JP2019084964A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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泰博 浅田
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暢輔 相馬
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Abstract

【課題】液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を抑制しつつ、液圧調整ユニットを適切に配置できる鞍乗型車両を提供する。【解決手段】鞍乗型車両1は、車体フレーム3とステアリング装置4と前輪6とスイングアーム13と後輪15とブレーキキャリパ44と液圧調整ユニット45とシート10を備える。液圧調整ユニット45は、前輪6を制動するブレーキキャリパ44および後輪15を制動するブレーキキャリパの少なくともいずれかに連通接続される。液圧調整ユニット45は、車両側面視において揺動中心Mよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視において回転中心Nよりも前方に配置される。車体フレーム3は、シート10を支持するシートフレーム27を備える。液圧調整ユニット45の上部分46aは、車両側面視においてシートフレーム27の上縁27cの上方に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、液圧調整ユニットを備える鞍乗型車両に関する。
特許文献1、2は、液圧調整ユニットとブレーキキャリパとブレーキ配管を備える自動二輪車を開示する。液圧調整ユニットは、ブレーキ配管を介してブレーキキャリパに連通接続される。液圧調整ユニットは、ブレーキキャリパに供給されるブレーキ液の液圧を調整する。液圧調整ユニットとブレーキキャリパとブレーキ配管は、アンチロックブレーキシステム(ABS)の要素である。
特許文献1では、液圧調整ユニットは、後車軸よりも後方に配置される。ブレーキキャリパは前輪用のブレーキキャリパを含む。ブレーキ配管は、液圧調整ユニットとブレーキキャリパを連通接続する。
特許文献2では、液圧調整ユニットは、スイングアームのピボット軸よりも前方に配置される。
特開2013−71598号公報 特開2009−90887号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
特許文献1においては、液圧調整ユニットが液圧調整ユニット以外の部材(以下、「他部材」と呼ぶ)に影響を及ぼすおそれがある。具体的には、液圧調整ユニットが後車軸よりも後方に配置されるので、液圧調整ユニットと前輪用のブレーキキャリパとの距離は非常に長い。このため、ブレーキ配管が非常に長い。よって、液圧調整ユニットは、他部材(例えば、ブレーキ配管およびその近傍に配置される部材)の形状および配置に影響を及ぼす。
特許文献2においても、液圧調整ユニットが他部材に影響を及ぼすおそれがある。具体的には、多くの他部材(例えば、エンジン)がピボット軸よりも前方に配置される。このため、液圧調整ユニットを設置するために、ピボット軸よりも前方に位置する他部材の配置や形状の変更を要する場合がある。
さらに、特許文献2では、液圧調整ユニットを適切に配置し難いことがある。具体的には、ピボット軸よりも前方に液圧調整ユニットを配置するために、液圧調整ユニット自体の姿勢や形状の変更を要するおそれがある。
近年、大型車両のみならず、中型車両および小型車両にも、液圧調整ユニットを搭載することが望まれている。大型車両に比べて、中型車両および小型車両では、ピボット軸よりも前方における他部材の密集度が高い。このため、中型車両および小型車両では、他部材に大きな影響を及ぼし易い。さらに、ピボット軸よりも前方に液圧調整ユニットを適切に配置し難くなり易い。
以上のとおり、特許文献1、2のいずれにおいても、液圧調整ユニットが他部材の形状および配置に影響を及ぼすおそれがある。さらに、特許文献2では、液圧調整ユニットを適切に配置し難いことがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を抑制しつつ、液圧調整ユニットを適切に配置できる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本発明者らは、車両側面視において後車軸よりも前方、且つ、ピボット軸よりも後方に液圧調整ユニットを配置することを検討した。液圧調整ユニットが車両側面視において後車軸よりも前方に配置されるので、液圧調整ユニットと前輪用のブレーキキャリパとの距離が非常に長くなることを防止できる。このため、液圧調整ユニットが前輪用のブレーキキャリパに連通接続される場合であっても、ブレーキ配管が非常に長くなることを防止できる。よって、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を抑制できる。液圧調整ユニットが車両側面視においてピボット軸よりも後方に配置されるので、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を抑制できる。さらに、液圧調整ユニットを適切に配置することが容易である。
しかしながら、車両側面視において液圧調整ユニットを後車軸よりも前方、且つ、ピボット軸よりも後方に配置する場合には、新たな問題が生じることを本発明者らは知見した。新たな問題とは、液圧調整ユニットが後輪と干渉するおそれがあることである。そこで、本発明者らは、液圧調整ユニットの配置について、さらに検討した。
これらの知見に基づく本発明は、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、
鞍乗型車両であって、
車体フレームと、
前記車体フレームに支持されるステアリング装置と、
前記ステアリング装置に支持される前輪と、
前記前輪を制動する前制動機構と、
前記車体フレームに支持され、前記車体フレームに対して揺動中心回りに揺動可能なスイングアームと、
前記スイングアームに支持され、前記スイングアームに対して回転中心回りに回転可能な後輪と、
前記後輪を制動する後制動機構と、
前記前制動機構および前記後制動機構の少なくともいずれかに連通接続される液圧調整ユニット(HYDRAULIC UNIT)と、
前記車体フレームに支持されるシートと、
を備え、
前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記揺動中心よりも後方に配置され、
前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記回転中心よりも前方に配置され、
前記車体フレームは、前記シートを支持するシートフレームを備え、
前記液圧調整ユニットの少なくとも一部は、車両側面視において前記シートフレームの上縁の上方に配置される鞍乗型車両である。
液圧調整ユニットは車両側面視においてスイングアームの揺動中心よりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニットが他部材の形状および配置に影響を及ぼすことを好適に抑制できる。さらに、液圧調整ユニットを適切に配置することが容易である。
液圧調整ユニットは車両側面視において後輪の回転中心よりも前方に配置される。このため、液圧調整ユニットが前制動機構に連通接続される場合であっても、ブレーキ配管が非常に長くなることを防止できる。よって、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を抑制できる。
液圧調整ユニットの少なくとも一部は、車両側面視においてシートフレームの上縁の上方に配置される。このため、液圧調整ユニットが車両側面視においてスイングアームの揺動中心よりも後方、且つ、後輪の回転中心よりも前方に配置されるにも関わらず、液圧調整ユニットが後輪と干渉することを好適に防止できる。
以上のとおり、本鞍乗型車両によれば、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を抑制しつつ、液圧調整ユニットを適切に配置できる。
上述の鞍乗型車両において、前記液圧調整ユニットは、車両平面視において前記後輪の前端よりも後方に配置されることが好ましい。本配置によれば、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を一層抑制しつつ、液圧調整ユニットを一層適切に配置できる。
上述の鞍乗型車両において、前記鞍乗型車両は、同乗者の足を置くためのタンデムステップを備え、前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記タンデムステップよりも後方に配置されることが好ましい。本配置によれば、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を一層抑制しつつ、液圧調整ユニットを一層適切に配置できる。
上述の鞍乗型車両において、前記鞍乗型車両は、同乗者が把持するためのグラブバーを備え、前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記グラブバーの前端よりも後方に配置されることが好ましい。本配置によれば、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を一層抑制しつつ、液圧調整ユニットを一層適切に配置できる。
上述の鞍乗型車両において、前記液圧調整ユニットは、車両平面視において前記シートと重なることが好ましい。シートは、鞍乗型車両の幅方向(以下、単に「幅方向」という)における鞍乗型車両の中央部に配置される。液圧調整ユニットは車両平面視においてシートと重なるので、液圧調整ユニットも幅方向における鞍乗型車両の中央部に配置される。よって、液圧調整ユニットが幅方向に揺れることを好適に抑制できる。すなわち、液圧調整ユニットを一層好適に配置できる。
上述した鞍乗型車両において、前記シートは着座部を備え、前記液圧調整ユニットは、前記着座部の裏面の下方に配置されることが好ましい。本配置によれば、着座部によって液圧調整ユニットを好適に保護できる。
上述の鞍乗型車両において、前記着座部は、ライダーの臀部と接触する前着座部と、車両側面視において前記前着座部よりも後方に配置され、同乗者の臀部と接触する後着座部と、を備え、前記液圧調整ユニットの後端は、車両平面視において前記前着座部と前記後着座部の間の境界よりも後方に配置されることが好ましい。本配置によれば、液圧調整ユニットの設置スペースを容易に確保できる。
上述の鞍乗型車両において、前記液圧調整ユニットの前端は、車両平面視において前記前着座部と前記後着座部との境界よりも後方に配置されることが好ましい。本配置によれば、液圧調整ユニットの設置スペースを一層容易に確保できる。
上述の鞍乗型車両において、前記液圧調整ユニットの上端は、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記着座部の裏面の最下点よりも高い位置に配置されることが好ましい。本配置によれば、液圧調整ユニットは比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニットが後輪と干渉することを一層好適に防止できる。
上述の鞍乗型車両において、前記シートは、前記着座部の右縁部から下方に延びる右壁部と、前記着座部の左縁部から下方に延びる左壁部と、を備え、前記液圧調整ユニットは前記右壁部よりも左方に配置され、前記液圧調整ユニットは前記左壁部よりも右方に配置され、前記液圧調整ユニットの上端は、車両側面視において前記右壁部の下縁および前記左壁部の下縁の少なくともいずれかの上方に配置されることが好ましい。着座部と右壁部と左壁部によって区画される空間を液圧調整ユニットの設置スペースとして利用する。このため、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を抑制しつつ、液圧調整ユニットを適切に配置できる。液圧調整ユニットの上端は、車両側面視において右壁部の下縁および左壁部の下縁の少なくともいずれかの上方に配置される。このように、液圧調整ユニットは比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニットが後輪と干渉することを一層好適に防止できる。さらに、右壁部および左壁部の少なくともいずれかによって液圧調整ユニットを好適に保護できる。
上述の鞍乗型車両において、前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記シートフレームの下縁の上方に配置されることが好ましい。本配置によれば、液圧調整ユニットは比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニットが後輪と干渉することを一層好適に防止できる。
上述の鞍乗型車両において、前記液圧調整ユニットの一部は、車両側面視において前記シートフレームと重なることが好ましい。本配置によれば、シートフレームによって液圧調整ユニットを好適に保護できる。
上述の鞍乗型車両において、前記シートフレームは、右シートフレームと、前記右シートフレームよりも左方に配置される左シートフレームと、を備え、前記液圧調整ユニットは、車両平面視において前記右シートフレームよりも左方に配置され、前記液圧調整ユニットは、車両平面視において前記左シートフレームよりも右方に配置されることが好ましい。本配置によれば、右シートフレームおよび左シートフレームによって液圧調整ユニットを好適に保護できる。
上述の鞍乗型車両において、前記鞍乗型車両はエアクリーナを備え、前記液圧調整ユニットの後端は、車両平面視において前記エアクリーナの後端よりも後方に配置されることが好ましい。本配置によれば、液圧調整ユニットがエアクリーナに及ぼす影響を好適に抑制できる。
上述の鞍乗型車両において、前記車体フレームは、車両側面視において前記シートフレームの下方に配置されるバックステーを備え、前記スイングアームが前記車体フレームに対して揺動することによって、前記後輪の一部は、車両側面視において前記バックステーの上縁の上方に移動可能であることが好ましい。すなわち、後輪の可動域は、車両側面視においてバックステーの上縁の上方の領域に及ぶことが好ましい。後輪は車体フレームに対して比較的に高い位置まで移動可能である。後輪の可動域は比較的に大きい。このような場合であっても、本鞍乗型車両によれば、液圧調整ユニットが後輪と干渉することを好適に防止できる。すなわち、後輪の可動域が大きくなるほど、本鞍乗型車両の有用性は高くなる。
なお、本明細書は、次のような鞍乗型車両に係る発明も開示する。
(1)上述した鞍乗型車両であって、前記液圧調整ユニットは、車両平面視において前記後輪と重なる鞍乗型車両。
前記(1)によれば、後輪は、幅方向における鞍乗型車両の中央部に配置される。液圧調整ユニットが車両平面視において後輪と重なるので、液圧調整ユニットも、幅方向における鞍乗型車両の中央部に配置される。よって、液圧調整ユニットが幅方向に揺れることを抑制できる。すなわち、液圧調整ユニットを一層好適に配置できる。
(2)上述の鞍乗型車両において、前記液圧調整ユニットは、前記後着座部の裏面の下方に配置される鞍乗型車両。
前記(2)によれば、後着座部によって液圧調整ユニットを好適に保護できる。
(3)上述した鞍乗型車両であって、前記液圧調整ユニットは、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記後着座部の前端および前記後着座部の後端の間の中点よりも前方に配置される
鞍乗型車両。
前記(3)によれば、後着座部の座り心地が低下することを好適に抑制できる。
(4)上述した鞍乗型車両であって、前記液圧調整ユニットは、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記後着座部の上面の最下点よりも前方に配置される
鞍乗型車両。
前記(4)によれば、後着座部の座り心地が低下することを効果的に抑制できる。
(5)上述した鞍乗型車両であって、前記液圧調整ユニットの上端は、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記着座部の上面の最下点よりも高い位置に配置される鞍乗型車両。
前記(5)によれば、液圧調整ユニットは比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニットが後輪と干渉することを一層好適に防止できる。
(6)上述した鞍乗型車両であって、前記着座部の前記裏面は、前記液圧調整ユニットの前端よりも後方、且つ、前記液圧調整ユニットの後端よりも前方に位置する第1部分を含み、前記第1部分は、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、略水平である鞍乗型車両。
