JP2023058818A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により二次転写部材と画像形成部との間に配置されるクリーニング部材からトナー回収機構まで廃トナーを搬送可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、中間転写ベルトと、複数の像担持体と、二次転写部材と、第1クリーニング部材と、トナー保持機構と、駆動装置と、トナー回収機構と、制御部と、を備える。第1クリーニング部材は、中間転写ベルトの回転方向に対して二次転写部材と像担持体との間に配置され、中間転写ベルト上の転写残トナーを廃トナーとして除去する。制御部は、第1クリーニング部材により除去された廃トナーをトナー保持機構に保持させる廃トナー保持モードと、トナー保持機構から中間転写ベルトに廃トナーを移動させて中間転写ベルトを回転させ、トナー回収機構に回収させるトナー回収モードと、を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、所定方向に回転する無端状の中間転写ベルトと、中間転写ベルトに沿って設けられた複数の画像形成部とを備える中間転写方式の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、各画像形成部により中間転写ベルト上に各色のトナー像を順次重ね合わせて一次転写した後、二次転写ローラーにより用紙等の記録媒体上にトナー像を二次転写する。
このような中間転写方式の画像形成装置として、特許文献1には各画像形成部を中間転写ベルトの上方に配置したものが開示されている。特許文献1の画像形成装置は、中間転写ベルトと、中間転写ベルトの上方に配置される画像形成部と、中間転写ベルトと対向配置された二次転写部材と、中間転写ベルト上の残留トナーを廃トナーとして除去するクリーニングユニットと、廃トナーを収容する収容容器と、ベルトクリーニングユニットによって除去した廃トナーを収容容器まで搬送する廃トナー搬送機構と、を備えている。画像形成部は、中間転写ベルトの表面に各色のトナー像を形成する。二次転写部材は、中間転写ベルトとの間にニップ部を形成し、ニップ部に挿通された記録媒体の表面に中間転写ベルト上のトナー像を転写する。廃トナー搬送機構は、廃トナーの通過する筒状の搬送経路の内部に搬送スクリューが配置されて構成されている。廃トナーは搬送経路の内部に投入され、搬送スクリューの回転により搬送経路内を通って収容容器まで搬送される。
特開2002-14542号公報
ところで、特許文献1に記載のベルトクリーニングユニットは、二次転写後の中間転写ベルトに残留するトナー(転写残トナー)のみを除去するために、中間転写ベルトの回転方向に対して二次転写部材と最上流に位置する画像形成部との間に配置されている。すなわち、ベルトクリーニングユニットは中間転写ベルトの上方であって、水平方向に対して画像形成部と二次転写部材の間に位置している。一方、収容容器は中間転写ベルトの下方であって、回転方向に対して最下流に位置する画像形成部と二次転写部材との間に位置している。
このため、搬送経路および搬送スクリューは、ベルトクリーニングユニットから収容容器にかけて、上下方向に中間転写ベルトを越えるように比較的長距離に亘って延びている。このため、廃トナー搬送機構が大型化して画像形成装置の大型化に繋がったり、機構が複雑化して製造コストが増大したりするおそれがあった。
また、ベルトクリーニングユニットの周辺には、画像形成部および二次転写部材に加え、記録媒体の搬送路や、二次転写後のトナー像を記録媒体に定着するための定着装置も設けられている。このため、仮にベルトクリーニングユニットに直接廃トナー収容容器を取り付ける構成を採用したとしても、比較的小さな収容容器でなければ配置することが困難となる。すると、ユーザーが廃トナー収容容器を交換する頻度が増加し、メンテナンス等が煩雑なものとなるおそれがある。
