JP2015076375A - 車両用前照灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠性を損なわずに上方に広い照射領域を形成可能な直射光学系の車両用前照灯を提供する。
【解決手段】投影レンズ12と、半導体光源11と、を備え、投影レンズ12によって半導体光源11からの直接光を平行光L1として灯具前方に出射してハイビーム配光パターンHを形成する直射型の車両用前照灯1であって、投影レンズ12の入射面22には、基準面23と、基準面23の下方で基準面23よりも前側に傾いた光制御面24と、が設けられており、基準面23は、基準面23と出射面21とを通過した半導体光源11からの直接光を略平行光L1とする形状とされており、光制御面24は、光制御面24と出射面21とを通過した半導体光源11からの直接光をハイビーム配光パターンHの上部に出射する形状とされている、車両用前照灯1が提供される。
【選択図】図1
【解決手段】投影レンズ12と、半導体光源11と、を備え、投影レンズ12によって半導体光源11からの直接光を平行光L1として灯具前方に出射してハイビーム配光パターンHを形成する直射型の車両用前照灯1であって、投影レンズ12の入射面22には、基準面23と、基準面23の下方で基準面23よりも前側に傾いた光制御面24と、が設けられており、基準面23は、基準面23と出射面21とを通過した半導体光源11からの直接光を略平行光L1とする形状とされており、光制御面24は、光制御面24と出射面21とを通過した半導体光源11からの直接光をハイビーム配光パターンHの上部に出射する形状とされている、車両用前照灯1が提供される。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用前照灯に関する。
直射光学系の車両用前照灯が特許文献1などに知られている。このような車両用前照灯は、光源と、光源からの光を制御して前方に投影する投影レンズとから構成されている。投影レンズが光源からの直接光を平行光となるように屈折させて灯具前方に出射させることにより、いわゆるハイビーム配光パターンを形成する。このような直射光学系の車両用前照灯は、部品点数が少ないので比較的容易に製造できる。
このような直射光学系の車両用前照灯において、標識などを視認しやすくするために、オーバーヘッドサイン領域をハイビーム配光パターンの上方に形成することを提案している。特許文献1に記載の車両用前照灯においては、投影レンズに徐変レンズ面を形成することにより、オーバーヘッドサイン領域を形成可能としている。しかし、特許文献1の構成によれば、投影レンズの前面に除変レンズ面が形成されているため、車両用前照灯の意匠性が著しく損なわれていた。
そこで本発明は、意匠性を損なわずに上方に広い照射領域を形成可能な直射光学系の車両用前照灯を提供することを目的とする。
上記本発明に係る車両用前照灯によれば、
凸曲面の出射面と、入射面と、を有する投影レンズと、
前記投影レンズの後方焦点の近傍に設けられた半導体光源と、を備え、
前記投影レンズによって、前記半導体光源からの直接光を平行光として灯具前方に出射してハイビーム配光パターンを形成する、直射型の車両用前照灯であって、
前記投影レンズの前記入射面には、基準面と、前記基準面の下方で前記基準面よりも前側に傾いた光制御面と、が設けられており、
前記基準面は、前記基準面と前記出射面とを通過した前記半導体光源からの直接光を略平行光とする形状とされており、
前記光制御面は、前記光制御面と前記出射面とを通過した前記半導体光源からの直接光を前記ハイビーム配光パターンの上部に出射する形状とされている、車両用前照灯が提供される。
凸曲面の出射面と、入射面と、を有する投影レンズと、
前記投影レンズの後方焦点の近傍に設けられた半導体光源と、を備え、
前記投影レンズによって、前記半導体光源からの直接光を平行光として灯具前方に出射してハイビーム配光パターンを形成する、直射型の車両用前照灯であって、
前記投影レンズの前記入射面には、基準面と、前記基準面の下方で前記基準面よりも前側に傾いた光制御面と、が設けられており、
前記基準面は、前記基準面と前記出射面とを通過した前記半導体光源からの直接光を略平行光とする形状とされており、
前記光制御面は、前記光制御面と前記出射面とを通過した前記半導体光源からの直接光を前記ハイビーム配光パターンの上部に出射する形状とされている、車両用前照灯が提供される。
