JP2015092446A - 燃料電池及びセパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の流路壁の一部を孔まで延ばすことで、ガスケットの撓みと、排出すべき水の滞留とを同時に解消して、発電能力の向上を図ることができる燃料電池及びセパレータの提供を目的とする。
【解決手段】燃料電池のセパレータは、膜/電極接合体の一方の面に設けられる平面形状のセパレータを貫通する第1孔から第1距離離れた第1位置と、前記セパレータを貫通する第2孔から第2距離離れた第2位置との間に、前記膜/電極接合体と対向する第1面に形成されている第1突部と、少なくとも前記第2位置と前記第2孔との間に前記第1面に形成される第2突部と、を備える。
【選択図】図4

Description

本開示は、単位電池セルで生成された余分な水の排出を容易にする燃料電池及びセパレータに関する。
一般に、燃料電池は、単位電池セルを積層した構成となっている。単位電池セルでは、膜/電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)の両面が、それぞれガスケットを介して、一対のセパレータで挟持される。単位電池セルの積層体は、一般にスタックと呼ばれている。
燃料電池の構成部品のうち、膜/電極接合体は、固体高分子電解質膜を備える。固体高分子電界質膜の両面には、カソード電極及びアノード電極が備えられる。これらカソード電極及びアノード電極は、いずれも触媒層とガス拡散層とを有する。
一方、燃料電池の構成部品のうち、セパレータは、導電性を有する板状の部材からなる。セパレータの一方の面には、複数の流路壁が設けられる。複数の流路壁は、セパレータの一方の面とカソード電極との間に酸化ガスを流入するための流路壁である。セパレータの他方の面にも、複数の流路壁が設けられる。他方の面に設けられた複数の流路壁は、他方の面とアノード電極との間に燃料ガスを流入するための流路壁である。これら流路壁の両端には、ガスの導入路、ガスの排出路となる孔がそれぞれ形成される。流路壁の両端にそれぞれ形成された孔は、スタックを構成したときに互いに連通する。そして、単位電池セルの両端で連通した孔により、一連のガスの導入路、一連のガスの排出路が形成される。
このような燃料電池では、アノード電極で水素が水素イオンと電子とに分かれる。水素イオンは、固体高分子電解質膜を通って、カソード電極へ移動する。電子は、カソード電極と接触する複数の流路壁を伝導し、カソード電極に移動する。カソード電極では、水素イオンと、電子と、酸素との反応によって、水が生成される。また、カソード電極側で生成された水が、固体高分子電解質膜を通してアノード電極側に逆拡散する。
特許文献1には、セパレータの流路壁とセパレータの孔との間に、流路壁とは連結しない複数の突部が形成されている。セパレータの複数の突部は、ガスケットを支持する。
特開2008−103102号公報
特許文献1の複数の流路壁に沿って、カソード電極で生成された水が排出される。しかし、特許文献1の複数の突部は、複数の流路壁から離間して設けられている。このため、排出される水は、複数の突部に衝突し、複数の流路壁と、複数の突部との間の領域に、水が滞留してしまう。この結果、カソード電極から孔へのガスの流れが遮られ、燃料電池の発電能力が低下するという問題が生じる。
また、アノード電極側においても同様に、カソード電極で生成された水が、固体高分子電解質膜を通してアノード電極に逆拡散すると、アノード電極においても、複数の流路壁と複数の突部との間に水が滞留してしまい、燃料電池の発電能力を低下させてしまう。
水の滞留を防ぐために、複数の流路壁と複数の突部とを離間させずに、複数の流路壁と複数の突部とを全て連結させることが考えられる。しかしながら、複数の流路壁と複数の突部とを全て連結させると、複数の突部によって、ガスが排出される孔へガスが流入するための領域が減少する。ガスが通過する領域が減少すると、ガスの流量が減少するため、発電量が低下する。また、複数の流路壁の数を減らす方法も考えられるが、複数の流路壁の数を減らした場合、膜/電極接合体と複数の流路壁との接触面積が減少する。膜/電極接合体と複数の流路壁との接触面積の減少は、流れる電子の数が減少するため、燃料電池の発電能力の低下を招く。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものである。複数の流路壁の一部を孔まで延ばすことで、ガスケットの撓みと、排出すべき水の滞留とを同時に解消して、発電能力の向上を図ることができる燃料電池及びセパレータの提供を目的とする。
請求項1に記載の燃料電池は、平面形状の膜/電極接合体と、前記膜/電極接合体の一方の面に設けられる平面形状の第1セパレータであって、前記第1セパレータを貫通する第1孔から第1距離離れた第1位置と、前記第1セパレータを貫通する第2孔から第2距離離れた第2位置との間に、前記膜/電極接合体と対向する第1面に形成されている第1突部と、少なくとも前記第2位置と前記第2孔との間に前記第1面に形成される第2突部と、を備える前記第1セパレータと、前記膜/電極接合体と前記第1セパレータとの間に設けられたガスケットであって、前記第1突部、前記第1孔、及び前記第2孔にそれぞれ対応する位置に貫通された貫通孔が形成された前記ガスケットと、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の燃料電池は、