そこで、本発明は上記問題に鑑み、簡易な構成により二次転写部材と画像形成部との間に配置されるクリーニング部材からトナー回収機構まで廃トナーを搬送可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、中間転写ベルトと、複数の像担持体と、二次転写部材と、第1クリーニング部材と、トナー保持機構と、駆動装置と、トナー回収機構と、制御部と、を備える画像形成装置である。中間転写ベルトは、周方向に回転する無端状をなす。像担持体は、中間転写ベルトの上方に配置され、外周面に担持したトナー像を、中間転写ベルトを間に挟んで対向する一次転写部材によって中間転写ベルトに一次転写する。二次転写部材は、中間転写ベルトの回転方向に対して像担持体の下流側、且つ中間転写ベルトの上方であって最上流側の像担持体の上流側に配置され、中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を記録媒体上に二次転写する。第1クリーニング部材は、回転方向に対して二次転写部材と像担持体との間に配置され、中間転写ベルト上の転写残トナーを廃トナーとして除去する。トナー保持機構は、廃トナーを保持可能、かつ保持した廃トナーを再び中間転写ベルト上に移動可能である。駆動装置は、中間転写ベルトの上面に対して像担持体が接触または離間するように、一次転写部材を移動させる。トナー回収機構は、回転方向に対して像担持体から二次転写部材までの間に位置する回収位置で、中間転写ベルト上に移動させた廃トナーを回収可能である。制御部は、記録媒体への印字動作中に像担持体を中間転写ベルトの上面に接触させ、かつトナー保持機構に廃トナーを保持させる廃トナー保持モードと、像担持体と中間転写ベルトとを離間させた状態で、トナー保持機構が保持する廃トナーを中間転写ベルトの表面に移動させ、中間転写ベルトを回転させてトナー回収機構により廃トナーを回収するトナー回収モードと、を実行する。
本発明の第1の構成によれば、印字動作中には第1クリーニング部材によって除去した転写残トナーをトナー保持機構に保持させ、トナー回収モードの実行により、中間転写ベルトによってトナー回収機構まで廃トナーを搬送することができる。このため、廃トナーをトナー回収機構まで搬送するための搬送機構を別途設ける必要がなくなり、装置の大型化や、廃トナーを搬送する機構の複雑化を抑制することができる。従って、廃トナー収容容器の配置スペースを確保することができ、廃トナー収容容器の交換頻度を低減可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す概略図 図1に示す中間転写ユニット31を拡大した側面図 図1に示す画像形成部Pa付近の拡大図 本実施形態の画像形成装置100の制御経路の一例を示すブロック図 本実施形態の画像形成装置100において実行される二次転写制御例を示すフローチャート 廃トナー保持モードの制御例を示すフローチャート トナー回収モードの制御例を示すフローチャート 本発明に係る実施形態の画像形成装置100の変形例を示す拡大断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す概略図であり、図2は、図1に示す中間転写ユニット31を拡大した側面図である。
図1に示す画像形成装置100は、いわゆるタンデム方式のカラープリンターである。画像形成装置100本体内には画像形成部Pa~Pdが、水平方向に並んで配置されている。これらの画像形成部Pa~Pdは、異なる4色(マゼンタ、シアン、イエローおよびブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像および転写の各工程によりマゼンタ、シアン、イエローおよびブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa~Pdには、可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a~1dが配設されている。画像形成部Pa~Pdの上方には、露光装置5が配置されている。露光装置5は、感光体ドラム1a~1dの表面に向けて光ビームを出射して静電潜像を描画する。
感光体ドラム1a~1dの下方には、中間転写ユニット31が配置されている。図1、図2に示すように、中間転写ユニット31は、フレーム30と、駆動ローラー10と、テンションローラー11と、中間転写ベルト8と、一次転写ローラー6a~6dと、駆動装置29(図4参照)と、ローラー接離機構35と、を備えている。
フレーム30は、画像形成装置100の幅方向(図1に示す左右方向)に沿って延びている。駆動ローラー10とテンションローラー11とは、フレーム30の長手方向の両端に回転可能に支持されている。中間転写ベルト8は無端状のベルトである。中間転写ベルト8には継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトを採用するのが好ましい。
