JP2015227100A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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    • B62L3/023Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof for control by a hand lever acting on fluid pressure systems

Abstract

【課題】部品配置の自由度を高くすることが可能でかつ車両の小型化が可能な鞍乗り型車両を提供することである。
【解決手段】シートフレーム2により保持されるシート8の下方であってスイングアーム9の上方に液圧ユニット50が設けられる。液圧ユニット50の少なくとも一部は、シートフレーム2の一対のフレーム部材2aの間に位置する。前輪を制動するためのブレーキがブレーキ管L1,L2を介して液圧ユニット50に接続され、後輪を制動するためのブレーキがブレーキ管L3,L4を介して液圧ユニット50に接続される。ブレーキ管L1,L2の接合部材60およびブレーキ管L3,L4の接合部材70が、側面視で液圧ユニット50とスイングアーム9のピポット軸APとの間において、シートフレーム2の一部を挟むように共通の締結部材によりシートフレーム2にそれぞれ固定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
ブレーキ装置を駆動するための液圧ユニットを備えた自動二輪車等の鞍乗り型車両においては、例えばシートの下方に液圧ユニットが固定される。前輪を制動するブレーキおよび後輪を制動するブレーキ装置は、それぞれ金属またはゴム等からなるブレーキ管を介して液圧ユニットに接続される(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−51417号公報
液圧ユニットと前輪用のブレーキ装置とを接続するためのブレーキ管、および液圧ユニットと後輪用のブレーキ装置とを接続するためのブレーキ管は、個別にメインフレームまたはシートフレーム等に固定される。この場合、複数箇所において、ブレーキ管をフレームに固定するためのスペースが必要になる。そのため、他の部品の配置の自由度が低くなるとともに、車両の小型化が妨げられる。
本発明の目的は、部品配置の自由度を高くすることが可能でかつ車両の小型化が可能な鞍乗り型車両を提供することである。
(1)本発明に係る鞍乗り型車両は、ヘッドパイプと、ヘッドパイプの下方に配置される前輪と、ヘッドパイプから車両後方かつ下方に延びるメインフレームと、メインフレームから車両後方に延びる左右一対のシートフレームと、一対のシートフレームの下方に配置され、ピポット軸を中心に揺動可能にメインフレームに取り付けられるスイングアームと、スイングアームに回転可能に取り付けられる後輪と、前輪を制動するための前輪用ブレーキ装置と、後輪を制動するための後輪用ブレーキ装置と、一対のシートフレームに支持されるシートと、シートの下方であってスイングアームの上方に設けられ、前輪用ブレーキ装置および後輪用ブレーキ装置を駆動するための液圧ユニットと、前輪用ブレーキ装置を液圧ユニットに接続するための前輪用ブレーキ管と、後輪用ブレーキ装置を液圧ユニットに接続するための後輪用ブレーキ管とを備え、液圧ユニットの少なくとも一部は、一対のシートフレームの間に位置し、ピポット軸は液圧ユニットの前方斜め下方に位置し、前輪用ブレーキ管は、第1の大径管と、第1の大径管に連通し、第1の大径管よりも小さい径を有する第1の小径管と、第1の保持部とを含み、少なくとも液圧ユニットと第1の保持部とが第1の小径管により連結され、後輪用ブレーキ管は、第2の大径管と、第2の大径管に連通し、第2の大径管よりも小さい径を有する第2の小径管と、第2の保持部とを含み、少なくとも液圧ユニットと第2の保持部とが第2の小径管により連結され、第1および第2の保持部は、側面視で液圧ユニットとピポット軸との間において、一方のシートフレームの一部を挟むように共通の締結部材により一方のシートフレームにそれぞれ固定される。
この鞍乗り型車両においては、一対のシートフレームに支持されるシートの下方であってスイングアームの上方に液圧ユニットが設けられる。液圧ユニットの少なくとも一部は、一対のシートフレームの間に位置する。前輪を制動するための前輪用ブレーキ装置が前輪用ブレーキ管を介して液圧ユニットに接続され、後輪を制動するための後輪用ブレーキ装置が後輪用ブレーキ管を介して液圧ユニットに接続される。前輪用ブレーキ管の第1の保持部および後輪用ブレーキ管の第2の保持部が、側面視で液圧ユニットとスイングアームのピポット軸との間において、一方のシートフレームの一部を挟むように共通の締結部材により一方のシートフレームにそれぞれ固定される。
この場合、前輪用ブレーキ管および後輪用ブレーキ管が共通の締結部材によりシートフレームに固定されるので、これらが個別にシートフレームに固定される場合に比べて、部品点数の削減および他の部品の配置スペースの確保が可能となる。したがって、他の部品の配置の自由度が高くなり、かつ車両の小型化が可能となる。
