JP2006267306A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙無しや用紙ジャム時においてもトナー消費の無駄を極力低減させる画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙無しのときは二次転写ローラ26のバイアス電圧を逆転させる又は転写ベルト14から離隔させ且つクリーニング部35を転写ベルトから離隔させて転写ベルト14のトナー像を維持し、用紙補充後には用紙への転写ベルト14上に維持したトナー像の転写から開始して通常の印字処理に復帰する。用紙ジャム時には上記同様に転写ベルト14上のトナー像を維持し用紙ジャム復旧後は、用紙ジャムで失われたトナー像を転写ベルト14上の失われた同位置に再生し、この再生したトナー像から順次転写ベルト上に維持されているトナー像の用紙への転写へと印字処理を開始して通常の印字処理に復帰する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トナー消費の無駄を極力低減させる画像形成装置に関する。
従来、二次転写方式の電子写真式の画像形成装置がある。この二次転写方式の画像形成装置では、感光体ドラムに、露光、現像された画像は、先ず、転写ベルト上に一次転写され、その転写ベルト上の画像が、転写ベルトと共に移動して、二次転写部に達したところで、用紙に二次転写されるという方式が採られる。これによって、用紙の搬送経路を短くすることができるという利点を有している。
ところで、この二次転写方式の構成においては、4色の画像形成ユニットが用紙搬送方向に多段式に配置されたタンデム型の構成である場合、転写ベルトが長くなるため、画像形成部から二次転写部までの距離の方が、用紙収納部から二次転写部までの距離より長くなる。
したがって、印字(=印刷、以下同様)の際には、画像形成部が動作を開始してから給紙部が動作を行うことになり、連続印字中に用紙無しや、その他の異常が検知されても、転写ベルト上には既に画像が形成されている。
従来、二次転写方式の電子写真式印字装置においては、転写でベルトに一次転写した画像を二次転写で紙に転写するまでの間に、なんらかの異状を発見して処理を中断する必要が出た場合、一次転写でベルトに転写した画像はそのまま捨てられるためトナー消費の無駄が多く、このようなトナー消費の無駄がしばしば発生するという欠点もある。
このような画像形成装置において、用紙カセットに積載された用紙が少なくなった時には、画像形成開始から二次転写完了までを一枚ずつ行ったり、印字間隔を空けて確実に用紙の有無が判断出来てから画像形成を開始するなどの方法で、用紙無し検知後の無駄なトナー消費の発生等を防いでいる。(例えば、特許文献1又は2参照。)
また、カセット内の用紙残量を正確に検出するためのセンサを設けて、最後の用紙分の画像形成を行ったところで画像形成に係わる処理を停止させて、上記同様に用紙無し検知後の無駄なトナー消費の発生等を防いでいる。(例えば、特許文献3参照。)
特開2001−337575号公報([要約]、図4) 特開平09−311588号公報([要約]、図1) 特開2003−072984号公報([要約]、図1)
しかしながら、特許文献1又は2の技術は、トナーの無駄遣いによるコストアップは発生しないが、給紙間隔等を長くするようにしているため、用紙残量の検知を簡便な方法で行うと、実際に用紙が無くなるしばらく前からスループットが遅くなるという問題を有している。
また、特許文献3の技術のように、用紙残量を正確に測定しようとすれば、センサ機構の構成が複雑になり、装置全体のコストアップに繋がるという問題を有している。
更に、印字動作中の何らかの異常には給紙ジャムも存在する。しかし、上記の例は、いずれにしても、用紙無しや用紙残量が少なくなったことなどを検知することを前提にしているが、用紙ジャム等の突然のトラブルに対処する考慮は何ら払われていない。つまり、用紙ジャム等による処理中断後の、装置稼動再開後のトナーの無駄遣いについては何ら考慮されていなかった。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、用紙無しや用紙ジャム時においてもトナー消費の無駄を極力低減させる画像形成装置を提供することである。
以下に、本発明に係わる画像形成装置の構成を述べる。
先ず、第1の発明の画像形成装置は、用紙を収納する用紙収納手段と、画像情報に応じたトナー像を形成すべく所定方向に並設された複数の像担持体と、該複数の像担持体と対応させて上記トナー像を順次転写すべく転写部を構成する複数の接触転写手段を内部に配設し循環移動するベルト体と、該ベルト体に重ね転写された上記トナー像を搬送される用紙に一括転写する二次転写手段と、上記並重用紙収納手段に収容されている用紙を上記二次転写手段位置へ給紙すべく搬送する用紙給送手段と、上記二次転写手段により上記用紙上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、該定着手段によりトナー像の定着された用紙を排紙部へ搬送する用紙排送手段と、上記ベルト体に