JP2009076294A - 燃料電池用セパレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池の発電効率を向上させる。
【解決手段】本発明は、反応ガスを膜電極接合体に供給して発電する燃料電池に用いられる燃料電池用セパレータ20であって、膜電極接合体との対向面に形成され、反応ガスが流れる複数の溝状の反応ガス流路24と、反応ガス流路24を流れた反応ガスを外部へ排出する反応ガス出口孔42bと、反応ガス流路24と反応ガス出口孔42bとの間に形成され、その反応ガス流路24を流れた反応ガスをその反応ガス出口孔42bへと導く反応ガス合流部27)と、反応ガス流路24に連続するように反応ガス合流部27に形成され、反応ガス出口孔42bへ近づくほど流路幅が狭くなる複数の反応ガス合流流路29と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、反応ガスを膜電極接合体に供給して発電する燃料電池に用いられる燃料電池用セパレータ20であって、膜電極接合体との対向面に形成され、反応ガスが流れる複数の溝状の反応ガス流路24と、反応ガス流路24を流れた反応ガスを外部へ排出する反応ガス出口孔42bと、反応ガス流路24と反応ガス出口孔42bとの間に形成され、その反応ガス流路24を流れた反応ガスをその反応ガス出口孔42bへと導く反応ガス合流部27)と、反応ガス流路24に連続するように反応ガス合流部27に形成され、反応ガス出口孔42bへ近づくほど流路幅が狭くなる複数の反応ガス合流流路29と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は燃料電池用セパレータに関する。
従来の燃料電池用セパレータは、燃料電池の積層方向を水平方向としていた。そして、カソードガス入口孔をセパレータの一端部上側に配置して、カソードガス入口孔からガス流路へ向かって流路幅が広がっていくバッファ部を設けていた。また、カソードガスで出口孔をセパレータの他端部下側に配置して、ガス流路からカソードガス出口孔へ向かって流路幅が狭くなっていくバッファ部を設けていた。これにより、カソードガス入口孔から出口孔までの間をカソードガスが円滑に流れるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−236612号公報
しかしながら、前述した従来の燃料電池セパレータは、燃料電池の積層方向を鉛直方向にした場合や、ガス流量が少なくなると、発電反応によって生じた水がバッファ部に滞留しやすかった。そのため、この滞留した水が円滑なガス流れを妨げて、カソードガスをガス流路に均一に分配して流すことができず、燃料電池の発電効率が低下するという問題点があった。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、燃料電池の発電効率を向上させることを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、反応ガスを膜電極接合体(11)に供給して発電する燃料電池(1)に用いられる燃料電池用セパレータ(20,30)であって、前記膜電極接合体(11)との対向面に形成され、反応ガスが流れる複数の溝状の反応ガス流路(24,34)と、前記反応ガス流路(24,34)を流れた反応ガスを外部へ排出する反応ガス出口孔(42b,43b)と、前記反応ガス流路(24,34)と前記反応ガス出口孔(42b,43b)との間に形成され、その反応ガス流路(24,34)を流れた反応ガスをその反応ガス出口孔へと導く反応ガス合流部(27,37)と、前記反応ガス流路(24,34)に連続するように前記反応ガス合流部(27,37)に形成され、前記反応ガス出口孔(42b,43b)へ近づくほど流路幅が狭くなる複数の反応ガス合流流路(29,39)と、を備えたことを特徴とする。
反応ガス流路と反応ガス出口孔との圧力差を大きくすることができるので、圧力の高い反応ガス流路から圧力の低い反応ガス出口孔へ生成水が流れ、反応ガス合流部の生成水を反応ガス出口孔から排出することができる。そのため、生成水によってガス流れが妨げられず、反応ガスを反応ガス流路に均一に分配して流すことができ、燃料電池の発電効率を向上させることができる。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
燃料電池は電解質膜をアノード電極(燃料極)とカソード電極(酸化剤極)とによって挟み、アノード電極に水素を含有するアノードガス(燃料ガス)、カソード電極に酸素を含有するカソードガス(酸化剤ガス)を供給することによって発電する。アノード電極及びカソード電極の両電極において進行する電極反応は以下の通りである。