前記第2突部は、前記第1孔と前記第2孔との間に連続して形成されることを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の燃料電池は、前記膜/電極接合体の他方の面に設けられる平面形状の第2セパレータを更に備えており、前記第2セパレータは、前記第2セパレータを貫通する第3孔から第3距離離れた第3位置と、前記第2セパレータを貫通する第4孔から第4距離離れた第4位置との間に、前記膜/電極接合体と対向する第2面に連続して形成され、前記膜/電極接合体と接触する第3突部と、少なくとも前記第3位置と前記第4孔との間に前記第2面に連続して形成される第4突部と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の燃料電池は、前記第4突部は、前記第3孔から前記第4孔へ連続して形成されることを特徴とする。
請求項5に記載の燃料電池は、前記第1セパレータは、複数の前記第1突部と、複数の前記第2突部と、を備え、前記複数の前記第1突部の数は、前記複数の前記第2突部の数よりも多いことを特徴とする。
請求項6に記載の燃料電池は、前記第1セパレータには、前記第1面に、前記第2位置から前記第2孔へ下る斜面が形成されることを特徴とする。
請求項7に記載の燃料電池は、前記第1セパレータには、前記第1面に、前記第1位置から前記第1孔へ下る第1斜面と、前記第2位置から前記第2孔へ下る第2斜面と、が形成されることを特徴とする。
請求項8に記載の燃料電池は、前記第1セパレータは、矩形であり、前記第1セパレータには、前記矩形の一方の短辺側に前記第1孔が形成され、前記第1セパレータには、前記矩形の他方の短辺側に前記第2孔が形成されていることを特徴とする。
請求項9に記載のセパレータは、平面形状のセパレータであって、前記セパレータを貫通する第1孔から第1距離離れた第1位置と、前記セパレータを貫通する第2孔から第2距離離れた第2位置との間に、前記セパレータの第1面に連続して形成される第1突部と、少なくとも前記第1位置と前記第2孔との間に前記第1面に連続して形成される第2突部と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載のセパレータは、前記第2突部は、前記第1孔と前記第2孔との間に連続して形成されることを特徴とする。
請求項11に記載のセパレータは、前記セパレータは、複数の前記第1突部と、複数の前記第2突部と、を備え、前記複数の前記第1突部の数は、前記複数の前記第2突部の数のよりも多いことを特徴とする。
請求項12に記載のセパレータは、前記セパレータには、前記第1面に、前記第2位置から前記第2孔へ下る斜面が形成されることを特徴とする。
請求項13に記載のセパレータは、前記セパレータには、前記第1面に、前記第1位置から前記第1孔へ下る第1斜面と、前記第2位置から前記第2孔へ下る第2斜面と、が形成されることを特徴とする。
請求項14に記載のセパレータは、前記セパレータは、矩形であり、前記セパレータには、前記矩形の一方の短辺側に前記第1孔が形成され、前記セパレータには、前記矩形の他方の短辺側に前記第2孔が形成されていることを特徴とする。
請求項15に記載のセパレータは、前記セパレータを貫通する第3孔から第3距離離れた第3位置と、前記セパレータを貫通する第4孔から第4距離離れた第4位置との間に、前記第1面とは反対の第2面に連続して形成される第3突部と、少なくとも前記第3位置と、前記第4孔との間に前記第2面に連続して形成される第4突部と、を備えることを特徴とする。
請求項16に記載のセパレータは、前記第4突部は、前記第3孔と前記第4孔との間に連続して形成されることを特徴とする。
本開示の燃料電池、及び、セパレータによれば、ガスケットの撓みと、排出すべき余分な水の滞留とを同時に解消して、発電能力の向上を図ることができる。
実施形態の固体高分子型燃料電池を示す斜視図である。 上記固体高分子型燃料電池のスタック1Aの構成を示す分解斜視図である。 セパレータ10の後ろ方向からみた平面図である。 第1実施形態のセパレータの要部を示す。図4(a)は平面視の部分拡大平面図、図4(b)は斜視の部分拡大図である。 図5(a)上記セパレータの要部を示す部分平面図である。図5(b)は図5(a)のA−A線断面図である。 第2実施形態のセパレータ10の要部を示す。図6(a)はセパレータ10の要部を示す部分平面図である。図6(b)は図6(a)のA−A線断面図である。
<第1実施形態>
以下、本開示の実施形態に係る固体高分子型燃料電池、これを構成するセパレータ及びガスケットについて、図面を参照しつつ説明する。
<全体構成>
図1において、本実施形態の固体高分子型燃料電池1は、スタック1Aと、一対のエンドプレート1Bと、複数本のボルト1Cとを有する。スタック1Aは、積層された複数の単位電池セル1aから構成される。一対のエンドプレート1Bの夫々は、長方形の平面形状である。複数の単位電池セル1aは、図1に示すように、前後方向に沿って、積層される。前後方向は、複数の単位電池セル1aが積層される方向である。また、図1に示すように、一対のエンドプレート1Bを夫々構成する長方形の長尺方向を左右方向とし、一対のエンドプレート1Bを夫々構成する長方形の短尺方向を上下方向とする。一対のエンドプレート1Bは、スタック1Aの前後方向の両端を挟み込む。複数本のボルト1Cは、スタック1A及び一対のエンドプレート1Bを互いに固定する。複数本のボルト1Cの一部は、一対のエンドプレート1Bのいずれかを貫通して、一対のエンドプレート1Bのいずれかとスタック1Aとを固定する。また、複数本のボルト1Cの残りは、一対のエンドプレート1Bの両方を貫通して、一対のエンドプレート1Bとスタック1Aとを固定する。
