JP2015077090A - シリーズハイブリッドコンバイン - Google Patents

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仲島 鉄弥
Tetsuya Nakajima
鉄弥 仲島
法田 誠二
Seiji Norita
誠二 法田
山中 之史
Yukifumi Yamanaka
山中  之史
押谷 誠
Makoto Oshitani
誠 押谷
麻美 藤井
Asami Fujii
麻美 藤井
友希 藏前
Yuki KURAMAE
友希 藏前
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Abstract

【課題】エンジンと発電機とがコンパクトに配置されたシリーズハイブリッドコンバインが要望されている。【解決手段】エンジンE、発電機G及び冷却ファン23は、エンジンルーム内で左右方向に並べて配置され、エンジンEの出力軸と発電機Gのロータとが直結され、かつ、フライホイールハウジング78と発電機Gのハウジングとが連結されている。【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンと、エンジンの出力によって駆動する発電機と、発電機からの電力によって駆動するモータと、モータからの回転動力によって機体を走行させる走行装置と、を備えたシリーズハイブリッドコンバインに関する。
上記のようなシリーズハイブリッドコンバインとして、例えば、特許文献1に記載のコンバインが既に知られている。特許文献1に記載のコンバインは、エンジンと、エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、ラジエータ用の冷却ファンと、エンジンの出力によって駆動する発電機と、発電機からの電力によって駆動するモータ(走行刈取用の電動モータ)と、モータからの回転動力によって機体を走行させる走行装置と、運転者が着座する運転座席を有する運転部(搭乗運転部)と、を備えている。また、運転部における運転座席の下方に、エンジンルームが形成され、エンジンルームに、エンジン、発電機及び冷却ファンが収容されている。エンジン、発電機及び冷却ファンは、エンジンルーム内で左右方向に並べて配置されている。
特開2013−70642号公報
しかしながら、上記構成では、エンジンの出力軸と発電機の入力部とが、自在継手を介して連動連結されているため、エンジンと発電機との連結構造体が左右方向に大型化する。そもそもエンジンルームは、多数の機器が存在する狭い空間であり、当該連結構造体が左右方向に大型化すると、エンジン及び発電機、さらには冷却ファンを配置するためのスペースの確保が問題になる。
上記状況に鑑み、エンジンと発電機とがコンパクトに配置されたシリーズハイブリッドコンバインが要望されている。
本発明の特徴は、
エンジンと、
前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、
前記ラジエータ用の冷却ファンと、
前記エンジンの出力によって駆動する発電機と、
前記発電機からの電力によって駆動するモータと、
前記モータからの回転動力によって機体を走行させる走行装置と、
運転者が着座する運転座席を有する運転部と、を備え、
前記運転部における前記運転座席の下方に、前記エンジン、前記発電機及び前記冷却ファンを収容するエンジンルームが形成され、
前記エンジン、前記発電機及び前記冷却ファンは、前記エンジンルーム内で左右方向に並べて配置され、
前記エンジンの出力軸と前記発電機の入力部とが直結され、かつ、前記エンジンのハウジングと前記発電機のハウジングとが連結されていることにある。
本特徴構成によれば、エンジンルーム内において、エンジン、発電機及び冷却ファンが左右方向に並べられた状態で、エンジン及び発電機のハウジング同士を連結し、かつ、出力軸と入力部とを直接的に連動連結することにより、エンジンと発電機とが左右方向にコンパクトに配置される。したがって、狭いエンジンルーム内であっても、エンジン、発電機及び冷却ファンを配置し易く、左右方向でコンパクトなコンバインとすることができる。
さらに、前記エンジンの出力軸に取り付けられたフライホイールと前記発電機の入力部とを直結する連結部が備えられ、
前記フライホイールのハウジングと前記発電機のハウジングとが連結されていると好適である。
本特徴構成によれば、安定的に回転するフライホイールと発電機の入力部と連結することにより、入力部への動力伝達が確実に行われると共に、フライホイールの側面を利用することにより、自在継手等を必要とすることなく、入力部との連動連結構造を構成することができる。また、剛性の高いフライホイールのハウジングを利用することにより、発電機のハウジングとの連結構造を強固に構成することができる。
さらに、前記冷却ファンは、前記エンジンの機体横外側に配置され、
前記発電機は、前記エンジンの機体横内側に配置されていると好適である。
本特徴構成によると、エンジンの機体横外側であれば、冷却ファンによって機体横外方の冷気を機体横内方に引き込むのに都合が良く、かつ、冷却ファンの冷却風が機体横内方に流れることにより、冷却ファンの機体横内側に位置するエンジンさらには発電機が効率良く冷却される。
さらに、前記エンジン及び前記発電機のうち前記エンジンのみが、防振部材を介して機体フレームに載置され、
前記エンジンが前記防振部材を介して前記機体フレームに支持されることにより、前記発電機が前記機体フレームに支持されるように構成されていると好適である。
