JP2015094896A - 現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像性を維持しつつ、カブリの発生を抑制する。
【解決手段】トナーを表面に担持可能であって、電圧が印加されることで表面に担持するトナーを感光体ドラム1の表面に供給する現像ローラ14において、弾性層と、弾性層を覆う表面層であって酸化アルミニウムを含む表面層とを有し、表面層の酸化アルミニウムは、4配位のアルミニウム原子と、4配位のアルミニウム原子よりも存在比率が高い6配位のアルミニウム原子とを含むことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を利用した画像形成装置として、像担持体としての感光体ドラムと、現像剤担持体としての現像ローラとを有するものが知られている。この画像形成装置においては、感光体ドラム上に形成された潜像に対して、現像ローラに担持される現像剤としてのトナーを転移させることにより、潜像を顕在化させる現像工程が行われる。
従来の一成分トナーを用いた現像方式としては、弾性層を有する現像ローラを用いた接触現像方式が提案されている。感光体ドラムと現像ローラが接触する接触領域(以下、現像ニップ部という)のうち、本来トナーを転移させたくない感光体ドラム上の領域(以下、非画像部という)では、感光体ドラムから現像ローラへと向かう力をトナーが受けるように電圧が印加されている。
ここで、本来トナーを転移させたくない感光体ドラム上の非画像部にも、トナーが転移してしまう非画像部汚れ(以下、カブリという)という問題が発生する場合がある。カブリは、感光体ドラムと現像ローラが接触する現像ニップ部で、トナーの電荷が減衰したり、トナーの極性が反転することにより発生する。特に、高湿環境下において、トナーに対する帯電付与性が低下することが知られている。トナーに対する帯電付与性が低下すると、トナーの電荷が減衰し、カブリ量が増加してしまう。
そこで、特許文献1においては、感光体ドラムの非画像部にトナーが転移してしまうカブリを抑制するため、現像ローラの体積抵抗を所定値以上に設定することが提案されている。
特公平7−31454号公報
しかしながら、単に現像ローラの体積抵抗を大きくするだけでは、濃度薄が発生するなど現像性が悪化してしまう。
そこで、上記課題に鑑みて、本発明は、現像性を維持しつつ、カブリの発生を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る現像剤担持体は、
現像剤を表面に担持可能であって、電圧が印加されることで表面に担持する現像剤を像担持体の表面に供給する現像剤担持体において、
弾性層と、前記弾性層を覆う表面層であって酸化アルミニウムを含む表面層とを有し、
前記表面層の酸化アルミニウムは、4配位のアルミニウム原子と、前記4配位のアルミニウム原子よりも存在比率が高い6配位のアルミニウム原子とを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、上記現像剤担持体と、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプロセスカートリッジは、
画像形成装置の本体に着脱可能であり、画像形成プロセスを行うプロセスカートリッジであって、現像剤像を担持可能な像担持体と、前記像担持体上の静電潜像を現像することにより前記現像剤像を形成する上記現像剤担持体と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、
現像剤像を担持可能な像担持体と、前記像担持体上の静電潜像を現像することにより前記現像剤像を形成する上記現像剤担持体と、前記現像剤担持体に電圧を印加する印加手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、現像性を維持しつつ、カブリの発生を抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図 実施形態1に係るカートリッジの構成を示す概略断面図 実施形態2に係るカートリッジの構成を示す概略断面図 実施例1の現像ローラを示す斜視図 現像ローラの体積抵抗の測定について説明するための図 現像ローラの各層の体積抵抗率の測定について説明するための図 現像ニップ部通過前後のトナーコート層の電荷量を示すグラフ NMR測定結果の1例を示すグラフ
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨のものではない。
(実施形態1)
図1、図2を参照して、実施形態1について説明する。図1は、本実施形態1、2に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。図2は、実施形態1に係るカートリッジの構成を示す概略断面図である。
図1に示すように、画像形成装置は、露光装置としてのレーザ光学装置3、一次転写装置5、中間転写体6、二次転写装置7、定着装置10を有している。また、画像形成装置は、画像形成プロセスを行うプロセスカートリッジ(以下、単にカートリッジという)11を装置本体に着脱可能に有している。図2に示すように、カートリッジ11は、潜像を担持可能な像担持体としての感光体ドラム1、帯電装置としての帯電ローラ2、現像装置4、クリーニングブレード9を有している。
感光体ドラム1は図2中の矢印r方向に回転可能に設けられており、帯電ローラ2によって、感光体ドラム1表面は一様な表面電位Vに帯電される(帯電工程)。そして、レーザ光学装置3からレーザ光が照射されることにより、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される(露光工程)。さらに、現像装置4から現像剤としてのトナーが供給されることにより、静電潜像は現像剤像としてのトナー像として可視化される(現像工程)。
可視化された感光体ドラム1上(像担持体上)のトナー像は、一次転写装置5によって中間転写体6上に転写された後、二次転写装置7によって記録メディアである紙8に転写される(転写工程)。ここで、転写工程時に転写されずに感光体ドラム1上に残存した転写残トナーは、クリーニングブレード9によって掻き取られる(クリーニング工程)。感光体ドラム1の表面のクリーニングが行われた後、さらに、上述の帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程が繰り返し行われる。一方、トナー像が転写された紙8は、定着装置10によってトナー像が定着された後、画像形成装置外に排出される。