図1、図2に示すように、中間転写ベルト8は、テンションローラー11から駆動ローラー10にかけて周方向に回転可能なように巻き掛けられている。テンションローラー11は、中間転写ベルト8に所定の張力が生じるように、フレーム30の長手方向の外側に向かって中間転写ベルト8の内周面を押圧している。駆動ローラー10は、中間転写ベルト8の内周面に接触している。駆動ローラー10はベルト駆動モーター63(図4参照)に接続され、ベルト駆動モーター63の回転駆動力によって図1に示す反時計回り方向に回転する。駆動ローラー10が回転すると、摩擦力によって中間転写ベルト8に回転駆動力が伝達される。これにより、中間転写ベルト8が駆動ローラー10の回転方向と同方向に回転する。以下、中間転写ベルト8の回転方向を、単に「ベルト回転方向」と称する。
一次転写ローラー6a~6dは、中間転写ベルト8を間に挟んで感光体ドラム1a~1dと対向する位置に、フレーム30に回転可能に移動可能に支持されている。また、一次転写ローラー6a~6dは対向方向(感光体ドラム1a~1dと対向する方向)に対して、上方に位置する接触位置(中間転写ベルト8が感光体ドラム1a~1dに接触する位置)と、下方に位置する離間位置(中間転写ベルト8が感光体ドラム1a~1dから離間する位置)との間で移動可能に支持されている。
駆動装置29(図4参照)は、ローラー接離機構35に接続され、ローラー接離機構35に駆動力を付与可能である。ローラー接離機構35は、駆動装置29の駆動力によって、一次転写ローラー6a~6dを上下方向に移動させる。ローラー接離機構35は、4本の一次転写ローラー6a~6dを、それぞれ中間転写ベルト8を介して感光体ドラム1a~1d(図1参照)に圧接するカラーモードと、一次転写ローラー6dのみを中間転写ベルト8を介して感光体ドラム1dに圧接するモノクロモードと、を切り換え可能である。
カラーモードおよびモノクロモードの際には、駆動装置29およびローラー接離機構35によって、一次転写ローラー6a~6dを接触位置に移動させる。一次転写ローラー6a~6dが感光体ドラム1a~1dに近づくように上方に移動することで、中間転写ベルト8が持ち上げられて、感光体ドラム1a~1dの外周面に接触する。また、後述するトナー回収モードを実行する際には、一次転写ローラー6a~6dを離間位置に移動させる。一次転写ローラー6a~6dが感光体ドラム1a~1dから遠ざかるように下方に移動することで、中間転写ベルト8の表面が感光体ドラム1a~1dの外周面から離間する。
中間転写ベルト8を挟んで駆動ローラー10と対向するように、二次転写ローラー9が配置されている。二次転写ローラー9は中間転写ベルト8に対して圧接されて二次転写ニップNを形成し、二次転写ニップNを通過する用紙S(記録媒体)上に中間転写ベルト8上に形成されたトナー像を二次転写する。
ベルト回転方向に対して二次転写ローラー9(二次転写ニップN)より下流側、かつ画像形成部Pa~Pdのうち最上流に位置する画像形成部Paより上流側の位置には、ベルトクリーニングユニット19が配置されている。ベルトクリーニングユニット19は、二次転写後の中間転写ベルト8上に残留した転写残トナーを廃トナーとして除去する。ベルトクリーニングユニット19の詳細については後述する。
次に、画像形成部Pa~Pdについて説明する。以下、画像形成部Paについて詳細に説明するが、画像形成部Pb~Pdについても基本的に同様の構成であるため説明を省略する。図3は、図1に示す画像形成部Pa付近の拡大図である。図3に示すように、感光体ドラム1aの周囲には、ドラム回転方向(図3の時計回り方向)に沿って帯電装置2a、現像装置3a、摺擦ローラー23が配置されている。
帯電装置2aは、感光体ドラム1aに対向して配置され、感光体ドラム1aの表面を帯電させることができる。現像装置3aは、現像容器4aと、現像ローラー21aと、供給ローラー24aと、を有する。現像容器4aには、トナーが所定量充填されている。現像容器4a~4dに充填されるトナーは、現像装置3a~3dごとにマゼンタ、シアン、イエローおよびブラックのいずれかとなっている。現像ローラー21aは、感光体ドラム1aに対向配置されている。供給ローラー24aは、現像容器4a内のトナーを現像ローラー21aの外周面に供給する。現像ローラー21aは外周面に供給されたトナーを感光体ドラム1aに供給可能となっている。
用紙Sは、画像形成装置100の本体下部の用紙カセット16内に収容されている(図1参照)。用紙カセット16の上方には給紙ローラー12aと、レジストローラー対12bが配置されている(図1参照)。用紙Sは、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して用紙カセット16から二次転写ニップNへと搬送される。
