JP4930190B2 - 建設機械のハイブリッドシステム - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械のハイブリッドシステムに関する。
建設機械のハイブリッドシステムは、エンジン、フライホイール、アシスト用電動/発電機、油圧ポンプ等から構成される。このような構成のハイブリッドシステムをコンパクトにするため、特許文献1においては、フライホイールハウジング11の内周面にステータコイル10を取り付け、フライホイール8の外周面にロータマグネット9を取り付けたり(図1)、特許文献1の他の実施形態においては、フライホイール8の内周面にロータマグネット9を取り付け、ロータマグネット9に対向して、ステータコイル10を円筒状機枠12の外周面に取り付けたりして(図2)、軸方向の寸法の増大化を抑制している。
特開2003−235208号公報 特開2005−155252号公報
特許文献1に示す建設機械のハイブリッドシステムでは、いずれの場合も、フライホイール部分については、ハイブリッドシステム用の専用部品となっている。又、エンジンや油圧ポンプの既存の(ハイブリッドシステムでない)フライホイールへの取付部分についても、その取り合いに変更が生じる等、既存部品を使用することができず、低コスト化が望めない。そのため、ハイブリッドシステムが故障した際には、既存部品とは構成が異なるため、エンジンや油圧ポンプの部品交換がすぐにできない問題もある。
なお、既存のエンジンや油圧ポンプを使用できる建設機械のハイブリッドシステムとして、特許文献2が開示されているが、この場合、電動/発電機のスペースが必要となり、小型化(コンパクト化)することができない。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、既存のシステムを変更すること無く流用でき、システム全体を小型化することができる建設機械のハイブリッドシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る建設機械のハイブリッドシステムは、
エンジンと、前記エンジンの出力軸に接続されたフライホイールと、前記フライホイールに接続された油圧ポンプとを有する建設機械エンジンに対して、
前記油圧ポンプが接続される前記フライホイールの取付穴に、内部が空洞の中空シャフトの内側から取付ボルトを締結して、前記油圧ポンプに換えて前記中空シャフトを接続し、
前記中空シャフトの出力側又は前記中空シャフトの出力側に接続した接続部に、前記フライホイールの取付穴と同じ構成で、前記油圧ポンプを接続する取付穴を設けて、前記油圧ポンプを接続し、
前記エンジン又は前記フライホイールのケースと前記油圧ポンプのケースとを接続する接続ケースを取り付け、
前記中空シャフトの外周面にロータを取り付けると共に、前記接続ケースの内面に前記ロータに対向するステータを取り付けて、
前記建設機械エンジン側の既存の接続構成を変更することなく、前記建設機械エンジンにモータを直接組み付けたことを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る建設機械のハイブリッドシステムは、
上記第1の発明に記載の建設機械のハイブリッドシステムにおいて、
前記接続ケースに、前記中空シャフトの出力側の回転軸を回転可能に支持する軸受を設けたことを特徴とする。
第1の発明によれば、建設機械エンジンの出力軸側に、シャフト、ロータ、ステータ及び接続ケースからなるモータ部分を直接接続(ビルトイン)するので、システム全体を小さくすることができる。
の発明によれば、モータ部分のシャフトの出力側に軸受を設けるので、建設機械エンジンの振動によるロータの振れを大幅に減少させることができる。
第1〜第の発明によれば、既存のエンジンや油圧ポンプとの取り合いに対する接続構成を変更することなく、モータ部分を接続しているので、ハイブリッドシステムからエンジンのシステムに戻すことが容易となる。
本発明に係る建設機械のハイブリッドシステムについて、図1〜図6を参照して、その実施の形態を説明する。
最初に、既存の建設機械エンジンの構成を、図1を参照して説明する。
