10の右側に隣接する分割隣接ブロック12)とのいずれかを冗長置換する、またはこれら2つの分割隣接ブロックをまとめて冗長置換する1つの隣接セルブロック用冗長セルブロック21を構成している。この実施の形態1の冗長セルアレイ2は、上記従来の冗長セルアレイ2A(図8および図9参照)において、冗長セルブロック21を設けたものである。
通常セルML0およびこれと同じビット列に配置された7個の通常セルは、セルドレインセレクトラインDSL0とビットラインBL0の間に設けられており、通常セルMR0およびこれと同じビット列に配置された7個の通常セルは、ビットラインBL0とセルドレインセレクトラインDSL1の間に設けられている。同様に、通常セルML1,ML2,…,ML7およびこれと同じビット列に配置された7個の通常セルは、それぞれセルドレインセレクトラインDSL1,DSL2,…,DSL7とビットラインBL1,BL2,…,BL7の間に設けられており、通常セルMR1,MR2,…,MR7およびこれと同じビット列に配置された7個の通常セルは、ビットラインBL1,BL2,…,BL7とセルドレインセレクトラインDSL2,DSL3,…,セルドレイン冗長セレクトラインRDSL0の間に設けられている。
また、冗長セルRML0およびこれと同じビット列に配置された7個の冗長セルは、セルドレイン冗長セレクトラインRDSL0と冗長ビットラインRBL0の間に設けられており、冗長セルRMR0およびこれと同じビット列に配置された7個の冗長セルは、冗長ビットラインRBL0とセルドレイン冗長セレクトラインRDSL1の間に設けられている。同様に、冗長セルRML1,RML2,RML3およびこれと同じビット列に配置された7個の冗長セルは、それぞれセルドレイン冗長セレクトラインRDSL1,RDSL2,RDSL3と冗長ビットラインRBL1,RBL2,RBL3の間に設けられており、冗長セルRMR1,RMR2,RMR3およびこれと同じビット列に配置された7個の冗長セルは、冗長ビットラインRBL1,RBL2,RBL3とセルドレイン冗長セレクトラインRDSL2,RDSL3,RDSL4の間に設けられている。
同じワード列に配置された通常セルML0,MR0,ML1,MR1,…,ML7,MR7および冗長セルRML0,RMR0,RML1,RMR1,…,RML3,RMR3のゲート電極には、ワードセレクト信号WL1が入力される。同様に、同じワード列に配置され、かつそれぞれが上記通常セルおよび上記冗長セルと同じビット列および同じ冗長ビット列に配置された16個の通常セルおよび8個の冗長セルのゲート電極には、それぞれワードセレクト信号WL0,WL2,…,WL7が入力される。
セルドレインセレクトトランジスタMDSL0,MDSL1,…,MDSL7は、それぞれセルドレインセレクトラインDSL0,DSL1,…,DSL7と電源CDVの間に設けられており、セルドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL0,RMDSL1,…,RMDSL4は、それぞれセルドレイン冗長セレクトラインRDSL0,RDSL1,…,RDSL4と電源CDVの間に設けられている。
セルドレインセレクトトランジスタMDSL0,MDSL2,MDSL4,MDSL6およびドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL0,RMDSL2,RMDSL4のゲート電極には、セルドレインセレクト信号DS0が入力され、セルドレインセレクトトランジスタMDSL1,MDSL3,MDSL5,MDSL7およびセルドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL1,RMDSL3のゲート電極には、セルドレインセレクト信号DS0が入力される。
カラムスイッチトランジスタMBL0,MBL1,…,MBL7は、それぞれビットラインBL0,BL1,…,BL7と読み出しデータDATAの出力端子(センスアンプの入力に接続された出力端子)の間に設けられており、カラム冗長スイッチトランジスタRMBL0,RMBL1,…,RMBL3は、それぞれ冗長ビットラインRBL0,RBL1,…,RBL3と冗長読み出しデータRDATAの出力端子(冗長センスアンプの入力に接続された出力端子)の間に設けられている。
カラムスイッチトランジスタMBL0,MBL1,…,MBL7のゲート電極には、それぞれカラムセレクト信号Y0,Y1,…,Y7が入力される。また、カラム冗長スイッチトランジスタRMBL0のゲート電極には、カラム冗長セレクト信号RY0が入力され、カラム冗長スイッチトランジスタRMBL1のゲート電極には、カラム冗長セレクト信号RY1が入力され、カラム冗長スイッチトランジスタRMBL2のゲート電極には、カラム冗長上位セレクト信号RYUが入力され、カラム冗長スイッチトランジスタRMBL3のゲート電極には、カラム冗長下位セレクト信号RYDが入力される。
図3はセルドレインセレクト回路3の回路構成例を示す図である。図3において、セルドレインセレクト回路3は、インバータI30と、バッファB30とによって構成されている。インバータI30およびバッファB30には、カラムアドレスAY0が入力され、インバータI30はセルドレインセレクト信号DS0を出力する。バッファB30はセルドレインセレクト信号DS1を出力する。
図4はカラムデコーダ回路4の回路構成例を示す図である。カラムデコーダ回路4は、それぞれ3入力のANDゲートA40,A41,…,A47によって構成されている。ANDゲートA40は、カラムアドレスAY1,AY2,AY3の反転信号が入力され、カラムセレクト信号Y0を出力する。ANDゲートA41は、カラムアドレスAY1と、カラムアドレスAY2,AY3の反転信号とが入力され、カラムセレクト信号Y1を出力する。ANDゲートA42は、カラムアドレスAY2と、カラムアドレスAY1,AY3の反転信号とが入力され、カラムセレクト信号Y2を出力する。ANDゲートA43は、カラムアドレスAY1,AY2と、カラムアドレスAY3の反転信号とが入力され、カラムセレクト信号Y3を出力する。ANDゲートA44は、カラムアドレスAY3と、カラムアドレスAY1,AY2の反転信号とが入力され、カラムセレクト信号Y4を出力する。ANDゲートA45は、カラムアドレスAY1,AY3と、カラムアドレスAY2の反転信号とが入力され、カラムセレクト信号Y5を出力する。ANDゲートA46は、カラムアドレスAY2,AY3と、カラムアドレスAY1の反転信号とが入力され、カラムセレクト信号Y6を出力する。ANDゲートA47は、カラムアドレスAY1,AY2,AY3が入力され、カラムセレクト信号Y7を出力する。