次に、画像形成装置100における画像形成手順について説明する。ユーザーにより画像形成開始が入力されると、先ず、メインモーター61(図4参照)により感光体ドラム1aの回転が開始され、帯電装置2aによって感光体ドラム1aの表面を一様に帯電させる。次いで露光装置5から出射されたビーム光(レーザー光)によって感光体ドラム1aの表面を光照射し、各感光体ドラム1a上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。
現像装置3aの現像剤中のトナーは、現像ローラー21aにより感光体ドラム1a上に供給され、静電的に付着する。これにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
上述の通り、中間転写ベルト8は画像形成を行う際に感光体ドラム1a~1dは中間転写ベルト8と当接している。この状態で、ベルト駆動モーター63(図4参照)により駆動ローラー10を回転させ、中間転写ベルト8が反時計回り方向に回転を開始する。これにより、感光体ドラム1a~1d上に形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に順次転写される。
この状態から所定のタイミングで、用紙Sが用紙カセット16から二次転写ニップNへと搬送され、中間転写ベルト8上のトナー像が一度に転写される。その後、用紙Sは定着部13に搬送され、定着部13の定着ローラー対13aにより加熱および加圧されてトナー像が用紙Sの表面に定着される(図1参照)。トナー像を定着された用紙Sは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、両面搬送路18に送られて両面印字された後に)、排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される(図1参照)。
次に、中間転写ベルト8上の残留する残トナーを除去する構成について詳細に説明する。図3に示すように、ベルトクリーニングユニット19は、クリーニングブレード22(第1クリーニング部材)と、電圧印加装置65(図4参照)と、トナー保持ローラー25(トナー保持機構)とを有する。
クリーニングブレード22は、ベルト回転方向に対して、二次転写ニップNの下流側に配置されている。クリーニングブレード22の先端は、中間転写ベルト8の移動方向に対し下流側から(カウンター方向に)中間転写ベルト8の表面に接触している。中間転写ベルト8が回転することで、クリーニングブレード22の先端が中間転写ベルト8の表面上に残留する残トナーを、廃トナーとして掻き取って除去する。
トナー保持ローラー25は、ベルト回転方向に対して、クリーニングブレード22の下流側の位置に配置されている。トナー保持ローラー25は中間転写ベルト8に対向するように近接して配置されている。電圧印加装置65(図4参照)は、トナー保持ローラー25に所定の電圧(第1電圧又は第2電圧)を印加し、トナー保持ローラー25の外周面を帯電させる。トナー保持ローラー25は、第1電圧を印加されるとトナーと逆極性(ここでは負極性)に帯電する。このとき、廃トナーはトナー保持ローラー25の外周面に吸着されて保持される。また、第2電圧が印加されると、トナー保持ローラー25はトナーと同極性(ここでは正極性)に帯電する。このとき、トナー保持ローラー25の外周面に保持されていた廃トナーが反発して、中間転写ベルト8の表面に移動する。トナー保持ローラー25には、所定量の廃トナーを保持可能である。
図1に戻って、ベルト回転方向に対して最も下流側に位置する画像形成部Pdよりも下流側、かつ二次転写ニップNよりも上流側の位置(回収位置)に、トナー回収機構26が配置されている。トナー回収機構26は、ファーブラシ42(第2クリーニング部材)と、回収ローラー43と、スクレーパー28と、収容容器27と、を備えている。
ファーブラシ42は、中間転写ベルト8を間に挟んでテンションローラー11と対向配置されている。ファーブラシ42は、ブラシ駆動モーター41(図4参照)に接続され、中間転写ベルト8に対して接触する位置と離間する位置との間で移動可能に配置されている。ファーブラシ42は、画像形成装置100が印字動作を実行しているときには中間転写ベルト8から離間し、後述するトナー回収モードを実行しているときには中間転写ベルト8に接触している。ファーブラシ42は、中間転写ベルト8に接触している状態で、中間転写ベルト8上の廃トナーを回収することができる。