燃料電池は電解質膜をアノード電極(燃料極)とカソード電極(酸化剤極)とによって挟み、アノード電極に水素を含有するアノードガス(燃料ガス)、カソード電極に酸素を含有するカソードガス(酸化剤ガス)を供給することによって発電する。アノード電極及びカソード電極の両電極において進行する電極反応は以下の通りである。
アノード電極 : 2H2 →4H+ +4e- …(1)
カソード電極 : 4H+ +4e- +O2 →2H2O …(2)
この(1)(2)の電極反応によって燃料電池は1ボルト程度の起電力を生じる。
カソード電極 : 4H+ +4e- +O2 →2H2O …(2)
この(1)(2)の電極反応によって燃料電池は1ボルト程度の起電力を生じる。
このような燃料電池を自動車用動力源として使用する場合には、要求される電力が大きいため、数百枚の燃料電池を積層した燃料電池スタックとして使用する。そして、燃料電池スタックにアノードガス及びカソードガスを供給する燃料電池システムを構成して、車両駆動用の電力を取り出す。
図1は、このような燃料電池システムとして、自動車などの移動車両に用いられる燃料電池スタック10の斜視図である。
燃料電池スタック10は、積層された複数の単セル1と、一対の集電板2a,2bと、一対の絶縁板3a,3bと、一対のエンドプレート4a,4bと、図示しない4本のテンションロッドに螺合するナット5とを有する。
単セル1は、起電力を生じる固体高分子型燃料電池の単位セルである。単セル1は、1ボルト程度の起電圧を生じる。単セル1の構成の詳細については後述する。
一対の集電板2a,2bは、積層された複数の単セル1の外側にそれぞれ配置される。集電板2a,2bは、ガス不透過性の導電性部材で形成され、例えば、緻密質カーボンによって形成される。集電板2a,2bは、上辺の一部に出力端子6を備える。燃料電池スタック10は、出力端子6によって、各単セル1で生じた電子e-を取り出して出力する。
一対の絶縁板3a,3bは、集電板2a,2bの外側にそれぞれ配置される。絶縁板3a,3bは、絶縁性の部材で形成され、例えばゴムなどで形成される。
一対のエンドプレート4a,4bは、絶縁板3a,3bの外側にそれぞれ配置される。エンドプレート4a,4bは、剛性を備える金属性の材料で形成され、例えば鋼などで形成される。
一対のエンドプレート4a,4bのうち、一方のエンドプレート4aには、冷却水の入口孔41a及び出口孔41bと、アノードガスの入口孔42a及び出口孔42bと、カソードガスの入口孔43a及び出口孔43bとが形成される。なお、冷却水入口孔41a、アノードガス出口孔42b及びカソードガス入口孔43aは、エンドプレート4aの一端側(図中右側)に形成され、冷却水出口孔41b、アノードガス入口孔42a及びカソードガス出口孔43bは、他端側(図中左側)に形成される。
ここで、アノードガス入口孔42aに燃料ガスとしての水素を供給する方法としては、例えば水素ガスを水素貯蔵装置から直接供給する方法又は水素を含有する燃料を改質して改質した水素含有ガスを供給する方法がある。なお、水素貯蔵装置としては、高圧ガスタンク、液化水素タンク、水素吸蔵合金タンク等がある。水素を含有する燃料としては、天然ガス、メタノール、ガソリン等が考えられる。また、カソードガス入口孔43aに供給する酸化剤ガスとしては、一般的に空気が利用される。
ナット5は、燃料電池スタック10の内部を貫通する図示しない4本のテンションロッドの両端部に形成された雄ねじ部に螺合する。テンションロッドにナット5を螺合締結することで、燃料電池スタック10を積層方向に締め付ける。テンションロッドは、剛性を備えた金属材料で形成され、例えば鋼などで形成される。テンションロッドの表面には絶縁処理が施され、単セル1同士の電気短絡を防止している。
以下では、図2を参照して、単セル1の構成の詳細について説明する。
図2は、図1のII-II線に沿う方向から見た単セル1の断面の一部を示す図である。
単セル1は、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly;以下「MEA」という)11を、アノードセパレータ20とカソードセパレータ30とで挟持して構成する。
MEA11は、電解質膜11aと、アノード電極11bと、カソード電極11cとを有する。MEA11は、電解質膜11aの一方の面にアノード電極11bを有し、他方の面にカソード電極11cを有する。
電解質膜11aは、フッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜である。電解質膜11aは、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。そのため、電解質膜11aの性能を引き出して発電効率を向上させるためには、電解質膜11aの水分状態を最適に保つ必要がある。そこで、本実施形態では、燃料電池スタック10に導入するアノードガスやカソードガスを加湿している。なお、電解質膜11aの水分状態を最適に保つための水には純水を用いる必要がある。これは不純物が混入した水を燃料電池スタック10に導入した場合には電解質膜11aに不純物が蓄積し、発電効率が低下するためである。