実施形態1において、装置本体にはカートリッジ11の装着部が4つ設けられている。そして、中間転写体6の移動方向上流側から、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが充填されたカートリッジ11が装着され、それら各色のトナーが中間転写体6に順次転写されてカラー画像が形成される。
感光体ドラム1は、導電性基体であるAl(アルミニウム)シリンダ上に、正電荷注入防止層、電荷発生層、電荷輸送層を順に重ねて塗工された有機感光体が積層されて形成される。感光体ドラム1の電荷輸送層としてアリレートを用い、電荷輸送層の膜厚は23μmに調整した。電荷輸送層は、電荷輸送材料を結着剤と共に溶剤に溶解させて形成される。有機の電荷輸送材料の例としては、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリフェニレンオキシド、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂、及び不飽和樹脂等が挙げられる。これらの電荷輸送材料は1種類を用いてもよいし、2種類以上組み合わせて用いてもよい。
帯電ローラ2は、導電性支持体である芯金に半導電性のゴム層が設けられて形成される。この帯電ローラ2の抵抗は、導電性の感光体ドラム1に対して200Vの電圧を印加したときに約10Ωの抵抗を示す。
図2に示すように、現像装置4は、現像容器13と、トナーを担持可能な現像剤担持体としての現像ローラ14と、供給ローラ15と、規制部材である規制ブレード16を備える。現像容器13には、現像剤としてのトナー12が収容されている。現像ローラ14は、図2中の矢印R方向に回転可能に設けられている。供給ローラ15は、現像ローラ14にトナー12を供給する。規制ブレード16は、現像ローラ14上(現像剤担持体上)のトナーを規制する。また、供給ローラ15は現像ローラ14に当接して回転可能に設けられており、規制ブレード16はその一端が現像ローラ14に当接している。
供給ローラ15は、導電性支持体である外径φ5.5mmの芯金電極15aの周囲に、発泡ウレタン層15bが設けられて構成されている。発泡ウレタン層15bを含んだ供給ローラ15全体の外径はφ13mmである。供給ローラ15の現像ローラ14に対する侵入量は1.2mmである。供給ローラ15と現像ローラ14とは、その当接部において、お互いが逆方向の速度を持つような方向に回転する。発泡ウレタン層15bにはその周囲に存在するトナー12の粉圧が作用し、さらに供給ローラ15が回転することで、トナー12が発泡ウレタン層内に取り込まれる。トナー12を含んだ供給ローラ15は、現像ローラ14との当接部において現像ローラ14にトナー12を供給し、さらにトナー12と摺擦することでトナー12に予備的な摩擦帯電電荷を与える。一方、供給ローラ15は、感光体ドラム1と現像ローラ14との当接領域(以下、現像ニップ部という)Nにおいて、感光体ドラム1に供給されることなく現像ローラ14上に残留したトナーを引き剥がす役割も有する。
供給ローラ15から現像ローラ14へ供給されたトナー12は、現像ローラ14の回転により、規制ブレード16に達し、所望の帯電量と層厚に調整される。規制ブレード16は、厚さ80μmのSUS(ステンレス鋼)ブレードであり、現像ローラ14の回転に逆
らう向き(カウンター方向)に配置されている。また、規制ブレード16には、現像ローラ14に対して電位差200Vとなるように電圧が印加される。この電位差は、トナー12のコートを安定化させるためのものである。規制ブレード16により現像ローラ14上に形成されたトナー層(現像剤層)は、現像ニップ部Nへ搬送され、現像ニップ部Nにおいて反転現像が行われる。
現像ローラ14端部に設けられる不図示のコロによって、現像ローラ14の感光体ドラム1への侵入量は40μmに設定する。感光体ドラム1に押し付けられることにより、現像ローラ14表面が変形して現像ニップ部Nを形成し、安定した当接状態により現像を行うことができる。また、現像ローラ14は感光体ドラム1と当接する現像ニップ部Nにおいて、感光体ドラム1に対して117%の周速比を持って、感光体ドラム1の回転方向(r方向)と同方向(R方向)に回転する。すなわち、感光体ドラム1は、現像ニップ部Nにおける表面移動方向が現像ローラ14と同方向となるよう回転可能に設けられ、現像ローラ14の方が感光体ドラム1よりも回転の速さが速い。このような周速差を設ける理由は、トナーにせん断力を与え、実質的な付着力を低減させて、電界による制御性を高める目的がある。
実施形態1の構成における具体的な電圧について説明する。帯電ローラ2へ−1050Vを印加することにより、感光体ドラム1表面を−500Vに均一に帯電することで、暗電位Vを形成する。画像が形成される画像部の電位(明電位V)は、レーザ光学装置3により、−100Vに調整する。このとき、現像ローラ14に−300Vの電圧を印加することで、ネガ極性のトナーを画像部(明電位Vの領域)へ転移することで反転現像を行う。また、|V−Vdc|をVbackと呼び、Vbackを200Vとした。なお、本実施形態に係る画像形成装置は、現像ローラ14に電圧を印加するための印加手段としての電源を有している。
実施形態1においては、現像剤であるトナー12として一成分非磁性トナーを用いた。トナー12は、結着樹脂、電荷制御剤を含むように調整され、流動化剤などを外添剤として添加することでネガ極性を有するように作製した。また、トナー12は、重合法により作製され、平均粒径は約5μmに調整した。
さらに、現像装置4の現像容器13内に充填するトナー量は、画像比率5%換算画像を3000枚印字可能相当量とした。画像比率5%の横線の具体例としては、1ドットライン印字後、19ドットライン非印字を繰り返すような画像が挙げられる。
画像形成プロセスにおいて、感光体ドラム1は、120mm/secの回転速度で画像形成装置により図中矢印r方向へ回転駆動する。また、本実施形態の画像形成装置においては、厚い記録紙(厚紙)通紙時における定着のための熱量を確保するため、通常速度よりも遅い60mm/secのプロセススピードの低速モードを有している。なお、本実施形態おいては、2種類のプロセスモードのみの動作であるが、記録紙の厚み等に応じて、複数のプロセスモードを有し、各プロセスモードに対応した制御を実行可能に構成されていてもよい。
