JP6109679B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、アノード電極とカソード電極とを配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、一対のセパレータによって挟持した単位セル(発電セル)を備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の単位セルを積層することにより、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池では、一方のセパレータの面内に、アノード電極に対向して燃料ガスを流す燃料ガス流路が設けられるとともに、他方のセパレータの面内に、カソード電極に対向して酸化剤ガスを流す酸化剤ガス流路が設けられている。さらに、各燃料電池を構成し、互いに隣接するセパレータ間には、セパレータ面に沿って電極範囲内に冷却媒体を流すための冷却媒体流路が形成されている。
この種の燃料電池では、単位セルの積層方向に貫通して燃料ガスを流す燃料ガス連通孔、酸化剤ガスを流す酸化剤ガス連通孔及び冷却媒体を流す冷却媒体連通孔を内部に備える、所謂、内部マニホールド型燃料電池が採用されている。燃料ガス連通孔(流体連通孔)は、燃料ガス入口連通孔及び燃料ガス出口連通孔を有している。酸化剤ガス連通孔(流体連通孔)は、酸化剤ガス入口連通孔及び酸化剤ガス出口連通孔を有している。冷却媒体連通孔(流体連通孔)は、冷却媒体入口連通孔及び冷却媒体出口連通孔を有している。
例えば、車載用燃料電池では、狭小なスペースに収容するために、長方形状に構成する場合がある。その際、流体連通孔は、流体流路に対応して一辺が長尺な横長(又は縦長)形状を有している。例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックが知られている。
この燃料電池スタックでは、各単位セルが横長の長方形状に構成されている。燃料電池スタック内には、横方向両端上下に位置してそれぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスを各単位燃料電池セルに供給するための燃料ガス給排路及び酸化剤ガス給排路が設けられている。一方、燃料電池スタック内には、長辺側上下に位置して冷却媒体を供給するための冷却媒体給排路が設けられている。
特開2001−143740号公報
ところで、上記の燃料電池スタックでは、例えば、図7に示すセパレータ1が使用されている。セパレータ1の矢印Y方向一端部(長辺側下部)には、それぞれ2つの冷却媒体入口2a、2bが、リブ部3a、3bにより仕切られて形成されている。一方、セパレータ1の矢印Y方向他端(長辺側上部)には、同様に、それぞれ2つの冷却媒体出口4a、4bが、リブ部5a、5bにより仕切られて形成されている。
このように、2つの冷却媒体入口2a(2b)がリブ部3a(3b)により仕切られているため、前記冷却媒体入口2a(2b)間では、前記リブ部3a(3b)によって冷却媒体の流れが規制され易い。従って、セパレータ1の冷却面全面に冷却媒体を均等に分配することができないおそれがある。しかも、2つの冷却媒体入口2a(2b)同士が分割されているため、各冷却媒体入口2a(2b)を流通する冷却媒体の温度にばらつきが発生する場合があり、冷却面全面を均等に冷却することが困難になり易い。一方、冷却媒体出口4a(4b)でも、同様である。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、発電部全面にわたって流体を均等に供給することができ、良好な発電機能を確保することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に一対の電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、積層方向に沿って燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかの流体を流通させる流体連通孔が形成される燃料電池に関するものである。流体連通孔は、リブを介装して第1領域と第2領域とに分割されるとともに、前記リブには、前記第1領域と前記第2領域との間で流体を流通させる連結流路溝が凸状部間に挟まれて形成されている。
また、この燃料電池では、リブは、セパレータに形成されるとともに、凸状部は、前記セパレータに隣接して配置される他のセパレータに当接する。
さらに、この燃料電池では、セパレータ面に沿って流体を流通させる流体流路が設けられ、流体連通孔と前記流体流路とは、複数本のブリッジ流路溝を介して連通することが好ましい。そして、流体流路に最も隣接して設けられる連結流路溝は、少なくとも1つのブリッジ流路溝に連結されている。