アノード電極11b及びカソード電極11cは、ガス拡散層、撥水層、及び触媒層から構成される。ガス拡散層は、充分なガス拡散性および導電性を有する部材によって形成され、例えば、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスで形成される。撥水層は、ポリエチレンフルオロエチレンと炭素材を含む層である。触媒層は、白金が担持されたカーボンブラック粒子から形成される。
アノードセパレータ20は、アノード電極11bと接する。アノードセパレータ20は、アノード電極11bと接する側に、アノード電極11bにアノードガスを供給するためのガス流路24を有する。そして、アノード電極11bと直接接する面(後述する流路リブ25の頂面)25aの反対面に、発電により暖められた燃料電池スタック10を冷却する冷却水が流れる冷却水流路26を有する。
カソードセパレータ30も同様に、カソード電極11cと接する側に、カソード電極11cにカソードガスを供給するためのガス流路34を有し、カソード電極11cと接する面(後述する流路リブ35の頂面)35aの反対面に冷却水流路36を有する。
なお、隣接するアノードセパレータ20とカソードセパレータ30とに設けられたそれぞれの冷却水流路26,36は、互いに向き合うように形成されており、この冷却水流路26,36によって1つの冷却水流路51が形成される。
また、ガス流路24を流れるアノードガスと、ガス流路34を流れるカソードガスとは、MEA11を介して互いに逆向きに流れている。本実施形態では、ガス流路24を流れるアノードガスは紙面奥から手前へ流れており、ガス流路34を流れるカソードガスは紙面手前から奥へ流れている。
アノードセパレータ20及びカソードセパレータ30は、金属又はカーボンを材料としたセパレータである。
次に図3〜図5を参照して、本実施形態によるアノードセパレータ20について詳しく説明する。図3は、本実施形態によるアノードセパレータ20をアノード電極側から見た平面図である。図4は、後述するアノードガス拡散部21の拡大図である。図5は、後述するアノードガス合流部27の拡大図である。
図3に示すように、アノードセパレータ20の一端(図中左側)には、上から順に、カソードガス出口孔43b、冷却水出口孔41b、アノードガス入口孔42aが形成される。一方、アノードセパレータ20の他端(図中右側)には、上から順に、アノードガス出口孔42b、冷却水入口孔41a、カソードガス入口孔43aが形成される。
また、アノードセパレータ20の表面には、複数の溝状のガス流路24と、アノードガス拡散部21と、アノードガス合流部27とが形成される。
ガス流路24は、ガス流路底面24aからアノード電極側へ突出してアノード電極と接する複数の流路リブ25の間に形成される流路である。なお、流路リブ25の背面が、前述した冷却水流路26となっている。流路リブ25の側面25bはテーパ状となっており、流路リブ頂面25aからガス流路底面24aへ向けて一定の角度で傾斜している。これにより、ガス流路24を流れるガス及び冷却水流路26を流れる冷却水の余分な乱流を抑制して圧力損失を低減している。
図3及び図4に示すように、アノードガス拡散部21は、アノードガス入口孔42aとガス流路24との間に形成される。アノードガス拡散部21は、アノードガス入口孔42aからガス流路24へ向かって幅が広がっていくガス流路である。
アノードガス拡散部21には、アノードガス拡散部底面21aからアノード電極へ突出してアノード電極と接する複数の拡散リブ22が形成される。アノードガス拡散部21は、この拡散リブ22によって複数の領域23に区分けされる。以下では、この区分けされた各領域23を「ガス拡散流路23」という。
拡散リブ22は、アノードガス入口孔42aから流路リブ25の始端へ向かって形成される。拡散リブ22は、各ガス拡散流路23を流れるアノードガスの流量が略同一となるように形成される。これにより、アノードガス入口孔42aから各ガス流路24に流れ込むアノードガスの流量が略同一となるようにしている。拡散リブ22には、流路リブ25の始端に達する直前の部分に、各ガス拡散流路23を連通する連通路23aが形成される。拡散リブ22の本数は、流路リブ25の本数よりも少ない。
図3及び図5に示すように、アノードガス合流部27は、ガス流路24とアノードガス出口孔42bとの間に形成される。アノードガス合流部27は、ガス流路24からアノードガス出口孔42bへ向かって幅が狭くなっていくガス流路である。
アノードガス合流部27には、アノードガス合流部底面27aからアノード電極へ突出してアノード電極と接する複数の合流リブ28が形成される。アノードガス合流部27は、この合流リブ28によって複数の領域29に区分けされる。以下では、この区分けされた各領域29を「ガス合流流路29」という。
