JP6064439B2 - 車両用前照灯 - Google Patents
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Description
図1〜図8は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態1を示す。以下、この実施形態1における車両用前照灯の構成について説明する。図1中、符号1L、1Rは、この実施形態1における車両用前照灯(たとえば、ヘッドランプなど)である。前記車両用前照灯1L、1Rは、左側通行用の車両Cの前部の左右両端部に搭載されている。以下、車両Cの左側Lに搭載される左側の車両用前照灯1Lについて説明する。なお、車両Cの右側Rに搭載される右側の車両用前照灯1Rは、左側の車両用前照灯1Lとほぼ同様の構成をなすので、説明を省略する。
前記車両用前照灯1Lは、図2〜図7に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、第1半導体型光源(ロービーム用半導体型光源)2L、第2半導体型光源(ハイビーム用半導体型光源)2Hと、第1リフレクタ(ロービーム用リフレクタ)3L、第2リフレクタ(ハイビーム用リフレクタ)3Hと、レンズ4と、ヒートシンク部材5と、カバー部材6と、遮光部材7と、を備えるものである。
前記第1半導体型光源2L、前記第2半導体型光源2Hは、図2、図5、図7に示すように、この例では、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記第1半導体型光源2L、前記第2半導体型光源2Hは、発光チップ(LEDチップ)20と、前記発光チップ20を封止樹脂部材で封止したパッケージ(LEDパッケージ)と、前記パッケージを実装した基板21と、前記基板21に取り付けられていて前記発光チップ20に電源(バッテリー)からの電流を供給するコネクタ22と、から構成されている。前記基板21は、スクリュー23により、前記ヒートシンク部材5に固定されている。この結果、前記第1半導体型光源2L、前記第2半導体型光源2Hは、前記ヒートシンク部材5に固定されている。
前記第1リフレクタ3Lと前記第2リフレクタ3Hとは、図2に示すように、第1反射部30と、第2反射部36と、取付部33と、から一体に構成されている。前記取付部33は、スクリュー34により、前記ヒートシンク部材5に固定されている。この結果、前記第1リフレクタ3L、前記第2リフレクタ3Hは、前記ヒートシンク部材5に固定されている。なお、前記第1リフレクタ3Lの前記第1反射部30と前記第2リフレクタ3Hの前記第2反射部36とを別体に構成して、それぞれ、取付部を介して前記ヒートシンク部材5に固定しても良い。
前記第1リフレクタ3Lの上縁の中央部すなわち前記ヒートシンク部材5のシェード部53に対応する部分には、補助反射面35が設けられている。前記補助反射面35は、前記半導体型光源2からの光の一部(図示せず)を前記ヒートシンク部材5のシェード部53を交わすように反射させるものである。前記ヒートシンク部材5のシェード部53を交わした反射光(図示せず)は、前記レンズ4を透過して車両Cの前方(前側F)に所定の配光パターン(図示せず)で照射され、もしくは、前記カバー部材6に設けた窓部(図示せず)を通過して車両Cの外側に所定の配光パターン(図示せず)で照射される。
前記レンズ4は、図2〜図7に示すように、正面視長方形形状をなすレンズ部40と、前記レンズ部40の外周に一体に設けられている立壁部47と、前記立壁部47に一体に設けられている取付部43と、から構成されている。前記取付部43は、スクリュー44により、前記ヒートシンク部材5に固定されている。この結果、前記レンズ4は、前記ヒートシンク部材5に固定されている。前記レンズ4と前記第1リフレクタ3L、前記第2リフレクタ3Hとの間の前後方向の距離は、小さい。
前記ヒートシンク部材5は、図2〜図5に示すように、第1水平板部50と、第2水平板部54と、第1フィン部51と、第2フィン部55と、取付部52と、前記シェード部53と、から一体に構成されている。
前記カバー部材6は、図2〜図5、図7に示すように、前側Fの部分が閉塞し、かつ、後側Bの部分が開口した中空状のカバー形状をなす。前記カバー部材6は、光不透過性部材から構成されている。
前記遮光部材7は、光不透過部材から構成されている。前記遮光部材7は、前記レンズ4の前記出射面46側であって、前記段差面48に対応する箇所に配置されている。前記遮光部材7は、前記レンズ4と別個の部材である前記カバー部材6に一体に設けられている。すなわち、前記遮光部材7は、図6に示すように、前記カバー部材6の前記挿入開口部60の上側の水平縁および下側の水平縁に一体に設けられている。また、前記遮光部材7は、図6に示すように、前記カバー部材6の前記挿入開口部60の左右両側の垂直縁のほぼ中間を架けるように一体に設けられている。