前記(6)によれば、液圧調整ユニットは第1部分の下方に配置される。第1部分は、幅方向と直交する断面において略水平である。このため、液圧調整ユニットの設置スペースとして利用しやすい形状の空間を第1部分の下方に形成できる。よって、液圧調整ユニットを一層適切に配置できる。
(7)上述した鞍乗型車両であって、前記第1部分は、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記着座部の上面の最下点よりも高い位置に配置される鞍乗型車両。
前記(7)によれば、第1部分の下方の空間は比較的に高い(大きい)。よって、液圧調整ユニットを一層適切に配置できる。
(8)上述した鞍乗型車両であって、前記第1部分は、前記後着座部の前端よりも後方に配置される鞍乗型車両。
前記(8)によれば、液圧調整ユニットは、前記後着座部の前端よりも後方に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニットの設置スペースを容易に確保できる。
(9)上述した鞍乗型車両であって、前記着座部の前記裏面は、前記第1部分よりも前方に位置する第2部分を含み、前記第2部分は、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記第1部分よりも低い位置に配置される低部を含む鞍乗型車両。
前記(9)によれば、第1部分の下方に形成される空間に比べて、低部の下方に形成される空間は、低い(小さい)。したがって、第1部分の下方の空間に比べて、第2部分の下方の空間は、液圧調整ユニットの設置スペースとして利用し難い。このような場合であっても、液圧調整ユニットは第1部分の下方の空間に配置されるので、液圧調整ユニットを適切に配置できる。第2部分の下方の空間が液圧調整ユニットの設置スペースとして利用し難くなるほど、本配置の有用性は高くなる。
(10)上述した鞍乗型車両であって、前記前着座部の裏面は、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記前着座部の後端から下方且つ前方に延び、前記液圧調整ユニットの後端は、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記前着座部の後端よりも後方に配置される鞍乗型車両。
前記(10)によれば、前着座部の裏面は、幅方向と直交する断面において前着座部の後端から下方且つ前方に延びる。このため、前着座部の裏面の下方に形成される空間は、前着座部の後端から前方に向かって低くなる(小さくなる)。よって、前着座部の下方の空間は、液圧調整ユニットの設置スペースとして利用し難い。他方、液圧調整ユニットの後端は、幅方向と直交する断面において前着座部の後端よりも後方に配置される。すなわち、液圧調整ユニットの少なくとも一部は前着座部よりも後方に配置される。このため、前着座部の下方の空間が液圧調整ユニットの設置スペースとして利用し難いにも関わらず、液圧調整ユニットの設置スペースを容易に確保できる。前着座部の下方の空間が液圧調整ユニットの設置スペースとして利用し難くなるほど、本配置の有用性は高くなる。
(11)上述した鞍乗型車両であって、前記液圧調整ユニットの前端は、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記前着座部の後端よりも後方に配置される鞍乗型車両。
前記(11)によれば、液圧調整ユニットの全部は、前着座部よりも後方に配置される。よって、前着座部の下方の空間が液圧調整ユニットの設置スペースとして利用し難い場合であっても、液圧調整ユニットの設置スペースを容易に確保できる。
本発明に係る鞍乗型車両によれば、液圧調整ユニットが他部材に及ぼす影響を抑制しつつ、液圧調整ユニットを適切に配置できる。
実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 鞍乗型車両の左側面図である。 鞍乗型車両の平面図である。 鞍乗型車両の正面図である。 ブレーキシステム40の構成図である。 鞍乗型車両の一部の左側面図である。 鞍乗型車両の一部の平面図である。 鞍乗型車両の一部の平面図である。 図8のIX−IX線に沿う断面図である。 図8のX−X線に沿う断面図である。 鞍乗型車両の一部の左側面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る鞍乗型車両について説明する。
1.鞍乗型車両の概略構成
図1は、実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。
図1は、鞍乗型車両1の前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zを示す。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは、鞍乗型車両1に乗車したライダーを基準として定義される。ライダーは、鞍乗型車両1に乗車し、鞍乗型車両1を操縦する乗員である。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは互いに直交する。
「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」はそれぞれ、鞍乗型車両1に乗車したライダーにとっての「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」を意味する。本明細書において特に断らない限り、「前方」および「後方」は、前後方向Xと平行な方向のみならず、前後方向Xに近い方向も含む。前後方向Xに近い方向は、例えば前後方向Xとのなす角度が45度以下の方向である。同様に、特に断らない限り、「右方」および「左方」は、幅方向Yと平行な方向のみならず、幅方向Yに近い方向も含む。特に断らない限り、「上方」および「下方」は、上下方向Zと平行な方向のみならず、上下方向Zに近い方向も含む。図1では、参考として、前、後、上、下、右、左を適宜に示す。
鞍乗型車両1は、例えばデュアルパーパス(dual purpose)車両である。鞍乗型車両1は、デュアルスポーツモーターサイクル(dual-sport motorcycle)とも呼ばれる。
鞍乗型車両1は車体フレーム3とステアリング装置4と前輪6を備える。ステアリング装置4は車体フレーム3に支持される。ステアリング装置4は車体フレーム3に対して回転可能である。前輪6はステアリング装置4に支持される。ステアリング装置4が車体フレーム3に対して回転することによって、前輪6の向きが車体フレーム3に対して変わり、鞍乗型車両1の進路が変わる。
図1では、ステアリング装置4は車体フレーム3に対して中立位置にある。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、鞍乗型車両1は前後方向Xと平行な前方に直進する。
鞍乗型車両1はフロントフェンダ7を備える。フロントフェンダ7は、前輪6の上方に配置される。図示を省略するが、フロントフェンダ7の少なくとも一部は、鞍乗型車両1の平面視において(以下、適宜に「車両平面視において」という)、前輪6と重なる。フロントフェンダ7は、ステアリング装置4に支持される。
鞍乗型車両1は、エンジン8と燃料タンク9とシート10を備える。エンジン8は、燃料タンク9およびシート10よりも低い位置に配置される。燃料タンク9は、鞍乗型車両1の側面視において(以下、適宜に「車両側面視において」という)、シート10よりも前方に配置される。燃料タンク9の少なくとも一部は、シート10よりも高い位置に配置される。エンジン8と燃料タンク9とシート10はそれぞれ、車体フレーム3に支持される。
シート10は、ライダーが着座するための前シート10aと、同乗者が着座するための後シート10bを含む。同乗者は、ライダーとともに鞍乗型車両1に乗車する乗員であって、鞍乗型車両1を操縦しない乗員である。前シート10aは車両側面視において後シート10bよりも前方に配置される。前シート10aと後シート10bは、一体に構成される。図1は、前シート10aと後シート10bの間の境界Kを模式的に示す。前シート10aと後シート10bは互いに、境界Kにおいて接する。境界Kは、前シート10aの後端に相当し、且つ、後シート10bの前端に相当する。
前シート10aは、車両側面視において境界Kから前方、且つ、下方に延びる。後シート10bは、車両側面視において境界Kから後方に略水平に延びる。このように、後シート10bは、車両側面視において前シート10aよりも一段高い位置に配置される。境界Kおよびその近傍は、車両側面視において上方に隆起した形状を有する。
鞍乗型車両1は、ピボット軸12とスイングアーム13を備える。ピボット軸12は、車両側面視において燃料タンク9よりも後方に配置される。ピボット軸12は、車両側面視においてシート10の前端10cよりも後方、且つ、シート10の後端10dよりも前方に配置される。ピボット軸12は、燃料タンク9およびシート10よりも低い位置に配置される。ピボット軸12は車体フレーム3に支持される。スイングアーム13はピボット軸12に支持される。これにより、スイングアーム13は車体フレーム3に支持される。スイングアーム13は、車体フレーム3に対してピボット軸12回りに揺動可能である。スイングアーム13はピボット軸12から後方に延びる。
ここで、スイングアーム13が車体フレーム3に対して揺動する中心を、「揺動中心M」と呼ぶ。揺動中心Mは仮想線である。揺動中心Mはピボット軸12の軸心に相当する。揺動中心Mは、例えば幅方向Yと平行である。スイングアーム13は、車体フレーム3に対して揺動中心M回りに回転可能である。
鞍乗型車両1は、後車軸14と後輪15を備える。後車軸14はスイングアーム13の後部に支持される。後輪15は後車軸14に支持される。これにより、後輪15はスイングアーム13に支持される。スイングアーム13が車体フレーム3に対して揺動することによって、後車軸14および後輪15はそれぞれ、車体フレーム3に対して上方および下方に移動する。後輪15は、さらに、スイングアーム13に対して後車軸14回りに回転可能である。
ここで、後輪15がスイングアーム13に対して回転する中心を、「回転中心N」と呼ぶ。回転中心Nは仮想線である。回転中心Nは後車軸14の軸心に相当する。回転中心Nは、例えば幅方向Yと平行である。後輪15は、スイングアーム13に対して回転中心N回りに回転可能である。
鞍乗型車両1は、不図示の伝達機構を備える。伝達機構は、エンジン8によって発生された動力を後輪15に伝達し、後車軸14回りに後輪15を回転させる。
鞍乗型車両1は、同乗者が把持するためのグラブバー16と、同乗者の足を置くためのタンデムステップ17を備える。グラブバー16の少なくとも一部は、車両側面視においてシート10(具体的には、後シート10b)と重なる。タンデムステップ17は、シート10およびグラブバー16よりも低い位置に配置される。タンデムステップ17は、車両側面視において、ピボット軸12よりも後方、且つ、後車軸14よりも前方に配置される。タンデムステップ17は、リアフートレストとも呼ばれる。
鞍乗型車両1のライダーは、シート10(具体的には、前シート10a)に跨がって着座する。ライダーは、ニーグリップを行う。ニーグリップは、鞍乗型車両1の一部をライダーの両脚で挟み込むことである。ライダーは、例えば車体フレーム3および燃料タンク9の少なくともいずれかを、ライダーの両脚で挟み込む。鞍乗型車両1の同乗者は、ライダーの背後において、シート10(具体的には、後シート10b)に跨がって着座する。同乗者は、グラブバー16を握る。同乗者は、タンデムステップ17に足を置く。
2.車体フレーム
図2は、鞍乗型車両の左側面図である。図3は、鞍乗型車両の平面図である。図2、3はそれぞれ、鞍乗型車両1が有する部材の一部の図示を省略する。図2は、後輪15の輪郭を破線で図示する。図3では、幅方向Yにおける車両中心線Cを模式的に示す。車両中心線Cは、鞍乗型車両1の中心を通り、幅方向Yと直交する平面内の仮想線である。後述する図4等においても、車両中心線Cを適宜に示す。
車体フレーム3は、フロントフレーム20とリアフレーム26を備える。フロントフレーム20は、車体フレーム3の前部に配置される。リアフレーム26は、車体フレーム3の後部に配置される。リアフレーム26は、フロントフレーム20の後部に接続される。
フロントフレーム20はヘッドパイプ21を備える。ヘッドパイプ21は、フロントフレーム20の前端に配置される。ヘッドパイプ21は、中心軸線Lを中心とする貫通孔を有する。中心軸線Lは、車両側面視において前方且つ下方に延びる仮想線である。中心軸線Lは、車両平面視において、車両中心線Cと重なる。
フロントフレーム20はメインフレーム22を備える。メインフレーム22は右メインフレーム22Rと左メインフレーム22Lを備える。左メインフレーム22Lはヘッドパイプ21に接続される。左メインフレーム22Lは、車両側面視においてヘッドパイプ21から後方、且つ、下方に延びる。右メインフレーム22Rは左メインフレーム22Lよりも右方に配置される。右メインフレーム22Rは、左右対称である点を除き、左メインフレーム22Lと同様の構造および形状を有する。右メインフレーム22Rは、車両側面視において左メインフレーム22Lと重なる。
フロントフレーム20はダウンフレーム23を備える。ダウンフレーム23はヘッドパイプ21に接続される。ダウンフレーム23はヘッドパイプ21から後方、且つ、下方に延びる。ダウンフレーム23は、車両側面視においてメインフレーム22の下方に配置される。
フロントフレーム20はロアフレーム24を備える。ロアフレーム24は右ロアフレーム24Rと左ロアフレーム24Lを備える。左ロアフレーム24Lは、ダウンフレーム23の下部に接続される。左ロアフレーム24Lはダウンフレーム23の下部から後方に延びる。左ロアフレーム24Lは、左メインフレーム22Lの後部に接続される。右ロアフレーム24Rは、左ロアフレーム24Lよりも右方に配置される。右ロアフレーム24Rは、左右対称である点を除き、左ロアフレーム24Lと同様の構造および形状を有する。右ロアフレーム24Rは、車両側面視において左ロアフレーム24Lと重なる。
リアフレーム26は、シートフレーム27を備える。シートフレーム27は、右シートフレーム27Rと左シートフレーム27Lを備える。左シートフレーム27Lは、左メインフレーム22Lに接続される。左シートフレーム27Lは、左メインフレーム22Lから後方に延びる。右シートフレーム27Rは、左シートフレーム27Lよりも右方に配置される。右シートフレーム27Rは、左右対称である点を除き、左シートフレーム27Lと同様の構造および形状を有する。右シートフレーム27Rは、車両側面視において、左シートフレーム27Lと重なる。
リアフレーム11は、バックステー28を備える。バックステー28は、右バックステー28Rと左バックステー28Lを備える。左バックステー28Lは、車両側面視においてシートフレーム27の下方に配置される。左バックステー28Lは、左メインフレーム22Lに接続される前部を有する。左バックステー28Lは、左メインフレーム22Lから後方且つ上方に延びる。左バックステー28Lは、左シートフレーム27Lに接続される後部を有する。右バックステー28Rは、左バックステー28Lよりも右方に配置される。右バックステー28Rは、左右対称である点を除き、左バックステー28Lと同様の構造および形状を有する。右バックステー28Rは、車両側面視において左バックステー28Lと重なる。
エンジン8と燃料タンク9とシート10とピボット軸12はそれぞれ、車両側面視においてヘッドパイプ21よりも後方に配置される。フロントフレーム20は、エンジン8と燃料タンク9とピボット軸12を支持する。具体的には、メインフレーム22とダウンフレーム23とロアフレーム24はそれぞれ、エンジン8を支持する。メインフレーム22は、燃料タンク9とピボット軸12を支持する。リアフレーム26(具体的にはシートフレーム27)は、シート10を支持する。
鞍乗型車両1は、エアクリーナ18を備える。エアクリーナ18は、車両側面視においてエンジン8および燃料タンク9よりも後方に配置される。エアクリーナ18は、燃料タンク9およびシート10よりも低い位置に配置される。エアクリーナ18の少なくとも一部は、車両側面視において、メインフレーム22とシートフレーム27とバックステー28とによって区画される領域に配置される。エアクリーナ18は、メインフレーム22、シートフレーム27およびバックステー28の少なくともいずれかに支持される。
図3を参照する。鞍乗型車両1は、リアフェンダ19を備える。リアフェンダ19は、車両平面視においてシートフレーム27と重なる。リアフェンダ19は、車体フレーム3に支持される。リアフェンダ19は、シートフレーム27に支持される。さらに、リアフェンダ19は、バックステー28に支持されてもよい、図示を省略するが、リアフェンダ19は、車両側面視において後輪15の上方に配置される。リアフェンダ19の少なくとも一部は、車両平面視において後輪15と重なる。