上記本発明に係る車両用前照灯によれば、光制御面によって、光源からの直接光を灯具前方の上方に向けて照射することができ、上方に広い照射範囲が得られる。この光制御面を投影レンズの後面に形成したので、投影レンズの出射面に光制御面を設けなくてもよく、車両用前照灯の意匠性が損なわれない。このため、意匠性を損なわずに上方に広い照射領域を形成可能な直射光学系の車両用前照灯を提供することができる。
また、上記本発明において、
前記光制御面は、左右方向に延びるように形成された平面であり、上方から下方に向かって徐々に前方側に傾くように複数の前記平面が配列されていてもよい。
上記本発明によれば、光制御面によって光を拡散させて上方向に広い範囲を照射することができる。
前記光制御面は、左右方向に延びるように形成された平面であり、上方から下方に向かって徐々に前方側に傾くように複数の前記平面が配列されていてもよい。
上記本発明によれば、光制御面によって光を拡散させて上方向に広い範囲を照射することができる。
また、上記本発明において、
前記半導体光源は、左右方向に複数配列されており、前記投影レンズの後方焦点よりも後方に位置してもよい。
上記本発明によれば、半導体光源の間の隙間に起因する筋状の暗部が灯具前方に形成されにくくすることができる。
前記半導体光源は、左右方向に複数配列されており、前記投影レンズの後方焦点よりも後方に位置してもよい。
上記本発明によれば、半導体光源の間の隙間に起因する筋状の暗部が灯具前方に形成されにくくすることができる。
本発明によれば、意匠性を損なわずに上方に広い照射領域を形成可能な直射光学系の車両用前照灯を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用前照灯1について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る車両用前照灯1は、光源からの直接光を投影レンズを介して灯具前方に出射する、いわゆる直射型の灯具である。
<全体構造>
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯1の断面図である。図1において、符号Fは灯具の前方、符号Lは灯具の左方、符号Rは灯具の右方を示す。図1に示したように、車両用前照灯1は、ハウジング2と、アウタレンズ3を備えている。ハウジング2は前方に開口する開口を有し、アウタレンズ3はこの開口を閉塞するようにハウジング2に取り付けられている。ハウジング2とアウタレンズ3とにより灯室Sが形成されている。
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯1の断面図である。図1において、符号Fは灯具の前方、符号Lは灯具の左方、符号Rは灯具の右方を示す。図1に示したように、車両用前照灯1は、ハウジング2と、アウタレンズ3を備えている。ハウジング2は前方に開口する開口を有し、アウタレンズ3はこの開口を閉塞するようにハウジング2に取り付けられている。ハウジング2とアウタレンズ3とにより灯室Sが形成されている。
灯室Sの内部には、灯具ユニット10が設けられている。灯具ユニット10は、複数の半導体光源11と、投影レンズ12と、ヒートシンク13と、ファン14と、ブラケット15とを備えている。
ブラケット15は略板状の部材である。ブラケット15は、広い面が前後方向を向くように灯室S内に配置されている。ブラケット15の後方を向く面には、ヒートシンク13が設けられている。ヒートシンク13の後方には、ファン14が設けられている。
ブラケット15の前方を向く面には、複数の半導体光源11が搭載されている。複数の半導体光源11は、その発光面が前方を向く姿勢で、ブラケット15に搭載されている。複数の半導体光源11は、図1に示すように、左右方向に等間隔に配列されている。このブラケット15は、取付ボルト16を介してハウジング2に取り付けられている。
投影レンズ12は、透明樹脂あるいは透明ガラスで形成することができる。投影レンズ12は、レンズ取付部17を介してブラケット15に取り付けられている。投影レンズ12は、その光軸Axが灯具の前後方向を向くように配置されている。
投影レンズ12は、一定の曲率を持った凸曲面の出射面21と、入射面22とを備えている。出射面21は投影レンズ12の前方を向く面であり、入射面22は後方を向く面である。投影レンズ12は、その後方焦点fが半導体光源11の近傍に位置するように配置されている。より具体的には、半導体光源11は、投影レンズ12の後方焦点fの後方側に配置されている。