図1に示すように、一対のエンドプレートの一方のエンドプレート1B−aには、第1ガス孔2が形成される。さらに、図1に示すように、エンドプレート1B−aには、第2ガス孔3が形成される。また、一対のエンドプレートの他方のエンドプレート1B−bには、第3ガス孔(不図示)が形成される。さらに、エンドプレート1B−bには、第4ガス孔(不図示)が形成される。なお、第1ガス孔2は、左右方向に沿ったエンドプレート1B−aの一端に形成され、第1ガス孔2と、第2ガス孔3とは、エンドプレート1B−aにおいて、異なる位置に形成される。また、第3ガス孔は、左右方向に沿ったエンドプレート1B−bの他端に形成され、第3ガス孔と、第4ガス孔は、エンドプレート1B−bにおいて、異なる位置に形成される。なお、第1ガス孔2及び第2ガス孔3は、エンドプレート1B−aを貫通する貫通孔である。同様に、第3ガス孔及び第4ガス孔も、エンドプレート1B−bを貫通する貫通孔である。
図2に示すように、各単位電池セル1aは、膜/電極接合体30(Membrane Electrode Assembly:MEA)と、一対のガスケット20と、一対のセパレータ10とから構成される。
一対のガスケット20の一方のガスケット20−aは、膜/電極接合体30の前方向の面に接触し、一対のガスケット20の他方のガスケット20−bは、膜/電極接合体30の後ろ方向の面に接触する。一対のセパレータ10は、ガスケット20が夫々接触された膜/電極接合体30の両面を挟持する。以下、図2に示した固体高分子型燃料電池1の一対のセパレータ10、一対のガスケット20、膜/電極接合体30を順に説明する。
<膜/電極接合体>
図2に示すように、膜/電極接合体30は、長方形の平面形状からなる。膜/電極接合体30は、固体高分子電解質膜31、カソード電極32(図5(b)を参照)及びアノード電極33を有する。カソード電極32及びアノード電極33は、固体高分子電解質膜31の両面に設けられる。具体的には、図2において、膜/電極接合体30の前方向の表面に、アノード電極33が設けられる。また、図2において、膜/電極接合体30の後ろ方向の表面に、カソード電極32(図5(b)参照)が設けられる。これらカソード電極32及びアノード電極33は、いずれも図示しない触媒層とガス拡散層とを有する。
<ガスケット>
ガスケット20は、長方形のシート材からなる。ガスケット20を形成するシート材としては、例えば、極めて薄く加工したゴム又はエラストマーなどの弾性体を用いることができる。ガスケット20は、長方形の平面形状からなる。ガスケット20には、第1貫通孔21と、第2貫通孔22と、第3貫通孔23と、第4貫通孔24と、第5貫通孔25と、第6貫通孔26とが形成される。第1貫通孔21、第2貫通孔22、第3貫通孔23、第4貫通孔24、第5貫通孔25、及び第6貫通孔26の夫々は、ガスケット20を前後方向に貫通する孔である。
ガスケット20の中央部分には、最も大きな長方形の第1貫通孔21が形成される。ガスケット20における第1貫通孔21の外形は、後述するセパレータ10の複数の第1流路壁11または複数の第2流路壁19が形成される略長方形の領域の外形に対応する。また、ガスケット20における第1貫通孔21の位置は、後述するセパレータ10の複数の第1流路壁11または第2流路壁19が形成される略長方形の領域の位置に対応する。また、ガスケット20における第1貫通孔21の外形は、膜/電極接合体30の両面に設けられたカソード電極32及びアノード電極33の外形にも対応する。また、ガスケット20における第1貫通孔21の位置は、膜/電極接合体30の両面に設けられたカソード電極32及びアノード電極33の位置にも対応する。
本実施形態では、第1貫通孔21、第2貫通孔22、第3貫通孔23、第4貫通孔24、第5貫通孔25、及び第6貫通孔26の夫々は、ガスケット20の異なる位置に形成される。具体的には、図2の例では、第2貫通孔22が、ガスケット20の右端側に、上下方向に沿って2つ形成される。また、第3貫通孔23が、ガスケット20の左端側に、上下方向に沿って2つ形成される。なお、本実施形態では、第2貫通孔22の外形及び位置は、後述するセパレータ10の第1孔12の外形及び位置にそれぞれ対応する。また、第3貫通孔23の外形及び位置は、後述するセパレータ10の第2孔13の外形及び位置にそれぞれ対応する。
さらに、図2の例では、第4貫通孔24が、ガスケット20の上端側であり、且つ、ガスケット20の右端側に、左右方向に沿って2つ形成される。また、第5貫通孔25が、ガスケット20の上端側であり、且つ、ガスケット20の左端側に、左右方向に沿って2つ形成される。なお、本実施形態では、第4貫通孔24の外形及び位置は、後述するセパレータ10の第3孔14の外形及び位置にそれぞれ対応する。また、第5貫通孔25の外形及び位置は、後述するセパレータ10の第4孔15の外形及び位置にそれぞれ対応する。
ガスケット20の長方形の各長辺の近傍には、複数の第6貫通孔26が形成される。図2の例では、複数の第6貫通孔26が、等間隔でガスケット20に形成されている。図2の例では、上方向の長辺に沿った複数の第6貫通孔26は、第4貫通孔24及び第5貫通孔25よりも、ガスケット20の外側に形成される。複数の第6貫通孔26の外形及び位置は、後述するセパレータ10の複数の挿入孔16の外形及び位置にそれぞれ対応する。