また、液圧ユニットからスイングアームに近づくように延び、さらにスイングアームに沿って後方に延びるように後輪用ブレーキ管が配置された場合、スイングアームの揺動に伴う後輪用ブレーキ管の位置変動が小さくなる。この場合、液圧ユニットの前方斜め下方にピポット軸が位置するので、液圧ユニットから後輪用ブレーキ管と前輪用ブレーキ管とが共通の方向に延びるように配置される。そこで、液圧ユニットとピポット軸との間において、前輪用ブレーキ管および後輪用ブレーキ管が共通の締結部材によりシートフレームに固定されることにより、位置変動が小さくなるように後輪用ブレーキ管を適正に配置しつつ、部品点数を削減することができ、かつ他の部品の配置スペースを確保することができる。
また、比較的小さい径を有する第1および第2の小径管により液圧ユニットと第1および第2の保持部とが連結されるので、液圧ユニットと第1および第2の保持部との間における前輪用ブレーキ管および後輪用ブレーキ管の占有スペースが小さくなる。そのため、前輪用ブレーキ管および後輪用ブレーキ管の配置の自由度が向上される。したがって、他の部品等によって前輪用ブレーキ管および後輪用ブレーキ管の配置に制約がある場合でも、上記のように、液圧ユニットとピポット軸との間で第1および第2の保持部を固定することが可能となる。
(2)第1および第2の大径管はそれぞれ樹脂またはゴムからなり、第1および第2の小径管はそれぞれ金属からなってもよい。
この場合、第1および第2の大径管が高い柔軟性を有するので、コストが削減されかつ組み立て性が向上される。
(3)第1の保持部と前輪用ブレーキ装置とが第1の大径管により連結され、第2の保持部と後輪用ブレーキ装置とが第2の大径管により連結されてもよい。
この場合、第1の保持部により第1の小径管と第1の大径管とを連結することができ、第2の保持部により第2の小径管と第2の大径管とを連結することができる。
(4)一方のシートフレームの一部は、一方のシートフレームから内側に延びる底部を含んでもよい。
この場合、一対のシートフレームの内側に第1および第2の保持部が配置されるので、鞍乗り型車両の小型化が可能になる。また、底部以外のシートフレームの部分の厚みおよび材質の選択の自由度が高くなる。
(5)第1の保持部が底部の上側に配置され、第2の保持部が底部の下側に配置されてもよい。
この場合、第2の保持部がスイングアームのピポット軸に近くなるので、後輪用ブレーキ管をピポット軸に近づくように配置することが容易になる。
(6)第1の保持部に第1の孔部が設けられ、第2の保持部に第2の孔部が設けられ、一方のシートフレームの一部に第3の孔部が設けられ、締結部材は、ボルトおよびナットを含み、第1、第2および第3の孔部が互いに重なるように第1および第2の保持部が一方のシートフレームに対して位置決めされ、第1、第2および第3の孔部を通してボルトが挿入されるとともにボルトの一端にナットが取り付けられてもよい。
この場合、簡単な構成で、前輪用ブレーキ管および後輪用ブレーキ管の第1および第2の保持部をシートフレームに固定することができる。また、第1および第2の保持部の固定にシートフレームの共通の第3の孔部が用いられるので、シートフレームに形成される孔部の数を削減することができる。それにより、シートフレームの強度を確保することができる。
(7)第1の保持部は、第1の小径管と第1の大径管とを接合するための第1の接合部材を含み、第2の保持部は、第2の小径管と第2の大径管とを接合するための第2の接合部材を含んでもよい。
この場合、第1および第2の小径管を接合するための第1の接合部材ならびに第1および第2の大径管を接合するための第2の接合部材がそれぞれシートフレームに固定されるので、部品点数が抑制され、コストの削減およびスペースの確保が可能となる。
(8)鞍乗り型車両は、シートの前方に設けられる燃料タンクと、燃料タンクとスイングアームとの間に配置されるサスペンション部材とをさらに備え、燃料タンク、スイングアーム、サスペンション部材および一方のシートフレームにより囲まれた領域において、第1および第2の保持部がそれぞれ固定されてもよい。
この場合、限られたスペースで前輪用ブレーキ管および後輪用ブレーキ管をシートフレームに固定することができるので、燃料タンク、スイングアーム、サスペンション部材およびシートフレームの配置および設計の自由度が高くなる。
(9)鞍乗り型車両は、ヘッドパイプと燃料タンクとの間に設けられ、エンジンに導かれる空気を浄化するエアクリーナをさらに備えてもよい。
この場合、シートの下方であってスイングアームの上方に液圧ユニットの配置に適したスペースが確保される。
本発明によれば、部品配置の自由度を高くすることができ、かつ車両の小型化が可能となる。
本発明の一実施の形態に係る自動二輪車を示す側面図である。 ブレーキと液圧ユニットとの関係について説明するための図である。 液圧ユニットおよびその周辺部を示す側面図である。 後方から見た液圧ユニットおよびその周辺部を示す図である。 斜め前方から見た液圧ユニットおよびその周辺部を示す図である。 接合部材およびその周辺部を示す斜視図である。 接合部材の模式的上面図である。 接合部材の模式的断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の一例として自動二輪車について図面を参照しながら説明する。
