JP5575003B2 - 現像ローラ、現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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本実施形態に係る現像ローラは、導電性基材の表面が樹脂層で被覆され、前記樹脂層が、前記樹脂層が、アクリル系ウレタン樹脂と二酸化チタンとカーボンブラックとを少なくとも含むことを特徴とする。
70〜100℃であることが好ましく、加熱時間としては、例えば、30〜60分間であることが好ましい。
次に、本発明の実施形態に係る現像ユニット(現像装置)20について説明する。本発明の実施形態に係る現像装置は、いわゆるタッチダウン方式の現像装置であり、上述した現像ローラを備えたものであれば特に限定されないが、例えば、図2に示すような現像装置である。すなわち、像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像として顕像化させる現像装置であって、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を表面上に担持して、担持した2成分現像剤を搬送する磁気ローラと、前記像担持体及び前記磁気ローラのそれぞれに対向して配置され、前記磁気ローラによって搬送された2成分現像剤と接触又は近接して、前記2成分現像剤中のトナーを表面上に担持して、担持したトナーを前記像担持体の近傍まで搬送する現像ローラとを備える現像装置である。そして、前記現像ローラとして、少なくとも表面部が酸化チタン粒子と樹脂とを含有する樹脂層で構成されるローラを用いることを特徴とするものである。
次に、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、上述したような現像装置と像担持体とを備えるものであれば特に限定はされないが、本発明の実施形態に係る現像装置が適用された画像形成装置として、図3に示す複写機60を例に挙げて説明する。なお、図3は、本発明の実施形態に係る現像装置が適用された画像形成装置(複写機)の構成を示す概略図である。この複写機60は、複写機本体の下部に配設された給紙部200と、この給紙部200の上方に配設された画像形成部300と、この画像形成部300よりも排出側に配設された定着部400と、複写機本体の上部に配設された画像読取部500と、複写機本体と画像読取部500との間に配置された排紙部600とを含む、いわゆる胴内排紙型の複写機である。なお、複写機本体には、前記給紙部200、前記画像形成部300、前記定着部400、及び前記排紙部600を繋ぐ用紙搬送部100が備えられている。
(現像ローラの製造)
用いた材料:
樹脂:アクリル系ウレタン樹脂(鉛筆硬度2H、住化バイエルウレタン(株)社製)
二酸化チタン:「ET300W」(製品名)石原産業(株)社製、一次平均粒子径15nm
カーボンブラック:ケッチェンブラック、ライオン社製、一次平均粒子径30〜60nm
まず、実施例に係る現像ローラの製造方法を以下に示す。
二酸化チタンとアクリル系ウレタン樹脂とを混合する工程を得ずに、アクリル系ウレタン樹脂にケッチェンブラックのみ混合した以外、実施例1と同様にして現像ローラを製造した。
アクリル系ウレタン樹脂と二酸化チタンを混合した後、ケッチェンブラックを添加しなかった以外、実施例1と同様にして現像ローラを製造した。
(リーク発生電圧、電荷溜まり電位)
上記実施例及び比較例におけるそれぞれの現像ローラを用いて、樹脂層の体積抵抗を変化させたときのリーク発生電圧および電荷溜まり電位を測定した。
用いた材料:
樹脂:アクリル系ウレタン樹脂(鉛筆硬度2H、住化バイエルウレタン(株)社製)
二酸化チタンA:SMT−A(製品名)テイカ(株)社製、一次平均粒子径15nm、電気抵抗率109Ω・cm
二酸化チタンB:「ET300W」(製品名)石原産業(株)製、一次平均粒子径30nm、電気抵抗率101Ω・cm
カーボンブラック:ケッチェンブラック、ライオン社製、一次平均粒子径30nm
上述の実施例1と同様の方法を用いて、二酸化チタンBおよびケッチェンブラックを含有する樹脂層を有する現像ローラを作成した。
上述の比較例4と同様の方法を用いて、二酸化チタンAを含有する樹脂層を有する現像ローラを作成した。
上述の比較例4と同様の方法を用いて、二酸化チタンBを含有する樹脂層を有する現像ローラを作成した。
(抵抗調整剤体積充填率と体積抵抗)
上記の実施例および比較例におけるそれぞれの現像ローラを用いて、二酸化チタンの体積充填率と樹脂層の体積抵抗との関係について調べた。
(耐摩耗性)
上記の実施例および比較例におけるそれぞれの現像ローラを用いて、抵抗調整剤の体積充填率と樹脂層の摩耗量との関係について調べた。
Ω以下にすることができた。
用いた材料:
