JP2015087417A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷制御後の清掃制御にかかる時間を短くすることを目的とする。
【解決手段】画像形成装置は、各像担持体(感光体ドラム51)、各保持ローラ(クリーニングローラ55)およびベルト(搬送ベルト73)を回転させる印刷準備制御と、像担持体上の現像剤像をシートに転写する印刷制御と、保持ローラで現像剤を保持する保持制御と、保持ローラに保持された現像剤を像担持体に移動させて当該像担持体およびベルトを介して回収装置(クリーニング装置10)に回収させる清掃制御とを実行可能な制御装置を備える。制御装置は、印刷制御の後に、清掃制御を開始し、表面73Aの移動方向の最下流側に位置する保持ローラから像担持体に移動した現像剤(トナーT)が回収装置に到達する前に、清掃制御を中断し、次の印刷準備制御の際に、中断した清掃制御を再開する。
【選択図】図5

Description

本発明は、保持ローラ上の現像剤を像担持体およびベルトを介して回収装置で回収する清掃制御を実行可能な画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、トナー像を担持する複数の感光体ドラムと、感光体ドラムに接触し、当該感光体ドラムを帯電させる複数の帯電ローラと、各感光体ドラムに接触し、各感光体ドラムからトナー像が転写される中間転写ベルトと、中間転写ベルト上のトナーを回収するクリーニング装置とを備えるものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、印刷制御を終了した後に、帯電ローラ上に付着しているトナーを、感光体ドラムおよび中間転写ベルトを介してクリーニング装置で回収する清掃制御を行っている。
特開2003−91146
しかしながら、従来技術では、印刷制御を終了した後に、帯電ローラ上のトナーをクリーニング装置まで移動させるための時間がかかるため、印刷制御後の清掃制御にかかる時間が長くなるといった問題がある。
そこで、本発明は、印刷制御後の清掃制御にかかる時間を短くすることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、現像剤像を担持するための複数の像担持体と、前記複数の像担持体に対応するように設けられ、各像担持体上に付着した現像剤を保持可能な複数の保持ローラと、前記複数の像担持体と接触する表面を有する回転可能な無端状のベルトと、前記各像担持体との間で前記ベルトを挟み込み、各像担持体上の現像剤を前記ベルトに転写させることが可能な複数の転写部材と、前記ベルトに接触し、当該ベルト上の現像剤を回収するための回収装置と、前記各像担持体、前記各保持ローラおよび前記ベルトを回転させる印刷準備制御と、当該印刷準備制御の後に、前記像担持体上の現像剤像をシートに転写する印刷制御と、当該印刷制御の間、前記保持ローラに現像剤とは逆極性の保持バイアスを印加することで、前記保持ローラで前記像担持体上の現像剤を保持する保持制御と、前記保持ローラに現像剤と同極性の吐出バイアスを印加し、かつ、前記複数の転写部材に現像剤と逆極性の転写バイアスを印加することで、前記保持ローラに保持された現像剤を前記像担持体に移動させて当該像担持体および前記ベルトを介して前記回収装置に回収させる清掃制御とを実行可能な制御装置と、を備える。
前記制御装置は、前記印刷制御の後に、前記清掃制御を開始し、前記表面の移動方向の最下流側に位置する保持ローラから像担持体に移動した現像剤が前記回収装置に到達する前に、前記清掃制御を中断し、次の印刷準備制御の際に、中断した清掃制御を再開する。
この構成によれば、印刷制御の後に行う清掃制御を途中で中断させるので、印刷制御の後の清掃制御にかかる時間を短くすることができる。また、清掃制御の後半を、次の印刷準備制御の際に行うので、制御を効率よく行うことができる。また、最下流側の保持ローラから像担持体に移動した現像剤が回収装置に到達する前に、清掃制御を中断することで、印刷制御の後の清掃制御においては回収装置を作動させる必要がないので、回収装置を作動させるための電力消費を省くこともできる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記清掃制御を開始した場合に、前記複数の保持ローラのそれぞれから前記複数の像担持体のそれぞれに移動した現像剤が前記ベルトに到達する前に、前記清掃制御を中断するように構成することができる。
これによれば、現像剤がベルトに到達する前に清掃制御を中断するので、印刷制御の後の清掃制御にかかる時間をより短くすることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記清掃制御を開始した場合に、前記複数の保持ローラのそれぞれから前記複数の像担持体のそれぞれに移動した現像剤のすべてが前記像担持体から前記ベルトに到達した後に、前記清掃制御を中断する構成とすることができる。
これによれば、清掃制御を中断する前に、像担持体上の現像剤をすべてベルトに移すことができるので、例えば像担持体上に現像剤が付着した状態が長期間継続されることによって像担持体に現像剤が固着するのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記複数の保持ローラへの前記保持バイアスの印加と、前記複数の転写部材への前記転写バイアスの印加とを同時に開始するように構成することができる。