既存の建設機械エンジンは、例えば、建設機械用の車両に組み込まれており、図1に示すように、エンジン(図示省略)と、エンジンの回転数の変動緩和のために、エンジンの出力軸1に接続されたフライホイール2と、フライホイール2に回転軸3が接続された油圧ポンプ(図示省略)とを有している。油圧ポンプの回転軸3は、フライホイール2の取付穴5aに、接続部4を貫通する取付ボルト5bを締結することにより、接続部4を介して、フライホイール2へ接続されている。なお、接続部4としては、高弾性ラバー等を用いることが望ましい。
又、フライホイール2は、フライホイールケース6(又は、エンジンケース)の内部に収容されており、油圧ポンプは、油圧ポンプケース7の内部に収容されており、油圧ポンプケース7は、フライホイールケース6の取付穴8aに、油圧ポンプケース7を貫通する取付ボルト8bを締結することにより、フライホイールケース6へ接続されている。
上記構成の既存の建設機械エンジンに対して、本発明では、既存の建設機械エンジンに何の加工も施すことなく、モータを組み込んでハイブリッドシステムに変更している。ここで、図2を参照して、本実施例の建設機械のハイブリッドシステムを説明する。
本実施例の建設機械のハイブリッドシステムは、図2に示すように、エンジン(図示省略)の出力軸1にフライホイール2を接続し、フライホイール2に内部が空洞の中空シャフト11(又は、ロータアダプタ)を接続し、中空シャフト11に油圧ポンプ(図示省略)の回転軸3を接続している。中空シャフト11は、フライホイール2の取付穴5aに、中空シャフト11を貫通する取付ボルト5bを締結することにより、フライホイール2へ接続されており、油圧ポンプの回転軸3は、中空シャフト11に設けた取付穴5cに、接続部4を貫通する取付ボルト5bを締結することにより、接続部4を介して、フライホイール2へ接続されている。中空シャフト11の取付穴5cは、フライホイール2の取付穴5aと同じ構成(例えば、同じ位置、同じ取付径)で設けており、又、中空シャフト11を貫通する取付ボルト5bは、接続部4を貫通する取付ボルト5bと同じ位置に配置されている。
又、フライホイール2を内部に収容するフライホイールケース6(又は、エンジンケース)と、油圧ポンプを内部に収容する油圧ポンプケース7とは、接続ケース12により連結されている。具体的には、油圧ポンプケース7は、接続ケース12に設けた取付穴8cに、油圧ポンプケース7を貫通する取付ボルト8bを締結することにより、接続ケース12へ接続されており、接続ケース12は、フライホイールケース6の取付穴8aに、接続ケース12を貫通する取付ボルト8bを締結することにより、フライホイールケース6へ接続されている。接続ケース12の取付穴8cは、フライホイールケース6の取付穴8aと同じ構成(例えば、同じ位置、同じ取付径)で設けられており、又、接続ケース12を貫通する取付ボルト8bは、油圧ポンプケース7を貫通する取付ボルト8bと同じ位置に配置されている。
そして、中空シャフト11の外周面にロータ13が設けられ、ロータ13に対向するステータ14が接続ケース12の内面に設けられている。このように、フライホイールケース6に接続される接続ケース12に、ステータ14を直接的又は間接的に固定し、エンジンの出力軸1に接続される中空シャフト11に、ロータ13を直接固定することにより、中空シャフト11、ロータ13、ステータ14、接続ケース12からなり、アシスト用電動/発電機となるモータ10を、エンジンに直接組み込む構成としている。
上述したように、図1に示す既存の建設機械エンジンにおいては、フライホイール2の取付穴5aを用いて、油圧ポンプの回転軸3を接続しているが、図2に示す本実施例の建設機械のハイブリッドシステムにおいては、このフライホイール2の取付穴5aをそのまま利用して、モータ10を構成する中空シャフト11を接続しており、又、中空シャフト11にも、フライホイール2の取付穴5aと同じ構成の取付穴5cを設け、この取付穴5cを用いて、油圧ポンプの回転軸3を接続している。