図5は不良セルブロック用カラム冗長セレクト回路5の回路構成図である。図5において、カラム冗長セレクト回路5は、ヒューズプログラム回路50,51,52と、アドレスセレクト回路53、54と、アドレスデコード回路55とによって構成されている。
ヒューズプログラム回路50,51,52は、同じ構成であり、それぞれ抵抗R50と、ヒューズF50とによって構成されている。抵抗R50の一端は電源Vccに接続され、ヒューズF50の一端は抵抗R50の他端に接続され、ヒューズF50の他端は接地されている。そして、ヒューズプログラム回路50の抵抗R50とヒューズF50の接続ノードからは、冗長イネーブル信号FMAINが出力され、ヒューズプログラム回路51の抵抗R50とヒューズF50の接続ノードからは、ヒューズプログラムアドレスFY2が出力され、ヒューズプログラム回路52の抵抗R50とヒューズF50の接続ノードからは、ヒューズプログラムアドレスFY3が出力される。
アドレスセレクト回路53,54は、同じ構成であり、それぞれインバータI50,I51と、MOSスイッチM50,M51とによって構成されている。アドレスセレクト回路53は、ヒューズプログラムアドレスFY2に従って、カラムアドレスAY2の正相または逆相(反転信号)を選択し、カラム冗長アドレスFA2を出力する。また、アドレスセレクト回路54は、ヒューズプログラムアドレスFY3に従って、カラムアドレスAY3の正相または逆相(反転信号)を選択し、カラム冗長アドレスFA3を出力する。
アドレスセレクト回路53において、ヒューズプログラムアドレスFY2は、インバータI50ならびにMOSスイッチM50のNMOSトランジスタのゲート電極およびMOSスイッチM51のPMOSトランジスタのゲート電極に入力され、インバータI50から出力されたヒューズプログラムアドレスFY2の反転信号は、MOSスイッチM50のPMOSトランジスタのゲート電極およびMOSスイッチM51のNMOSトランジスタのゲート電極に入力される。従って、MOSスイッチM50がONのときには、MOSスイッチM51はOFFであり、MOSスイッチM50がOFFのときには、MOSスイッチM51はONである。また、カラムアドレスAY2は、MOSスイッチM50およびインバータI51に入力され、インバータI51から出力されたカラムアドレスAY2の反転信号は、MOSスイッチM51に入力され、MOSスイッチM50の出力は、MOSスイッチM51の出力と接続されている。そして、MOSスイッチM50の出力とMOSスイッチM51の出力の接続ノードからは、カラム冗長アドレスFA2が出力される。
同様に、アドレスセレクト回路54において、ヒューズプログラムアドレスFY3は、インバータI50ならびにMOSスイッチM50のNMOSトランジスタのゲート電極およびMOSスイッチM51のPMOSトランジスタのゲート電極に入力され、インバータI50から出力されたヒューズプログラムアドレスFY3の反転信号は、MOSスイッチM50のPMOSトランジスタのゲート電極およびMOSスイッチM51のNMOSトランジスタのゲート電極に入力される。従って、MOSスイッチM50がONのときには、MOSスイッチM51はOFFであり、MOSスイッチM50がOFFのときには、MOSスイッチM51はONである。また、カラムアドレスAY3は、MOSスイッチM50およびインバータI51に入力され、インバータI51から出力されたカラムアドレスAY3の反転信号は、MOSスイッチM51に入力され、MOSスイッチM50の出力は、MOSスイッチM51の出力と接続されている。そして、MOSスイッチM50の出力とMOSスイッチM51の出力の接続ノードからは、カラム冗長アドレスFA3が出力される。
アドレスデコード回路55は、3入力のANDゲートA50と、それぞれ2入力のANDゲートA51,A52とによって構成されている。ANDゲートA50には、冗長イネーブル信号FMAINおよびカラム冗長アドレスFA2,FA3が入力される。ANDゲートA51は、カラムアドレスAY1の反転信号およびANDゲートA50の出力信号が入力され、カラム冗長セレクト信号RY0を出力する。また、ANDゲートA52は、カラムアドレスAY1およびANDゲートA50の出力信号が入力され、カラム冗長セレクト信号RY1を出力する。
図6は隣接セルブロック用カラム冗長セレクト回路6の回構成例を不良セルブロック用カラム冗長セレクト回路6の回構成例(図5参照)とともに示す図である。図6において、カラム冗長セレクト回路6は、ヒューズプログラム回路56,57と、ヒューズプログラム変換回路60,61,62,63,64,65と、アドレスセレクト回路66,67,68,69,70,71と、アドレスデコード回路72,73と、によって構成されている。ヒューズプログラム回路53と、ヒューズプログラム変換回路60,61,62と、アドレスセレクト回路66,67,68と、アドレスデコード回路72とは、RYU用のカラム冗長上位セレクト回路74を構成しており、ヒューズプログラム回路54と、ヒューズプログラム変換回路63,64,65と、アドレスセレクト回路69,70,71と、アドレスデコード回路73とは、RYD用のカラム冗長下位セレクト回路75を構成している。
カラム冗長セレクト回路6は、不良セルブロックに隣接する2つの分割隣接ブロックのいずれかを冗長置換した隣接セルブロック用冗長セルブロック21内の2つの分割冗長ブロックのいずれかを、入力されたカラムアドレスAY3,AY2,AY1に従って選択するための回路である。カラム冗長上位セレクト回路74は、不良ブロックセルのカラムアドレスの1つ上位のカラムアドレスの分割隣接ブロックを選択するカラムアドレスが入力されたときに、この入力されたカラムアドレスと、ヒューズプログラムアドレスFY3,FY2(不良ブロックセルのカラムアドレスAY3,AY2)とをもとに、上記1つ上位の分割隣接ブロックを冗長置換した分割冗長ブロックを選択するための回路である。また、カラム冗長下位セレクト回路75は、不良ブロックセルのカラムアドレスの1つ下位のカラムアドレスの分割隣接ブロックを選択するカラムアドレスAY3,AY2,AY1が入力されたときに、この入力されたカラムアドレスAY3,AY2,AY1と、ヒューズプログラムアドレスFY3,FY2(不良ブロックセルのカラムアドレスAY3,AY2)とをもとに、上記1つ下位の分割隣接ブロックを冗長置換した分割冗長ブロックを選択するための回路である。