3.ステアリング装置
図4は、鞍乗型車両の正面図である。図4は、鞍乗型車両が有する部材の一部の図示を省略する。図4は、中立位置にあるステアリング装置4を示す。
ステアリング装置4は、ステアリングシャフト30とアッパーブラケット31とアンダーブラケット32を備える。ステアリングシャフト30は、ヘッドパイプ21の貫通孔に配置される。ステアリングシャフト30は、ヘッドパイプ21の中心軸線L回りに回転可能に、ヘッドパイプ21に支持される。中心軸線Lは、鞍乗型車両1の正面視において(以下、適宜に「車両正面視において」という)、上下方向Zに延びる。中心軸線Lは、車両正面視において、車両中心線Cと重なる。アッパーブラケット31は、ステアリングシャフト30に支持される。アッパーブラケット31は、ステアリングシャフト30の上部に接続される。アッパーブラケット31は、ヘッドパイプ21の上端近傍に配置される。アンダーブラケット32は、ステアリングシャフト30に支持される。アンダーブラケット32は、ステアリングシャフト30の下部に接続される。アンダーブラケット32は、ヘッドパイプ21の下端近傍に配置される。アンダーブラケット32は、アッパーブラケット31よりも低い位置に配置される。アンダーブラケット32は、前輪6およびフロントフェンダ7よりも高い位置に配置される(図1参照)。
ステアリング装置4は、右フロントフォーク33Rと左フロントフォーク33Lを備える。右フロントフォーク33Rと左フロントフォーク33Lはそれぞれ、ヘッドパイプ21の中心軸線Lと略平行な方向に延びる。右フロントフォーク33Rおよび左フロントフォーク33Lはそれぞれ、アッパーブラケット31およびアンダーブラケット32に支持される。右フロントフォーク33Rおよび左フロントフォーク33Lはそれぞれ、伸縮可能である。
ステアリング装置4が中立位置にあるとき、右フロントフォーク33Rは、車両正面視において左フロントフォーク33Lよりも右方に配置される。なお、ステアリング装置4が中立位置にないときにも、右フロントフォーク33Rは、車両正面視において左フロントフォーク33Lよりも右方に配置されてもよい。すなわち、ステアリング装置4が中立位置にあるときには少なくとも、上述した位置関係が成立する。以下の説明においても、同様とする。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、右フロントフォーク33Rは、車両正面視においてヘッドパイプ21よりも右方に配置される。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、左フロントフォーク33Lは、車両正面視においてヘッドパイプ21よりも左方に配置される。
図2を参照する。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、左フロントフォーク33Lは、車両側面視において右フロントフォーク33Rと重なる。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、左フロントフォーク33Lおよび右フロントフォーク33Rはそれぞれ、車両側面視においてヘッドパイプ21の一部と重なる。
図4を参照する。右フロントフォーク33Rは、右上筒34Rと右下筒35Rを備える。左フロントフォーク33Lは、左上筒34Lと左下筒35Lを備える。右上筒34Rおよび左上筒34Lはそれぞれ、アッパーブラケット31およびアンダーブラケット32に支持される。右下筒35Rおよび左下筒35Lはそれぞれ、アンダーブラケット32よりも低い位置に配置される。右下筒35Rは、右上筒34Rに接続される。右下筒35Rは、右上筒34Rから下方且つ前方に延びる。右下筒35Rは、右上筒34Rに対して移動可能である。右上筒34Rに対する右下筒35Rの移動は、右フロントフォーク33Rの伸縮に相当する。左下筒35Lは、左上筒34Lに接続される。左下筒35Lは、左上筒34Lから下方且つ前方に延びる。左下筒35Lは、左上筒34Lに対して移動可能である。左上筒34Lに対する左下筒35Lの移動は、左フロントフォーク33Lの伸縮に相当する。
ステアリング装置4は前車軸36を備える。前車軸36は、右フロントフォーク33Rと左フロントフォーク33Lに支持される。前車軸36は、右下筒35Rおよび左下筒35Lに支持される。前車軸36は、アンダーブラケット32、右上筒34Rおよび左上筒34Lよりも低い位置に配置される。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、前車軸36は幅方向Yと平行な方向に延びる。前車軸36は前輪6を支持する。前輪6は、右下筒35Rおよび左下筒35Lに対して前車軸36回りに回転可能である。
ステアリング装置4はハンドル37と右グリップ部38Rと左グリップ部38Lを備える。ハンドル37は、アッパーブラケット31に支持される。ハンドル37は、アッパーブラケット31よりも高い位置に配置される。右グリップ部38Rは、ハンドル37の第1端に取り付けられる。左グリップ部38Lは、ハンドル37の第2端に取り付けられる。鞍乗型車両1のライダーは、右グリップ部38Rと左グリップ部38Lを握り、ハンドル37を操作する。ハンドル37の操作に従って、ステアリング装置4は車体フレーム3に対して中心軸線L回りに回転する。
ステアリングシャフト30とアッパーブラケット31とアンダーブラケット32と右上筒34Rと左上筒34Lとハンドル37は、互いに固定的に接続される。ステアリングシャフト30とアッパーブラケット31とアンダーブラケット32と右上筒34Rと左上筒34Lとハンドル37の相対的な位置は、変わらない。以下では、ステアリングシャフト30とアッパーブラケット31とアンダーブラケット32と右上筒34Rと左上筒34Lとハンドル37を、適宜に、「上部装置4a」と総称する。右下筒35Rと左下筒35Lと前車軸36を、適宜に「下部装置4b」と総称する。
右フロントフォーク33Rおよび左フロントフォーク33Lが伸縮するとき、下部装置4bは上部装置4aに対して移動する。右フロントフォーク33Rおよび左フロントフォーク33Lの伸縮に起因して、上部装置4aは車体フレーム3に対して移動しない。
4.ブレーキシステムの概略構成
図4を参照する。鞍乗型車両1は、ブレーキシステム40を備える。ブレーキシステム40は、ブレーキレバー41とマスターシリンダ42を備える。ブレーキレバー41およびマスターシリンダ42はそれぞれ、ステアリング装置4に支持される。ブレーキレバー41およびマスターシリンダ42はそれぞれ、ハンドル37に支持される。ブレーキレバー41およびマスターシリンダ42はそれぞれ、右グリップ部38Rの近くに配置される。マスターシリンダ42は、上部装置4aに対して移動不能である。鞍乗型車両1のライダーは、ブレーキレバー41を操作する。ブレーキレバー41の操作に従って、マスターシリンダ42はブレーキ液の液圧を発生させる。
図1、2、4を参照する。ブレーキシステム40は、ブレーキディスク43とブレーキキャリパ44を備える。ブレーキディスク43は前輪6に固定的に接続される。ブレーキディスク43は前輪6と一体に前車軸36回りに回転する。ブレーキキャリパ44は、ステアリング装置4に支持される。ブレーキキャリパ44は、左下筒35Lに支持される。ブレーキキャリパ44は、下部装置4bに対して移動不能である。ブレーキキャリパ44は液圧式である。ブレーキキャリパ44は、ブレーキ液の液圧によって、前車軸36を中心とする前輪6の回転を制動する。より詳しくは、ブレーキキャリパ44は、前輪6の回転を制動するための抵抗力(具体的には摩擦力)をブレーキディスク43(すなわち、前輪6)に付与する。すなわち、ブレーキキャリパ44は前輪6を制動する。
図2を参照する。ブレーキシステム40は、液圧調整ユニット45と一次配管47と二次配管49を備える。液圧調整ユニット45は車体フレーム3に支持される。液圧調整ユニット45はリアフレーム26(具体的にはシートフレーム27)に支持される。液圧調整ユニット45は車体フレーム3に対して移動不能である。一次配管47と二次配管49はそれぞれ、ブレーキ配管である。一次配管47は、液圧調整ユニット45とマスターシリンダ42とを連通接続する。一次配管47は、マスターシリンダ42によって発生されたブレーキ液の液圧を、液圧調整ユニット45に入力する。液圧調整ユニット45は、ブレーキ液の液圧を調整する。具体的には、液圧調整ユニット45は、マスターシリンダ42によって発生されたブレーキ液の液圧を調整する。例えば、液圧調整ユニット45は、前輪6のロック傾向を防止するように、ブレーキ液の液圧を調整する。二次配管49は、液圧調整ユニット45とブレーキキャリパ44とを連通接続する。二次配管49は、液圧調整ユニット45によって調整されたブレーキ液の液圧をブレーキキャリパ44に出力する。これにより、ブレーキキャリパ44は、液圧調整ユニット45によって調整されたブレーキ液の液圧に従って、前輪6を制動する。
ブレーキシステム40は、液圧調整ユニット45を支持するブラケット50を備える。液圧調整ユニット45は、ブラケット50に接続される。ブラケット50は、リアフェンダ19に接続される。リアフェンダ19は、シートフレーム27に支持される。このように、液圧調整ユニット45は、間接的にシートフレーム27に支持される。
図2、3を参照する。一次配管47は、配管51、52、53を含む。配管51、52、53は、この順に直列に接続される。配管51は液圧調整ユニット45に連通接続される。配管53はマスターシリンダ42に連通接続される。配管51、53はそれぞれ、可撓性を有する。配管51、53はそれぞれ、例えばゴム管である。配管52は、可撓性を有しない。配管52は、例えば金属管である。
ブレーキシステム40は、ジョイント55と継ぎ手56を含む。ジョイント55は、配管51と配管52を連通接続する。継ぎ手56は、配管52と配管53を連通接続する。これにより、ジョイント55と継ぎ手56はそれぞれ、一次配管47を保持する。ジョイント55と継ぎ手56はそれぞれ、車体フレーム3に支持される。ジョイント55は、リアフレーム26(具体的には左シートフレーム27L)に支持される。継ぎ手56は、フロントフレーム20(具体的には左メインフレーム22L)に支持される。ジョイント55と継ぎ手56はそれぞれ、車体フレーム3に対して移動不能である。
ジョイント55は、箱形状を有する。図示を省略するが、ジョイント55は、第1ポートと第2ポートと流路を有する。第1ポートは、配管51と接続する。第2ポートは、配管52と接続する。流路は、ジョイント55の内部に形成される。流路は、第1ポートと第2ポートを連通する。
継ぎ手56は、管形状を有する。継ぎ手56は、第1端と第2端を有する。継ぎ手56の第1端は、配管52と接続する。継ぎ手56の第2端は、配管53と接続する。
ブレーキシステム40は、クランプ57を備える。クランプ57は、一次配管47を保持する。クランプ57は、車体フレーム3に支持される。クランプ57は、フロントフレーム20(具体的には左メインフレーム22L)に支持される。クランプ57は、車体フレーム3に対して移動不能である。
クランプ57は、配管53の外径よりも若干大きな中空部を有する。クランプ57は、例えば円環形状を呈する。配管53は、クランプ57の中空部に配置される。クランプ57は、配管53の外周面と密着する。これにより、クランプ57は、配管53を保持する。
二次配管49は、配管71、72、73、74を含む。配管71、72、73、74は、この順に直列に接続される。配管71は液圧調整ユニット45に連通接続される。配管74はブレーキキャリパ44に連通接続される。配管71、74はそれぞれ、可撓性を有する。配管71、74はそれぞれ、例えばゴム管である。配管72、73はそれぞれ、可撓性を有しない。配管72、73はそれぞれ、例えば金属管である。
ブレーキシステム40は、ジョイント75、76、77を含む。ジョイント75は、配管71と配管72を連通接続する。ジョイント76は、配管72と配管73を連通接続する。ジョイント77は、配管73と配管74を連通接続する。これにより、ジョイント75−77はそれぞれ、二次配管49を保持する。ジョイント75−77はそれぞれ、車体フレーム3に支持される。ジョイント75は、リアフレーム26(具体的には左シートフレーム27L)に支持される。ジョイント76は、フロントフレーム20(具体的には左メインフレーム22L)に支持される。ジョイント77は、フロントフレーム20(具体的には右メインフレーム22R)に支持される。ジョイント75、76、77はそれぞれ、車体フレーム3に対して移動不能である。ジョイント75、76、77はそれぞれ、ジョイント55と実質的に同じ構造を有する。
図2を参照する。ブレーキシステム40は、クランプ78、79を備える。クランプ78、79はそれぞれ、二次配管49(具体的には、配管74)を保持する。クランプ78、79はそれぞれ、ステアリング装置4に支持される。クランプ78、79はそれぞれ、ステアリング装置4に対して移動不能である。より詳しくは、クランプ78は、アンダーブラケット32に支持される。クランプ78は、上部装置4aに対して移動不能である。クランプ79は、左下筒35Lに支持される。クランプ79は、下部装置4bに対して移動不能である。クランプ78、79はそれぞれ、クランプ57と実質的に同じ構造を有する。
ブレーキシステム40は、ガイド80を備える。ガイド80は、二次配管49を案内する。ガイド80はステアリング装置4に支持される。ガイド80は、左下筒35Lに支持される。
ガイド80は、配管74の外径よりも十分に大きな中空部を有する。ガイド80は、例えば円環形状を呈する。配管74は、ガイド80の中空部に配置される。配管74がガイド80の中空部を通過するように、ガイド80は配管74を案内する。換言すれば、配管74がガイド80の中空部から外れることを、ガイド80は規制する。配管74がガイド80の中空部を通過する限り、配管74はステアリング装置4に対して移動可能である。
図2、3を参照する。液圧調整ユニット45とジョイント55、56とクランプ57はそれぞれ、車両側面視においてヘッドパイプ21よりも後方に配置される。一次配管47は、液圧調整ユニット45から前方に延びる。一次配管47は、ジョイント55、56およびクランプ57に保持される。ジョイント55、56およびクランプ57に保持される一次配管47の各部位は、車体フレーム3に対して移動不能である。液圧調整ユニット45に接続される一次配管47の一端も、車体フレーム3に対して移動不能である。
ジョイント75−77はそれぞれ、車両側面視においてヘッドパイプ21よりも後方に配置される。二次配管49は、液圧調整ユニット45から前方に延びる。二次配管49は、ジョイント75−77に保持される。ジョイント75−77に保持される二次配管49の各部位は、車体フレーム3に対して移動不能である。液圧調整ユニット45に接続される二次配管49の一端も、車体フレーム3に対して移動不能である。
図4を参照する。クランプ57は、車両正面視において車両中心線Cよりも左方に配置される。ジョイント77は、車両正面視において車両中心線Cよりも右方に配置される。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、マスターシリンダ42は、車両側面視において車両中心線Cよりも左方に配置される。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、クランプ78、79とガイド80とブレーキキャリパ44とブレーキディスク43はそれぞれ、車両中心線Cよりも左方に配置される。
上述した配置を、次のように説明することもできる。右領域ARと左領域ALを以下のように定義する。右領域ARを、車両正面視において、車両中心線Cよりも右方の領域とする。左領域ALを、車両正面視において、車両中心線Cよりも左方の領域とする。クランプ57は、左領域ALに配置される。ジョイント77は、右領域ARに配置される。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、マスターシリンダ42は、右領域ARに配置される。ステアリング装置4が中立位置にあるとき、クランプ78、79とガイド80とブレーキキャリパ44とブレーキディスク43はそれぞれ、左領域ALに配置される。
右開口BRと左開口BLを、以下のように定義する。右開口BRを、ヘッドパイプ21と右フロントフォーク33Rとアッパーブラケット31とアンダーブラケット32によって区画される開口とする。左開口BLを、ヘッドパイプ21と左フロントフォーク33Lとアッパーブラケット31とアンダーブラケット32によって区画される開口とする。より厳密に言えば、右開口BRは、車両正面視において、ヘッドパイプ21の右縁よりも右方で、右フロントフォーク33Rの左縁よりも左方で、アッパーブラケット31の下縁よりも低く、アンダーブラケット32の上縁よりも高い領域である。左開口BLは、車両正面視において、ヘッドパイプ21の左縁よりも左方で、左フロントフォーク33Lの右縁よりも右方で、アッパーブラケット31の下縁よりも低く、アンダーブラケット32の上縁よりも高い領域である。右開口BRは、右領域ARにおける開口に相当する。左開口BLは、左領域ALにおける開口に相当する。
