JP5516136B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モノクロ印刷とカラー印刷を実行可能な画像形成装置に関する。
電子写真方式のカラー画像形成装置は、静電潜像が形成される感光体ドラムと、内部にトナーを収容し、かつ、感光体ドラムの静電潜像にトナーを供給する現像器とを、複数色のトナーに応じて複数備えている。このカラー画像形成装置では、各感光体ドラムに沿って用紙を搬送することで、用紙上に各感光体ドラム上の各色のトナー像が順次転写される。
このようなカラー画像形成装置としては、従来、モノクロ用(ブラック)の現像器が、用紙の搬送方向の最上流側に配置されたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2008−32916号公報
しかしながら、上記構成のカラー画像形成装置においてモノクロ印刷を行う場合は、モノクロ用以外の感光体ドラムも用紙に接触するため、最上流側のモノクロ用の感光体ドラムから用紙に転写されたトナーが下流側の感光体ドラムに付着(以下、逆転写ともいう。)するといった問題が発生する。
そこで、本発明は、モノクロ印刷時の逆転写を抑えることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、現像剤像を担持し、転写媒体の移動方向に並ぶ複数の像担持体と、前記各像担持体を支持する複数の像担持体支持部のそれぞれに着脱可能であり、各色の現像剤を収容するとともに、現像剤を像担持体に供給する現像ローラを有する複数の現像器と、前記各像担持体上の現像剤像を前記転写媒体上に転写させる複数の転写手段と、モノクロ印刷とカラー印刷の各印刷モードを実行可能な制御装置とを備えた画像形成装置であって、黒色の現像剤を収容する現像器は、前記移動方向における最上流の像担持体支持部と最下流の像担持体支持部とに着脱可能に構成され、前記制御装置は、前記カラー印刷時において、最上流の像担持体で黒色の印字を行う制御を実行するとともに、前記モノクロ印刷時においては、最上流の像担持体で黒色の印字を行う最上流モードと、最下流の像担持体で黒色の印字を行う最下流モードとに切り替え可能となっており、前記最下流モードにおいて、前記最上流モードと同じ現像バイアスを最下流の現像ローラに印加することを特徴とする。
本発明によれば、黒色の現像器を最上流から最下流に入れ替えても、制御装置のモードを切り替えることでモノクロ印刷を行うことが可能となる。そのため、例えば逆転写が発生しやすい高湿度環境下において、ユーザが黒色の現像器を最上流から最下流に入れ替えることで、黒色の現像器に対応する像担持体よりも下流側の像担持体に現像剤が移るといった逆転写を抑えることができる。
本発明によれば、モノクロ印刷時の逆転写を抑えることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の側断面図である。 感光体ドラムと現像ローラの離間を説明する図である。 制御装置の制御対象を示す図である。 印字指令を受けてから各モードに移行するまでの制御を示すフローチャートである。 最下流モードを示すフローチャートである。 現像器と最下流モード選択スイッチの変形例を示す説明図(a),(b)である。 最上流モード選択スイッチを設けた形態を示す説明図である。 ブラックの現像器のみが最上流と最下流の両方に着脱可能な構造を示す説明図(a),(b)である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、カラープリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体2内に、記録シート(転写媒体)の一例としての用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90と、制御装置100とを備えている。
装置本体2の上部には、開口部2Aが形成されている。そして、この開口部2Aは、装置本体2に回動可能に支持されるアッパーカバー3によって開閉されるようになっている。アッパーカバー3の上面は、装置本体2から排出された用紙Pを蓄積する排紙トレイ4となっており、下面には後述するLEDユニット40を保持する複数のLED取付部材5が設けられている。
給紙部20は、装置本体2内の下部に設けられ、装置本体2に着脱自在に装着される給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙供給機構22を備えている。用紙供給機構22は、給紙トレイ21の前側に設けられ、給紙ローラ23、分離ローラ24および分離パッド25を備えている。
このように構成される給紙部20では、給紙トレイ21内の用紙Pが、一枚ずつ分離されて上方へ送られ、紙粉取りローラ26とピンチローラ27の間を通過する過程で紙粉が除去された後、搬送経路28を通って後ろ向きに方向転換され、画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、クリーニング部10と、定着ユニット80とを備えている。