(1)自動二輪車の構成
図1は本発明の一実施の形態に係る自動二輪車を示す側面図である。以下の説明において、前方および後方とは、図1の自動二輪車100を基準とする前方(車両前方)および後方(車両後方)を意味する。
図1に示すように、自動二輪車100は車体フレーム1Xを備える。車体フレーム1Xは、ヘッドパイプ1a、メインフレーム1およびシートフレーム2を含む。メインフレーム1は、ヘッドパイプ1aから後方にかつ下方に延びるように設けられる。シートフレーム2は、メインフレーム1から後方に延びるように設けられる。
ヘッドパイプ1aにフロントフォーク3が左右方向に揺動可能に取り付けられる。フロントフォーク3の上端部にハンドル4が設けられ、フロントフォーク3の下端部に前輪5が回転可能に支持される。前輪5には、前輪5を制動するためのブレーキ5aが設けられる。メインフレーム1、シートフレーム2およびフロントフォーク3の一部を覆うように、車体カバー11が設けられる。
メインフレーム1の下部にエンジン6が設けられる。エンジン6の上方において、エアクリーナACがメインフレーム1により支持される。エアクリーナACは、図示しないスロットルボディを介してエンジン6に接続される。エアクリーナACにより浄化された空気がエンジン6に導かれる。エアクリーナACの後方に燃料タンク7が設けられる。運転者が着座するシート8が、燃料タンク7の後方でシートフレーム2により保持される。シート8の下方に、液圧ユニット50が設けられる。液圧ユニット50の詳細については後述する。
エンジン6の後方には、スイングアーム9が設けられる。スイングアーム9は、ピポット軸APを中心に揺動可能にメインフレーム1に取り付けられる。ピポット軸APは燃料タンク7の下方であって液圧ユニット50の前方斜め下方に位置する。スイングアーム9の後端部に後輪10が回転可能に支持される。後輪10には、後輪10を制動するためのブレーキ10aが設けられる。
(2)各ブレーキと液圧ユニットとの関係
図2は、ブレーキ5a,10aと液圧ユニット50との関係について説明するための図である。図2に示すように、ブレーキ5aは、ブレーキロータBR1およびブレーキキャリパBC1を含み、ブレーキ10aは、ブレーキロータBR2およびブレーキキャリパBC2を含む。ブレーキロータBR1は前輪5とともに回転し、ブレーキロータBR2は、後輪10とともに回転する。
ブレーキキャリパBC1,BC2は、それぞれブレーキパッドを含む。ブレーキキャリパBC1のブレーキパッドが油圧によってブレーキロータBR1に押し当てられることにより、前輪5が制動される。同様に、ブレーキキャリパBC2のブレーキパッドが油圧によってブレーキロータBR2に押し当てられることにより、後輪10が制動される。
ハンドル4の右部に、ブレーキレバー21およびマスタシリンダ22が設けられる。また、シート8(図1)の右側下方に、ブレーキペダル23およびマスタシリンダ24が設けられる。
液圧ユニット50は、前輪用ポートP1,P2、後輪用ポートP3,P4、液圧回路50a,50bを含む。液圧ユニット50内において、前輪用ポートP1,P2はそれぞれ液圧回路50aに接続され、後輪用ポートP3,P4はそれぞれ液圧回路50bに接続される。
マスタシリンダ22は、ブレーキ管L1を介して液圧ユニット50の前輪用ポートP1に接続される。ブレーキキャリパBC1は、ブレーキ管L2を介して液圧ユニット50の前輪用ポートP2に接続される。マスタシリンダ24は、ブレーキ管L3を介して液圧ユニット50の後輪用ポートP3に接続される。ブレーキキャリパBC2は、ブレーキ管L4を介して液圧ユニット50の後輪用ポートP4に接続される。ブレーキキャリパBC1,BC2、マスタシリンダ22,24およびブレーキ管L1〜L4は、それぞれブレーキ液としてのブレーキ油で満たされる。
運転者によりブレーキレバー21が操作されると、マスタシリンダ22から液圧回路50aを介してブレーキキャリパBC1に油圧が与えられる。それにより、前輪5に制動力が働く。また、運転者によりブレーキペダル23が操作されると、マスタシリンダ24から液圧回路50bを介してブレーキキャリパBC2に油圧が与えられる。それにより、後輪10に制動力が働く。
液圧回路50aは、ブレーキキャリパBC1内の油圧を調整する。それにより、前輪5に働く制動力が調整される。液圧回路50bは、ブレーキキャリパBC2内の油圧を調整する。それにより、後輪10に働く制動力が調整される。
(3)ブレーキ管の固定
図3は、液圧ユニット50およびその周辺部を示す側面図である。図4は、後方から見た液圧ユニット50およびその周辺部を示す図である。図5は、斜め前方から見た液圧ユニット50およびその周辺部を示す図である。図4においてはシートフレーム2が図示されず、図5においてはシート8が図示されない。