これによれば、像担持体から転写部材側に移動できずに像担持体上に残った現像剤を、保持ローラで良好に回収することができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記清掃制御を中断してから第1時間が経過するまでの間に印刷指令を受けない場合には、前記清掃制御を再開し、当該清掃制御の終了後にスリープモードを実行するように構成することができる。
これによれば、スリープモードに入る前にベルト上または像担持体上に残っている現像剤を回収装置で回収することができるので、例えばスリープモード中においてベルト等に残っている現像剤がベルト等に固着するのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記清掃制御を再開する場合に、前記保持ローラにバイアスを印加しないように構成することができる。
これによれば、清掃制御の再開時に保持ローラにバイアスを印加しないので、その分、消費電力を抑えることができるとともに、保持ローラの寿命を延ばすことができる。
また、前記した構成において、前記保持ローラの周速は、前記像担持体の周速よりも大きくなるように設定されていてもよい。
これによれば、例えば保持ローラの周速が像担持体の周速よりも小さい場合に比べ、保持ローラから像担持体に吐き出される単位時間当たりの現像剤の吐出量が多くなるので、清掃制御にかかる時間を短くすることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記清掃制御を開始する場合に、前記複数の保持ローラに対する前記吐出バイアスの印加を同時に開始するように構成することができる。
これによれば、複数の保持ローラへの吐出バイアスの印加を同時に行うことで、例えば複数の保持ローラにそれぞれ異なるタイミングで吐出バイアスを印加する構成に比べ、各像担持体からベルト上に吐き出される現像剤の濃度が高い部分同士が重なるのを抑えることができるので、ベルト上での現像剤の濃度差を抑えることができ、ベルト上の現像剤を回収装置で良好に回収することができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記清掃制御において、前記保持ローラで保持している現像剤の量が、所定量以上である場合には、前記吐出バイアスの印加時間を第2時間に設定し、所定量未満である場合には、前記吐出バイアスの印加時間を前記第2時間よりも短い第3時間に設定する構成とすることができる。
これによれば、保持ローラで保持している現像剤の量が少ない場合には、吐出バイアスの印加時間を短くするので、その分、電力消費を抑えることができる。
また、前記した構成において、前記ベルトは、前記各像担持体から現像剤像が転写される中間転写ベルトであってもよい。
ベルトが中間転写ベルトである場合には、回収装置を最下流の像担持体からベルトの回転方向に離れた位置に配置しなければならないので、本発明が特に有効となる。
本発明によれば、印刷制御後の清掃制御にかかる時間を短くすることができる。
本発明の実施形態に係るカラープリンタを示す断面図である。 感光体ドラムと現像ローラの離間を説明する図である。 制御装置の印刷指令を受けたときの動作を示すフローチャートである。 スリープモードを実行するための制御装置の動作を示すフローチャートである。 清掃制御を中断する際における搬送ベルト上のトナーを示す図である。 清掃制御の前半を示すタイミングチャートである。 清掃制御の後半を示すタイミングチャートである。 感光体ドラム上にトナーを残した状態で清掃制御を中断する形態を示す図である。 清掃制御の前半の変形例を示すタイミングチャートである。 清掃制御の後半の変形例を示すタイミングチャートである。 吐出バイアスの印加時間を設定する制御を示すフローチャートである。 中間転写ベルトを有するカラープリンタを示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、方向は、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体2内に、シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90と、制御装置100とを備えている。
装置本体2の上部には、開口部2Aが形成されており、この開口部2Aは、装置本体2に回動可能に支持されるアッパーカバー3で開閉される。アッパーカバー3の上面は、装置本体2から排出された用紙Pを蓄積する排紙トレイ4となっており、下面にはLEDユニット40を保持する複数のLED取付部材5が設けられている。
給紙部20は、装置本体2内の下部に設けられ、装置本体2に着脱可能な給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙供給機構22とを備えている。用紙供給機構22は、給紙トレイ21の前側に設けられ、給紙ローラ23と、分離ローラ24と、分離パッド25と、紙粉取りローラ26と、ピンチローラ27と、レジストローラ29とを備えている。
給紙部20では、給紙トレイ21から給紙ローラ23によって送り出された用紙Pが、分離ローラ24および分離パッド25によって一枚ずつ分離されて上方へ送られ、紙粉取りローラ26とピンチローラ27の間を通過する過程で紙粉が除去される。その後、用紙Pは、搬送経路28を通って後ろ向きに方向転換され、レジストローラ29で斜行補正された後、画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、回収装置の一例としてのクリーニング装置10と、定着装置80とを備えている。
LEDユニット40は、LED取付部材5に対して揺動可能に連結されており、装置本体2に設けられる位置決め部材によって適宜位置決めされて支持されている。