<セパレータ>
セパレータ10は、金属製の長方形の平面形状からなる。例えば、セパレータ10は、アルミニウムを用いて生成される。セパレータ10は、カーボンまたはステンレスを用いて生成されても良い。また、本実施形態では、アルミニウムの上にカーボンが塗布されている。セパレータ10は、ガスケット20またはエンドプレート1Bとほぼ同一寸法の長方形の平面形状からなる。セパレータ10には、複数の第1流路壁11と、第1孔12と、第2孔13と、第3孔14と、第4孔15と、挿入孔16とが形成される。第1孔12、第2孔13、第3孔14、第4孔15、及び挿入孔16のそれぞれは、セパレータを上下方向に貫通する貫通孔である。
本実施形態では、第1孔12と、第2孔13と、第3孔14と、第4孔15と、挿入孔16とは、それぞれ、セパレータ10の異なる位置に形成される。具体的には、図2の例では、第1孔12が、セパレータ10の右端側(一方の短辺側)に、上下方向に沿って2つ形成される。また、第2孔13が、セパレータ10の左端側(他方の短辺側)に、上下方向に沿って2つ形成される。さらに、図2の例では、第3孔14が、セパレータ10の上端側であり、且つ、セパレータ10の右端側に、左右方向に沿って2つ形成される。また、第4孔15が、セパレータ10の上端側であり、且つ、セパレータ10の左端側に、左右方向に沿って2つ形成される。なお、セパレータ10における2つの第1孔12は、エンドプレート1B−aにおける第1ガス孔2と対応する位置に形成される。また、セパレータ10における2つの第3孔14は、エンドプレート1B−aにおける第2ガス孔3と対応する位置に形成される。
図2に示すセパレータ10の前方向における表面の中央に、複数の第1流路壁11(第1突部)が所定の間隔をあけて互いに平行に設けられる。図2に示すように、各第1流路壁11は、左右方向に沿って、2つの第1孔12の近傍から2つの第2孔13の近傍まで延びた第1溝部11aを備える。具体的には、各第1流路壁11は、2つの第1孔12から左方向に所定の第1距離を離れた第1位置から、2つの第2孔13から右方向に所定の第2距離を離れた第2位置まで連続して延びた第1溝部11aを備える。第1溝部11aは、セパレータ10の平面から凹んだ凹部が第1位置から第2位置まで延びて形成されたものである。図2に示す第1溝部11aは、セパレータ10の平面から突出した突部が連続して形成されることによって構成されてもよい。複数の第1流路壁11を含む略長方形の領域の外形及び位置は、膜/電極接合体30の後ろ方向の面に設けられたカソード電極32の外形及び位置に対応する。
図2の例では、第1ガス孔2から流入された酸化ガスが、セパレータ10の2つの第1孔12を通り抜け、さらに、ガスケット20の第2貫通孔22を通り抜ける。本実施形態では、酸化ガスは、固体高分子型燃料電池1の外部に存在する空気である。なお、酸化ガスとして、酸素(O2)を含む気体であれば良い。また、第1ガス孔2から流入された酸化ガスが、各第1流路壁11の第1溝部11aに沿って、2つの第1孔12から2つの第2孔13へ流れる。複数の第1流路壁11の前方向に、ガスケット20が配置されている場合、ガスケット20の第1貫通孔21を介して、膜/電極接合体30のカソード電極32と、セパレータ10−bの複数の第1流路壁11とが接触する。このため、酸化ガスが、各第1流路壁11の第1溝部11aに沿って流れることができる。これにより、酸化ガスが、膜/電極接合体30のカソード電極32に供給される。各第1流路壁11は、例えば、ストレート型の流路壁である。本実施形態では、図2に示すように、2つの第1孔12が、仕切り壁12aによって仕切られている。また、2つの第2孔13が、仕切り壁13aによって仕切られている。また、2つの第3孔14が、仕切り壁14aによって仕切られている。また、2つの第4孔15が、仕切り壁15aによって仕切られている。2つの第1孔12、2つの第2孔13、2つの第3孔14、及び2つの第4孔15は、それぞれ2つの孔が合わさった長方形の1つの孔であってもよい。本実施形態では、セパレータ10の強度を向上させるために、ビームの役割を果たす仕切り壁12a、13a、14a、15aが、2つの孔の間に設けられている。
図3に示すように、セパレータ10の第1流路壁11が形成される面と逆の面には、複数の第2流路壁19(第3突部)が形成される。図3に示すセパレータ10の後ろ方向における表面に、複数の第2流路壁19が、所定の間隔をあけて、互いに並んで形成される。図3に示すように、各第2流路壁19は、まず、2つの第3孔14の近傍から、上下方向に沿って延びた第2溝部19aを備える。具体的には、各第2流路壁19は、2つの第3孔14から下方向に所定の第3距離を離れた第3位置から、連続して延びた第2溝部19aを備える。そして、各第2流路壁19の第2溝部19aは、左右方向に沿って延び、さらに、各第2流路壁19の第2溝部19aは、2つの第4孔15に向かって上下方向に沿って延びる。具体的には、各第2流路壁19の第2溝部19aは、2つの第4孔15から下方向に所定の第4距離を離れた第4位置に連続して延びる。図3に示す第2溝部19aは、セパレータ10の平面から凹んだ凹部が連続して形成されることによって構成されたものである。図3に示す第2溝部19aとして、セパレータ10の平面から突出した突部が連続して形成されることによって構成されてもよい。複数の第2流路壁19を含む領域の外形及び位置は、膜/電極接合体30の前方向の面に設けられたアノード電極33の外形及び位置に対応する。各第2流路壁19は、ストレート型の各第1流路壁11と異なり、左右方向に沿った各第2流路壁19の両端が、第3孔14と第4孔15のそれぞれに向かって直角に曲折したサーペンタイン型の流路壁である。