接触して上記二次転写手段を通過した上記ベルト体の表面を清掃するクリーナとを備え、上記複数の像担持体のうち上記所定方向の最下流の像担持体に対応する転写部から上記二次転写手段に至るまでの距離が上記用紙収納手段に収容される用紙の先端から上記二次転写手段位置までの搬送経路の距離よりも大きく、上記用紙給送手段による用紙給紙の開始よりも画像形成動作を先行実施する画像形成装置において、用紙の給排送異常を検知する用紙給排送異常検知手段と、画像形成動作中に上記用紙給排送異常検知手段により用紙給排送異常が検知された際に、所定のタイミングで画像形成動作を中断し、用紙給排送異常状態が除去された後に上記クリーナを不作動として上記ベルト体に既に転写された所定のトナー像を上記二次転写手段により用紙上に転写すべく画像形成動作を再開させる印字制御手段と、を備えて構成される。
上記用紙給排送異常検知手段は、例えば、上記用紙収納手段に収納される用紙の有無を検知する用紙収納有無検知手段であり、また、例えば、上記用紙収納手段から上記排紙部に至る搬送路中の給排紙ジャムを検知する給排紙ジャム検知手段である。
この画像形成装置においては、例えば、上記二次転写手段にはバイアス電圧が印加され、上記印字制御手段は、上記再開時に上記二次転写手段のバイアス電圧を切り換えると共に上記ベルト体から上記クリーナを離隔させるように構成される。
また、上記印字制御手段は、例えば、上記用紙検知手段による用紙無しの検知から所定時間以上用紙の補充が行われなかった場合は、上記クリーナを作動させて上記ベルト体に既に転写された所定のトナー像を除去してから次からの画像形成を行うように制御するよう構成される。
次に、第2の発明の画像形成装置は、用紙を収納する用紙収納手段と、画像情報に応じたトナー像を形成すべく所定方向に並設された複数の像担持体と、該複数の像担持体と対応させて上記トナー像を順次転写すべく転写部を構成する複数の接触転写手段を内部に配設し循環移動するベルト体と、該ベルト体に重ね転写された上記トナー像を搬送される用紙に一括転写する二次転写手段と、上記用紙収納手段に収容されている用紙を上記二次転写手段位置へ給紙すべく搬送する用紙給送手段と、上記二次転写手段により上記用紙上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、該定着手段によりトナー像の定着された用紙を排紙部へ搬送する用紙排送手段と、上記ベルト体に接触して上記二次転写手段を通過した上記ベルト体の表面を清掃するクリーナと、上記用紙排送手段により上記排紙部へ排紙されるべき用紙を上記二次転写手段位置へ給紙すべく用紙を返戻する用紙返戻路を有する用紙返戻手段とを備え、上記複数の像担持体のうち上記所定方向の最下流の像担持体に対応する転写部から上記二次転写手段に至るまでの距離が上記用紙収納手段に収容される用紙の先端から上記二次転写手段位置までの搬送経路の距離よりも大きく、上記用紙給送手段による用紙給紙の開始よりも画像形成動作を先行実施する画像形成装置において、上記用紙給送手段と上記用紙排送手段を少なくとも作動させて上記用紙収納手段に収納される用紙を上記用紙返戻手段の上記用紙返戻路に一時的に収納すべく用紙を搬送制御する用紙返戻制御手段と、上記用紙収納手段に収納される用紙の有無を検知する用紙収納有無検知手段と、画像形成動作中に上記用紙収納有無検知手段により用紙の欠乏が検知された際に、上記用紙返戻制御手段を作動させて上記用紙返戻路に一時的に収納された用紙を上記二次転写手段位置へ給紙して上記ベルト体に既に転写された所定のトナー像を転写すべく画像形成動作を続行させる印字制御手段と、を備えて構成される。
本発明によれば、手数の掛かる構成の変更やコストアップを伴うことなく、スループットも落とすことなく、ドラム、ベルトクリーニング、転写ベルト、2次転写ローラ等の画像形成装置が必然的に備えている諸装置、諸部材の制御のみを変更することによって、用紙切れや用紙ジャムのときでも二次転写前の形成を完了したトナー画像を捨ててしまうようなトナーを無駄に消費することのない二次転写式画像形成装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1における画像形成装置(以下、単にプリンタという)の内部構成を説明する断面図である。同図に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、中間転写ベルトユニット3、給紙部4、及び両面印刷用搬送ユニット5で構成されている。
上記の画像形成部2は、同図の右から左へ4個の画像形成ユニット6(6M、6C、6Y、6K)を多段式に並設した構成からなる。上記4個の画像形成ユニット6のうち上流側(図の右側)の3個の画像形成ユニット6M、6C及び6Yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、画像形成ユニット6Kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各画像形成ユニット6は、トナー容器に収納されたトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下ブラック(K)用の画像形成ユニット6Kを例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット6は、最下部に感光体ドラム7を備えている。この感光体ドラム7は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム7の周面近傍を取り巻いて、クリーナ8、帯電ローラ9、光書込ヘッド11、及び現像器12の現像ローラ13が配置されている。
