JP5063350B2 - オフセットを有するバイポーラプレート - Google Patents

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Description

本発明は一般にPEM燃料電池に関し、より詳細には水の管理を強化するための千鳥形フィーチャを組み込んだPEM燃料電池のためのバイポーラプレートに関する。
燃料電池は、カソード、アノード、およびカソードとアノードの間にはさまれた、陽子のみを通過させる電解質という3つのコンポーネントを備えている。電極の各々は、通常、触媒によって一方の面にコーティングされている。動作中、アノード上の触媒によって水素が電子と陽子に分離される。電子は、電流としてアノードから電気負荷(たとえば駆動電動機)を介してカソードへ分配され、一方、陽子は、アノードから電解質を介してカソードへ移動する。カソード上の触媒によって、電気負荷(たとえば駆動電動機)から戻った電子および空気中の酸素と陽子が結合し、水が形成される。より大量の電気(つまり電圧)を生成するために、個々の燃料電池をまとめて直列に積み重ねることができる。
重合体電解質膜(PEM)燃料電池の場合、重合体電極膜は、カソードとアノードの間の電解質として作用している。燃料電池適用例に現在使用されている重合体電極膜には、陽子の伝導性を促進するための特定のレベルの湿度が必要である。したがって、燃料電池を適切に機能させ(つまり最適に機能させ)、かつ、燃料電池の耐久性を強化する(つまり寿命を長くする)ためには、湿度−水管理によって膜内の湿度を適切なレベルに維持することが望ましい。
電極に供給される水素ガスおよび酸素ガスの漏れを防止し、かつ、ガスの混合を防止するために、電極の周囲にガス封止材およびガスケットが配置されており、それらの間に重合体電解質膜がはさまれている。ガス封止材およびガスケットは、電極および重合体電解質膜と共に1つの部品にアセンブルされており、膜電極アセンブリ(MEA)を形成している。MEAの外側には、MEAを機械的に固着し、かつ、隣接するMEAを直列に電気接続するための導電性セパレータプレートが配置されている。MEAと接触して配置されているセパレータプレートの一部は、電極表面に水素または酸素燃料ガスを供給し、かつ、生成された水を除去するためのガス通路を備えている。
車両用燃料電池における液体水の存在は、通常、燃料電池が動作している間に、電気化学反応の副産物としてかなりの量の水が生成されることによるものである。また、温度、相対湿度、動作条件および停止条件の急激な変化によって、燃料電池膜が水で飽和することもある。膜の過剰な水化作用は、出水および膜の過剰な膨張の原因になり、また、燃料電池スタックの両端間に差圧勾配が形成される原因になることがある。
電池の性能は、液体水の形成、あるいはイオン交換膜の脱水によって影響される。水の管理および反応物質の分配は、燃料電池の性能および耐久性に対して大きな影響力を有している。水の管理不足に起因する質量の輸送損失に伴う電池の劣化は、車両適用例および他の適用例にとって、依然として重要な関心事である。また、液体水への長期間にわたる膜の露出は、材料が不可逆的に劣化する原因になることがある。圧力降下(たとえば膜の両端間のガス流速および/または圧力降下)、温度勾配および向流操作などの水管理戦略が実施され、とりわけ高電流密度で質量輸送がある程度改善されることが分かっている。しかしながら、燃料電池スタックの最適性能および耐久性のためには、良好な水管理が依然として必要である。
本発明の一実施形態によれば、燃料電池のためのバイポーラプレートが提供される。バイポーラプレートは、プレート上に複数の通路を備えており、通路の端部は千鳥形になっている。
本発明の他の実施形態によれば、燃料電池のためのバイポーラプレートが提供される。バイポーラプレートは、プレート上に複数のトンネルを備えており、トンネルの端部は千鳥形になっている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、燃料電池のためのバイポーラプレートが提供される。バイポーラプレートは、アノードプレートを備えている。バイポーラプレートは、さらに、カソードプレートを備えている。アノードプレートおよびカソードプレートのうちの一方の一部は、それぞれカソードプレートおよびアノードプレートのうちのもう一方の一部の上に張り出している。