合流リブ28は、ガス流路終端24cからアノードガス出口孔42bへ向かって形成される。合流リブ28は、アノードガス出口孔42bへ行くほどガス合流流路29の幅が狭くなるように形成される。合流リブ28は、ガス流路24から各ガス合流流路29に流れ込むガス流量が略同一となるように形成される。合流リブ28の本数は、流路リブ25の本数よりも少ない。なお、隣接するガス合流流路29の流路幅がガス流路24の流路幅と略同一になるまで、一部の流路リブ25の終端が延長されている。
続いて、図6を参照して本実施形態によるカソードセパレータ30について詳しく説明する。図6は、本実施形態によるカソードセパレータ30をカソード電極11c側から見た平面図である。
カソードセパレータ30は、アノードセパレータ20と同様の構成を有しており、ガス流路34と、流路リブ35と、カソードガス拡散部31と、カソードガス合流部37とを有する。
カソードガス拡散部31には拡散リブ32が設けられ、ガス拡散流路33が形成される。拡散リブ32には、各ガス拡散流路33を連通する連通路33aが形成される。カソードガス合流部37には、合流リブ38が設けられ、ガス合流流路39が形成される。
カソードセパレータ30は、MEA11を介してアノードセパレータ20と対向しているため、カソードセパレータ30の一端側(図中左側)は、アノードセパレータ20の他端側(図3の右側)となる。そして、カソードセパレータ30の他端側(図中右側)が、アノードセパレータ20の一端側(図3の左側)となる。
したがって、カソードセパレータ30の一端側(図中左側)に、アノードセパレータ20の他端側に形成されていたアノードガス出口孔42b、冷却水入口孔41a、カソードガス入口孔43aが形成される。そして、カソードセパレータ30の他端側(図中右側)に、アノードセパレータ20の一端側に形成されていたカソードガス出口孔43b、冷却水出口孔41b、アノードガス入口孔42aが形成される。
次に、本実施形態によるアノードセパレータ20及びカソードセパレータ30の作用について、図1〜図6を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、冷却水は、冷却水入口孔41aから燃料電池スタック内へ流れ込み、冷却水流路26、36で形成される冷却水流路51を流れる。この冷却水は冷却水流路51を流れながら、アノードセパレータ20及びカソードセパレータ30の熱を吸収する。熱を吸収した冷却水は冷却水出口孔41bから外部へ排出される。
図1〜図3に示すように、アノードガスは、アノードガス入口孔42aから燃料電池スタック内へ流れ込む。アノードガス入口孔42aから流れ込んだアノードガスは、アノードガス拡散部21で拡散してガス流路24に流れ込む。アノードガスはガス流路24を流れながらアノード電極11bと接する。これにより、アノード電極11bでは、上記した式(1)の反応が生じる。ガス流路24を流れ、反応に利用されなかった余剰のアノードガスは、アノードガス合流部27を通って、アノードガス出口孔42bから外部へ排出される。
一方、図1、図2及び図6に示すように、カソードガスは、カソードガス入口孔43aから燃料電池スタック内へ流れ込む。カソードガス入口孔43aから流れ込んだカソードガスは、カソードガス拡散部31で拡散してガス流路34に流れ込む。カソードガスはガス流路34を流れながらカソード電極11cと接する。カソード電極11cでは、カソードガスと、式(1)の反応で生じたプロトンH+、電子e-とから、式(2)の反応が生じる。
カソード反応によって生じた水は、反応に利用されなかった余剰のカソードガスとともにガス流路34を流れ、カソードガス合流部37を通ってカソードガス出口孔43bから外部へ排出される。そのため、ガス流路34からカソードガス合流部37へ流れ込む生成水の量が多い場合やガス流路34を流れるガス量が少ない場合には、生成水をカソードガス出口孔43bから排出できず、カソードガス合流部37に生成水が滞留することがある。そうすると、ガス流路34におけるカソードガスの流れが阻害されて、カソード電極11cへのカソードガスの供給量が不十分となる。その結果、濃度過電圧が上昇するフラッディングという現象が起きて発電効率が低下する。
また、カソード反応で発生した水は、MEA11を通じて、アノードセパレータ20に形成されたガス流路24にも拡散していくので、アノード側でもフラッディングが起きて発電効率が低下する。
そこで、本実施形態では図6に示すように、カソードセパレータ30のカソードガス合流部37に、ガス流路終端34cからカソードガス出口孔43bへ向かって形成される複数の合流リブ38を設けた。そして、この合流リブ38は、カソードガス出口孔43bへ行くほどカソードガス合流流路39の幅が狭くなるように設けられている。
そのため、カソードガス出口孔43bの近傍のガス合流流路39aの圧力が高まり、それに伴ってガス流路終端34cの圧力も高まる。したがって、ガス流路終端34cとカソードガス出口孔43bとの圧力差を大きくすることができる。
