JP2015085843A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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大 新見
淳二 中嶋
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淳二 中嶋
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/005Branching pipes; Joining pipes to walls adjustable and comprising a hollow threaded part in an opening

Abstract

【課題】液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化を抑制可能な鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】第1ブレーキホース40は、第1ホース本体50と、第1ホース本体50に連結される第1口金60と、第1口金60をブレーキホース接続部140に固定する第1ボルト70と、を有する。第1口金60は、第1ボルトが挿通される第1挿通部61と、第1挿通部61に接続される第1取付け管部62と、第1挿通部61の第1側面61Tから突出する第1突出部63と、を含む。第1突出部63は、第2ブレーキホース40の第2口金60に当接される。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、ABS(Antilock Brake System)用の液圧制御装置を備えた自動二輪車が知られている。例えば、液圧制御装置には、前輪ブレーキマスタシリンダ、後輪ブレーキマスタシリンダ、前輪ブレーキキャリパ及び後輪ブレーキキャリパのそれぞれから延びる4本のブレーキホースが接続される。4本のブレーキホースそれぞれは、口金を介して液圧制御装置のブレーキホース接続部に接続されており、所望の方向に延びるように位置決めされている。口金は、ブレーキホース接続部のボルト孔にねじ込まれるボルトによって固定される。
ここで、口金をボルトで固定する際にブレーキホースが回らないように、口金の突出部をブレーキホース接続部に立てたピンに当接させる手法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2011−25777号公報
しかしながら、特許文献1の手法では、口金の数だけピンを設ける必要があるため、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化という問題が生じる。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化を抑制可能な鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る鞍乗型車両は、第1ブレーキホースと、第2ブレーキホースと、液圧制御装置と、を備える。第1ブレーキホースは、ブレーキ液が封入される。第2ブレーキホースは、ブレーキ液が封入される。液圧制御装置は、ブレーキホース接続部に接続されたブレーキ要素に伝達される液圧を制御する。液圧制御装置は、第1ブレーキホースが接続された第1ねじ孔と第2ブレーキホースが接続された第2ねじ孔が互いに間隔を空けて形成されたブレーキホース接続部を有する。第1ブレーキホースは、第1ホース本体と、第1ホース本体に連結される第1口金と、第1ねじ孔にねじ込まれ、第1口金をブレーキホース接続部に固定する第1ボルトと、を有する。第2ブレーキホースは、第2ホース本体と、第2ホース本体に連結される第2口金と、第2ねじ孔にねじ込まれ、第2口金をブレーキホース接続部に固定する第2ボルトと、を有する。第1口金は、環状に形成されており、第1ボルトが挿通される第1挿通孔を有する第1挿通部と、第1挿通部に接続され、第1ホース本体に取り付けられる第1取付け管部と、第1挿通部の第1側面から突出する第1突出部と、を含む。第1突出部は、第2口金に当接される。
本発明の第1の態様に係る鞍乗型車両によれば、液圧制御装置のブレーキホース接続部の第1ねじ孔に対して第1ボルトをねじ込んで第1口金を固定する際、第1口金が第1ボルトにつられて供回りしたとしても、第1突出部が第2口金に当接する位置で第1口金の供回りを止めることができる。従って、第1及び第2ブレーキホース以外の部品を用いることなく、第1口金が第1ボルトと供回りすることを抑制できるため、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化を抑えることができる。また、第1口金の第1突出部が第2口金の所定部分に当接した場合に、第1取付け管部が所定の位置になるように、第1突出部と第1取付け管部との位置関係を予め規定してもよい。このようにすることで、第2口金の所定部分に第1突出部を当接させるだけで、第1取付け管部を所定の位置に位置決めすることができる。
本発明の第2の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様に係り、第2口金は、環状に形成されており、第2ボルトが挿通される第2挿通孔を有する第2挿通部と、第2挿通部に接続され、第2ホース本体に取り付けられる第2取付け管部と、を含む。第1突出部は、第2挿通部の第2側面に当接される。
本発明の第2の態様に係る鞍乗型車両によれば、第1口金が第1ボルトにつられて供回りしたとしても、第1突出部が第2挿通部の第2側面に当接する位置で供回りを止めることができる。従って、第1突出部が第2取付け管部に干渉することを避けることができる。また、第2取付け管部の表面に第1突出部を当接させる場合に比べて、第2挿通部の第2側面に第1突出部を当接させる方が、第1突出部を当接させられる範囲を広くすることができる。そのため、第2口金における第1突出部の当接部分を予め規定する際に、当接部分の規定可能範囲を広げることができるので、第1突出部を第2口金に当て付け易くなる。
本発明の第3の態様に係る鞍乗型車両は、第2の態様に係り、第2口金は、第2挿通部の第2側面から突出する第2突出部を含む。第2突出部は、第1口金に当接される。
本発明の第3の態様に係る鞍乗型車両によれば、液圧制御装置のブレーキホース接続部の第2ねじ孔に対して第2ボルトをねじ込んで第2口金を固定する際、第2口金が第2ボルトにつられて供回りしたとしても、第2突出部が第1口金に当接する位置で第2口金の供回りを止めることができる。従って、第1及び第2ブレーキホース以外の部品を用いることなく、第2口金が第2ボルトと供回りすることを抑制できるため、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化をより抑えることができる。また、上述した第1突出部と第1取付け管部との位置関係と同様に、第2突出部と第2取付け管部との位置関係を予め規定することで、第1口金の所定部分に第2突出部を当接させるだけで、第2取付け管部を所定の位置に位置決めすることもできる。