プロセスカートリッジ50は、アッパーカバー3と給紙部20との間で前後方向に並んで配置され、ドラムカートリッジ510と、現像カートリッジ530とを備えて構成されている。ドラムカートリッジ510は、像担持体の一例としての感光体ドラム51と、帯電器52と、保持ローラの一例としてのクリーニングローラ55とを備えて構成されている。現像カートリッジ530は、ドラムカートリッジ510に着脱可能となっており、現像ローラ53と、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容室54とを備えて構成されている。
プロセスカートリッジ50は、ブラック用、イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各色のトナーが入った50K,50Y,50M,50Cの符号で示すものが用紙Pの搬送方向(表面の移動方向)上流からこの順で並んで配置されている。なお、本明細書および図面において、トナーの色に対応した感光体ドラム51、現像ローラ53、クリーニングローラ55などを特定する場合には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれに対応させて、K、Y、M、Cの記号を付することとする。
感光体ドラム51は、複数のドラムカートリッジ510のそれぞれに設けられ、前後方向に沿って一列に配列されている。
現像ローラ53は、感光体ドラム51に接触して感光体ドラム51上の静電潜像にトナーを供給するものである。なお、本実施形態では、トナーを現像ローラ53から感光体ドラム51に供給する際には、現像ローラ53と符号を省略して示す供給ローラとの間でトナーが摺接されることなどによって、トナーがプラスに帯電されるようになっている。
図2に示すように、現像ローラ53は、公知の接離機構110を制御装置100により制御することで、感光体ドラム51に対して近接・離間可能となっている。具体的に、カラーモードにおいては、すべての現像ローラ53K,53Y,53M,53Cが、それぞれ対応する感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cに接触して各感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cにトナーを供給するようになっている。また、モノクロモードにおいては、ブラック用(モノクロ用)の現像ローラ53Kのみが感光体ドラム51Kに接触し、その他の3色の現像ローラ53Y,53M,53Cは、対応する感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間するようになっている。さらに、後述する清掃制御においては、すべての現像ローラ53K,53Y,53M,53Cは、それぞれ対応する感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cから離間するようになっている。
図1に示すように、クリーニングローラ55は、各感光体ドラム51に対応するように各感光体ドラム51に隣接して複数設けられている。クリーニングローラ55には、トナーとは逆極性の保持バイアスが印加されるようになっており、これにより、感光体ドラム51上に付着するトナーをクリーニングローラ55で一時的に保持することが可能となっている。また、クリーニングローラ55には、トナーと同極性の吐出バイアスが印加されるようになっており、これにより、クリーニングローラ55で保持したトナーを感光体ドラム51に吐き出す(移動させる)ことが可能となっている。
また、クリーニングローラ55の周速は、感光体ドラム51の周速よりも大きくなるように設定されている。これにより、例えばクリーニングローラの周速が感光体ドラムの周速よりも小さい場合に比べ、クリーニングローラ55から感光体ドラム51に吐き出される単位時間当たりのトナーの吐出量が多くなるので、後述する清掃制御にかかる時間を短くすることが可能となっている。
転写ユニット70は、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、転写部材の一例としての転写ローラ74とを備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間に無端状のベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面として、各感光体ドラム51に対向して接する表面73A(対向面)を有し、当該表面73Aが各感光体ドラム51の配列方向に沿って移動するように、駆動ローラ71によって回転するようになっている。また、搬送ベルト73の内側には、各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光体ドラム51に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが掛けられる。
クリーニング装置10は、搬送ベルト73に摺接して、搬送ベルト73上に付着したトナー等を回収する装置であり、搬送ベルト73の下方に対向して配置されている。詳しくは、クリーニング装置10は、クリーニングローラ55上のトナーを感光体ドラム51および搬送ベルト73を介して回収するように構成されている。具体的に、クリーニング装置10は、摺接ローラ11と、回収ローラ12と、ブレード13と、廃トナー収容器14とを備えている。
摺接ローラ11は、搬送ベルト73の外周面に接触するように配置され、搬送ベルト73の内周面に配置されたバックアップローラ15との間に回収バイアスが印加されることで搬送ベルト73上の付着物を回収している。