本発明の一態様によれば、燃料電池のためのバイポーラプレートを備えた燃料電池が提供される。バイポーラプレートは、前記プレートの表面に形成された少なくとも2つの通路を備えており、前記通路は末端部分を備えており、前記末端部分は、互いに対して千鳥形になっている。
本発明の他の態様によれば、(1)燃料電池のためのバイポーラプレートであって、前記バイポーラプレートが、前記プレートの表面に形成された少なくとも2つの通路を備え、前記通路が末端部分を備え、前記通路の前記末端部分が互いに対して千鳥形であるバイポーラプレートと、(2)前記プレートの前記表面に形成された少なくとも2つのトンネルであって、前記トンネルが末端部分を備え、前記トンネルの前記末端部分が互いに対して千鳥形であるトンネルとを備えた燃料電池が提供される。
本発明のさらに他の態様によれば、(1)燃料電池のためのバイポーラプレートであって、前記バイポーラプレートが、前記プレートの表面に形成された少なくとも2つの通路を備え、前記通路が末端部分を備え、前記通路の前記末端部分が互いに対して千鳥形であるバイポーラプレートと、(2)前記プレートの前記表面に形成された少なくとも2つのトンネルであって、前記トンネルが末端部分を備え、前記トンネルの前記末端部分が互いに対して千鳥形であるトンネルと、(3)アノード部分と、(4)カソード部分とを備え、前記アノード部分または前記カソード部分のいずれか一方の一部が、前記アノード部分または前記カソード部分のいずれか一方の他の部分の上に張り出している燃料電池が提供される。
本発明の他の適用可能分野については、以下に示す詳細な説明から明らかになるであろう。以下の詳細な説明および特定の実施例は、本発明の好ましい実施形態を示したものであるが、本発明の例示を意図したものにすぎず、本発明の範囲を制限することを意図したものではないことを理解されたい。
本発明は、以下の詳細な説明および添付の図面からより完全に理解されよう。
好ましい実施形態についての以下の説明は、単なる例示的なものにすぎず、本発明、本発明の適用例または用途を何ら制限するものではない。
図1を参照すると、非多孔性導電性バイポーラセパレータプレート8によって互いに分離された一対の膜電極アセンブリ(MEA)4、6を有する部分PEM燃料電池スタックが略図で示されている。MEA4、6およびセパレータプレート8は、クランピングプレート10、12とモノポーラセパレータプレート14、16の間にまとめて積み重ねられている。クランピングプレート10、12は、それには限定されないが金属、たとえばそれには限定されないがステンレス鋼などの任意の数の材料からなっていてもよい。セパレータプレート8、14、16には、それぞれ、プレートの面に形成された、MEA4、6の反応面に燃料ガスおよび酸化剤ガス(すなわちHおよびO)を分配するための複数の通路を有する流れ場18、20、22、24が含まれている。非導電性ガスケットまたはシール26、28、30、32は、燃料電池スタックのプレート8、14、16を密閉し、かつ、電気的に絶縁している。一次電流コレクタ34、36、38、40は、MEA4、6の反応面を押し付けている多孔性ガス透過性導電シートから形成されている。また、一次電流コレクタ34、36、38、40は、MEA4、6の、とりわけ流れ場における流動通路全体にわたってMEAがサポートされなくなる位置に機械的なサポートを提供している。適切な一次電流コレクタは、電極から電流を導き、燃料ガスおよび酸化剤ガスを通過させ、かつ、液体水および水蒸気を移動させる、炭素/黒鉛の紙/布、微細メッシュ貴金属スクリーン、連続気泡貴金属発泡体などを備えている。