一次配管47は、クランプ57から前方に延びる。一次配管47は、左開口BLを通過する。一次配管47が左開口BLを通過することによって、一次配管47は、ヘッドパイプ21よりも後方の領域からヘッドパイプ21よりも前方の領域に延びる。一次配管47が左開口BLを通過した後、一次配管47は上方かつ右方に延びる。そして、一次配管47は、マスターシリンダ42に到達する。マスターシリンダ42に接続される一次配管47の他端は、上部装置4aに対して移動不能である。
二次配管49は、ジョイント77から前方に延びる。二次配管49は、右開口BRを通過する。二次配管49が右開口BRを通過することにより、二次配管49は、ヘッドパイプ21よりも後方の領域からヘッドパイプ21よりも前方の領域に延びる。二次配管49が右開口BRを通過した後、二次配管49は、左方に延び、ヘッドパイプ21よりも左方の位置に到達する。さら、二次配管49は、後方に延び、左開口BLを通過する。二次配管49が左開口BLを通過することにより、二次配管49は、ヘッドパイプ21よりも前方の領域からヘッドパイプ21(厳密には、左フロントフォーク33L)よりも後方の領域に延びる。二次配管49が左開口BLを通過した後、二次配管49はクランプ78に保持される。二次配管49がクランプ78に保持される部位は、上部装置4aに対して移動不能である。
二次配管49は、クランプ78から下方に延びる。二次配管49は、ガイド80を通過し、クランプ79に保持される。二次配管49がクランプ79に保持される部位は、下部装置4bに対して移動不能である。二次配管49は、クランプ79から、さらに下方に延びる。そして、二次配管49は、ブレーキキャリパ44に到達する。二次配管49がブレーキキャリパ44に接続される他端も、下部装置4bに対して移動不能である。
ここで、クランプ57からマスターシリンダ42にわたる一次配管47の部分を、「第1可撓部」と呼ぶ。ジョイント77からクランプ78にわたる二次配管49の部分を、「第2可撓部」と呼ぶ。クランプ78からブレーキキャリパ44にわたる二次配管49の部分を、「最下流部」と呼ぶ。クランプ78からクランプ79にわたる二次配管49の部分を、「第3可撓部」と呼ぶ。第3可撓部は、最下流部の一部である。第2可撓部と第3可撓部は、実質的に重なっていない。すなわち、第2可撓部と第3可撓部は、互いに実質的に異なる。
第1可撓部は、右領域ARおよび左領域ALに配置される。2可撓部は、右領域ARおよび左領域ALに配置される。最下流部は、左領域ALのみに配置される。最下流部は、車両側面視において左フロントフォーク33Lよりも後方に配置される。
ステアリング装置4が車体フレーム3に対して回転するとき、第1可撓部と第2可撓部はそれぞれ、撓む。車体フレーム3に対するステアリング装置4の回転に起因して、第1可撓部を除く一次配管47の部分、および、第2可撓部を除く二次配管49はそれぞれ、撓まない。
右フロントフォーク33Rおよび左フロントフォーク33Lが伸縮するとき、第3可撓部は撓む。右フロントフォーク33Rおよび左フロントフォーク33Lの伸縮に起因して、一次配管47の全部、および、第3可撓部を除く二次配管49の部分はそれぞれ、撓まない。
図5は、ブレーキシステム40の構成図である。ブレーキシステム40は、さらに、後輪15を制動する。
具体的には、ブレーキシステム40は、入力装置61とマスターシリンダ62と一次配管63を備える。鞍乗型車両1のライダーは、入力装置61を操作する。入力装置61は、例えばブレーキレバーまたはブレーキペダルである。入力装置61の操作に従って、マスターシリンダ62はブレーキ液の液圧を発生させる。一次配管63は、マスターシリンダ62と液圧調整ユニット45とを連通接続する。一次配管63は、マスターシリンダ62によって発生されたブレーキ液の液圧を、液圧調整ユニット45に入力する。液圧調整ユニット45は、ブレーキ液の液圧を調整する。具体的には、液圧調整ユニット45は、マスターシリンダ62によって発生されたブレーキ液の液圧を調整する。例えば、液圧調整ユニット45は、後輪15のロック傾向を防止するように、ブレーキ液の液圧を調整する。
ブレーキシステム40は、ブレーキディスク65とブレーキキャリパ66と二次配管67を備える。ブレーキディスク65は、後輪15に固定的に接続される。ブレーキディスク65は、後輪15と一体に後車軸14(回転中心N)回りに回転する。ブレーキキャリパ66は、スイングアーム13に支持される。ブレーキキャリパ66は、スイングアーム13に対して移動不能である。ブレーキキャリパ66は液圧式である。ブレーキキャリパ66は、ブレーキ液の液圧によって、後車軸14(回転中心N)を中心とする後輪15の回転を制動する。より詳しくは、ブレーキキャリパ66は、後輪15の回転を制動するための抵抗力(具体的には摩擦力)をブレーキディスク65(すなわち、後輪15)に付与する。すなわち、ブレーキキャリパ66は、後輪15を制動する。二次配管67は、液圧調整ユニット45とブレーキキャリパ66とを連通接続する。二次配管67は、液圧調整ユニット45によって調整されたブレーキ液の液圧をブレーキキャリパ66に出力する。ブレーキキャリパ66は、液圧調整ユニット45によって調整されたブレーキ液の液圧に従って、後輪15を制動する。
ブレーキキャリパ44は、本発明における前制動機構の例である。ブレーキキャリパ66は、本発明における後制動機構の例である。
5.液圧調整ユニットの配置
液圧調整ユニット45の配置について詳細に説明する。図1を参照する。液圧調整ユニット45は、車両側面視において揺動中心Mよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視においてピボット軸12よりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視においてタンデムステップ17よりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視においてグラブバー16の前端16aよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視においてシート10の前端10cよりも後方、且つ、シート10の後端10dよりも前方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視において前シート10aよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視において境界Kよりも後方に配置される。
液圧調整ユニット45は、車両側面視において回転中心Nよりも前方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視において後車軸14よりも前方に配置される。
液圧調整ユニット45の一部は、車両側面視においてシート10と重なる。液圧調整ユニット45の一部は、車両側面視において後シート10bと重なる。液圧調整ユニット45は、車両側面視において前シート10aと重ならない。液圧調整ユニット45の一部は、車両側面視においてグラブバー16と重なる。液圧調整ユニット45は、車両側面視において後輪15の上方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視において後輪15と重ならない。
図2、3を参照する。液圧調整ユニット45は、車両側面視においてエアクリーナ18よりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視においてエアクリーナ18よりも高い位置に配置される。
液圧調整ユニット45は、右シートフレーム27Rの前端27Raおよび左シートフレーム27Lの前端27Laよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、右シートフレーム27Rの後端27Rbおよび左シートフレーム27Lの後端27Lbよりも前方に配置される。以下では、前端27Ra、27Laを特に区別しない場合は、「シートフレーム27の前端27a」と呼ぶ。後端27Rb、27Lbを特に区別しない場合は、「シートフレーム27の後端27b」と呼ぶ。
図3を参照する。液圧調整ユニット45は、車両平面視において右シートフレーム27Rよりも左方、且つ、左シートフレーム27Lよりも右方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視においてリアフェンダ19と重なる。
図2を参照する。液圧調整ユニット45の少なくとも一部は、車両側面視においてシートフレーム27Lの上縁27Lcの上方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視において左シートフレーム27Lの上縁27Lcと交差する。液圧調整ユニット45は、上部分46aと下部分46bを含む。上部分46aは、車両側面視において、左シートフレーム27Lの上縁27Lcの上方に配置される。下部分46bは、車両側面視において左シートフレーム27Lの上縁27Lcと同等またはそれよりも下方に配置される。下部分46bは、車両側面視において、左シートフレーム27Lと重なる。図2は、下部分46bをハッチングによって模式的に示す。
図6は、鞍乗型車両の一部の左側面図である。図6は、リアフェンダ19の図示を省略する。下部分46bは、車両側面視において左シートフレーム27Lの下縁27Ldの上方に配置される。液圧調整ユニット45の全部は、車両側面視において左シートフレーム27Lの下縁27Ldの上方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両側面視において左シートフレーム27Lの下縁27Ldと交差しない。
図示を省略するが、液圧調整ユニット45の一部は、車両側面視において右シートフレーム27Rの上縁の上方に配置される。液圧調整ユニット45の他の部分は、車両側面視において右シートフレーム27Rと重なる。液圧調整ユニット45は、車両側面視において右シートフレーム27Rの下縁の上方に配置される。
図7は、鞍乗型車両の一部の平面図である。液圧調整ユニット45は、車両平面視においてスイングアーム13の揺動中心Mよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において後輪15の回転中心Nよりも前方に配置される。
液圧調整ユニット45は、車両平面視において後輪15の前端15aよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、前端45aと後端45bを有する。液圧調整ユニット45の前端45aおよび後端45bはそれぞれ、後輪15の前端15aよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において後輪15と重なる。液圧調整ユニット45および後輪15はそれぞれ、車両平面視において車両中心線C上に配置される。すなわち、液圧調整ユニット45および後輪15はそれぞれ、車両平面視において車両中心線Cと交差する。
液圧調整ユニット45は、車両平面視においてエアクリーナ18よりも後方に配置される。液圧調整ユニット45の前端45aおよび後端45bはそれぞれ、車両平面視においてエアクリーナ18の後端18aよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視においてエアクリーナ18と重ならない。エアクリーナ18は、車両平面視において車両中心線C上に配置される。
図8は、鞍乗型車両の一部の平面図である。液圧調整ユニット45は、車両平面視においてシート10と重なる。シート10は、車両平面視において車両中心線C上に配置される。
境界Kは、車両平面視において幅方向Yと略平行に延びる。より詳しくは、境界Kは、車両平面視において後方に凸に湾曲する。境界Kは、車両平面視において車両中心線Cと交差する。液圧調整ユニット45は、車両平面視において境界Kよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45の前端45aおよび後端45bはそれぞれ、車両平面視において境界Kよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において後シート10bと重なる。液圧調整ユニット45は、車両平面視において前シート10aと重ならない。
シート10は、着座部81を備える。着座部81は、前シート10aと後シート10bとにわたって前後方向Xに延びる。
図9は、図8のIX−IX線に沿う断面図である。図9に示す断面は、前後方向Xと直交する。より詳しくは、図9に示す断面は、液圧調整ユニット45を通り、且つ、前後方向Xと直交する。
着座部81は、偏平な形状を有する。着座部81は、右縁部86と左縁部87を含む。着座部81は、右縁部86と左縁部87とにわたって幅方向Yに延びる。幅方向Yにおける着座部81の長さは、上下方向Zにおける着座部81の長さよりも長い。
着座部81は、上面81aと裏面81bを含む。上面81aは、ライダーおよび同乗者の臀部と接触する。裏面81bは、上面81aの下方に配置される。
シート10は、右壁部88と左壁部89を含む。右壁部88は、着座部81の右縁部86に接続される。右壁部88は、着座部81の右縁部86から下方に延びる。右壁部88は、下縁88aを有する。左壁部89は、着座部81の左縁部87に接続される。左壁部89は、着座部81の左縁部87から下方に延びる。左壁部89は、右壁部88の左方に配置される。左壁部89は、下縁89aを有する。
着座部81は、車両中心線C上に配置される。右縁部86と右壁部88はそれぞれ、車両中心線Cよりも右方に配置される。右壁部88の下縁88aは、右シートフレーム27Rよりも右方に配置される。左縁部87と左壁部89はそれぞれ、車両中心線Cよりも左方に配置される。左壁部89の下縁89aは、左シートフレーム27Lよりも左方に配置される。右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aはそれぞれ、前後方向Xと直交する断面において、右シートフレーム27Rの上縁27Rcおよび左シートフレーム27Lの上縁27Lcよりも高い位置に配置される。以下では、上縁27Rc、27Lcを特に区別しない場合には、「シートフレーム27の上縁27c」と呼ぶ。
着座部81と右壁部88と左壁部89は、上方に凹んだ空間Eを区画する。空間Eは、着座部81の裏面81bの下方の領域である。さらに、空間Eは、右壁部88の左方、且つ、左壁部89の右方の領域である。空間Eは、下方に開放される。空間Eは、車両中心線C上に配置される。
液圧調整ユニット45の一部は、空間Eに配置される。より詳しくは、液圧調整ユニット45は、着座部81の裏面81bの下方に配置される。液圧調整ユニット45は、右壁部88の左方、且つ、左壁部89の右方に配置される。
液圧調整ユニット45は、上端45cを有する。液圧調整ユニット45の上端45cは、前後方向Xと直交する断面において、着座部81の裏面81bよりも低い位置に配置される。液圧調整ユニット45の上端45cは、前後方向Xと直交する断面において、右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aよりも高い位置に配置される。液圧調整ユニット45の上端45cは、前後方向Xと直交する断面において、シートフレーム27の上縁27cよりも高い位置に配置される。
液圧調整ユニット45は、下端45dを有する。液圧調整ユニット45の下端45dは、前後方向Xと直交する断面において、右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aよりも低い位置に配置される。液圧調整ユニット45の下端45dは、前後方向Xと直交する断面において、シートフレーム27の上縁27cよりも低い位置に配置される。液圧調整ユニット45の下端45dは、前後方向Xと直交する断面において、右シートフレーム27Rの下縁27Rdおよび左シートフレーム27Lの下縁27Ldよりも高い位置に配置される。以下では、下縁27Rd、27Ldを特に区別しない場合には、「シートフレーム27の下縁27d」と呼ぶ。
液圧調整ユニット45は、前後方向Xと直交する断面において、リアフェンダ19の上方に配置される。リアフェンダ19は、前後方向Xと直交する断面において、着座部81の下方に配置される。リアフェンダ19は、前後方向Xと直交する断面において、右壁部88の下縁88aよりも左方、且つ、左壁部89の下縁89aよりも右方に配置される。