ヒューズプログラム回路56,57は、カラムセレクト回路5のヒューズプログラム回路50,51,52と同じ構成であり、それぞれ抵抗R50と、ヒューズF50とによって構成されている。ヒューズプログラム回路56の抵抗R50とヒューズF50の接続ノードからは、冗長上位イネーブル信号FMAINUが出力され、ヒューズプログラム回路57の抵抗R50とヒューズF50の接続ノードからは、冗長下位イネーブル信号FMAINDが出力される。
ヒューズプログラム変換回路60,61,62は、同じ構成であり、それぞれ2入力のEXORゲートEO60と、2入力のANDゲートA60とによって構成されている。ヒューズプログラム変換回路60において、EXORゲートEO60は、入力信号INC0(=H),FY1U(=H)をEXOR演算して、ヒューズプログラム上位アドレスFYU1(=L)を出力し、ANDゲートA60は、入力信号INC0(=H),FY1U(=H)をAND演算して、信号INC1(=H)を出力する。また、ヒューズプログラム変換回路61において、EXORゲートEO60は、入力信号INC1(=H),FY2をEXOR演算して、ヒューズプログラム上位アドレスFYU2を出力し、ANDゲートA60は、入力信号INC1(=H),FY2をAND演算して、信号INC2を出力する。また、ヒューズプログラム変換回路62において、EXORゲートEO60は、入力信号INC2,FY3をEXOR演算して、ヒューズプログラム上位アドレスFYU3を出力する。
ヒューズプログラム変換回路63,64,65は、同じ構成であり、それぞれ2入力のEXNORゲートEN60と、2入力のORゲートO60とによって構成されている。ヒューズプログラム変換回路63において、EXNORゲートEN60は、入力信号DEC0(=L),FY1D(=L)をEXNOR演算して、ヒューズプログラム下位アドレスFYD1(=H)を出力し、ORゲートO60は、入力信号DEC0(=L),FY1D(=L)をOR演算して、信号DEC1(=L)を出力する。また、ヒューズプログラム変換回路64において、EXNORゲートEN60は、入力信号DEC1(=L),FY2をEXNOR演算して、ヒューズプログラム下位アドレスFYD2を出力し、ORゲートO60は、入力信号DEC1(=L),FY2をOR演算して、信号DEC2を出力する。また、ヒューズプログラム変換回路65において、EXNORゲートEN60は、入力信号DEC2,FY3をEXNOR演算して、ヒューズプログラム下位アドレスFYD3を出力する。
アドレスセレクト回路66,67,68,69,70,71は、カラム冗長セレクト回路5のアドレスセレクト回路53,54(図5参照)と同じ構成であり、それぞれインバータI50,I51と、MOSスイッチM50,M51とによって構成されている。
カラム冗長上位セレクト回路74において、アドレスセレクト回路66は、ヒューズプログラム上位アドレスFYU1に従って、カラムアドレスAY1の正相または逆相(反転信号)を選択し、カラム冗長上位アドレスFAU1を出力する。また、アドレスセレクト回路67は、ヒューズプログラム上位アドレスFYU2に従って、カラムアドレスAY2の正相または逆相(反転信号)を選択し、カラム冗長上位アドレスFAU2を出力する。また、アドレスセレクト回路68は、ヒューズプログラム上位アドレスFYU3に従って、カラムアドレスAY3の正相または逆相(反転信号)を選択し、カラム冗長上位アドレスFAU3を出力する。
カラム冗長下位セレクト回路75において、アドレスセレクト回路69は、ヒューズプログラム下位アドレスFYD1に従って、カラムアドレスAY1の正相または逆相(反転信号)を選択し、カラム冗長下位アドレスFAD1を出力する。また、アドレスセレクト回路70は、ヒューズプログラム下位アドレスFYD2に従って、カラムアドレスAY2の正相または逆相(反転信号)を選択し、カラム冗長下位アドレスFAD2を出力する。また、アドレスセレクト回路71は、ヒューズプログラム下位アドレスFYD3に従って、カラムアドレスAY3の正相または逆相(反転信号)を選択し、カラム冗長下位アドレスFAD3を出力する。
アドレスデコード回路72,73は、同じ構成であり、それぞれ4入力のANDゲートA61によって構成されている。アドレスデコード回路72のANDゲートA61は、冗長上位イネーブル信号FMAINUおよびカラム冗長上位アドレスFAU1,FAU2,FAU3を入力として、カラム冗長上位セレクト信号RYUを出力する。また、アドレスデコード回路73のANDゲートA61は、冗長下位イネーブル信号FMAINDおよびカラム冗長下位アドレスFAD1,FAD2,FAD3を入力として、カラム冗長下位セレクト信号RYDを出力する。
図7はロウデコーダ回路8の構成図である。ロウデコーダ回路8は、それぞれ3入力のANDゲートA80,A81,…,A87によって構成されている。ANDゲートA80は、ロウアドレスAX1,AX2,AX3の反転信号が入力され、ワードセレクト信号WL0を出力する。ANDゲートA81は、ロウアドレスAX1と、ロ−アドレスAX2,AX3の反転信号とが入力され、ワードセレクト信号WL1を出力する。ANDゲートA82は、ロウアドレスAX2と、ロウアドレスAX1,AX3の反転信号とが入力され、ワードセレクト信号WL2を出力する。ANDゲートA83は、ロウアドレスAX1,AX2と、ロウアドレスAX3の反転信号の反転信号とが入力され、ワードセレクト信号WL3を出力する。ANDゲートA84は、ロウアドレスAX3と、ロウアドレスAX1,AX2の反転信号とが入力され、ワードセレクト信号WL4を出力する。ANDゲートA85は、ロウアドレスAX1,AX3と、ロウアドレスAX2の反転信号とが入力され、ワードセレクト信号WL5を出力する。ANDゲートA86は、ロウアドレスAX2,AX3と、ロウアドレスAX1の反転信号とが入力され、ワードセレクト信号WL7を出力する。ANDゲートA87は、ロウアドレスAX1,AX2,AX3が入力され、ワードセレクト信号WL7を出力する。
通常セルブロック10の通常セルML2からデータを読み出す動作について以下に説明する。カラムアドレス(AY0,AY1,AY2,AY3)=(L,L,H,L)かつロウアドレス(AX1,AX2,AX3)=(H,L,L)が入力された場合は、セルドレインセレクト回路3の出力(DS0,DS1)=(H,L)、カラムデコーダ回路4の出力(Y0,Y1,Y2,Y3〜Y7)=(L,L,H,L)、ロウデコーダ回路8の出力(WL0,WL1,WL2〜WL7)=(L,H,L)となる。従って、上記入力アドレスは、通常セルML2を選択してデータを読み出すためのアドレスである。この場合には、以下の手順により、通常セルML2のデータがセンスアンプに読み出される。