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
図9は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態2を示す。以下、この実施形態2における車両用前照灯1LAについて説明する。図中、図1〜図8と同符号は、同一のものを示す。
この実施形態2における車両用前照灯1LAは、以上のごとき構成からなるので、前記の実施形態1における車両用前照灯1L、1Rとほぼ同様の作用、効果を達成することができる。
図10、図11は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態3を示す。以下、この実施形態3における車両用前照灯1LBについて説明する。図中、図1〜図9と同符号は、同一のものを示す。
この実施形態3における車両用前照灯1LBは、以上のごとき構成からなるので、前記の実施形態1、2における車両用前照灯1L、1R、1LAとほぼ同様の作用、効果を達成することができる。
この実施形態1、2、3においては、車両Cが左側通行の場合の車両用前照灯1L、1R、1LA、1LBについて説明するものである。ところが、この発明においては、車両Cが右側通行の場合の車両用前照灯にも適用することができる。
1R 右側の車両用前照灯
2L 第1半導体型光源
2H 第2半導体型光源
20 発光チップ
21 基板
22 コネクタ
23 スクリュー
24 発光面
3L 第1リフレクタ
3H 第2リフレクタ
30 第1反射部
31 第1反射面
32 第2反射面
33 取付部
34 スクリュー
35 補助反射面
36 第2反射部
4、4B レンズ
40 レンズ部
41 第1レンズ部
42 第2レンズ部
43 取付部
44 スクリュー
45 入射面
46 出射面
47 立壁部
48 段差面
5 ヒートシンク部材
50 第1水平板部
51 第1フィン部
52 取付部
53 シェード部
54 第2水平板部
55 第2フィン部
56 遮蔽部
6、6B カバー部材
60 挿入開口部
62 通気開口部
7、70、7B 遮光部材
F 前側
B 後側
U 上側
D 下側
L 左側(車両外側)
R 右側(車両内側)
C 車両
CL1 斜めカットオフライン
CL2 水平カットオフライン
E エルボー点
F1 第1リフレクタの基準焦点
HL−HR スクリーンの左右の水平線
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
LP ロービーム用配光パターン
HP ハイビーム用配光パターン
HZ 高光度帯
P2 第2配光パターン
L1 第1半導体型光源から第2レンズ部に入射する光
L2、L4 半導体型光源からの直射光
L3 リフレクタからの反射光
L5 立壁部を透過する透過光
L6、L7 段差面からの全反射光
O1 発光面の中心
X1 X軸
Y1 Y軸
Z1 第1リフレクタの基準光軸(Z軸)
Claims (4)
- 半導体型光源と、リフレクタと、レンズと、遮光部材と、を備え、
前記半導体型光源は、下向きもしくは上向きの発光面を有し、
前記リフレクタは、前記半導体型光源からの光を反射させる反射面を有し、
前記レンズは、前記反射面からの反射光を配光制御する複数の領域に区画されていて、段差面を有し、
前記遮光部材は、前記レンズの出射面側であって、前記段差面に対応する箇所に配置されており、
前記レンズは、外周に設けられた立壁部を有し、
前記段差面は、前記リフレクタの基準光軸と平行もしくはほぼ平行であり、少なくとも前記立壁部の前記出射面側に設けられ、
前記遮光部材は、前記段差面に対して平行な水平部分と、前記段差面に対して直交する垂直部分とを有し、前記水平部分により前記段差面を水平に覆い、かつ、前記垂直部分により前記段差面の前記出射面側を垂直に覆う
ことを特徴とする車両用前照灯。 - 前記段差面は、前記立壁部の前記出射面側と、複数に区画された前記領域間の前記出射面側とに設けられ、
前記立壁部の前記出射面側の前記段差面に対応する箇所に配置される前記遮光部材は、前記水平部分により前記段差面を水平に覆い、かつ、前記垂直部分により前記段差面の前記出射面側を垂直に覆い、
複数に区画された前記領域間の前記出射面側の前記段差面に対応する箇所に配置される前記遮光部材は、前記水平部分により前記段差面を覆う
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。 - 前記遮光部材は、前記レンズと別個の部材に設けられている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用前照灯。 - 前記遮光部材は、前記レンズと多色成形により一体に設けられている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用前照灯。
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