仮に、発電機が専用の防振部材を介して機体フレームに載置されていれば、発電機とエンジンとが互いに独立的に振動し易い。そうすると、エンジンと発電機との間で相対変位が生じた場合、発電機の内部の部材(例えば、ロータやステータ等)が干渉し、発電に支障をきたしたり、エンジンと発電機との連結部にこじれが生じたりする恐れがある。本特徴構成によれば、発電機がエンジンに対して独立的に振動し難いので、このような事態が生じ難い。なお、ここでいうエンジンには、フライホイールのハウジングも含まれている。
さらに、前記発電機用の発電機インバータを備え、
前記発電機インバータは、前記発電機に対して前記エンジンとは反対側に配置されていると好適である。
本特徴構成によれば、発電機インバータが発電機の近傍に位置するため、発電機インバータと発電機とを接続するハーネスを短くすることができる。
さらに、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置を備え、
前記発電機インバータは、前記脱穀装置の下部前方に配置されていると好適である。
通常、脱穀装置の下部前方であれば、運転部(エンジンルーム)の横方に位置するため、発電機インバータを発電機の近傍に位置させ易くなる。
さらに、植立穀稈を刈り取る刈取部を備え、
前記刈取部は、動力が入力される左右向きの刈取入力軸と、前記刈取入力軸から前下方に延び前記刈取入力軸の横軸心周りに上下揺動する刈取駆動軸と、を備え、
前記発電機インバータは、下降状態の前記刈取駆動軸よりも後方に配置されていると好適である。
本特徴構成によれば、上下揺動する刈取駆動軸との干渉を防ぎつつ、刈取駆動軸の後方の空間を有効利用して、発電機インバータをコンパクトに配置することができる。
さらに、前記刈取部は、前記刈取入力軸を収容する刈取入力軸ケースを備え、
前記刈取入力軸ケースは、左右一対の支持フレームを介して機体フレームに支持され、
前記発電機インバータは、前記左右一対の支持フレームの間に配置されていると好適である。
本特徴構成によれば、刈取入力軸ケースと左右一対の支持フレームとで囲まれた空間を有効利用して、発電機インバータをコンパクトに配置することができると共に、刈取入力軸ケース及び支持フレームが、発電機インバータを防護する部材としての機能も果たす。
コンバインを示す右側面図である。 (a)コンバインを示す平面図である。(b)操向レバーの直近の右側に配置された停止スイッチを示す背面図である。 脱穀装置を示す左側面断面図である。 コンバインの動力伝達経路を模式的に示す図である。 モータからの回転動力を走行装置と刈取部とに伝達する動力伝達経路を模式的に示す図である。 機体フレーム上の構造を示す平面図である。 エンジン及び発電機並びに第二伝達部のうちカウンタ軸周辺の動力伝達機構を示す平面図である。 エンジン及び発電機並びに第二伝達部のうちカウンタ軸周辺の動力伝達機構を示す背面図である。 第二伝達部のうちカウンタ軸周辺の動力伝達機構を示す斜視図である。 フライホイールと発電機のロータとを直結する連結部を示す正面断面図である。 エンジンの前部を支持する左右一対の前防振マウントを示す斜視図である。 右側の前防振マウントを示す側面断面図である。 エンジンの後部を支持する左右一対の後防振マウントを示す斜視図である。 (a)ラジエータ及びデッキフレーム並びにこれらの周辺構造を示す斜視図である。(b)冷却水タンクの支持構造を示す分解斜視図である。 機体フレーム前部の周辺構造を示す正面図である。 機体フレーム前部の周辺構造を示す左側面図である。 発電機及び発電機インバータの冷却水回路を示す図である。 (a)機体フレーム前部の周辺構造を示す右側面図である。(b)モータ及び変速装置並びにモータインバータを示す平面図である。 デッキフレーム並びにモータ及びモータインバータの支持構造を示す分解斜視図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、本発明に係るシリーズハイブリッドコンバインを適用したコンバイン(自脱型コンバイン)を示している。このコンバインは、左クローラ走行体1Aと右クローラ走行体1Bとを有するクローラ式の走行装置1と、走行装置1によって支持される機体フレーム2と、を備えている。機体フレーム2の前部には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が備えられている。機体フレーム2の後部には、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置4と穀粒を貯留するグレンタンク5とが、左右方向に並べて配置されている。機体フレーム2の前部であってグレンタンク5の前方には、運転者が着座する運転座席6Aを有する運転部6が備えられている。
脱穀装置4の左側部には、刈取穀稈を脱穀装置4に搬送するフィードチェーン7が備えられている。脱穀装置4の後方には、排藁を切断する排藁カッタ8が備えられている。
グレンタンク5は、機体フレーム2の上方に位置する作業姿勢と、機体フレーム2の右方に位置して運転部6の後部及び脱穀装置4の右側部を開放するメンテナンス姿勢とに亘って、上下向きの縦軸心Y1周りで姿勢変更可能に構成されている。グレンタンク5内の底部には、底スクリュ9Aが設けられ、さらに、グレンタンク5の後部には、底スクリュ9Aに連動連結されて、グレンタンク5内の穀粒を排出するアンローダ9Bが備えられている。底スクリュ9A及びアンローダ9Bを総称して穀粒排出装置9とする。