本発明によれば、流体連通孔は、リブを介装して第1領域と第2領域とに分割されるため、前記流体連通孔の周囲部分の強度を補強することができる。しかも、リブには、凸状部間に挟まれて第1領域と第2領域との間で流体を流通させるための連結流路溝が形成されている。従って、第1領域と第2領域とは、連続した流体連通孔として機能することができ、流体流路全面に流体を均等に分配することが可能になる。さらに、第1領域と第2領域とを流通する流体の温度が均一化される。これにより、簡単な構成で、発電部全面にわたって流体を均等に供給することができ、良好な発電機能を確保することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の、図1中、II−II線断面説明図である。 前記燃料電池を構成するアノード側セパレータの一方の面の説明図である。 前記アノード側セパレータの他方の面の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池を構成するアノード側セパレータの正面説明図である。 特許文献1に開示されているセパレータの正面説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の燃料電池11が立位姿勢(電極面が鉛直方向に平行)にて矢印A方向(水平方向)に積層される。なお、燃料電池11は、水平姿勢(電極面が水平方向に平行)にて矢印C方向(鉛直方向)に積層されてもよい。
燃料電池11は、電解質膜・電極構造体12と、前記電解質膜・電極構造体12を挟持するカソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16とを備える。カソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した薄板状金属セパレータにより構成される。
金属セパレータは、平面が矩形状を有するとともに、波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、カソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16は、金属セパレータに代えて、例えば、カーボンセパレータにより構成してもよい。
カソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16は、横長形状を有するとともに、短辺が重力方向(矢印C方向)に向かい且つ長辺が水平方向(矢印B方向)に向かう(水平方向の積層)ように構成される。なお、短辺が水平方向に向かい且つ長辺が重力方向に向かうように構成してもよい。
燃料電池11の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔18aと燃料ガス出口連通孔20bとが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔18aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。燃料ガス出口連通孔20bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。酸化剤ガス入口連通孔18a及び燃料ガス出口連通孔20bは、略三角形状(四角形状でもよい)を有するとともに、前記酸化剤ガス入口連通孔18aは、前記燃料ガス出口連通孔20bよりも大きな開口面積に設定される。
燃料電池11の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔20aと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔18bとが設けられる。酸化剤ガス出口連通孔18b及び燃料ガス入口連通孔20aは、略三角形状(四角形状でもよい)を有するとともに、前記酸化剤ガス出口連通孔18bは、前記燃料ガス入口連通孔20aよりも大きな開口面積に設定される。
燃料電池11の各長辺の両端縁部一方には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための2つの冷却媒体入口連通孔22aが設けられる。燃料電池11の各長辺の両端縁部他方には、冷却媒体を排出するための2つの冷却媒体出口連通孔22bが設けられる。冷却媒体入口連通孔22a及び冷却媒体出口連通孔22bの詳細な説明は、後述する。
電解質膜・電極構造体12は、例えば、フッ素系又は炭化水素系の固体高分子電解質膜24と、前記固体高分子電解質膜24を挟持するカソード電極26及びアノード電極28とを備える。
カソード電極26及びアノード電極28は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)を有する。白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子がガス拡散層の表面に一様に塗布されて、電極触媒層(図示せず)が形成される。電極触媒層は、固体高分子電解質膜24の両面に形成される。
図1に示すように、カソード側セパレータ14の電解質膜・電極構造体12に向かう面14aには、酸化剤ガス入口連通孔18aと酸化剤ガス出口連通孔18bとを連通する酸化剤ガス流路30が形成される。酸化剤ガス流路30の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数のエンボスを有する入口バッファ部32a及び出口バッファ部32bが設けられる。