セルドレインセレクト回路3から出力されるセルドレインセレクト信号DS0=Hなので、セルドレインセレクトトランジスタMDSL2がONし、セルドレインセレクトラインDSL2に電源CDVが印加される。また、ワードセレクト信号WL1=Hなので、セルML0〜MR7が配置されれたワード列が選択される。
そして、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(L,H,L)なので、カラムデコーダ回路4からは、カラムセレクト信号(Y0,Y1,Y2,Y3〜Y7)=(L,L,H,L)が出力され、カラムスイッチトランジスタMBL2がONする。
このように、通常セルML2を選択するアドレスアドレス(AY0,AY1,AY2,AY3,AX1,AX2,AX3)=(L,L,H,L,H,L,L)が入力された場合には、ワードセレクト信号WL1=Hとなり、セルドレインセレクトトランジスタMDSL2およびカラムスイッチトランジスタMBL2がONするので、通常セルML2が選択され、この通常セルML2のデータが、読み出しデータDATAとして、通常セルアレイ1の出力端子からセンスアンプに出力される。
図2のセルアレイにおいて、通常セルML2が不良セルであるときには、この不良セルML2を含む不良セルブロック10を、冗長アレイ2の冗長セルブロック20に冗長置換するとともに、不良セルブロック10の左端の不良セルML2の左側に隣接する通常セルブロック内の分割隣接ブロック11を冗長セルブロック21内の2つの分割冗長ブロックの内の分割冗長下位ブロックに冗長置換する。
不良セルML2を置換する冗長セルはRML0であり、通常セルMR2を置換する冗長セルはRMR0であり、通常セルML3を置換する冗長セルはRML1であり、通常セルMR3を置換する冗長セルはRMR1である。また、不良セルML2の左側に隣接する通常セルMR1を置換する冗長セルはRMR3であり、通常セルML1を置換する冗長セルはRML3である。
このように、不良セルブロック10の左端に配置された通常セルML2が不良セルである場合には、不良セルブロック10の左側に隣接する通常セルブロックは、不良セルブロック10側の半分の領域である分割隣接ブロック11が、冗長セルアレイ2の冗長セルブロック21の半分の領域である分割冗長下位ブロックに冗長置換される。
不良セルブロック10を冗長セルブロック20に冗長置換するとともに、分割隣接ブロック11を冗長セルブロック21の分割冗長下位ブロックに冗長置換するためのプログラムの設定は、以下の手順でなされる。
不良セルML2のカラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(L,H,L)である。この場合には、カラム冗長セレクト回路5において、不良セルブロック10の冗長置換をイネーブルにするために、ヒューズプログラム回路50のヒューズF50を切断し、カラムアドレスAY2=Hなので、ヒューズプログラム回路51のヒューズF50を切断し、カラムアドレスAY3=Lなので、ヒューズプログラム回路52のヒューズF50は未切断のままとする。これによって、ヒューズプログラム回路50,51,52の出力(FMAIN,FY2,FY3)=(H,H,L)となる。
ヒューズプログラムアドレスFY2=Hなので、アドレスセレクト回路53からは、カラム冗長アドレスFA2として、カラムアドレスAY2が出力され、ヒューズプログラムアドレスFY3=Lなので、アドレスセレクト回路54からは、カラム冗長アドレスFA3として、カラムアドレスAY3の反転信号が出力される。
カラムアドレスAY2がヒューズプログラムアドレスFY2と同じHであり、かつカラムアドレス信号AY3がヒューズプログラムアドレス信号FY3と同じLであるとき、アドレスデコード回路55のANDゲートA50の入力(FMAIN,FA2,FA3)=(H,H,H)となり、ANDゲートA50の出力はHとなる。また、カラムアドレスAY2がヒューズプログラムアドレスFY2と異なるLであるか、またはカラムアドレスAY3がヒューズプログラムアドレスFY3と異なるHであるときは、ANDゲートA50の3つの入力は全てHにはならず、ANDゲートA50の出力はLとなる。
従って、カラム冗長セレクト回路5の出力は、カラムアドレスAY3とヒューズプログラムアドレスFY3の値が一致し、かつカラムアドレスAY2とヒューズプログラムアドレスFY2の値が一致したときに、カラムアドレスAY1=Lであれば、カラム冗長セレクト信号(RY0,RY1)=(H,L)となり、カラムアドレスAY1=Hであれば、カラム冗長セレクト信号(RY0,RY1)=(L,H)となる。また、カラムアドレスAY3とヒューズプログラムアドレスFY3の値が一致しないか、またはカラムアドレスAY2とヒューズプログラムアドレスFY2の値が一致しなければ、カラム冗長セレクト信号(RY0,RY1)=(L,L)となる。
また、カラム冗長セレクト回路6において、不良セルブロック10の左側に隣接する分割隣接ブロック11の冗長置換をイネーブルにするために、ヒューズプログラム回路57のヒューズF50を切断し、ヒューズプログラム回路56のヒューズF50は未切断のままとする(不良セルブロック10の右側に隣接する分割隣接ブロック12は冗長置換されない)。これによって、ヒューズプログラム回路56,57の出力(FMAINU,FMAIND)=(L,H)となる。
カラム冗長下位セレクト回路75において、ヒューズプログラム変換回路63の入力(DEC0,FY1D)=(L,L)なので、ヒューズプログラム変換回路63の出力(FYD1,DEC1)=(H,L)となる。また、ヒューズプログラム変換回路64の入力(DEC1,FY2)=(L,H)なので、ヒューズプログラム変換回路64の出力(FYD2,DEC2)=(L,H)となる。また、ヒューズプログラム変換回路62の入力(DEC2,FY3)=(H,L)なので、ヒューズプログラム変換回路62から出力されるヒューズプログラム下位アドレスFYD3=Lとなる。このように、ヒューズプログラム変換回路63,64,65の出力(FYD1,FYD2,FYD3)=(H,L,L)となる。
ヒューズプログラム下位アドレスFYD1=Hなので、アドレスセレクト回路69からは、カラム冗長下位アドレスFAD1として、カラムアドレスAY1が出力され、ヒューズプログラム下位アドレスFYD2=Lなので、アドレスセレクト回路70からは、カラム冗長下位アドレスFAD2として、カラムアドレスAY2の反転信号が出力され、ヒューズプログラム下位アドレスFYD3=Lなので、アドレスセレクト回路71からは、カラム冗長下位アドレスFAD3として、カラムアドレスAY3の反転信号が出力される。