(実施形態2)
次に、図3を参照して、実施形態2について説明する。図3は、実施形態2に係るカートリッジの構成を示す概略断面図である。実施形態2に係る画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利用、トナーリサイクルプロセス(クリーナレスシステム)のレーザプリンタである。前述の実施形態1の画像形成装置と同様の点については再度の説明を省略し、異なる点についてのみ以下説明する。実施形態1と最も異なる点は、感光体ドラム1をクリーニングするクリーニングブレード9を廃し、転写残トナーをリサイクルするところに
ある。転写残トナーが帯電など他のプロセスに悪影響を及ぼさないように、転写残トナーを循環させて現像装置4に回収する。具体的には、実施形態1に対し以下の構成を変更した。
帯電について、帯電ローラ2は実施形態1と同様のものを用いているが、帯電ローラ2のトナー汚れを防止する目的から帯電ローラ当接部材20を備える。帯電ローラ当接部材20は、100μmのポリイミドのフィルムを使用し、線圧10(N/m)以下で帯電ローラ2に当接する。ポリイミドを用いたのは、トナーに対し負電荷を与える摩擦帯電特性を有しているためである。帯電ローラ2がその帯電極性と逆極性(プラス極性)のトナーで汚れた場合であっても、帯電ローラ当接部材20がトナーの電荷をプラスからマイナスへと帯電し、帯電ローラ2が速やかにトナーを吐き出し現像装置4に回収することが可能となる。
また、現像装置4でのトナー回収性を向上するため、暗電位Vの絶対値および、Vbackの値を大きく設定した。具体的には、帯電ローラ2への印加電圧を−1350Vとすることで、感光体ドラム1表面を一様な表面電位V=−800Vを設定した。さらに、現像バイアスを−300Vとすることで、Vback=500Vと設定した。
<実施例1>
次に、図4を用いて、実施例1の現像ローラ14について説明する。図4は、実施例1の現像ローラを示す斜視図である。図4に示す本実施例に用いる現像ローラは、以下のように作製した。
導電性支持体である外径φ6mmの芯金電極14aの周囲に、導電剤が配合された導電性のゴム層14b1を設け、外径をφ11.5mmとした。ここで、ゴム層の材質はシリコンゴム、ウレタンゴム、EPDM(エチレン・プロピレン共重合体)、ヒドリンゴム、又はこれらが混合されたゴム、一般的にゴムが使用可能である。
実施例1においてはシリコンゴムを2.5mm、ウレタン層10μm形成し、ゴム層14b1とした。導電剤として、カーボン粒子、金属粒子、イオン導電粒子等を分散させることで所望の抵抗値を得ることができるところ、実施例1においてはカーボン粒子を用いた。また、ゴム層14b1は、現像ローラ14全体の硬度調整のためにシリコンゴム量と充填剤であるシリカ量を調整して、所望の硬度を有するように作製した。
さらに、作製したゴム層14b1に対して、真空蒸着により、表面層としての酸化アルミニウム膜14b2を約300nm形成した。具体的には、真空下で、Al2O3顆粒を電子線加熱により気化させることによりゴム層14b1表面に積層させることで酸化アルミニウム膜14b2を形成した。
ここで、表面層の材料分析は、XPS(X線光電子分光)によりアルミニウム及び酸素の存在を確認し、固体NMR(固体高分解能核磁気共鳴)を用いてアルミニウム原子の周りに酸素原子が4個、5個、6個それぞれ配位する状態の比率を算出することで行う。
図8にNMR測定結果の1例を示す。各化学シフト(Chemical shift)量は、図8に示す各配位数に帰属されるアルミニウム周りに存在する原子の配位数を示し、実施例1では配位元素は酸素である。
次に、各ピーク分離することで、各ピークの占有面積を算出し、各配位数の配位状態の比率を求めた。実施例1においては、4配位が15%、5配位が30%、6配位が55%であった。すなわち、4配位に比べ6配位の存在比率が多いことを確認した。
4配位、5配位、6配位の各存在比率σ4、σ5、σ6とし、J=σ6/(σ4+σ6
)×100とすると、Jが50%より大きいとき、4配位に比べ6配位の比率が高いことを示し、50%未満では4配位に比べ6配位の比率が低いことを示す。実施例1においてはJ=78%である。
また、表面層としての酸化アルミニウム膜14b2の平均膜厚は、ローラ断面をSEM(走査型電子顕微鏡)観察により行い、10点平均にて算出した。実施例1においては、酸化アルミニウム膜14b2の平均膜厚は0.30μmであった。
また、本発明においては、現像ローラ14の全体抵抗(体積抵抗)は、2×10Ωより大きく5×10Ωより小さいあることが望ましい。2×10Ω以下であると、弾性層としてのゴム層14b1に流れる電流が多くなり、必要な電流量が大きくなってしまうためである。また、5×10Ω以上となると、現像時に流れる電流を阻害されやすくなるからである。実施例1においては、全体抵抗が5×10Ωの現像ローラ14を用いた。
<<現像ローラの体積抵抗の測定法>>
次に、図5を用いて、現像ローラ14全体の体積抵抗の測定法について説明する。図5は、現像ローラ14全体の体積抵抗の測定について説明するための図である。図5に示すように、測定対象であるローラ14は、ステンレス等からなる導電性芯金14aと、その外周に形成された弾性層としてのゴム層14b1及び表面層としての酸化アルミニウム膜14b2からなる複層構造を有する。また、現像ローラ14の長手方向の幅は約230mmである。
この全体抵抗の測定方法では、φ30mmのステンレス鋼であって、約48mm/secの速度で回転する円筒部材G1が用いられる。抵抗を測定する時は、現像ローラ14は円筒部材G1の回転に伴って従動回転する。現像ローラ14の端部には、円筒部材G1への侵入量を40μmに規制する(ローラ14と円筒部材G1との当接領域を一定にするため)端部コロ(不図示)が嵌合される。端部コロは、現像ローラ14の外径よりも80μm外径が小さい円筒形状を有している。図5に示すFは、現像ローラ14の両端部(導電性芯金14aの両端部)に付加される荷重を示すものであり、測定の際は、片側500g重ずつ、計1kg重の荷重により現像ローラ14が円筒部材G1側に押圧されている。