入口バッファ部32aと酸化剤ガス入口連通孔18aとは、複数本の入口連結流路33aにより連通する。出口バッファ部32bと酸化剤ガス出口連通孔18bとは、複数本の出口連結流路33bにより連通する。
図3に示すように、アノード側セパレータ16の電解質膜・電極構造体12に向かう面16aには、燃料ガス入口連通孔20aと燃料ガス出口連通孔20bとを連通する燃料ガス流路34が形成される。燃料ガス流路34の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数のエンボスを有する入口バッファ部36a及び出口バッファ部36bが設けられる。
入口バッファ部36aと燃料ガス入口連通孔20aとは、複数本の入口連結流路37aにより連通する。出口バッファ部36bと燃料ガス出口連通孔20bとは、複数本の出口連結流路37bにより連通する。
互いに隣接するアノード側セパレータ16の面16bとカソード側セパレータ14の面14bとの間には、冷却媒体入口連通孔22a、22aと冷却媒体出口連通孔22b、22bとに連通する冷却媒体流路38が形成される(図1及び図4参照)。冷却媒体流路38は、電解質膜・電極構造体12の電極範囲に亘って冷却媒体を流通させるとともに、前記冷却媒体流路38の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ入口バッファ部40a及び出口バッファ部40bが設けられる。
アノード側セパレータ16では、冷却媒体流路38は、燃料ガス流路34の裏面形状であり、且つ、入口バッファ部40a及び出口バッファ部40bは、出口バッファ部36b及び入口バッファ部36aの裏面形状として形成される。カソード側セパレータ14では、冷却媒体流路38は、酸化剤ガス流路30の裏面形状であり、且つ、入口バッファ部40a及び出口バッファ部40bは、入口バッファ部32a及び出口バッファ部32bの裏面形状として形成される。
アノード側セパレータ16において、図4に示すように、冷却媒体入口連通孔22aは、開口形状が冷却媒体流路38の流れ方向(矢印B方向)に沿って長尺な長方形状に設定される。冷却媒体入口連通孔22aは、長方形状の長手方向の中間部位にリブ部(リブ)22a(rib)が設けられることにより、前記長方形状を第1領域22a1及び第2領域22a2に分割される。冷却媒体入口連通孔22aでは、第1領域22a1及び第2領域22a2と冷却媒体流路38とは、複数本の入口連結流路39aにより連通する。
冷却媒体出口連通孔22bは、開口形状が冷却媒体流路38の流れ方向(矢印B方向)に沿って長尺な長方形状に設定される。冷却媒体出口連通孔22bは、長方形状の長手方向の中間部位にリブ部(リブ)22b(rib)が設けられることにより、前記長方形状を第1領域22b1及び第2領域22b2に分割される。冷却媒体出口連通孔22bでは、第1領域22b1及び第2領域22b2と冷却媒体流路38とは、複数本の出口連結流路39bにより連通する。
図1に示すように、カソード側セパレータ14の面14a、14bには、このカソード側セパレータ14の外周端縁部を周回して第1シール部材42が一体成形される。第1シール部材42は、カソード側セパレータ14の面14a、14bに沿って略均一の厚さを有して延在する平坦シール部42aを有し、この平坦シール部42aから外方に突出して凸状部42bが一体に設けられる。凸状部42bは、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体の混在や漏れを防止するために設けられる。
アノード側セパレータ16の面16a、16bには、このアノード側セパレータ16の外周端縁部を周回して第2シール部材44が一体成形される。第2シール部材44は、アノード側セパレータ16の面16a、16bに沿って略均一の厚さを有して延在する平坦シール部44aを有し、この平坦シール部44aから外方に突出して凸状部44bが一体に設けられる。凸状部44bは、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体の混在や漏れを防止するために設けられる。
第1シール部材42及び第2シール部材44としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
カソード側セパレータ14の面14aには、第1シール部材42を切り欠いて入口連結流路33a及び出口連結流路33bが形成される。図3に示すように、アノード側セパレータ16の面16aには、第2シール部材44を切り欠いて入口連結流路37a及び出口連結流路37bが形成される。
図4に示すように、アノード側セパレータ16の面16bには、第2シール部材44を切り欠いて入口連結流路39a及び出口連結流路39bが形成される。リブ部22a(rib)、22b(rib)には、第2シール部材44の凸状部44bと同一である凸状部44b1(rib)、44b2(rib)が設けられる。凸状部44b1(rib) 、44b2(rib)は、隣接するカソード側セパレータ14の面14bに当接する。
凸状部44b1(rib)には、冷却媒体入口連通孔22aが分割された第1領域22a1と第2領域22a2との間で冷却媒体を流通させる連結流路溝46aが形成される。連結流路溝46aは、凸状部44b1(rib)に挟まれて複数本、例えば、3本だけ矢印B方向に延在して設けられる。