現像器12は、上部のトナー容器に同図にはM、C、Y、Kで示すようにマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーを収容し、中間部には下部へのトナー補給機構を備え、下部には側面開口部に上述した現像ローラ13を備え、内部にトナー撹拌部材、現像ローラ13にトナーを供給するトナー供給ローラ、現像ローラ13上のトナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。
中間転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右のほぼ端から端まで扁平なループ状になって延在する無端状の転写ベルト14と、この転写ベルト14を掛け渡されて転写ベルト14を図の反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ15と従動ローラ16を備えている。
上記の転写ベルト14は、トナー像を直接ベルト面に転写(一次転写)されて、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への転写位置まで搬送するので、ここではユニット全体を中間転写ベルトユニットといっている。
この中間転写ベルトユニット3は、上記扁平なループ状の転写ベルト14のループ内にベルト位置制御機構17を備えている。ベルト位置制御機構17は、転写ベルト14を介して感光体ドラム7の下部周面に押圧する導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ18を備えている。
ベルト位置制御機構17は、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の3個の画像形成ユニット6M、6C及び6Yに対応する3個の一次転写ローラ18を鉤型の支持軸を中心に同一周期で回転移動させ、ブラック(K)の画像形成ユニット6Kに対応する1個の一次転写ローラ18を上記3個の一次転写ローラ18の周期と異なる回転移動周期で回転移動させて転写ベルト14を感光体ドラム7から離接させ、フルカラーモード(4個全部の一次転写ローラ18が転写ベルト14に当接)、モノクロモード(画像形成ユニット6Kに対応する一次転写ローラ18のみが転写ベルト14に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ18が転写ベルト14から離れる)に切換える。
上記の中間転写ベルトユニット3には、上面部のベルト移動方向最上流側の画像形成ユニット6Mの更に上流側に、ベルトクリーナユニットが配置され、下面部のほぼ全面に沿い付けるように平らで薄型の廃トナー回収容器19が着脱自在に配置されている。
給紙部4は、上下2段に配置された2個の給紙カセット21を備え、2個の給紙カセット21の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ22、給送ローラ23、捌きローラ24、待機搬送ローラ対25が配置されている。待機搬送ローラ対25の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト14を介して従動ローラ16に圧接する二次転写ローラ26が配設されて、用紙への二次転写部を形成している。
この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着装置27が配置されて、ベルト式熱定着装置27の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着装置27から搬出する搬出ローラ対28、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー29に排紙する排紙ローラ対31が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット5は、上記搬出ローラ対28と排紙ローラ対31との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した開始返送路32a、それから下方に曲がる中間返送路32b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路32c、及びこれらの返送路の途中に配置された4組の返送ローラ対33a、33b、33c、33dを備えている。上記終端返送路32cの出口は、給紙部4の下方の給紙カセット21に対応する待機搬送ローラ対25への搬送路に連絡している。