LEDユニット40は、LED取付部材5に対して揺動可能に連結されており、装置本体2に設けられる位置決め部材によって適宜位置決めされて支持されている。
プロセスカートリッジ50は、アッパーカバー3と給紙部20との間で前後方向に並んで配置され、像担持体支持部の一例としてのドラムカートリッジ55と、このドラムカートリッジ55に着脱可能となる現像器56とを備えている。
ドラムカートリッジ55は、像担持体の一例としての感光体ドラム51や、帯電器52などを備えている。なお、ドラムカートリッジ55は、装置本体2に着脱可能であってもよいし、装置本体2に固定されていてもよい。
現像器56は、現像ローラ53や、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容室54などを備えている。
現像器56は、通常時(後述する最下流モード選択スイッチ120がOFFの状態)において、ブラック用、イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各色のトナーが入った56K,56Y,56M,56Cの符号で示すものが用紙Pの搬送方向(転写媒体の移動方向)の上流側からこの順で並んで配置されている。そして、ブラック用のトナーを収容する現像器56Kは、用紙Pの搬送方向における最上流のドラムカートリッジ55と、最下流のドラムカートリッジ55とに着脱可能に構成されている。
また、シアン用の現像器56Cも、用紙Pの搬送方向における最上流のドラムカートリッジ55と、最下流のドラムカートリッジ55とに着脱可能に構成されている。すなわち、本実施形態では、ブラック用とシアン用の現像器56K,56Cを入れ替えることが可能となっている。
図2に示すように、現像ローラ53は、接離機構110を制御装置100により制御することで、感光体ドラム51に対して近接・離間可能となっている。なお、この制御については、後で詳述する。
ここで、本実施形態では、接離機構110として、各現像ローラ53に対応して設けられ、各現像ローラ53を各感光体ドラム51に対して近接・離間させる複数のアクチュエータを採用することとする。ただし、本発明はこれに限定されず、例えば各現像ローラ53の軸を収容する複数の溝を有する長尺状の板状部材を1つのアクチュエータで長手方向に進退させることで、溝を形成する斜面によって軸を感光体ドラム51に対して近接・離間させる接離機構を用いてもよい。
図1に示すように、装置本体2の左右の側壁には、各プロセスカートリッジ50のトナー収容室54に対して左右方向で対向するように、検知手段の一例としての複数の光センサSが設けられている。この光センサSは、トナー収容室54内のトナー量を検知するために利用される他、後述するように現像器56がドラムカートリッジ55に装着されているか否かを検知するためにも利用されている。
転写ユニット70は、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写手段の一例としての転写ローラ74を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間に無端状のベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム51に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光体ドラム51に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によってトナーの帯電極性とは異なる極性の転写バイアス(転写電圧)が掛けられる。
定着ユニット80は、各プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、カラー印刷モードの場合、まず、各感光体ドラム51の表面が、各帯電器52により一様に帯電された後、各LEDユニット40で露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、静電潜像に各現像ローラ53よりトナーが供給されることで、各感光体ドラム51上にトナー像が担持される。
搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光体ドラム51と搬送ベルト73の内側に配置される各転写ローラ74との間を通過することで、各感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80の出口から上方に向かって延び、前方に反転するように形成された排紙側搬送経路91と、用紙Pを搬送する複数対の搬送ローラ92を備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ92によって排紙側搬送経路91を搬送され、装置本体2の外部に排出されて排紙トレイ4に蓄積される。
<制御装置>