冷却媒体流路38に最も隣接して設けられる連結流路溝46aは、第1領域22a1の角部及び第2領域22a2の角部に対応してR形状部を有するとともに、少なくとも1本、例えば、3本の入口連結流路39aに連結される。R形状部により、第1領域22a1及び第2領域22a2から連結流路溝46aに冷却媒体が円滑に流入することができる。
凸状部44b2(rib)には、冷却媒体出口連通孔22bが分割された第1領域22b1と第2領域22b2との間で冷却媒体を流通させる連結流路溝46bが形成される。連結流路溝46bは、凸状部44b2(rib)に挟まれて複数本、例えば、3本だけ矢印B方向に延在して設けられる。
冷却媒体流路38に最も隣接して設けられる連結流路溝46bは、第1領域22b1の角部及び第2領域22b2の角部に対応してR形状部を有するとともに、少なくとも1本、例えば、3本の出口連結流路39bに連結される。R形状部により、連結流路溝46bから第1領域22b1及び第2領域22b2に冷却媒体が円滑に流入することができる。
図3に示すように、アノード側セパレータ16の燃料ガス流路34側の面16aでは、リブ部22a(rib)に設けられた凸状部44b1(rib)には、複数本、例えば、2本の連結流路溝46aが形成される。燃料ガス流路34側の面16aでは、リブ部22b(rib)に設けられた凸状部44b2(rib)には、複数本、例えば、2本の連結流路溝46bが形成される。
なお、カソード側セパレータ14では、上記のアノード側セパレータ16と同様に構成されており、同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
このように構成される燃料電池11の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔18aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔20aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、一対の冷却媒体入口連通孔22aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔18aからカソード側セパレータ14の酸化剤ガス流路30に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路30に沿って矢印B方向(水平方向)に移動し、電解質膜・電極構造体12のカソード電極26に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔20aからアノード側セパレータ16の燃料ガス流路34に供給される。燃料ガスは、図3に示すように、燃料ガス流路34に沿って水平方向(矢印B方向)に移動し、電解質膜・電極構造体12のアノード電極28に供給される(図1参照)。
従って、電解質膜・電極構造体12では、カソード電極26に供給される酸化剤ガスと、アノード電極28に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体12のカソード電極26に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔18bに沿って矢印A方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体12のアノード電極28に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔20bに沿って矢印A方向に排出される。
また、一対の冷却媒体入口連通孔22aに供給された冷却媒体は、カソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16間の冷却媒体流路38に導入される。冷却媒体は、図1に示すように、一旦矢印C方向(重力方向)内方に沿って流動した後、矢印B方向(水平方向)に移動して電解質膜・電極構造体12を冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体出口連通孔22bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、図4に示すように、冷却媒体入口連通孔22aは、リブ部22a(rib)を介装して長手方向(矢印B方向)が第1領域22a1と第2領域22a2とに分割されている。このため、アノード側セパレータ16及びカソード側セパレータ14では、冷却媒体入口連通孔22aの周囲部分の強度を補強することができる。
しかも、リブ部22a(rib)には、凸状部44b1(rib)間に挟まれて第1領域22a1と第2領域22a2との間で冷却媒体を流通させるための連結流路溝46aが形成されている。従って、第1領域22a1と第2領域22a2とは、連続した冷却媒体入口連通孔22aとして機能することができ、冷却媒体流路38全面に冷却媒体を均等に分配することが可能になる。