<投影レンズの形状>
次に、投影レンズ12の形状と、配光パターンについて図2と図3を用いて説明する。図2は投影レンズ12の縦断面図である。図2において、符号Fは灯具の前方、符号Uは灯具上方を示す。図3は、車両用前照灯1が灯具前方に形成する配光パターンを示す図である。
次に、投影レンズ12の形状と、配光パターンについて図2と図3を用いて説明する。図2は投影レンズ12の縦断面図である。図2において、符号Fは灯具の前方、符号Uは灯具上方を示す。図3は、車両用前照灯1が灯具前方に形成する配光パターンを示す図である。
図2に示すように、投影レンズ12の入射面22は、基準面23と、光制御面24を備えている。本実施形態では、基準面23は、投影レンズ12の光軸Axに対して直交する平面とされている。出射面21は、基準面23に入射した光が出射面21から平行光として出射される形状とされている。つまり、基準面23と出射面21とを通過した半導体光源からの直接光は、平行光L1となって灯具前方に出射される。この平行光L1によって、図3に示すように、灯具前方にハイビーム配光パターンHが形成される。
なお、このように、半導体光源11から出射した光が直接、投影レンズ12に入射されて、灯具前方に配光パターンが形成されるため、本実施形態に係る車両用前照灯1は直射型の車両用前照灯とも呼ばれる。
なお、このように、半導体光源11から出射した光が直接、投影レンズ12に入射されて、灯具前方に配光パターンが形成されるため、本実施形態に係る車両用前照灯1は直射型の車両用前照灯とも呼ばれる。
光制御面24は、基準面23の下方に基準面23と連続して設けられている。図2には、基準面23の断面を延長した仮想的な線を仮想線hとして示している。光制御面24は、この仮想線hよりも前方に傾き、基準面23よりも前側に傾いた形状とされている。つまり、光制御面24上の点について、光軸Axから離れた位置にある点ほど、光軸Axに沿った方向について仮想線hから前方に大きく離れている。
図2に示したように、光制御面24は、光制御面24を通って出射面21から灯具前方に出射された光が上向きに出射される、形状とされている。つまり、光制御面24と出射面21とを通過した半導体光源11からの直接光は、上向き光L2となって灯具前方に出射される。この上向き光L2によって、図3に示すように、灯具前方にハイビーム配光パターンHの上部の領域Gが照らされる。領域Gは、ハイビーム配光パターンHと一部が重複するように設けてもよいし、ハイビーム配光パターンHと離間した上方に設けてもよい。
図4は、投影レンズ12を後方から見た図である。図4に示すように、光制御面24は、上下方向に配列された複数の平面25を備えている。一つ一つの平面25は、左右方向に延びるように形成されている。個々の平面25は、下方に位置する平面25ほど、前方に徐々に傾くように形成されている。このため、下方の平面25を通って出射面21から出射した光は、上方の平面25を通って出射面21から出射した光よりも、上方を向いて灯具の前方に出射される。
なお、図4においては、便宜的に個々の平面25を区別しやすいように、隣接する平面25の稜線を明瞭に図示したが、この稜線は明確でなくてもよい。また、稜線を持たずに、個々の平面25を連続的な曲面で接続してもよい。
なお、図4においては、便宜的に個々の平面25を区別しやすいように、隣接する平面25の稜線を明瞭に図示したが、この稜線は明確でなくてもよい。また、稜線を持たずに、個々の平面25を連続的な曲面で接続してもよい。
<効果>
本実施形態に係る車両用前照灯1によれば、光制御面24によってハイビーム配光パターンHの上部の領域Gに光を照射して、ハイビーム配光パターンHの上部の視認性を高めることができる。
ところで、光制御面24と基準面23とで形状が異なるので、入射面22の形状は不均一である。しかし、この入射面22は、灯具の後方を向くため、灯具の前方からは視認されにくい。したがって、光制御面24を設けて入射面22の形状が不均一となっても、この入射面22が直接外部に視認されることがないので、車両用前照灯1の意匠性を損ねることがない。つまり、意匠性を損ねることなく、上方に広い照射領域Gを形成可能な直射光学系の車両用前照灯1が提供される。