また、この測定方法には図5に示す測定回路G3が用いられる。測定回路G3は、電源Ein、抵抗Ro、電圧計Eoutから構成される。本測定方法では、Ein:300V(DC)として測定を行った。また、抵抗Roには、抵抗値:100Ω〜10MΩのものが使用可能である。なお、抵抗Roは微弱電流を測定するためのものであるため、測定対象である現像ローラ14の抵抗の10−2倍〜10−4倍の抵抗値を用いるとよい。すなわち、現像ローラ14の抵抗値が1×10Ω程度であれば、抵抗Roの抵抗値は1kΩ程度でよい。この測定回路G3を用いると、現像ローラ14の抵抗値Rbは、Rb=Ro×(Ein/Eout−1)Ωにより算出される。なお、Eoutは、電圧を印加してから10秒後の値を測定した。
<<表面層の体積抵抗率の測定>>
次に、図6を用いて、現像ローラの各層の体積抵抗率について述べる。図6は、現像ローラの各層の体積抵抗率の測定について説明するための図である。実施例1において、表面層の体積抵抗率は、5×1013Ωcmである。体積抵抗率の測定は以下のように行った。
現像ローラ14表面に幅5mmの導電テープを図6のように1mm間隔に3本巻き、3本の導電テープのうち中央に位置する導電テープD2と現像ローラ14の芯金電極14a間に直流に交流を重畳した後述の電圧を電源S0から印加する。
上述の中央の導電テープD2以外の2つの導電テープD1とD3はアースに接地し、中央の導電テープD2と芯金電極14a間に流れる電流を電流計S1により検知することで現像ローラ14の動径方向の体積抵抗率を測定する。ここで印加する電圧は、直流電圧20V、交流電圧のVpp1V、周波数1Hz〜1MeHzまで変化させ、Col−Colプロットにより各層の体積抵抗を算出する。さらに、現像ローラ14の断面を切り出しSEM観察により各層の膜厚を10点測定し、各層の平均膜厚を算出し、前述の体積抵抗から、各層の体積抵抗率を導出する。本インピーダンス測定は30℃、80%RH環境下にて実施した。
<<硬度の測定>>
現像ローラ14の硬度(平均硬度)はAsker−Cゴム硬度計(高分子計器株式会社製)を用いて測定した。本発明においては、平均Asker−C硬度が30度より大きく80度(Asker−C)より小さい現像ローラ14が好適に使用される。平均硬度が80度(Asker−C)以上になると、現像ローラ14の摺擦によってトナーが溶融し、ブレード融着やローラ融着を発生させてしまうので好ましくない。また、現像ローラ14と感光体ドラム1との接触状態が不安定となりやすい。一方、平均硬度が30度(Asker−C)以下となると、圧縮永久歪みによる永久変形により、現像ローラ14としての使用が困難になる。なお、本実施例で平均硬度が55度(Asker−C)の現像ローラ14を用いた。
(各実施例、各比較例に係る現像ローラ)
さらに、以下、比較例1〜4、及び実施例2〜5で用いた現像ローラ14について説明する。
<比較例1>
従来技術である比較例1に係る現像ローラ14について説明する。以下、主に実施例1と異なる点について述べる。比較例1に用いる現像ローラ14は、以下のように作製した。導電性支持体である外径φ6(mm)の芯金電極14aの周囲に、導電剤が配合された導電性のシリコンゴム層を設けた。シリコンゴム層には粗し粒子と導電剤を分散させたウレタン樹脂を10μmコーティングし、現像ローラ14全体の外径はφ11.5(mm)
とした。現像ローラ14の抵抗は約5×10Ωであり、平均硬度(Asker−C)は55度であった。
<比較例2>
次に、比較例2に係る現像ローラ14について説明する。以下、主に実施例1と異なる点について述べる。比較例2に用いる現像ローラ14は、以下のように作製した。導電性支持体である外径φ6(mm)の芯金電極14aの周囲に、導電剤が配合された導電性のシリコンゴム層を設けた。シリコンゴム層にはウレタン樹脂を10μmコーティングし、現像ローラ14全体の外径はφ11.5(mm)とした。現像ローラ14の抵抗は約5×10Ωであり、平均硬度(Asker−C)は55度であった。また、表面層抵抗率は1×10Ωcmであった。
<比較例3>
次に、比較例3に係る現像ローラ14について説明する。以下、主に実施例1と異なる点について述べる。比較例3に用いる現像ローラ14は、以下のように作製した。導電性支持体である外径φ6(mm)の芯金電極14aの周囲に、導電剤が配合された導電性の
ゴム層を設け、現像ローラ14の外径はφ11.5(mm)とした。さらに作製した現像ローラ14を真空蒸着により、導電性の表面層としてのアルミニウム金属被膜を約300nm形成した。具体的にはAl金属を抵抗加熱により気化させることにより現像ローラ14表面にアルミニウム金属被膜を形成した。現像ローラ14の抵抗は約5×10Ωであり、平均硬度(Asker−C)は55度であった。
<実施例2>
次に、実施例2に係る現像ローラ14について説明する。以下、主に実施例1と異なる点について述べる。実施例2に用いる現像ローラ14は、以下のように作製した。導電性支持体である外径φ6(mm)の芯金電極14aの周囲に、導電剤が配合された導電性の弾性層としてのゴム層14b1を設け、現像ローラ14の外径はφ11.5(mm)とした。実施例2においてはウレタンゴムを用いた。次に、スパッタリング法により表面層としての酸化アルミニウム膜14b2を形成した。ここで、原料はアルミニウム金属を用い、アルゴンガスと酸素ガスの濃度が90:10となる混合ガスを流入することで、酸化アルミニウム膜14b2を形成した。
表面層の材料分析は、XPS(X線光電子分光)によりアルミニウム及び酸素の存在を確認し、固体NMR(固体高分解能核磁気共鳴)を用いてアルミニウム原子の周りに酸素原子が4個、5個、6個それぞれ配位する状態の比率を算出し、J=65%であった。現像ローラ14全体の体積抵抗は約5×10Ωであり、平均硬度(Asker−C)は55度であった。また、表面層抵抗率は1×1013Ωcmである。酸化アルミニウム膜14b2の平均膜厚は0.30μmであった。
<実施例3>
次に、実施例3に係る現像ローラ14について説明する。以下、主に実施例1と異なる点について述べる。実施例3に用いる現像ローラ14は、以下のように作製した。導電性支持体である外径φ6(mm)の芯金電極14aの周囲に、導電剤が配合された導電性の弾性層としてのゴム層14b1を設け、現像ローラ14の外径はφ11.5(mm)とした。実施例3においてはウレタンゴムを用いた。つぎに、スパッタリング法により表面層としての酸化アルミニウム膜14b2を形成した。ここで、原料はアルミニウム金属を用い、アルゴンガスと酸素ガスの濃度が97:3となる混合ガスを流入することで、酸化アルミニウム膜14b2を形成した。