回収ローラー43は、ファーブラシ42の表面に接触し、ファーブラシ42に付着する廃トナーを回収可能である。スクレーパー28は、先端がファーブラシ42の外周面に接触し、回収ローラー43が回収した廃トナーを掻き取る。収容容器27は、上部が開口する有底の筒状体である。収容容器27は、スクレーパー28の下方に配置されており、スクレーパー28が掻き取った廃トナーが自由落下して投入される。
図4は、本実施形態の画像形成装置100の制御経路の一例を示すブロック図である。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御経路のうち、本発明の実施に必要となる部分を重点的に説明する。
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)91と、ROM(Read Only Memory)92と、RAM(Random Access Memory)93と、一時記憶部94と、カウンター95と、I/F(インターフェイス)96とを含んで構成されている。制御部90は、画像形成装置100の本体内部の任意の場所に配置可能である。
CPU91は、中央演算処理装置としての役割を担う。ROM92は、読み出し専用の記憶部である。ROM92には、画像形成装置100の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置100の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。ROM92には、所定の印字枚数である第1枚数が記録されている。第1枚数は、上述したトナー保持ローラー25に保持可能な廃トナーの総量に到達する際の連続印字枚数よりも若干少ない枚数として予め設定された数値である。また、ROM92には、上述した第1電圧および第2電圧の値が記録されている。
カウンター95は、印字動作実行中の累積印字枚数をカウントする。RAM93は、読み書き可能な記憶部である。RAM93には、上述したカウンター95のカウント数や、画像形成装置100の制御途中で発生した必要なデータ、画像形成装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。一時記憶部94は、一時的に画像データ等を記憶する。I/F96は、画像形成装置100内の各装置に制御信号を送信したり操作部80からの入力信号を受信したりする。I/F96は、複数(ここでは2つ)設けられている。
制御部90は、画像形成装置100における各部分、装置に対し、CPU91からI/F96を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や入力信号がI/F96を通じてCPU91に送信される。制御部90が制御する各部分、装置としては、例えば、画像形成部Pa~Pd、駆動装置29、ブラシ駆動モーター41、メインモーター61、ベルト駆動モーター63、転写ローラー駆動モーター64、ベルトクリーニングユニット19、画像入力部70、操作部80等が挙げられる。
制御部90は、廃トナー保持モードとトナー回収モードを実行可能である。廃トナー保持モードでは、用紙Sへの印字動作中に感光体ドラム1a~1dを中間転写ベルト8の上面に接触させ、かつトナー保持ローラー25に廃トナーを保持させる。トナー回収モードでは、中間転写ベルト8を回転させてトナー回収機構により廃トナーを回収する。
画像入力部70は、画像形成装置100にパソコン等の上位機器から送信される画像データを受信する受信部である。画像入力部70より入力された画像信号はデジタル信号に変換された後、一時記憶部94に送出される。
操作部80には、液晶表示部81、各種の状態を示すLED82が設けられており、ユーザーは操作部80のストップ/クリアボタンを操作して画像形成を中止し、リセットボタンを操作して画像形成装置100の各種設定をデフォルト状態にする。液晶表示部81は、画像形成装置100の状態を示したり、画像形成状況や印字部数を表示したりするようになっている。画像形成装置100の各種設定はパソコンのプリンタードライバーから行われる。
図5は、本実施形態の画像形成装置100において実行される二次転写制御例を示すフローチャートである。図5のステップに沿って画像形成時の二次転写制御手順について説明する。
先ず、制御部90は印字命令を受信したか否かを判定する(ステップS1)。印字命令が受信されない場合は(ステップS1でNo)印字待機状態を継続する。印字命令を受信した場合は(ステップS1でYes)、廃トナー保持モードを実行する(ステップS2)。廃トナー保持モードの詳細は後述する。