リアフェンダ19は、底部91と右壁部92と左壁部93を含む。底部91は、前後方向Xと直交する断面において、略水平である。底部91は、右縁部91aと左縁部91bを含む。右壁部92は、底部91の右縁部91aに接続される。右壁部92は、底部91の右縁部91aから上方に延びる。右壁部92は、上縁92aを有する。左壁部93は、底部91の左縁部91bに接続される。左壁部93は、底部91の左縁部91bから上方に延びる。左壁部93は、右壁部92の左方に配置される。左壁部93は、上縁93aを有する。
底部91は、車両中心線C上に配置される。右壁部92は、車両中心線Cよりも右方に配置される。左壁部93は、車両中心線Cよりも左方に配置される。底板71と右壁部92と左壁部93は、右シートフレーム27Rよりも左方、且つ、左シートフレーム27Lよりも右方に配置される。
底部91は、前後方向Xと直交する断面において、シートフレーム27の下縁27dよりも低い位置に配置される。右壁部92の上縁92aおよび左壁部93の上縁93aは、前後方向Xと直交する断面においてシートフレーム27の上縁27cよりも高い位置に配置される。右壁部92の上縁92aおよび左壁部93の上縁93aは、前後方向Xと直交する断面において右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aよりも低い位置に配置される。
底部91と右壁部92と左壁部93は、下方に凹んだ空間Fを区画する。空間Fは、底部91の上方の領域である。さらに、空間Fは、右壁部92の左方、且つ、左壁部93の右方の領域である。空間Fは、上方に開放される。空間Fは、車両中心線C上に配置される。空間Fは、空間Eの下方に配置される。
液圧調整ユニット45の一部は、空間Fに配置される。より詳しくは、液圧調整ユニット45は、底部91の上方に配置される。液圧調整ユニット45は、右壁部92の左方、且つ、左壁部93の右方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において底部91と重なる(図3参照)。
液圧調整ユニット45の上端45cは、前後方向Xと直交する断面において、右壁部92の上縁92aおよび左壁部93の上縁93aよりも高い位置に配置される。液圧調整ユニット45の下端45dは、前後方向Xと直交する断面において、右壁部92の上縁92aおよび左壁部93の上縁93aよりも低く、且つ、底部91よりも高い位置に配置される。
リアフェンダ19は、右鍔部94と右外壁部95と左鍔部96と左外壁部97を含む。右鍔部94は、右壁部92の上縁92aに接続される。右鍔部94は、右壁部92の上縁92aから右方に延びる。右外壁部95は、右鍔部94の右縁に接続される。右外壁部95は、右鍔部94の右縁から上方に延びる。右外壁部95は、上縁95aを有する。左鍔部96は、左壁部93の上縁93aに接続される。左鍔部96は、左壁部93の上縁93aから左方に延びる。左外壁部97は、左鍔部96の左縁に接続される。左外壁部97は、左鍔部96の左縁から上方に延びる。左外壁部97は、上縁97aを有する。
右鍔部94は、前後方向Xと直交する断面において、右シートフレーム27Rの上縁27Rcよりも高い位置に配置される。右外壁部95は、前後方向Xと直交する断面において、右シートフレーム27Rよりも右方、且つ、右壁部88の下縁88aよりも左方に配置される。右外壁部95の上縁95aは、前後方向Xと直交する断面において、右壁部88の下縁88aよりも高い位置に配置される。右外壁部95の上縁95aは、前後方向Xと直交する断面において、液圧調整ユニット45の上端45cよりも低い位置に配置される。左鍔部96は、前後方向Xと直交する断面において、左シートフレーム27Lの上縁27Lcよりも高い位置に配置される。左外壁部97は、前後方向Xと直交する断面において、左シートフレーム27Lよりも左方、且つ、左壁部89の下縁89aよりも右方に配置される。左外壁部97の上縁97aは、前後方向Xと直交する断面において、左壁部89の下縁89aよりも高い位置に配置される。左外壁部97の上縁97aは、前後方向Xと直交する断面において、液圧調整ユニット45の上端45cよりも低い位置に配置される。
図8を参照する。着座部81は、前着座部82と後着座部83を含む。前着座部82は、前シート10aの要素である。前着座部82は、ライダーの臀部と接触する。後着座部83は、後シート10bの要素である。後着座部83は、同乗者の臀部と接触する。後着座部83は、車両平面視において前着座部82よりも後方に配置される。境界Kは、前着座部82と後着座部83の間に配置される。すなわち、境界Kは、前着座部82と後着座部83の間の境界に相当する。前着座部82と後着座部83は互いに、境界Kにおいて接する。境界Kは、前着座部82の後端に相当し、且つ、後着座部83の前端に相当する。
液圧調整ユニット45の前端45aおよび後端45bはそれぞれ、車両平面視において前着座部82と後着座部83の間の境界Kよりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において前着座部82よりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において前着座部82と重ならない。液圧調整ユニット45は、車両平面視において後着座部83と重なる。
図10は、図8のX−X線に沿う断面図である。図10に示す断面は、幅方向Yと直交する。より詳しくは、図10に示す断面は、車両中心線Cを含み、且つ、幅方向Yと直交する。なお、図10は、便宜上、液圧調整ユニット45等を側面視で図示する。
液圧調整ユニット45は、着座部81の裏面81bの下方に配置される。
前着座部82は、上面82aと裏面82bを有する。後着座部83は、上面83aと裏面83bを有する。上面82a、83aはそれぞれ、着座部81の上面81aの要素である。裏面82b、83bはそれぞれ、着座部81の裏面81bの要素である。よって、次のように言うこともできる。すなわち、着座部81の上面81aは、前着座部82の上面82aと、後着座部83の上面83aを含む。着座部81の裏面81bは、前着座部82の裏面82bと、後着座部83の裏面83bを含む。
着座部81は、前端81cと後端81dを有する。前着座部82は、前端82cと後端82dを有する。後着座部84は、前端83cと後端83dを有する。前端81cは前端82cと同じ位置である。後端81dは後端83dと同じ位置である。後端82dは前端83cと同じ位置である。図10は、幅方向Yと直交する断面における前端81c(前端82c)のX座標x1を示す。図10は、幅方向Yと直交する断面における後端82d(前端83c)のX座標x5を示す。図10は、幅方向Yと直交する断面における後端81d(後端83d)のX座標x10を示す。なお、X座標は、前後方向Xにおける座標である。
前着座部82の上面82aは、幅方向Yと直交する断面において、下方に凸に湾曲する。前着座部82の上面82aは、幅方向Yと直交する断面において、最下点P1を含む。後着座部83の上面83aは、幅方向Yと直交する断面において、略水平である。厳密には、後着座部83の上面83aも、幅方向Yと直交する断面において、下方に凸に湾曲する。後着座部83の上面83aは、幅方向Yと直交する断面において、最下点P2を含む。図10は、幅方向Yと直交する断面における最下点P1のZ座標z3と、幅方向Yと直交する断面における最下点P2のZ座標z5とを示す。なお、Z座標は、上下方向Zにおける座標である。最下点P1は、最下点P2よりも低い。最下点P1は、着座部81の上面81a全体の最下点に相当する。以下では、適宜に「着座部81の上面81aの最下点P1」と呼ぶ。
前着座部82の裏面82bは、幅方向Yと直交する断面において、下方に凸に湾曲する。前着座部82の裏面82aは、幅方向Yと直交する断面において、前着座部82の後端82dから前方かつ下方に延びる。前着座部82の裏面82bは、幅方向Yと直交する断面において、最下点P3を含む。図10は、幅方向Yと直交する断面における最下点P3のZ座標z1を示す。後着座部83の裏面83bは、幅方向Yと直交する断面において、後着座部83の前端83cから後方に略水平に延びる。後着座部83の裏面83bは、幅方向Yと直交する断面において、最下点P3よりも高い位置に配置される。このように、後着座部83の裏面83bは、幅方向Yと直交する断面において、前着座部82の裏面82aよりも一段高い位置に配置される。最下点P3は、着座部81の裏面81b全体の最下点に相当する。以下では、適宜に「着座部81の裏面61aの最下点P3」と呼ぶ。
液圧調整ユニット45は、後着座部83の裏面83bの下方に配置される。液圧調整ユニット45の前端45aおよび後端45bはそれぞれ、幅方向Yと直交する断面において、後着座部83の前端83cよりも後方、且つ、後着座部83の後端83cよりも前方に配置される。図10は、幅方向Yと直交する断面における前端45aのX座標x6と、幅方向Yと直交する断面における後端45bのX座標x7を示す。
液圧調整ユニット45は、前着座部82の裏面82bの下方から外れた位置に配置される。液圧調整ユニット45の前端45aおよび後端45bはそれぞれ、幅方向Yと直交する断面において、前着座部82の後端82dよりも後方に配置される。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1よりも後方に配置される。液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の裏面81bの最下点P3よりも後方に配置される。図10は、幅方向Yと直交する断面における最下点P3のX座標x3と、幅方向Yと直交する断面における最下点P1のX座標x4を示す。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、後着座部83の前端83cおよび後着座部83の後端83dの間の中点P4よりも前方に配置される。中点P4は、幅方向Yと直交する断面において、前後方向Xにおける後着座部83の中心線上に位置する。図10は、幅方向Yと直交する断面における中点P4のX座標x9を示す。X座標x9とX座標x5の差D1は、X座標x9とX座標x10の差D1と等しい。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、後着座部83の上面83aの最下点P2よりも前方に配置される。図10は、幅方向Yと直交する断面における最下点P2のX座標x8を示す。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、後着座部83の前端83cに近接した位置に配置される。液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、前着座部82と後着座部83との間の境界Kに近接した位置に配置される。前後方向Xにおける後着座部83の前端83cと液圧調整ユニット45の前端45aとの距離D2は、十分に小さい。距離D2は、X座標x5とX座標x6の差である。例えば、距離D2は、前後方向Xにおける液圧調整ユニット45の長さD3よりも小さい。長さD3は、X座標x6とX座標x7の差D3である。
液圧調整ユニット45の上端45cおよび下端45dはそれぞれ、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の裏面81bの最下点P3よりも高い位置に配置される。図10は、幅方向Yと直交する断面における上端45cのZ座標z4と、幅方向Yと直交する断面における下端45dのZ座標z2を示す。
液圧調整ユニット45の上端45cは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1よりも高い位置に配置される。液圧調整ユニット45の下端45dは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1よりも低い位置に配置される。
液圧調整ユニット45の上端45cおよび下端45dはそれぞれ、幅方向Yと直交する断面において、後着座部83bの上面83aの最下点P2よりも低い位置に配置される。
液圧調整ユニット45と着座部81の裏面81bとの位置関係を、別の観点から説明する。
着座部81の裏面81bは、液圧調整ユニット45の前端45aよりも後方、且つ、液圧調整ユニット45の後端45bよりも前方に位置する第1部分84を含む。第1部分84は、X座標x6よりも後方、且つ、X座標x7よりも前方に位置する。
第1部分84は、後着座部83の前端83cよりも後方に配置される。第1部分84の全部は、後着座部83の裏面83bに含まれる。
第1部分84は、幅方向Yと直交する断面において略水平である。第1部分84は、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の裏面81bの最下点P3よりも高い位置に配置される。第1部分84は、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1よりも高い位置に配置される。
着座部81の裏面81bは、第1部分84よりも前方に位置する第2部分85を含む。第2部分85は、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の前端81cよりも後方、且つ、液圧調整ユニット45の前端45aよりも前方に位置する。第2部分85は、X座標x1よりも後方、且つ、X座標x6よりも前方に位置する。X座標x6は、第2部分85の後端のX座標に相当する。
第2部分85は、幅方向Yと直交する断面において、第1部分84よりも低い位置に配置される低部85aを含む。図10では、低部85aは、例えば、X座標x2よりも後方、且つ、X座標x6よりも前方に位置する。低部85aは、第2部分85の後端を含む。低部85aは、第2部分85の後端から前方且つ下方に延びる。
上述した空間Eは、第1部分84の下方に位置する空間Eaと、第2部分85の下方の位置する空間Ebを含む。空間Eaは、X座標x6よりも後方、且つ、X座標x7よりも前方に位置する。空間Eaは、X座標x1よりも後方、且つ、X座標x6よりも前方に位置する。液圧調整ユニット45は、空間Eaに配置される。図9に示す空間Eは、厳密に言えば、空間Eaに相当する。
第2部分85は低部85aを含むので、空間Eaは空間Ebに比べて高い。すなわち、空間Eaは空間Ebに比べて大きい。
図11は、鞍乗型車両の一部の左側面図である。左壁部89は、前シート10aと後シート10bにわたって前後方向Xに延びる。すなわち、左壁部89は、前着座部82および後着座部83に接続される。右壁部88は、左右対称である点を除き、左壁部89と同様の構造および形状を有する。
液圧調整ユニット45は、車両側面視において左壁部89の下縁89aと交差する。液圧調整ユニット45の上端45cは、車両側面視において左壁部89の下縁89aの上方に配置される。液圧調整ユニット45の下端45dは、車両側面視において左壁部89の下縁89aの下方に配置される。図示を省略するが、液圧調整ユニット45は、車両側面視において右壁部88の下縁88aと交差する。液圧調整ユニット45の上端45cは、車両側面視において右壁部88の下縁88aの上方に配置される。液圧調整ユニット45の上端45cは、車両側面視において右壁部88と重なる。液圧調整ユニット45の下端45dは、車両側面視において右壁部88の下縁88aの下方に配置される。
図11は、中位置PMに位置する後輪15を実線で模式的に示す。図11は、上位置PHに位置する後輪15を破線で模式的に示す。上位置PHは、中位置PMの上方に位置する。中位置PMは、図1に示す後輪15の位置と略同じである。
スイングアーム13が車体フレーム3に対して揺動することによって、後輪15は中位置PMおよび上位置PHに移動可能である。より詳しくは、後輪15の回転中心Nは、車両側面視において、揺動中心Mを中心とする仮想的な円弧Gに沿って、旋回可能である。
後輪15が車体フレーム3に対して移動可能な領域を、「後輪15の可動域」と呼ぶ。上位置PHは、後輪15の可動域の中で最も高い位置である。
後輪15が上位置PHにあるとき、後輪15の一部は車両側面視において左バックステー28Lの上縁28Laの上方に位置する。後輪15が上位置PHにあるとき、後輪15は車両側面視において左バックステー28Lの上縁28Laと交差する。
図示を省略するが、後輪15が上位置PHにあるとき、後輪15の一部は車両側面視において右バックステー28Rの上縁の上方に位置する。後輪15が上位置PHにあるとき、後輪15は車両側面視において右バックステー28Rの上縁と交差する。以下、左バックステー28Lの上縁28Laと右バックステー28Rの上縁を特に区別しない場合には、「バックステー28の上縁28a」と呼ぶ。後輪15の可動域は、車両側面視においてバックステー28の上縁28aの上方の領域に及ぶ。
後輪15が中位置PMにあるとき、後輪15は車両側面視においてバックステー28の上縁28aの下方に位置する。後輪15が中位置PMにあるとき、後輪15は車両側面視においてバックステー28の上縁28aと交差しない。
