JP5919685B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体型光源とレンズとを備える車両用前照灯に関するものである。
半導体型光源とレンズとを備える車両用前照灯は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用前照灯について説明する。従来の車両用前照灯は、光源からの直射光を前方に照射する光学レンズと、光学レンズの周縁部から出射された光を前方に反射させる反射部材と、を備えるものである。
特開2010−205607号公報
ところが、従来の車両用前照灯は、反射部材から反射される反射光が分光色を伴う課題がある。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用前照灯では、反射部材から反射される反射光が分光色を伴うという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、半導体型光源と、レンズと、を備え、レンズが、半導体型光源からの光を主配光パターンとして前方に照射する主レンズ部と、主レンズ部の周辺に設けられていて、半導体型光源からの光を補助配光パターンとして前方に照射する補助レンズ部と、から構成されていて、補助レンズ部が、半導体型光源からの光のうち、半導体型光源の半球放射範囲の緯度約50°付近から外側の周辺光が補助レンズ部中に入射する入射面と、入射面から補助レンズ部中に入射した光が反射する反射面と、反射面で反射した反射光が補助レンズ部中から外部に出射する出射面と、から構成されていて、補助レンズ部の入射面が、半導体型光源からの光が補助レンズ部中に屈折せずに入射するように法線ベクトルが決められている自由曲面から構成されていて、補助レンズ部の反射面が、入射面から補助レンズ部中に入射した光が狙った角度方向に全反射するように法線ベクトルが決められている自由曲面から構成されていて、補助レンズ部の出射面が、反射面で全反射した反射光が補助レンズ部中から外部に屈折せずに出射するように法線ベクトルが決められている自由曲面から構成されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、半導体型光源と、レンズと、を備え、レンズが、半導体型光源からの光を主配光パターンとして前方に照射する主レンズ部と、主レンズ部の周辺に設けられていて、半導体型光源からの光を補助配光パターンとして前方に照射する補助レンズ部と、から構成されていて、補助レンズ部が、半導体型光源からの光のうち、半導体型光源の半球放射範囲の緯度約50°付近から外側の周辺光が補助レンズ部中に入射する入射面と、入射面から補助レンズ部中に入射した光が反射する反射面と、反射面で反射した反射光が補助レンズ部中から外部に出射する出射面と、から構成されていて、補助レンズ部の入射面が、半導体型光源からの光の放射方向と補助レンズ部の入射面の法線方向とが一致する自由曲面から構成されていて、補助レンズ部の反射面が、入射面から補助レンズ部中に入射した光が狙った角度方向に全反射するように法線が決められている自由曲面から構成されていて、補助レンズ部の出射面が、反射面で全反射した反射光の反射方向と補助レンズ部の出射面の法線方向とが一致する自由曲面から構成されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、レンズの主レンズ部と補助レンズ部とが一体のものである、ことを特徴とする。
この発明(請求項1、2にかかる発明)の車両用前照灯は、前記の課題を解決するための手段により、半導体型光源からの光が補助レンズ部の入射面から補助レンズ部中に屈折せずに入射し、補助レンズ部の入射面から補助レンズ部中に入射した光が補助レンズ部の反射面で狙った角度方向に全反射し、補助レンズ部の反射面で全反射した反射光が補助レンズ部の出射面から補助レンズ部中から外部に屈折せずに出射する。この結果、補助レンズ部の出射面から補助レンズ部中から外部に出射する光により形成される補助配光パターンにおいては、分光色を伴うことがない。
この発明(請求項3にかかる発明)の車両用前照灯は、レンズの主レンズ部と補助レンズ部とが一体であるから、レンズの主レンズ部と補助レンズ部との相対位置精度が高精度となり、主レンズ部により形成される主配光パターンと補助レンズ部により形成される補助配光パターンとの配光精度が向上され、一方、レンズの主レンズ部と補助レンズ部との配光設計が容易となる。しかも、レンズの主レンズ部と補助レンズ部とが一体となるので、部品点数が軽減され、組付性が向上され、その結果、製造コストを安価にすることができる。