このような構成により、刈取部3によって刈り取られた刈取穀稈は、フィードチェーン7によって脱穀装置4に搬送されて、脱穀装置4によって脱穀される。そして、脱穀装置4によって脱穀された穀粒は、グレンタンク5に貯留される。なお、排藁をそのまま圃場に排出することもできるが、排藁を排藁カッタ8によって切断して圃場に排出することもできる。
〔刈取部〕
刈取部3は、下降した刈取作業位置と上昇した非刈取作業位置とに亘って、油圧シリンダ10によって左右向きの横軸心X1周りで昇降可能に構成されている。刈取部3は、植立穀稈を分草する分草具11と、植立穀稈を引き起こす引起装置12と、引き起こされた植立穀稈を切断する切断装置13と、刈取穀稈をフィードチェーン7に搬送する搬送装置14と、を有している。
また、刈取部3には、動力が入力される左右向きの刈取入力軸15が備えられている。刈取入力軸15は、刈取入力軸ケース16に収容されている。刈取入力軸15からは、刈取入力軸15からの動力が伝達される刈取駆動軸17が前下方に延びている。刈取駆動軸17は、刈取駆動軸ケース18に収容され、刈取入力軸15の横軸心X1周りに上下揺動するように構成されている。
刈取入力軸ケース16は、左右一対の支持フレーム19L・19Rを介して機体フレーム2の前端部のうち左側に支持されている。刈取入力軸ケース16は、左側の支持フレーム19Lに上下向きの縦軸心Y2周りで揺動可能に支持されている。つまり、刈取部3は、機体フレーム2の前方に位置する通常作業姿勢と、機体フレーム2の左方に位置して運転部6の左側部及び脱穀装置4の前部を開放するメンテナンス姿勢とに亘って、上下向きの縦軸心Y2周りで姿勢変更可能に構成されている。
〔運転部〕
運転部6における運転座席6Aの下方には、エンジンルーム20が形成されている。エンジンルーム20には、エンジンE、エンジンEの出力によって駆動する発電機G、発電機Gからの電力によって駆動するモータM、モータM用のモータインバータ21、エンジンEの冷却水を冷却するラジエータ22、ラジエータ22用の冷却ファン23等が収容されている。エンジンE、発電機G及び冷却ファン23は、エンジンルーム20内で左右方向に並べて配置されている。具体的には、冷却ファン23は、エンジンEの右側に配置され、発電機Gは、エンジンEの左側に配置されている。なお、冷却ファン23は、所定時間毎に逆回転する機構を備えるものであってもよいし、当該機構を備えないものであってもよい。
また、エンジンE及び発電機Gの前方であってモータMの左方には、モータMからの回転動力を変速して走行装置1に伝達する変速装置24が備えられている。また、運転部6には、変速装置24の変速操作及び刈取部3の昇降操作を行うための操向レバー25、エンジンEを停止するための停止スイッチ26が備えられている。
停止スイッチ26は、操向レバー25の直近の右側に配置されている。停止スイッチ26は、ボックス26Aに設けられ、ステー26Bを介して運転部6の前部に支持されている。停止スイッチ26を押すことにより、エンジンEを停止させ、結果的に、モータMを停止させることができる。なお、停止スイッチ26の位置は、操向レバー25の近傍であれば、操向レバー25の直近の右側に限定するものではない。
〔脱穀部〕
図3に示すように、脱穀装置4の上部には、扱室27が形成されている。扱室27には、脱穀処理用の扱胴28が設けられている。扱胴28の下方には、脱穀処理で得られた処理物(脱穀処理物)を漏下させる受網29が設けられている。また、扱室27の後方には、塵埃を外部に排出する排塵ファン30、排藁を排藁カッタ8に搬送する排藁チェーン31が設けられている。
また、脱穀装置4の下部には、揺動選別用の揺動選別装置32、風選別用の唐箕33が設けられている。唐箕33の後方には、前方から順に、一番回収部34及び二番回収部35が設けられている。
一番回収部34には、一番物の穀粒を右方向に搬送する一番横スクリュ36が設けられている。一番横スクリュ36には、一番物の穀粒をグレンタンク5に揚穀搬送する一番縦スクリュ37が連動連結されている。
二番回収部35には、二番物の穀粒を右方向に搬送する二番横スクリュ38が設けられている。二番横スクリュ38には、二番物の穀粒を揺動選別装置32に還元搬送する二番縦スクリュ39が連動連結されている。
このような構成により、刈取穀稈が扱胴28によって脱穀処理され、脱穀処理物が受網29から漏下する。そして、受網29から漏下した脱穀処理物に対して、揺動選別装置32による揺動選別、唐箕33による風選別が施される。これにより、比重が大きい単粒化穀粒は、前方の一番回収部34に一番物として回収され、一番横スクリュ36及び一番縦スクリュ37によってグレンタンク5に揚穀搬送される。一方、比重が小さい枝梗付き穀粒は、後方の二番回収部35に二番物として回収され、二番横スクリュ38及び二番縦スクリュ39によって揺動選別装置32に還元される。
〔動力伝達経路〕
図4に示すように、当該コンバインには、エンジンEの出力を発電機Gに伝達する第一伝達部40と、エンジンEの出力を脱穀装置4等に伝達する第二伝達部41と、が備えられている。当該コンバインでは、エンジンEの出力が第一伝達部40によって発電機Gに伝達され、発電機Gからの電力によってモータMが駆動する。そして、モータMからの回転動力が変速装置24を介して走行装置1や刈取部3に伝達される。また、エンジンEの出力が第二伝達部41によって脱穀装置4や穀粒排出装置9に伝達され、脱穀装置4や穀粒排出装置9が第二伝達部41によって伝達された動力によって駆動される。第二伝達部41としては、ベルト機構46、カウンタ軸47、ベルト機構49、唐箕軸33a、ベルト機構52、伝達軸53等が相当する。