後輪15が上位置PHにあるときも中位置PMにあるときも、後輪15は車両側面視においてシートフレーム27の下縁27dの下方に位置する。後輪15が上位置PHにあるときも中位置PMにあるときも、後輪15は車両側面視においてシートフレーム27の下縁27dと交差しない。後輪15の全部は、常に、車両側面視においてシートフレーム27の下縁27dの下方に配置される。後輪15の可動域は、車両側面視においてシートフレーム27の下縁27dの下方に配置される。
液圧調整ユニット45は、車両側面視において後輪15の可動域から外れた位置に配置される。後輪15が上位置PHにあるときも中位置PMにあるときも、液圧調整ユニット45は、車両側面視において後輪15と重ならない。
後輪15が上位置PHにあるときも中位置PMにあるときも、液圧調整ユニット45は、車両側面視において後輪15の前端15aよりも後方に配置される。後輪15が上位置PHにあるときも中位置PMにあるときも、液圧調整ユニット45は、車両側面視において回転中心Nよりも前方に配置される。後輪15が上位置PHにあるときも中位置PMにあるときも、液圧調整ユニット45は、車両側面視において後輪15の上端15bよりも前方に配置される。
後輪15が上位置PHにあるとき、後輪15の上端15bは、液圧調整ユニット45の下端45dと略同じ高さ位置に位置する。
6.効果
本実施形態に係る鞍乗型車両1によれば、以下の効果を奏する。
液圧調整ユニット45は、車両側面視および車両平面視において揺動中心Mよりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニット45が液圧調整ユニット45以外の部材(以下、「他部材」と呼ぶ)の形状および配置に影響を及ぼすことを好適に抑制できる。特に、車両側面視において揺動中心Mよりも前方に位置する他部材(例えば、エンジン8や燃料タンク9)に及ぶ影響を好適に抑制できる。例えば、他部材の形状、配置または姿勢の変更を抑制できる。さらに、液圧調整ユニット45を適切に配置することが容易である。例えば、液圧調整ユニット45自体の形状、配置または姿勢の変更を抑制できる。
液圧調整ユニット45は、車両側面視において回転中心A1よりも前方に配置される。
このため、一次配管47および二次配管49が非常に長くなることを防止できる。よって、液圧調整ユニット45が他部材に及ぼす影響を抑制できる。特に、一次配管47、二次配管49およびそれらの近傍に配置される部材に及ぶ影響を好適に抑制できる。
液圧調整ユニット45の上部分46aは、車両側面視においてシートフレーム27の上縁27cの上方に配置される。このため、液圧調整ユニット45が車両側面視においてスイングアーム13の揺動中心Mよりも後方、且つ、後輪15の回転中心Nよりも前方に配置されるにも関わらず、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを好適に防止できる。
以上のとおり、鞍乗型車両1によれば、液圧調整ユニット45が他部材に及ぼす影響を抑制しつつ、液圧調整ユニット45を適切に配置できる。
液圧調整ユニット45は、車両側面視および車両平面視において後輪15の前端15aよりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニット45が他部材に及ぼす影響を一層抑制しつつ、液圧調整ユニット45を一層適切に配置できる。
液圧調整ユニット45は、車両側面視においてタンデムステップ17よりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニット45が他部材に及ぼす影響を一層抑制しつつ、液圧調整ユニット45を一層適切に配置できる。
液圧調整ユニット45は、車両側面視においてグラブバー16の前端16aよりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニット45が他部材に及ぼす影響を一層抑制しつつ、液圧調整ユニット45を一層適切に配置できる。
液圧調整ユニット45は、車両平面視においてシート10と重なる。ここで、シート10は、幅方向Yにおける鞍乗型車両1の中央部に配置される。具体的には、シート10は、車両平面視において車両中心線C上に配置される。このため、液圧調整ユニット45も幅方向Yにおける鞍乗型車両1の中央部に配置される。よって、液圧調整ユニット45が幅方向に揺れることを好適に抑制できる。すなわち、液圧調整ユニット45を一層好適に配置できる。
液圧調整ユニット45は、車両平面視において後輪15と重なる。ここで、後輪15は、幅方向Yにおける鞍乗型車両1の中央部に配置される。具体的には、後輪15は、車両平面視において車両中心線C上に配置される。このため、液圧調整ユニット45も、幅方向Yにおける鞍乗型車両1の中央部に配置される。よって、液圧調整ユニット45が幅方向Yに揺れることを抑制できる。すなわち、液圧調整ユニット45を一層好適に配置できる。
液圧調整ユニット45は、着座部81の裏面81bの下方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において着座部81と重なる。
このため、着座部81によって液圧調整ユニット45を好適に保護できる。
液圧調整ユニット45は、後着座部83の裏面83bの下方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において後着座部83と重なる。
このため、後着座部83によって液圧調整ユニット45を好適に保護できる。
液圧調整ユニット45は、前着座部82の裏面82bの下方から外れた位置に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において前着座部82の裏面82bと重ならない。このため、前着座部82の座り心地を損なうことを好適に防止できる。
液圧調整ユニット45の後端45bは、車両平面視において前着座部82と後着座部83との境界Kよりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニット45の設置スペースを容易に確保できる。さらに、前着座部82の座り心地を損なことを好適に防止できる。
液圧調整ユニット45の前端45aは、車両平面視において前着座部82と後着座部83との境界Kよりも後方に配置される。すなわち、液圧調整ユニット45の全部が、車両平面視において境界Kよりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニット45の設置スペースを一層容易に確保できる。さらに、前着座部82の座り心地を損なことを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、後着座部83の前端83cおよび後着座部83の後端83dの間の中点P4よりも前方に配置される。このため、後着座部83の座り心地が低下することを好適に抑制できる。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、後着座部83の上面83aの最下点P2よりも前方に配置される。このため、後着座部83の座り心地が低下することを効果的に抑制できる。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、後着座部83の前端83cに近接した位置に配置される。このため、後着座部83の座り心地が低下することを好適に抑制できる。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、前着座部82と後着座部83の間の境界Kに近接した位置に配置される。このため、後着座部83の座り心地が低下することを好適に抑制できる。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1よりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニット45の設置スペースを一層容易に確保できる。
液圧調整ユニット45は、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の裏面81bの最下点P3よりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニット45の設置スペースを一層容易に確保できる。
液圧調整ユニット45の上端45cは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の裏面81bの最下点P3よりも高い位置に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45の上端45cは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1よりも高い位置に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45の下端45dは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の裏面81bの最下点P3よりも高い位置に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45は、着座部81の裏面81bの下方に配置される。さらに、液圧調整ユニット45は、右壁部88よりも左方、且つ、左壁部89よりも右方に配置される。すなわち、空間Eを液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用する。このため、液圧調整ユニット45が他部材に及ぼす影響を抑制しつつ、液圧調整ユニット45を適切に配置できる。さらに、右壁部88および左壁部89によって、液圧調整ユニット45を好適に保護できる。
液圧調整ユニット45の上端45cは、幅方向Yと直交する断面において右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aよりも高い位置に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45の上端45cは、前後方向Xと直交する断面において、シートフレーム27の上縁27cよりも高い位置に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45の下端45dは、前後方向Xと直交する断面において、シートフレーム27の下縁27dよりも高い位置に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45の下端45dは、前後方向Xと直交する断面において、シートフレーム27の上縁27cよりも低く、且つ、シートフレーム27の下縁27dよりも高い位置に配置される。本配置によれば、シートフレーム27によって液圧調整ユニット45の下端45dを好適に保護できる。
前着座部82の裏面82bは、幅方向Yと直交する断面において、前着座部82の後端82dから下方且つ前方に延びる。このため、前着座部82の裏面82bの下方に形成される空間は、前着座部82の後端82dから前方に向かって低くなる(小さくなる)。よって、前着座部82の下方の空間は、液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用し難い。他方、液圧調整ユニット45の後端45bは、幅方向Yと直交する断面において、前着座部82の後端82dよりも後方に配置される。すなわち、液圧調整ユニット45の少なくとも一部は前着座部82よりも後方に配置される。このため、前着座部82の下方の空間が液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用し難いにも関わらず、液圧調整ユニット45を適切に配置できる。前着座部82の下方の空間が液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用し難くなるほど、液圧調整ユニット45の少なくとも一部を前着座部82よりも後方に配置することの有用性は高くなる。
液圧調整ユニット45の前端45aは、幅方向Yと直交する断面において、前着座部82の後端82dよりも後方に配置される。このため、液圧調整ユニット45の全部は、前着座部82よりも後方に配置される。よって、前着座部82の下方の空間が液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用し難い場合であっても、液圧調整ユニット45をさらに一層適切に配置できる。
液圧調整ユニット45は、第1部分84の下方の空間Eaに配置される。第1部分84は、幅方向Yと直交する断面において、略水平である。このため、第1部分84の下方の空間Eaは、液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用しやすい形状を有する。よって、液圧調整ユニット45を一層適切に配置できる。
第1部分84は、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の裏面81bの最下点P3よりも高い位置に配置される。このため、空間Eaは、比較的に高い(大きい)。よって、液圧調整ユニット45を一層適切に配置できる。
第1部分84は、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1よりも高い位置に配置される。このため、空間Eaは、比較的に高い(大きい)。よって、液圧調整ユニット45を一層適切に配置できる。
第1部分84は、後着座部83の前端83cよりも後方に配置される。すなわち、液圧調整ユニット45は、後着座部83の前端83cよりも後方に配置される。よって、前着座部82の座り心地を損なことなく、液圧調整ユニット45を適切に配置できる。
第2部分85は、幅方向Yと直交する断面において、第1部分84よりも低い位置に配置される低部85aを含む。このため、低部85aの下方の空間は、第1部分84の下方の空間Eaよりも低い(小さい)。よって、空間Eaに比べて、第2部分85の下方の空間Ebは、液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用し難い。このような場合であっても、液圧調整ユニット45を適切に配置できる。空間Ebが液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用し難くなるほど、空間Eaを液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用することの有用性は高くなる。
低部85aは、第2部分85の後端を含む。このため、第2部分85の下方の空間Ebは、液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用し難い。このような場合であっても、液圧調整ユニット45を適切に配置できる。
低部85aは、第2部分85の後端からから下方且つ前方に延びる。このため、第2部分85の下方の空間Ebは、液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用し難い。このような場合であっても、液圧調整ユニット45を適切に配置できる。
液圧調整ユニット45の上端45cは、車両側面視において右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aの上方に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。さらに、右壁部88および左壁部89によって液圧調整ユニット45を好適に保護できる。
液圧調整ユニット45の下端45dは、車両側面視においてシートフレーム27の下縁27dの上方に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45は、車両側面視においてシートフレーム27の下縁27dの上方に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45の下部分46bは、車両側面視においてシートフレーム27と重なる。本配置によれば、シートフレーム27によって液圧調整ユニット45を好適に保護できる。
液圧調整ユニット45は、車両平面視において右シートフレーム27Rよりも左方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視において左シートフレーム27Lよりも右方に配置される。このため、右シートフレーム27Rおよび左シートフレーム27Lによって、液圧調整ユニット45を好適に保護できる。
液圧調整ユニット45の後端45bは、車両平面視においてエアクリーナ18の後端18aよりも後方に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45がエアクリーナ18に及ぼす影響を好適に抑制できる。例えば、エアクリーナ18の形状変更や容量削減をすることなく、液圧調整ユニット45を設置できる。