図1は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態1を示し、左右両側の車両用前照灯を搭載した車両の平面図である。 図2は、左側のランプユニットを示す正面図である。 図3は、左側のランプユニットを示す平面図(図2におけるIII矢視図)である。 図4は、左側のランプユニットを示す右側面図(図2におけるIV矢視図)である。 図5は、左側のランプユニットを示す斜視図である。 図6は、補助レンズ部の光路を示す拡大断面説明図である。 図7は、補助レンズ部の光路を示す断面説明図である。 図8は、補助レンズ部の光路を示す斜視説明図である。 図9は、主配光パターンのロービーム用配光パターンと補助配光パターンのオーバーヘッドサイン用の配光パターンとを示す説明図である。 図10は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態2を示す主配光パターンのハイビーム用配光パターンと補助配光パターンのスポット用配光パターンとの説明図である。
以下、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態(実施例)のうちの2例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用前照灯を車両に搭載した際の前、後、上、下、左、右である。また、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。
(実施形態1の構成の説明)
図1〜図9は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態1を示す。以下、この実施形態1における車両用前照灯の構成について説明する。図1中、符号1L、1Rは、この実施例における車両用前照灯(たとえば、ヘッドランプなど)である。前記車両用前照灯1L、1Rは、車両Cの前部の左右両端部に搭載されている。以下、車両Cの左側に搭載される左側の車両用前照灯1Lについて説明する。なお、車両Cの右側に搭載される右側の車両用前照灯1Rは、左側の車両用前照灯1Lとほぼ同様の構成をなすので、説明を省略する。
前記車両用前照灯1Lは、図2〜図5に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、半導体型光源2と、レンズ35と、ヒートシンク部材4と、を備えるものである。
前記半導体型光源2および前記レンズ35および前記ヒートシンク部材4は、ランプユニットを構成する。前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズは、灯室(図示せず)を画成する。前記ランプユニット2、35、4は、前記灯室内に配置されていて、かつ、上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。
前記半導体型光源2は、この例では、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源、すなわち、半導体型光源(この実施例ではLED)を使用する。前記半導体型光源2は、基板(図示せず)と、前記基板に設けられている発光チップ20と、前記発光チップ20を封止する封止樹脂部材(図示せず)と、から構成されている。前記半導体型光源2は、取付部材21により前記ヒートシンク部材4に取り付けられている。前記半導体型光源2の前記発光チップ20は、前記取付部材21および前記基板を介して電流が供給されて発光する。
前記発光チップ20は、図8に示すように、平面矩形形状(平面長方形状)をなす。すなわち、4個の正方形のチップをX軸方向(水平方向)に配列してなるものである。なお、1個の長方形のチップ、あるいは、1個の正方形のチップ、を使用しても良い。前記発光チップ20の中心Oは、前記レンズ35の基準焦点Fもしくはその近傍に位置し、かつ、前記レンズ35の基準光軸(基準軸)Z上もしくはその近傍に位置する。前記発光チップ20の発光面は、前記レンズ35の基準光軸Zの前側に向いている。
図8において、X、Y、Zは、直交座標(X−Y−Z直交座標系)を構成する。X軸は、前記発光チップ20の中心Oを通る左右方向の水平軸であって、対向車線側、すなわち、この実施形態において、右側が+方向であり、左側が−方向である。また、Y軸は、前記発光チップ20の中心Oを通る上下方向の鉛直軸であって、この実施形態において、上側が+方向であり、下側が−方向である。さらに、Z軸は、前記発光チップ20の中心Oを通る法線(垂線)、すなわち、前記X軸および前記Y軸と直交する前後方向の軸であって、この実施形態において、前側が+方向であり、後側が−方向である。