本実施形態に係る車両用前照灯1によれば、光制御面24によってハイビーム配光パターンHの上部の領域Gに光を照射して、ハイビーム配光パターンHの上部の視認性を高めることができる。
ところで、光制御面24と基準面23とで形状が異なるので、入射面22の形状は不均一である。しかし、この入射面22は、灯具の後方を向くため、灯具の前方からは視認されにくい。したがって、光制御面24を設けて入射面22の形状が不均一となっても、この入射面22が直接外部に視認されることがないので、車両用前照灯1の意匠性を損ねることがない。つまり、意匠性を損ねることなく、上方に広い照射領域Gを形成可能な直射光学系の車両用前照灯1が提供される。
また、本実施形態に係る車両用前照灯1によれば、このハイビーム配光パターンHの上部の領域Gに光を照射するために、出射面21の形状を変更しなくてもよい。このため、入射面22の形状を均一な曲率を持つ凸曲面とすることができ、さらに車両用前照灯1の意匠性を高めることができる。
なお、本実施形態とは異なり、光源としてフィラメントバルブなどのバルブ光源を用いていた場合には、バルブ光源からの光には赤外線成分が多く含まれているので、投影レンズが高温になりやすい。このため、バルブ光源に近い位置に複雑な形状の光制御面を形成した場合には、光制御面が熱により変形してしまう虞があった。このため、投影レンズの出射面に光制御面を設けることが一般的であった。しかし、本発明者らは、LED素子などの半導体光源から出射される光に含まれる赤外線成分は、バルブ光源から出射される光と比べて少ないことに気が付いた。そこで本発明者は、光制御面を入射面に設けて、灯具の意匠性を損なうことなく、複雑な配光パターンを形成して視認性を高めることができる本発明を着想するに至った。
また、本実施形態に係る車両用前照灯1によれば、光制御面24は上下方向に配列された複数の平面25を備えている。このため、光制御面24を通過して出射面21から出射する光を、上下方向の広い範囲に拡散させて、上下方向の広い範囲を照射することができる。
また、本実施形態に係る車両用前照灯1によれば、左右方向に配列された複数の半導体光源11が、投影レンズ12の後方焦点fよりも後方に位置している。複数の半導体光源11を左右方向に配列させて配置することにより、左右方向に幅広い配光パターンを形成することができる。
このとき、本実施形態とは異なり、半導体光源11を投影レンズ12の後方焦点に位置させた場合には、半導体光源11の像がそのまま灯具前方に投影されてしまい、複数の半導体光源11の互いの隙間に起因する暗部が灯具前方に形成されてしまう。しかし、本実施形態のように、投影レンズ12の後方焦点fよりも後方に半導体光源11を位置させると、隣り合う半導体光源11の像の一部を重ねて灯具前方に投影できる。このため、半導体光源11の互いの隙間に起因する暗部が灯具に投影されず、左右方向に連続する幅広の配光パターンを形成することができる。
このとき、本実施形態とは異なり、半導体光源11を投影レンズ12の後方焦点に位置させた場合には、半導体光源11の像がそのまま灯具前方に投影されてしまい、複数の半導体光源11の互いの隙間に起因する暗部が灯具前方に形成されてしまう。しかし、本実施形態のように、投影レンズ12の後方焦点fよりも後方に半導体光源11を位置させると、隣り合う半導体光源11の像の一部を重ねて灯具前方に投影できる。このため、半導体光源11の互いの隙間に起因する暗部が灯具に投影されず、左右方向に連続する幅広の配光パターンを形成することができる。
<変形例>
投影レンズ12の形状は、上述した例に限られない。例えば、基準面を平面ではなく、図5に示したように曲面で形成してもよい。図5は、本発明の変形例に係る車両用灯具に搭載される投影レンズ12Aの図2に対応する図である。以降の説明において、上述した部材と同様の部材には同じ符号を付して、その説明は省略する。
投影レンズ12の形状は、上述した例に限られない。例えば、基準面を平面ではなく、図5に示したように曲面で形成してもよい。図5は、本発明の変形例に係る車両用灯具に搭載される投影レンズ12Aの図2に対応する図である。以降の説明において、上述した部材と同様の部材には同じ符号を付して、その説明は省略する。
図5に示したように、本変形例に係る投影レンズ12Aは、凸曲面の出射面21と、入射面22とを備えている。入射面22は、曲面で構成される基準面23Aと、基準面23Aの下方に形成される光制御面24Aとを備えている。