エンジンEは、左右向きの出力軸Eaを有している。出力軸Eaのうち第一出力部Ebは、左方に突出している。第一出力部Ebには、フライホイール79が取り付けられている。また、出力軸Eaのうち第二出力部Ecは、右方に突出している。第二出力部Ecには、第二伝達部41のうちのベルト機構46が連係されている。
〔モータへの電力供給〕
発電機GとモータMとの間の電力供給経路には、発電機G用の発電機インバータ42と、モータM用のモータインバータ21と、が備えられている。発電機Gと発電機インバータ42とが、ハーネス43によって接続されている。また、発電機インバータ42とモータインバータ21とが、ハーネス44によって接続されている。さらに、モータインバータ21とモータMとが、ハーネス45によって接続されている。これにより、発電機Gからの交流電力が発電機インバータ42によって直流電力に変換され、発電機インバータ42からの直流電力がモータインバータ21によって交流電力に変換され、当該交流電力がモータMに供給される。
〔脱穀装置への動力伝達〕
エンジンEの出力軸Eaからの動力がベルト機構46によってカウンタ軸47に伝達される。出力軸Eaからの動力をカウンタ軸47に伝達する動力伝達経路には、動力を伝達又は遮断するベルトテンション式の作業クラッチ48が備えられている。作業クラッチ48によってカウンタ軸47への動力が伝達又は遮断され、これにより、脱穀装置4及び穀粒排出装置9への動力が伝達又は遮断される。
脱穀装置4側へは、カウンタ軸47からの動力がベルト機構49によって唐箕軸33aに伝達される。カウンタ軸47からの動力を唐箕軸33aに伝達する動力伝達経路には、動力を伝達又は遮断するベルトテンション式の脱穀クラッチ51が備えられている。脱穀クラッチ51によって唐箕軸33aへの動力が伝達又は遮断され、これにより、脱穀装置4への動力が伝達又は遮断される。
また、唐箕軸33aからの動力がベルト機構52によって伝達軸53に伝達される。伝達軸53からの動力がべベルギヤ機構54によって伝達軸55に伝達される。伝達軸55からの動力がベルト機構56によって扱胴軸28aに伝達されると共に、排藁チェーン31に伝達される。さらに、唐箕軸33aからの動力がベルト機構57を介して、一番横スクリュ36、一番縦スクリュ37、二番横スクリュ38、二番縦スクリュ39、揺動選別装置32、排塵ファン30、フィードチェーン7、排藁カッタ8等に伝達される。
〔穀粒排出装置への動力伝達〕
穀粒排出装置9側へは、カウンタ軸47からの動力がベルト機構58によって伝達軸59に伝達される。カウンタ軸47からの動力を伝達軸59に伝達する動力伝達経路には、動力を伝達又は遮断する排出クラッチ60が備えられている。排出クラッチ60によって伝達軸59への動力が伝達又は遮断され、これにより、穀粒排出装置9への動力が伝達又は遮断される。
また、伝達軸59からの動力がべベルギヤ機構61によって伝達軸62に伝達される。伝達軸62からの動力がベルト機構63によって底スクリュ9Aに伝達される。底スクリュ9Aからの動力がアンローダ9Bに伝達される。ベルト機構63に、テンションローラ64が設けられており、テンションローラ64を緊張解除状態とすることで、ベルト機構63を緩め、ベルト機構63と底スクリュ9Aとの連係を解除し、グレンタンク5を縦軸心Y1周りにオープンすることができる。
ここで、カウンタ軸47には、上述のベルト機構58が連係されているところ、分岐部47A(カウンタ軸47のうちベルト機構58が連係されている箇所)において、脱穀装置4の側と穀粒排出装置9の側とに動力が分岐する。つまり、作業クラッチ48は、分岐部47Aよりも動力伝達方向上手側に備えられ、脱穀クラッチ51及び排出クラッチ60は、分岐部47Aよりも動力伝達方向下手側に備えられている。
〔変速装置〕
図5に示すように、変速装置24のミッションケース24A内には、ギア式の減速機構67、油圧操作式かつギア咬み合い式の副変速機構68、左クローラ走行体1Aと右クローラ走行体1Bとの速度差による旋回走行のための旋回用伝動機構69等が備えられている。さらに、変速装置24からの動力を刈取部3に伝達する動力伝達経路には、前進走行のための動力のみを刈取部3へ伝達するワンウェイクラッチ70と、動力を伝達又は遮断するベルトテンション式の刈取クラッチ71と、が備えられている。刈取クラッチ71によって刈取入力軸15への動力が伝達又は遮断され、これにより、刈取部3への動力が伝達又は遮断される。また、変速装置24のミッションケース24Aを、作動油を貯留する作動油タンクとして利用している。
旋回用伝動機構69に、クラッチ69A、クラッチ69B、クラッチ69C等が備えられており、これらのクラッチの入切の組み合わせによって、緩旋回状態とブレーキ旋回状態とを選択可能に構成されている。
また、モータMの駆動停止状態で制動作用するネガティブブレーキ72が、変速装置24の入力軸24aにおけるモータMの接続箇所とは反対側の端部に設けられている。ネガティブブレーキ72は、図示しないバネにより制動状態に付勢され、かつ、電気式あるいは油圧式アクチュエータによって前記バネの付勢力に抗して制動状態を解除する。ネガティブブレーキ72は、モータMが作動停止状態(走行用トルクが発生していない状態)であると制動状態に、モータMが作動状態になると制動解除状態に制御される。