アクリル系ウレタン樹脂A:鉛筆硬度2H、住化バイエルウレタン(株)社製
アクリル系ウレタン樹脂B:鉛筆硬度2H、住化バイエルウレタン(株)社製
アクリル系ウレタン樹脂C:鉛筆硬度H、住化バイエルウレタン(株)社製
アクリル系ウレタン樹脂D:鉛筆硬度HB、住化バイエルウレタン(株)社製
アクリル系ウレタン樹脂E:鉛筆硬度B、住化バイエルウレタン(株)社製
二酸化チタン:「ET300W」(製品名)石原産業(株)社製、一次平均粒子径30nm
現像ローラとしては、図1(a)及び図1(b)に示すような、表面に樹脂層を備えた現像ローラを作製した。
現像ローラとしては、図1(a)及び図1(b)に示すような、表面に樹脂層を備えた現像ローラを作製した。
アクリル系ウレタン樹脂Aの代わりにアクリル系ウレタン樹脂Bを用いた以外は、実施例10と同様にして、実施例11の現像ローラを得た。
アクリル系ウレタン樹脂Aの代わりにアクリル系ウレタン樹脂Cを用いた以外は、実施例10と同様にして、実施例12の現像ローラを得た。
アクリル系ウレタン樹脂Aの代わりにアクリル系ウレタン樹脂Dを用いた以外は、実施例10と同様にして、実施例13の現像ローラを得た。
アクリル系ウレタン樹脂Aの代わりにアクリル系ウレタン樹脂Eを用いた以外は、実施例10と同様にして、実施例14の現像ローラを得た。
(トナー付着耐性)
試験例4に係る画像形成装置は、複写機(京セラミタ株式会社製のTASKalfa 300ci)の現像装置の現像ローラを、上記比較例15及び実施例10〜14で得られたローラに交換したものである。
15 固定軸
18,23 樹脂層
19 基材
20 現像装置(現像ユニット)
22,25 シャフト
24 ローラ本体
28 リブ
60 複写機
61 現像ローラ
62 磁気ローラ
63 撹拌ローラ
65 ブレード
Claims (6)
- 導電性基材の表面を樹脂層で被覆した現像ローラであって、
前記樹脂層が、アクリル系ウレタン樹脂と二酸化チタンとカーボンブラックとを少なくとも含み、
二酸化チタンの樹脂に対する体積充填率が15〜20体積%、かつカーボンブラックの樹脂に対する質量比が3〜5質量%である、現像ローラ。 - 二酸化チタンの一次平均粒径が10〜100nmであり、かつカーボンブラックの一次平均粒径が20〜60nmである、請求項1に記載の現像ローラ。
- カーボンブラックがケッチェンブラックである、請求項1または2に記載の現像ローラ。
- 前記アクリル系ウレタン樹脂の鉛筆硬度が2H〜4Hである、請求項1〜3のいずれかに記載の現像ローラ。
- 像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像として顕像化させる現像装置であって、
トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を表面上に担持して、担持した2成分現像剤を搬送する磁気ローラと、
前記像担持体及び前記磁気ローラのそれぞれに対向して配置され、前記磁気ローラによって搬送された2成分現像剤と接触又は近接して、前記2成分現像剤中のトナーを表面上に担持して、担持したトナーを前記像担持体の近傍まで搬送する現像ローラとを備え、
前記現像ローラとして、請求項1〜4のいずれかに記載の現像ローラを備える、現像装置。 - 請求項5に記載の現像装置と像担持体とを備えることを特徴とする、画像形成装置。
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JP2011025947A JP5575003B2 (ja) | 2011-02-09 | 2011-02-09 | 現像ローラ、現像装置および画像形成装置 |
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JP2011025947A JP5575003B2 (ja) | 2011-02-09 | 2011-02-09 | 現像ローラ、現像装置および画像形成装置 |
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JP2012163900A JP2012163900A (ja) | 2012-08-30 |
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ID=46843305
Family Applications (1)
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JP2011025947A Active JP5575003B2 (ja) | 2011-02-09 | 2011-02-09 | 現像ローラ、現像装置および画像形成装置 |
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