本発明の第4の態様に係る鞍乗型車両は、第3の態様に係り、第2突出部は、第1口金の第1側面に当接される。
本発明の第4の態様に係る鞍乗型車両によれば、第2口金が第2ボルトにつられて供回りしたとしても、第2突出部が第1挿通部の第1側面に当接する位置で供回りを止めることができる。従って、第2突出部が第1取付け管部に干渉することを避けることができる。また、第1取付け管部の表面に第2突出部を当接させる場合に比べて、第1挿通部の第1側面に第2突出部を当接させる方が、第2突出部を当接させられる範囲を広くすることができる。そのため、第1口金における第2突出部の当接部分を予め規定する際に、当接部分の規定可能範囲を広げることができるので、第2突出部を第1口金に当て付け易くなる。
本発明の第5の態様に係る鞍乗型車両は、第1乃至第4のいずれかの態様に係り、ブレーキホース接続部の表面を平面視した場合、第1突出部は、第1ボルトの第1軸心から第2ボルトの第2軸心へ向かう方向の左側に突出している。
本発明の第5の態様に係る鞍乗型車両によれば、液圧制御装置のブレーキホース接続部の第1ねじ孔に対して第1ボルトをねじ込んで第1口金を固定する際、第1ボルトを右回りに締め付けて第1口金が右回りに供回りすると、第1突出部が第2口金に左側から当接する。従って、第1軸心から第2軸心へ向かう方向の右側に第1突出部が突出している場合に比べて、より第1突出部を第2口金に当て付けし易くなる。
本発明の第6の態様に係る鞍乗型車両は、第2の態様に係り、ブレーキホース接続部の表面を平面視した場合、第1突出部の突出長さは、第1挿通部と第2挿通部の間隔よりも大きい。
本発明の第6の態様に係る鞍乗型車両によれば、第1突出部の突出長さが第1挿通部と第2挿通部の間隔よりも大きいため、第1口金が第1ボルトと供回りしたとしても、第1突出部を第2挿通部の第2側面に確実に当接させることができる。
本発明の第7の態様に係る鞍乗型車両は、第6の態様に係り、ブレーキホース接続部の表面を平面視した場合、第1挿通部と第2挿通部の間隔は、第1挿通部の外径よりも小さい。
本発明の第7の態様に係る鞍乗型車両によれば、第1挿通部と第2挿通部の間隔が第1挿通部の外径よりも小さいため、第1口金と第2口金を十分に近づけることができる。従って、第1口金と第2口金をコンパクトに配置できるため、より液圧制御装置の大型化を抑えることができる。
本発明の第8の態様に係る鞍乗型車両は、第1乃至第7のいずれかの態様に係り、ブレーキ液が封入された第3ブレーキホースを備える。ブレーキホース接続部には、第3ネジ孔が形成されている。第3ブレーキホースは、第3ホース本体と、第3ホース本体に連結される第3口金と、ブレーキホース接続部の第3ねじ孔にねじ込まれ、第3口金をブレーキホース接続部に固定する第3ボルトと、を有する。第3口金は、環状に形成されており、第3ボルトが挿通される第3挿通孔を有する第3挿通部と、第3挿通部に接続され、第3ホース本体に取り付けられる第3取付け管部と、第3挿通部の第3側面から突出する第3突出部と、を含む。第3突出部は、第1口金に当接される。
本発明の第8の態様に係る鞍乗型車両によれば、液圧制御装置のブレーキホース接続部の第3ねじ孔に対して第3ボルトをねじ込んで第3口金を固定する際、第3口金が第3ボルトにつられて供回りしたとしても、第3突出部が第1口金に当接する位置で第3口金の供回りを止めることができる。従って、第1及び第3ブレーキホース以外の部品を用いることなく、第3口金が第3ボルトと供回りすることを抑制できるため、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化をより抑えることができる。また、上述した第1突出部と第1取付け管部との位置関係と同様に、第3突出部と第3取付け管部との位置関係を予め規定することで、第1口金の所定部分に第3突出部を当接させるだけで、第3取付け管部を所定の位置に位置決めすることもできる。
本発明の第9の態様に係る鞍乗型車両は、第8の態様に係り、ブレーキ液が封入された第4ブレーキホースを備える。ブレーキホース接続部には、第4ネジ孔が形成されている。第4ブレーキホースは、第4ホース本体と、第4ホース本体に連結される第4口金と、ブレーキホース接続部の表面に開口する第4ねじ孔にねじ込まれ、第4口金をブレーキホース接続部に固定する第4ボルトと、を有する。第4口金は、環状に形成されており、第4ボルトが挿通される第4挿通孔を有する第4挿通部と、第4挿通部に接続され、第4ホース本体に取り付けられる第4取付け管部と、第4挿通部の第4側面から突出する第4突出部と、を含む。第4突出部は、第2口金に当接される。
本発明の第9の態様に係る鞍乗型車両によれば、液圧制御装置のブレーキホース接続部の第4ねじ孔に対して第4ボルトをねじ込んで第4口金を固定する際、第4口金が第4ボルトにつられて供回りしたとしても、第4突出部が第2口金に当接する位置で第4口金の供回りを止めることができる。従って、第2及び第4ブレーキホース以外の部品を用いることなく、第4口金が第4ボルトと供回りすることを抑制できるため、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化をより抑えることができる。また、上述した第1突出部と第1取付け管部との位置関係と同様に、第4突出部と第4取付け管部との位置関係を予め規定することで、第2口金の所定部分に第4突出部を当接させるだけで、第4取付け管部を所定の位置に位置決めすることもできる。
本発明の第10の態様に係る鞍乗型車両は、第9の態様に係り、第3ボルトと第4ボルトとは、第1ボルトの第1軸心と第2ボルトの第2軸心を結んだ線の二等分線を基準に線対称に設けられる。第3ボルトと第4ボルトの間隔は、第1ボルトと第2ボルトの間隔よりも大きく設定されている。
本発明の第10の態様に係る鞍乗型車両によれば、第1軸心と第2軸心を結んだ線の二等分線を基準として第3ボルトと第4ボルトを離すことができるため、第3挿通部と第4挿通部が相互に干渉することを抑制できる。また、第3ボルトと第4ボルトの間隔は、第1ボルトと第2ボルトの間隔よりも大きいため、第1ボルトと第2ボルトの間隔と同等である場合に比べて、第1ボルトと第3ボルトが相互に干渉することを抑制できるとともに、第2ボルトと第4ボルトが相互に干渉することを抑制できる。
本発明の第11の態様に係る鞍乗型車両は、第10の態様に係り、第1ボルトの第1軸心と第3ボルトの第3軸心を結ぶ第1連結線は、第2ボルトの第2軸心と第4ボルトの第4軸心を結ぶ第2連結線と交差する。
本発明の第11の態様に係る鞍乗型車両によれば、第1乃至第4口金がV字状に配置されるため、第1ブレーキホースと第3ブレーキホースを同じ方向に向けるとともに、第2ブレーキホースと第4ブレーキホースを同じ方向に向けることが容易になる。また、第1乃至第4口金が一直線上に配置される場合に比べて、第1軸心と第2軸心を結ぶ線に平行な方向において第1乃至第4口金をコンパクトに配置することができる。また、第1乃至第4口金が矩形状に配置される場合に比べて、第1軸心と第2軸心を結ぶ線に直交する方向において第1乃至第4口金をコンパクトに配置することができる。
本発明の第12の態様に係る鞍乗型車両は、第11の態様に係り、第1連結線と第2連結線は鋭角を成す。