カラムアドレスAY1がヒューズプログラム下位アドレスFYD1と同じHであり、かつカラムアドレスAY2がヒューズプログラム下位アドレスFYD2と同じLであり、かつカラムアドレスAY3がヒューズプログラム下位アドレスFYD3と同じLであるとき、アドレスデコード回路73のANDゲートA61の入力(FMAIND,FAD1,FAD2,FAD3)=(H,H,H,H)となり、このANDゲートA61の出力であるカラム冗長下位セレクト信号RYD=Hとなる。また、カラムアドレスAY1がヒューズプログラム下位アドレスFYD1と異なるLであるか、またはカラムアドレスAY2がヒューズプログラム下位アドレスFYD2と異なるHであるか、またはカラムアドレスAY3がヒューズプログラム下位アドレスFYD3と異なるHであるときは、上記ANDゲートA61の4つの入力は全てHにはならず、上記ANDゲートA61の出力であるカラム冗長下位セレクト信号RYD=Lとなる。
従って、カラム冗長下位セレクト回路75の出力は、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム下位アドレスFYD3の値が一致し、カラムアドレスAY2とヒューズプログラム下位アドレスFYD2の値が一致し、かつカラムアドレスAY1とヒューズプログラム下位アドレスFYD1の値が一致したときに、カラム冗長下位セレクト信号RYD=Hとなる。また、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム下位アドレスFYD3の値が一致しないか、またはカラムアドレスAY2とヒューズプログラム下位アドレスFYD2の値が一致しないか、またはカラムアドレスAY1とヒューズプログラム下位アドレスFYD1の値が一致しなければ、カラム冗長下位セレクト信号RYD=Lとなる。
また、カラム冗長上位セレクト回路74において、ヒューズプログラム変換回路60の入力(INC0,FY1U)=(H,H)なので、ヒューズプログラム変換回路61の出力(FYU1,INC1)=(L,H)となる。また、ヒューズプログラム変換回路61の入力(INC1,FY2)=(H,H)なので、ヒューズプログラム変換回路64の出力(FYU2,INC2)=(L,H)となる。また、ヒューズプログラム変換回路62の入力(INC2,FY3)=(H,L)なので、ヒューズプログラム変換回路62から出力されるヒューズプログラム上位アドレスFYU3=Hとなる。このように、ヒューズプログラム変換回路61,61,62の出力(FYU1,FYU2,FYU3)=(L,L,H)となる。
ヒューズプログラム上位アドレスFYU1=Lなので、アドレスセレクト回路66からは、カラム冗長上位アドレスFAU1として、カラムアドレスAY1の反転信号が出力され、ヒューズプログラム上位アドレスFYU2=Lなので、アドレスセレクト回路67からは、カラム冗長上位アドレスFAU2として、カラムアドレスAY2の反転信号が出力され、ヒューズプログラム上位アドレスFYU3=Hなので、アドレスセレクト回路68からは、カラム冗長上位アドレスFAU3として、カラムアドレスAY3が出力される。
カラムアドレスAY1がヒューズプログラム上位アドレスFYU1と同じLであり、かつカラムアドレスAY2がヒューズプログラム上位アドレスFYU2と同じLであり、かつカラムアドレスAY3がヒューズプログラム上位アドレスFYU3と同じHであるとき、アドレスデコード回路72のANDゲートA61の入力(FAU1,FAU2,FAU3)=(H,H,H,H)となる。しかし、冗長上位イネーブル信号FMAINU=Lなので、このANDゲートA61の出力であるカラム冗長上位セレクト信号RYU=Lとなる。また、カラムアドレスAY1がヒューズプログラム上位アドレスFYU1と異なるHであるか、またはカラムアドレスAY2がヒューズプログラム上位アドレスFYU2と異なるHであるか、またはカラムアドレスAY3がヒューズプログラム上位アドレスFYU3と異なるLであるときも、同様に上記ANDゲートA61の4つの入力は全てHにはならず、上記ANDゲートA61の出力であるカラム冗長上位セレクト信号RYU=Lとなる。
従って、カラム冗長上位セレクト回路74の出力は、カラムアドレスAY3,AY2,AY1がいかなる値であっても、カラム冗長上位セレクト信号RYU=Lとなる。
[不良セルML2のデータを冗長セルRML0から読み出す動作]
不良セルブロック10内の不良セルML2のデータを、冗長置換された冗長セルブロック20内の冗長セルRML0から読み出す動作について以下に説明する。カラムアドレス(AY0,AY1,AY2,AY3)=(L,L,H,L)かつロウアドレス(AX1,AX2,AX3)=(H,L,L)が入力された場合は、セルドレインセレクト回路3の出力(DS0,DS1)=(H,L)、カラムデコーダ回路4の出力(Y0,Y1,Y2,Y3〜Y7)=(L,L,H,L)、ロウデコーダ回路8の出力(WL0,WL1,WL2〜WL7)=(L,H,L)となる。従って、上記入力アドレスは、不良セルML2を選択してデータを読み出すためのアドレスである。この場合には、以下の手順により、不良セルML2を冗長置換した冗長セルRML0のデータが冗長センスアンプに読み出される。
セルドレインセレクト回路3から出力されるセルドレインセレクト信号DS0=Hなので、セルドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL0がONし、セルドレイン冗長セレクトラインRDSL0に電源CDVが印加される。また、ワードセレクト信号WL1=Hなので、冗長セルRML0〜RMR3が配置されれたワード列が選択される。
そして、カラム冗長セレクト回路5では、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(L,H,L)であり、カラムアドレスAY3とヒューズプログラムアドレスFY3の値が一致し、かつカラムアドレスAY2とヒューズプログラムアドレスFY2の値が一致しているので、カラム冗長アドレス(FA2,FA3)=(H,H)となり、カラム冗長セレクト信号RY0=Hとなる。なお、このとき、カラム冗長セレクト信号RY1=Lである。
また、カラム冗長上位セレクト回路74では、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(L,H,L)であり、カラムアドレスAY1とヒューズプログラム上位アドレスFYU1の値は一致しているが、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム上位アドレスFYU3の値が一致せず、カラムアドレスAY2とヒューズプログラム上位アドレスFYU2の値も一致しないので、カラム冗長上位アドレス(FAU3,FAU2,FAU1)=(L,L,H)となり、カラム冗長上位セレクト信号RYU=Lとなる。
