JP4930558B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4930558B2
JP4930558B2 JP2009179217A JP2009179217A JP4930558B2 JP 4930558 B2 JP4930558 B2 JP 4930558B2 JP 2009179217 A JP2009179217 A JP 2009179217A JP 2009179217 A JP2009179217 A JP 2009179217A JP 4930558 B2 JP4930558 B2 JP 4930558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
image forming
unit
developer
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009179217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011033786A (ja
Inventor
哲也 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009179217A priority Critical patent/JP4930558B2/ja
Priority to US12/816,702 priority patent/US8204392B2/en
Publication of JP2011033786A publication Critical patent/JP2011033786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4930558B2 publication Critical patent/JP4930558B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1605Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
    • G03G15/161Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support with means for handling the intermediate support, e.g. heating, cleaning, coating with a transfer agent
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0848Arrangements for testing or measuring developer properties or quality, e.g. charge, size, flowability
    • G03G15/0856Detection or control means for the developer level
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0848Arrangements for testing or measuring developer properties or quality, e.g. charge, size, flowability
    • G03G15/0856Detection or control means for the developer level
    • G03G15/0862Detection or control means for the developer level the level being measured by optical means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0887Arrangements for conveying and conditioning developer in the developing unit, e.g. agitating, removing impurities or humidity
    • G03G15/0889Arrangements for conveying and conditioning developer in the developing unit, e.g. agitating, removing impurities or humidity for agitation or stirring

Description

本発明は、ウォーミングアップ時にクリーニング動作および残量検知動作を行う画像形成装置に関する。
従来より、搬送ベルトにそれぞれ対向して配置された複数の感光ドラムなどの像担持体(感光体)と、その感光体に対して当接及び離間可能に設けられた複数の現像器と、各感光体に対応して設けられ、搬送ベルトを感光体と挟むように搬送ベルトに当接して配置された転写器とを備える画像形成装置が知られている。なお、各現像器には、一般的に、ブラック、シアン、イエロー、マゼンダ等の基本となる色(基本色)のいずれかに対応する現像剤(トナー)が収容されている。
また、画像形成装置は、画像形成動作前のウォーミングアップ時に行う動作(ウォーミングアップ動作)として、感光体に付着した現像剤(トナー)を搬送ベルトに転写し、その搬送ベルトに転写されたトナー(廃トナー)を除去する動作(クリーニング動作)を行うように構成される(例えば、特許文献1参照)。なお、クリーニング動作では、通常、搬送ベルトにおいて複数の感光体と離隔した位置に設けられた廃トナーボックスに、搬送ベルト上の廃トナーが回収される。
さらに、画像形成装置におけるウォーミングアップ動作では、クリーニング動作の他に、各現像器に収容されているトナーの残量状態を検知する動作(残量検知動作)も行われる。なお、画像形成装置は、画像形成動作時(例えば、連続印字時)にも所定のタイミングでトナーの残量状態を検知する必要があるため、現像器が感光体に対して当接した状態(当接状態)において残量検知動作を行うように構成される。
特開2008−250210号公報
従来の画像形成装置では、クリーニング動作と残量検知動作とを別々に行っている。しかし、常にこのような態様をとると、ウォーミングアップ動作に毎回時間がかかってしまうという問題があった。そこで、従来の画像形成装置では、クリーニング動作を残量検知動作とともに行うことにより、ウォーミングアップ動作の時間を短縮することが考えられる。しかし、常にこのような態様をとると、現像器に収容されているトナー(現像器内トナー)に他の色のトナーが混入する。即ち、クリーニング動作時に、当接状態において、感光体に付着したトナーが多量に搬送ベルトに転写されると、搬送ベルトを介して他の感光体に移り、その他の感光体に当接する現像器に、他色の廃トナーが混入するためである。