本発明の第12の態様に係る鞍乗型車両によれば、第1連結線と第2連結線が鈍角を成す場合に比べて、第3口金と第4口金の間隔を小さくすることができる。従って、第1乃至第4口金を互いに近づけてコンパクトに配置することができる。
本発明の第13の態様に係る鞍乗型車両は、第1乃至第12のいずれかの態様に係り、液圧制御装置は、ブレーキホース接続部の内部に形成された第1及び第2内部流路と、第1口金及び第1ボルトの内部に形成され、第1内部流路に連なる第1連通流路と、第2口金及び第2ボルトの内部に形成され、第2内部流路に連なる第2連通流路と、を有する。
本発明の第13の態様に係る鞍乗型車両によれば、口金及びボルトの外部に連通流路を設ける場合に比べて、第1及び第2ブレーキホースを小型化することができる。
本発明によれば、液圧制御装置のブレーキホース接続部の第1ねじ孔に対して第1ボルトをねじ込んで第1口金を固定する際、第1口金が第1ボルトにつられて供回りしたとしても、第1突出部が第2口金に当接する位置で第1口金の供回りを止めることができる。従って、第1及び第2ブレーキホース以外の部品を用いることなく、第1口金が第1ボルトと供回りすることを抑制できるため、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化を抑えることができる。
鞍乗型車両の左側面図 フレームの構成とブレーキホースの配策を示す左側面図 フレームの構成とブレーキホースの配策を示す上面図 ブレーキホースが接続された液圧制御装置の上面図 ブレーキホースが取り外された液圧制御装置の上面図 第1ブレーキホースの分解斜視図 第1ブレーキホースの断面図
(鞍乗型車両1の概略構成)
実施形態に係る鞍乗型車両1の概略構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、鞍乗型車両1の左側面図である。図2は、フレーム2の構成とブレーキホースの配策を示す左側面図である。図3は、フレーム2の構成とブレーキホースの配策を示す上面図である。本実施形態において、「前」「後」「左」「右」は、シートに着座したライダーの正視方向を基準とする。
鞍乗型車両1は、自動二輪車である。鞍乗型車両1は、図1乃至図3に示すように、フレーム2と、ステアリングシャフト3と、ステアリングハンドル4と、前輪用マスタシリンダ5と、フロントフォーク6と、前輪7と、前輪ブレーキ装置8と、スイングアーム9と、後輪用マスタシリンダ10と、後輪11と、後輪ブレーキ装置12と、エンジン13と、ブレーキ液圧制御ユニット30と、を備える。
フレーム2は、図2及び図3に示すように、ヘッドパイプ21と、メインパイプ22と、一対のダウンチューブ23,23と、クロスチューブ24と、テンションパイプ25と、一対のシートピラー26,26と、一対のシートパイプ27,27と、一対のバックステー28,28と、を有する。
ヘッドパイプ21は、車幅方向における車体中央に配置される。ヘッドパイプ21は、上下方向に延びる。メインパイプ22は、車幅方向における車体中央に配置される。メインパイプ22は、ヘッドパイプ21に接続される。メインパイプ22は、ヘッドパイプ21から車体中心に沿って後方に延びる。メインパイプ22は、エンジン13の上方に位置する。
一対のダウンチューブ23,23は、メインパイプ22の下方においてヘッドパイプ21に接続される。一対のダウンチューブ23,23は、車幅方向に互いに離間しつつ後方かつ下方に延びる。一対のダウンチューブ23,23それぞれの下端部は、エンジン13の前部に連結される。
クロスチューブ24は、略U字状に形成される。クロスチューブ24の中央部は、車幅方向に延びる。クロスチューブ24の中央部には、メインパイプ22の後端部が連結される。クロスチューブ24の両端部は、一対のダウンチューブ26それぞれの後端部に連結される。クロスチューブ24の両端部は中央部よりも下方に位置する。
テンションパイプ25は、車幅方向における車体中央に配置される。テンションパイプ25は、メインパイプ22の下方においてヘッドパイプ21に接続される。テンションパイプ25は、ヘッドパイプ21から後方に延びる。テンションパイプ25の後端部は、メインパイプ22の下部に連結される。
一対のシートピラー26,26は、クロスチューブ24の中央部に接続される。一対のシートピラー26,26は、クロスチューブ24から後方に延びた後、下方に向かって大きく湾曲されている。一対のシートピラー26,26の下端部は板金によって構成され、後輪ブレーキペダル26aが取り付けられる。
一対のシートパイプ27,27は、一対のシートピラー26,26の湾曲部分から後方かつ上方に延びる。一対のバックステー28,28は、一対のシートピラー26,26の下端部から後方かつ上方に延びる。一対のバックステー28,28は、一対のシートパイプ27,27の後端部に連結される。
ステアリングシャフト3は、ヘッドパイプ21によって回動可能に支持される。ステアリングハンドル4は、ステアリングシャフト3の上端部に固定される。ステアリングハンドル4には、前輪ブレーキレバー4aが取り付けられる。前輪用マスタシリンダ5は、ステアリングハンドル4に固定される。前輪用マスタシリンダ5は、前輪ブレーキレバー4aが握られると、ブレーキ液圧制御ユニット30の液圧制御装置100にブレーキフルード(ブレーキ液)を圧送する。
フロントフォーク6は、ブラケットを介してステアリングシャフト3に連結されており、回動可能に支持される。前輪7は、フロントフォーク6によって回転可能に支持される。前輪ブレーキ装置(ブレーキ要素)8は、前輪ブレーキディスク8aと前輪ブレーキキャリパ(ブレーキ要素)8bを有する。前輪ブレーキディスク8aは、前輪7に固定される。前輪ブレーキキャリパ8bは、フロントフォーク6に固定される。前輪ブレーキキャリパ8bは、ブレーキフルードの液圧によって摩擦材を前輪ブレーキディスク8aに押し付け、前輪ブレーキディスク8aを制動する。
スイングアーム9は、一対のシートピラー26,26によって上下揺動可能に支持される。スイングアーム9は、一対のシートピラー26,26から後方に延びる。
後輪用マスタシリンダ10は、一対のシートピラー26,26に固定される。後輪用マスタシリンダ10は、後輪ブレーキペダル26aが踏まれると、ブレーキ液圧制御ユニット30の液圧制御装置100にブレーキフルードを圧送する。
後輪11は、スイングアーム9によって回転可能に支持される。後輪ブレーキ装置12は、後輪ブレーキディスク12aと後輪ブレーキキャリパ(ブレーキ要素)12bを有する。後輪ブレーキディスク12aは、後輪11に固定される。後輪ブレーキキャリパ12bは、スイングアーム9に固定される。後輪ブレーキキャリパ12bは、摩擦材を押し付けて後輪ブレーキディスク12aを制動する。
エンジン13は、前輪7の後方に配置される。エンジン13は、一対のダウンチューブ23,23と一対のシートピラー26,26に懸架される。