セパレータプレート14、16は、それぞれ一次電流コレクタ34、40を押し付けており、一方、セパレータプレート8は、MEA4のアノード面の一次電流コレクタ36およびMEA6のカソード面の一次電流コレクタ38を押し付けている。酸素は、適切な供給鉛管類42を介して貯蔵タンク46から燃料電池スタックのカソード側へ供給され、一方、水素は、適切な供給鉛管類44を介して貯蔵タンク48から燃料電池のアノード側へ供給される。Oタンク46を除去して周囲から空気をカソード側へ供給することも可能であり、また、Hタンク48を除去して、液体またはガス状の炭化水素(たとえばメタノール、天然ガスまたはガソリン)から触媒によって水素を生成するリフォーミングシステムから水素をアノードへ供給することも可能である。また、MEA4、6のH側およびO/空気側の両方のための排気鉛管類(図示せず)が提供されており、アノード流れ場からH減損アノードガスが除去され、また、カソード流れ場からO減損カソードガスが除去される(また、両方の流れからHO副産物が除去される)。必要に応じて、プレート8、14、16を介して液体冷媒を循環させるための追加鉛管類50、52、54が提供される。
燃料電池スタックのカソード側では、燃料電池によって触媒層中に水が生成されることは良く知られている。この水は、電極から除去しなければならない。通常、水は、エレメントすなわちバイポーラプレート8の多くの通路を介して電極から除去される。通常、空気が通路を通過し、通路から水が押し出される。生じる可能性のある問題は、水によって通路内にスラグが生成され、空気が電極に到達することができなくなることである。この問題が生じると、水スラグの近傍の触媒層が機能しなくなる。水スラグが形成されると、スラグの近傍の触媒層の効力が失われる。この状態は、しばしば燃料電池の出水と呼ばれている。この出水によって電圧が降下し、スタック内に低電圧セルが生成されることになる。
(燃料)電池のアノード側にも同様の現象が生じる。(燃料)電池のアノード側では、水素がエレメントすなわちバイポーラプレート8の通路を介して水を押し出すことができる。
一度電圧降下が生じると、その電圧降下は連続的に悪化することがしばしばである。プレート8内の複数の通路のうちの1つが詰まると、同じスタック内のそのセルまたは他のセルの他の通路を通過する酸素または水素の流量が増加する。最終的には燃料電池が水で飽和し、場合によっては出水することになる。スタックは電気的に直列であるため、最終的には燃料電池スタック全体が水で溢れ、最終的には燃料電池が損傷することになる。したがって、燃料電池の効率を高くするだけの十分なレベルまで燃料電池の水管理が改善されることが望ましい。
この問題を解決するための試行の1つは、通路を介して水を移動させるために、一方の側ではガス、空気の速度を速くし、あるいはもう一方の側では水素の速度を速くすることである。しかしながら、これは、通路から水を除去するには有効な方法ではない(システムのレベルでは)。以下でより詳細に説明するように、バイポーラプレートを通って移動する水の毛管メニスカスを大きくし、バイポーラプレートからの水を押し付けるために必要な毛管圧を小さくするためには、通路およびトンネル端部にオフセットフィーチャを組み込み、かつ、カソードの一部をアノードに対してオフセットさせる、つまりカソードの一部をアノードの上に張り出させることが望ましい。本明細書に使用されているように、「メニスカス」という用語は、水ビーズのリーディング表面のスパンまたは面積を意味している。
図2は、一括して60で示すバイポーラプレートの平面図である。図3は、図2のセクション3の拡大図である。バイポーラプレート60は、図3に最も良好に示すように、その表面に、隣接するライズ66の間に画定された少なくとも2つおよび/または複数の通路62を備えている。ガス供給開口64は、通路62の端部の近傍に提供されている。ガス供給開口64は、スタックのヘッダー体積を備えている。
図3に最も良好に示すように、通路62の端部は千鳥形になっている。つまり通路62の端部はオフセットされている。これは、ライズ66aを隣接する隣のライズ66bよりガス供給開口64に比較的近い位置まで展開させることによって達成される。隣接する隣のライズ66cは、再びガス供給開口64に近い位置まで展開している。このパターンを繰り返すことにより、通路62の端部を千鳥形にすることができる。通路の端部を千鳥形にすることにより、流動通路62から除去される水滴またはスラグに対するより大きい毛管メニスカスが生成される。図3の68は、大きくなった毛管メニスカスを略図で示したものである。図3の69は、通路メニスカスを略図で示したものである。
通路出口の毛管半径を大きくすることにより、通路62の出口を介してメニスカスを押し付けるために必要なガスの合成力すなわち圧力が小さくなる。これにより、通路の出口に対する水のピンニングポイント効果の抑制が促進される。