本発明は、上記問題点を解決するために、ウォーミングアップ動作を効率的かつ不備なく行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた発明である請求項1に記載の画像形成装置は、搬送ベルトと、該搬送ベルトにそれぞれ対向して配置された複数の像担持体と、該像担持体に対して当接及び離間可能に設けられた複数の現像手段と、各前記像担持体に対応して設けられ、前記搬送ベルトを前記像担持体と挟むように該搬送ベルトに当接して配置された転写手段とを有し、前記像担持体の表面の現像剤を前記搬送ベルトに転写可能な電圧を前記転写手段に印加する画像形成手段と、前記像担持体から前記搬送ベルトに転写された現像剤を除去するクリーニング手段と、前記現像手段が前記像担持体に対して当接した状態である当接状態において、当該現像手段に収容されている現像剤の残量状態を検知する残量検知手段と、前記画像形成手段による画像形成動作前のウォーミングアップ時に、少なくとも前記クリーニング手段および前記残量検知手段を実行するように制御するウォーミングアップ制御手段と、を備えた画像形成装置であって、少なくとも前記像担持体上の前記現像剤が微少であるものと推定される第1の状態と、該第1の状態と比較して、少なくとも前記像担持体上に前記現像剤が多く存在するものと推定される第2の状態とを認識する状態認識手段を備え、前記ウォーミングアップ制御手段は、前記状態認識手段による認識結果が前記第1の状態の場合には、前記クリーニング手段を前記残量検知手段とともに動作させるように制御し、前記認識結果が前記第2の状態の場合には、前記クリーニング手段の実行終了後、前記残量検知手段を実行するように制御することを特徴としている。
つまり、本発明の画像形成装置では、画像形成動作前のウォーミングアップ時に、少なくとも像担持体上の不要な現像剤(廃トナー)の量に応じて、廃トナーの量が微少である場合には、クリーニング手段を残量検知手段とともに動作させ、廃トナーの量が多い場合には、残量検知手段の動作前にクリーニング手段を動作させている。
このため、本発明の画像形成装置では、廃トナーの量が微少である場合にクリーニング手段を残量検知手段とともに動作させることにより、ウォーミングアップ時に、搬送ベルト上の廃トナーが像担持体を介して現像手段に混入する可能性(廃トナー混入リスク)を抑制しつつ、ウォーミングアップ時の動作(ウォーミングアップ動作)に必要な動作時間を短縮できる。
そして、廃トナーの量が多い場合であっても、残量検知手段の動作前に、現像手段が像担持体に対して離間した状態である離間状態において、クリーニング手段を動作させることができる。これにより、ウォーミングアップ時に、搬送ベルト上の廃トナーが像担持体を介して現像手段に混入することを抑制できる。また、残量検知手段の動作時には、既に像担持体上の廃トナーが除去されているため、当接状態においても像担持体を介して廃トナーが現像手段に混入することを抑制できる。つまり、廃トナーの量が多い場合であっても、廃トナー混入リスクを抑制することができる。
したがって、本発明の画像形成装置によれば、ウォーミングアップ動作に毎回時間がかかってしまうことなく、廃トナー混入リスクを抑制することができるため、ひいては、ウォーミングアップ動作を効率的かつ不備なく行うことができる。
なお、「少なくとも前記像担持体上の前記現像剤」とは、前記像担持体上の前記現像剤に限らず、前記搬送ベルト上の前記現像剤や、後述する前記回収手段により前記像担持体の表面に戻される前記現像剤が含まれるものをいう。
また、本発明の画像形成装置において、請求項2に記載のように、前記第1の状態および前記第2の状態のいずれかに対応づけて設定される状態情報を記憶する記憶手段を備え、前記状態認識手段は、前記クリーニング手段による動作が完了した場合には、前記状態情報を前記第1の状態として前記記憶手段に記憶し、前記画像形成手段または前記クリーニング手段の動作がエラーにより強制終了した場合には、前記状態情報を前記第2の状態として前記記憶手段に記憶し、前記ウォーミングアップ制御手段は、前記記憶手段に記憶されている状態情報を、前記状態認識手段による認識結果として扱うことが好ましい。
このように構成された画像形成装置では、画像形成手段またはクリーニング手段のエラー(例えば、装置内に用紙等の記録媒体が詰まること(ジャム)や、使用者が装置カバーを開くことなど)が解除されると、廃トナーの量が多い状態(第2の状態)として、残量検知手段の前にクリーニング手段を動作させている。
このため、例えば、画像形成動作が未完了のために像担持体上に現像剤が残留している場合や、使用者がジャムを解消するために記録媒体を無理に引き出して、記録媒体上の現像剤が像担持体に付着する場合であっても、ウォーミングアップ時に廃トナーが像担持体を介して現像手段に混入することを抑制できる。
また、本発明の画像形成装置において、請求項3に記載のように、各前記像担持体に対応して設けられ、前記像担持体の表面に残留している現像剤を回収するとともに、その回収された現像剤を、所定のタイミングで前記像担持体の表面に戻すことが可能な回収手段を備え、前記クリーニング手段により除去される現像剤には、前記回収手段により前記像担持体の表面に戻され、且つ前記転写手段により前記像担持体から前記搬送ベルトに転写された現像剤が含まれることが好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、回収手段によって像担持体上のトナーを一時的に回収することができるため、例えば画像形成動作時に像担持体をきれいな状態に保つことができる。さらに、回収手段により一時的に回収されたトナーを、所定のタイミングでクリーニング手段により除去することができるため、回収手段の構成を小型化することができ、ひいては回収手段の設置スペースを小さくすることができる。
なお、本発明の画像形成装置において、請求項4に記載のように、前記現像手段は、当該現像手段に収容されている現像剤を攪拌する攪拌部材と、前記現像剤の残量状態を検知するために設けられた光透過性の一対の検知用窓部とを有し、前記残量検知手段は、前記当接状態において、一方の前記検知用窓部に検知光を発光する発光部と、他方の前記検知用窓部を透過する前記検知光を受光する受光部とを有し、該受光部による前記検知光の受光頻度に基づいて、前記現像剤の残量状態を検知するとよい。
このように構成された画像形成装置によれば、現像手段において現像剤が一箇所に滞留することを防止しつつ、現像剤の残量状態を検知することができるため、画像形成動作時であっても好適に残量検知手段を動作させることができる。
また、本発明の画像形成装置では、請求項5に記載のように、前記現像手段が、前記当接状態において前記像担持体と連動して回転する現像ローラを有し、前記像担持体が、前記搬送ベルトに当接して配置されて該搬送ベルトと連動して回転し、前記攪拌部材が、前記現像ローラと連動して回転するようにそれぞれ構成されてもよい。