また、カラム冗長下位セレクト回路75では、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(L,H,L)であり、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム下位アドレスFYD3の値は一致しているが、カラムアドレスAY2とヒューズプログラム下位アドレスFYD2の値が一致せず、カラムアドレスAY1とヒューズプログラム下位アドレスFYD1の値も一致しないので、カラム冗長下位アドレス(FAD3,FAD2,FAD1)=(H,L,L)となり、カラム冗長下位セレクト信号RYD=Lとなる。
従って、カラム冗長セレクト回路5,6の出力は、(RY0,RY1,RYU,RYD)=(H,L,L,L)であり、カラム冗長スイッチトランジスタRMBL0がONする。
このように、不良セルML2を選択するアドレスアドレス(AY0,AY1,AY2,AY3,AX1,AX2,AX3)=(L,L,H,L,H,L,L)が入力された場合には、ワードセレクト信号WL1=Hとなり、セルドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL0およびカラム冗長スイッチトランジスタRMBL0がONするので、不良セルML2を冗長置換した冗長セルRML0が選択され、この冗長セルRML0のデータが、冗長読み出しデータRDATAとして、冗長セルアレイ2の出力端子から冗長センスアンプに出力される。
[通常セルMR1のデータを冗長セルRMR3から読み出す動作]
分割隣接ブロック11内の通常セルMR1のデータを、冗長置換された冗長セルブロック21内の冗長セルRMR3から読み出す動作について以下に説明する。カラムアドレス(AY0,AY1,AY2,AY3)=(L,H,L,L)かつロウアドレス(AX1,AX2,AX3)=(H,L,L)が入力された場合は、セルドレインセレクト回路3の出力(DS0,DS1)=(H,L)、カラムデコーダ回路4の出力(Y0,Y1,Y2〜Y7)=(L,H,L)、ロウデコーダ回路8の出力(WL0,WL1,WL2〜WL7)=(L,H,L)となる。従って、上記入力アドレスは、不良セルML2の左側に隣接するセルMR1を選択してデータを読み出すためのアドレスである。この場合には、以下の手順により、通常セルMR1を冗長置換した冗長セルRMR3のデータが冗長センスアンプに読み出される。
セルドレインセレクト回路3から出力されるセルドレインセレクト信号DS0=Hなので、セルドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL4がONし、セルドレイン冗長セレクトラインRDSL4に電源CDVが印加される。また、ワードセレクト信号WL1=Hなので、冗長セルRML0〜RMR3が配置されれたワード列が選択される。
そして、カラム冗長セレクト回路5では、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(L,L,H)であり、カラムアドレスAY3とヒューズプログラムアドレスFY3の値は一致しているが、カラムアドレスAY2とヒューズプログラムアドレスFY2の値は一致してないので、カラム冗長アドレス(FA2,FA3)=(L,H)となり、カラム冗長セレクト信号(RY0,RY1)=(L,L)となる。
また、カラム冗長上位セレクト回路74では、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(L,L,H)であり、カラムアドレスAY2とヒューズプログラム上位アドレスFYU2の値は一致しているが、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム上位アドレスFYU3の値が一致せず、カラムアドレスAY1とヒューズプログラム上位アドレスFYU1の値も一致しないので、カラム冗長上位アドレス(FAU3,FAU2,FAU1)=(L,H,L)となり、カラム冗長上位セレクト信号RYU=Lとなる。
また、カラム冗長下位セレクト回路75では、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(L,L,H)であり、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム下位アドレスFYD3の値が一致しており、かつカラムアドレスAY2とヒューズプログラム下位アドレスFYD2の値が一致しており、かつカラムアドレスAY1とヒューズプログラム下位アドレスFYD1の値が一致しているので、カラム冗長下位アドレス(FAD3,FAD2,FAD1)=(H,H,H)となり、カラム冗長下位セレクト信号RYD=Hとなる。
従って、カラム冗長セレクト回路5,6の出力は、(RY0,RY1,RYU,RYD)=(L,L,L,H)となり、カラム冗長スイッチトランジスタRMBL3がONする。
このように、不良セルML2の左側に隣接する通常セルMR1を選択するアドレス(AY0,AY1,AY2,AY3,AX1,AX2,AX3)=(L,H,L,L,H,L,L)が入力された場合には、ワードセレクト信号WL1=Hとなり、セルドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL4およびカラム冗長スイッチトランジスタRMBL3がONするので、不良セルML2の左側に隣接する通常セルMR1を冗長置換した冗長セルRMR3が選択され、この冗長セルRMR3のデータが、冗長読み出しデータRDATAとして、冗長セルアレイ2の出力端子から冗長センスアンプに出力される。
図2のセルアレイにおいて、さらに通常セルMR3が不良セルであるときには、不良セルブロック10の右端の不良セルMR3の右側に隣接する通常セルブロック内の分割隣接ブロック12を冗長セルブロック21内の2つの分割冗長ブロックの内の分割冗長上位ブロックにさらに冗長置換する。この冗長置換により、不良セルブロック10の左側に隣接する通常セルブロック内の分割隣接ブロック11および不良セルブロック10の右側に隣接する通常セルブロックの内の分割隣接ブロック12は、冗長アレイ2の1つの冗長セルブロック21にまとめて冗長置換される(1つの冗長セルブロック21内の2つの分割冗長ブロックにそれぞれ冗長置換される)こととなる。