ライズ66の長さは同じ長さであることが好ましい。ライズ66の長さを等しくすることによって同じ長さの通路62が生成され、等しい通路間圧力降下の維持が促進される。通路の各々は、その長さが同じであるため、通路の入口端(図示せず)も、上で説明した出口端と同様、同じく千鳥形である。しかしながら、通路の入口端が千鳥形ではない本発明を実践することも可能であることを理解されたい。また、ライズ66の長さは同じ長さであることが好ましいが、交番するライズ66の長さを隣接する隣のライズの長さより長くし、通路の出口を千鳥形にすることも可能であることは理解されよう。
図4は、一括して70で示すバイポーラプレートの断面図を示したものである。このバイポーラプレートは、カソード72およびアノード74を備えている。ライズ66は、カソード72とアノード74の間に配置されている。図に示すように、通路62の端部は、上で説明したように千鳥形である。少なくとも2つおよび/または複数の流れ場開口76が、通路62の端部に隣接して配置されている。これらの流れ場開口76は、通過する液体が図4および6に示すように上向きにのみ流れることができるように配置されている。流体は、アノード74を通り越して下向きに通過することはできない。しかしながら、流体の方向を反転させることができること、つまり、流体は、通路62/ライズ66に隣接する領域から流れ場開口76へガス供給開口64まで流れることができ、あるいはガス供給開口64から流れ場開口76へ通路62/ライズ66まで流れることができることを理解されたい。流れの方向がいずれの方向であっても、アノード74は、その方向に応じて流れを導く。
カソード72には、図には示されていないが、ガスケットを受け取るための溝78が含まれている。同様に、アノード74には、図には示されていないが、ガスケットを受け取るための溝80が含まれている。溝78、80に配置されたこれらのガスケットは、それぞれ、カソードとアノードの間、および隣接する隣の燃料電池エレメント間にシールを提供している。
図4に示すように、ガス供給開口64は、流れ場開口76から間隔をあけている。流体連絡は、流れ場開口76とガス供給開口64の間で維持されている。このような流体連絡を維持するために、少なくとも2つおよび/または複数のライズ86が、カソード72とアノード74の間に配置されている。少なくとも2つおよび/または複数のトンネル88が、隣接するライズ86の間に配置されている。トンネル88の端部は、上で説明した通路62の端部をオフセットさせ、あるいは千鳥形にする方法と同じ方法でオフセットさせ、あるいは千鳥形にすることができる。トンネル88の端部をこのように千鳥形にすることにより、トンネルから除去される水滴またはスラグに対するより大きい毛管メニスカスが生成される。より大きい毛管メニスカスが生成されるため、この場合も、トンネルの出口を介してメニスカスを押し付けるために必要な流体の合成力すなわち圧力を小さくすることができ、したがってトンネルの出口における水のピンニングポイント効果が抑制される。
図4に示すように、トンネル88の入口端および出口端はいずれも千鳥形であることが好ましいが、場合によってはトンネルの入口を一様にし、出口を千鳥形に維持することが好ましい場合が存在することを理解されたい。これにより、さらに、通路間の圧力降下が同じ圧力降下に維持される。これは、同じ長さのライズ86を使用し、かつ、上で示した方法でそれらをオフセットさせることによって達成される。しかしながら、ライズ86の長さを異なる長さにすることも可能であることは理解されよう。
図5は、一部を破断して示すバイポーラプレート70の平面図である。図6は、図5の線6−6に沿って取った断面図である。図5および6には、本発明の他の特徴が示されている。カソード72とアノード74の間の界面はオフセットされている。図に示すように、カソード72の縁90は、ガス供給開口64に隣接しているアノード74の縁92からオフセットしている。つまり、カソード72の縁90は、アノード74の縁92の上に張り出している。図5および6の参照記号Oは、このオフセットを示したものである。