つまり、この場合、攪拌部材の回転に連動して、現像ローラ及び像担持体が回転し、さらに搬送ベルトが回動することになり、残量検知手段の動作時に搬送ベルト上の廃トナーが像担持体を介して現像ローラに付着してしまう可能性がある。
しかし、本発明の画像形成装置によれば、ウォーミングアップ動作において、廃トナーの量が多い場合には、クリーニング手段の実行終了後に残量検知手段を動作させるため、残量検知手段の動作前には既に搬送ベルト上の廃トナーが除去されていることになり、これにより、搬送ベルト上の廃トナーが像担持体を介して現像手段に混入することを抑制できる。
本発明が適用された画像形成装置1の概略構成を示す側断面図である。 現像器32の構成の一部を示す側断面図である。 現像器32を画像形成装置1の前後方向から見た部分断面図である。 画像形成装置1の電気的構成の一部を示すブロック図である。 制御部40のCPU71が実行するカバー監視処理の詳細を示すフローチャートである。 制御部40のCPU71が実行する画像形成処理の詳細を示すフローチャートである。 制御部40のCPU71が実行するウォーミングアップ処理の詳細を示すフローチャートである。 制御部40のCPU71が実行する第1ウォーミングアップモード処理の詳細を示すフローチャートである。 制御部40のCPU71が実行する第2ウォーミングアップモード処理の詳細を示すフローチャートである。 画像形成装置1の動作状態の遷移を示す状態遷移図である。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<全体構成>
図1は、本発明が適用された画像形成装置1の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明においては、図1における左側を前方とする。
画像形成装置1は、直接転写タンデム方式のカラー画像形成装置であって、図1に示すように、略箱型の筐体2を備えている。その筐体2の上面には、記録媒体としての印刷用紙(以下、単に用紙ともいう)が画像形成後に載置される排紙トレイ3aが形成されている。また、その排紙トレイ3aが一体に設けられて画像形成装置1を上方から覆うトップカバー3は、画像形成装置1の後方上端を中心に開閉可能に設けられている。このトップカバー3を開放することにより、後述の画像形成ユニット31を筐体2の内部から上方へ引き出すことが可能となる。
そして、筐体2の内部には、画像を形成するための用紙を供給するフィーダ部10、フィーダ部10から供給される用紙に画像形成を行う画像形成部30、及びこれらの各部を駆動制御する制御部40(図4参照)等が収容されている。
フィーダ部10は、画像を形成するための用紙が積載される給紙トレイ11、給紙トレイ11の前端上方に配置されて用紙を搬送する給紙ローラ11a、給紙トレイ11から用紙を取り出す分離ローラ12、分離ローラ12から送り出される用紙を搬送機構20に給紙する一対のピッチローラ14、ピッチローラ14の上方(且つ、手差トレイ15の後方)に設けられる一対のレジストローラ4、及び、筐体2の前面から直接用紙を給紙するための手差トレイ15等からなる。
また、筐体2の内部には、画像形成部30の動作と連動して回転する駆動ローラ21、駆動ローラ21と離隔した位置に回転可能に配置された従動ローラ22、及び、駆動ローラ21と従動ローラ22との間に架設される搬送ベルト23等からなる搬送機構20が収容されている。
このうち、搬送ベルト23は、駆動ローラ21により図1の時計回り方向に循環移動するように駆動され、その上面に載置された用紙を後方へ搬送するようにされている。また、搬送ベルト23の下方側には、搬送ベルト23に付着した現像剤(以下、トナーという)等の付着物を除去するベルトクリーナユニット5が配設されている。
そして、ベルトクリーナユニット5は、搬送ベルト23に当接して配置され、所定の電圧が印加されることによって搬送ベルト23上の付着物を回収するローラ状のベルトクリーナ6、及び、ベルトクリーナ6により回収された付着物(特に、廃トナー)を貯留する廃トナーボックス7等を有して構成されている。
<画像形成部の構成>
画像形成部30は、前述の搬送ベルト23(搬送機構20)と、像担持体である感光ドラム8の表面に静電潜像を形成するLED部50と、LED部50により形成された静電潜像をトナーで現像するとともに、その現像した画像(トナー像)を搬送機構20によって搬送されてくる用紙へ転写するプロセス部60と、プロセス部60により転写された画像を定着させる定着器70とからなる。
プロセス部60は、複数(本実施形態では4つ)の画像形成ユニット31と、この画像形成ユニット31が有する感光ドラム8(像担持体の一例)に用紙を押圧する複数(本実施形態では4つ)の転写ローラ9(転写手段の一例)と、感光ドラム8に対応して設けられたローラ状のOPCクリーナ38とを備えている。
このうち、転写ローラ9(転写手段の一例)は、各感光ドラム8に対応して設けられ、搬送ベルト23を感光ドラム8と挟むように搬送ベルト23に当接して配置され、その転写ローラ9と感光ドラム8との間に、感光ドラム8の表面に付着したトナーを用紙もしくは搬送ベルト23に転写可能な電圧(以下、転写バイアスともいう)が印加され、所定量の転写電流が通電される。
そして、OPCクリーナ38(回収手段の一例)は、感光ドラム8の後方において感光ドラム8に当接してそれぞれ配置されている。このOPCクリーナ38は、感光ドラム8の表面に残留しているトナーを回収するとともに、その回収されたトナーを所定のタイミングで感光ドラム8の表面に戻す。なお、OPCクリーナ38は、負電荷の所定電圧(例えば、−400V)が印加されると、感光ドラム8からトナーを回収し、正電荷の所定電圧(例えば、+400V)が印加されると、回収したトナーを感光ドラム8の表面に戻すように構成されている。
画像形成ユニット31は、搬送ベルト23において用紙が搬送される方向(搬送方向)に沿い、且つそれぞれが搬送ベルト23に対向して配置された感光ドラム8、感光ドラム8に対応して設けられて感光ドラム8を帯電させる帯電器31a、及び、感光ドラム8に対して当接及び離間可能に設けられた現像器32等からなる。なお、本実施形態の感光ドラム8は、搬送ベルト23に当接して配置されて、搬送ベルト23と連動して回転するように構成されている。
また、帯電器31aは、感光ドラム8の後側斜め上方において、感光ドラム8と接触しないように所定間隔を隔てて、感光ドラム8と対向配置され、所定の電圧が印加されるとコロナ放電を発生させることにより感光ドラム8の表面を一様に正極性に帯電させる。