表面層の材料分析は、XPS(X線光電子分光)によりアルミニウム及び酸素の存在を確認し、固体NMR(固体高分解能核磁気共鳴)を用いてアルミニウム原子の周りに酸素原子が4個、5個、6個それぞれ配位する状態の比率を算出し、J=51%であった。現像ローラ14全体の体積抵抗は約5×10Ωであり、平均硬度(Asker−C)は55度であった。また、表面層抵抗率は2×1011Ωcmである。酸化アルミニウム膜14b2の平均膜厚は0.30μmであった。
<比較例4>
次に、比較例4に係る現像ローラ14について説明する。以下、主に実施例1と異なる点について述べる。比較例3に用いる現像ローラ14は、以下のように作製した。導電性支持体である外径φ6(mm)の芯金電極14aの周囲に、導電剤が配合された導電性のゴム層を設け、現像ローラ14の外径はφ11.5(mm)とした。比較例3においてはウレタンゴムを用いた。つぎに、スパッタリング法により表面層としての酸化アルミニウム膜を形成した。ここで、原料はアルミニウム金属を用い、アルゴンガスと酸素ガスの濃度が99:1となる混合ガスを流入することで、酸化アルミニウム膜を形成した。
表面層の材料分析は、XPS(X線光電子分光)によりアルミニウム及び酸素の存在を
確認し、固体NMR(固体高分解能核磁気共鳴)を用いてアルミニウム原子の周りに酸素原子が4個、5個、6個それぞれ配位する状態の比率を算出し、J=40%であった。現像ローラ14全体の体積抵抗は約5×10Ωであり、平均硬度(Asker−C)は55度であった。また、表面層抵抗率は5×1010Ωcmである。酸化アルミニウムの平均膜厚は0.30μmであった。
<実施例4>
次に、実施例4に係る現像ローラ14について説明する。以下、主に実施例1と異なる点について述べる。実施例4に用いる現像ローラ14は、以下のように作製した。実施例1は表面層としての酸化アルミニウム膜14b2の平均膜厚が0.3nmであるのに対し、実施例4は平均膜厚0.05nmの酸化アルミニウム膜14b2を形成したことが異なる。他の構成については実施例1と同様である。
<実施例5>
次に、実施例5に係る現像ローラ14について説明する。以下、主に実施例1と異なる点について述べる。実施例5に用いる現像ローラ14は、以下のように作製した。実施例1は表面層としての酸化アルミニウム膜14b2の平均膜厚が0.3μmであるのに対し、実施例5は平均膜厚1.0μmの酸化アルミニウム膜14b2を形成したことが異なる。他の構成については実施例1と同様である。
<<評価方法>>
以下、実施形態1に係る画像形成装置に各実施例、各比較例の現像ローラを適用した場合における、画像濃度評価、カブリ評価、ベタ濃度差評価について説明する。また、実施形態2に係る画像形成装置に各実施例、各比較例の現像ローラを適用した場合における、初期カブリ評価、中間調濃度評価について説明する。以下、通紙枚数100枚後の評価を「初期」、3000枚後の画像評価を「耐久」とする。
<実施形態1における評価方法>
以下に、実施形態1における評価方法について述べる。
[画像濃度評価]
画像濃度評価は、画像形成装置を評価環境30℃、80%Rhにて1日放置して当該環境になじませた後、100枚印字後および3000枚印字後に行った。100枚および3000枚の印字テストは、画像比率5%の横線の記録画像を連続的に通紙して行った。通紙枚数100枚後の評価を初期画像濃度、3000枚後の画像評価を耐久画像濃度とした。
また、画像濃度評価は、ベタ黒画像を連続3枚出力し、3枚目のベタ画像紙面内10点を抽出しその平均値をベタ黒画像濃度とした。ここで、ベタ画像濃度はspectrodensitometer500(X−Rite社製)を用いて行った。印字テスト及び評価画像は単色であり、通常紙速度(120mm/sec)にて出力した。そして、以下の○、△、×の記号で画像濃度評価を行った。
○:ベタ黒画像において、10点平均が1.3以上
△:ベタ黒画像において、10点平均が1.1以上、1.3未満
×:ベタ黒画像において、10点平均が1.1未満
[カブリ評価]
カブリとは、本来印字しない白部(未露光部)においてトナーがわずか現像され地汚れのように現れる画像不良のことである。カブリは、感光体ドラム1と現像ローラ14が接触する現像ニップ部Nで、トナーの電荷が減衰したり、トナーの極性が反転することによ
り発生する。特に、高湿環境下において、トナーに対する帯電付与性が低下することが知られている。トナーに対する帯電付与性が低下すると、トナーの電荷が減衰し、カブリ量が増加してしまう。
カブリ量の評価方法は以下のように行った。ベタ白画像の印字中に、画像形成装置の動作を停止する。現像工程後、かつ、転写工程前の感光体ドラム1上のトナーを一旦透明性のテープに転写し、トナーが付着したテープを記録紙などに貼り付ける。また、同一の記録紙上に、トナー付着していないテープも同時に貼り付ける。その記録紙に貼り付けられたテープの上から、光学反射率測定機(東京電色製TC−6DS)によりグリーンフィルタによる光学反射率を測定し、トナー付着していないテープの反射率から差し引いてカブリ分の反射率量を求めカブリ量として評価した。カブリ量はテープ上を3点以上測定しその平均値を求めた。そして、以下の○、△、×、××の記号でカブリ評価を行った。
○:カブリ量が1.0%未満である。
△:カブリ量が1.0〜3.0%未満である。
×:カブリ量が3.0〜5.0%未満である。
××:カブリ量が5.0以上である。
カブリ評価は、試験環境30℃、80%RH、100枚および3000枚印字終了後、24時間放置後に行った。印字テストは、画像比率5%の横線の記録画像を連続的に通紙して行った。ここで、画像比率5%の横線とは、具体的に、1ドットライン印字後、19ドットライン非印字を繰り返す画像を用いた。また、連続通紙は、通常速度(120mm/sec)にて行い、カブリ評価は、低速モード(60mm/sec)にて実施した。また通紙枚数100枚後の評価を初期カブリ、3000枚後の画像評価を耐久カブリとした。
[ベタ濃度差評価]
ベタ濃度差評価は、画像形成装置を評価環境30.0℃、80%Rhにて24時間放置