このように、ガス流路終端34cとカソードガス出口孔43bとの圧力差を大きくすることで、その圧力差を利用して、ガス流路34を流れるガス量が少ない場合であってもガス合流部37の生成水をカソードガス出口孔43bから排出することができる。その結果、ガス流路34を流れるガスの流れが阻害されず、フラッディングを防止できるので単セル1の発電効率を向上させることができる。
また、圧力差を利用してガス合流部37の生成水をカソードガス出口孔43bから排出するので、単セル1の積層方向が水平方向であるか鉛直方向であるかを問わず、ガス合流部37の生成水をカソードガス出口孔43bから排出することができる。したがって、車両に燃料電池スタック10を搭載するときの配置の自由度を向上させることができる。
また、圧力差を利用してガス合流部37の生成水をカソードガス出口孔43bから排出するので、ガス合流部37に滞留した生成水を排出するために、カソードガス流量を増加させる必要がない。そのため、反応に必要な量だけカソードガスを燃料電池スタック10に供給すればよいので、カソードガスを燃料電池スタック10へ圧送するコンプレッサ等の負担が減り、燃料電池システム全体としての発電効率を向上させることができる。
また、カソードガス出口孔43bへ行くほどガス合流流路39の幅が狭くなっているので、ガス流路終端34cからカソードガス出口孔43bに向かうにつれてガス流速が増加する。これにより、ガス合流部37の生成水を吹き飛ばすことができるので、ガス合流部37に生成水が滞留することを防止できる。したがって、ガス流路34を流れるガスの流れが阻害されず、フラッディングを防止できるので単セル1の発電効率を向上させることができる。
また、隣接するガス合流流路39の幅がガス流路34の幅と略同一になるように、一部の流路リブ38の終端を延長したので、より流速を速めることができる。
また、ガス合流部37に合流リブ38がない場合、ガス合流部37においてMEA11を保持するものがないので、MEA11がカソードセパレータ側にたわむことがある。MEA11がたわむと、ガス合流部37の流路断面積が低下するので、ガス流れが阻害される。これにより、ガス流路間でガスの分配がばらつき、反応面における発電分布がばらつく。そのため、発電効率が低下するとともに、単セル1が局所的に劣化することがある。しかし、本実施形態によるカソードセパレータ30は、ガス合流部37に合流リブ38を設けたので、ガス合流部37におけるMEA11のたわみを防止することができる。そのため、ガス流れが阻害されず、単セル1の発電効率を向上させることができる。また、単セル1の局所的な劣化を抑制でき、単セル1の耐久性及び信頼性を向上させることができる。
また、合流リブ28は、ガス流路24から各ガス合流流路29に流れ込むガス流量が略同一となるように所定の間隔で均等に配置されているので、ガス合流部37におけるMEA11のたわみを効果的に防止することができる。
なお、ガス流路の本数上、ガス流路24から各ガス合流流路29に流れ込むガス流量を略同一にすることが困難な場合がある。その場合、合流リブ28は、ガス合流流路29のうち長さの長いガス合流流路29を流れる流量が少なくなるように形成される。これにより、圧損の大きい流路長さの長いガス合流流路29を流れるガス流量が少なくなるので、各ガス合流流路29の圧損を均一にすることができる。
次に、例えば外気温が低く、車両がアイドル状態で保持されている場合などには、カソードガス入口孔43aから供給されるカソードガスが加湿されすぎていることがある。このような場合、カソードガス中の水分が凝縮してガス拡散部31に滞留してしまうことがある。そうすると、ガス拡散部31に滞留した凝縮水によってカソードガスの拡散が阻害され、ガス流路34へのガスの供給が不足する。また、各ガス流路34を流れるガス量が不均一となる。その結果、反応面における発電分布が不均一となり、発電効率が低下する。
そこで、本実施形態では、カソードセパレータ30のカソードガス拡散部31に、カソードガス入口孔43aから流路リブ35の始端へ向かって形成される複数の拡散リブ32を設けた。そして、この拡散リブ32は、アノードガス入口孔42aからガス流路24へ行くほどガス拡散流路39の流路幅が広くなるように設けられている。
そのため、カソードガス入口孔43aの近傍のガス拡散流路33とガス流路始端34bとの圧力差が大きくなり、凝縮水をカソードガス拡散部31に滞留させることなく、ガス流路34を流してカソードガス出口孔43bから凝縮水を排出することができる。
また、拡散リブ32には、流路リブ35の始端に達する直前の部分に、各ガス拡散流路33を連通する連通路33aが形成されている。そのため、凝縮水が均一にガス流路34を流れてカソードガス出口孔43bから排出される。
これらにより、ガス流路34へのガスの供給不足を防止し、各ガス流路34を流れるガス量を均一にできるので、反応面における発電分布を均一にでき、発電効率を向上させることができる。