制御装置100は、CPU,ROM,RAMなどを有し、予め用意されたプログラムに従い、印刷データの受信、給紙部20、画像形成部30、排紙部90および接離機構110の制御を行うように構成されている。制御装置100は、用紙P上にモノクロ画像を形成するモノクロ印刷モード(以下、モノクロモード)と、用紙P上にカラー画像を形成するカラー印刷モード(以下、カラーモード)とを実行可能に構成されている。
制御装置100は、各モードにおいては、図3に示すように、現像ローラ53、帯電器52、転写ローラ74に印加する電圧を制御するとともに、各LEDユニット40を制御している。特に、制御装置100は、図1に示すような装置本体2の前面上部(表面)に設けられた最下流モード選択スイッチ120のON・OFF状態に応じて、モノクロモード時においては2種類のモード(最上流モード・最下流モード)に切り替え可能となっている。
具体的に、制御装置100は、図4に示すように、まず、印字指令を受けたか否かを判断する(S11)。ステップS11において、印字指令を受けたと判断した場合には(Yes)、制御装置100は、その印字指令がモノクロ印刷か否かを判断する(S12)。
ステップS12において、モノクロ印刷ではない、すなわちカラー印刷であると判断した場合には(No)、制御装置100は、公知のカラー印刷制御を実行する(S13)。すなわち、カラー印刷制御では、制御装置100は、最上流の感光体ドラム51でブラックの印字を行うように、最上流の現像ローラ53、帯電器52、転写ローラ74およびLEDユニット40を、ブラック用の印字指令に基づいて制御する。また、その他の色も同様に、制御装置100は、各色の印字指令に基づいて、各色用の現像ローラ53、帯電器52、転写ローラ74およびLEDユニット40を制御する。
なお、制御装置100は、カラー印刷制御においては、接離機構110を制御せずに、各現像ローラ53を各感光体ドラム51に接触させた状態とする(図2参照)。
ステップS12において、モノクロ印刷であると判断した場合には(Yes)、制御装置100は、最下流モード選択スイッチ120がユーザによってONされているか否かを判断する(S14)。ステップS14において、最下流モード選択スイッチ120がONされていないと判断した場合には(No)、制御装置100は、最上流の感光体ドラム51でブラックの印字を行う最上流モードを実行する(S15)。
ここで、最上流モードは、公知のモノクロ印刷制御(最上流にモノクロ用の現像器が配置されたモノクロ印刷制御)と同様の制御であり、カラー印刷時と同様に、最上流の現像ローラ53、帯電器52、転写ローラ74およびLEDユニット40を、ブラック用の印字指令に基づいて制御する。また、この最上流モードにおいて、制御装置100は、接離機構110を制御して、最上流以外の各現像ローラ53を最上流以外の各感光体ドラム51から離間させる(図2参照)。
ステップS14において、最下流モード選択スイッチ120がONされたと判断した場合には(Yes)、制御装置100は、最下流の感光体ドラム51でブラックの印字を行う最下流モードを実行する(S16)。
最下流モードでは、図5に示すように、制御装置100は、まず、最下流の光センサSからの信号に基づいて、最下流のドラムカートリッジ55に現像器56が装着されているか否かを判断する(S21)。すなわち、最下流モードでは、制御装置100は、最下流以外の光センサSからの信号を無視するようになっている。
これにより、最下流以外のドラムカートリッジ55から現像器56が外されている場合であっても、最下流のドラムカートリッジ55に現像器56が装着されていれば、印字制御が実行可能となっている。したがって、最下流モードにおいて、最下流以外の現像器56をドラムカートリッジ55から取り外すことが可能となり、最下流以外の現像ローラ53と感光体ドラム51との摺接によるトナーの劣化を防止することが可能となっている。
なお、カラー印刷制御(S13)では、公知の制御と同様に、制御装置100は、各光センサSからの信号に基づいて、少なくとも1つの現像器56がドラムカートリッジ55から外されている場合には、印字制御を禁止する。
ステップS21において、装着されていないと判断した場合には(No)、制御装置100は、図示せぬブザー、警告ランプ、メッセージを表示可能な画面などによってユーザにエラーを報知する(S22)。ステップS21において、装着されていると判断した場合には(Yes)、制御装置100は、接離機構110を制御して、最下流以外の各現像ローラ53を最下流以外の各感光体ドラム51から離間させる(S23、図2参照)。
これにより、ユーザが最下流以外の現像器56を外していない場合であっても、現像ローラ53が感光体ドラム51から離間するので、回転する現像ローラ53と感光体ドラム51との間でトナーが劣化するのを防止することが可能となっている。
ステップS23の後、制御装置100は、最上流と最下流に位置する転写ローラ74のみに転写バイアスを印加し(ON状態にし)、最上流および最下流以外の転写ローラ74には転写バイアスを印加しない(OFF状態にする)制御を実行する(S24)。これにより、最上流の転写ローラ74で用紙Pを搬送ベルト73に引き寄せて吸着させた後、この用紙Pに最下流の転写ローラ74でブラックのトナーを良好に印字することが可能となっている。また、真中2つの転写ローラ74に転写バイアスを印加しないことにより、省エネを図ることも可能となっている。