ブレーキ液圧制御ユニット30は、四つのブレーキホース40(第1ブレーキホース40、第2ブレーキホース40、第3ブレーキホース40、第4ブレーキホース40)と、液圧制御装置100と、支持ブラケット200と、を有する。なお、符号の添字1は第1ブレーキホース40に、添字2は第2ブレーキホース40に、添字3は第3ブレーキホース40に、添字4は第4ブレーキホース40に対応するように付している。以下の符号では、個別の要素を指し示す場合に添字を付し、各要素を包括的に指し示す場合に添字を適宜省略する。
第1ブレーキホース40は、前輪用マスタシリンダ5と液圧制御装置100に接続される。第2ブレーキホース40は、後輪用マスタシリンダ10と液圧制御装置100に接続される。第3ブレーキホース40は、前輪ブレーキキャリパ8bと液圧制御装置100に接続される。第4ブレーキホース40は、後輪ブレーキキャリパ12bと液圧制御装置100に接続される。
液圧制御装置100は、前輪ブレーキキャリパ8bと後輪ブレーキキャリパ12bに伝達するブレーキフルードの液圧を調整することによって、前輪ブレーキ装置8と後輪ブレーキ装置12のアンチロックブレーキ制御を実行する。液圧制御装置100は、メインパイプ22の右側に配置される。液圧制御装置100は、支持ブラケット200上に支持される。支持ブラケット200は、メインパイプ22と右ダウンチューブ23に固定される。
(ブレーキホースの構成)
次に、ブレーキホースの構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、ブレーキホースが接続された液圧制御装置100の上面図である。図5は、ブレーキホースが取り外された液圧制御装置100の上面図である。図6は、ブレーキホース40(40〜40)の分解斜視図である。図7は、ブレーキホース40(40〜40)の断面図である。
液圧制御装置100は、図4及び図5に示すように、ブレーキホース接続部140と、モータ部150と、制御部160と、によって構成される。
ブレーキホース接続部140は、図5に示すように、第1乃至第4ねじ孔141(141〜141)と、第1乃至第4内部流路145〜148と、を有する。
第1乃至第4ねじ孔141〜141は、ブレーキホース接続部140の上面140S(表面の一例)に互いに間隔を空けて形成される。第1乃至第4ねじ孔141〜141それぞれの内周面には雌ねじ部142(図6及び図7参照)が形成されている。第1ねじ孔141には第1ブレーキホース40が固定される。第2ねじ孔141には第2ブレーキホース40が固定される。第3ねじ孔141には第3ブレーキホース40が固定される。第4ねじ孔141には第4ブレーキホース40が固定される。
第1乃至第4内部流路145〜148のそれぞれは、第1乃至第4ねじ孔141〜141それぞれに連なる。図示しないが、第1内部流路145は第3内部流路147に連なり、第2内部流路146は第4内部流路148に連なる。
モータ部150は、ブレーキホース接続部140に接続される。モータ部150は、ブレーキホース接続部140内のリザーバタンクからブレーキフルードを吸引するポンプを駆動する。制御部160は、ブレーキホース接続部140に接続される。制御部160は、前輪7及び後輪11の回転に基づいてモータ部150を制御することによって、第1乃至第4内部流路145〜148内の液圧を変動させる。
第1ブレーキホース40は、図4に示すように、第1ホース本体50と、第1口金60と、第1ボルト70と、ボルトシール部材80と、装置シール部材90と、を有する。
第1ホース本体50は、筒状に形成され、内部にブレーキフルードの流路50P(図6及び図7参照)を有する。第1ホース本体50は、第1口金60と前輪用マスタシリンダ5に連結される。本実施形態において、第1ホース本体50は、第1口金60から左斜め前方に向かって延びる。第1ホース本体50は、ゴムや金属メッシュによって構成することができる。
第1口金60は、第1ボルト70によって液圧制御装置100のブレーキホース接続部140に固定される。第1口金60は、図6及び図7に示すように、第1挿通部61と、第1取付け管部62と、第1突出部63と、を有する。
第1挿通部61は、環状に形成される。第1挿通部61は、上面61Rと、下面61Sと、第1側面61Tと、第1挿通孔61Uと、を有する。第1側面61Tは、上面61Rと下面61Sにつながる。第1挿通孔61Uは、上面61Rから下面61Sまで貫通する。第1挿通孔61Uには、第1ボルト70が挿通される。第1取付け管部62は、筒状に形成され、内部にブレーキフルードの流路62Pを有する。流路62Pは、第1挿通部61の第1挿通孔61Uに連なる。第1取付け管部62は、第1挿通部61に接続されており、第1側面61Tから突出する。第1取付け管部62の先端には、第1ホース本体50が連結される。第1突出部63は、棒状に形成される。第1突出部63は、第1挿通部61に接続されており、第1側面61Tから突出する。第1突出部63は、第1ボルト70の第1軸心AXを中心として、第1取付け管部62から略180°ずれた位置で第1挿通部61に接続される。従って、第1挿通部61と第1突出部63は、互いに反対向きに延びている。第1取付け管部62の位置は予め規定されており、第1口金60をブレーキホース接続部140に固定した場合に、前輪用マスタシリンダ5が配置された車両前方を向くように、かつ、第3口金60の第1取付け管部62や第3ホース本体50等の周辺部材に干渉しないように設定されている。
第1ボルト70は、第1挿通部61の第1挿通孔61Uに挿通されるとともに、ブレーキホース接続部140の第1ねじ孔141にねじ込まれる。これにより、第1ボルト70は、第1口金60をブレーキホース接続部140に固定している。第1ボルト70は、軸部71と、フランジ部72と、を有する。軸部71には、雄ねじ部71aと外周流路71bと内部流路71cが形成される。雄ねじ部71aは、軸部71の外周面に形成され、第1ねじ孔141の雌ねじ部142に螺合される。雄ねじ部71aの締め付け方向は、平面視(図4参照)において右回りである。外周流路71bは、第1ボルト70の第1軸心AXを中心として外周面の全周にわたって形成された環状凹部である。内部流路71cは、外周流路71bを径方向に貫通する流路と、この流路から軸部71の先端開口まで延びる流路とで構成され、外周流路71bとブレーキホース接続部140の第1内部流路145とを連通させている。
ボルトシール部材80は、第1ボルト70のフランジ部72と第1口金60の第1挿通部61の間に挟まれる。装置シール部材90は、ブレーキホース接続部140と第1口金60の第1挿通部61の間に挟まれる。
第2ブレーキホース40は、第1ブレーキホース40と同様の構成を有する。第2ブレーキホース40は、図4に示すように、第2ホース本体50と、第2口金60と、第2ボルト70と、を有する。本実施形態において、第2ホース本体50は、第2口金60から左斜め後方に向かって延びる。第2口金60は、第2挿通部61と、第2取付け管部62と、第2突出部63と、を有する。第2突出部63は、第2ボルト70の第2軸心AXを中心として、第2取付け管部62から略90°ずれた位置で第2挿通部61に接続される。第2取付け管部62の位置は予め規定されており、第2口金60をブレーキホース接続部140に固定した場合に、後輪用マスタシリンダ10が配置された車両後方に向くように、かつ、第4口金60の第4取付け管部62や第4ホース本体50等の周辺部材に干渉しないように設定されている。