また、カソードガス合流部37と同様に、カソードガス拡散部31に拡散リブ32を設けることによって、MEA11のたわみを防止することができる。これにより、円滑にガス流路34へカソードガスを拡散させることができる。
一方、図3に示すように、アノードセパレータ20にも同様に、流路リブ25の終端からアノードガス出口孔42bへ向かって形成される複数の合流リブ28を設けた。また、アノードガス入口孔42aから流路リブ25の始端へ向かって形成される複数に拡散リブを設けた。これにより、アノードセパレータ20においても、前述したカソードセパレータ30と同様の効果を得ることができる。
上記した式(1)(2)からも分かるように、電極反応で使用されるアノードガス量は、カソードガス量よりも少ない。また、カソードガスとして通常使用される空気は、電極反応に使用されない窒素を含有している。しかし、アノードガスとして通常使用される水素は、全て電極反応に使用される。
そのため、カソードガス合流部に流れ込むガス(未反応の酸素と窒素)の流量に対して、アノードガス合流部に流れ込むガス(未反応の水素)の流量は非常に少ない。
したがって、ガス流路終端24cとアノードガス出口孔42bとの圧力差を大きくして、その圧力差を利用することでガス合流部27の生成水をアノードガス出口孔42bから排出する効果は非常に大きくなる。
以上説明した本実施形態によれば、アノードセパレータ20及びカソードセパレータ30のそれぞれのガス合流部27,37に、ガス出口孔42b、43bへ行くほど流路幅が狭くなる複数のガス合流流路29,39を形成した。
これにより、ガス流路24,34とガス出口孔42b,43bとの圧力差を大きくすることができる。そのため、圧力の高いガス流路24,34から圧力の低いガス出口孔42b,43bへ生成水が流れ、ガス合流部27,37の生成水をガス出口孔42b,43bから排出することができる。その結果、ガス流路24,34を流れるガスの流れが阻害されず、フラッディングを防止できるので単セル1の発電効率を向上させることができる。
また、圧力差を利用してガス合流部27,37の生成水をガス出口孔42b,43bから排出するので、生成水を排出するためにガス流量を増加させる必要がない。そのため、反応に必要な量だけ反応ガスを燃料電池スタック10に供給すればよいので、反応ガスを燃料電池スタック10へ圧送するコンプレッサ等に供給する電力量を減らすことができる。その結果、燃料電池システム全体としての発電効率を向上させることができる。
また、圧力差を利用してガス合流部27,37の生成水をガス出口孔42b,43bから排出するので、単セル1の積層方向が水平方向であるか鉛直方向であるかを問わず、ガス合流部27,37の生成水をガス出口孔42b,43bから排出することができる。したがって、車両に燃料電池スタック10を搭載するときの配置の自由度を向上させることができる。
また、ガス出口孔42b,43bへ行くほどガス合流流路29,39の幅が狭くなっているので、ガス流路24,34からガス出口孔42b,43bに向かうにつれてガス流速が増加する。これにより、ガス合流部27,37の生成水を吹き飛ばすことができるので、ガス合流部27,37に生成水が滞留することを防止できる。したがって、ガス流路24,34を流れるガスの流れが阻害されず、フラッディングを防止できるので単セル1の発電効率を向上させることができる。
また、隣接するガス合流流路29,39の幅がガス流路24,34の幅と略同一になるように、一部の流路リブ25,35の終端を延長したので、より流速を速めることができる。
また、ガス合流部27,37に合流リブ28,38を設けることで、MEA11とリブとの接触面積が増加するので、アノード電極11bとカソード電極11cとの極間差圧によるMEA11のたわみを抑制することができる。これにより、ガス流れが阻害されず、各ガス流路を流れるガス流量を均一にできるので、単セル1の発電効率を向上させることができる。また、単セル1の局所的な劣化を抑制できるので、単セル1の耐久性及び信頼性を向上させることができる。
さらに本実施形態によれば、アノードセパレータ20及びカソードセパレータ30のそれぞれのガス拡散部21,31に、ガス入口孔42a,43aからガス流路42,34に行くほど流路幅が広くなるガス拡散流路23,33を形成した。
これにより、ガス入口孔42a,43aの近傍のガス拡散流路29,39とガス流路始端24b,34bとの圧力差によって、低温時などに反応ガス中の水分が凝縮して生じた凝縮水をガス拡散部21,31に滞留させることなく排出することができる。
また、拡散リブ22,32には、流路リブ25,35の始端に達する直前の部分に、各ガス拡散流路23,33を連通する連通路23a,33aを形成したので、凝縮水が均一にガス流路24,34を流れてガス出口孔42b,43bから排出される。