ステップS24の後、制御装置100は、ブラックの印字データに基づいて、最下流のLEDユニット40、現像ローラ53、帯電器52、転写ローラ74などを最上流モード時と同様に制御することで、最下流の感光体ドラム51に対して露光・現像を行う(S25)。
具体的に、ステップS25では、制御装置100は、最上流モードと同じ現像バイアスを最下流の現像ローラ53に印加し、最上流モードと同じ転写バイアスを最下流の転写ローラ74に印加する。これにより、最下流モードでも、最上流モードと同様に適正な現像バイアスや転写バイアスで現像・転写を行うことが可能となっている。
ステップS25の後、制御装置100は、最下流の現像器56Kと感光体ドラム51の駆動によって印字された用紙Pの印字枚数をカウントするとともに、カウントした数値を図示せぬ記憶部(例えばRAM)にブラック用の印字枚数として記憶させる(S26)。これにより、ブラックのトナーで印字した枚数を正確にカウントすることが可能となっている。
なお、印字枚数のカウント・記憶の方法としては、印字データから印字枚数のデータを読み込んで、そのデータを記憶させる方法や、最下流の現像ローラ53または感光体ドラム51の回転数をカウントし、その回転数を印字枚数として記憶させる方法など、様々な方法を採用できる。
そして、ステップS26やステップS22の後、制御装置100は、最下流モードを終了させる(END)。
<操作方法>
次に、カラープリンタ1の操作方法について説明する。
通常時(逆転写が発生しない状況)においては、図1に示すように、ユーザは、現像器56を上流側から順に、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの順で配置させておけば、従来と同様に、カラー印刷およびモノクロ印刷(最上流モード)を良好に行うことができる。
高湿環境下などの逆転写が発生する状況になった場合(例えば1回目に印刷した用紙にゴーストが発生しているのをユーザが視認した場合など)には、ユーザは、まず、アッパーカバー3を開け、最下流のシアンの現像器56Cを外して、最上流のブラックの現像器56Kを最下流に配置させる。なお、逆転写が発生する状況か否かをユーザに迅速に報せるために、例えば湿度センサを設けて、湿度が所定値以上になったときにブザーや画面などの報知手段でユーザに報せるようにしてもよい。
次に、ユーザは、アッパーカバー3を閉じた後、最下流モード選択スイッチ120をONにする。その後、ユーザは、パソコンなどから印字データをカラープリンタ1に出力する。この際、最下流以外の現像器56が装置本体2内に装着されている場合には、接離機構110によって、最下流以外の現像ローラ53が感光体ドラム51から離間される。
また、最下流以外の現像器56が装置本体2内から外されている場合でも、モノクロ印刷が禁止されることなく、最下流の現像器56Kのみで良好にモノクロ印刷が実行される。そのため、最下流モードでは、最下流以外の現像器56の着脱状態に関わらず、最下流以外の感光体ドラム51と現像ローラ53とが摺接せずに、最下流の現像器56のみで良好にモノクロ印刷を行うことができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
ブラックの現像器56Kを最上流から最下流に入れ替えても、最下流モード選択スイッチ120をONにすることでモノクロ印刷を行うことが可能となる。そのため、例えば逆転写が発生しやすい高湿度環境下において、ユーザがブラックの現像器56Kを最上流から最下流に入れ替えることで、ブラックの現像器56Kに対応する感光体ドラム51よりも下流側の感光体ドラム51にトナーが移るといった逆転写を抑えることができる。
最下流以外のドラムカートリッジ55から現像器56が外されている場合であっても、最下流のドラムカートリッジ55に現像器56が装着されていれば、印字制御(最下流モード)が実行可能なので、最下流以外の現像ローラ53と感光体ドラム51との摺接によるトナーの劣化を防止することができる。
最下流モードにおいて、最上流と最下流に位置する転写ローラ74への転写バイアスがONになり、最上流および最下流以外の転写ローラ74への転写バイアスがOFFになるので、用紙Pを搬送ベルト73に吸着させることができるとともに、転写バイアスのOFFにより省エネを図ることができる。
最下流モードにおいては、接離機構110によって最下流以外の現像ローラ53を最下流以外の感光体ドラム51から離間させるので、最下流以外の現像器56がドラムカートリッジ55に装着された状態であっても、最下流以外の現像ローラ53と感光体ドラム51との摺接によるトナーの劣化を防止することができる。
最下流モードにおいて、最上流モードと同じ現像バイアスを最下流の現像ローラ53に印加するので、最下流モードでも適正な現像バイアスで現像を良好に行うことができる。