図3の例では、第2ガス孔3から流入された燃料ガスが、セパレータ10の2つの第3孔14を通り抜ける。なお、本実施形態では、燃料ガスは、水素(H2)である。燃料ガスとして、水素(H2)を含むガスであれば良い。そして、2つの第3孔14を通り抜けた燃料ガスが、ガスケット20−aの第4貫通孔24を通り抜ける。さらに、2つの第3孔14を通り抜けた燃料ガスは、図3の各第2流路壁19の第2溝部19aに沿って、2つの第3孔14から、2つの第4孔15へ流れる。詳細には、膜/電極接合体30のアノード電極33が、ガスケット20―aの第1貫通孔21を通って、セパレータ10−aの複数の第2流路壁19と接触する。このため、燃料ガスが、各第2流路壁19の第2溝部19aを沿って流れることができる。これにより、燃料ガスが、膜/電極接合体30のアノード電極33に供給される。
さらに、セパレータ10の長方形の各長辺の近傍には、それぞれ複数の挿入孔16が形成される。図2の例では、複数の挿入孔16が、等間隔でセパレータ10に形成されている。本実施形態では、セパレータ10の強度を向上させるために、第3孔14及び第4孔口15が、隣り合う2つの挿入孔16の間の領域に形成されている。
複数の挿入孔16には、上述した複数のボルト1Cがそれぞれ挿入される。挿入孔16の直径は、ボルト1Cの直径よりも3mm以上大きい。挿入孔16にボルト1Cが挿入されたときに、挿入孔16とボルト1Cとの間には、1.5mm以上の隙間が形成される。この結果、セパレータ10とボルト1Cとが確実に絶縁される。
セパレータ10の長辺に沿って隣り合う挿入孔16どうしの間隔は、それぞれ80mm以下である。挿入孔16どうしの間隔が80mm以下であると、セパレータ10とガスケット20との間のシール性が向上され、特に、燃料ガスの漏れが有効に防止される。好ましくは、挿入孔16どうしの間隔は、60mm±1mm程度とする。
ここで、本実施形態の固体高分子型燃料電池1は空冷式となっている。本実施形態の固体高分子型燃料電池1では、セパレータ10の長方形の各長辺と、複数の第1流路壁11の上下方向の両端との間の領域が、それぞれ放熱部17となっている。図1に示すように、複数の単位電池セル1aが積層されると、各セパレータ10の放熱部17が多数のフィンを形成し、広範な放熱面積を提供する。固体高分子型燃料電池1は、例えば、固体高分子電解質膜31を備えた燃料電池である。固体高分子型燃料電池1は、一般的な燃料電池であっても良い。一般的な燃料電池とは、例えば、固体高分子電解質膜31以外の膜を用いた燃料電池である。
<発電の原理>
上述したように、燃料ガスが、膜/電極接合体30のアノード電極33に供給される。セパレータ10の複数の第2流路壁19に沿って燃料ガスは供給され、アノード電極33の拡散層によって拡散される。そして、燃料ガスは、触媒層によって水素イオンと電子に分解される。水素イオンは固体高分子電解質膜31を通ってカソード電極32へ移動する。また、電子は導体であるセパレータ10を通って、カソード電極32へ移動する。カソード電極32では、上述したように、複数の第1流路壁11に沿って流れる酸化ガスと、移動された水素イオン及び電子とが触媒層によって反応されて、水が生成される。このとき、水の電気分解と逆の原理で電気が発電される。生成された水及び/又はガスは、複数の第1流路壁11に沿って第2孔13を通過する。また、膜/電極接合体30で生成される水及び/又はガスは、第4孔15を通過する。
<<第2突部18>>
次に、本実施形態のセパレータに設けられた第2突部18(第4突部)について、図4(a)、図4(b)及び図5(a)、図5(b)を参照しつつ説明する。
上述のように、固体高分子型燃料電池1は、各単位電池セル1aのカソード電極32で水を生成して電気を発電する。カソード電極32で生成された水は、セパレータ10の第1溝部11aを通って、第2孔13から排出される。しかし、第2孔13から排出されるべき水が途中で滞留してしまうと、この余分な水によって酸化ガスの経路が塞がれてしまう。この結果、固体高分子型燃料電池1の発電能力が低下してしまう。
また、各単位電池セル1aのカソード電極32で生成された水は、固体高分子電解質膜31を通してアノード電極33に逆拡散される。すると、水によってセパレータ10の燃料ガスの経路が塞がれてしまい、固体高分子型燃料電池1の発電能力がさらに低下してしまう場合がある。
そこで、図4(a)、図4(b)に示すように、本実施形態のセパレータ10は、複数の第1流路壁11の左方向の端部と、第2孔13との間の領域ARに、4つの第2突部18が設けられる。本実施形態では、例えば、セパレータ10は、複数の第1流路壁11の中で、特定の第1流路壁11aを構成する第1突部の左方向の端部と、第2孔13との間の領域ARに、4つの第2突部18が設けられても良い。