図3に示すように、液圧ユニット50は、燃料タンク7の後方でかつシート8の下方に配置される。図5に示すように、シートフレーム2は、左右一対のフレーム部材2aを有する。一対のフレーム部材2aは、互いに間隔をおいて前後方向に延びるように設けられる。液圧ユニット50の少なくとも一部は、一対のフレーム部材2aの間に位置する。このように、シート8の下方でかつシートフレーム2の内側に液圧ユニット50が配置されることにより、シート8を取り外した状態(図5の状態)で液圧ユニット50のメンテナンスを容易に行うことができる。
なお、本例の自動二輪車100はスポーツタイプであり、上記のように、ヘッドパイプ1a(図1)と燃料タンク7との間にエアクリーナAC(図1)が設けられる。そのため、液圧ユニット50を配置可能な位置が制限される。具体的には、シート8の下方にのみ液圧ユニット50が配置可能である。この場合、液圧ユニット50の前方斜め下方にスイングアーム9の図3のピポット軸APが位置する。すなわち、ピポット軸APは、平面視で液圧ユニット50の前方に位置する。
図3に示すように、ブレーキ管L1は、非可撓管L1aおよび可撓管L1bを含み、ブレーキ管L2は、非可撓管L2aおよび可撓管L2bを含む。非可撓管L1a,L2aは、接合部材60を介してそれぞれ可撓管L1b,L2bに接続される。ブレーキ管L3は、非可撓管L3aおよび可撓管L3bを含み、ブレーキ管L4は、非可撓管L4aおよび可撓管L4bを含む。非可撓管L3a,L4aは、接合部材70を介してそれぞれ可撓管L3b,L4bに接続される。接合部材60,70は、側面視で液圧ユニット50の前方斜め下方にそれぞれ配置される。
非可撓管L1a,L2a,L3a,L4aの各々の径は、可撓管L1b,L2b,L3b,L4bの各々の径よりも小さい。非可撓管L1a,L2a,L3a,L4aは可撓管L1b,L2b,L3b,L4bよりも高い剛性を有することが好ましい。一方、可撓管L1b,L2b,L3b,L4bは、非可撓管L1a,L2a,L3a,L4aよりも高い柔軟性(可撓性)を有することが好ましい。本例において、非可撓管L1a,L2a,L3a,L4aはそれぞれ鉄等の金属からなり、可撓管L1b,L2b,L3b,L4bはそれぞれフッ素樹脂等の樹脂またはゴムからなる。可撓管L1b,L2b,L3b,L4bの表面が金属からなるメッシュ(ステンメッシュ)で覆われてもよい。
図4に示すように、液圧ユニット50の上面から上方に突出するように、ポートP1,P2,P3,P4が設けられる。ポートP1に非可撓管L1aの一端が接続され、ポートP2に非可撓管L2aの一端が接続される。また、ポートP3に非可撓管L3aの一端が接続され、ポートP4に非可撓管L4aの一端が接続される。
液圧ユニット50はモータおよびポンプ等を有し、これらが作動する際には液圧ユニット50が振動する。後述のように、本例では、液圧ユニット50に接続される非可撓管L1a,L2a,L3a,L4aが、緩衝部材としてのグロメット76,78(後述の図8)を介してシートフレーム2に取り付けられる。そのため、液圧ユニット50の振動によって非可撓管L1a,L2a,L3a,L4aが破損することが防止される。
図3に示すように、接合部材60,70は、側面視で液圧ユニット50とスイングアーム9のピポット軸APとの間に配置される。可撓管L1b,L2bは、接合部材60から燃料タンク7の下方を通って前方に延びる。可撓管L1bは図2のマスタシリンダ22に接続され、可撓管L2bは図2のブレーキキャリパBC1に接続される。可撓管L3b,L4bは、接合部材60からスイングアーム9のピポット軸APに近づくように前方にかつ斜め下方に延びる。ピポット軸APの近傍でスイングアーム9と隣り合うようにマスタシリンダ24が設けられる。可撓管L3bは、マスタシリンダ24に接続される。可撓管L4bは、ピポット軸APの近傍からスイングアーム9の上辺に沿うように後方に延び、図2のブレーキキャリパBC2に接続される。この場合、ピポット軸APの近傍を通るように可撓管L3b,L4bが留め具等によってメインフレーム1またはスイングアーム9に対して位置決めされてもよい。
ピポット軸APの近傍を通りかつスイングアーム9に沿って延びるように可撓管L4bが配置されることにより、スイングアーム9の揺動に伴う可撓管L4bの位置変動が小さくなる。具体的には、スイングアーム9に沿う可撓管L4bの部分は、スイングアーム9とともに揺動する。一方、接合部材70からピポット軸APの近傍まで延びる可撓管L4bの部分には、スイングアーム9の揺動による位置変動がほとんど生じない。このように、可撓管L4bの位置変動が小さいことにより、図2のブレーキキャリパBC2内の油圧が安定する。それにより、後輪10に働く制動力が不安定になることが防止される。
燃料タンク7とスイングアーム9との間には、スイングアーム9を付勢するサスペンション9aが設けられる。図4に示すように、サスペンション9aの上端部に、リザーバタンク9bが取り付けられる。リザーバタンク9bは、横方向に延びるように配置される。図3に示すように、燃料タンク7、サスペンション9a、スイングアーム9、およびシートフレーム2の一方のフレーム部材2aにより囲まれる領域において、接合部材60,70がそれぞれシートフレーム2に固定される。