液圧調整ユニット45の前端45aは、車両平面視においてエアクリーナ18の後端18aよりも後方に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45がエアクリーナ18に及ぼす影響を一層好適に抑制できる。
液圧調整ユニット45は、車両側面視においてエアクリーナ18よりも高い位置に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45がエアクリーナ18に及ぼす影響を一層好適に抑制できる。
スイングアーム13が車体フレーム3に対して揺動することによって、後輪15の一部は、車両側面視においてバックステー28の上縁28aの上方に移動可能である。このように、後輪15は車体フレーム3に対して比較的に高い位置まで移動可能である。すなわち、後輪15の可動域は比較的に大きい。このような場合であっても、鞍乗型車両1によれば、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを好適に防止できる。後輪15の可動域が大きくなるほど、鞍乗型車両1の有用性は高くなる。さらに、本鞍乗型車両1によれば、後輪15の可動域を小さくすること無く、液圧調整ユニット45を配置できる。
スイングアーム13が車体フレーム3に対して揺動することによって、後輪15の上端15bは、車両側面視において液圧調整ユニット45の下端45dと略同じ高さ位置に移動可能である。このように、後輪15の可動域は比較的に大きい。このような場合であっても、鞍乗型車両1によれば、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを好適に防止できる。さらに、本鞍乗型車両1によれば、後輪15の可動域を小さくすること無く、液圧調整ユニット45を配置できる。
液圧調整ユニット45の一部は、車両側面視においてグラブバー16と重なる。このため、グラブバー16によって液圧調整ユニット45を好適に保護できる。
リアフェンダ19は、液圧調整ユニット45の下方、且つ、後輪15の上方に配置される。液圧調整ユニット45は、車両平面視においてリアフェンダ19と重なる。このため、リアフェンダ19は液圧調整ユニット45を好適に保護できる。例えば、リアフェンダ19は、後輪15によって飛散された異物を遮ることができ、液圧調整ユニット45が異物によって汚損または損傷することを防止できる。
液圧調整ユニット45は、リアフェンダ19の底部91の上方に配置される。
このため、底部91によって液圧調整ユニット45を好適に保護できる。
液圧調整ユニット45は、右壁部92よりも左方、且つ、左壁部93よりも右方に配置される。すなわち、空間Fを液圧調整ユニット45の設置スペースとして利用する。このため、液圧調整ユニット45が他部材に及ぼす影響を抑制しつつ、液圧調整ユニット45を適切に配置できる。さらに、右壁部92および左壁部93によって液圧調整ユニット45を好適に保護できる。
液圧調整ユニット45の上端45cは、幅方向Yと直交する断面において右壁部92の上縁92aおよび左壁部93の上縁93aよりも高い位置に配置される。本配置によれば、液圧調整ユニット45は比較的に高い位置に配置される。よって、液圧調整ユニット45が後輪15と干渉することを一層好適に防止できる。
液圧調整ユニット45の下端45dは、前後方向Xと直交する断面において、右壁部92の上縁92a、および、左壁部93の上縁93aよりも低い位置に配置される。このため、右壁部92および左壁部93によって、液圧調整ユニット45の下端45dを好適に保護できる。
リアフェンダ19の右外壁部95の上縁95aは、シート10の右壁部88の下縁88aよりも高い。よって、右外壁部95と右壁部88は、液圧調整ユニット45の右部の全体を好適に保護できる。リアフェンダ19の左外壁部97の上縁97aは、シート10の左壁部89の下縁89aよりも高い。よって、左外壁部97と左壁部89は、液圧調整ユニット45の左部の全体を好適に保護できる。
液圧調整ユニット45は、前後方向Xと直交する断面において、リアフェンダ19の上方に配置される。このため、空間Fに異物が侵入することを好適に防止できる。
リアフェンダ19は、前後方向Xと直交する断面において、シート10の右壁部88の下縁88aよりも左方、且つ、シート10の左壁部89の下縁89aよりも右方に配置される。よって、右外壁部95と右壁部88の隙間から、空間E、Fに異物が侵入することを好適に防止できる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施形態では、液圧調整ユニット45は、ブレーキキャリパ44およびブレーキキャリパ66に連通接続されるが、これに限られない。例えば、液圧調整ユニット45は、ブレーキキャリパ44およびブレーキキャリパ66の一方に連通接続されてもよい。すなわち、液圧調整ユニット45は、ブレーキキャリパ44およびブレーキキャリパ66の他方に連通接続されなくてもよい。言い換えれば、液圧調整ユニット45は、前輪6および後輪15のいずれか一方を制動するためのブレーキ液の液圧のみを調整してもよい。
さらに、本変形実施形態では、ブレーキキャリパ44およびブレーキキャリパ66の他方の構造を変更してもよい。例えば、ブレーキキャリパ44およびブレーキキャリパ66の他方を、機械式の制動機構に変更してもよい。
例えば、液圧調整ユニット45がブレーキキャリパ66に連通接続されない場合、ブレーキシステム40は、ブレーキドラムとブレーキシューとブレーキワイヤを備えてもよい。ブレーキドラムは、後輪15に固定的に接続される。ブレーキドラムは、後輪15と一体に後車軸14(回転中心N)回りに回転する。ブレーキシューは、ブレーキドラムに接触可能に設けられる。ブレーキシューは、スイングアーム13に支持される。ブレーキシューは、機械式である。ブレーキワイヤは、入力装置61に接続される一端と、ブレーキシューに接続される他端を有する。ブレーキワイヤは、入力装置61の操作量をブレーキシューに伝達する。ブレーキシューは、入力装置61の操作量に従って、ブレーキドラムと接触し、後車軸14(回転中心N)を中心とする後輪15の回転を制動する。より詳しくは、ブレーキシューは、後輪15の回転を制動するための抵抗力(具体的には摩擦力)をブレーキドラム(すなわち、後輪15)に付与する。すなわち、ブレーキシューは、後輪15を制動する。本変形実施形態の場合、ブレーキシューは、本発明における後制動機構の例である。
同様に、液圧調整ユニット45がブレーキキャリパ44に連通接続されない場合、ブレーキキャリパ44を、機械式の制動機構(例えば、ブレーキシュー)に変更してもよい。本変形実施形態に場合、機械式の制動機構(例えば、ブレーキシュー)は、本発明における前制動機構の例である。
(2)上述した実施形態では、境界Kを例示したが、これに限られない。例えば、境界Kは、前後方向Xの長さを有してもよいし、有さなくてもよい。例えば、境界Kは、形状、材質、色彩および模様の少なくともいずれかによって識別可能であってもよい。例えば、前シート10a(前着座部82)と後シート10b(後着座部83)が互いに離れている場合、境界Kは、前シート10a(前着座部82)と後シート10b(後着座部83)を隔てる部材または空間であってもよい。例えば、シート10が、前着座部82と後着座部83の間に配置されるバックレストを備える場合、境界Kはバックレストであってもよい。
(3)上述した実施形態では、前シート10aの後端と後シート10bの前端は接するが、これに限られない。前シート10aの後端と後シート10bの前端は、離れていてもよい。上述した実施形態では、前着座部82の後端82dと後着座部83の前端83cは接するが、これに限られない。前着座部82の後端82dと後着座部83の前端83cは、離れていてもよい。
(4)上述した実施形態では、前シート10aと後シート10bは、一体に構成されるが、これに限られない。前シート10aと後シート10bは、別体であってもよい。前着座部82の後端82dは、後着座部83の前端83cと同じ位置でなくてもよい。
(5)上述した実施形態では、シート10は後シート10bを含むが、これに限られない。シート10は、後シート10bを含まなくてもよい。上述した実施形態では、着座部81は後着座部83を含むが、これに限られない。着座部81は後着座部83を含まなくてもよい。
(6)上述した実施形態では、液圧調整ユニット45は、境界Kよりも後方に配置されるが、これに限られない。例えば、液圧調整ユニット45の前端45aが、境界Kよりも前方に配置されてもよい。上述した実施形態では、液圧調整ユニット45は、車両平面視において境界Kと交差しないが、これに限られない。液圧調整ユニット45は、車両平面視において境界Kと交差してもよい。
(7)上述した実施形態において、液圧調整ユニット45とシート10(着座部81)の位置関係を適宜に変更してもよい。例えば、液圧調整ユニット45の少なくとも一部が、車両側面視においてシート10と重ならなくてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の少なくとも一部が、車両平面視においてシート10(着座部81)と重ならなくてもよい。
(8)上述した実施形態において、液圧調整ユニット45と前シート10a(前着座部82)の位置関係を適宜に変更してもよい。例えば、液圧調整ユニット45の前端45aは、前シート10aの後端と同等またはそれよりも前方に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の前端45aは、前着座部82の後端82dと同等またはそれよりも前方に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の少なくとも一部が、車両平面視において前シート10a(前着座部82)と重なってもよい。
(9)上述した実施形態において、液圧調整ユニット45と後シート10b(後着座部83)の位置関係を適宜に変更してもよい。例えば、液圧調整ユニット45の前端45aは、後シート10bの前端と同等またはそれよりも前方に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の前端45aは、後着座部83の前端83cと同等またはそれよりも前方に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の少なくとも一部は、車両平面視において後シート10b(後着座部83)と重ならなくてもよい。
(10)上述した実施形態において、液圧調整ユニット45と着座部81と右壁部88と左壁部89の位置関係を適宜に変更してもよい。例えば、液圧調整ユニット45の上端45aは、車両側面視において右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aのいずれかの上方に配置されてもよい。液圧調整ユニット45の下端45dは、車両側面視において右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aの少なくともいずれかの上方に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の全部が、空間Eに配置されてもよい。
(11)上述した実施形態では、液圧調整ユニット45の上端45cは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1よりも高い位置に配置されるが、これに限られない。例えば、液圧調整ユニット45の上端45cは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1と同等またはそれよりも低い位置に配置されてもよい。
(12)上述した実施形態において、液圧調整ユニット45と最下点P1−P3の位置関係を適宜に変更してもよい。例えば、液圧調整ユニット45の上端45cは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の裏面81bの最下点P3と同等またはそれよりも低い位置に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の下端45dは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の上面81aの最下点P1と同等またはそれよりも高い位置に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の下端45dは、幅方向Yと直交する断面において、着座部81の裏面81bの最下点P3と同等またはそれよりも低いに配置されてもよい。
(13)上述した実施形態では、低部85aは、第2部分85の一部であるが、これに限られない。例えば、低部85aは、第2部分85の全部であってもよい。上述した実施形態では、低部85aは、第2部分85の後端を含むが、これに限られない。例えば、低部85aは、第2部分85の後端を含まなくてもよい。
(14)上述した実施形態では、液圧調整ユニット45の一部(すなわち、上部分46a)が、車両側面視において、シートフレーム27の上縁27cの上方に配置されるが、これに限られない。例えば、液圧調整ユニット45の全部が、車両側面視において、シートフレーム27の上縁27cの上方に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45が、車両側面視において、シートフレーム27の上縁27cと交差しなくてもよい。例えば、液圧調整ユニット45が、車両側面視において、シートフレーム27と重ならなくてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の一部が、車両側面視においてシートフレーム27の下縁27dの下方に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45は、車両側面視においてシートフレーム27の下縁27dと交差してもよい。
(15)上述した実施形態では、上部分46aは、車両側面視において、右シートフレーム27Rの上縁27Rcおよび左シートフレーム27Lの上縁27Lcの上方に配置されるが、これに限られない。例えば、上部分46aは、車両側面視において、右シートフレーム27Rの上縁27Rcおよび左シートフレーム27Lの上縁27Lcのいずれかの上方に配置されてもよい。
(16)上述した実施形態では、下部分46bは、車両側面視において、右シートフレーム27Rの下縁27Rdおよび左シートフレーム27Lの下縁27Ldの上方に配置されるが、これに限られない。例えば、下部分46bは、車両側面視において、右シートフレーム27Rの下縁27Rdおよび左シートフレーム27Lの下縁27Ldの少なくともいずれかの下方に配置されてもよい。
(17)上述した実施形態において、液圧調整ユニット45とリアフェンダ19の位置関係を適宜に変更してもよい。右壁部92の上縁92aおよび左壁部93の上縁93aの少なくともいずれかは、前後方向Xと直交する断面において、液圧調整ユニット45の上端45cと同等またはそれよりも高い位置に配置されてもよい。右外壁部95の上縁95aおよび左外壁部97の上縁97aの少なくともいずれかは、前後方向Xと直交する断面において、液圧調整ユニット45の上端45cと同等またはそれよりも高い位置に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の全部が、空間Fに配置されてもよい。
(18)上述した実施形態では、液圧調整ユニット45は、車両側面視においてグラブバー16の前端16aよりも後方に配置されるが、これに限られない。液圧調整ユニット45の前端45aは、車両側面視においてグラブバー16の前端16aと同等またはそれよりも前方に配置されてもよい。
(19)上述した実施形態において、液圧調整ユニット45と後輪15の位置関係を適宜に変更してもよい。液圧調整ユニット45の前端45aは、後輪15の前端15aと同等またはそれよりも前方に配置されてもよい。例えば、液圧調整ユニット45の少なくとも一部は、車両平面視において後輪15と重ならなくてもよい。
(20)上述した実施形態において、液圧調整ユニット45とエアクリーナ18の位置関係を適宜に変更してもよい。例えば、液圧調整ユニット45の少なくとも一部は、車両平面視においてエアクリーナ18と重なってもよい。液圧調整ユニット45の前端45aは、車両平面視においてエアクリーナ18の後端18aよりも後方に配置されるが、これに限られない。液圧調整ユニット45の前端45aは、車両平面視においてエアクリーナ18の後端18aと同等またはそれよりも前方に配置されてもよい。液圧調整ユニット45の後端45bは、車両平面視においてエアクリーナ18の後端18aと同等またはそれよりも前方に配置されてもよい。液圧調整ユニット45の少なくとも一部は、エアクリーナ18と同等またはそれよりも低い位置に配置さてもよい。