次に、1枚の用紙Sを二次転写ローラー9へ搬送し、印字を実行する(ステップS3)。次に、累積印字枚数が上述の第1枚数に到達したか判定する(ステップS4)。第1枚数に到達していれば(ステップS4でYES)、トナー回収モードを実行する(ステップS5)。トナー回収モードの詳細は後述する。次に、印字が終了したか否か判定し(ステップS6)、印字が継続している場合は(ステップS6でNo)、ステップS2に戻って廃トナー保持モードを継続して実行する。印字が終了している場合は(ステップS6でYes)、カウンター95の累積印字枚数をリセットして(ステップS9)、処理を終了する。
ステップS4で累積印字枚数が第1枚数に到達していないと判断された場合は(ステップS4でNo)、印字が終了したか判定する(ステップS7)。印字が終了していなければ(ステップS7でNo)、ステップS3に戻って次の用紙Sへの印字を実行する。印字が終了していれば(ステップS7でYes)、トナー回収モードを実行し(ステップS8)、カウンター95の累積印字枚数をリセットして(ステップS9)、処理を終了する。
次に、廃トナー保持モードについて説明する。図6は、廃トナー保持モードの制御例を示すフローチャートである。図6に示すように、ステップS1で印字命令を受信した場合は(ステップS1でYes)、一次転写ローラー6a~6dを接触位置に移動させる(ステップS10)。次に、トナー保持ローラー25に第1電圧を印加し(ステップS11)、ステップS3に移行する。
次にトナー回収モードについて説明する。図7は、トナー回収モードの制御例を示すフローチャートである。なお、ステップS5とステップS8のトナー回収モードは同様の制御例であるため、ステップS5のトナー回収モードについてのみ説明し、ステップS8については説明、および図示を省略する。
図7に示すように、ステップS4で印字が終了していると判定されると(ステップS4でYes)、一次転写ローラー6a~6dを離間位置に移動させる(ステップS12)。次に、トナー保持ローラー25に第2電圧を印加し、トナー保持ローラー25に保持された廃トナーを中間転写ベルト8の表面に移動させる(ステップS13)。次に、中間転写ベルト8上の廃トナーが回収位置に到達するまで中間転写ベルト8を所定量回転させ(ステップS14)、ファーブラシ42によって廃トナーを回収し、収容容器27に収容する。そして、ステップS6に移行する。
上記実施形態の画像形成装置100は、印字動作中にはクリーニングブレード22によって除去した転写残トナーをトナー保持ローラー25に保持させることができる。さらに、この状態でトナー回収モードの実行することで、トナー保持ローラー25に保持された廃トナーを、中間転写ベルト8を用いて収容容器27まで廃トナーを搬送することができる。このため、廃トナーを収容容器27まで搬送するための搬送機構を別途設ける必要がなくなり、画像形成装置100の大型化や、廃トナーを搬送する機構の複雑化を抑制することができる。従って、簡易な構成により廃トナーの交換頻度を低減可能な画像形成装置100を提供することができる。また、印字枚数が所定の第1枚数に到達した場合は印字を停止してトナー回収モードを実行するため、トナー保持ローラー25が廃トナーを保持しきれなくなり、中間転写ベルト8やその周辺が廃トナーによって汚染されるおそれもなくなる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。ベルトクリーニングユニット19は、クリーニングブレード22に換えて、図8に示すように、ファーブラシ36によって転写残トナーを除去する構成を採用することができる。この構成を採用するベルトクリーニングユニット19のトナー保持ローラー25は、ファーブラシ36の近接位置で対向するように配置さる。ファーブラシ36は、中間転写ベルト8に接触して中間転写ベルト8上の転写残トナーを回収することができる。トナー保持ローラー25は、外周面にトナーと逆極性の電流を帯電させてファーブラシ36に回収された廃トナーを吸着し、保持する。また、トナーと同極性の電流を帯電させることで、外周面に保持した廃トナーを中間転写ベルト8の表面へと移動させる。