上記のように、ブレーキ管L1,L2は、液圧ユニット50から燃料タンク7の下方を通って前方に延びる。一方、ブレーキ管L3,L4は、液圧ユニット50から燃料タンク7の下方に配置されたピポット軸APに近づくように延びる。この場合、ブレーキ管L1〜L4が液圧ユニット50から互いに共通の方向に延びる。そこで、本実施の形態では、ブレーキ管L1,L2の接合部材60とブレーキ管L3,L4の接合部材70とが、共通の締結部材によりシートフレーム2に固定される。それにより、ブレーキ管L1〜L4の配置を変更することなく、ブレーキ管L1〜L4を固定するための部品点数を削減することができ、かつ他の部品の配置スペースを確保することができる。
図6は、接合部材60,70およびその周辺部を示す斜視図である。図7は、接合部材60の模式的上面図である。図8は、接合部材60,70の模式的断面図である。図8には、図7のA−A線断面が示される。また、図8においては、非可撓管L1a,L2a,L3a,L4aおよび可撓管L1b,L2b,L3b,L4bが図示されない。
図6に示すように、シートフレーム2の各フレーム部材2aの下端部から内側に延びるように底部材2bが設けられる。一方のフレーム部材2aに近接する位置において、底部材2bの上面上に接合部材60が配置され、底部材2bの下面上に接合部材70が配置される。
本例において、フレーム部材2aおよび底部材2bはそれぞれ板状に設けられる。底部材2bの厚みは、フレーム部材2aの厚みよりも小さくてもよい。この場合、接合部材60,70を底部材2bに固定することが容易になる。また、底部材2bの剛性がフレーム部材2aの剛性よりも高くなるように、底部材2bの材質がフレーム部材2aの材質と異なってもよい。この場合、接合部材60,70が固定されることに起因して底部材2bに変形または破損が生じることが防止される。
図7に示すように、接合部材60は、一対の流路形成部61、連結部62および突出片63を含む。各流路形成部61はL字形状を有する(図6参照)。各流路形成部61の内部に液密な流路が形成される。一方の流路形成部61の一端に非可撓管L1aが接続され、他端に可撓管L1bが接続される。また、他方の流路形成部61の一端に非可撓管L2aが接続され、他端に可撓管L2bが接続される。
一対の流路形成部61は連結部62を介して互いに連結される。連結部62の底部から後方に突出するように突出片63が設けられる。連結部62を貫通するように孔部62aが形成され、突出片63を貫通するように孔部63aが形成される。
図6に示すように、接合部材70は、接合部71および固定部72を含む。接合部71は、直方体形状を有する。接合部71の内部に液密な一対の流路が形成される。接合部71の一側面に非可撓管L3a,L4aが接続され、その一側面に平行な他側面に可撓管L3b,L4bが接続される。この場合、接合部71内の一方の流路を介して非可撓管L3aと可撓管L3bとが互いに連通し、接合部71内の他方の流路を介して非可撓管L4aと可撓管L4bとが互いに連通する。
図8に示すように、固定部72は、屈曲部72aおよび固定板72bを含む。屈曲部72aは、接合部71の下面および側面に重なるように屈曲して上方に延びる。固定板72bは、屈曲部72aの上端からシートフレーム2の底部材2bの下面に重なるように延びる。接合部71の下面にネジ71aにより固定部72が取り付けられる。固定板72bには、孔部73a,73bが形成される。固定板72bの孔部73a,73bの直径は、接合部材60の孔部62a,63aの直径と等しい。
シートフレーム2の底部材2bには、孔部H1,H2が形成される。孔部H1,H2の直径は、接合部材60の孔部62a,63aの直径および固定部72の孔部73a,73bの直径よりそれぞれ大きい。孔部H1にはグロメット76が取り付けられ、グロメット76の内側に円筒状のカラー77が挿入される。また、孔部H2にはグロメット78が取り付けられ、グロメット78の内側に円筒状のカラー79が挿入される。グロメット76,78の各々は例えばゴムからなり、カラー77,79の各々は例えば金属からなる。カラー77,79の各々は、フランジ部を有してもよい。
底部材2bの孔部H1,H2の各中心に接合部材60の孔部62a,62bの各中心がそれぞれ重なるように、底部材2bの上側に接合部材60が配置される。また、底部材2bの孔部H1,H2の各中心に固定部72の孔部73a,73bの各中心がそれぞれ重なるように、底部材2bの下側に接合部材70が配置される。
その状態で、接合部材60の孔部62a、底部材2bの孔部H1、および固定部72の孔部73aに共通のボルトB1が挿入され、そのボルトB1の一端にナットN1が取り付けられる。それにより、接合部材60の連結部62と接合部材70の固定板72bとが底部材2bに締結される。孔部H1の内周面とボルトB1の外周面との間には、グロメット76およびカラー77が位置する。また、接合部材60の孔部63a、底部材2bの孔部H2、および固定部72の孔部73bに共通のボルトB2が挿入され、そのボルトB2の一端にナットN2が取り付けられる。それにより、接合部材60の突出片63と接合部材70の固定板72bとが底部材2bに締結される。孔部H2の内周面とボルトB2の外周面との間には、グロメット78およびカラー79が位置する。本例では、ボルトB1,B2の頭部B1a,B2aが接合部材60の連結部62および突出片63の上側に配置され、ナットN1,N2が固定部72の固定板72bの下側に配置される。ナットN1,N2は、固定板72bに溶接されてもよい。