さらに、第1領域22a1と第2領域22a2とを流通する冷却媒体の温度が均一化される。一方、冷却媒体出口連通孔22bは、上記の冷却媒体入口連通孔22aと同様に構成されている。これにより、簡単な構成で、発電部全面にわたって冷却媒体を均等に供給することができ、良好な発電機能を確保することが可能になるという効果が得られる。
なお、第1の実施形態では、単一の電解質膜・電極構造体12、すなわち、単一のMEAと、カソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16、すなわち、2枚のセパレータとにより構成される燃料電池11を用いているが、これに限定されるものではない。例えば、2つのMEAと3枚のセパレータとで構成される(セパレータ間にMEAを介装)ユニットセルを備え、前記ユニットセル間に構成される冷却媒体流路に適用してもよい。以下に説明する第2の実施形態でも、同様である。
図5に示すように、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック60は、複数の燃料電池62が積層されて構成される。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池62は、電解質膜・電極構造体64と、前記電解質膜・電極構造体64を挟持するカソード側セパレータ66及びアノード側セパレータ68とを備える。燃料電池62の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矩形状の酸化剤ガス入口連通孔18aと矩形状の燃料ガス出口連通孔20bとが設けられる。燃料電池62の長辺方向他端縁部には、矩形状の燃料ガス入口連通孔20aと短形状の酸化剤ガス出口連通孔18bとが設けられる。
燃料電池62の短辺方向(矢印C方向)の一端縁部(上端縁部)には、2つの冷却媒体入口連通孔22aが設けられる一方、短辺方向の他端縁部(下端縁部)には、2つの冷却媒体出口連通孔22bが設けられる。
この場合、第2の実施形態では、図6に示すように、冷却媒体入口連通孔22aは、リブ部22a(rib)を介装して長手方向(矢印B方向)が第1領域22a1と第2領域22a2とに分割されている。このため、アノード側セパレータ68及びカソード側セパレータ66では、冷却媒体入口連通孔22aの周囲部分の強度を補強することができる。
しかも、リブ部22a(rib)には、凸状部44b1(rib)間に挟まれて第1領域22a1と第2領域22a2との間で冷却媒体を流通させるための連結流路溝46aが形成されている。従って、第1領域22a1と第2領域22a2とは、連続した冷却媒体入口連通孔22aとして機能することができ、冷却媒体流路38全面に冷却媒体を均等に分配することが可能になる。
さらに、第1領域22a1と第2領域22a2とを流通する冷却媒体の温度が均一化される。一方、冷却媒体出口連通孔22bは、上記の冷却媒体入口連通孔22aと同様に構成されている。これにより、簡単な構成で、発電部全面にわたって冷却媒体を均等に供給することができ、良好な発電機能を確保することが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、60…燃料電池スタック 11、62…燃料電池
12、64…電解質膜・電極構造体 14、66…カソード側セパレータ
16、68…アノード側セパレータ 18a…酸化剤ガス入口連通孔
18b…酸化剤ガス出口連通孔 20a…燃料ガス入口連通孔
20b…燃料ガス出口連通孔 22a…冷却媒体入口連通孔
22a1、22a2、22b1、22b2…領域
22a(rib)、22b(rib)…リブ部 22b…冷却媒体出口連通孔
24…固体高分子電解質膜 26…カソード電極
28…アノード電極 30…酸化剤ガス流路
33a、37a、39a…入口連結流路 33、37b、39b…出口連結流路
34…燃料ガス流路 38…冷却媒体流路
42、44…シール部材
42b、44b、44b1(rib)、44b2(rib)…凸状部
46a、46b…連結流路溝

Claims (2)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、積層方向に沿って燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかの流体を流通させる流体連通孔が形成される燃料電池であって、
    前記流体連通孔は、リブを介装して第1領域と第2領域とに分割されるとともに、
    前記リブには、前記第1領域と前記第2領域との間で前記流体を流通させる連結流路溝が凸状部間に挟まれて形成され
    前記リブは、前記セパレータに形成されるとともに、
    前記凸状部は、前記セパレータに隣接して配置される他のセパレータに当接することを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、セパレータ面に沿って前記流体を流通させる流体流路が設けられ、前記流体連通孔と前記流体流路とは、複数本のブリッジ流路溝を介して連通するとともに、
    前記流体流路に最も隣接して設けられる前記連結流路溝は、少なくとも1つの前記ブリッジ流路溝に連結されることを特徴とする燃料電池。
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