そして、現像器32(現像手段の一例)は、トナーを収容するトナー収容室33、トナー収容室33から放出されたトナーを現像ローラ36に供給する供給ローラ35、供給ローラ35に当接して配置され、供給ローラ35から供給されたトナーで感光ドラム8上の静電潜像を現像する現像ローラ36、及び、感光ドラム8に対応して設けられたローラ状のOPCクリーナ38からなる。このうち、現像ローラ36は、当該現像ローラ36が感光ドラム8に対して当接した状態において、感光ドラム8と連動して回転するように構成されている。
トナー収容室33は、カートリッジ24毎に異なる基本色(搬送ベルト23の搬送方向の上流側からブラックK,イエローY,マゼンダM,シアンC)のトナー(詳しくは、正帯電性非磁性1成分トナー)を収容している。
また、現像器32は、図2(a)に示すように、トナー収容室33に収容されているトナーを攪拌する攪拌部材としてのアジテータ41と、そのトナーの残量状態を検知するためにトナー収容室33の外壁37(図3参照)に設けられた一対の検知用窓部としてのトナー検知窓42とを備えている。なお、アジテータ41は、現像ローラ36と連動して回転するように構成されている。
トナー検知窓42は、光透過性の素材により形成されている。そして、トナー検知窓42は、現像器32の幅方向にトナー収容室33を挟むように対向配置され、且つ、図2(b)に示すように、現像器32が感光ドラム8に対して当接した状態(以下、当接状態という)において、トナーセンサ64(図3参照)から出射される光(検知光)の光軸に重なるように配置されている。また、トナー検知窓42は、図2(c)に示すように、現像器32が感光ドラム8に対して離間した状態(以下、離間状態という)において、検知光の光軸がトナー検知窓42から外れる大きさに形成されている。
ここで、図3は、現像器32を画像形成装置1の前後方向から見た部分断面図である。
図3に示すように、トナーセンサ64は、一対のトナー検知窓42のうち、一方のトナー検知窓42に外側から検知光を発光する発光部43と、他方のトナー検知窓42を透過する検知光を受光する受光部44とを備え、受光部44により検知光を受光する毎に検知信号を制御部40(図4参照)に出力するように構成されている。
図1に戻り、LED部50は、LED(図示せず)を用いて露光を行う周知のものであり、制御部40(図4参照)から入力される画像データや制御指令に基づいて、各色のLEDで、それぞれ対応する感光ドラム8の表面を、制御指令に従ったタイミング及び照射速度で高速走査するように構成されている。
そして、定着器70は、用紙に転写されたトナーを加熱しながら用紙を搬送する加熱ローラ16、用紙を挟んで加熱ローラ16とは反対側に配設され、用紙を加熱ローラ16に押圧する加圧ローラ17等からなり、用紙に転写されたトナーを加熱溶融させて定着させるように構成されている。なお、定着器70を通過した用紙は、搬送ローラ19により更に搬送され、排出ローラ18を介して排紙トレイ3aに排出される。
つまり、画像形成部30は、フィーダ部10から搬送機構20によって搬送されてくる用紙がプロセス部60を通過するときに、LED部50から照射されたLED光により露光され、且つ、画像形成ユニット31により現像された感光ドラム8上のトナー像を用紙に転写し、更にその用紙が定着器70を通過するときに、トナー像を用紙に定着させるように構成されている。
<制御部>
次に、図4は、画像形成装置1のうち、本発明に関わる部分の電気的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、制御部40は、画像形成装置1の動力源となるメインモータ51、現像器32の状態を当接状態および離間状態のいずれかに切り替えるために感光ドラム8に対して現像器32を移動させる現像器離間モータ52、及び、画像形成装置1に設けられた各種ローラ等の駆動軸にメインモータ51からの動力を伝達するとともに、その動力の断続や変速を行う動力伝達機構53等を制御する。
また、制御部40には、帯電器31a,現像ローラ36,転写ローラ9,OPCクリーナ38,及びベルトクリーナ6への印加電圧(バイアス)をそれぞれ制御するための帯電バイアス回路54,現像バイアス回路55,転写バイアス回路56,OPCクリーナバイアス回路57,及びベルトクリーナバイアス回路58が接続されている。
さらに、制御部40には、画像形成装置1の各所に配置されたセンサ群59からの検知信号を入力する信号入力部61や、使用者からの指令や外部装置(パーソナルコンピュータ等)からの画像データを入力する外部入力部62等が接続されている。なお、センサ群59には、現像器32の状態(当接状態および離間状態のいずれであるか)を検知する現像器離間センサ63や、筐体2内における用紙の位置を検知する位置センサ65、トップカバー3の開閉状態を検知するカバー開閉センサ66、前述のトナーセンサ64等が含まれている。
制御部40は、CPU71、ROM72、RAM73、及び、これらの各部を接続するバスラインを中心とする周知のマイクロコンピュータにより構成され、CPU71が、ROM72に記憶されたプログラムに基づいて、以下で詳述するカバー監視処理,画像形成処理,及びウォーミングアップ処理を実行する。なお、本実施形態のRAM73は、不揮発性のメモリとして構成されたものであり、そのメモリ内には、感光ドラム8の表面におけるトナーの付着状態を表す状態フラグ(状態情報に相当する)を記憶するための領域(以下、フラグ記憶領域という)が確保されている。また、この状態フラグは、CPU71によって、感光ドラム8及び搬送ベルト23及びOPCクリーナ38のトナーの付着量(トナー付着量)が微少であると推定される状態(第1の状態)の場合にはリセット(クリア)され、トナー付着量が第1の状態と比較して多く存在すると推定される状態(第2の状態)の場合にセットされる。
<カバー監視処理>
ここで、図5は、制御部40のCPU71が実行するカバー監視処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本処理は、画像形成装置1の電源がオンにされると起動され、画像形成装置1の電源がオフにされるまで繰り返し実行される。
図5に示すように、本処理が起動されると、S110では、カバー開閉センサ66による検知結果に基づいて、トップカバー3が開かれた状態であるか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS120に移行し、一方、否定判断した場合にはS110を繰り返し実行する。
S120では、後述の画像形成処理およびウォーミングアップ処理を強制終了し、続くS130では、状態フラグを第2の状態と対応づけてRAM73のフラグ記憶領域に記憶することにより、状態フラグをセットする。
つまり、トップカバー3が開かれた状態であると、ユーザによって感光ドラム8や搬送ベルト23が交換される可能性がある。その交換の際に、不要なトナーによって感光ドラム8や搬送ベルト23が汚れる可能性がある。そのため、感光ドラム8や搬送ベルト23に不要なトナーが多く存在すると推定される状態として、CPU71は、状態フラグを第2の状態としてセットする。