回収ローラ12は、摺接ローラ11に摺接するローラであり、摺接ローラ11上に付着した付着物を回収している。そして、回収ローラ12上の付着物は、当該回収ローラ12に摺接するように配置されたブレード13によって削り取られて、廃トナー収容器14内に入り込むようになっている。
定着装置80は、各プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、カラーモードの場合、まず、各感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様にプラスに帯電された後、各LEDユニット40で露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、静電潜像に現像ローラ53よりプラスのトナーが供給されることで、感光体ドラム51上にトナー像が担持される。
搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光体ドラム51と搬送ベルト73の内側に配置される各転写ローラ74との間を通過することで、各感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着装置80の出口から上方に向かって延び、前方に反転するように形成された排紙側搬送経路91と、用紙Pを搬送する複数対の搬送ローラ92とを備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ92によって排紙側搬送経路91を搬送され、装置本体2の外部に排出されて排紙トレイ4に蓄積される。
<制御装置>
以下に、制御装置100について詳細に説明する。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有し、予め用意されたプログラムに従い、印刷指令の受信、給紙部20、画像形成部30、排紙部90および接離機構110の制御を行うように構成されている。
具体的に、制御装置100は、各感光体ドラム51、各クリーニングローラ55および搬送ベルト73等を回転させる印刷準備制御と、当該印刷準備制御の後に、転写ローラ74に転写バイアスを印加することで、感光体ドラム51上のトナー像を用紙Pに転写する印刷制御とを実行可能となっている。また、制御装置100は、印刷制御の間、クリーニングローラ55にマイナスの保持バイアスを印加することで、クリーニングローラ55でトナーを保持する保持制御と、クリーニングローラ55にプラスの吐出バイアスを印加し、かつ、転写ローラ74にトナーと逆極性の転写バイアスを印加することで、クリーニングローラ55に保持されたトナーを感光体ドラム51に移動させて当該感光体ドラム51および搬送ベルト73を介してクリーニング装置10に回収させる清掃制御とを実行可能となっている。
詳しくは、制御装置100は、清掃制御において、クリーニングローラ55にプラスの吐出バイアスを印加することでクリーニングローラ55上のトナーを感光体ドラム51に移動させる第1吐出制御と、転写ローラ74にマイナスの転写バイアスを印加することで感光体ドラム上のトナーを搬送ベルト73に移動させる第2吐出制御と、図示せぬモータによりクリーニングローラ55、感光体ドラム51、搬送ベルト73およびクリーニング装置10内の各種ローラを回転させるモータ制御と、摺接ローラ11とバックアップローラ15間に回収バイアスを印加することでベルト上のトナーをクリーニング装置10で回収する回収制御とを行っている。
そして、制御装置100は、印刷制御の後に清掃制御を開始し、図5に示すように、表面73Aの移動方向の最下流側に位置する感光体ドラム51Cから搬送ベルト73に移動したトナーTがクリーニング装置10(詳しくは摺接ローラ11とバックアップローラ15との間)に到達する前に清掃制御を中断するように構成されている。詳しくは、制御装置100は、各クリーニングローラ55から各感光体ドラム51に移動したトナーTのすべてが各感光体ドラム51から搬送ベルト73に到達した直後に、清掃制御を中断するように構成されている。
より詳しくは、制御装置100は、図6に示すように、印刷制御の後に(時刻t1)、第1吐出制御を開始する。第1吐出制御において、制御装置100は、クリーニングローラ55に吐出バイアスを第1所定時間T1だけ印加する。これにより、クリーニングローラ55から感光体ドラム51に所定量のトナーが移動する。なお、第1所定時間T1や、後述する各時間は、実験やシミュレーション等で適宜設定することができる。例えば、第1所定時間T1は、クリーニングローラ55が複数回回転するのに要する時間に設定することができる。
第1吐出制御の後(時刻t2)、制御装置100は、感光体ドラム51上の所定量のトナーが転写ローラ74に到達するときに(時刻t3)、第2吐出制御を開始する。第2吐出制御において、制御装置100は、転写ローラ74に転写バイアスを第2所定時間T2だけ印加する。ここで、第2所定時間T2は、感光体ドラム51上の所定量のトナーが搬送ベルト73にすべて移動するのに要する時間に設定されており、これにより、感光体ドラム51上の所定量のトナーが搬送ベルト73にすべて移動する。
なお、転写バイアスの印加は、吐出バイアスの印加を開始と同時に行うようにしてもよい。
第2吐出制御の後(時刻t4)、制御装置100は、モータを停止(モータ制御を終了)することで、清掃制御を中断する(t5)。なお、前述したような清掃制御の前半においては、制御装置100は、摺接ローラ11とバックアップローラ15間に印加する回収バイアスをOFFにしている。つまり、清掃制御の前半においては、制御装置100は、回収制御を行わないように構成されている。