これらにより、ガス流路24,34への反応ガスの供給不足を防止し、各ガス流路24,34を流れるガス量を均一にできるので、反応面における発電分布を均一にでき、発電効率を向上させることができる。
また、ガス拡散部21,31に拡散リブ22,32を設けることによって、リブとMEA11との接触面積が拡大する。これにより、アノード電極11bとカソード電極11cとの極間差圧によるMEA11のたわみを防止することができる。
このように、反応ガス流路と反応ガス出口孔との間を上述したガス合流流路の構成とし、反応ガス入口孔と反応ガス流路との間を上述したガス拡散流路の構成とする組み合わせとしたことで、セパレータの入口孔から出口孔にかけてガス量を均一にできるので、単セル全体での発電効率をさらに向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の第2実施形態によるアノードセパレータ20及びカソードセパレータ30について説明する。本実施形態は、アノードガス拡散部21及びカソードガス拡散部31にドット状のリブを設けた点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。なお、以下に示す各実施形態では前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を用いて重複する説明を適宜省略する。また、アノードセパレータ20及びカソードセパレータ30は同様の構成なので、発明の理解を容易にするためアノードセパレータ20によって説明する。
次に、図7を参照して、本発明の第2実施形態によるアノードセパレータ20及びカソードセパレータ30について説明する。本実施形態は、アノードガス拡散部21及びカソードガス拡散部31にドット状のリブを設けた点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。なお、以下に示す各実施形態では前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を用いて重複する説明を適宜省略する。また、アノードセパレータ20及びカソードセパレータ30は同様の構成なので、発明の理解を容易にするためアノードセパレータ20によって説明する。
図7は、本実施形態によるアノードセパレータ20をアノード電極側から見た平面図である。
図7に示すように、本実施形態では、アノードセパレータ20のアノードガス拡散部21に、複数の突起上のリブ222を格子状に設けた。これにより、アノードガス拡散部21における圧損分布が均一になり、アノードガス入口孔42aから供給されるアノードガスを各ガス流路24へ均等に分配することができる。
したがって、反応面における発電分布を均一にできるため、反応ガスの欠乏による単セル1の局所的な劣化を抑制できる。
なお、アノードガス入口孔42aの近傍には、セパレータ同士をシール材によって張り合わせてガス漏れをなくすときに、シール反力が最も大きくかかる。したがって、アノードガス入口孔42aの近傍には、突起状にリブ222ではなく矩形状のリブ22を設けて、シール反力によるMEA11のたわみを防止している。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、第1実施形態では、アノード拡散部21及びカソードガス拡散部31に連通路23a,33aを1本設けたが、図8に示すように複数設けても良い。これにより、ガス入口孔42a.43aから供給される反応ガスを各ガス流路24,34へ均等に分配することができる。
また、本実施形態では、ガス流路24,34をストレート流路としたが、サーペンタイン流路であっても良い。また、流路リブ25,35の側面を所定の傾斜角を持ったテーパ状としたが、傾斜角のない側面であってもよい。
1 燃料電池
11 膜電極接合体
20 アノードセパレータ(燃料電池用セパレータ)
21 ガス拡散部(反応ガス拡散部)
23 ガス拡散流路(反応ガス拡散流路)
23a 連通路
24 ガス流路(反応ガス流路)
25 流路リブ(リブ)
27 ガス合流部(反応ガス合流部)
29 ガス合流流路(反応ガス合流流路)
30 カソードセパレータ(燃料電池用セパレータ)
31 ガス拡散部(反応ガス拡散部)
33 ガス拡散流路(反応ガス拡散流路)
33a 連通路
34 ガス流路(反応ガス流路)
35 流路リブ(リブ)
37 ガス合流部(反応ガス合流部)
39 ガス合流流路(反応ガス合流流路)
42a アノードガス入口孔(反応ガス入口孔)
42b アノードガス出口孔(反応ガス出口孔)
43a カソードガス入口孔(反応ガス入口孔)
43b カソードガス出口孔(反応ガス出口孔)
11 膜電極接合体
20 アノードセパレータ(燃料電池用セパレータ)
21 ガス拡散部(反応ガス拡散部)
23 ガス拡散流路(反応ガス拡散流路)
23a 連通路
24 ガス流路(反応ガス流路)
25 流路リブ(リブ)
27 ガス合流部(反応ガス合流部)