最下流モードにおいて、最上流モードと同じ転写バイアスを最下流の転写ローラ74に印加するので、最下流モードでも適正な転写バイアスで転写を良好に行うことができる。
最下流モードにおいて、最下流の現像器56での印字枚数をブラックの印字枚数として記憶するので、ブラックのトナーで印字した枚数を正しくカウントすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、最下流モード選択スイッチ120を装置本体2の表面に設けることとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、装置本体2内に設けてもよい。具体的には、例えば、図6(a)に示すように、最下流モード選択スイッチ220を最下流の現像器56Cに近接(対向)したフレーム部230(装置本体2の一部)に設け、ブラックの現像器56Kのみに最下流モード選択スイッチ220を押圧可能な突起240を設けてもよい。
これによれば、ブラック以外の現像器56Y,56M,56Cが最下流の位置にセットされても、ブラック以外の現像器56Y,56M,56Cには突起がないので、最下流モード選択スイッチ220が押されることはなく、最下流モードに突入することはない。そして、図6(b)に示すように、ブラックの現像器56Kが最下流の位置にセットされたときにのみ、突起240で最下流モード選択スイッチ220が押されるので、最下流モードに突入する。
したがって、この構造によれば、ブラック以外の色で誤って最下流モードが行われてしまうのを防止することができる。なお、このときの最下流モード選択スイッチ220としては、突起で押している間中だけONとなり、突起が最下流モード選択スイッチから離れるとOFFとなるようなモーメンタリスイッチやプッシュスイッチなどの自動復帰型スイッチを採用すればよい。
また、図7に示すように、最上流の現像器56Kに近接(対向)したフレーム部250(装置本体2の一部)に、ブラックの現像器56Kの突起260によって押圧される自動復帰型の最上流選択スイッチ270を設けてもよい。なお、この場合には、最上流選択スイッチ270がONされたか否かを判断するステップを、図4のフローチャートのステップS14でNoと判定された後に設け、最上流選択スイッチ270がONされた場合にのみ最上流モード(S15)に移行させればよい。これによれば、ブラック以外の色で誤って最上流モードが行われてしまうのを防止することができる。
なお、図6や図7では、説明の便宜上、現像器56Kの後面や前面に突起240,260を設けているが、スペースを考慮して側面に突起を設けてもよい。また、突起240,260は、必ずしも2つ必要ではなく、各スイッチ220,270がそれぞれの現像器56に対して同じ位置に配置されていれば、1つの突起を各スイッチの押圧用に兼用してもよい。
前記実施形態では、ブラックの現像器56Kとシアンの現像器56Cとを入れ替え可能に構成したが、本発明はこれに限定されず、ブラックの現像器56Kのみが最上流と最下流のドラムカートリッジ55に着脱可能となり、その他の色の現像器は各色に対応したドラムカートリッジのみにしか着脱できない構造としてもよい。
例えば、図8(a)に示すように、各現像器56の側面(表面)から外側に突出する位置決め用突起310,320,330,340をそれぞれ設け、これらの位置決め用突起310〜340を現像器56の着脱方向とは直交する方向にそれぞれずらして各現像器56に設置する。一方、装置本体2(もしくはドラムカートリッジ)の位置決め用フレーム部400には、各位置決め用突起310〜340が係合する位置決め用凹部410,420,430,440を設ける。
そして、最下流の位置決め部材400には、ブラックの位置決め用凹部410と同じ位置・形状の位置決め用凹部410をさらに設ける。これによれば、ブラックの現像器56Kのみが最上流と最下流の位置(ドラムカートリッジ)に着脱可能となり、その他の色の現像器56は各色に対応した位置のみにしか着脱できない。すなわち、図8(b)に示すように、例えばシアンの現像器56Cを最下流以外の位置(図では最上流の位置)に装着することはできない。
そのため、この構造によれば、誤った配置でカラーモードが実行されることを防止することができる。なお、この構造において、位置決め突起と位置決め凹部の関係は逆にしてもよい。
前記実施形態では、4色のトナーに対応するように感光体ドラム51を4つ設けたが、本発明はこれに限定されず、例えば3色の場合には感光体ドラムを3つ、5色以上の場合には感光体ドラムを5つ以上設ければよい。
前記実施形態では、転写媒体として用紙Pを例示したが、本発明はこれに限定されず、転写媒体は、例えば中間転写ベルトであってもよい。
前記実施形態では、像担持体として感光体ドラム51を例示したが、本発明はこれに限定されず、像担持体は、例えばベルト状の感光体であってもよい。
前記実施形態では、転写手段として転写ローラ74を例示したが、本発明はこれに限定されず、転写手段は、導電性ブラシや導電性板バネなど、転写バイアスが印加されるものであればよい。