図5に示したように、本実施形態では、基準面23Aは、投影レンズ12の光軸Ax付近で後方に突き出し、光軸Axから離れるにしたがって前方に位置するような曲面とされている。この基準面23Aについても、基準面23Aと出射面21とを通過した半導体光源11からの直接光が、平行光L1aとなって灯具前方に出射される形状とされている。この平行光L1aによって、灯具前方に図3に示すようなハイビーム配光パターンHが形成される。
図5に示したように、本実施形態では、基準面23Aは、投影レンズ12の光軸Ax付近で後方に突き出し、光軸Axから離れるにしたがって前方に位置するような曲面とされている。この基準面23Aについても、基準面23Aと出射面21とを通過した半導体光源11からの直接光が、平行光L1aとなって灯具前方に出射される形状とされている。この平行光L1aによって、灯具前方に図3に示すようなハイビーム配光パターンHが形成される。
また、図5に示すように、光制御面24Aは、基準面23Aの下方に基準面23Aと連続して設けられている。図5には、基準面23Aの断面を延長した仮想的な線を仮想線hとして示している。光制御面24Aは、この仮想線hよりも前方に傾き、基準面23よりも前側に傾いた形状とされている。つまり、光制御面24A上の点について、光軸Axから離れた位置にある点ほど、光軸Axに沿った方向について仮想線hから前方に大きく離れている。
図5に示したように、光制御面24Aと出射面21とを通過した半導体光源11からの直接光は、上向き光L2aとなって灯具前方に出射される。この上向き光L2aによって、灯具前方に図3に示すような領域Gが照らされる。
なお、上述の実施形態では、半導体光源11を左右方向に配列させた例を説明したが、半導体光源11を上下方向に配列させたり、面状に配列させてもよい。あるいは、単一の半導体光源11を用いてもよい。
1:車両用前照灯
2:ハウジング
3:アウタレンズ
10:灯具ユニット
11:半導体光源
12:投影レンズ
13:ヒートシンク
14:ファン
15:ブラケット
16:取付ボルト
17:レンズ取付部
21:出射面
22:入射面
23:基準面
24:光制御面
S:灯室
2:ハウジング
3:アウタレンズ
10:灯具ユニット
11:半導体光源
12:投影レンズ
13:ヒートシンク
14:ファン
15:ブラケット
16:取付ボルト
17:レンズ取付部
21:出射面
22:入射面
23:基準面
24:光制御面
S:灯室
Claims (3)
- 凸曲面の出射面と、入射面と、を有する投影レンズと、
前記投影レンズの後方焦点の近傍に設けられた半導体光源と、を備え、
前記投影レンズによって、前記半導体光源からの直接光を平行光として灯具前方に出射してハイビーム配光パターンを形成する、直射型の車両用前照灯であって、
前記投影レンズの前記入射面には、基準面と、前記基準面の下方で前記基準面よりも前側に傾いた光制御面と、が設けられており、
前記基準面は、前記基準面と前記出射面とを通過した前記半導体光源からの直接光を略平行光とする形状とされており、
前記光制御面は、前記光制御面と前記出射面とを通過した前記半導体光源からの直接光を前記ハイビーム配光パターンの上部に出射する形状とされている、車両用前照灯。 - 前記光制御面は、左右方向に延びるように形成された平面であり、上方から下方に向かって徐々に前方側に傾くように複数の前記平面が配列されている、請求項1に記載の車両用前照灯。
- 前記半導体光源は、左右方向に複数配列されており、前記投影レンズの後方焦点よりも後方に位置している、請求項1または2に記載の車両用前照灯。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013213897A JP2015076375A (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | 車両用前照灯 |
US14/506,823 US20150103551A1 (en) | 2013-10-11 | 2014-10-06 | Vehicular headlamp |
EP20140188082 EP2860441A1 (en) | 2013-10-11 | 2014-10-08 | Vehicular headlamp |
Applications Claiming Priority (1)
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