また、旋回用伝動機構69は、運転部6に備えられた操向レバー25と連動連係されている。操向レバー25は、左右方向及び前後方向に揺動自在に構成されている。操向レバー25の左右方向への揺動操作により、操向レバー25の中立位置から左右方向への傾斜角に応じて、直進状態から右方向又は左方向への旋回状態が作り出される。操向レバー25の前後方向への揺動操作により、刈取部3の上昇及び下降が実現される。
図6から図9に示すように、カウンタ軸47は、エンジンEの後方に配置され、機体横方向においてエンジンEの右方側から左方側に亘っている。カウンタ軸47は、左右一対の支持フレーム73L・73Rを介して機体フレーム2に支持されている。カウンタ軸47の右端部には、作業クラッチ48のうちテンションローラ48Aを支持するテンションアーム48Bの基端部が、ベアリングを介して相対回転自在に支持されている。カウンタ軸47の左端部には、脱穀クラッチ51のうちテンションローラ51Aを支持するテンションアーム51Bの基端部が、ベアリングを介して相対回転自在に支持されている。
また、伝達軸59、べベルギヤ機構61及び伝達軸62が、伝達ケース74に収容されている。伝達ケース74は、支持台75に載置固定されている。支持台75は、機体フレーム2に連結されている。支持台75には、後述する冷却水ポンプ108も載置固定されている。また、伝達ケース74の左端部には、排出クラッチ60のうちテンションローラ60Aを支持するテンションアーム60Bの基端部が相対回転自在に支持されている。
また、脱穀クラッチ51のうちテンションアーム51Bを緊張側に付勢するテンションスプリング51C及び排出クラッチ60のうちテンションアーム60Bを緊張側に付勢するテンションスプリング60Cが、夫々テンションロッド51D及びテンションロッド60Dを介して、同一のステー122に支持されている。ステー122は、機体フレーム2に立設された支柱123に水平片持ち状に連結されている。
〔エンジン〕
図10から図13に示すように、エンジンEは、シリンダブロック77を有している。シリンダブロック77の左側部には、フライホイールハウジング78(本発明に係る「エンジンのハウジング」、「フライホイールのハウジング」に相当)が連結されている。フライホイールハウジング78には、フライホイール79が収容されている。また、エンジンEの前部は、左右一対の前防振マウント(本発明に係る「防振部材」に相当)81L・81Rによって支持され、エンジンEの後部は、左右一対の後防振マウント(本発明に係る「防振部材」に相当)82L・82Rによって支持されている。
〔防振マウント〕
左右一対の前防振マウント81L・81Rのうち機体横外側の前防振マウント81Rは、エンジンEの前部のうち右側を支持している。前防振マウント81Rは、圧縮方向及び引張方向の荷重を許容するように構成されている。具体的には、前防振マウント81Rは、左右向きの軸心を有する略円筒形状の防振ゴム83と、防振ゴム83を支持するステー84と、を有している。
ステー84には、防振ゴム83が嵌め込まれる略円筒形状の嵌込部84aと、シリンダブロック77の前部右側に固定される固定部84bと、が形成されている。ステー84のうち嵌込部84aは、ステー84のうち固定部84bに対して機体横外側(右側)に位置している。防振ゴム83がステー84のうち嵌込部84aに嵌め込まれた状態で、防振ゴム83内にピン83aが挿通されることにより、ピン83aを介して機体フレーム2の支持部2aに支持されている。
左右一対の前防振マウント81L・81Rのうち機体横内側の前防振マウント81Lは、エンジンEの前部のうち左側を支持している。前防振マウント81Lは、圧縮方向の荷重を許容するように構成されている。具体的には、前防振マウント81Lは、略円盤形状の防振ゴム86と、防振ゴム86を支持するステー87と、を有している。
ステー87には、防振ゴム86を支持する支持部87aと、フライホイールハウジング78の前部に固定される固定部87bと、が形成されている。ステー87のうち支持部87aは、左右方向においてフライホイールハウジング78の側から発電機Gの側の位置まで延びている。防振ゴム86がピン86aを介してステー87のうち支持部87aと機体フレーム2の支持部2bとで挟み込み支持されている。
左右一対の後防振マウント82L・82Rのうち機体横外側の後防振マウント82Rは、エンジンEの後部のうち右側を支持している。後防振マウント82Rは、圧縮方向の荷重を許容するように構成されている。具体的には、後防振マウント82Rは、略円盤形状の防振ゴム88と、防振ゴム88を支持するステー89と、を有している。
ステー89には、防振ゴム88を支持する支持部89aと、シリンダブロック77の後部右側に固定される固定部89bと、が形成されている。防振ゴム88がピン88aを介してステー89のうち支持部89aと機体フレーム2の支持部2cとで挟み込み支持されている。
左右一対の後防振マウント82L・82Rのうち機体横内側の後防振マウント82Lは、エンジンEの後部のうち左側を支持している。後防振マウント82Lは、圧縮方向の荷重を許容するように構成されている。具体的には、後防振マウント82Lは、略円盤形状の防振ゴム90と、防振ゴム90を支持するステー91と、を有している。
ステー91には、防振ゴム90を支持する支持部91aと、シリンダブロック77の後部左側に固定される固定部91bと、が形成されている。防振ゴム90がピン90aを介してステー91のうち支持部91aと機体フレーム2の支持部2dとで挟み込み支持されている。