不良セルML2を置換する冗長セルはRML0であり、通常セルMR2を置換する冗長セルはRMR0であり、通常セルML3を置換する冗長セルはRML1であり、不良セルMR3を置換する冗長セルはRMR1である。また、不良セルML2の左側に隣接する通常セルMR1を置換する冗長セルはRMR3であり、通常セルML1を置換する冗長セルはRML3である。また、不良セルMR3の右側に隣接する通常セルML4を置換する冗長セルはRML2であり、通常セルMR4を置換する冗長セルはRMR2である。
このように、不良セルブロック10の左側および右側にそれぞれ隣接する2つの通常セルブロックは、それぞれの通常セルブロックの不良セルブロック10側の半分の領域である分割隣接ブロック11,12が、冗長セルアレイ2の1つの冗長セルブロック21にまとめて冗長置換される。
不良セルブロック10の右側に隣接する分割隣接ブロック12を冗長セルブロック21にさらに冗長置換するためのプログラムの設定は、以下の手順でなされる。
カラム冗長セレクト回路6において、不良セルブロック10の右側に隣接する分割隣接ブロック12の冗長置換をイネーブルにするために、ヒューズプログラム回路56のヒューズF50をさらに切断する。これによって、ヒューズプログラム回路56,57の出力(FMAINU,FMAIND)=(H,H)となる。
カラム冗長上位セレクト回路74において、カラムアドレスAY1がヒューズプログラム上位アドレスFYU1と同じLであり、かつカラムアドレスAY2がヒューズプログラム上位アドレスFYU2と同じLであり、かつカラムアドレスAY3がヒューズプログラム上位アドレスFYU3と同じHであるとき、アドレスデコード回路72のANDゲートA61の入力(FMAINU,FAU1,FAU2,FAU3)=(H,H,H,H)となり、このANDゲートA61の出力であるカラム冗長上位セレクト信号RYU=Hとなる。また、カラムアドレスAY1がヒューズプログラム上位アドレスFYU1と異なるHであるか、またはカラムアドレスAY2がヒューズプログラム上位アドレスFYU2と異なるHであるか、またはカラムアドレスAY3がヒューズプログラム上位アドレスFYU3と異なるLであるときは、上記ANDゲートA61の4つの入力は全てHにはならず、上記ANDゲートA61の出力であるカラム冗長上位セレクト信号RYU=Lとなる。
従って、カラム冗長上位セレクト回路74の出力は、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム上位アドレスFYU3の値が一致し、カラムアドレスAY2とヒューズプログラム上位アドレスFYU2の値が一致し、かつカラムアドレスAY1とヒューズプログラム上位アドレスFYU1の値が一致したときに、カラム冗長上位セレクト信号RYU=Hとなる。また、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム上位アドレスFYU3の値が一致しないか、またはカラムアドレスAY2とヒューズプログラム上位アドレスFYU2の値が一致しないか、またはカラムアドレスAY1とヒューズプログラム上位アドレスFYU1の値が一致しなければ、カラム冗長上位セレクト信号RYU=Lとなる。
[通常セルML4のデータを冗長セルRML2から読み出す動作]
分割隣接ブロック12内の通常セルML4のデータを、冗長置換された冗長セルブロック21内の冗長セルRML2から読み出す動作について以下に説明する。カラムアドレス(AY0,AY1,AY2,AY3)=(L,L,L,H)かつロウアドレス(AX1,AX2,AX3)=(H,L,L)が入力された場合は、セルドレインセレクト回路3の出力(DS0,DS1)=(H,L)、カラムデコーダ回路4の出力(Y0〜Y3,Y4,Y5〜Y7)=(L,H,L)、ロウデコーダ回路8の出力(WL0,WL1,WL2〜WL7)=(L,H,L)となる。従って、上記入力アドレスは、不良セルML2を含むセルブロック10の右側に隣接するセルML4を選択してデータを読み出すためのアドレスである。この場合には、以下の手順により、通常セルML4を冗長置換した冗長セルRML2のデータが冗長センスアンプに読み出される。
セルドレインセレクト回路3から出力されるセルドレインセレクト信号DS0=Hなので、セルドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL2がONし、セルドレイン冗長セレクトラインRDSL2に電源CDVが印加される。また、ワードセレクト信号WL1=Hなので、冗長セルRML0〜RMR3が配置されれたワード列が選択される。
そして、カラム冗長セレクト回路5では、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(H,L,L)であり、カラムアドレスAY3とヒューズプログラムアドレスFY3の値が一致せず、カラムアドレスAY2とヒューズプログラムアドレスFY2の値も一致してないので、カラム冗長アドレス(FA2,FA3)=(L,L)となり、カラム冗長セレクト信号(RY0,RY1)=(L,L)となる。
また、カラム冗長上位セレクト回路74では、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(H,L,L)であり、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム上位アドレスFYU3の値が一致しており、かつカラムアドレスAY2とヒューズプログラム上位アドレスFYU2の値が一致しており、かつカラムアドレスAY1とヒューズプログラム上位アドレスFYU1の値が一致しているので、カラム冗長上位アドレス(FAU3,FAU2,FAU1)=(H,H,H)となり、カラム冗長上位セレクト信号RYU=Hとなる。
また、カラム冗長下位セレクト回路75では、カラムアドレス(AY3,AY2,AY1)=(H,L,L)であり、カラムアドレスAY2とヒューズプログラム下位アドレスFYD2の値は一致しているが、カラムアドレスAY3とヒューズプログラム下位アドレスFYD3の値が一致せず、カラムアドレスAY1とヒューズプログラム下位アドレスFYD1の値も一致しないので、カラム冗長下位アドレス(FAD3,FAD2,FAD1)=(L,H,L)となり、カラム冗長下位セレクト信号RYD=Lとなる。
従って、カラム冗長セレクト回路5,6の出力は、(RY0,RY1,RYU,RYD)=(L,L,H,L)となり、カラム冗長スイッチトランジスタRMBL2がONする。