(21)上述した実施形態では、液圧調整ユニット45と後輪15とエアクリーナ18はそれぞれ、車両平面視において車両中心線C上に配置されるが、これに限られない。液圧調整ユニット45と後輪15とエアクリーナ18の少なくともいずれかは、車両平面視において車両中心線C上に配置されなくてもよい。すなわち、液圧調整ユニット45と後輪15とエアクリーナ18の少なくともいずれかは、車両平面視において車両中心線Cと交差しなくてもよい。
(22)上述した実施形態において、シート10とシートフレーム27の位置関係を適宜に変更してもよい。例えば、右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aはそれぞれ、前後方向Xと直交する断面において、シートフレーム27の上縁27cよりも低い位置に配置されてもよい。例えば、右壁部88の下縁88aおよび左壁部89の下縁89aはそれぞれ、前後方向Xと直交する断面において、シートフレーム27の下縁27dよりも低い位置に配置されてもよい。
(23)上述した実施形態において、ジョイント55、56とクランプ57とマスターシリンダ42とジョイント75−77とクランプ78、79とガイド80とブレーキキャリパ44とブレーキディスク43の位置関係を適宜に変更してもよい。例えば、クランプ57は右領域ARに配置され、マスターシリンダ42は左領域ALに配置されてもよい。例えば、クランプ57とマスターシリンダ42がともに、右領域ARおよび左領域ALのいずれかに配置されてもよい。例えば、ジョイント77は左領域ALに配置され、クランプ78は右領域ARに配置されてもよい。例えば、ジョイント77とクランプ78はともに、右領域ARおよび左領域ALのいずれかに配置されてもよい。例えば、ジョイント77とクランプ78、79とガイド80とブレーキディスク43とブレーキキャリパ44の少なくともいずれかが右領域ARに配置され、その他が左領域ALに配置されてもよい。例えば、マスターシリンダ42は左領域ALに配置され、ブレーキキャリパ44は右領域ARに配置されてもよい。例えば、マスターシリンダ42とブレーキキャリパ44はともに、右領域ARおよび左領域ALのいずれかに配置されてもよい。例えば、クランプ57は左領域ALに配置され、マスターシリンダ42とジョイント77とクランプ78、79とガイド80とブレーキキャリパ44とブレーキディスク43はともに、右領域ARに配置されてもよい。例えば、クランプ57とマスターシリンダ42とジョイント77とクランプ78、79とガイド80とブレーキキャリパ44とブレーキディスク43の少なくともいずれかが右領域ARに配置され、その他が左領域ALに配置されてもよい。
(24)上述した実施形態では、ジョイント55、56とクランプ57を備えたが、これに限られない。例えば、ジョイント55、56とクランプ57の少なくともいずれかを省略してもよい。例えば、さらに、一次配管47を保持する部材を備えてもよい。上述した実施形態では、ジョイント75−77とクランプ78、79とガイド80を備えたが、これに限られない。例えば、ジョイント75−77とクランプ78、79とガイド80の少なくともいずれかを省略してもよい。例えば、さらに、二次配管49を保持する部材を備えてもよい。
(25)上述した実施形態では、一次配管47および二次配管49の配置について説明下が、適宜に変更してもよい。例えば、第1可撓部は、右領域ARおよび左領域ALのいずれかのみに配置されてもよい。例えば、二次配管49の第2可撓部は、右領域ARおよび左領域ALのいずれかのみに配置されてもよい。例えば、二次配管49の最下流部は、右領域ARおよび左領域ALの少なくともいずれかに配置されてもよい。例えば、二次配管49の第3可撓部は、右領域ARおよび左領域ALの少なくともいずれかに配置されてもよい。例えば、最下流部は、車両側面視において左フロントフォーク33Lと同等またはそれよりも前方に配置されてもよい。
(26)上述した実施形態では、一次配管47に含まれる配管(51−53)の数は3つであったが、これに限られない。例えば、一次配管47に含まれる配管の数は1つ、2つ、または、4つ以上であってもよい。上述した実施形態では、二次配管49に含まれる配管(71−74)の数は4つであったが、これに限られない。例えば、一次配管47に含まれる配管の数は1つ、2つ、3つ、または、5つ以上であってもよい。
(27)上述した実施形態では、配管51−53、71−74について説明したが、これに限られない。例えば、配管51、71はそれぞれ、可撓性を有しなくてもよい。例えば、配管51、71はそれぞれ、例えば、金属管であってもよい。例えば、配管51、71はそれぞれ、可撓性を有してもよい。例えば、配管52、72、73はそれぞれ、ゴム管であってもよい。
(28)上述した実施形態では、ブレーキディスク43の数は1つであり、ブレーキキャリパ44の数は1つであったが、これに限られない。例えば、ブレーキディスク43の数を2つにしてもよい。例えば、ブレーキキャリパ44の数を2つにしてもよい。例えば、ステアリング装置4が中立位置にあるとき、一方のブレーキディスク43と一方のブレーキキャリパ44を右領域ARに配置し、他方のブレーキディスク43と他方のブレーキキャリパ44を左領域ALに配置してもよい。
上述した実施形態では、ブレーキディスク65の数は1つであり、ブレーキキャリパ66の数は1つであったが、これに限られない。例えば、ブレーキディスク65の数を2つにしてもよい。例えば、ブレーキキャリパ66の数を2つにしてもよい。
(29)上述した実施形態では、液圧調整ユニット45はシートフレーム27に支持される。クランプ57は左メインフレーム22Lに支持される。ジョイント77は右メインフレーム22Rに支持される。ただし、これに限られない。例えば、液圧調整ユニット45は、車体フレーム3に含まれる要素20−24及び26−28の少なくともいずれかに支持されてもよい。同様に、クランプ57およびジョイント77はそれぞれ、車体フレーム3に含まれる要素20−24及び26−28の少なくともいずれかに支持されてもよい。ここで、液圧調整ユニット45は、リアフレーム26に含まれる要素の少なくともいずれかに支持されることが好ましい。
(30)上述した実施形態では、マスターシリンダ42は、ハンドル37に支持される。クランプ78は、アンダーブラケット32に支持される。クランプ79とガイド80とブレーキキャリパ44は、左下筒35Lに支持される。但し、これに限られない。例えば、マスターシリンダ42とクランプ78、79とガイド80とブレーキキャリパ44はそれぞれ、ステアリング装置4に含まれる要素の少なくともいずれかに支持されてもよい。ここで、マスターシリンダ42とクランプ78はそれぞれ、上部装置4aに含まれる要素の少なくともいずれかに支持されることが好ましい。クランプ79とガイド80とブレーキキャリパ44は、下部装置4bに含まれる要素の少なくともいずれかに支持されることが好ましい。
(31)上述した実施形態では、鞍乗型車両1としてデュアルパーパス車両を例示したが、これに限られない。例えば、鞍乗型車両1を、オフロード型、ストリート型、スポーツ型、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)など、他の種類の車両に変更してもよい。例えば、鞍乗型車両1を、スクータ型以外の車両に変更してもよい。
(32)上述した実施形態では、前輪6の数は1つであったが、これに限られない。前輪6の数を2つに変更してもよい。上述した実施形態では、後輪15の数は1つであったが、これに限られない。後輪15の数を2つに変更してもよい。
(33)上述した実施形態では、動力源としてエンジン(内燃機関)8を例示したが、これに限られない。例えば、鞍乗型車両1は、動力源として電動モータを備えてもよい。
(34)上述した実施形態および上記(1)から(33)で説明した各変形実施形態については、さらに各構成を他の変形実施形態の構成に置換または組み合わせるなどして適宜に変更してもよい。
1 :鞍乗型車両
3 :車体フレーム
4 :ステアリング装置
6 :前輪
10 :シート
12 :ピボット軸
13 :スイングアーム
14 :後車軸
15 :後輪
15a :後輪の前端
16 :グラブバー
16a :グラブバーの前端
17 :タンデムステップ
18 :エアクリーナ
18a :エアクリーナ18の後端
27 :シートフレーム
27a :シートフレームの前端
27b :シートフレームの後端
27c :シートフレームの上縁
27d :シートフレームの下縁
27R :右シートフレーム
27Ra :右シートフレームの前端
27Rb :右シートフレームの後端
27Rc :右シートフレームの上縁
27Rd :右シートフレームの下縁
27L :左シートフレーム
27La :左シートフレームの前端
27Lb :左シートフレームの後端
27Lc :左シートフレームの上縁
27Ld :左シートフレームの下縁
28 :バックステー
28a :バックステーの上縁
28R :右バックステー
28L :左バックステー
28La :左バックステーの上縁
42 :マスターシリンダ
44 :ブレーキキャリパ(前制動機構)
45 :液圧調整ユニット
45a :液圧調整ユニットの前端
45b :液圧調整ユニットの後端
45c :液圧調整ユニットの上端
45d :液圧調整ユニットの下端
46a :液圧調整ユニットの上部分
46b :液圧調整ユニットの下部分
47 :一次配管
49 :二次配管
62 :マスターシリンダ
63 :一次配管
66 :ブレーキキャリパ(後制動機構)
67 :二次配管
81 :着座部
81a:着座部の上面
81b:着座部の裏面
81c:幅方向と直交する断面における着座部の前端
81d:幅方向と直交する断面における着座部の後端
82 :前着座部
82a:前着座部の上面
82b:前着座部の裏面
82c:幅方向と直交する断面における前着座部の前端
82d:幅方向と直交する断面における前着座部の後端
83 :後着座部
83a:後着座部の上面
83b:後着座部の裏面
83c:幅方向と直交する断面における後着座部の前端
83d:幅方向と直交する断面における後着座部の後端
84 :着座部の裏面の第1部分
85 :着座部の裏面の第2部分
85a:着座部の裏面の第2部分の低部
86 :着座部の右縁部
87 :着座部の左縁部
88 :右壁部
88a:右壁部の下縁
89 :左壁部
89a:左壁部の下縁
AR :右領域
AL :左領域
C :車両中心線
E :裏面の下方の空間
Ea :第1部分の下方の空間
Eb :第2部分の下方の空間
K :境界
M :揺動中心
N :回転中心
P1 :幅方向と直交する断面における着座部の上面の最低点
P2 :幅方向と直交する断面における後着座部の上面の最低点
P3 :幅方向と直交する断面における着座部の裏面の最低点
P4 :幅方向と直交する断面における後着座部の前端および後着座部の後端の間の中点
X :鞍乗型車両の前後方向
Y :鞍乗型車両の幅方向
Z :鞍乗型車両の上下方向

Claims (15)

  1. 鞍乗型車両であって、
    車体フレームと、
    前記車体フレームに支持されるステアリング装置と、
    前記ステアリング装置に支持される前輪と、
    前記前輪を制動する前制動機構と、
    前記車体フレームに支持され、前記車体フレームに対して揺動中心回りに揺動可能なスイングアームと、
    前記スイングアームに支持され、前記スイングアームに対して回転中心回りに回転可能な後輪と、
    前記後輪を制動する後制動機構と、
    前記前制動機構および前記後制動機構の少なくともいずれかに連通接続される液圧調整ユニット(HYDRAULIC UNIT)と、
    前記車体フレームに支持されるシートと、
    を備え、
    前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記揺動中心よりも後方に配置され、
    前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記回転中心よりも前方に配置され、
    前記車体フレームは、前記シートを支持するシートフレームを備え、
    前記液圧調整ユニットの少なくとも一部は、車両側面視において前記シートフレームの上縁の上方に配置される鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記液圧調整ユニットは、車両平面視において前記後輪の前端よりも後方に配置される鞍乗型車両。
  3. 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記鞍乗型車両は、同乗者の足を置くためのタンデムステップを備え、
    前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記タンデムステップよりも後方に配置される鞍乗型車両。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記鞍乗型車両は、同乗者が把持するためのグラブバーを備え、
    前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記グラブバーの前端よりも後方に配置される鞍乗型車両。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記液圧調整ユニットは、車両平面視において前記シートと重なる鞍乗型車両。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記シートは着座部を備え、
    前記液圧調整ユニットは、前記着座部の裏面の下方に配置される鞍乗型車両。
  7. 請求項6に記載の鞍乗型車両において、
    前記着座部は、
    ライダーの臀部と接触する前着座部と、
    車両側面視において前記前着座部よりも後方に配置され、同乗者の臀部と接触する後着座部と、
    を備え、
    前記液圧調整ユニットの後端は、車両平面視において前記前着座部と前記後着座部の間の境界よりも後方に配置される鞍乗型車両。
  8. 請求項7に記載の鞍乗型車両において、
    前記液圧調整ユニットの前端は、車両平面視において前記前着座部と前記後着座部との境界よりも後方に配置される鞍乗型車両。
  9. 請求項6から8のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記液圧調整ユニットの上端は、前記鞍乗型車両の幅方向と直交する断面において、前記着座部の裏面の最下点よりも高い位置に配置される鞍乗型車両。
  10. 請求項6から9のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記シートは、
    前記着座部の右縁部から下方に延びる右壁部と、
    前記着座部の左縁部から下方に延びる左壁部と、
    を備え、
    前記液圧調整ユニットは前記右壁部よりも左方に配置され、
    前記液圧調整ユニットは前記左壁部よりも右方に配置され、
    前記液圧調整ユニットの上端は、車両側面視において前記右壁部の下縁および前記左壁部の下縁の少なくともいずれかの上方に配置される鞍乗型車両。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記液圧調整ユニットは、車両側面視において前記シートフレームの下縁の上方に配置される鞍乗型車両。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記液圧調整ユニットの一部は、車両側面視において前記シートフレームと重なる鞍乗型車両。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記シートフレームは、
    右シートフレームと、
    前記右シートフレームよりも左方に配置される左シートフレームと、
    を備え、
    前記液圧調整ユニットは、車両平面視において前記右シートフレームよりも左方に配置され、
    前記液圧調整ユニットは、車両平面視において前記左シートフレームよりも右方に配置される鞍乗型車両。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記鞍乗型車両はエアクリーナを備え、
    前記液圧調整ユニットの後端は、車両平面視において前記エアクリーナの後端よりも後方に配置される鞍乗型車両。
  15. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記車体フレームは、車両側面視において前記シートフレームの下方に配置されるバックステーを備え、
    前記スイングアームが前記車体フレームに対して揺動することによって、前記後輪の一部は、車両側面視において前記バックステーの上縁の上方に移動可能である鞍乗型車両。
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