続くS140では、カバー開閉センサ66による検知結果に基づいて、トップカバー3が閉じられた状態であるか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS150に移行し、一方、否定判断した場合にはS140を繰り返し実行する。
S150では、後述するウォーミングアップ処理を起動させて、S110に移行する。
<画像形成処理>
次に、図6は、制御部40のCPU71が実行する画像形成処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本処理は、画像形成部30における画像形成動作が可能な待機状態S2(図10参照)において、外部入力部62を介して外部装置からプリント要求を入力すると起動される。
図6に示すように、本処理が起動されると、S205では、メインモータ51をオンにし、続くS210では、現像器32の状態を当接状態にして、S215に移行する。なお、S210では、現像器離間センサ63による検知結果に基づいて、現像器32の状態が離間状態であると判断した場合に、現像器離間モータ52を介して現像器32を感光ドラム8に当接する位置に移動させている。
次に、CPU71は、RAM73のフラグ記憶領域に状態フラグをセットし(S215:状態認識手段の一例)、続くS220に移行する。
S220の処理では、周知の技術である画像形成部30によって、プリント要求の対象となる画像データが用紙に印刷される。また、OPCクリーナバイアス回路57を介してOPCクリーナ38に負電荷の所定電圧を印加することによって、感光ドラム8の表面に残留しているトナーを回収している。その際、周知の画像形成部30の画像形成動作によって、感光ドラム8もしくはOPCクリーナ38にはトナーが多く存在することとなる。そのため、S220の処理を実行する前に、S215において、CPU71は、感光ドラム8もしくはOPCクリーナ38にトナーが多く存在するものとされる第2の状態として、RAM73のフラグ記憶領域に状態フラグがセットされる。
次に、S221では、S220の処理による画像データの印刷が完了したか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS225に移行し、一方、否定判断した場合にはS230に移行する。
S225では、受信バッファに画像データが残存しているか否か(つまり、次に印刷すべき画像データがあるかどうか)を判断し、ここで、肯定判断した場合にはS255に移行し、一方、否定判断した場合にはS220に移行する。
S230では、位置センサ65やカバー開閉センサ66による検知結果等に基づいて、エラーが発生しているか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS235に移行し、一方、否定判断した場合にはS220に移行する。
なお、ここでいうエラーとは、画像形成動作中に、筐体2内における用紙の詰まり(ジャム)の発生、トップカバー3の開放、あるいはメインモータ51等の故障による画像形成部30の緊急停止等を意味する。
S235では、メインモータ51をオフにし、続くS240では、ジャム等のエラーが解消されたか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS245に移行し、一方、否定判断した場合にはS240を繰り返し実行する。
S245では、後述するウォーミングアップ処理を起動させて、本処理を終了する。
S255では、現像器離間モータ52を介して現像器32の状態を離間状態にし、続くS260では、搬送ベルト23上の付着物を除去するクリーニング動作を開始し、S265に移行する。なお、S260では、クリーニング動作を開始すると、OPCクリーナバイアス回路57を介してOPCクリーナ38に正電荷の所定電圧を印加することによって、S220で回収したトナーを感光ドラム8の表面に戻すとともに、転写バイアス回路56を介して転写ローラ9に転写バイアスを印加することによって、感光ドラム8上のトナーを搬送ベルト23に転写している。そして、ベルトクリーナバイアス回路58を介してベルトクリーナ6に所定の電圧を印加することによって、感光ドラム8から搬送ベルト23に転写された廃トナーを含む付着物を廃トナーボックス7内に回収している。
S265では、クリーニング動作が終了したか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS270に移行し、一方、否定判断した場合には、クリーニング動作が終了するまで待機する。
S270では、メインモータ51がオフとなるように制御される。
S275の処理の時点では、既にS265によるクリーニング動作が完了しているため、S275において、感光ドラム8もしくは搬送ベルト23にはトナーが微少であると推定される。
そこで、S275において、CPU71は、感光ドラム8及び搬送ベルト23及びOPCクリーナ38のトナー付着量が微少である第1の状態として、RAM73のフラグ記憶領域から状態フラグをクリアして、本処理を終了する。
<ウォーミングアップ処理>
次に、図7は、制御部40のCPU71が実行するウォーミングアップ処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本処理は、画像形成装置1の電源がオンにされると起動される他、カバー監視処理のS150、及び、画像形成処理のS245にて起動される。
図7に示すように、本処理が起動されると、S310では、RAM73のフラグ記憶領域に状態フラグがセットされているか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS330に移行し、一方、否定判断した場合にはS320に移行する。
S320では、感光ドラム8の表面が第1の状態であるときの第1動作モードにて、画像形成部30を待機状態にする動作であるウォーミングアップ動作を行うための処理(以下、第1ウォーミングアップモード処理という)を起動して、本処理を終了する。
S330では、感光ドラム8の表面が第2の状態であるときの第2動作モードにて、ウォーミングアップ動作を行うための処理(以下、第2ウォーミングアップモード処理という)を起動して、本処理を終了する。
<第1ウォーミングアップモード処理>
次に、図8は、制御部40のCPU71が実行する第1ウォーミングアップモード処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本処理は、ウォーミングアップ処理のS320にて起動される。
図8に示すように、本処理が起動されると、S410では、メインモータ51をオンにし、続くS420では、現像器32の状態を当接状態にして、S430に移行する。なお、S420では、前述の画像形成処理のS210と同様にして、現像器離間モータ52を介して現像器32を感光ドラム8に当接する位置に移動させている。