(4)実施の形態の効果
本実施の形態に係る自動二輪車100においては、シート8の下方に配置された液圧ユニット50と、スイングアーム9のピポット軸APとの間において、接合部材60,70がシートフレーム2の底部材2bを挟むようにボルトB1,B2およびナットN1,N2により固定される。この場合、共通の締結部材(ボルトB1,B2およびナットN1,N2)によって前輪5用のブレーキ管L1,L2および後輪10用のブレーキ管L3,L4がそれぞれ固定されるので、これらが個別に固定される場合に比べて、部品点数を削減することができ、かつ他の部品の配置スペースを確保することができる。したがって、他の部品の配置の自由度が高くなり、かつ自動二輪車100の小型化が可能となる。
また、後輪10のブレーキ10aに接続されるブレーキ管L4が、液圧ユニット50からピポット軸APに近づくように延び、さらにスイングアーム9に沿って後方に延びるように配置される。それにより、スイングアーム9の揺動に伴うブレーキ管L4の位置変動が抑制され、ブレーキキャリパBC2内の油圧が安定する。それにより、後輪10に働く制動力が不安定になることが防止される。
また、ブレーキ管L1〜L4が液圧ユニット50から互いに共通の方向に延びるように配置されるので、接合部材60,70が共通の締結部材によって固定されることにより、ブレーキ管L1〜L4の配置を変更することなく、ブレーキ管L1〜L4を固定するための部品点数を削減することができ、かつ他の部品の配置スペースを確保することができる。
また、本実施の形態では、比較的小さい径を有する非可撓管L1a,L2a,L3a,L4aにより液圧ユニット50と接合部材60,70とが連結される。これにより、液圧ユニッ50トと接合部材60,70との間におけるブレーキ管L1〜L4の占有スペースが小さくなる。そのため、ブレーキ管L1〜L4の配置の自由度が向上される。したがって、他の部品等によってブレーキ管L1〜L4の配置に制約がある場合でも、液圧ユニット50とピポット軸APとの間で接合部材60,70を固定することが可能となる。
また、樹脂またはゴムからなり高い柔軟性を有する可撓管L1b,L2b,L3b,L4bにより接合部材60,70とブレーキキャリパBC1,BC2とが連結される。それにより、コストの削減が可能でありかつ組み立て性が向上される。
また、本実施の形態では、シートフレーム2の一方のフレーム部材2aから内側に延びるように底部材2bが設けられ、その底部材2bに接合部材60,70が固定される。この場合、一対のフレーム部材2aの内側に接合部材60,70が配置されるので、自動二輪車100の小型化が可能になる。また、フレーム部材2aに接合部材60,70が固定されないので、フレーム部材2aの厚みおよび材質の選択の自由度が高くなる。
また、底部材2bの上側に接合部材60が配置され、底部材2bの下側に接合部材70が配置される。この場合、接合部材60より接合部材70がピポット軸APに近くなるので、ブレーキ管L3,L4の可撓管L3b,L4bをピポット軸APに近づくように配置することが容易になる。
また、本実施の形態では、接合部材60の孔部62a,63a、接合部材70の孔部73a,73bおよび底部材2bの孔部H1,H2がそれぞれ重なるように接合部材60,70が底部材2bに対して位置決めされる。その状態で、ボルトB1,B2およびナットN1,N2により接合部材60,70が底部材2bに固定される。それにより、簡単な構成で、接合部材60,70を底部材2bに固定することができる。また、接合部材60,70の固定に底部材2bの共通の孔部H1,H2が用いられるので、底部材2bに形成される孔部の数を削減することができる。それにより、底部材2bの強度を確保することができる。
また、非可撓管L1a,L2aと可撓管L1b,L2bとを接合するための接合部材60および非可撓管L3a,L4aと可撓管L3b,L4bとを接合するための接合部材70がそれぞれシートフレーム2に固定される。これにより、ブレーキ管L1〜L4の固定のための他の部品を別途用いる必要がないので、部品点数の削減が可能となる。
また、本実施の形態では、燃料タンク7、サスペンション9a、スイングアーム9およびシートフレーム2の一方のフレーム部材2aにより囲まれる領域において、接合部材60,70がそれぞれシートフレーム2に固定される。この場合、限られたスペースで接合部材60,70がシートフレーム2に固定可能であるので、燃料タンク7、サスペンション9a、スイングアーム9およびシートフレーム2の配置および設計の自由度が高くなる。
(5)他の実施の形態
(5−1)
上記実施の形態では、ブレーキ管L1,L2の非可撓管L1a,L2aと可撓管L1b,L2bとを接合する接合部材60、およびブレーキ管L3,L4の非可撓管L3a,L4aと可撓管L3b,L4bとを接合する接合部材70が、共通の締結部材によりシートフレーム2に固定されるが、本発明はこれに限らない。