前記レンズ35は、図2〜図7に示すように、主レンズ部3と、補助レンズ部5と、から構成されている。前記主レンズ部3は、図2〜図5、図7に示すように、前記基準光軸Zおよび前記基準焦点Fを有する。前記主レンズ部3は、前記半導体型光源2から放射される光のうち、前記半導体型光源2の半球放射範囲の緯度θ°(Y軸からの角度θ°)この実施形態においては約50°付近から内側、いわゆる、前記半導体型光源2の中央光(図示せず)を利用するものである。前記主レンズ部3は、前記半導体型光源2からの光を主配光パターンこの実施形態においては図9に示すロービーム用配光パターン(すれ違い用配光パターン)LPとして車両Cの前方に照射する。
前記主レンズ部3は、前記半導体型光源2からの光(図示せず)が前記主レンズ部3中に入射する入射面30と、前記主レンズ部3中に入射した光が出射する出射面31と、から構成されている。前記主レンズ部3の前記入射面30は、自由曲面あるいは複合2次曲面から構成されている。前記主レンズ部3の前記出射面31は、前記半導体型光源2と反対側に突出した凸形状をなし、自由曲面あるいは複合2次曲面から構成されている。
前記補助レンズ部5は、図2、図4、図6〜図8に示すように、前記主レンズ部3の周辺この実施形態においては下辺に設けられている。前記補助レンズ部5は、前記半導体型光源2から放射される光のうち、前記半導体型光源2の半球放射範囲の緯度θ°(Y軸からの角度θ°)この実施形態においては約50°付近から外側、いわゆる、前記半導体型光源2の周辺光L1を有効利用するものである。前記補助レンズ部5は、前記主レンズ部3と一体のものである。
前記補助レンズ部5は、前記半導体型光源2からの光L1を補助配光パターンこの実施形態においては図9に示すオーバーヘッドサイン用の配光パターンOSPとして車両Cの前方でかつ上方に照射する。前記補助レンズ部5は、前記半導体型光源2からの光L1が前記補助レンズ部5中に入射する入射面50と、前記入射面50から前記補助レンズ部5中に入射した光L2が反射する反射面51と、前記反射面51で反射した反射光L3が前記補助レンズ部5中から外部に出射する出射面52と、から構成されている。
前記補助レンズ部5の前記入射面50は、図6〜図8に示すように、前記半導体型光源2からの光L1が前記補助レンズ部5中に屈折せずに入射するように法線ベクトルが決められている自由曲面から構成されている。すなわち、前記補助レンズ部5の前記入射面50は、前記半導体型光源2からの光L1の放射方向と前記補助レンズ部5の前記入射面50の法線N1方向とが一致する自由曲面から構成されている。
前記補助レンズ部5の前記反射面51は、前記入射面50から前記補助レンズ部5中に入射した光L2が図9のスクリーン上の狙った角度方向に全反射するように法線ベクトルが決められている自由曲面から構成されている。すなわち、前記補助レンズ部5の前記反射面51は、前記入射面50から前記補助レンズ部5中に入射した光L2が図9のスクリーン上の狙った角度方向に全反射するように法線N2が決められている自由曲面から構成されている。すなわち、前記反射面51の前記法線N2に対する前記入射光L2とのなす角度と、前記反射面51の前記法線N2に対する反射光L3とのなす角度とは、等しい。
前記補助レンズ部5の前記出射面52は、前記反射面51で全反射した反射光L3が前記補助レンズ部5中から外部に屈折せずに出射するように法線ベクトルが決められている自由曲面から構成されている。すなわち、前記補助レンズ部5の前記出射面52は、前記反射面51で全反射した反射光L3の反射方向と前記補助レンズ部5の前記出射面52の法線N3方向とが一致する自由曲面から構成されている。
前記ヒートシンク部材4は、図2〜図5に示すように、垂直板部40と、前記垂直板部40の一面(後側の面)に一体に設けた複数枚の垂直板形状のフィン部41と、から構成されている。前記ヒートシンク部材4の前記垂直板部40の他面(前側の面)には、前記半導体型光源2が前記取付部材21を介して取り付けられている。前記ヒートシンク部材4の前記垂直板部40の左右両側辺には、前記レンズ35がホルダ33を介して取り付けられている。前記ホルダ33は、前記レンズ35と一体型のものであっても、また、別体型のものであっても良い。
図9中において、符号「60」は路面のセンターライン、符号「61」は路面の自車の走行車線、符号「62」は路面の対向車線である。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
半導体型光源2の発光チップ20を点灯する。すると、発光チップ20から放射される光のうち、半導体型光源2の中央光は、主レンズ部3の入射面30から主レンズ部3中に入射する。このとき、入射光は、入射面30において配光制御される。主レンズ部3中に入射した入射光は、主レンズ部3の出射面31から出射する。このとき、出射光は、出射面31において配光制御される。主レンズ部3からの出射光は、図9に示すように、カットオフラインCLを有するロービーム用配光パターンLPとして、車両Cの前方に照射される。