前記実施形態では、検知手段として光センサSを採用したが、本発明はこれに限定されず、現像器を像担持体支持部に装着したときに現像器によって押される機械的なスイッチ(自動復帰型スイッチ)などを検知手段として採用してもよい。
前記実施形態においては、画像形成装置としてカラープリンタを例示したが、複合機やコピー機に本発明を適用することもできる。
前記実施形態においては、接離機構110を設けたが、本発明はこれに限定されず、接離機構はなくてもよい。この場合であっても、最下流以外の現像器を装置本体内から外すことで、現像ローラと感光体ドラムとの摺接によるトナーの劣化を抑えることができる。
1 カラープリンタ
51 感光体ドラム
53 現像ローラ
55 ドラムカートリッジ
56 現像器
74 転写ローラ
100 制御装置
P 用紙

Claims (7)

  1. 現像剤像を担持し、転写媒体の移動方向に並ぶ複数の像担持体と、
    前記各像担持体を支持する複数の像担持体支持部のそれぞれに着脱可能であり、各色の現像剤を収容するとともに、現像剤を像担持体に供給する現像ローラを有する複数の現像器と、
    前記各像担持体上の現像剤像を前記転写媒体上に転写させる複数の転写手段と、
    モノクロ印刷とカラー印刷の各印刷モードを実行可能な制御装置とを備えた画像形成装置であって、
    黒色の現像剤を収容する現像器は、前記移動方向における最上流の像担持体支持部と最下流の像担持体支持部とに着脱可能に構成され、
    前記制御装置は、
    前記カラー印刷時において、最上流の像担持体で黒色の印字を行う制御を実行するとともに、
    前記モノクロ印刷時においては、最上流の像担持体で黒色の印字を行う最上流モードと、最下流の像担持体で黒色の印字を行う最下流モードとに切り替え可能となっており、
    前記最下流モードにおいて、前記最上流モードと同じ現像バイアスを最下流の現像ローラに印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記最下流モードにおいて、前記最上流モードと同じ転写バイアスを最下流の転写手段に印加することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 現像剤像を担持し、転写媒体の移動方向に並ぶ複数の像担持体と、
    前記各像担持体を支持する複数の像担持体支持部のそれぞれに着脱可能であり、各色の現像剤を収容するとともに、現像剤を像担持体に供給する現像ローラを有する複数の現像器と、
    前記各像担持体上の現像剤像を前記転写媒体上に転写させる複数の転写手段と、
    モノクロ印刷とカラー印刷の各印刷モードを実行可能な制御装置とを備えた画像形成装置であって、
    黒色の現像剤を収容する現像器は、前記移動方向における最上流の像担持体支持部と最下流の像担持体支持部とに着脱可能に構成され、
    前記制御装置は、
    前記カラー印刷時において、最上流の像担持体で黒色の印字を行う制御を実行するとともに、
    前記モノクロ印刷時においては、最上流の像担持体で黒色の印字を行う最上流モードと、最下流の像担持体で黒色の印字を行う最下流モードとに切り替え可能となっており、
    前記最下流モードにおいて、前記最上流モードと同じ転写バイアスを最下流の転写手段に印加することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記現像器が前記像担持体支持部に装着されているか否かを検知する検知手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記検知手段からの信号に基づいて前記像担持体支持部に対する前記現像器の着脱状態を判断可能であり、
    前記カラー印刷時において、前記現像器の少なくとも1つが前記像担持体支持部から外されている場合には、印字制御を禁止し、
    前記モノクロ印刷の最下流モードにおいては、最下流以外の現像器が前記像担持体支持部から外されている場合であっても、印字制御を実行するように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写媒体としての記録シートを搬送する無端ベルトを備え、
    前記制御装置は、
    前記モノクロ印刷の最下流モードにおいては、最上流と最下流に位置する転写手段をON状態にし、最上流および最下流以外の転写手段をOFF状態にするように構成されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記モノクロ印刷の最下流モードにおいて、最下流以外の現像ローラを、最下流以外の像担持体から離間させる接離機構を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御装置は、
    前記最下流モードにおいて、最下流の現像器の印字枚数を黒色の印字枚数として記憶することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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