出口縁90、92をオフセットさせることにより、同じく縁と縁の間のより長い距離を生成することができ、延いては水滴またはスラグがセルの主要領域からスタックのヘッダー体積へ移動する際のより長いメニスカス距離を許容する張出しが生成される。図6の94は、小滴メニスカスを比喩的に示したものである。これにより、メニスカスをスタックのヘッダー体積へ押し込むために必要な圧力の大きさを小さくすることができる。
また、ガス、蒸気および/または液体の流れは、凹んだ縁92から張り出した縁90に向かって導かれることが好ましい。これにより、水滴に対するせん断縁が効果的に生成される。
図5および6に示すように、カソード72の縁90は、アノード74の縁92の上に張り出している。逆方向にオフセットさせることも可能であることは理解されよう。つまり、アノード74の縁92をカソード72の縁90の上に張り出させることができる。また、いずれの場合においても流れの方向を逆にすることも可能であることを理解されたい。
以上、千鳥形フィーチャまたはオフセットフィーチャについて、それぞれ通路62の端部、トンネル88の端部、カソード72およびアノード74の縁90、92に関連して説明した。このフィーチャは、ピンニングポイントが生じる可能性のあるすべての部分に実施することができることは理解されよう。
以上、様々な特定の実施形態の形で本発明を開示し、かつ、説明したが、これらの好ましい実施形態は、特許請求の範囲に示されている本発明を制限するものではない。
本発明の一般的な教示によるPEM燃料スタックを示す略分解図である。 本発明の一般的な教示によるバイポーラプレートを示す部分破断平面図である。 本発明の一般的な教示による、図2のセクション3の拡大図である。 本発明の一般的な教示によるバイポーラプレートを示す部分破断断面図である。 本発明の一般的な教示によるバイポーラプレートを示す部分破断平面図である。 本発明の一般的な教示による、図5の線6−6に沿って取った断面図である。

Claims (3)

  1. 燃料電池のためのバイポーラプレートを備えた燃料電池であって、前記バイポーラプレートが、前記プレートの表面に形成された複数の第1のライズ、及び隣接する第1のライズの間に画定された複数の通路を備え、
    前記第1のライズがそれぞれ末端部分を備え、
    隣接する前記第1のライズの前記末端部分が互いに対して千鳥形であり、
    前記プレートの前記表面に形成された複数の第2のライズ、及び隣接する第2のライズの間に画定された複数のトンネルをさらに備え、
    前記第2のライズがそれぞれ末端部分を備え、
    隣接する前記第2のライズの前記末端部分が互いに対して千鳥形であり、
    ガス流路が、前記バイポーラプレート上に形成されたガス供給開口から前記通路へと、前記トンネルを経由して形成される、燃料電池。
  2. 前記プレートが、
    アノード部分と、
    カソード部分とをさらに備え、
    前記アノード部分または前記カソード部分のうちのいずれか一方の一部が、前記アノード部分または前記カソード部分のうちのいずれか一方の他の部分の上に張り出している、請求項1に記載の発明。
  3. 燃料電池のためのバイポーラプレートを備えた燃料電池であって、前記バイポーラプレートが、前記バイポーラプレートの表面に形成された複数の第1のライズ、及び隣接する第1のライズの間に画定された複数の通路を備え、
    前記第1のライズがそれぞれ末端部分を備え、
    隣接する前記第1のライズの前記末端部分が互いに対して千鳥形であり、
    前記プレートの前記表面に形成された複数の第2のライズ、及び隣接する第2のライズの間に画定された複数のトンネルをさらに備え
    前記第2のライズがそれぞれ末端部分を備え、
    隣接する前記第2のライズの前記末端部分が互いに対して千鳥形であり、
    アノード部分とカソード部分とをさらに備え、
    前記アノード部分または前記カソード部分のいずれか一方の一部が、前記アノード部分または前記カソード部分のいずれか一方の他の部分の上に張り出しており、
    ガス流路が、前記バイポーラプレート上に形成されたガス供給開口から前記通路へと、前記トンネルを経由して形成されている燃料電池。
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