一方、図6〜図8中の実線矢印に示すように、発光チップ20から放射される光のうち、半導体型光源2の周辺光L1は、補助レンズ部5の入射面50から補助レンズ部5中に入射する。このとき、半導体型光源2からの光L1は、入射面50において屈折せずに、入射光L2として入射面50から補助レンズ部5中に直進入射する。
補助レンズ部5中に入射した入射光L2は、補助レンズ部5の反射面51において、図9のスクリーン上の狙った角度方向に全反射する。反射面51において全反射した反射光L3は、補助レンズ部5の出射面52から出射する。このとき、反射光L3は、出射面52において屈折せずに、出射光L4として出射面52から補助レンズ部5中から外部に直進出射する。補助レンズ部5の出射面52からの出射光L4は、図9に示すように、オーバーヘッドサイン用の配光パターンOSPとして、車両Cの前方および上方に照射される。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、半導体型光源2からの光L1が補助レンズ部5の入射面50から補助レンズ部5中に屈折せずに入射し、補助レンズ部5の入射面50から補助レンズ部5中に入射した光L2が補助レンズ部5の反射面51で狙った角度方向に全反射し、補助レンズ部5の反射面51で全反射した反射光L3が補助レンズ部5の出射面52から補助レンズ部5中から外部に屈折せずに出射する。この結果、補助レンズ部5の出射面52から補助レンズ部5中から外部に出射する光により形成される補助配光パターンとしてのオーバーヘッドサイン用の配光パターンOSPにおいては、分光色を伴うことがない。
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、レンズ35の主レンズ部3と補助レンズ部5とが一体であるから、レンズ35の主レンズ部3と補助レンズ部5との相対位置精度が高精度となり、主レンズ部3により形成される主配光パターンとしてのロービーム用配光パターンLPと補助レンズ部5により形成される補助配光パターンとしてのオーバーヘッドサイン用の配光パターンOSPとの配光精度が向上され、一方、レンズ35の主レンズ部3と補助レンズ部5との配光設計が容易となる。しかも、レンズ35の主レンズ部3と補助レンズ部5とが一体となるので、部品点数が軽減され、組付性が向上され、その結果、製造コストを安価にすることができる。
(実施形態2の説明)
図10は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態2を示す。以下、この実施形態2における車両用前照灯について説明する。図中、図1〜図9と同符号は、同一のものを示す。
この実施形態2における車両用前照灯は、図10に示すように、主レンズ部によりハイビーム用配光パターン(走行用配光パターン)HPを形成し、かつ、補助レンズ部によりスポット用配光パターンSPを形成するものである。この実施形態2における車両用前照灯は、以上のごとき構成、作用からなるので、前記の実施形態1における車両用前照灯1L、1Rとほぼ同様の効果を達成することができる。
(実施形態1、2以外の例の説明)
この実施形態1、2においては、車両Cが左側通行の場合の車両用前照灯1L、1Rについて説明するものである。ところが、この発明においては、車両Cが右側通行の場合の車両用前照灯にも適用することができる。
また、実施形態1、2においては、レンズ35の主レンズ部3と補助レンズ部5とが一体である。ところが、この発明においては、レンズ35の主レンズ部3と補助レンズ部5とが別体のものであっても良い。
さらに、実施形態1においては、補助レンズ部5を主レンズ部3の下辺に設けたものである。ところが、この発明においては、図2中の二点鎖線に示すように、主レンズ部3の上辺、左辺、右辺に、補助レンズ部5U、5L、5Rを設けて、図9中の二点鎖線に示すように、手前側用配光パターンBP、左側用配光パターンLSP、右側用配光パターンRSP、スポット用配光パターンSP、を形成しても良い。補助レンズ部は、1個でも複数個を組み合わせても良い。補助配光パターンは、1個でも複数個を組み合わせても良い。
さらに、実施形態2においては、図面では省略したが、補助レンズ部を主レンズ部の下辺に設けたものである。ところが、この発明においては、実施形態1の場合と同様に、図2中の二点鎖線に示すように、主レンズ部3の上辺、左辺、右辺に、補助レンズ部5U、5L、5Rを設けても良い。補助レンズ部は、1個でも複数個を組み合わせても良い。
1L 左側の車両用前照灯
1R 右側の車両用前照灯
2 半導体型光源