同様に、ケース部分においても、図1に示す既存の建設機械エンジンにおいては、フライホイールケース6の取付穴8aを用いて、油圧ポンプケース7を接続しているが、図2に示す本実施例の建設機械のハイブリッドシステムにおいては、このフライホイールケース6の取付穴8aをそのまま利用して、モータ10を構成する接続ケース12を接続しており、又、接続ケース12にも、フライホイールケース7の取付穴8aと同じ構成の取付穴8cを設け、この取付穴8cを用いて、油圧ポンプケース7を接続している。
従って、上記構成により、既存の建設機械エンジンに対しては、何の変更も加えることなく、モータ10を直接接続(ビルトイン)して、建設機械のハイブリッドシステムを構成することができ、システム全体を小型化することができる。又、エンジンや油圧ポンプに対しては、既存の取付穴を利用することにより、既存の接続構成を変更することなく、モータ10を接続できるので、エンジンや油圧ポンプ部分が故障しても、既存部品を使用することができ、又、ハイブリッドシステムからエンジンのシステムに戻すことも容易となる。
参考例1
参考例も、既存の建設機械エンジンに何の加工も施すことなく、モータを組み込んでハイブリッドシステムに変更するものである。図3、図4を参照して、本参考例の建設機械のハイブリッドシステムを説明する。
参考例の建設機械のハイブリッドシステムは、図3に示すように、エンジン(図示省略)の出力軸1にフライホイール2を接続し、フライホイール2にスプライン接続部21を接続し、スプライン接続部21にチェーンギヤ23を接続し、チェーンギヤ23の接続部24に油圧ポンプ(図示省略)の回転軸3を接続している。スプライン接続部21は、フライホイール2の取付穴5aに、スプライン接続部21を貫通する取付ボルト5bを締結することにより、フライホイール2へ接続されている。又、チェーンギヤ23は、スプライン結合部22によりスプライン接続部21にスプライン結合されており、油圧ポンプの回転軸3は、チェーンギヤ23の接続部24に設けた取付穴5cに、接続部4を貫通する取付ボルト5bを締結することにより、接続部4を介して、チェーンギヤ23へ接続されている。チェーンギヤ23の取付穴5cは、フライホイール2の取付穴5aと同じ構成(例えば、同じ位置、同じ取付径)で設けられており、又、スプライン接続部21を貫通する取付ボルト5bは、接続部4を貫通する取付ボルト5bと同じ位置に配置されている。
又、フライホイール2を内部に収容するフライホイールケース6(又は、エンジンケース)と、油圧ポンプを内部に収容する油圧ポンプケース7とは、接続ケース25により連結されている。具体的には、油圧ポンプケース7は、接続ケース25に設けた取付穴8cに、油圧ポンプケース7を貫通する取付ボルト8bを締結することにより、接続ケース25へ接続されており、接続ケース25は、フライホイールケース6の取付穴8aに、接続ケース25を貫通する取付ボルト8bを締結することにより、フライホイールケース6へ接続されている。接続ケース25の取付穴8cは、フライホイールケース6の取付穴8aと同じ構成(例えば、同じ位置、同じ取付径)で設けられており、又、接続ケース25を貫通する取付ボルト8bは、油圧ポンプケース7を貫通する取付ボルト8b同じ位置に配置されている。
又、接続ケース25の内部には、その先端に軸受26を支持する支持部26aが複数突設されており、複数の軸受26により、チェーンギヤ23の回転軸を、回転可能に支持している。
上記構成により、変速機20を構成し、変速機20をエンジン側に直接接続する構成としている。更に、図4に示すように、エンジンの出力軸1とはオフセットした位置に回転軸があるモータを配置しており、変速機20を介して、エンジンシステムの外部でモータを接続する構成としている。具体的には、変速機20のチェーンギヤ23とモータのチェーンギヤ28をチェーン27で接続することにより、モータを外部接続している。なお、このようなチェーンによる接続構成に替えて、ベルト及びプーリを用いて、モータを外部接続する構成としてもよいし、複数のギヤを用いて、モータを外部接続する構成としてもよい。
このように、本参考例の建設機械のハイブリッドシステムにおいては、フライホイール2の取付穴5aをそのまま利用して、変速機20のチェーンギヤ23に接続されるスプライン接続部21を接続しており、又、チェーンギヤ24の接続部24にも、フライホイール2の取付穴5aと同じ構成の取付穴5cを設け、この取付穴5cを用いて、油圧ポンプの回転軸3を接続している。