さらに、制御装置100は、清掃制御を中断した場合には、次の印刷準備制御の際、または、スリープモードに入る前に、中断した清掃制御を再開するように構成されている。詳しくは、制御装置100は、図7に示すように、印刷準備制御を開始する場合には、まず、モータ制御によりモータを回転させる(時刻t11)。モータの回転を開始してから第3所定時間T3後に、制御装置100は、回収バイアスをONにして、回収制御を実行する(時刻t12)。ここで、第3所定時間T3は、モータの回転を開始してから搬送ベルト73上のトナーがクリーニング装置10に到達するまでの時間、もしくは、当該時間よりも短い時間に設定されている。これにより、搬送ベルト73上のトナーがクリーニング装置10に回収されていく。
なお、回収バイアスの印加は、印刷準備制御の開始と同時に行ってもよい。
制御装置100は、搬送ベルト73上の所定量のトナーがすべてクリーニング装置10に回収するのに要する第4所定時間T4が経過すると(時刻t13)、回収バイアスをOFFにして回収制御を終了する。なお、回収制御の終了、つまり清掃制御の後半の終了後に(時刻t14)、制御装置100は、印刷制御を開始し、印刷制御の終了後に(時刻t15)、前述した清掃制御の前半を実行する。
詳しくは、制御装置100は、図3および図4に示すフローチャートに従って制御を実行している。
制御装置100は、印刷指令を受信すると、図3に示す制御を開始する(START)。なお、制御装置100は、図4に示す制御を、常時繰り返し実行している。
図3に示す制御において、制御装置100は、まず、タイマをリセットする(S1)。詳しくは、ステップS1において、制御装置100は、後述するステップS7にて時間の計測を開始したタイマの数値を0に戻すとともに、タイマの数値を0の状態のまま維持する。
ステップS1の後、制御装置100は、各感光体ドラム51、各クリーニングローラ55および搬送ベルト73等を回転させて印刷準備制御を開始する(S2)。詳しくは、制御装置100は、印刷準備制御において、公知のように、現像ローラ53、加熱ローラ81、加圧ローラ82等の回転や、加熱ローラ81の加熱なども行う。
ステップS2の後、制御装置100は、フラグFが0であるか否かを判断する(S3)。ここで、フラグFは、清掃制御が中断された状態であるか否かを示すフラグであり、1である場合には清掃制御が中断された状態、つまり搬送ベルト73上にトナーTが残っている状態であることを示し、0である場合には清掃制御が中断された状態でない、つまり搬送ベルト73上のトナーTが残っていない状態であることを示している。
ステップS3において、制御装置100は、フラグFが0でない、つまり清掃制御が中断された状態であると判断すると(No)、清掃制御を再開する(S4)。詳しくは、ステップS4において、制御装置100は、図7に示すように、摺接ローラ11とバックアップローラ15間への回収バイアスの印加を開始し(時刻t12)、搬送ベルト73上に残ったトナーTがすべてクリーニング装置10に回収されるのに相当する第4所定時間T4だけ、回収バイアスの印加を継続する。つまり、印刷準備動作中において、回収バイアスの印加を行うことで、搬送ベルト73上に残ったトナーTがすべてクリーニング装置10に回収される。
なお、本実施形態では、ステップS4の間だけ回収バイアスの印加を行うようにしたが、本発明はこれに限定されず、後述する印刷制御(S5)に入った後も、回収バイアスの印加を継続するように構成してもよい。
また、制御装置100は、ステップS4において、各クリーニングローラ55や各転写ローラ74に吐出バイアスや転写バイアスを印加しないように構成されている(図7参照)。このように清掃制御の再開時に各クリーニングローラ55等にバイアスを印加しないことで、その分、消費電力を抑えることができるとともに、クリーニングローラ55等の寿命を延ばすことが可能となっている。なお、清掃制御の再開時には、後述するステップS6において各クリーニングローラ55上のトナーTがすべて搬送ベルト73に吐き出されているため、各クリーニングローラ55に吐出バイアスを印加しなくても問題はない。
ステップS4の後、または、ステップS3でYesと判断した場合には、制御装置100は、印刷制御を実行するとともに、保持制御を実行する(S5)。
具体的に、制御装置100は、印刷制御において、各LEDユニット40を印刷指令の画像データに基いて明滅させる制御や、各感光体ドラム51や各転写ローラ74等に印加するバイアスの制御や、用紙Pを搬送するための各種ローラの回転制御などを実行している。
また、制御装置100は、印刷制御中において、クリーニングローラ55にマイナスの保持バイアスを印加することで、感光体ドラム51から用紙Pに転写されずに感光体ドラム51上に残ったトナーT(以下、「転写残トナーT」ともいう。)をクリーニングローラ55で回収して保持する保持制御を実行可能となっている。詳しくは、制御装置100は、印刷制御のモード(モノクロモードまたはカラーモード)に関わらず、印刷制御中においては、すべてのクリーニングローラ55に保持バイアスを印加するように構成されている。
なお、印刷制御がモノクロモードである場合には、ブラック以外の3つのクリーニングローラ55への保持バイアスの印加を行わないように制御装置100を構成してもよい。また、この場合には、清掃制御においても、ブラック以外の3つのクリーニングローラ55への吐出バイアスの印加を行わないように制御装置100を構成してもよい。
また、制御装置100は、ステップS5において、各クリーニングローラ55への保持バイアスの印加と、各転写ローラ74への転写バイアスの印加とを同時に開始している。これにより、例えば転写バイアスの印加に遅れて保持バイアスを印加する構成と比べ、感光体ドラム51上の転写残トナーTを、クリーニングローラ55で良好に回収することが可能となっている。