ブレーキ管L1,L2に接合部材60以外の保持部が設けられ、かつブレーキ管L3,L4に接合部材70以外の保持部が設けられてもよい。例えば、可撓管L1b,L2bの予め定められた位置に保持部が設けられ、かつ可撓管L3b,L4bの予め定められた位置に保持部が設けられてもよい。この場合、それらの保持部が共通の締結部材によりシートフレーム2に固定される。
また、非可撓管L1a,L2aと可撓管L1b,L2bとが互いに異なる接合部材により接合され、非可撓管L3a,L4aと可撓管L3b,L4bとが互いに異なる接合部材により接合されてもよい。この場合、非可撓管L1aと可撓管L1bとを接合する接合部材および非可撓管L3aと可撓管L3bとを接合する接合部材が共通の締結部材によりシートフレーム2に固定され、非可撓管L2aと可撓管L2bとを接合する接合部材および非可撓管L4aと可撓管L4bとを接合する接合部材が他の共通の締結部材によりシートフレーム2に固定されてもよい。あるいは、これらの2組の接合部材が共通の締結部材によりシートフレーム2に固定されてもよい。
(5−2)
上記実施の形態では、ブレーキ管L1,L2がそれぞれ非可撓管L1a,L2aおよび可撓管L1b,L2bを含み、ブレーキ管L3,L4がそれぞれ非可撓管L3a,L4aおよび可撓管L3b,L4bを含むが、本発明はこれに限らない。ブレーキ管L1〜L4の各々が同一の材料(例えば、樹脂またはゴム)から形成されてもよい。
(5−3)
上記実施の形態では、マスタシリンダ22,24がブレーキ管L1,L3を介して液圧ユニット50に接続され、ブレーキキャリパBC1,BC2がブレーキ管L2,L4を介して液圧ユニット50に接続されるが、本発明はこれに限らない。マスタシリンダ22,24がそれぞれブレーキ管を介してブレーキキャリパBC1,BC2に接続されてもよい。
(5−4)
上記実施の形態では、シートフレーム2の底部材2bに接合部材60,70がそれぞれ固定されるが、本発明はこれに限らない。他の部品の配置スペースを確保可能であれば、接合部材60,70がシートフレーム2のフレーム部材2aまたはシートフレーム2の他の部分に固定されてもよい。
また、上記実施の形態では、底部材2bの上面上に接合部材60が配置され、底部材2bの下面上に接合部材70が配置されるが、本発明はこれに限らない。ブレーキ管L1,L2の配置スペースを確保可能であれば、底部材2bの下面上に接合部材60が配置され、底部材2bの上面上に接合部材70が配置されてもよい。
(5−5)
上記実施の形態は、本発明を自動二輪車に適用した例であるが、これに限らず、自動三輪車もしくはATV(All Terrain Vehicle;不整地走行車両)等の他の鞍乗り型車両に本発明を適用してもよい。
(6)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、自動二輪車100が鞍乗り型車両の例であり、ヘッドパイプ1aがヘッドパイプの例であり、前輪5が前輪の例であり、メインフレーム1がメインフレームの例であり、フレーム部材2aがシートフレームの例であり、スイングアーム9がスイングアームの例であり、後輪10が後輪の例であり、ブレーキ5aが前輪用ブレーキ装置の例であり、ブレーキ10aが後輪用ブレーキ装置の例であり、シート8がシートの例であり、液圧ユニット50が液圧ユニットの例であり、ブレーキ管L2が前輪用ブレーキ管の例であり、ブレーキ管L4が後輪用ブレーキ管の例であり、非可撓管L2aが第1の小径管の例であり、可撓管L2bが第1の大径管の例であり、非可撓管L4aが第2の小径管の例であり、可撓管L4bが第2の大径管の例である。接合部材60が第1の保持部の例であり、接合部材70が第2の保持部の例であり、ボルトB1,B2およびナットN1,N2が締結部材の例である。
また、底部材2bが底部の例であり、孔部62a,63aが第1の孔部の例であり、孔部73a,73bが第2の孔部の例であり、孔部H1,H2が第3の孔部の例であり、ボルトB1,B2がボルトの例であり、ナットN1,N2がナットの例である。
また、燃料タンク7が燃料タンクの例であり、サスペンション9aがサスペンション部材の例であり、エアクリーナACがエアクリーナの例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、種々の鞍乗り型車両に有効に利用可能である。
1 メインフレーム
1a ヘッドパイプ
1X 車体フレーム
2 シートフレーム
2a フレーム部材
3 フロントフォーク
4 ハンドル
5 前輪
5a,10a ブレーキ
6 エンジン
8 シート
10 後輪
11 車体カバー
22,24 マスタシリンダ
50 液圧ユニット
60,70 接合部材
61 流路形成部
62 連結部
62a,63a,73a,73b,H1,H2 孔部
63 突出片
71 接合部
72 固定部
72a 屈曲部
72b 固定板
76,78 グロメット
77,79 カラー
100 自動二輪車
AC エアクリーナ
AP ピポット軸
B1,B2 ボルト