第3ブレーキホース40は、第1ブレーキホース40と同様の構成を有する。第3ブレーキホース40は、図4に示すように、第3ホース本体50と、第3口金60と、第3ボルト70と、を有する。本実施形態において、第3ホース本体50は、第3口金60から左斜め前方に向かって、第1ホース本体50と同じ方向に延びる。第3口金60は、第3挿通部61と、第3取付け管部62と、第3突出部63と、を有する。第3突出部63は、第3ボルト70の第3軸心AXを中心として、第3取付け管部62から略150°ずれた位置で第3挿通部61に接続される。第3取付け管部62の位置は予め規定されており、第3口金60をブレーキホース接続部140に固定した場合に、前輪ブレーキキャリパ8bが配置された車両前方に向くように、かつ、第1口金60の第1取付け管部62や第1ホース本体50等の周辺部材に干渉しないように設定されている。
第4ブレーキホース40は、第1ブレーキホース40と同様の構成を有する。第4ブレーキホース40は、図4に示すように、第4ホース本体50と、第4口金60と、第4ボルト70と、を有する。本実施形態において、第4ホース本体50は、第4口金60から左斜め後方に向かって、第3ホース本体50と同じ方向に延びる。第4口金60は、第4挿通部61と、第4取付け管部62と、第4突出部63と、を有する。第4突出部63は、第4ボルト70の第4軸心AXを中心として、第4取付け管部62から略90°ずれた位置で第4挿通部61に接続される。第4取付け管部62の位置は予め規定されており、第4口金60をブレーキホース接続部140に固定した場合に、後輪ブレーキキャリパ12bが配置された車両後方に向くように、かつ、第2口金60の第2取付け管部62や第2ホース本体50に干渉しないように設定されている。
ここで、図4に示すように、第1ブレーキホース40の第1口金60のうち第1突出部63は、第2ブレーキホース40の第2口金60に当接される。本実施形態において、第1突出部63は、第2口金60のうち第2挿通部61の第2側面61Tに当接されている。第1突出部63は、第1ボルト70の第1軸心AXから第2ボルト70の第2軸心AXへ向かう方向(図4中の矢印)の左側に突出している。第1口金60は、第1突出部63が第2側面61Tに当接した場合に、第1取付け管部62が上記規定された位置になるように、第1突出部63と第1取付け管部62との位置関係が規定されている。
第2ブレーキホース40の第2口金60のうち第2突出部63は、第1口金60に当接される。本実施形態において、第2突出部63は、第1口金60のうち第1挿通部61の第1側面61Tに当接されている。第2突出部63は、第2ボルト70の第2軸心AXから第1ボルト70の第1軸心AXへ向かう方向の左側に突出している。第2口金60は、第2突出部63が第1側面61Tに当接した場合に、第2取付け管部62が上記規定された位置になるように、第2突出部63と第2取付け管部62との位置関係が規定されている。
第3ブレーキホース40の第3口金60のうち第3突出部63は、第1ブレーキホース40の第1口金60に当接される。本実施形態において、第3突出部63は、第1口金60のうち第1挿通部61の第1側面61Tに当接されている。第3突出部63は、第3ボルト70の第3軸心AXから第1ボルト70の第1軸心AXへ向かう方向の左側に突出している。第3口金60は、第3突出部63が第1側面61Tに当接した場合に、第3取付け管部62が上記規定された位置になるように、第3突出部63と第3取付け管部62との位置関係が規定されている。
第4ブレーキホース40の第4口金60のうち第4突出部63は、第2ブレーキホース40の第2口金60に当接される。本実施形態において、第4突出部63は、第2口金60のうち第2挿通部61の第2側面61Tに当接されている。第4突出部63は、第4ボルト70の第4軸心AXから第2ボルト70の第2軸心AXへ向かう方向の左側に突出している。第4口金60は、第4突出部63が第2側面61Tに当接した場合に、第4取付け管部62が上記規定された位置になるように、第4突出部63と第4取付け管部62との位置関係が規定されている。
次に、図4を参照しながら、第1乃至第4口金60〜60の位置関係について説明する。
第1突出部63の突出長さL1は、第1挿通部61と第2挿通部61の間隔L2よりも大きい。第1突出部63の突出長さL1は、第1挿通部61の外径L3よりも小さい。第1挿通部61と第2挿通部61の間隔L2は、第1挿通部61の外径L3よりも小さい。すなわち、間隔L2<突出長さL1<外径L3の関係が成立する。
図示しないが、第2突出部63の突出長さは、第1挿通部61と第2挿通部61の間隔L2よりも大きい。第2突出部63の突出長さは、第2挿通部61の外径よりも小さい。第1挿通部61と第2挿通部61の間隔L2は、第2挿通部61の外径よりも小さい。
第3突出部63の突出長さは、第1挿通部61と第3挿通部61の間隔よりも大きい。第3突出部63の突出長さは、第3挿通部61の外径よりも小さい。第1挿通部61と第3挿通部61の間隔は、第3挿通部61の外径よりも小さい。
第4突出部63の突出長さは、第2挿通部61と第4挿通部61の間隔よりも大きい。第4突出部63の突出長さは、第4挿通部61の外径よりも小さい。第2挿通部61と第4挿通部61の間隔は、第4挿通部61の外径よりも小さい。
第1乃至第4口金60〜60は、第1乃至第4軸心AX〜AXを結んだ輪郭線が台形になるように配置されている。
第3ボルト70と第4ボルト70とは、第1ボルト70の第1軸心AXと第2ボルト70の第2軸心AXを結んだ線の二等分線Pを基準に線対称に設けられている。第3ボルト70と第4ボルト70との間隔は、第1ボルト70と第2ボルト70の間隔よりも大きく設定されている。第3口金60の第3挿通部61と第4口金60の第4挿通部61との間隔は、第1口金60の第1挿通部61と第2口金60の第2挿通部61の間隔L2よりも大きい。
第1ボルト70の第1軸心AXと第3ボルト70の第3軸心AXを直線的に結ぶ第1連結線CL1は、第2ボルト70の第2軸心AXと第4ボルト70の第4軸心AXを直線的に結ぶ第2連結線CL2と交差する。第1連結線CL1と第2連結線CL2は、鋭角αを成している。
第1ボルト70の第1軸心AXと第2ボルト70の第2軸心AXを直線的に結ぶ第3連結線CL3は、第3ボルト70の第3軸心AXと第4ボルト70の第4軸心AXを直線的に結ぶ第4連結線CL4と略平行である。
(組み付け手順)
次に、第1乃至第4口金60〜60の組み付け手順について説明する。
まず、第1挿通部61の第1挿通孔61Uがブレーキホース接続部140の第1ねじ孔141と重なるように、第1口金60をブレーキホース接続部140の上面140S上に配置する。この際、第1突出部63を図4に示される向きに向けておく。続いて、第1ボルト70を第1挿通孔61Uから第1ねじ孔141に挿入する。
次に、第2挿通部61の第2挿通孔61Uがブレーキホース接続部140の第2ねじ孔141と重なるように、第2口金60をブレーキホース接続部140の上面140S上に配置する。この際、第2突出部63を図4に示される向きに向けておく。続いて、第2ボルト70を第2挿通孔61Uから第2ねじ孔141に挿入する。