印刷制御が終了、つまり印刷指令に応じたすべての枚数の用紙Pの印刷が終了した場合には、制御装置100は、清掃制御を実行する(S6)。具体的に、制御装置100は、清掃制御において、図6に示すように、各種ローラや搬送ベルト73の回転制御を継続しつつ、各クリーニングローラ55に吐出バイアスを印加するとともに、各転写ローラ74に転写バイアスを印加する。
また、制御装置100は、清掃制御を開始するときには、複数のクリーニングローラ55に対する吐出バイアスの印加を同時に開始している。ここで、クリーニングローラ55から感光体ドラム51に吐き出されるトナーTの量は、清掃制御の開始時点からクリーニングローラ55の最初の1回転目における量が、それ以降に吐き出される量よりも多い。そのため、本実施形態のように各クリーニングローラ55に対して吐出バイアスを同時に印加した場合には、例えば複数のクリーニングローラにそれぞれ異なるタイミングで吐出バイアスを印加する構成に比べ、各感光体ドラム51から搬送ベルト73上に吐き出されるトナーTの濃度が高い部分(最初の1回転目に相当する部分)同士が搬送ベルト73上で重なるのを抑えることが可能となっている。
また、ステップS6における清掃制御においては、クリーニング装置10でのトナーTの回収を行わないので、摺接ローラ11等に対する回収バイアスの印加は行わないようにして、電力消費が抑えられている(図6参照)。なお、清掃制御において、例えばモータから摺接ローラ11等への駆動力の伝達を切り替えるクラッチ等を制御することで摺接ローラ11等の回転を行わないようにしてもよいが、搬送ベルト73を良好に回転させるためには、少なくとも当該搬送ベルト73に接触する摺接ローラ11およびバックアップローラ15は回転させた方がよい。
ステップS6の後、制御装置100は、タイマによる時間計測を開始し(S7)、フラグFを1に設定して(S8)、本制御を終了する。
図4に示す制御では、制御装置100は、まず、タイマが第1時間以上になったか否かを判断する(S11)。ここで、タイマは、清掃制御を中断してから第1時間が経過するまでの間に制御装置100が印刷指令を受けない限りリセットされないため(S1)、制御装置100は、ステップS11において、実質、清掃制御を中断してから第1時間が経過するまでの間に印刷指令を受けていないか否かを判断している。
ここで、第1時間は、印刷制御を終了してからスリープモードに入るまでの時間よりも僅かに短い時間に設定されている。なお、本明細書において、スリープモードとは、加熱ローラ81や各種ローラや各種ローラを駆動するためのモータなどへの電力供給をOFFにするモードをいう。
ステップS11において、制御装置100は、タイマが第1時間未満であると判断した場合には(No)、本制御を終了し、タイマが第1時間以上になったと判断すると(Yes)、清掃制御を再開する(S12)。ステップS12において、制御装置100は、前述したステップS4の処理を同様の処理を行う。詳しくは、制御装置100は、吐出バイアスと転写バイアスの印加を行うことなく、搬送ベルト73等を回転するとともに、摺接ローラ11等に対して回収バイアスを印加することで、搬送ベルト73上に残ったトナーTをすべてクリーニング装置10で回収する。
これにより、スリープモードに入る前に清掃制御を再開することができるので、スリープモード中において搬送ベルト73上に残っているトナーTが搬送ベルト73に固着するのを抑えることができる。
ステップS12の後、制御装置100は、フラグFを0に戻し(S13)、スリープモードを開始する(S14)。なお、ステップS14で開始されたスリープモードは、制御装置100が印刷指令を受けたときに、終了する。
ステップS14の後、制御装置100は、タイマをリセットして(S15)、本制御を終了する。
以上、本実施形態によれば、前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
印刷制御の後に行う清掃制御を途中で中断させるので、印刷制御の後の清掃制御にかかる時間を短くすることができる。また、清掃制御の後半を、次の印刷準備制御の際に行うので、制御を効率よく行うことができる。
また、最下流側の感光体ドラム51Cから搬送ベルト73に移動したトナーTがクリーニング装置10に到達する前に、清掃制御を中断することで、印刷制御の後の清掃制御において摺接ローラ11等に対する回収バイアスの印加などを行う必要がないので、クリーニング装置10を作動させるための電力消費を省くことができる。
各感光体ドラム51上のトナーTをすべて搬送ベルト73に移した後に清掃制御を中断したので、例えば感光体ドラム上にトナーが付着した状態が長期間継続されることによって感光体ドラムにトナーが固着するのを抑えることができる。また、各感光体ドラム51上のトナーTがすべて搬送ベルト73に移動した直後に清掃制御を中断したので、例えば搬送ベルトに移ったトナーがクリーニング装置に到達する直前で清掃制御を中断する構成と比べ、印刷制御の後の清掃制御にかかる時間を短くすることができる。