このように、不良セルML2,MR4を含むブロック10の右側に隣接する通常セルML4を選択するアドレスアドレス(AY0,AY1,AY2,AY3,AX1,AX2,AX3)=(L,L,L,H,H,L,L)が入力された場合には、ワードセレクト信号WL1=Hとなり、セルドレイン冗長セレクトトランジスタRMDSL2およびカラム冗長スイッチトランジスタRMBL2がONするので、不良セルブロック10の右側に隣接する通常セルML4を冗長置換した冗長セルRML2が選択され、この冗長セルRML2のデータが、冗長読み出しデータRDATAとして、冗長セルアレイ2の出力端子から冗長センスアンプに出力される。
以上のように実施の形態1によれば、不良セルブロックを不良セルブロック用冗長セルブロックに冗長置換するとともに、不良セルブロックに隣接した通常セルブロックを隣接セルブロック用冗長セルブロックに冗長置換することにより、不良セルブロックに隣接する通常セルブロックに影響を与えずに、セルブロック単位の冗長置換が可能となるので、図10に示すような不良セルが通常セルブロックの端で発生した場合でも、簡単な構成で、電圧および温度についての動作マージンを向上させ、劣化不良を低減できる。
また、不良セルブロックの左側に隣接する通常セルブロック(不良セルブロックの1つ下位のカラムアドレスAY2,AY3で選択される通常セルブロック)については、カラムアドレスAY1によって半分に分割される2つの領域の内で上記不良セルブロック側の領域(カラムアドレスAY1=Hで選択される領域)を分割隣接ブロックとし、不良セルブロックの右側に隣接するセルブロック(不良セルブロックの1つ上位のカラムアドレスAY2,AY3で選択されるセルブロック)については、カラムアドレスAY1によって半分に分割される2つの領域の内で上記不良セルブロック側の領域(カラムアドレスAY1=Lで選択される領域)を分割隣接ブロックとし、不良セルブロックの左右に離れれて隣接するこれら2つの分割隣接ブロックを、冗長セルアレイ内の1つの隣接セルブロック用冗長セルブロックにまとめて冗長置換することにより、半導体メモリのチップ面積の増大が抑えることができる。
また、ヒューズプログラム回路に設定されたアドレスの1つ上位のアドレスに応じたカラム冗長上位アドレスを設定するカラム冗長上位セレクト回路74、およびヒューズプログラム回路に設定されたアドレスの1つ下位のアドレスに応じたカラム冗長下位アドレスを設定するカラム冗長下位セレクト回路75を設けることにより、簡単な構成で、分割隣接ブロックを冗長置換した分割冗長ブロックの選択ができるようになる。
なお、上記実施の形態1では、本発明をカラム冗長に適用した例について説明したが、本発明をロウ冗長に適用することも可能である。また、上記実施の形態1では、本発明をPROMに適用した例について説明したが、本発明をDRAMやSRAM等の半導体メモリに適用すること可能である。
本発明の実施の形態1の半導体メモリの構成図である。 図1においてのセルアレイ(通常セルアレイおよび冗長セルアレイ)の構成図である。 図1および図8においてのセルドレインセレクト回路の構成図である。 図1および図8においてのカラムデコーダ回路の構成図である。 図1および図8においての不良セルブロック用カラム冗長セレクト回路の回路構成図である。 図1においての隣接セルブロック用カラム冗長セレクト回路の回路構成図である。 図1および図8においてのロウデコーダ回路の構成図である。 従来のPROMの構成図である。 図8においてのセルアレイ(通常セルアレイおよび冗長セルアレイ)の構成図である。 図8のPROMの課題を説明する図である。
符号の説明
1 通常セルアレイ
2 冗長セルアレイ
3 セルドレインセレクト回路
4 カラムデコーダ回路
5 不良セルブロック用カラム冗長セレクト回路
6 隣接セルブロック用カラム冗長セレクト回路
8 ロウデコーダ回路
10 セルブロック(不良セルブロック)
11,12 分割隣接ブロック
20 不良セルブロック用冗長セルブロック
21 隣接セルブロック用冗長セルブロック

Claims (5)

  1. 不良セルブロックを第1の冗長セルブロックに冗長置換する半導体メモリにおいて、
    不良セルブロックに隣接した通常セルブロックを冗長置換する第2の冗長セルブロックを備えた
    ことを特徴とする半導体メモリ。
  2. 請求項1に記載の半導体メモリにおいて、
    上記不良セルブロックのアドレスを記憶する手段と、
    上記不良セルブロックのアドレスと、上記不良セルブロックを選択するための入力アドレスから、上記第1の冗長セルブロックを選択するための冗長アドレスを発生する手段と、
    上記不良セルブロックのアドレスと、上記隣接セルブロックを選択するための入力アドレスから、上記第2の冗長セルブロックを選択するための冗長アドレスを発生する手段と、
    上記冗長アドレスに従って、上記第1の冗長セルブロックまたは上記第2の冗長セルブロックを選択する手段と
    をさらに備えた
    ことを特徴とする半導体メモリ。
  3. 請求項1に記載の半導体メモリにおいて、
    不良セルブロックの両側に隣接する2つの通常セルブロック内のそれぞれ上記不良セルブロック側の半分の領域である2つの分割隣接ブロックを、1つの上記第2の冗長セルブロック内にまとめて冗長置換する手段をさらに備えた
    ことを特徴とする半導体メモリ。
  4. 請求項3に記載の半導体メモリにおいて、
    上記不良セルブロックのアドレスを記憶する手段と、
    上記不良セルブロックのアドレスと、上記不良セルブロックを選択するための入力アドレスから、上記第1の冗長セルブロックを選択するための冗長アドレスを発生する手段と、
    上記不良セルブロックのアドレスと、上記分割隣接ブロックのいずれかを選択するための入力アドレスから、上記分割隣接ブロックをそれぞれ冗長置換した上記第2の冗長セルブロック内のいずれかの分割冗長ブロックを選択するための冗長アドレスを発生する手段と、
    上記冗長アドレスに従って、上記第1の冗長セルブロックまたは上記いずれかの分割冗長ブロックを選択する手段と
    をさらに備えた
    ことを特徴とする半導体メモリ。
  5. 不良セルブロックを冗長置換する第1の冗長セルブロックと、上記不良セルブロックに隣接した通常セルブロックを冗長置換する第2の冗長セルブロックとを備えた半導体メモリのメモリセル選択方法であって、
    上記不良セルブロックのアドレスと、上記隣接セルブロックを選択するための入力アドレスから、上記第2の冗長セルブロックを選択するための冗長アドレスを発生する手順と、
    上記冗長アドレスに従って、上記第2の冗長セルブロックを選択する手順と
    を含む
    ことを特徴とする半導体メモリのメモリセル選択方法。
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