29 ガス合流流路(反応ガス合流流路)
30 カソードセパレータ(燃料電池用セパレータ)
31 ガス拡散部(反応ガス拡散部)
33 ガス拡散流路(反応ガス拡散流路)
33a 連通路
34 ガス流路(反応ガス流路)
35 流路リブ(リブ)
37 ガス合流部(反応ガス合流部)
39 ガス合流流路(反応ガス合流流路)
42a アノードガス入口孔(反応ガス入口孔)
42b アノードガス出口孔(反応ガス出口孔)
43a カソードガス入口孔(反応ガス入口孔)
43b カソードガス出口孔(反応ガス出口孔)
Claims (12)
- 反応ガスを膜電極接合体に供給して発電する燃料電池に用いられる燃料電池用セパレータであって、
前記膜電極接合体との対向面に形成され、反応ガスが流れる複数の溝状の反応ガス流路と、
前記反応ガス流路を流れた反応ガスを外部へ排出する反応ガス出口孔と、
前記反応ガス流路と前記反応ガス出口孔との間に形成され、その反応ガス流路を流れた反応ガスをその反応ガス出口孔へと導く反応ガス合流部と、
前記反応ガス流路に連続するように前記反応ガス合流部に形成され、前記反応ガス出口孔へ近づくほど流路幅が狭くなる複数の反応ガス合流流路と、
を備えたことを特徴とする燃料電池用セパレータ。 - 前記反応ガス合流流路の本数は、前記反応ガス流路の本数よりも少ない
ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用セパレータ。 - 前記反応ガス流路から各反応ガス合流流路へ流れ込む反応ガス量は、略同一である
ことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池用セパレータ。 - 前記反応ガス流路から各反応ガス合流流路へ流れ込む反応ガス量は、流路長さの長い反応ガス合流流路ほど少ない
ことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池用セパレータ。 - 前記反応ガス合流流路の流路幅が前記反応ガス流路の流路幅より広い部位に、その反応ガス合流流路の流路幅を反応ガス流路の流路幅と略同一にするリブを設けた
ことを特徴とする請求項2から4までのいずれか1つに記載の燃料電池用セパレータ。 - 前記反応ガス流路に反応ガスを供給する反応ガス入口孔と、
前記反応ガス入口孔と前記反応ガス流路との間に形成され、その反応ガス入口孔から供給された反応ガスをその反応ガス流路へと導く反応ガス拡散部と、
前記反応ガス流路に連続するように前記反応ガス拡散部に形成され、前記反応ガス入口孔へ近づくほど流路幅が狭くなる複数の反応ガス拡散流路と、
を備えたことを特徴とする請求項1から5までいずれか1つに記載の燃料電池用セパレータ。 - 前記反応ガス拡散流路の本数は、前記反応ガス流路の本数よりも少ない
ことを特徴とする請求項6に記載の燃料電池用セパレータ。 - 各反応ガス拡散流路から前記反応ガス合流流路へ流れ込む反応ガス量は、略同一である
ことを特徴とする請求項7に記載の燃料電池用セパレータ。 - 各反応ガス拡散流路から前記反応ガス合流流路へ流れ込む反応ガス量は、流路長さの長い反応ガス合流流路ほど少ない
ことを特徴とする請求項7に記載の燃料電池用セパレータ。 - 隣り合う前記反応ガス拡散流路同士を連通する連通路を設けた
ことを特徴とする請求項6から9までのいずれか1つに記載の燃料電池用セパレータ。 - 前記連通路は、前記反応ガス拡散流路の後半に設けられる
ことを特徴とする請求項10に記載の燃料電池用セパレータ。 - 反応ガスを膜電極接合体に供給して発電する燃料電池に用いられる燃料電池用セパレータにおいて、
前記膜電極接合体との対向面に、反応ガスが流れる複数の溝状の反応ガス流路を形成し、
前記反応ガス流路を流れた反応ガスを反応ガス出口孔から外部へ排出し、
前記反応ガス流路と前記反応ガス出口孔との間に、その反応ガス流路を流れた反応ガスをその反応ガス出口孔へと導く反応ガス合流部を形成し、
前記反応ガス流路に連続するように、前記反応ガス出口孔へ近づくほど流路幅が狭くなる複数の反応ガス合流流路を前記反応ガス合流部に形成した
ことを特徴とする燃料電池用セパレータの反応ガス流路形成方法。
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JP2007243585A JP2009076294A (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 燃料電池用セパレータ |
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-
2007
- 2007-09-20 JP JP2007243585A patent/JP2009076294A/ja active Pending
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