清掃制御を開始するときに複数のクリーニングローラ55への吐出バイアスの印加を同時に行うことで、各感光体ドラム51から搬送ベルト73上に吐き出されるトナーTの濃度が高い部分(1回転目に相当する部分)同士が重なるのを抑えることができるので、搬送ベルト73上でのトナーTの濃度差を抑えることができ、搬送ベルト73上のトナーTをクリーニング装置10で良好に回収することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、各感光体ドラム51上のトナーTをすべて搬送ベルト73に移した後に清掃制御を中断したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、制御装置100は、清掃制御を開始した場合に、クリーニングローラ55から感光体ドラム51に移動したトナーTが搬送ベルト73に到達する前に、清掃制御を中断するように構成されていてもよい。
この場合には、図9に示すように、制御装置100は、印刷制御の後(時刻t21)、クリーニングローラ55に吐出バイアスを第1所定時間T1だけ印加してから(時刻t22)、モータを停止する(時刻t23)。つまり、制御装置100は、清掃制御の前半においては、第1吐出制御とモータ制御を行う。これにより、クリーニングローラ55から感光体ドラム51上に移ったトナーTが感光体ドラム51上に残った状態で、清掃制御が中断される(図8参照)。
さらに、図10に示すように、制御装置100は、モータを回転して印刷準備制御を開始すると(時刻t31)、所定のタイミング(時刻t32)で転写バイアスの印加を第2所定時間T2の間だけ行い、その後、所定のタイミング(時刻t33)で回収バイアスの印加を第4所定時間T4の間だけ行う。つまり、制御装置100は、清掃制御の後半においては、モータ制御と第2吐出制御と回収制御とを行う。これにより、感光体ドラム51上に残ったトナーTが搬送ベルト73上に移動し、搬送ベルト73上に移ったトナーがクリーニング装置10で回収される。
このような形態によれば、トナーTが搬送ベルト73に到達する前に清掃制御を中断するので、印刷制御の後の清掃制御にかかる時間をより短くすることができる。
前記実施形態では、吐出バイアスの印加時間を一定の時間としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、クリーニングローラ55で保持しているトナーTの量に応じて吐出バイアスの印加時間を変更するように構成してもよい。具体的には、例えば、制御装置100は、清掃制御において、吐出バイアスの印加時間を、図11に示すフローチャートに従って決定するように構成されていてもよい。
図11に示す制御では、制御装置100は、クリーニングローラ55で保持しているトナーTの量が所定量以上であるか否かを判断する(S21)。なお、トナーTの量が所定量以上であるか否かの判断は、例えば、印刷指令における印刷枚数が所定枚数以上であるか否かを判断したり、印刷指令における印字率の積算値が所定の閾値以上であるか否かを判断することで行えばよい。
ステップS21において、制御装置100は、トナーTの量が所定量以上であると判断した場合には(Yes)、吐出バイアスの印加時間を第2時間に設定し(S22)、所定量未満であると判断した場合には(No)、吐出バイアスの印加時間を第2時間よりも短い第3時間に設定する(S23)。このように、清掃制御において、クリーニングローラ55で保持しているトナーTの量が所定量未満のときには所定量以上のときよりも吐出バイアスの印加時間を短くすることで、その分、電力消費を抑えることができる。
前記実施形態では、ベルトとして用紙Pを搬送するための搬送ベルト73を例示したが、本発明はこれに限定されず、ベルトは、例えば図12に示すように、複数の感光体ドラム251からトナー像が転写される中間転写ベルト273であってもよい。
以下に、図12に示すカラープリンタ201を簡単に説明する。カラープリンタ201は、主に、トナー像を担持する複数の感光体ドラム251と、転写ユニット270と、回収装置の一例としてのクリーニング装置210とを備えている。転写ユニット270は、複数の感光体ドラム251に接触する中間転写ベルト273と、中間転写ベルト273を張設するための駆動ローラ271および従動ローラ272と、各感光体ドラム251との間で中間転写ベルト273を挟む複数の1次転写ローラ274と、駆動ローラ271との間で中間転写ベルト273を挟む2次転写ローラ275とを備えている。
また、カラープリンタ201は、用紙Pを収容する給紙トレイ221と、給紙トレイ221内の用紙Pを中間転写ベルト273と2次転写ローラ275との間に向けて送り出す給紙機構222と、中間転写ベルト273と2次転写ローラ275との間で用紙Pに転写されたトナー像を熱定着するための定着装置280とを備えている。
クリーニング装置210は、中間転写ベルト273上のトナーを回収する装置であり、前記実施形態と略同様の構成となる摺接ローラ211、回収ローラ212、ブレード213および廃トナー収容器214を備えている。この構造では、クリーニング装置210の摺接ローラ211が従動ローラ272と中間転写ベルト273を挟んで対向した位置に配置されていることにより、最下流側の感光体ドラム251からクリーニング装置210までの距離が、前記実施形態よりも長くなっている。
このように最下流側の感光体ドラム251からクリーニング装置210までの距離が非常に長い構造においては、例えば印刷制御の後の清掃制御においてトナーをクリーニング装置で回収する場合には、非常に長い時間がかかる。しかしながら、このような構造において、本発明を適用すれば、印刷制御の後の清掃制御にかかる時間を短くすることができるので、本発明が特に有効となる。
前記実施形態では、保持ローラとしてクリーニングローラ55を例示したが、本発明はこれに限定されず、保持ローラは、例えば感光体ドラムに摺接して当該感光体ドラム上のトナーを回収するブラシ状の部材や、感光体ドラムに接触して帯電させる帯電ローラなどであってもよい。