20 発光チップ
21 取付部材
3 主レンズ部
30 主レンズ部の入射面
31 主レンズ部の出射面
33 ホルダ
35 レンズ
4 ヒートシンク部材
40 垂直板部
41 フィン部
5 補助レンズ部
50 補助レンズ部の入射面
51 補助レンズ部の反射面
52 補助レンズ部の出射面
60 路面のセンターライン
61 路面の自車の走行車線
62 路面の対向車線
BP 手前側用配光パターン
C 車両
CL カットオフライン
F レンズの基準焦点
HL−HR スクリーンの左右の水平線
HP ハイビーム用配光パターン
L1 半導体型光源からの光
L2 入射面からの入射光
L3 反射面からの反射光
L4 出射面からの出射光
LP ロービーム用配光パターン
LSP 左側用配光パターン
N1 入射面の法線
N2 反射面の法線
N3 出射面の法線
O 発光チップの中心
OSP オーバーヘッドサイン用の配光パターン
RSP 右側用配光パターン
SP スポット用配光パターン
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
X X軸
Y Y軸
Z レンズの基準光軸(Z軸)

Claims (3)

  1. 半導体型光源と、レンズと、を備え、
    前記レンズは、前記半導体型光源の前方に配置され前記半導体型光源からの光を主配光パターンとして前方に照射する主レンズ部と、前記主レンズ部の周辺に設けられていて、前記半導体型光源からの光を補助配光パターンとして前方に照射する補助レンズ部と、から構成されていて、
    前記補助レンズ部は、前記半導体型光源からの光のうち、前記半導体型光源の半球放射範囲の緯度約50°付近から外側の周辺光が前記補助レンズ部中に入射する入射面と、前記入射面から前記補助レンズ部中に入射した光が反射する反射面と、前記反射面で反射した反射光が前記補助レンズ部中から外部に出射する出射面と、から構成されていて、
    前記補助レンズ部の入射面は、前記半導体型光源からの光が前記補助レンズ部中に屈折せずに入射するように法線ベクトルが決められている自由曲面から構成されていて、
    前記補助レンズ部の反射面は、前記入射面から前記補助レンズ部中に入射した光が狙った角度方向に全反射するように法線ベクトルが決められている自由曲面から構成されていて、
    前記補助レンズ部の出射面は、前記反射面で全反射した反射光が前記補助レンズ部中から外部に屈折せずに出射するように法線ベクトルが決められている自由曲面から構成されており、
    前記半導体型光源は、中心が前記主レンズ部の光軸上もしくはその近傍に配置され、前記光が前記主レンズ部の入射面に直接入射されるように発光面が前記光軸の前方に向けられている、
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 半導体型光源と、レンズと、を備え、
    前記レンズは、前記半導体型光源の前方に配置され前記半導体型光源からの光を主配光パターンとして前方に照射する主レンズ部と、前記主レンズ部の周辺に設けられていて、前記半導体型光源からの光を補助配光パターンとして前方に照射する補助レンズ部と、から構成されていて、
    前記補助レンズ部は、前記半導体型光源からの光のうち、前記半導体型光源の半球放射範囲の緯度約50°付近から外側の周辺光が前記補助レンズ部中に入射する入射面と、前記入射面から前記補助レンズ部中に入射した光が反射する反射面と、前記反射面で反射した反射光が前記補助レンズ部中から外部に出射する出射面と、から構成されていて、
    前記補助レンズ部の入射面は、前記半導体型光源からの光の放射方向と前記補助レンズ部の入射面の法線方向とが一致する自由曲面から構成されていて、
    前記補助レンズ部の反射面は、前記入射面から前記補助レンズ部中に入射した光が狙った角度方向に全反射するように法線が決められている自由曲面から構成されていて、
    前記補助レンズ部の出射面は、前記反射面で全反射した反射光の反射方向と前記補助レンズ部の出射面の法線方向とが一致する自由曲面から構成されており、
    前記半導体型光源は、中心が前記主レンズ部の光軸上もしくはその近傍に配置され、前記光が前記主レンズ部の入射面に直接入射されるように発光面が前記光軸の前方に向けられている、
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  3. 前記レンズの前記主レンズ部と前記補助レンズ部とは、一体のものである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。
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