また、本例において中間転写ベルトユニット3の上面部には、クリーニング部35、取り込みローラ36が配置されている。クリーニング部35は、転写ベルト14の上面に当接して廃トナーを擦り取って除去し、取り込みローラ36はクリーニング部35が除去した廃トナーを引き継いで、図示を省略したベルトクリーナユニットの一時貯留部に溜め込み、その溜め込まれた廃トナーを搬送スクリューにより落下筒内を上部まで搬送し、落下筒を介して廃トナー回収容器19に送り込んでいる。
また、上記のクリーニング部35を適度の圧力で転写ベルト14に圧接させるために、中間転写ベルトユニット3側には、下方から転写ベルト14をクリーニング部35に向けて押圧する押圧ローラ37が設けられている。
図1に示すように、この画像形成装置1は、従来の用紙に直接トナー像を転写する方式ではなく、待機搬送ローラ対25により二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に中間転写体としての転写ベルト14を介してトナー像を転写する方式となっている。
したがって、用紙の搬送路に発生する用紙ジャム等の不具合を回復するメンテナンス処理時には、図1の右側を開放するのみで対処できるようになっている。
そして、用紙ジャム等の不具合はキット類の配設部では発生しないので、図1の左側に集中するキット類などの消耗品の着脱の操作は、長手方向に入れ替え操作するだけの小さなスペースで良いように構成されている。
これにより、キット間の寸法は、可及的に縮小されており、装置本体全体の小型化が図られている。また、光書込みヘッド自体も小型化され、感光体ドラムに、より近接している構成となっている。
図2は、本例の構成と動作を分かり易く説明するために上記構成のプリンタ1の主要部のみを取り出して示す図である。
図2は、図1に示したプリンタ1の画像形成部2の各画像形成ユニット6(6M、6C、6Y、6K)の感光体ドラム7、中間転写ベルトユニット3、及び給紙部4(但し2個の給紙カセット21のうちの1個のみ)を取り出して示しており、図1と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
尚、図2には、各画像形成ユニット6M、6C、6Y、及び6Kの感光体ドラム7を感光体ドラム7m、7c、7y、及び7kとして示している。そして、転写トナー像の搬送方向最上流の感光体ドラム7mへの画像データの光書き込みが開始される位置を、最初の光書込み位置S1(以下、単に位置S1ともいう)として示している。
また、図1では図示を省略したベルトテンショナー41、用紙検知センサ42、画像検知センサ43、用紙Pも示している。また、用紙Pの搬送方向を矢印aで示している。上記の用紙検知センサ42は、用紙Pの有り無しを検知する。この用紙検知センサ42により用紙無しが検知できる位置を、用紙無し検知位置S2(以下、単に位置S2ともいう)として示している。
また、後述するように転写ベルト14に一次転写された4色のトナー像が二次転写ローラ26により用紙Pに二次転写される位置を二次転写位置T(以下、単に位置Tともいう)として示している。
図3(a),(b),(c) は、本例のプリンタの動作をより分かり易く説明するために、上記主要部の構成を更に簡略に示す図である。
尚、図3(a),(b),(c) は、通常の印字実行時におけるトナー像と、用紙Pの搬送動作を示したものである。また、図(a),(b),(c) は用紙4枚分の画像を連続して印字する場合を示している。また、説明の便宜上、トナー像の厚みは誇張して示している。
上記の図1、図2及び図3(a),(b),(c) を用いて、プリンタ1の動作を説明する。先ず、プリンタ1に電源が投入され、使用する用紙の枚数、印字モード、その他の指定がキー入力あるいは接続するホスト機器からの信号として入力されると印字(印刷)が開始される。
すなわち、駆動ローラ15が図の反時計回り方向に回転して、転写ベルト14の循環移動を開始させる。各画像形成ユニット6が順次駆動され感光体ドラム7が図の時計回り方向に回転する。
帯電器9が感光体ドラム7周面に一様な高マイナス電荷を付与して初期化し、光書込ヘッド11は、光書込み位置S1において、感光体ドラム7周面に画像信号に応じた露光を行って初期化による高マイナス電位部と上記露光による低マイナス電位部からなる静電潜像を形成する。
現像ローラ13は、静電潜像の低電位部に現像器12内のトナーを転移させて感光体ドラム7周面上にトナー像を形成(反転現像)する。
用紙搬送方向最上流の画像形成ユニット6Mの感光体ドラム7mの周面上に形成されたマゼンタのトナー像が転写ベルト14との対向面へと回転搬送される。一次転写ローラ18は、不図示の転写バイアス電源から出力される転写電流を転写ベルト14に印加する。これにより、感光体ドラム7m上のマゼンタのトナー像が転写ベルト14に一次転写される。
図3(a) は、上記の印字開始直後の状態を示し、感光体ドラム7m及び一次転写ローラ18mによりマゼンタ(M)のトナー像44−1が転写ベルト14上に形成され始めた様子を示している。