ここで、図7に示すように、前防振マウント81Rの防振ゴム83の軸心方向の中心と前防振マウント81Lの防振ゴム86の軸心との左右間隔L1は、後防振マウント82Rの防振ゴム88の軸心と後防振マウント82Lの防振ゴム90の軸心との左右間隔L2よりも広い。つまり、平面視において、前防振マウント81L・81R及び後防振マウント82L・82Rは、前辺が後辺よりも長い略台形状に配置されている。
また、上述のように、前防振マウント81L・81R及び後防振マウント82L・82Rは、エンジンEに固定されているが、発電機Gに固定されていない。つまり、エンジンE及び発電機GのうちエンジンEのみが、前防振マウント81L・81R及び後防振マウント82L・82Rを介して機体フレーム2に載置され、エンジンEが前防振マウント81L・81R及び後防振マウント82L・82Rを介して機体フレーム2に支持されることにより、発電機Gが機体フレーム2に支持されている。なお、ここでいうエンジンEには、フライホイールハウジング78も含まれているものとする。
〔ラジエータ〕
図14に示すように、ラジエータ22は、ラジエータ支持枠92に支持されている。ラジエータ支持枠92の基部は、機体フレーム2に連結されている。ラジエータ22の右側部には、発電機G及び発電機インバータ42の冷却水を冷却する冷却水クーラ93が取り付けられている。つまり、発電機G及び発電機インバータ42については、水冷による冷却方式を採用している。また、ラジエータ支持枠92の前部には、エンジンE用の冷却水タンク94、発電機G及び発電機インバータ42用の冷却水タンク95が、ステー85を介して夫々支持されている。
〔発電機〕
図10に示すように、発電機Gは、回転子であるロータ96と、ロータ96の外周部を覆う固定子であるステータ97と、ロータ96及びステータ97を収容するハウジング98(本発明に係る「発電機のハウジング」に相当)と、を有している。
ロータ96は、ロータ96を左右方向に貫通するボルト99によって、フライホイール79の左側部に対して左方から固定されている。つまり、上述のように、エンジンEの出力が第一伝達部40によって発電機Gに伝達されるところ、第一伝達部40として、エンジンEの出力軸Eaのうち第一出力部Ebに取り付けられたフライホイール79とロータ96とをボルト99によって直結して構成される連結部100が備えられている。
ハウジング98は、ステータ97の外周部を覆うハウジング本体98Aと、ハウジング本体98Aの左開口部を覆うフタ98Bと、を有している。ハウジング本体98Aは、フライホイールハウジング78の左開口部にボルト101によって連結されている。フタ98Bは、ハウジング本体98Aの左開口部にボルト102によって固定されている。また、ハウジング本体98Aの上部には、冷却水ホース103・104を取り付けるための取付部98a(図7及び図8参照)が設けられている。
〔発電機インバータ〕
図6、図15及び図16に示すように、発電機インバータ42は、横置きの状態で、発電機Gに対してエンジンEとは反対側、つまり、発電機Gに対して左側であって唐箕33の前方に配置されている。発電機インバータ42は、左右一対の支持フレーム19L・19Rの間に配置され、下降状態の刈取入力軸ケース16(刈取駆動軸17)よりも後方に位置している。つまり、発電機インバータ42は、脱穀装置4の前下方において、刈取入力軸ケース16と左右一対の支持フレーム19L・19Rとで囲まれた空間に配置されている。また、発電機インバータ42は、ハーネス43・44用の接続端子42aが後方を向く状態で配置されている。発電機インバータ42は、ハウジング42Aを有し、その上部が着脱可能なフタ42Bで構成されている。ハーネス43・44を接続端子42aに接続する際には、フタ42Bを取り外すことになる。また、ハウジング42Aの右側部には、冷却水ホース103・105を取り付けるための取付部42bが設けられている。つまり、冷却水ホース103・105を取り付けるための取付部42bが、ハウジング42Aのうち発電機G側の側部(右側部)に設けられている。また、発電機インバータ42は、四つの台座121を介して機体フレーム2に支持されている。
四つの台座121のうち前二つの台座121は、機体フレーム2のうち前横フレーム2Aに連結されている。前二つの台座121には、発電機インバータ42の下部前側の固定部42cが載置固定されている。また、四つの台座121のうち後二つの台座121は、機体フレーム2のうち後横フレーム2Bに連結されている。後二つの台座121には、発電機インバータ42の下部後側の固定部42cが載置固定されている。
また、発電機インバータ42の上方には、変速装置24や油圧シリンダ10等に油圧を供給するための油圧バルブ106が配置されている。油圧バルブ106は、左右一対の支持フレーム19L・19Rに亘って取り付けられたステー107を介して左右一対の支持フレーム19L・19Rに支持されている。具体的には、ステー107に、凹入部107aが形成され、油圧バルブ106が凹入部107aに下方から入り込んだ状態でステー107を介して左右一対の支持フレーム19L・19Rに吊り下げ支持されている。つまり、油圧バルブ106は、発電機インバータ42の上方に所定の間隔をあけて配置されている。したがって、発電機インバータ42が発熱したとしても、上方に空間が形成されているので熱がこもらない。また、油圧バルブ106を発電機インバータ42の上方に配置した状態であっても、ハウジング42Aのフタ42Bを取り外すのに支障がない。