S430では、クリーニング動作を開始し、続くS440では、トナー収容室33に収容されているトナーの残量状態を検知するためにトナーセンサ64を動作させる残量検知動作(以下、トナーチェック動作という)を開始する。なお、S430では、前述の画像形成処理のS260と同様にして、感光ドラム8から搬送ベルト23に転写された廃トナーを含む付着物を廃トナーボックス7内に回収している。また、S440では、トナーセンサ64から信号入力部61を介して入力した検知信号に基づいて、受光部44による検知光の受光頻度を読み取ることにより、トナーの残量状態を検知している。
続くS450では、クリーニング動作が終了したか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS460に移行し、一方、否定判断した場合には、クリーニング動作が終了するまで待機する。
S460では、RAM73のフラグ記憶領域から状態フラグをクリアし、続くS470では、受光部44による検知光の受光頻度を読み取るための所定時間が経過したか否か、つまり、トナーチェック動作が終了したか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS480に移行し、一方、否定判断した場合には、トナーチェック動作が終了するまで待機する。
S480では、メインモータ51がオフとなるように制御され、続くS490では、現像器離間モータ52を介して現像器32の状態を離間状態にして、本処理を終了する。
<第2ウォーミングアップモード処理>
次に、図9は、制御部40のCPU71が実行する第2ウォーミングアップ処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本処理は、ウォーミングアップ処理のS320にて起動される。
図9に示すように、本処理が起動されると、S510では、メインモータ51をオンにし、続くS515では、現像器32の状態を離間状態にして、S520に移行する。なお、S515では、現像器離間センサ63による検知結果に基づいて、現像器32の状態が当接状態であると判断した場合に、現像器離間モータ52を介して現像器32を感光ドラム8に離間する位置に移動させている。
S520では、クリーニング動作を開始し、続くS525では、クリーニング動作が終了したか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS530に移行し、一方、否定判断した場合には、クリーニング動作が終了するまで待機する。なお、S520では、前述の画像形成処理のS260や第1ウォーミングアップモード処理のS430と同様にして、感光ドラム8から搬送ベルト23に転写された廃トナーを含む付着物を廃トナーボックス7内に回収している。
S530では、メインモータ51をオフにし、続くS535では、RAM73のフラグ記憶領域から状態フラグをクリアして、S540に移行する。
S540では、現像器離間モータ52を介して現像器32の状態を当接状態にし、続くS545では、メインモータ51をオンにして、S550に移行する。
S550では、トナーチェック動作を開始し、続くS555では、トナーチェック動作が終了したか否かを判断し、ここで、肯定判断した場合にはS560に移行し、一方、否定判断した場合には、トナーチェック動作が終了するまで待機する。なお、S550では、前述の第1ウォーミングアップモード処理のS440と同様にして、受光部44による検知光の受光頻度を読み取ることにより、トナーの残量状態を検知している。
S560では、メインモータ51がオフとなるように制御され、続くS565では、現像器離間モータ52を介して現像器32の状態を離間状態にして、本処理を終了する。
<画像形成装置1の動作状態>
このように構成された画像形成装置1は、図10に示すように、画像形成装置1の電源がオンにされると、ウォーミングアップ動作を行う動作状態(以下、準備状態という)S1となり、ウォーミングアップ動作中に、例えば、メインモータ51の故障による緊急停止、トップカバー3の開放等によるエラーがなければ、準備状態S1から画像形成動作が可能な待機状態S2に遷移する。
また、準備状態S1あるいは待機状態S2において、例えば、メインモータ51の故障による緊急停止、トップカバー3の開放等によるエラーがあれば、クリーニング動作およびトナーチェック動作を強制終了して、準備状態S1あるいは待機状態S2からエラー状態S3に遷移し、このエラーが解除されると、エラー状態S3から準備状態S1に遷移する。
そして、待機状態S2において、外部装置からプリント要求を入力すると、画像形成動作を行う動作状態(以下、印刷状態という)S4となり、画像形成動作中に、トップカバー3が開かれたり、筐体2内における用紙の詰まり(ジャム)が発生したりするエラーがあれば、印刷状態S4からエラー状態S3に遷移する。また、このエラーが解除されると、エラー状態S3から準備状態S1に遷移する。なお、画像形成動作中にエラーがなければ、画像形成動作の終了後に、印刷状態S4から待機状態S2に遷移する。
ここで、画像形成装置1は、エラー状態S3のまま電源がオフにされて、次回電源がオンにされて準備状態S1に遷移する場合、あるいは、エラー状態S3から準備状態S1に直接遷移する場合、ウォーミングアップ動作を第2ウォーミングアップモードで実行する。一方、画像形成装置1は、エラー状態S3でない状態(待機状態S2等)で電源がオフにされて、次回電源がオンにされて準備状態S1に遷移する場合、ウォーミングアップ動作を第1ウォーミングアップモードで実行する。
つまり、画像形成装置1では、画像形成動作が動作途中で強制終了したり、使用者がジャムを解消するために用紙を無理に引き出したりすることによって、感光ドラム8上にトナーが多量に付着していると推定される場合や、トップカバー3が開かれることによって、感光ドラム8上に塵や埃等の汚れが付着していると推定される場合に、ウォーミングアップ動作を第2ウォーミングアップモードで実行している。
なお、上記実施形態において、画像形成部30およびバイアス回路54〜56が画像形成手段、ベルトクリーナユニット5およびベルトクリーナバイアス回路58がクリーニング手段、トナーセンサ64(及びCPU71)が残量検知手段、RAM73が記憶手段、OPCクリーナ38およびOPCクリーナバイアス回路57が回収手段、CPU71が実行する処理のうち、ウォーミングアップ処理がウォーミングアップ制御手段に相当する。
<本実施形態の効果>
以上、説明したように、本実施形態の画像形成装置1では、ウォーミングアップ動作において、感光ドラム8上のトナーが微少であると推定される場合に、現像器32の状態を当接状態にして、クリーニング動作をトナーチェック動作とともに実行する。一方、感光ドラム8上のトナーが多量に存在すると推定される場合には、現像器32の状態を離間状態にしてクリーニング動作を実行し、クリーニング動作の実行終了後、現像器32の状態を当接状態にしてトナーチェック動作を実行する。