トナー像44−1には、この後、感光体ドラム7c及び一次転写ローラ18によりシアン(C)、感光体ドラム7y及び一次転写ローラ18によりイエロー(Y)、感光体ドラム7k、及び一次転写ローラ18によりブラック(K)のトナー像を順次転写されてフルカラーの画像が完成する。
すなわち、図3(a) に続いて、画像形成ユニット6Cの感光体ドラム7cにシアンのトナー像が上記と同様にして形成され、その感光体ドラム7cと転写ベルト14との対向面に上記転写ベルト14で搬送されて来るマゼンタのトナー像の先端と、シアンのトナー像の先端が一致するタイミングで、感光体ドラム7cがシアンのトナー像を回転搬送する。
感光体ドラム7cと転写ベルト14との対向面下部の一次転写ローラ18は、不図示の転写バイアス電源からの転写電流を転写ベルト14に印加して、シアンのトナー像をマゼンタのトナー像の上に重ねて一次転写する。
同様にして、画像形成ユニット6Yの感光体ドラム7yに形成されたイエローのトナー像が、マゼンタのトナー像及びシアンのトナー像の上に重ねて一次転写され、更に画像形成ユニット6Kの感光体ドラム7kに形成されたブラックのトナー像が、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像及びイエローのトナー像の上に重ねて一次転写される。
4色のトナー像を重ねて一次転写された転写ベルト14は、そのまま循環移動を続けて4色のトナー像を従動ローラ16と二次転写ローラ26とが対向する二次転写位置Tへと搬送する。
他方、用紙Pへの印字タイミングよりやや早めに、用紙取出ローラ22が回転して給紙カセット21に収容されている用紙Pを取り出す。この給紙カセット21から取り出された用紙Pの最上部の一枚のみを送り出すべく下方の用紙の連れ送りを禁止するために捌きローラ24が逆方向に回転する。
給送ローラ23は、順方向に回転して最上部の用紙一枚を待機搬送ローラ対25へ給送する。
待機搬送ローラ対25は、回転を一時停止して用紙の進行を制止し、用紙Pの斜行等の搬送姿勢を補正して、搬送タイミングを待機し、用紙Pの印字開始位置が、転写ベルト14により二次転写位置Tへ搬送されてくる4色のトナー像の先端と一致するタイミングに合わせて、用紙Pの搬送を再開し、用紙Pを二次転写位置Tへ給送する。
図3(b) は、上記のように印字動作が進み、1枚目用のトナー像44−1が二次転写位置Tの近くまで来ており、1枚目の用紙P(P−1)の給紙が開始されている様子を示している。転写ベルト1上には、2枚目用のトナー像44−2及び3枚目用のトナー像44−3の形成が完了しており、4枚目用のトナー像44−4が形成の途中である。
二次転写ローラ26は、これも不図示のバイアス電源から供給されるバイアス電圧を用紙Pに印加する。これにより、転写ベルト14上の4色のトナー像が用紙Pに二次転写される。
図3(c) は、1枚目の用紙P−1にトナー像44−1の二次転写が完了した瞬間を示している。2枚目の用紙P−2も給紙が開始されており、この後、2枚目の用紙P−2にトナー像44−2が二次転写される。以降、3枚目の用紙用のトナー像44−3、4枚目の用紙用のトナー像44−4も順次用紙に二次転写されていく。
4色のトナー像を転写された用紙P(P−1、P−2、・・・)は、そのままベルト式熱定着装置27に搬入される(以下、図1参照)。ベルト式熱定着装置27は、発熱ローラと圧接ローラにより適宜の圧接力で用紙Pを押圧挟持し、用紙Pに熱と圧力を加えて4色のトナー像を紙面に定着させながら上方へ排出する。
ベルト式熱定着装置27から排出された用紙Pは、搬出ローラ対28により挟持されて搬送を引き継がれ、排紙ローラ対31によって排紙トレー29上に、4色のトナー像による画像形成面を下にして排出される。
ここで、図2(図1、図3も参照)において、最初の光書込み位置S1から転写ベルト14の反時計回りの循環移動方向に見て二次転写位置Tまでの距離と、用紙無し検知位置S2から二次転写位置Tまでの距離とでは、明らかに位置S1から位置Tまでの距離の方が長い。
よって、上述したように、印字動作の開始によって、用紙取出ローラ22が直ちに用紙Pを取り出すのではなく、まず、感光体ドラム7mへの画像データの光書き込みが開始され、その光書き込みをされた画像データがトナー像に現像されて転写ベルト14に転写され、その転写されたトナー像の搬送中の位置と位置Tとの距離が、位置S2から位置Tまでの距離とほぼ同じになった時に初めて用紙取出ローラ22が用紙Pを取り出して、用紙Pの搬送が始まる。
ところで、用紙Pの最終紙を検知したとき、すなわち、用紙検知センサ42が用紙無しを検知したときには、既に転写ベルト14上には、最終紙以降のトナー像が転写されてしまっている。例えば、図3(c) において、給紙カセット21に用紙P−2が無かったとした場合、転写ベルト14上には、用紙3枚分のトナー像44−2〜44−4が残されている。
この場合、本例では、制御のみで用紙無し検知後の無駄なトナー消費の発生等を防いでいる。以下、これについて説明する。
図4(a) 〜(d) は、図2に示した用紙検知センサ42が用紙無しを検知した後に行われる動作を示す図である。尚、同図(a) 〜(d) は、4枚連続印字の場合において、2枚目で用紙無しが発生した場合の例を示している。