〔発電機及び発電機インバータの冷却水回路〕
図17に示すように、発電機G及び発電機インバータ42の冷却水回路は、エンジンEの冷却水回路とは別系統で構成されている。発電機Gと発電機インバータ42とが、冷却水ホース103によって連通接続されている。また、発電機インバータ42と冷却水ポンプ108とが、冷却水ホース105によって連通接続されている。さらに、冷却水ポンプ108と発電機Gとが、冷却水ホース104によって連通接続されている。冷却水ポンプ108と発電機Gとの間には、冷却水クーラ93が介設されている。なお、モータM及びモータインバータ21については、空冷による冷却方式を採用している。
〔モータ〕
図18及び図19に示すように、モータMは、エンジンルーム20内において変速装置24に隣接した状態で変速装置24の右側に配置されている。モータMは、左右向きの出力軸Maを有している。モータMは、出力軸Maが左方に突出し、かつ、ハーネス45用の接続端子Mbが前方を向く状態で配置されている。モータMの出力軸Maと変速装置24の入力軸24aとは、自在継手109を介して連結されている。モータMは、前後一対の台座110を介してデッキフレーム111の床板111aに支持されている。つまり、モータMは、デッキフレーム111の床板111aに対して上方に所定の間隔をあけて配置されている。
〔モータインバータ〕
モータインバータ21は、横置きの状態で、エンジンルーム20内においてエンジンEの前方に配置されている。具体的には、モータインバータ21は、運転部6の床部を構成するデッキ6Bの下方であってモータMの前上方に配置されている。モータインバータ21は、モータMの前上方に配置された状態で、平面視においてモータMと重複している。また、モータインバータ21は、ハーネス44・45用の接続端子21aが前方を向く状態で配置され、四つのステー114を介してデッキフレーム111に吊り下げ支持されている。つまり、モータインバータ21は、デッキフレーム111の床板111aに対して上方に所定の間隔をあけて配置されている。また、モータインバータ21は、ハウジング21Aを有し、その上部が着脱可能なフタ21Bで構成されている。ハーネス44・45を接続端子21aに接続する際には、フタ21Bを取り外すことになる。
ステー114は、平面視においてモータインバータ21の四隅部に対応する位置に配置されている。ステー114は、デッキフレーム111の内周部から略水平な片持ち状に張り出している。ステー114に、モータインバータ21の四隅部が載置固定されている。
〔デッキフレーム〕
デッキフレーム111は、機体フレーム2のうち前端右部から前方に突出する突出部2C上に載置固定されている。デッキフレーム111の上部には、上開口部111bが形成されていると共に、デッキ6Bがボルト115によって着脱可能に取り付けられている。デッキ6Bを取り外すことにより、上開口部111bからモータMの上部及びモータインバータ21の上部(フタ21B)が露出する。これにより、上開口部111bを通じて、ハウジング21Aのフタ21Bにアクセスすることができる。
また、デッキフレーム111の右側部には、右開口部111cが形成されていると共に、右開口部111cを覆う横フタ116がボルト117によって着脱可能に取り付けられている。デッキフレーム111の右側部の下部に、ステップ118が右開口部111cに入り込む状態で設けられている。横フタ116を取り外すことにより、右開口部111cからモータMの右側部が露出する。これにより、右開口部111cを通じて、モータMの接続端子Mbにアクセスすることができる。
また、デッキフレーム111の前下部には、前下開口部111dが形成されていると共に、前下開口部111dを覆う下フタ119がボルト120によって着脱可能に取り付けられている。下フタ119を取り外すことにより、前下開口部111dからモータMの前部やモータインバータ21の下部が露出する。これにより、前下開口部111dを通じて、モータMの接続端子Mbやモータインバータ21の接続端子21aにアクセスすることができる。
〔バッテリ〕
電源用の12Vのバッテリ112(図6参照)を機体後部(グレンタンク5の下方)に配置している。具体的には、グレンタンク5の下部は、下すぼまり形状に形成されているところ、当該下すぼまり部分の下方にバッテリ112を配置している。バッテリ112は、平面視においてグレンタンク5と重複するように配置されている。なお、バッテリ112の位置は、グレンタンク5の下部の形状に合わせて適宜変更することができ、例えば、グレンタンク5と一部だけ重複するように配置したり、全部が重複するように配置したりすることができる。また、バッテリ112は、支持台113に載置固定されている。支持台113は、機体フレーム2に連結されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、走行装置1は、クローラ式であるが、ホイール式であってもよい。
(2)上記実施形態では、フライホイール79と発電機Gのロータ96とを直結しているが、出力軸Ea(第一出力部Eb)と発電機Gのロータ96とを直結してもよいし、フライホイール79と発電機Gのロータ96との間に、仲介部材が存在していてもよい。
(3)上記実施形態において、冷却ファン23は、エンジンEの右側に配置され、発電機Gは、エンジンEの左側に配置されているが、冷却ファン23は、エンジンEの左側に配置され、発電機Gは、エンジンEの右側に配置されていてもよい。また、冷却ファン23、発電機G、エンジンEの並び順でもよい。