し、当該環境になじませた後、100枚印字後に行った。100枚の印字テストは、画像比率5%の横線の記録画像を連続的に通紙して行った。ベタ濃度差評価はベタ黒画像を1枚出力しベタ画像の出力先端と後端の濃度差から評価を、spectrodensitometer500(X−Rite社製)を用いて行った。印字テスト及び評価画像は単色であり、通常速度(120mm/sec)にて出力した。そして、以下の○、×の記号で評価を行った。
○:ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.2未満
×:ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.2以上
[耐久時の中間調画像の均一性評価]
耐久時の中間調画像の均一性評価は、30.0℃、80%Rhにて24時間放置し、当
該環境になじませた後、3000枚印字後に行った。3000枚の印字テストは、画像比率5%の縦線の記録画像を連続的に通紙して行った。印字テスト及び評価画像は単色であり、通常速度(120mm/sec)にて出力した。そして、以下に説明する○、×の記号で評価を行った。本評価において、中間調画像とは、主走査方向の1ラインを記録し、その後4ラインを非記録とする縞模様を意味し、全体として中間調の濃度を表現している。
○:中間調画像に縦線状の濃淡ムラが目視により認識できない。
×:中間調画像に縦線状の濃淡ムラが目視により認識できる。
<実施形態2における評価方法>
以下に、実施形態2における評価方法について述べる。
(クリーナレス時の初期かぶり評価)
実施形態2におけるクリーナレス時の初期かぶり評価は、実施形態1における初期カブリ評価に準ずるため、その説明は省略する。
[クリーナレス時の初期の中間調濃度評価]
実施形態2における、クリーナレス時の初期の中間調濃度評価は、画像形成装置を評価環境30.0℃、80%Rhにて24時間放置し、当該環境になじませた後、100枚印
字後に行った。100枚の印字テストは、画像比率5%の横線の記録画像を連続的に通紙して行った。画像評価は中間調画像を1枚印字する。次に、幅2cmの縦帯の画像を連続20枚通紙し、21枚目も連続通紙にて中間調画像を印字する。印字テスト及び評価画像は単色であり、通常速度(120mm/sec)にて出力した。そして、以下の○、×の記号で評価を行った。本評価において、中間調画像とは、主走査方向の1ラインを記録し、その後4ラインを非記録とする縞模様を意味し、全体として中間調の濃度を表現している。
○:1枚目と21枚目の中間調画像に濃度差を目視により認識できない。
×:1枚目と21枚目の中間調画像に濃度差を目視により認識できる。
(評価結果)
以下、表1に上述の各評価結果を示す。
Figure 2015094896
まず、実施形態1の評価結果に基づいて、実施例1と比較例1とを比較する。
まず、かぶり評価の結果について説明する。表1に示すように、実施形態1における評価結果において、表面層を有しない現像ローラ14を用いた比較例1はカブリ量の増加が見られる。この理由は、現像ニップ部N間でのトナー電荷の減衰が多いためと考えられる。
ここで、図7を用いて、現像ニップ部N通過前後の現像ローラ14上のトナーコート層の電荷量について説明する。図7は、実施例1及び比較例1の現像ニップ部通過前後のトナーコート層の電荷量を示すグラフである。
図7の横軸は、Q/d[fC/um]を示している。Qはトナー1つの電荷量、dはトナー粒径であり、ホソカワミクロン製E−スパートアナライザーにて測定した。カブリ評価時、及び連続通紙100枚後のサンプリング後、トナー電荷量を測定した。図7から分かるように、比較例1は、現像ニップ部N通過前に対して、現像ニップ部N通過後にトナ
ー電荷量が大きく減少している。この理由は、現像ニップ部N内をトナーコート層が通過する際、現像ローラ14側へトナー電荷が拡散したためと考えられる。
一方、実施例1においては現像ニップ部N通過前後のトナー電荷量の減少量が非常に小さい。さらに、現像ニップ部N前のトナー電荷量においては比較例1より実施例1はトナーの電荷量が大きい。これは表面層として用いた酸化アルミニウムは帯電付与能が高いためである。
比較例1において耐久後、トナーの劣化が進行するとトナーの帯電付与性が低下する。結果、カブリ量が著しく増加する。一方、本発明の実施例1においては、耐久を通してカブリ量を抑制している。実施例1においては、高抵抗な表面層を形成することで効果的にトナー電荷の減衰を抑制している。特に、耐久後のトナーの帯電付与性低下時にも、現像ニップ部N間でのトナー電荷の減衰を抑制するため、カブリ量を抑制することができる。加えて表面層としての酸化アルミニウムは、トナーへのネガ電荷付与性が高いため、カブリ量の増加を著しく抑制することができる。
次に、画像濃度評価の結果について説明する。表1に示すように、実施例1及び比較例1の初期の画像濃度はともに良好である。実施例1においては、高抵抗な表面層を薄層にて形成するため、従来同様の画像濃度を得ることが出来る。一方、比較例1は耐久後、画像濃度の低下が生じる。この理由は耐久後、トナーの電荷付与性が低下するため、転写効率が低下し、紙上へ到達するトナー量が減少することで画像濃度が低下すると考えられる。
さらに、実施形態1においては現像ローラ14上のトナーコート層を安定化するため、現像ローラ14と規制ブレード16間に電位差を設けている。その電位差は、マイナス電荷が現像ローラ14側へ押し付けられる方向であり、ネガ化したトナーおよびトナー表面上の電荷は、現像ローラ14側へ向く力が働く。そのため、規制ブレード16と現像ローラ14が当接するブレードニップ部においてもトナー電荷の減衰が発生し、トナー電荷量の著しい低下をもたらす。結果、より電荷量の少ないトナーをドラム上に供給するため転写ニップ部(感光体ドラム1と一次転写装置5の対向位置)でトナーが移動しにくくなると考えられる。
実施例1においては、耐久後劣化の進行したトナーの電荷付与性低下時にも、酸化アルミニウムの電荷付与性に加え、現像ニップ部N内、及び規制ブレード16と当接するブレードニップ部内でのトナーの電荷減衰も安定して抑制できる。そのため、高い転写性を維持することができ、耐久後の濃度低下を抑制することができる。
次に、実施形態2における評価結果について述べる。