図4(a) は、1枚目の用紙P−1の給紙が完了し、2枚目の用紙なしが発生した瞬間を示している。1枚目の用紙P−1へのトナー像44−1の二次転写の途中であるが、転写動作はこのまま続行される。
図4(b) は、1枚目の二次転写が完了した瞬間である。本例では、2枚目以降のトナー像44−2、44−3、及び44−4をそのまま転写ベルト14上に保持するために、二次転写ローラ26の電位は逆電位に切り換えられる。
更に、図4(c) に示すように、トナー像44−2、44−3、44−4の通過に合わせて、クリーニング部35(図4(a) 〜(d) ではローラ状に示しているが実際には図1に示したようにブレード状の摺接体である)が転写ベルト14から離隔される。
この後、1枚目の用紙P−1の排紙が完了すると、印字動作は停止し、用紙なしが使用者に知らされる。
図4(d) は、使用者によって用紙が補給された後、印字動作が再開され、2枚目のトナー像44−2が二次転写ローラ26付近まで進んできた状態である。補給された用紙P−2が給紙されている。以降、順次トナー像44−2、44−3、及び44−4が用紙に二次転写されて行き、印字動作が完了する。
このように、本例では、用紙無し検知後の最終紙以降のトナー像を、クリーニングによって転写ベルト14から除去することなく、転写ベルト14上に維持して、用紙の補給後に、転写ベルト14上に維持されているトナー像を用いて画像形成処理を続行する。これにより、用紙無し検知後のトナーが無駄になることを防いでいる。
(実施形態2)
ところで、前述したように、印字動作中に用紙ジャム(給紙ジャムも同様)が発生することがある。そのような用紙ジャムの場合でも、本例の画像形成装置1では、用紙ジャム時に転写ベルト14上に既に形成されているトナーを無駄になることを防いでいる。以下、これについて、実施形態2として説明する。
図5(a),(b),(c) は、実施形態2としてのプリンタ1における用紙ジャム発生時のトナー像と用紙の動作を示す図である。
尚、各部の構成は図1乃至図3に示した構成と同一である。また、図5(a),(b),(c) に示す例は、用紙4枚の連続印字を開始したものの、1枚目の用紙がジャムを引き起こした場合の例を示している。
図5(a) は、ジャム発生直後の様子を示している。1枚目の用紙P−1にジャムが発生し、トナー像44−1が失われている。しかし、2枚目以降のトナー像44−2、44−3、及び44−4は、既に転写ベルト14上に形成が完了しており、そのまま転写ベルト14上に保持されている。
この後、プリンタ使用者によってジャム処理が行われ、用紙P−1及び既に給紙されている2枚目の用紙P−2は取り除かれる。
図5(b) は、使用者によるジャム処理後の復旧印字処理の様子を示している。失われたトナー像は1枚目用のトナー像44−1であり、順番を正しく印字するためには復旧印字でも、トナー像44−1が1枚目の用紙P−1に印字されなければならない。
そのため、図5(b) に示すように、2枚目のトナー像44−2よりも前の位置に、上記失われたトナー像44−1と同一のトナー像を、トナー像44−1´として新たに形成している。
2枚目以降のトナー像44−2、44−3、及び44−4は、転写ベルト14上に保持されていたものを、そのまま再使用するため、二次転写ローラ26には通常の転写とは逆の電位がかけられて、トナー像が二次転写ローラ26側に移らないようになっている。
また、クリーニング部35には、転写ベルト14に対して接離の移動が可能な機構が設けられている。これにより、再使用されるトナー像44−2、44−3、及び44−4が通過するときのみクリーニング動作を中断することが出来る。
再使用されるトナー像44−2、44−3、及び44−4は、この後、感光体ドラム7m、5c、5y、5kを通過するが、一次転写ローラ18には通常の印字時と同じ転写電位がかけられているためトナー像が失われることはない。
図5(c) は、新たな1枚目用のトナー像44−1´が二次転写ローラ26付近まで進み、新たな1枚目用の用紙P−3の給紙が開始されている様子を示している。また、この時点で、二次転写ローラ26には通常の転写電位がかけられ、クリーニング部35も転写ベルト14からの離隔からクリーニング位置に復帰している。
この後、トナー像44−2、44−3、及び44−4は、順次用紙Pに二次転写されて復旧印字の動作が完了する。
このように、本例によれば、用紙ジャム発生などの用紙トラブル発生時において、用紙に画像形成されなかったトナー像がある場合に、転写ベルト上に既に形成されていた後続のトナー像を転写ベルト上に保持したままジャム復旧処理に入り、ジャム処理後、転写ベルト上に保持されているトナー像との順番が狂わないように失われたトナー像のみを再形成して印字処理を再開する。
このように、用紙トラブル発生時に転写ベルト上に保持されていた画像を、用紙トラブル解消後まで維持して、復旧後の二次転写で再利用するので、印字中の用紙トラブル時に転写ベルト上に形成されている後続のトナー像をクリーニングで除去することなく無駄なトナー消費を抑制し、無駄な廃トナーの発生を抑制することができる。