同様に、ケース部分においても、フライホイールケース6の取付穴8aをそのまま利用して、変速機20を構成する接続ケース25を接続しており、又、接続ケース25にも、フライホイールケース7の取付穴8aと同じ構成の取付穴8cを設け、この取付穴8cを用いて、油圧ポンプケース7を接続している。
従って、上記構成により、既存の建設機械エンジンに対しては、何の変更も加えることなく、変速機20を直接接続し、変速機20により建設機械エンジンの出力軸を外部に導いており、この変速機20を介してモータを外部接続して、建設機械のハイブリッドシステムを構成することができる。このような構成の場合、仕様に合わせたモータを設定することが容易となり、例えば、変速機20によりモータ効率が高い回転数でモータを使用することができ、モータを小型化することができる。又、エンジンや油圧ポンプに対しては、既存の取付穴を利用することにより、既存の接続構成を変更することなく、モータを接続できるので、エンジンや油圧ポンプ部分が故障しても、既存部品を使用することができ、又、ハイブリッドシステムからエンジンのシステムに戻すことも容易となる。
本実施例も、既存の建設機械エンジンに何の加工も施すことなく、モータを組み込んでハイブリッドシステムに変更するものである。図5を参照して、本実施例の建設機械のハイブリッドシステムを説明する。
本実施例の建設機械のハイブリッドシステムは、図5に示すように、エンジン(図示省略)の出力軸1にフライホイール2を接続し、フライホイール2に内部が空洞の中空シャフト31を接続し、中空シャフト31の出力側の回転軸35に接続部36を接続し、接続部36に油圧ポンプ(図示省略)の回転軸3を接続している。中空シャフト31は、フライホイール2の取付穴5aに、中空シャフト31を貫通する取付ボルト5bを締結することにより、フライホイール2へ接続されており、油圧ポンプの回転軸3は、中空シャフト31の接続部36に設けた取付穴5cに、接続部4を貫通する取付ボルト5bを締結することにより、接続部4を介して、中空シャフト31の接続部36へ接続されている。中空シャフト31の接続部36の取付穴5cは、フライホイール2の取付穴5aと同じ構成(例えば、同じ位置、同じ取付径)で設けられており、又、中空シャフト31を貫通する取付ボルト5bは、接続部4を貫通する取付ボルト5bと同じ位置に配置されている。
又、フライホイール2を内部に収容するフライホイールケース6(又は、エンジンケース)と、油圧ポンプを内部に収容する油圧ポンプケース7とは、接続ケース32により連結されている。具体的には、油圧ポンプケース7は、接続ケース32に設けた取付穴8cに、油圧ポンプケース7を貫通する取付ボルト8bを締結することにより、接続ケース32へ接続されており、接続ケース32は、フライホイールケース6の取付穴8aに、接続ケース32を貫通する取付ボルト8bを締結することにより、フライホイールケース6へ接続されている。接続ケース32の取付穴8cは、フライホイールケース6の取付穴8aと同じ構成(例えば、同じ位置、同じ取付径)で設けられており、又、接続ケース32を貫通する取付ボルト8bは、油圧ポンプケース7を貫通する取付ボルト8bと同じ位置に配置されている。
又、接続ケース32の内部には、その先端に軸受37を支持する支持部32aが複数突設されており、複数の軸受37により、中空シャフト31の出力側の回転軸35を、回転可能に支持している。
そして、中空シャフト31の外周面にロータ33が設けられ、ロータ33に対向するステータ34が接続ケース32の内面に設けられている。つまり、フライホイールケース6側に接続される接続ケース32に、ステータ34を直接的又は間接的に固定し、エンジンの出力軸1に接続される中空シャフト31に、ロータ33を直接固定することにより、中空シャフト31、ロータ33、ステータ34、接続ケース32からなるモータ30を、エンジン側に直接接続する構成となる。