次に、第1ボルト70を右回りにねじ込むことによって第1口金60を固定する。この際、第1口金60は第1ボルト70につられて右回りに供回りする。第1口金60の供回りは、第1突出部63が第2挿通部61の第2側面61Tに当接すると止まる。
次に、第2ボルト70を右回りにねじ込むことによって第2口金60を固定する。この際、第2口金60は第2ボルト70につられて右回りに供回りする。第2口金60の供回りは、第2突出部63が第1挿通部61の第1側面61Tに当接すると止まる。
次に、第3挿通部61の第3挿通孔61Uがブレーキホース接続部140の第3ねじ孔141と重なるように、第3口金60をブレーキホース接続部140の上面140S上に配置する。この際、第3突出部63を図4に示される向きに向けておく。
次に、第3ボルト70を第3挿通孔61Uから第3ねじ孔141に挿入し、第3ボルト70を右回りにねじ込むことによって第3口金60を固定する。この際、第3口金60は第3ボルト70につられて右回りに供回りする。第3口金60の供回りは、第3突出部63が第1挿通部61の第1側面61Tに当接すると止まる。
次に、第4挿通部61の第4挿通孔61Uがブレーキホース接続部140の第4ねじ孔141と重なるように、第4口金60をブレーキホース接続部140の上面140S上に配置する。この際、第4突出部63を図4に示される向きに向けておく。
次に、第4ボルト70を第4挿通孔61Uから第4ねじ孔141に挿入し、第4ボルト70を右回りにねじ込むことによって第4口金60を固定する。この際、第4口金60は第4ボルト70につられて右回りに供回りする。第4口金60の供回りは、第4突出部63が第2挿通部61の第2側面61Tに当接すると止まる。
(作用及び効果)
(1)本実施形態において、第1ブレーキホース40の第1口金60のうち第1突出部63は、第2ブレーキホース40の第2口金60に当接される。従って、液圧制御装置100のブレーキホース接続部140の第1ねじ孔141に対して第1ボルト70をねじ込んで第1口金60を固定する際、第1口金60が第1ボルト70につられて供回りしたとしても、第1突出部63が第2口金60に当接する位置で第1口金60の供回りを止めることができる。そのため、第1及び第2ブレーキホース40,40以外の部品を用いることなく、第1口金60が第1ボルト70と供回りすることを抑制でき、液圧制御装置100の部品点数増加、重量増大及び大型化を抑えることができる。
また、第1口金60の第1突出部63が第2口金60の第2側面61Tに当接した場合に、第1取付け管部62が上記規定された位置になるように、第1突出部63と第1取付け管部62との位置関係を予め規定している。このようにすることで、第2口金60の第2側面61Tに第1突出部63を当接させるだけで、第1取付け管部62及び第1ブレーキホース40を位置決めすることができる。
(2)第2ブレーキホース40の第2口金60のうち第2突出部63は、第1口金60に当接される。従って、第1口金60が第1ボルト70につられて供回りしたとしても、第1突出部63が第2挿通部61の第2側面61Tに当接する位置で供回りを止めることができる。そのため、第2取付け管部62や第2突出部63の表面に第1突出部63を当接させる場合に比べて、第2口金60の第2挿通部70の第2側面61Tに第1突出部63を当接させる方が、第1突出部63を当接させられる範囲を広くすることができる。その結果、第2口金60における第1突出部63の当接部分を予め規定する際に、当接部分の規定可能範囲を広げることができるので、第1突出部63を第2口金60に当て付け易くなる。さらに、第2側面61Tを円環状に形成することで第2口金60のいずれの部位に第1突出部63を当接させたとしても第1取付け管部62を規定の位置に位置決めすることができる。このため、第1取付け管部62を規定の位置に位置決めし易くなり、作業性や組み付け性を向上させることができる。
(3)第2口金60の第2突出部63は、第1口金60に当接される。従って、液圧制御装置100のブレーキホース接続部140の第2ねじ孔141に対して第2ボルト70をねじ込んで第2口金60を固定する際、第2口金60が第2ボルト70につられて供回りしたとしても、第2突出部63が第2口金60に当接する位置で第2口金60の供回りを止めることができる。そのため、第1及び第2ブレーキホース40,40以外の部品を用いることなく、第2口金60が第2ボルト70と供回りすることを抑制でき、液圧制御装置100の部品点数増加、重量増大及び大型化をより抑えることができる。また、第2口金60における第2取付け管部62と第2突出部63の位置関係を予め規定するとともに、第1口金60の所定部分に第2突出部63が当接するように予め規定することによって、第1口金60の所定部分に第2突出部63を当接させるだけで、第2取付け管部62及び第2ブレーキホース40を位置決めすることができる。
(4)第2突出部63は、第1口金60のうち第1挿通部61の第1側面61Tに当接される。従って、第2口金60が第2ボルト70につられて供回りしたとしても、第2突出部63が第1挿通部61の第1側面61Tに当接する位置で供回りを止めることができる。そのため、第1取付け管部62の表面に第2突出部63を当接させる場合に比べて、第1挿通部61の第1側面61Tに第2突出部63を当接させる方が、第2突出部63を当接させられる範囲を広くすることができる。その結果、第1口金60における第2突出部63の当接部分を予め規定する際に、当接部分の規定可能範囲を広げることができるので、第2突出部を第1口金に当て付け易くなる。
(5)第1突出部63は、第1ボルト70の第1軸心AXから第2ボルト70の第2軸心AXへ向かう方向(図4中の矢印)の左側に突出している。従って、液圧制御装置100のブレーキホース接続部140の第1ねじ孔141に対して第1ボルト70をねじ込んで第1口金60を固定する際、第1ボルト70を右回りに締め付けて第1口金60が右回りに供回りすると、第1突出部63が第2口金60に左側から当接する。そのため、第1軸心AXから第2軸心AXへ向かう方向の右側に第1突出部63が突出している場合に比べて、より第1突出部63を第2口金60に当て付けし易くなる。
(6)第1突出部63の突出長さL1は、第1挿通部61と第2挿通部61の間隔L2よりも大きい。従って、第1口金60が第1ボルト70と供回りしたとしても、第1突出部63を第2挿通部61の第2側面61Tに確実に当接させることができる。
(7)第1挿通部61と第2挿通部61の間隔L2は、第1挿通部61の外径L3よりも小さい。従って、第1口金60と第2口金60を十分に近づけることができるため、第1口金60と第2口金60をコンパクトに配置でき、より液圧制御装置100の大型化を抑えることができる。