尚、上述した用紙無しや用紙ジャム時に、二次転写ローラを逆電位にするのではなく、転写ベルトから離隔する方式でも良い。また、クリーニング部が転写ベルトから離隔する方式ではなく、クリーニング部は固定として、転写ベルト側がクリーニング部から離隔する方式でも良い。
尚、転写ベルト14上に保持されているトナー像は、長時間保持すると電位が抜けるためにトナーが飛散し易くなる。このトナー像をそのまま上記のように用いると、画像が欠損する可能性が高くなる。
したがって、プリンタ使用者のジャム復旧処理の時間が長くなった場合などのように、ある一定時間が経過した場合には、転写ベルト14上のトナー像は廃棄する必要がある。この場合は、止むを得ず、クリーニング部35によって転写ベルト14上のトナー像を廃棄するようにする。
(実施形態3)
モノクロ・プリンタでは、画像形成部の構成が用紙搬送方向に対して短いので、たとえ二次転写装置の場合であっても、用紙無しとなった場合には、一般的に転写ベルト上に残っているトナー像は用紙一枚分である場合が多い。
そのようなとき、用紙補給を行う時間と、その後にただ一枚分の印字を再開するまでの時間的損失を避けるために、本例では、用紙無しとなった場合に備えて、用紙一枚を他の給紙装置に保持するようにする。
図6は、モノクロ専用のプリンタではないが、上述した実施形態に引き続き本例の要旨を分かりやすく説明するために、図1に示した構成のうち本例の主要部の構成を簡略に示す図である。尚、図6には、図1と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
本例では(以下、図1も参照)、給紙カセット21の用紙の残量が極めて少なくなったことが用紙検知センサ42によって検知されると、先ず、用紙取出ローラ22、給送ローラ23、及び捌きローラ24により、給紙カセット21から用紙Pが一枚取り出される。
用紙Pは、トナー像を転写されることなく、二次転写位置T及び図1に示したベルト式熱定着装置27をそのまま通過して、搬出ローラ対28により搬出され、排紙ローラ対31により排紙トレー29に矢印bで示すように途中まで搬出される。
ここで、両面印刷用搬送ユニット5が作動され、排紙ローラ対31が逆転し、用紙Pは矢印cで示すように返送され、両面印刷用搬送ユニット5の開始返送路32a、中間返送路32b、終端返送路32cに至って停止して、待機状態になる。
そして、給紙カセット21に用紙無しとなった場合には、両面印刷用搬送ユニット5に待機中の用紙Pが、返送ローラ対33dにより終端返送路32cの出口から二次転写位置Tに送り出されて転写ベルト14上に形成されているトナー像を転写される。
本発明の実施形態1におけるプリンタの内部構成を説明する断面図である。 実施形態1におけるプリンタの構成と動作を分かり易く説明するためにプリンタの主要部のみを取り出して示す図である。 (a),(b),(c) は実施形態1におけるプリンタの動作を更に分かり易く説明するために主要部の構成を更に簡略に示す図である。 (a) 〜(d) は用紙検知センサが用紙無しを検知した後に行われる動作を示す図である。 (a),(b),(c) は実施形態2におけるプリンタの用紙ジャム発生時のトナー像と用紙の動作を示す図である。 実施形態2におけるプリンタの動作を説明するために主要部の構成を簡略に示す図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 画像形成部
3 中間転写ベルトユニット
4 給紙部
5 両面印刷用搬送ユニット
6(6M、6C、6Y、6K) 画像形成ユニット
7(7m、7c、7y、7k) 感光体ドラム
8 クリーナ
9 帯電ローラ
11 光書込ヘッド
12 現像器
13 現像ローラ
14 転写ベルト
15 駆動ローラ
16 従動ローラ
17 ベルト位置制御機構
18 一次転写ローラ
19 廃トナー回収容器
21 給紙カセット
22 用紙取出ローラ
23 給送ローラ
24 捌きローラ
25 待機搬送ローラ対
26 二次転写ローラ
27 ベルト式熱定着装置
28 搬出ローラ対
29 排紙トレー
31 排紙ローラ対
32a 開始返送路
32b 中間返送路
32c 終端返送路
33a、33b、33c、33d 返送ローラ対
35 クリーニング部
36 取り込みローラ
37 押圧ローラ
P(P−1、P−2、・・・) 用紙
S1 最初の光書込み位置
S2 用紙無し検知位置
42 用紙検知センサ
43 画像検知センサ
44−1、44−2、44−3、44−4 トナー像

Claims (6)