BC1,BC2 ブレーキキャリパ
BR1,BR2 ロータ
L1a,L2a,L3a,L4a 非可撓管
L1b,L2b,L3b,L4b 可撓管
L1,L2,L3,L4 ブレーキ管
N1,N2ナット

Claims (9)

  1. ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプの下方に配置される前輪と、
    前記ヘッドパイプから車両後方かつ下方に延びるメインフレームと、
    前記メインフレームから車両後方に延びる左右一対のシートフレームと、
    前記一対のシートフレームの下方に配置され、ピポット軸を中心に揺動可能に前記メインフレームに取り付けられるスイングアームと、
    前記スイングアームに回転可能に取り付けられる後輪と、
    前記前輪を制動するための前輪用ブレーキ装置と、
    前記後輪を制動するための後輪用ブレーキ装置と、
    前記一対のシートフレームに支持されるシートと、
    前記シートの下方であって前記スイングアームの上方に設けられ、前記前輪用ブレーキ装置および前記後輪用ブレーキ装置を駆動するための液圧ユニットと、
    前記前輪用ブレーキ装置を前記液圧ユニットに接続するための前輪用ブレーキ管と、
    前記後輪用ブレーキ装置を前記液圧ユニットに接続するための後輪用ブレーキ管とを備え、
    前記液圧ユニットの少なくとも一部は、前記一対のシートフレームの間に位置し、
    前記ピポット軸は前記液圧ユニットの前方斜め下方に位置し、
    前記前輪用ブレーキ管は、
    第1の大径管と、
    前記第1の大径管に連通し、前記第1の大径管よりも小さい径を有する第1の小径管と、
    第1の保持部とを含み、
    少なくとも前記液圧ユニットと前記第1の保持部とが前記第1の小径管により連結され、
    前記後輪用ブレーキ管は、
    第2の大径管と、
    前記第2の大径管に連通し、前記第2の大径管よりも小さい径を有する第2の小径管と、
    第2の保持部とを含み、
    少なくとも前記液圧ユニットと前記第2の保持部とが前記第2の小径管により連結され、
    前記第1および第2の保持部は、側面視で前記液圧ユニットと前記ピポット軸との間において、一方のシートフレームの一部を挟むように共通の締結部材により前記一方のシートフレームにそれぞれ固定される、鞍乗り型車両。
  2. 前記第1および第2の大径管はそれぞれ樹脂またはゴムからなり、
    前記第1および第2の小径管はそれぞれ金属からなる、請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記第1の保持部と前記前輪用ブレーキ装置とが前記第1の大径管により連結され、前記第2の保持部と前記後輪用ブレーキ装置とが前記第2の大径管により連結される、請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記一方のシートフレームの前記一部は、前記一方のシートフレームから内側に延びる底部を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記第1の保持部が前記底部の上側に配置され、前記第2の保持部が前記底部の下側に配置される、請求項4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記第1の保持部に第1の孔部が設けられ、前記第2の保持部に第2の孔部が設けられ、前記一方のシートフレームの前記一部に第3の孔部が設けられ、
    前記締結部材は、ボルトおよびナットを含み、
    前記第1、第2および第3の孔部が互いに重なるように前記第1および第2の保持部が前記一方のシートフレームに対して位置決めされ、前記第1、第2および第3の孔部を通して前記ボルトが挿入されるとともに前記ボルトの一端に前記ナットが取り付けられる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記第1の保持部は、前記第1の小径管と前記第1の大径管とを接合するための第1の接合部材を含み、
    前記第2の保持部は、前記第2の小径管と前記第2の大径管とを接合するための第2の接合部材を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記シートの前方に設けられる燃料タンクと、
    前記燃料タンクと前記スイングアームとの間に配置されるサスペンション部材とをさらに備え、
    前記燃料タンク、前記スイングアーム、前記サスペンション部材および前記一方のシートフレームにより囲まれた領域において、前記第1および第2の保持部がそれぞれ固定される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記ヘッドパイプと前記燃料タンクとの間に設けられ、エンジンに導かれる空気を浄化するエアクリーナをさらに備えることを特徴とする請求項8記載の鞍乗り型車両。
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