(8)第3ブレーキホース40の第3口金60のうち第3突出部63は、第1ブレーキホース40の第1口金60に当接される。従って、液圧制御装置100のブレーキホース接続部140の第3ねじ孔141に対して第3ボルト70をねじ込んで第3口金60を固定する際、第3口金60が第3ボルト70につられて供回りしたとしても、第3突出部63が第1口金60に当接する位置で第3口金60の供回りを止めることができる。そのため、第1及び第3ブレーキホース40,40以外の部品を用いることなく、第3口金60が第3ボルト70と供回りすることを抑制でき、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化をより抑えることができる。また、第3口金60における第3取付け管部62と第3突出部63の位置関係を予め規定するとともに、第1口金60の所定部分に第3突出部63が当接するように予め規定することによって、第1口金60の所定部分に第3突出部63を当接させるだけで、第3取付け管部62及び第3ブレーキホース40を位置決めすることができる。
(9)第4ブレーキホース40の第4口金60のうち第4突出部63は、第1ブレーキホース40の第1口金60に当接される。従って、液圧制御装置100のブレーキホース接続部140の第4ねじ孔141に対して第4ボルト70をねじ込んで第4口金60を固定する際、第4口金60が第4ボルト70につられて供回りしたとしても、第4突出部63が第2口金60に当接する位置で第4口金60の供回りを止めることができる。そのため、第2及び第4ブレーキホース40,40以外の部品を用いることなく、第4口金60が第4ボルト70と供回りすることを抑制でき、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化をより抑えることができる。また、第4口金60における第4取付け管部62と第4突出部63の位置関係を予め規定するとともに、第2口金60の所定部分に第4突出部63が当接するように予め規定することによって、第2口金60の所定部分に第4突出部63を当接させるだけで、第4取付け管部62及び第4ブレーキホース40を位置決めすることができる。
(10)第3ボルト70と第4ボルト70とは、第1ボルト70の第1軸心AXと第2ボルト70の第2軸心AXを結んだ線の二等分線Pを基準に線対称に設けられている。第3ボルト70と第4ボルト70との間隔は、第1ボルト70と第2ボルト70の間隔よりも大きく設定されている。従って、二等分線Pを基準として第3ボルト70と第4ボルト70を離すことができるため、第3挿通部61と第4挿通部61が相互に干渉することを抑制できる。また、第3ボルト70と第4ボルト70の間隔は、第1ボルト70と第2ボルト70の間隔よりも大きいため、第1ボルト70と第2ボルト70の間隔と同等である場合に比べて、第1ボルト70と第3ボルト70が相互に干渉することを抑制できるとともに、第2ボルト70と第4ボルト70が相互に干渉することを抑制できる。
(11)第1ボルト70の第1軸心AXと第3ボルト70の第3軸心AXを直線的に結ぶ第1連結線CL1は、第2ボルト70の第2軸心AXと第4ボルト70の第4軸心AXを直線的に結ぶ第2連結線CL2と交差する。従って、第1乃至第4口金60〜60がV字状に配置されるため、第1ブレーキホース40と第3ブレーキホース40を同じ方向(本実施形態では、前方)に向けるとともに、第2ブレーキホース40と第4ブレーキホース40を同じ方向(本実施形態では、後方)に向けることが容易になる。また、第1乃至第4口金60〜60が一直線上に配置される場合に比べて、第1軸心AXと第2軸心AXを結ぶ線に平行な方向において第1乃至第4口金60〜60をコンパクトに配置することができる。また、第1乃至第4口金60〜60が矩形状に配置される場合に比べて、第1軸心AXと第2軸心AXを結ぶ線に直交する方向において第1乃至第4口金60〜60をコンパクトに配置することができる。
(12)第1連結線CL1と第2連結線CL2は、鋭角αを成している。従って、第1連結線CL1と第2連結線CL2が鈍角を成す場合に比べて、第3口金60と第4口金60の間隔を小さくすることができる。そのため、第1乃至第4口金60〜60を互いに近づけてコンパクトに配置することができる。
(13)第1口金60は、第1取付け管部62に形成された流路62Pを有する。第1ボルト70は、軸部71に形成された外周流路71bと内部流路71cを有する。流路62Pと外周流路71bと内部流路71cは、ブレーキホース接続部140の第1内部流路145に連なる第1連通流路を構成する。図示しないが、第2口金60と第2ボルト70の内部にも第1連通流路と同じ構成の第2連通流路が形成されている。従って、口金及びボルトの外部に連通流路を設ける場合に比べて、第1及び第2ブレーキホース40,40を小型化することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
(A)上記実施形態において、液圧制御装置100は、メインパイプ22の右側に配置されることとしたが、液圧制御装置100の配置位置は適宜変更可能である。
(B)上記実施形態において、ブレーキ液圧制御ユニット30は、第1乃至第4ブレーキホース40〜40を有することとしたが、複数本であればよく、例えば、前輪ブレーキの2本のブレーキホース40,40だけでもよいし、後輪ブレーキの2本のブレーキホース40,40だけでもよい。また、5本以上のブレーキホースを有していてもよい。
(C)上記実施形態において、第1乃至第4口金60〜60の第1乃至第4挿通部61〜61は、図4に示すようにV字状に配置されることとしたが、第1乃至第4挿通部61〜61の位置は適宜変更可能である。従って、第1連結線CL1と第2連結線CL2は、鈍角を成していてもよい。また、第1連結線CL1と第2連結線CL2は、一直線上にあってもよいし、平行であってもよい。
(D)上記実施形態において、第1乃至第4ブレーキホース40〜40は、液圧制御装置100のうちブレーキホース接続部140の上面140Sに接続されることとしたが、ブレーキホース接続部140の側面や下面に接続されていてもよい。また、第1乃至第4口金60〜60の間に段差が形成されていても構わない。
(E)上記実施形態において、第1ブレーキホース40の第1口金60において、第1突出部63は、第1取付け管部62の反対側に突出することとしたが、第1突出部63と第1取付け管部62の位置関係は適宜変更可能である。このことは、第2乃至第4口金60〜60においても同様である。
(F)上記実施形態では、鞍乗型車両の一例として自動二輪車について説明したが、鞍乗型車両としては、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)のような三輪以上の車両やスノーモービルなどが含まれる。また、自動二輪車には、スクータ型のほかオフロード型、オンロード型、モペット型などが含まれる。
(G)上記実施形態において、第1乃至第4口金60〜60の全てに突出部(第1突出部63〜第4突出部63)を設ける構成としたが、いずれか一つに突出部を設ければその口金の供回りを抑制することができる。また、第1乃至第4口金60〜60の位置や接続先(前輪ブレーキレバー4a、後輪ブレーキペダル26a、前輪用マスタシリンダ5、後輪用マスタシリンダ10)は車両毎に適宜変更可能である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明によれば、液圧制御装置の部品点数増加、重量増大及び大型化を抑制できるため、鞍乗型車両分野に有用である。