  1. 用紙を収納する用紙収納手段と、画像情報に応じたトナー像を形成すべく所定方向に並設された複数の像担持体と、該複数の像担持体と対応させて前記トナー像を順次転写すべく転写部を構成する複数の接触転写手段を内部に配設し循環移動するベルト体と、該ベルト体に重ね転写された前記トナー像を搬送される用紙に一括転写する二次転写手段と、前記用紙収納手段に収容されている用紙を前記二次転写手段位置へ給紙すべく搬送する用紙給送手段と、前記二次転写手段により前記用紙上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、該定着手段によりトナー像の定着された用紙を排紙部へ搬送する用紙排送手段と、 前記ベルト体に接触して前記二次転写手段を通過した前記ベルト体の表面を清掃するクリーナとを備え、前記複数の像担持体のうち前記所定方向の最下流の像担持体に対応する転写部から前記二次転写手段に至るまでの距離が前記用紙収納手段に収容される用紙の先端から前記二次転写手段位置までの搬送経路の距離よりも大きく、前記用紙給送手段による用紙給紙の開始よりも画像形成動作を先行実施する画像形成装置において、
    用紙の給排送異常を検知する用紙給排送異常検知手段と、
    画像形成動作中に前記用紙給排送異常検知手段により用紙給排送異常が検知された際に、所定のタイミングで画像形成動作を中断し、用紙給排送異常状態が除去された後に前記クリーナを不作動として前記ベルト体に既に転写された所定のトナー像を前記二次転写手段により用紙上に転写すべく画像形成動作を再開させる印字制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙給排送異常検知手段は、前記用紙収納手段に収納される用紙の有無を検知する用紙収納有無検知手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙給排送異常検知手段は、前記用紙収納手段から前記排紙部に至る搬送路中の給排紙ジャムを検知する給排紙ジャム検知手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記二次転写手段にはバイアス電圧が印加され、前記印字制御手段は、前記再開時に前記二次転写手段のバイアス電圧を切り換えると共に前記ベルト体から前記クリーナを離隔させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記印字制御手段は、前記用紙検知手段による用紙無しの検知から所定時間以上用紙の補充が行われなかった場合は、前記クリーナを作動させて前記ベルト体に既に転写された所定のトナー像を除去してから次からの画像形成を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 用紙を収納する用紙収納手段と、画像情報に応じたトナー像を形成すべく所定方向に並設された複数の像担持体と、該複数の像担持体と対応させて前記トナー像を順次転写すべく転写部を構成する複数の接触転写手段を内部に配設し循環移動するベルト体と、該ベルト体に重ね転写された前記トナー像を搬送される用紙に一括転写する二次転写手段と、前記用紙収納手段に収容されている用紙を前記二次転写手段位置へ給紙すべく搬送する用紙給送手段と、前記二次転写手段により前記用紙上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、該定着手段によりトナー像の定着された用紙を排紙部へ搬送する用紙排送手段と、 前記ベルト体に接触して前記二次転写手段を通過した前記ベルト体の表面を清掃するクリーナと、前記用紙排送手段により前記排紙部へ排紙されるべき用紙を前記二次転写手段位置へ給紙すべく用紙を返戻する用紙返戻路を有する用紙返戻手段とを備え、前記複数の像担持体のうち前記所定方向の最下流の像担持体に対応する転写部から前記二次転写手段に至るまでの距離が前記用紙収納手段に収容される用紙の先端から前記二次転写手段位置までの搬送経路の距離よりも大きく、前記用紙給送手段による用紙給紙の開始よりも画像形成動作を先行実施する画像形成装置において、
    前記用紙給送手段と前記用紙排送手段を少なくとも作動させて前記用紙収納手段に収納される用紙を前記用紙返戻手段の前記用紙返戻路に一時的に収納すべく用紙を搬送制御する用紙返戻制御手段と、
    前記用紙収納手段に収納される用紙の有無を検知する用紙収納有無検知手段と、
    画像形成動作中に前記用紙収納有無検知手段により用紙の欠乏が検知された際に、前記用紙返戻制御手段を作動させて前記用紙返戻路に一時的に収納された用紙を前記二次転写手段位置へ給紙して前記ベルト体に既に転写された所定のトナー像を転写すべく画像形成動作を続行させる印字制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009036836A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Canon Inc 画像形成装置
JP2015141292A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社沖データ 画像形成装置
US10520861B2 (en) * 2016-07-13 2019-12-31 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatuses employing an electrophotographic method

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