このように、本実施例の建設機械のハイブリッドシステムにおいては、フライホイール2の取付穴5aをそのまま利用して、モータ32を構成する中空シャフト31を接続しており、又、中空シャフト31にも、フライホイール2の取付穴5aと同じ構成の取付穴5cを設け、この取付穴5cを用いて、油圧ポンプの回転軸3を接続している。
同様に、ケース部分においても、フライホイールケース6の取付穴8aをそのまま利用して、モータ32を構成する接続ケース32を接続しており、又、接続ケース32にも、フライホイールケース7の取付穴8aと同じ構成の取付穴8cを設け、この取付穴8cを用いて、油圧ポンプケース7を接続している。
従って、上記構成により、既存の建設機械エンジンに対しては、何の変更も加えることなく、モータ30を直接接続して、建設機械のハイブリッドシステムを構成することができる。又、中空シャフト31の出力軸35側に軸受37を設けて、建設機械エンジンの振動によるロータ33の振れを大幅に減少させることができ、ロータ33とステータ34とのギャップを縮小することができる。なお、本実施例の場合、軸方向の寸法は実施例1の場合より伸びてしまう。又、エンジンや油圧ポンプに対しては、既存の取付穴を利用することにより、既存の接続構成を変更することなく、モータ30を接続できるので、エンジンや油圧ポンプ部分が故障しても、既存部品を使用することができ、又、ハイブリッドシステムからエンジンのシステムに戻すことも容易となる。
参考例2
参考例も、既存の建設機械エンジンに何の加工も施すことなく、モータを組み込んでハイブリッドシステムに変更するものである。図6を参照して、本参考例の建設機械のハイブリッドシステムを説明する。
参考例の建設機械のハイブリッドシステムは、図6に示すように、エンジン(図示省略)の出力軸1にフライホイール2を接続し、フライホイール2にスプライン接続部45を接続し、スプライン接続部45に内部が空洞の中空シャフト41を接続し、中空シャフト41の出力側の回転軸47aに接続部48を接続し、接続部48に油圧ポンプ(図示省略)の回転軸3を接続している。スプライン接続部45は、フライホイール2の取付穴5aに、スプライン接続部45を貫通する取付ボルト5bを締結することにより、フライホイール2へ接続されている。又、中空シャフト41は、スプライン結合部46によりスプライン接続部45にスプライン結合されており、油圧ポンプの回転軸3は、中空シャフト41に接続される接続部48に設けた取付穴5cに、接続部4を貫通する取付ボルト5bを締結することにより、接続部4を介して、中空シャフト41の接続部48へ接続されている。中空シャフト41の接続部48の取付穴5cは、フライホイール2の取付穴5aと同じ構成(例えば、同じ位置、同じ取付径)で設けられており、又、スプライン接続部45を貫通する取付ボルト5bは、接続部4を貫通する取付ボルト5bと同じ位置に配置されている。
又、フライホイール2を内部に収容するフライホイールケース6(又は、エンジンケース)と、油圧ポンプを内部に収容する油圧ポンプケース7とは、接続ケース42により連結されている。具体的には、油圧ポンプケース7は、接続ケース42に設けた取付穴8cに、油圧ポンプケース7を貫通する取付ボルト8bを締結することにより、接続ケース42へ接続されており、接続ケース42は、フライホイールケース6の取付穴8aに、接続ケース42を貫通する取付ボルト8bを締結することにより、フライホイールケース6へ接続されている。接続ケース42の取付穴8cは、フライホイールケース6の取付穴8aと同じ構成(例えば、同じ位置、同じ取付径)で設けられており、又、接続ケース42を貫通する取付ボルト8bは、油圧ポンプケース7を貫通する取付ボルト8bと同じ位置に配置されている。
又、接続ケース42の内部には、その先端に軸受49を支持する支持部42aが複数突設されており、複数の軸受49により、中空シャフト41の出力側の回転軸47a及び入力側の回転軸47bを、回転可能に支持している。
そして、中空シャフト41の外周面にロータ43が設けられ、ロータ43に対向するステータ44が接続ケース42の内面に設けられている。つまり、フライホイールケース6側と接続される接続ケース42に、ステータ44を直接的又は間接的に固定し、エンジンの出力軸1に接続される中空シャフト41に、ロータ43を直接固定することにより、中空シャフト41、ロータ43、ステータ44、接続ケース42からなるモータ40を、エンジン側に直接接続する構成となる。