実施形態2は、クリーニングブレード9を有していないため、転写されずに感光体ドラム1上に残留したトナーは、帯電ローラ2通過時にネガ化され、現像ニップ部Nにおいて現像装置4に回収されるように設定した例である。また、現像ニップ部Nでの戻りトナーの回収性を向上するため、Vbackを500Vと大きく設定した例である。従来技術である比較例1はVbackが大きいため現像ニップ部N通過時、トナー電荷の減衰が大きくカブリ量の増加が見られる。さらに、比較例1はカブリ量が多いのに加え、転写出来ずに残留したトナー量が多いため、帯電ローラ2と感光体ドラム1の当接部に到達するトナー量が著しく多い。そのため帯電ローラ2表面へ蓄積するトナー量が多く、所望の帯電性能を得ることが出来ない。結果、中間調画像濃度の変動が生じる。
一方、本発明である実施例1においては、実施形態2においても、Vbackが大きい
ため現像ニップ部N通過時にトナー電荷が減衰しやすい形態であるにも関わらず、良好な画像を得ることができる。その理由は、本発明の実施例1においては、効果的にトナー電荷の減衰を抑制およびトナーへの帯電付与性良好なため、カブリ量の増加を著しく抑制し、高い転写性も維持できるため転写出来ずに残留するトナー量を著しく少なくすることができるためである。結果、帯電ローラ汚れによる中間調画像濃度変動を抑制することができる。
以上、述べたように本発明の実施例1の現像ローラ14においては、いずれの実施形態においても安定して良好な画像を得ることができる。実施形態2のようなクリーナレスシステムにおいては、転写出来ずに感光体ドラム1上に残留したトナーを著しく抑制できるため、帯電ローラ2汚れを抑制できる。回収性向上のため、Vbackが大きい設定であってもカブリ量を抑制できるため、転写出来ずに残ったトナーを効果的に現像装置4に回収することが出来る。
(本発明の実施例1、2の優位性)
さらに、比較例1〜4と対比することで、本発明の実施例1,2の優位性について述べる。
実施形態1において、比較例1より良化するものの比較例2はカブリ量が多い。比較例2は、現像ニップ部N通過時のトナーの減衰量を抑制するため表面層にカーボンを有さないウレタン層を設けた例である。そのため、通過後の電荷減衰量はやや改善し、カブリ量の増加を抑制している。
しかしながら、トナーの帯電付与性が低く、実施形態2であるクリーナレスシステム時は、比較例1同様にカブリ量が増加し、転写性も悪いため帯電ローラ汚れによる中間調画像濃度変動を生じる。また、比較例2は、現像ローラ14全体の体積抵抗を大きくし、現像ニップ部N通過時のトナー電荷量の減衰を抑制するものの、現像に必要な所望の電荷強度が得られず初期の画像濃度低下も軽微に生じる。また、耐久後はトナー劣化にともなうトナー電荷量が低下し転写性の低下ともに画像濃度もさらに低下する。
比較例3は、帯電付与性の向上ため、金属アルミニウムを表面層として被覆した例である。平均膜厚が0.30μmと薄層であるため、初期の画像濃度変動は見られない。また、実施形態1では、帯電付与性が高いためカブリ量の増加も抑制される。ただし低抵抗な表面層を形成しているため現像ニップ部N通過時およびブレードニップ部通過時にトナー電荷の減衰が生じる。結果、耐久によりトナー劣化が進行し、トナーの帯電性が低下すると、カブリ量の増加及び転写性悪化による画像濃度低下が発生する。
また、実施形態2であるクリーナレスシステムにおいてはVbackが大きいため、現像ニップ部N通過時のトナー電荷減衰が大きくなり、カブリ量が増加する。結果、カブリトナーは転写されずに帯電ローラ2に到達、蓄積し結果、帯電性の低下による中間調画像濃度変動を生じる。また現像されずに現像装置4へ戻ったトナーは、通常供給ローラ15により剥ぎ取ることで現像ローラ14上トナーをリフレッシュし現像履歴を抑制している。
比較例3においては、非常にトナーへの帯電付与性が高いため供給ローラ15による剥ぎ取り性が低下し、ベタ濃度の先端と後端の濃度差を生じていると考えられる。剥ぎ取り性が低下した場合、ベタ画像中では、先端現像ローラ1周分とそれ以降で濃度差を生じる理由は概ね以下のように考えられる。
トナーの剥ぎ取り性が低い場合、現像ローラ1周分は、画像形成前に前回転等により印
字しない状態で、数回現像ローラ14上に保持される。結果、過帯電したトナーや剥ぎ取り難い小粒径トナーが蓄積しやすい。一方、ベタ画像の現像ローラ2周分目以降は、現像ローラ14上に供給ローラ15から供給してすぐに現像ローラ14上にトナーを供給することになる。すると、トナーコート層はトナーの帯電量や粒径等が先程とは異なるに状態となる。そのため、ベタ画像を印字時、現像ローラ1周分とそれ以降の濃度に差を生じる。
一方、本発明の実施例1においては、表面層として酸化アルミニウム膜を形成することで、適度な帯電付与性によりトナーへの電荷付与を行い、現像ニップ部N通過時のトナー電荷の減衰を抑えるため、安定してカブリ量を抑制することができる。また、過度な電荷量を与えることなくカブリ量を抑制できるため、供給ローラ15による剥ぎ取り性も維持でき現像履歴によるベタ画像濃度差を抑制し、安定した画像を得ることができる。
(アルミニウム周りの配位数・酸化アルミニウム表面層の抵抗率、表面層膜厚の関係)
アルミニウム周りの配位数・酸化アルミニウム表面層の抵抗率、表面層膜厚の関係について実施例1〜3、比較例4を比較して説明する。
6配位と4配位の存在比率を示す指標Jは、J=100%で6配位のみ、0%で4配位のみ、50%で6配位と4配位が1:1であることを示す。つまり、実施例1、2、3、比較例4と順番にJの値が小さくなり、6配位の存在比率が小さくなっている。また、それに伴い、表面層としての酸化アルミニウムの体積抵抗率が低下する。
発明者らが鋭意検討を重ねた結果、4配位に比べ6配位の存在比率が高いほど、表面層としての酸化アルミニウムの体積抵抗率が大きくなることが分かった。その理由は概ね以下のように考えられる。
酸化アルミニウムのうちαアルミナはコランダム構造を取り、高絶縁性であることが知られている。そして、アルミニウム周りの酸素原子の配位数は、6配位のみである。一方、αアルミナより低抵抗なγアルミナはスピネル構造を取り、アルミニウム周りの酸素原子の配位数は、4配位と6配位が混在する。
本実施例の表面層に用いた酸化アルミニウムは、真空蒸着やスパッタリングにより層を形成しており、非晶質状態にあり、αアルミナやγアルミナの構造が混在しているものと考えられる。そのため、絶縁性の高い6配位が増加するとαアルミナに起因する高抵抗な膜を形成できると考えられる。