1 鞍乗型車両
2 フレーム
3 ステアリングシャフト
4 ステアリングハンドル
5 前輪用マスタシリンダ
6 フロントフォーク
7 前輪
8 前輪ブレーキ装置
9 スイングアーム
10 後輪用マスタシリンダ
11 後輪
12 後輪ブレーキ装置
13 エンジン
30 ブレーキ液圧制御ユニット
40〜40 第1乃至第4ブレーキホース
50〜50 第1乃至第4ホース本体
60〜60 第1乃至第4口金
61〜61 第1乃至第4挿通部
62〜62 第1乃至第4取付け管部
63〜63 第1乃至第4突出部
70〜70 第1乃至第4ボルト
100 液圧制御装置
140 ブレーキホース接続部
141〜141 第1乃至第4ねじ孔
145〜148 第1乃至第4内部流路
150 モータ部
160 制御部
AX〜AX 第1乃至第4軸心

Claims (13)

  1. ブレーキ液がそれぞれに封入された第1ブレーキホース及び第2ブレーキホースと、
    前記第1ブレーキホースが接続された第1ねじ孔と前記第2ブレーキホースが接続された第2ねじ孔が互いに間隔を空けて形成されたブレーキホース接続部を有し、前記ブレーキホース接続部に接続されたブレーキ要素に伝達される液圧を制御する液圧制御装置と、
    を備え、
    前記第1ブレーキホースは、第1ホース本体と、前記液圧制御装置に連結される第1口金と、前記第1ねじ孔にねじ込まれ、前記第1口金を前記ブレーキホース接続部に固定する第1ボルトと、を有し、
    前記第2ブレーキホースは、第2ホース本体と、前記液圧制御装置に連結される第2口金と、前記第2ねじ孔にねじ込まれ、前記第2口金を前記ブレーキホース接続部に固定する第2ボルトと、を有し、
    前記第1口金は、
    環状に形成されており、前記第1ボルトが挿通される第1挿通孔を有する第1挿通部と、
    前記第1挿通部に接続され、前記第1ホース本体に取り付けられる第1取付け管部と、
    前記第1挿通部の第1側面から突出する第1突出部と、
    を含み、
    前記第1突出部は、前記第2口金に当接される、
    鞍乗型車両。
  2. 前記第2口金は、
    環状に形成されており、前記第2ボルトが挿通される第2挿通孔を有する第2挿通部と、
    前記第2挿通部に接続され、前記第2ホース本体に取り付けられる第2取付け管部と、
    を含み、
    前記第1突出部は、前記第2挿通部の第2側面に当接される、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記第2口金は、前記第2挿通部の前記第2側面から突出する第2突出部を含み、
    前記第2突出部は、前記第1口金に当接される、
    請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記第2突出部は、前記第1口金の前記第1側面に当接される、
    請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記ブレーキホース接続部の表面を平面視した場合、前記第1突出部は、前記第1ボルトの第1軸心から前記第2ボルトの第2軸心へ向かう方向の左側に突出している、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記ブレーキホース接続部の表面を平面視した場合、前記第1突出部の突出長さは、前記第1挿通部と前記第2挿通部の間隔よりも大きい、
    請求項2に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記ブレーキホース接続部の前記表面を平面視した場合、前記第1挿通部と前記第2挿通部の前記間隔は、前記第1挿通部の外径よりも小さい、
    請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記ブレーキホース接続部には、第3ネジ孔が形成され、
    ブレーキ液が封入された第3ブレーキホースを備え、
    前記第3ブレーキホースは、第3ホース本体と、前記液圧制御装置に連結される第3口金と、前記ブレーキホース接続部の第3ねじ孔にねじ込まれ、前記第3口金を前記ブレーキホース接続部に固定する第3ボルトと、を有し、
    前記第3口金は、
    環状に形成されており、前記第3ボルトが挿通される第3挿通孔を有する第3挿通部と、
    前記第3挿通部に接続され、前記第3ホース本体に取り付けられる第3取付け管部と、
    前記第3挿通部の第3側面から突出する第3突出部と、
    を含み、
    前記第3突出部は、前記第1口金に当接される、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 前記ブレーキホース接続部には、第4ネジ孔が形成され、
    ブレーキ液が封入された第4ブレーキホースを備え、
    前記第4ブレーキホースは、第4ホース本体と、前記液圧制御装置に連結される第4口金と、前記第4ねじ孔にねじ込まれ、前記第4口金を前記ブレーキホース接続部に固定する第4ボルトと、を有し、
    前記第4口金は、
    環状に形成されており、前記第4ボルトが挿通される第4挿通孔を有する第4挿通部と、
    前記第4挿通部に接続され、前記第4ホース本体に取り付けられる第4取付け管部と、
    前記第4挿通部の第4側面から突出する第4突出部と、
    を含み、
    前記第4突出部は、前記第2口金に当接される、
    請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記第3ボルトと前記第4ボルトとは、前記第1ボルトの第1軸心と前記第2ボルトの第2軸心を結んだ線の二等分線を基準に線対称に設けられ、
    前記第3ボルトと前記第4ボルトの間隔は、前記第1ボルトと前記第2ボルトの間隔よりも大きく設定されている、
    請求項9に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記第1ボルトの前記第1軸心と前記第3ボルトの第3軸心を結ぶ第1連結線は、前記第2ボルトの前記第2軸心と前記第4ボルトの第4軸心を結ぶ第2連結線と交差する、
    請求項10に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記第1連結線と前記第2連結線は鋭角を成す、
    請求項11に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記液圧制御装置は、
    前記ブレーキホース接続部の内部に形成された第1及び第2内部流路と、
    前記第1口金及び前記第1ボルトの内部に形成され、前記第1内部流路に連なる第1連通流路と、
    前記第2口金及び前記第2ボルトの内部に形成され、前記第2内部流路に連なる第2連通流路と、
    を有する、
    請求項1乃至12のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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