また、上記実施形態では、中間転写ベルト8から除去した廃トナーをトナー保持ローラー25によって保持し、その後中間転写ベルト8に移動させる構成を採用していたが、一時的に廃トナーを保持する機構として他の構成を採用できる。例えば、クリーニングブレード22を中間転写ベルト8に対して傾斜するよう配置し、クリーニングブレード22の後端部(中間転写ベルト8に接触する先端部と反対側の端部)に、一時的に廃トナーを載置可能な平板部が連接されている構成を採用できる。この場合、クリーニングブレード22によって除去された廃トナーは、クリーニングブレード22の上を乗り越えて平板部に移動する。クリーニングブレード22は、モーター等の駆動装置に接続され、トナー回収モードを実行すると、クリーニングブレード22が回転し、平板部上に載置された廃トナーが中間転写ベルト8の表面に落下する。
また、本発明は図1に示したようなタンデム型のカラープリンターに限らず、中間転写ベルトの上方に画像形成部が配置される中間転写方式の種々の画像形成装置に適用可能である。
本発明は、中間転写ベルトの上方に配置された画像形成部と二次転写部材との間にクリーニング部材が配置される中間転写方式の画像形成装置に利用可能である。本発明の利用により、簡易な構成でクリーニング部材からトナー回収機構まで廃トナーを搬送可能な画像形成装置を提供することができる。
1a~1d 感光体ドラム(像担持体)
6a~6d 一次転写ローラー(一次転写部材)
8 中間転写ベルト
9 二次転写ローラー(二次転写部材)
22 クリーニングブレード(第1クリーニング部材)
25 トナー保持ローラー(トナー保持機構)
26 トナー回収機構
27 収容容器
29 駆動装置
42 ファーブラシ(第2クリーニング部材)
90 制御部
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. 周方向に回転する無端状の中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトの上方に配置され、外周面に担持したトナー像を、前記中間転写ベルトを間に挟んで対向する一次転写部材によって前記中間転写ベルトに一次転写する複数の像担持体と、
    前記中間転写ベルトの回転方向に対して前記像担持体の下流側、且つ前記中間転写ベルトの上方であって最上流側の前記像担持体の上流側に配置され、前記中間転写ベルト上に一次転写された前記トナー像を記録媒体上に二次転写する二次転写部材と、
    前記回転方向に対して前記二次転写部材と前記像担持体との間に配置され、前記中間転写ベルト上の転写残トナーを廃トナーとして除去する第1クリーニング部材と、
    前記第1クリーニング部材により除去された前記廃トナーを保持可能、かつ保持した前記廃トナーを再び前記中間転写ベルト上に移動可能なトナー保持機構と、
    前記中間転写ベルトの上面に対して前記像担持体が接触または離間するように、前記一次転写部材を移動させる駆動装置と、
    前記回転方向に対して前記像担持体から前記二次転写部材までの間に位置する回収位置で、前記中間転写ベルト上に移動させた前記廃トナーを回収可能なトナー回収機構と、
    前記記録媒体への印字動作中に前記像担持体を前記中間転写ベルトの上面に接触させ、かつ前記トナー保持機構に前記廃トナーを保持させる廃トナー保持モードと、前記像担持体と前記中間転写ベルトとを離間させた状態で、前記トナー保持機構が保持する前記廃トナーを前記中間転写ベルトの表面に移動させ、前記中間転写ベルトを回転させて前記トナー回収機構により前記廃トナーを回収するトナー回収モードと、を実行する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記連続印字枚数が所定枚数に達したとき、または印字動作が終了したとき前記トナー回収モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー保持機構は、前記中間転写ベルトに対向する吸着ローラーを有し、
    前記制御部は、前記吸着ローラーを前記トナーと逆極性に帯電させて前記廃トナーを前記吸着ローラーに保持させ、前記吸着ローラーを前記トナーと同極性に帯電させて前記廃トナーを前記吸着ローラーから前記中間転写ベルトに移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー回収機構は、前記回収位置に配置され、前記中間転写ベルトの表面に移動された前記廃トナーを除去する第2クリーニング部材と、前記クリーニング機構により除去された前記廃トナーを回収する収容容器と、を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
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