また、αアルミナは、1000℃以上の高温より生成されることが知られている。本実施例のような現像ローラ14においては、弾性層としてウレタンゴムやシリコンゴム等を使用しているため必要以上に熱を加えることができない。本実施例における成膜方法は合弾性層のゴムに影響を与えずに高抵抗な表面層としての酸化アルミニウムを簡易に形成することができる。
高抵抗な表面層を有する実施例1や実施例2は、実施形態にかかわらず安定して良好な画像を得ることができる。なお、実施例3は、6配位の存在比率が低いことより抵抗率な膜を形成するため、耐久後カブリ量が微増する。さらに、6配位の存在比率が4配位の存在比率より小さい比較例4においては、十分な絶縁性が得られないためカブリが増加する。したがって、安定した高抵抗な膜形成のためには4配位より6配位の存在比率が高いことが好ましく、4配位と6配位の存在比率をあらわす指標Jは65%以上であることが好ましい。そして、表面層の体積抵抗率は、1011Ωcm以上であって1014Ωcm以下であることが好ましい。
また、J=78%と高抵抗層を有する実施例4及び5は、耐久後にカブリ量が微増する。実施例4においては、酸化アルミニウムの膜厚が50nmと非常に薄い。初期は表面層を形成しているためカブリ量の悪化は見られない。しかし耐久後は、削れ等により膜厚が減少し現像ニップ部N中でトナー電荷量が減衰を抑制する効果が小さくなるため、カブリ量が微増すると考えられる。実施形態2のように高Vbackの設定時もトナー電荷量の減衰抑制効果が小さいためカブリ量が微増する。
また、実施例5において平均膜厚が1.0μmと厚めの酸化アルミニウムを表面層として形成しているため、トナー電荷量の減衰抑制効果が大きく、実施形態にかかわらず初期カブリは良好である。しかし、耐久カブリの微増が見られる。この理由は、現像ローラ14の平均硬度が30〜80度と非常に弾性変形しやすい設定となっていることに起因すると考えられる。現像ローラ14は感光体ドラム1や規制ブレード16と当接時に変形することで当接や現像の安定化を図っている。
実施例5における酸化アルミニウム膜14b2は、ゴム層14b1のように柔軟に変形することが困難である。実施例5においてはゴム層の変形に表面層としての酸化アルミニウムが追従できず、耐久とともにひび割れが増加したものと考えられる。ひび割れが発生すると、ひび割れ部に吸湿が発生し、吸湿した水分吸着水を伝って現像ローラ側へトナーの電荷が逃げると考えられる。結果、耐久後、現像ニップ部N内でのトナー電荷の減衰抑制効果が低下し、カブリが微増すると考えられる。
すなわち、現像ローラ14の変形への追従および現像ニップ部N内でのトナー電荷量の減衰を抑制する高抵抗層を得るためには、平均膜厚が0.05μm以上であって1.0μm以下であることが好ましい。さらに、より安定した膜形成のためには、0.1μm以上であって0.5μm以下であることがより好ましい。
以上述べたように、本発明に係る実施例1−5においては、現像ローラ14は酸化アルミニウムを含む表面層を有している。そして、その酸化アルミニウムは、4配位のアルミニウム原子と、4配位のアルミニウム原子よりも存在比率が高い6配位のアルミニウム原子を含んでいることより、表面層の体積抵抗率は高くなっている。このように、本発明の実施例においては、現像ローラ14が高抵抗な表面層を有することにより、カブリを抑制しつつ現像性を維持することができる。
1…感光体ドラム(像担持体)、14…現像ローラ(現像剤担持体)

Claims (10)

  1. 現像剤を表面に担持可能であって、電圧が印加されることで表面に担持する現像剤を像担持体の表面に供給する現像剤担持体において、
    弾性層と、前記弾性層を覆う表面層であって酸化アルミニウムを含む表面層とを有し、
    前記表面層の酸化アルミニウムは、4配位のアルミニウム原子と、前記4配位のアルミニウム原子よりも存在比率が高い6配位のアルミニウム原子とを含むことを特徴とする現像剤担持体。
  2. 体積抵抗が2×10Ωより大きく5×10Ωより小さいことを特徴とする請求項1に記載の現像剤担持体。
  3. 前記表面層の体積抵抗率が1011Ωcm以上であって1014Ωcm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤担持体。
  4. 前記表面層の厚みが0.05μm以上であって1.0μm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
  5. 前記表面層の厚みが0.1μm以上であって、0.5μm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
  6. Asker−C硬度が、30度より大きく80度より小さいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
  7. 前記現像剤は一成分非磁性トナーであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
  8. 現像剤を収容する現像容器と、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像剤担持体と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  9. 画像形成装置の本体に着脱可能であり、画像形成プロセスを行うプロセスカートリッジであって、
    現像剤像を担持可能な像担持体と、
    前記像担持体上の静電潜像を現像することにより前記現像剤像を形成する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の現像剤担持体と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 現像剤像を担持可能な像担持体と、
    前記像担持体上の静電潜像を現像することにより前記現像剤像を形成する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に電圧を印加する印加手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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