前記実施形態では、回収装置として搬送ベルト73に接触する摺接ローラ11等を有するクリーニング装置10を例示したが、本発明はこれに限定されず、回収装置は、例えばベルトに摺接するブレードを有する装置などであってもよい。
前記実施形態では、像担持体として感光体ドラム51を例示したが、本発明はこれに限定されず、像担持体は、例えばベルト状の感光体であってもよい。
前記実施形態では、現像剤としてプラスの極性となるトナーを例示したが、本発明はこれに限定されず、現像剤は、例えばマイナスの極性となるトナーであってもよい。なお、マイナスの極性のトナーを用いる場合には、保持バイアスや吐出バイアスなどは、前記実施形態とは逆の極性にすればよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、転写部材として転写ローラ74を例示したが、本発明はこれに限定されず、転写部材は、導電性ブラシや導電性板バネなど、転写バイアスが印加されるものであればよい。
前記実施形態では、シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを例示したが、本発明はこれに限定されず、シートは、例えばOHPシートであってもよい。
1 カラープリンタ
10 クリーニング装置
51 感光体ドラム
55 クリーニングローラ
73 搬送ベルト
73A 表面
74 転写ローラ
100 制御装置
P 用紙
T トナー

Claims (10)

  1. 現像剤像を担持するための複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体に対応するように設けられ、各像担持体上に付着した現像剤を保持可能な複数の保持ローラと、
    前記複数の像担持体と接触する表面を有する回転可能な無端状のベルトと、
    前記各像担持体との間で前記ベルトを挟み込み、各像担持体上の現像剤を前記ベルトに転写させることが可能な複数の転写部材と、
    前記ベルトに接触し、当該ベルト上の現像剤を回収するための回収装置と、
    前記各像担持体、前記各保持ローラおよび前記ベルトを回転させる印刷準備制御と、当該印刷準備制御の後に、前記像担持体上の現像剤像をシートに転写する印刷制御と、当該印刷制御の間、前記保持ローラに現像剤とは逆極性の保持バイアスを印加することで、前記保持ローラで前記像担持体上の現像剤を保持する保持制御と、前記保持ローラに現像剤と同極性の吐出バイアスを印加し、かつ、前記転写部材に現像剤と逆極性の転写バイアスを印加することで、前記保持ローラに保持された現像剤を前記像担持体に移動させて当該像担持体および前記ベルトを介して前記回収装置に回収させる清掃制御とを実行可能な制御装置と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御装置は、
    前記印刷制御の後に、前記清掃制御を開始し、前記表面の移動方向の最下流側に位置する保持ローラから像担持体に移動した現像剤が前記回収装置に到達する前に、前記清掃制御を中断し、次の印刷準備制御の際に、中断した清掃制御を再開させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御装置は、前記清掃制御を開始した場合には、前記複数の保持ローラのそれぞれから前記複数の像担持体のそれぞれに移動した現像剤が前記ベルトに到達する前に、前記清掃制御を中断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御装置は、前記清掃制御を開始した場合には、前記複数の保持ローラのそれぞれから前記複数の像担持体のそれぞれに移動した現像剤のすべてが前記像担持体から前記ベルトに到達した後に、前記清掃制御を中断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、前記複数の保持ローラへの前記保持バイアスの印加と、前記複数の転写部材への前記転写バイアスの印加とを同時に開始することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記清掃制御を中断してから第1時間が経過するまでの間に印刷指令を受けない場合には、前記清掃制御を再開し、当該清掃制御の終了後にスリープモードを実行することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御装置は、前記清掃制御を再開する場合には、前記保持ローラにバイアスを印加しないように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記保持ローラの周速は、前記像担持体の周速よりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御装置は、前記清掃制御を開始する場合に、前記複数の保持ローラに対する前記吐出バイアスの印加を同時に開始することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御装置は、前記清掃制御において、前記保持ローラで保持している現像剤の量が、所定量以上である場合には、前記吐出バイアスの印加時間を第2時間に設定し、所定量未満である場合には、前記吐出バイアスの印加時間を前記第2時間よりも短い第3時間に設定することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記ベルトは、前記各像担持体から現像剤像が転写される中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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