各第2突部18は、複数の第1流路壁11を構成する第1突部と同様に、ダイカストによって金属製のセパレータ10の表面に形成された突起である。図4(a)に示すように、各第2突部18の右方向の一端は、特定の第1流路壁11に接続される。このように、各第2突部18の右方向の一端が、特定の第1流路壁11に接続されることで、各第2突部18と、特定の第1流路壁11との隙間がなくなり、水の経路である領域ARにおいて、水が滞留することを防ぐことができる。また、各第2突部18の右方向の一端が、特定の第1流路壁11に接続される以外に、特定の第1流路壁11が、第2孔13まで連続して延びて、第2突部として構成されても良い。各第2突部18の左方向の端部が、第2孔13に達する。このように、各第2突部18の左方向の端部が第2孔13に達することで、複数の第1流路壁11から第2開口13へ向けた経路が画定される。これにより、複数の第1流路壁11に沿って流れた水が第2孔13へ案内される。また、第1の実施形態では、各第2突部18の左右方向の長さは、領域ARの左右方向の幅と同一である。
第1の実施形態では、複数の第1流路壁11の全ではなく、一部に対応して第2突部18が形成される。従って、上下方向に隣合う2つの第2突部18が接続された第1流路壁11の間には、第2突部18が接続されない一又は複数の第1流路壁11が挟まれる。このような構成とした場合は、上下方向に互いに隣り合う2つの第2突部18によって形成される経路の幅が広くされ、各第1流路壁11に沿って流入した水がスムーズに第2孔13へ流出される。なお、第1の実施形態では、複数の第1流路壁11の数は、第2突部18の数よりも多くなる。
第1の実施形態では、各第2突部18の上下方向の幅は、各第1流路壁11の上下方向の幅と同じ寸法である。
図5(b)に示すように、各第2突部18は、領域ARで前後方向に突出する。第2突部18がガスケット20を支えることで、ガスケット20の撓みが防止される。具体的には、図5(b)に示すように、第2突部18の前方向には、長方形のブリッジ板29が設けられる。長方形のブリッジ板29は、領域ARを上下方向に横断して設けられる。このため、第2突部18は、ブリッジ板29を介して、ガスケット20の一部を間接的に支持することになる。第1の実施形態では、セパレータ10の板面のうち、領域ARの前後方向の厚さL2が、各第1流路壁11が形成された領域の前後方向の厚さL1よりも小さい。また、左右方向に沿って、複数の第1流路壁11の左側の端部と第2孔13との間には、セパレータ10に傾斜面SLが形成される。図5(b)の例では、複数の第1流路壁11の左側の端部から傾斜面SLが形成され、第2孔13に向けて一定の平面がセパレータ10に形成されている。このような構成を採用することで、複数の第1流路壁11に沿って流入した水が、傾斜面SLに沿って領域ARにスムーズに流れ込み、その後、各第2突部18によって画定された経路に沿って、第2孔13へ効率よく排出される。
各第2突部18の高さ寸法が、ブリッジ板29の厚さ寸法よりも大きい。
ここで、第1の実施形態では、図2に示すように、第1孔12、第2孔13、第3孔14、及び第3孔15が、それぞれ仕切り壁12a、13a、14a、15aによって2つに分割される。2つの第1孔12、2つの第2孔13、2つの第3孔14、2つの第4孔15は、それぞれ2つの孔が合わさった長方形の1つの孔であってもよい。第1の実施形態では、セパレータ10の強度を向上させるために、ビームの役割を果たす仕切り壁12a、13a、14a、15aが、2つの第1孔12、2つの第2孔13、2つの第3孔14、及び2つの第4孔15の中央にそれぞれ形成される。
そして、第1の実施形態では、図4(a)、図4(b)に示すように、領域ARにおける各第2突部18が、いずれも、仕切り壁13aが形成された位置と上下方向に異なる位置に形成される。これにより、図4(a)中の矢印に示すように、図4(a)の中央の2つの第2突部18によって画定された経路に沿って流入する水が、2つの第2孔13へ排出される。特に、第1の実施形態では、仕切り壁13aの第2突部18側の端部を半円形にしてあるので、図4(a)の中央の2つの第2突部18によって画定された経路に沿って流入した水が、この半円形の端部に沿って2つの第2孔13へそれぞれ案内される。
また、第1の実施形態では、図4(a)に示すように、全ての複数の第1流路壁11によって形成される上下方向の幅が、上側に設けられた第2孔13の上方向の端部と、下側に設けられた第2孔13の下方向の端部との間の距離とほぼ等しい。これにより、全ての複数の第1流路壁11に沿って流入した水が、スムーズに2つの第2孔13へ流出される。このような全ての複数の第1流路壁11によって形成される上下方向の幅と、上側に設けられた第1孔12の上方向の端部と、下側に設けられた第1孔12の下方向の端部との間の距離もほぼ等しい。また、複数の第2流路壁19の左右方向の幅と、左側に設けられた第3孔14の左方向の端部と、右側に設けられた第3孔14の右方向の端部との間の距離もほぼ等しい。また、複数の第2流路壁19の左右方向の幅と、左側に設けられた第4孔15の左方向の端部と、右側に設けられた第4孔15の右方向の端部との間の距離もほぼ等しい。
なお、図4(a)、図4(b)及び図5(a)、図5(b)により、第1の実施形態では、説明の便宜上、第2孔13に対応する第2突部18のみを図示しているが、同じ構成の第2突部が、第1孔12に対応して形成されても良い。具体的には、図4(a)及び図4(b)に示す第2突部18は、セパレータ10の右方向に形成された第1孔12に対応して形成されても良い。この場合、各第2突部18の左方向の一端が、特定の第1流路壁11に接続される。このように、各第2突部18の左方向の一端が、特定の第1流路壁11に接続されることで、各第2突部18と、特定の第1流路壁11との隙間がなくなり、水が滞留することを防ぐことができる。また、各第2突部18の左方向の一端は、特定の第1流路壁11に接続される以外に、特定の第1流路壁11が、第1孔12まで連続して延びて、第2突部として構成されても良い。