このように、本参考例の建設機械のハイブリッドシステムにおいては、フライホイール2の取付穴5aをそのまま利用して、モータ40を構成する中空シャフト41を間接的に接続しており、又、中空シャフト41側の接続部48にも、フライホイール2の取付穴5aと同じ構成の取付穴5cを設け、この取付穴5cを用いて、油圧ポンプの回転軸3を接続している。
同様に、ケース部分においても、フライホイールケース6の取付穴8aをそのまま利用して、モータ40を構成する接続ケース42を接続しており、又、接続ケース42にも、フライホイールケース7の取付穴8aと同じ構成の取付穴8cを設け、この取付穴8cを用いて、油圧ポンプケース7を接続している。
従って、上記構成により、既存の建設機械エンジンに対しては、何の変更も加えることなく、モータ40を接続して、建設機械のハイブリッドシステムを構成することができる。又、中空シャフト41の出力軸47a及び入力軸47bに軸受49を設けたので、建設機械エンジンの振動によるロータ43の振れを更に大幅に減少させることができ、ロータ43とステータ44とのギャップを更に縮小することができる。又、この構成により、モータ40部分が完全に独立した状態で分離できることになり、その結果、モータ40部分単体での試験を容易に行うことが可能となる。なお、本参考例の場合も、軸方向の寸法は実施例1の場合より伸びてしまう。又、エンジンや油圧ポンプに対しては、既存の取付穴を利用することにより、既存の接続構成を変更することなく、モータ40を接続できるので、エンジンや油圧ポンプ部分が故障しても、既存部品を使用することができ、又、ハイブリッドシステムからエンジンのシステムに戻すことも容易となる。
本発明は、建設機械エンジンにモータを組み込んでハイブリッドシステムに変更する際に好適なものである。
既存の建設機械エンジンの概略構成を説明する断面図である。 本発明に係る建設機械のハイブリッドシステムの一例を説明する断面図である。 本発明建設機械のハイブリッドシステムの参考例を説明する断面図である。 図3に示す建設機械のハイブリッドシステムを説明する図である。 本発明に係る建設機械のハイブリッドシステムの他の一例を説明する断面図である。 本発明建設機械のハイブリッドシステムの他の参考例を説明する断面図である。
1 エンジンの出力軸
2 フライホイール
3 油圧ポンプの回転軸
4 接続部
5a、5c 取付穴
5b 取付ボルト
6 フライホイールケース(エンジンケース)
7 油圧ポンプケース
8a、8c 取付穴
8b 取付ボルト
10 モータ
11 中空シャフト
12 ケース
13 ロータ
14 ステータ

Claims (2)

  1. エンジンと、前記エンジンの出力軸に接続されたフライホイールと、前記フライホイールに接続された油圧ポンプとを有する建設機械エンジンに対して、
    前記油圧ポンプが接続される前記フライホイールの取付穴に、内部が空洞の中空シャフトの内側から取付ボルトを締結して、前記油圧ポンプに換えて前記中空シャフトを接続し、
    前記中空シャフトの出力側又は前記中空シャフトの出力側に接続した接続部に、前記フライホイールの取付穴と同じ構成で、前記油圧ポンプを接続する取付穴を設けて、前記油圧ポンプを接続し、
    前記エンジン又は前記フライホイールのケースと前記油圧ポンプのケースとを接続する接続ケースを取り付け、
    前記中空シャフトの外周面にロータを取り付けると共に、前記接続ケースの内面に前記ロータに対向するステータを取り付けて、
    前記建設機械エンジン側の既存の接続構成を変更することなく、前記建設機械エンジンにモータを直接組み付けたことを特徴とする建設機械のハイブリッドシステム。
  2. 請求項1に記載の建設機械のハイブリッドシステムにおいて、
    前記接続ケースに、前記中空シャフトの出力側の回転軸を回転可能に支持する軸受を設けたことを特徴とする建設機械のハイブリッドシステム。
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