したがって、本実施形態の画像形成装置1によれば、ウォーミングアップ動作に毎回時間を不要にかけることなく、感光ドラム8上の廃トナーが現像器32に混入する可能性(廃トナー混入リスク)を抑制することができるため、ひいては、ウォーミングアップ動作を効率的かつ不備なく行うことができる。
また、本実施形態の画像形成装置1では、カバー監視処理によって、トップカバー3が開かれた場合に状態フラグがセットされるため、ウォーミングアップ処理によって、ウォーミングアップ動作が第2ウォーミングアップモードで実行される。このため、トップカバー3が開かれることにより付着する感光ドラム8上の塵や埃等の汚れが現像器32に混入する可能性も抑制することができる。
さらに、本実施形態の画像形成装置1では、画像形成処理によって、プリント要求の対象となる画像データの印刷毎に、クリーニング動作を実行するため、OPCクリーナ38にトナーを多量に保持させることを防止できる。これにより、ウォーミングアップ動作時に、OPCクリーナ38から多量のトナーが感光ドラム8に戻されずに済むため、ひいては、廃トナー混入リスクを好適に抑制することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態のカバー監視処理では、トップカバー3が開かれた場合に状態フラグをセットしているが、これに限定されるものではなく、トップカバー3の開閉状態に応じて、トップカバー3が所定位置よりも開かれた場合や、トップカバー3が全開にされた場合に状態フラグをセットするようにしてもよい。
また、上記実施形態のウォーミングアップ処理では、ウォーミングアップ動作の動作モードを、RAM73のフラグ記憶領域に状態フラグがセットされているか否かに基づいて決定しているが、状態フラグに限らず、例えば、トナーセンサ64の検出結果に基づいて感光ドラム8上のトナー付着量を推定し、その推定結果に基づいて決定するようにしてもよい。
なお、上記実施形態の感光ドラム8は、搬送ベルト23に当接して配置されているが、これに限定されるものではなく、少なくとも搬送ベルトに対向して配置されていればよい。
1…画像形成装置、5…ベルトクリーナユニット、6…ベルトクリーナ、8…感光ドラム、9…転写ローラ、23…搬送ベルト、30…画像形成部、32…現像器、33…トナー収容室、36…現像ローラ、38…OPCクリーナ、40…制御部、41…アジテータ、42…トナー検知窓、43…発光部、44…受光部、51…メインモータ、52…現像器離間モータ、54…帯電バイアス回路、55…現像バイアス回路、56…転写バイアス回路、57…OPCクリーナバイアス回路、58…ベルトクリーナバイアス回路、63…現像器離間センサ、64…トナーセンサ。

Claims (5)

  1. 搬送ベルトと、該搬送ベルトにそれぞれ対向して配置された複数の像担持体と、該像担持体に対して当接及び離間可能に設けられた複数の現像手段と、各前記像担持体に対応して設けられ、前記搬送ベルトを前記像担持体と挟むように該搬送ベルトに当接して配置された転写手段とを有し、前記像担持体の表面の現像剤を前記搬送ベルトに転写可能な電圧を前記転写手段に印加する画像形成手段と、
    前記像担持体から前記搬送ベルトに転写された現像剤を除去するクリーニング手段と、
    前記現像手段が前記像担持体に対して当接した状態である当接状態において、当該現像手段に収容されている現像剤の残量状態を検知する残量検知手段と、
    前記画像形成手段による画像形成動作前のウォーミングアップ時に、少なくとも前記クリーニング手段および前記残量検知手段を実行するように制御するウォーミングアップ制御手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    少なくとも前記像担持体上の前記現像剤が微少であるものと推定される第1の状態と、該第1の状態と比較して、少なくとも前記像担持体上に前記現像剤が多く存在するものと推定される第2の状態とを認識する状態認識手段を備え、
    前記ウォーミングアップ制御手段は、前記状態認識手段による認識結果が前記第1の状態の場合には、前記クリーニング手段を前記残量検知手段とともに動作させるように制御し、前記認識結果が前記第2の状態の場合には、前記クリーニング手段の実行終了後、前記残量検知手段を実行するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第1の状態および前記第2の状態のいずれかに対応づけて設定される状態情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記状態認識手段は、前記クリーニング手段による動作が完了した場合には、前記状態情報を前記第1の状態として前記記憶手段に記憶し、前記画像形成手段または前記クリーニング手段の動作がエラーにより強制終了した場合には、前記状態情報を前記第2の状態として前記記憶手段に記憶し、
    前記ウォーミングアップ制御手段は、前記記憶手段に記憶されている状態情報を、前記状態認識手段による認識結果として扱うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置であって、
    各前記像担持体に対応して設けられ、前記像担持体の表面に残留している現像剤を回収するとともに、その回収された現像剤を、所定のタイミングで前記像担持体の表面に戻すことが可能な回収手段を備え、
    前記クリーニング手段により除去される現像剤には、前記回収手段により前記像担持体の表面に戻され、且つ前記転写手段により前記像担持体から前記搬送ベルトに転写された現像剤が含まれることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記現像手段は、当該現像手段に収容されている現像剤を攪拌する攪拌部材と、前記現像剤の残量状態を検知するために設けられた光透過性の一対の検知用窓部とを有し、
    前記残量検知手段は、前記当接状態において、一方の前記検知用窓部に検知光を発光する発光部と、他方の前記検知用窓部を透過する前記検知光を受光する受光部とを有し、該受光部による前記検知光の受光頻度に基づいて、前記現像剤の残量状態を検知することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記現像手段は、前記当接状態において前記像担持体と連動して回転する現像ローラを有し、
    前記像担持体は、前記搬送ベルトに当接して配置されて該搬送ベルトと連動して回転し、
    前記攪拌部材は、前記現像ローラと連動して回転することを特徴とする画像形成装置。