なお、図4(a)、図4(b)及び図5(a)、図5(b)により、第1の実施形態では、説明の便宜上、第2孔13に対応する第2突部18のみを図示しているが、第2突部18と同じ構成の第4突部が、第3孔14と第4孔15に対応して形成されても良い。具体的には、図3の第3孔14から、第3位置まで連続して延びた第4突部が形成されても良い。また、図3の第4孔15から第4位置まで連続して延びた第4突部が形成されても良い。この場合は、第4突部は、後ろ方向に突出する。各第4突部の下方向の一端が、特定の第2流路壁19に接続される。このように、各第4突部の下方向の一端が、特定の第2流路壁19に接続されることで、各第4突部と、特定の第2流路壁19との隙間がなくなり、水が滞留することを防ぐことができる。また、各第4突部の下方向の一端は、特定の第2流路壁19に接続される以外に、特定の第2流路壁19が、第3孔14まで連続して延びて、第4突部として構成されても良い。また、各第4突部の下方向の一端は、特定の第2流路壁19に接続される以外に、特定の第2流路壁19が、第4孔15まで連続して延びて、第4突部として構成されても良い。
<第2実施形態>
次に、本開示の第2実施形態に係るセパレータ及びこれを備えた固体高分子型燃料電池について、図6(a)、(b)を参照しつつ説明する。なお、第2の実施形態において、上述した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6(a)、図6(b)において、第2の実施形態では、セパレータ10に設けられる第2突部180の構成を変更し、上述した第1実施形態で用いたブリッジ板29(図5(b)を参照)を不要としている。
本実施形態では、図6(a)に示すように、セパレータ10の全ての複数の第1流路壁11には、それぞれ第2突部180が設けられる。また、各第2突部180の頂部の左右方向の略中央には、前方向に突出した突起部181が設けられる。ここで、第2の実施形態では、図6(b)に示すように、各第2突部180の前後方向の高さが、上述した第1実施形態の各第2突部18(図5(b)を参照)の前後方向の高さよりも高い。そして、第2突部180と突起部181との合計高さをHとしている。
このような構成からなる本実施形態のセパレータ10によれば、全ての複数の第1流路壁11に第2突部180が形成されることで、隣り合う2つの第2突部180どうしの間隔が狭くなる。これにより、図5(b)に示すようなブリッジ板29なしで、ガスケット20の前後方向の撓みが防止される。また、領域ARにおいて、ガスケット20の一部が各第2突部180に支持されると、各突起部181がガスケット20に当接し、ガスケット20の部分的な位置ずれが確実に防止される。
<作用効果>
上述した第1及び第2実施形態に係るセパレータ10及びこれを備えた固体高分子型燃料電池1では、第2突部18及び第2突部180により、ガスケット20の撓みと、水の滞留とが同時に解消され、発電能力の向上が図られる。
<その他の変更>
本開示のセパレータ及びこれを備えた固体高分子型燃料電池は、上述した第1及び第2実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、上述した各実施形態では、セパレータ10の外形を長辺と短辺とを有する略矩形としたが、セパレータ10の外形は、特に限定されるものではなく、任意の形状に変更することができる。
また、例えば、上述した各実施形態では、酸化ガスの複数の第1流路壁11をストレート型とし、燃料ガスの複数の第2流路壁19をサーペンタイン型としたが、この構成も、特に限定されるものではない。例えば、複数の第1流路壁11及び複数の第2流路壁19は、自由に設計変更することが可能である。このことに関連して、第1孔12、第2孔13、第3孔14及び第4孔15の位置も、上述した各実施形態の位置に限定されるものではない。
さらに、上述した各実施形態では、空冷用のセパレータ10を例示したが、冷却水が通過するための孔を有する水冷用のセパレータに、本開示の第2突部を適用することも可能である。
1 固体高分子型燃料電池
1A スタック
1a 単位電池セル
1B エンドプレート
1C ボルト
10 セパレータ
11 複数の第1流路壁
11a 第1流路壁
12 第1孔
13 第2孔
12a、13a 仕切り壁
14 第3孔
15 第4孔
14a、15a 仕切り壁
16挿入孔
18 第2突部
19 複数の第2流路壁
19a 第2流路壁
20 ガスケット
21 第1貫通孔
22 第2貫通孔
23 第3貫通孔
24 第4貫通孔
25 第5貫通孔
26 第6貫通孔
30 膜/電極接合体
31 固体高分子電解質膜
32 カソード電極
33 アノード電極
40 組立シャフト
100、100A、100B 突起部
180 第2突部
180a 突起部
AR 領域
SL 傾斜
H リブと突起部との合計高さ

Claims (16)

  1. 平面形状の膜/電極接合体と、
    前記膜/電極接合体の一方の面に設けられる平面形状の第1セパレータであって、