(4)上記実施形態では、モータインバータ21と発電機インバータ42とが別々に備えられているが、これらを単一のインバータによって構成されていてもよい。
(5)上記実施形態において、発電機インバータ42は、発電機Gに対してエンジンEとは反対側、つまり、発電機Gに対して左側に配置されているが、発電機Gに対してエンジンEと同じ側、つまり、発電機Gに対して右側に配置されていてもよい。
(6)上記実施形態において、発電機G及び発電機インバータ42については、水冷による冷却方式を採用し、モータM及びモータインバータ21については、空冷による冷却方式を採用しているが、モータM及びモータインバータ21についても、水冷による冷却方式を採用することができる。
(7)上記実施形態では、変速装置24のミッションケース24Aを、作動油を貯留する作動油タンクとして利用しているが、ミッションケース24Aとは別の作動油タンクを備える構成であってもよい。
(8)上記実施形態において、第二伝達部41のうちカウンタ軸47の近傍の動力伝達経路に、CVT等のバリエータを備える構成であってもよい。例えば、カウンタ軸47の途中部に上記バリエータを備える構成であってもよい。
本発明は、自脱型コンバイン以外に普通型コンバインにも利用可能である。
1 走行装置
2 機体フレーム
3 刈取部
4 脱穀装置
6 運転部
6A 運転座席
15 刈取入力軸
16 刈取入力軸ケース
17 刈取駆動軸
19L・19R 支持フレーム
20 エンジンルーム
22 ラジエータ
23 冷却ファン
42 発電機インバータ
78 フライホイールハウジング(エンジンのハウジング、フライホイールのハウジング)
79 フライホイール
81L・81R 前防振マウント(防振部材)
82L・82R 後防振マウント(防振部材)
96 ロータ(入力部)
98 ハウジング(発電機のハウジング)
100 連結部
E エンジン
Ea 出力軸
G 発電機
M モータ
X1 横軸心

Claims (8)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、
    前記ラジエータ用の冷却ファンと、
    前記エンジンの出力によって駆動する発電機と、
    前記発電機からの電力によって駆動するモータと、
    前記モータからの回転動力によって機体を走行させる走行装置と、
    運転者が着座する運転座席を有する運転部と、を備え、
    前記運転部における前記運転座席の下方に、前記エンジン、前記発電機及び前記冷却ファンを収容するエンジンルームが形成され、
    前記エンジン、前記発電機及び前記冷却ファンは、前記エンジンルーム内で左右方向に並べて配置され、
    前記エンジンの出力軸と前記発電機の入力部とが直結され、かつ、前記エンジンのハウジングと前記発電機のハウジングとが連結されているシリーズハイブリッドコンバイン。
  2. 前記エンジンの出力軸に取り付けられたフライホイールと前記発電機の入力部とを直結する連結部が備えられ、
    前記フライホイールのハウジングと前記発電機のハウジングとが連結されている請求項1に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  3. 前記冷却ファンは、前記エンジンの機体横外側に配置され、
    前記発電機は、前記エンジンの機体横内側に配置されている請求項1又は2に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  4. 前記エンジン及び前記発電機のうち前記エンジンのみが、防振部材を介して機体フレームに載置され、
    前記エンジンが前記防振部材を介して前記機体フレームに支持されることにより、前記発電機が前記機体フレームに支持されるように構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  5. 前記発電機用の発電機インバータを備え、
    前記発電機インバータは、前記発電機に対して前記エンジンとは反対側に配置されている請求項1から4のいずれか一項に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  6. 刈取穀稈を脱穀する脱穀装置を備え、
    前記発電機インバータは、前記脱穀装置の下部前方に配置されている請求項5に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  7. 植立穀稈を刈り取る刈取部を備え、
    前記刈取部は、動力が入力される左右向きの刈取入力軸と、前記刈取入力軸から前下方に延び前記刈取入力軸の横軸心周りに上下揺動する刈取駆動軸と、を備え、
    前記発電機インバータは、下降状態の前記刈取駆動軸よりも後方に配置されている請求項6に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  8. 前記刈取部は、前記刈取入力軸を収容する刈取入力軸ケースを備え、
    前記刈取入力軸ケースは、左右一対の支持フレームを介して機体フレームに支持され、
    前記発電機インバータは、前記左右一対の支持フレームの間に配置されている請求項7に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
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