JP2009179217A 2009-07-31 2009-07-31 画像形成装置 Active JP4930558B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009179217A JP4930558B2 (ja) 2009-07-31 2009-07-31 画像形成装置
US12/816,702 US8204392B2 (en) 2009-07-31 2010-06-16 Image forming device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009179217A JP4930558B2 (ja) 2009-07-31 2009-07-31 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011033786A JP2011033786A (ja) 2011-02-17
JP4930558B2 true JP4930558B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=43527137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009179217A Active JP4930558B2 (ja) 2009-07-31 2009-07-31 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8204392B2 (ja)
JP (1) JP4930558B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6149378B2 (ja) * 2012-10-24 2017-06-21 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP6079559B2 (ja) * 2013-10-28 2017-02-15 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
WO2016070435A1 (zh) * 2014-11-07 2016-05-12 华为技术有限公司 一种获取用户设备ue信息的方法和装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0887213A (ja) * 1994-09-16 1996-04-02 Konica Corp 画像形成装置
JPH11194662A (ja) 1997-12-26 1999-07-21 Canon Inc 画像形成装置
JP2001324859A (ja) 2000-05-17 2001-11-22 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2003091176A (ja) * 2001-09-19 2003-03-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP3673795B2 (ja) * 2003-10-24 2005-07-20 キヤノン株式会社 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
WO2005088404A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Seiko Epson Corporation 画像形成装置、コンピュータ読み取り可能な媒体、画像形成システム、及び、画像形成方法
JP2005257946A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Seiko Epson Corp 画像形成装置、コンピュータプログラム、画像形成システム、及び、画像形成方法
JP4480140B2 (ja) 2004-06-28 2010-06-16 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP4766336B2 (ja) 2007-03-30 2011-09-07 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110026946A1 (en) 2011-02-03
JP2011033786A (ja) 2011-02-17
US8204392B2 (en) 2012-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4577416B2 (ja) 画像形成装置
JP2006201743A (ja) カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法
JP5655920B2 (ja) 画像形成装置
JP2011242518A (ja) 画像形成装置
US8452200B2 (en) Image forming apparatus
JP4930558B2 (ja) 画像形成装置
JP4446002B2 (ja) 用紙搬送装置、これを備えた画像形成装置、用紙搬送方法、用紙搬送プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP6354300B2 (ja) 画像形成装置
JP2006084957A (ja) 画像形成装置
JP6019894B2 (ja) 画像形成装置
JP6079559B2 (ja) 画像形成装置
JP2003098888A (ja) 画像形成装置
US9541877B2 (en) Image forming apparatus, control method of contacting/separating state of component
JP5861510B2 (ja) 画像形成装置
JP3902381B2 (ja) 画像形成装置
JP3902355B2 (ja) カラー画像形成装置
US20070172247A1 (en) Image forming apparatus
JP2000227700A (ja) 画像形成装置
JP2006243109A (ja) 画像形成装置
JP6171848B2 (ja) 画像形成装置
JP2004029592A (ja) 画像形成装置
JP2018180102A (ja) 画像形成装置
JP2006317663A (ja) 画像形成装置
JP2009048112A (ja) 画像形成装置における廃棄トナーの搬送制御方法および画像形成装置
JP2008033103A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4930558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3