    前記第1セパレータを貫通する第1孔から第1距離離れた第1位置と、前記第1セパレータを貫通する第2孔から第2距離離れた第2位置との間に、前記膜/電極接合体と対向する第1面に連続して形成され、前記膜/電極接合体と接触する第1突部と、
    少なくとも前記第1位置と前記第2孔との間に前記第1面に連続して形成される第2突部であって、前記第1位置から前記第2位置で前記前記膜/電極接合体と接触する第2突部と、
    を備える前記第1セパレータと、
    前記膜/電極接合体と前記第1セパレータとの間に設けられたガスケットであって、前記第1突部に対応する位置に貫通された貫通孔と、前記第1孔及び前記第2孔にそれぞれ対応する位置に貫通された複数の貫通孔とが形成されたガスケットと、
    を備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記第2突部は、前記第1孔と前記第2孔との間に連続して形成されることを備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記膜/電極接合体の他方の面に設けられる平面形状の第2セパレータを更に備えており、
    前記第2セパレータは、
    前記第2セパレータを貫通する第3孔から第3距離離れた第3位置と、前記第2セパレータを貫通する第4孔から第4距離離れた第4位置との間に、前記膜/電極接合体と対向する第2面に連続して形成され、前記膜/電極接合体と接触する第3突部と、
    少なくとも前記第3位置と前記第4孔との間に前記第2面に連続して形成される第4突部と、
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池。
  4. 前記第4突部は、前記第3孔から前記第4孔へ連続して形成されることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池。
  5. 前記第1セパレータは、
    複数の前記第1突部と、
    複数の前記第2突部と、を備え、
    前記複数の前記第1突部の数は、前記複数の前記第2突部の数よりも多いことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料電池。
  6. 前記第1セパレータには、前記第1面に、前記第2位置から前記第2孔へ下る斜面が形成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池。
  7. 前記第1セパレータには、前記第1面に、
    前記第1位置から前記第1孔へ下る第1斜面と、
    前記第2位置から前記第2孔へ下る第2斜面と、が形成されることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  8. 前記第1セパレータは、矩形であり、
    前記第1セパレータには、前記矩形の一方の短辺側に前記第1孔が形成され、
    前記第1セパレータには、前記矩形の他方の短辺側に前記第2孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の燃料電池。
  9. 平面形状のセパレータであって、
    前記セパレータを貫通する第1孔から第1距離離れた第1位置と、前記セパレータを貫通する第2孔から第2距離離れた第2位置との間に、前記セパレータの第1面に連続して形成される第1突部と、
    少なくとも前記第1位置と前記第2孔との間に前記第1面に連続して形成される第2突部と、
    を備えることを特徴とするセパレータ。
  10. 前記第2突部は、前記第1孔と前記第2孔との間に連続して形成されることを特徴とする請求項9に記載のセパレータ。
  11. 前記セパレータは、
    複数の前記第1突部と、
    複数の前記第2突部と、を備え、
    前記複数の前記第1突部の数は、前記複数の前記第2突部の数のよりも多いことを特徴とする請求項9または請求項10に記載のセパレータ。
  12. 前記セパレータには、前記第1面に、前記第2位置から前記第2孔へ下る斜面が形成されることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載のセパレータ。
  13. 前記セパレータには、前記第1面に、
    前記第1位置から前記第1孔へ下る第1斜面と、
    前記第2位置から前記第2孔へ下る第2斜面と、が形成されることを特徴とする請求項10に記載のセパレータ。
  14. 前記セパレータは、矩形であり、
    前記セパレータには、前記矩形の一方の短辺側に前記第1孔が形成され、
    前記セパレータには、前記矩形の他方の短辺側に前記第2孔が形成されていることを特徴とする請求項9から請求項13のいずれか一項に記載のセパレータ。
  15. 前記セパレータを貫通する第3孔から第3距離離れた第3位置と、前記セパレータを貫通する第4孔から第4距離離れた第4位置との間に、前記第1面とは反対の第2面に連続して形成される第3突部と、
    少なくとも前記第3位置と、前記第4孔との間に前記第2面に連続して形成される第4突部と、
    を備えることを特徴とする請求項9から請求項14のいずれか一項に記載のセパレータ。
  16. 前記第4突部は、前記第3孔と前記第4孔との間に連続して形成されることを特徴とする請求項15に記載のセパレータ。
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