JP5935507B2 - 車両用前照灯 - Google Patents
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Description
図1〜図12は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態1を示す。以下、この実施形態1における車両用前照灯の構成について説明する。図1中、符号1L、1Rは、この実施形態1における車両用前照灯(たとえば、ヘッドランプなど)である。前記車両用前照灯1L、1Rは、左側通行用の車両Cの前部の左右両端部に搭載されている。以下、車両Cの左側Lに搭載される左側の車両用前照灯1Lについて説明する。なお、車両Cの右側Rに搭載される右側の車両用前照灯1Rは、左側の車両用前照灯1Lとほぼ同様の構成をなすので、説明を省略する。
前記車両用前照灯1Lは、図2、図3、に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、半導体型光源2と、リフレクタ3と、レンズ4と、ヒートシンク部材5と、カバー部材6と、を備えるものである。
前記半導体型光源2は、図3に示すように、この例では、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源2は、発光チップ(LEDチップ)20と、前記発光チップ20を封止樹脂部材で封止したパッケージ(LEDパッケージ)と、前記パッケージを実装した基板21と、前記基板21に取り付けられていて前記発光チップ20に電源(バッテリー)からの電流を供給するコネクタ22と、から構成されている。前記基板21は、スクリュー(図示せず)により、前記ヒートシンク部材5に固定されている。この結果、前記半導体型光源2は、前記ヒートシンク部材5に固定されている。
前記リフレクタ3は、図3に示すように、反射部30と、取付部(図示せず)と、から構成されている。前記取付部は、スクリュー(図示せず)により、前記ヒートシンク部材5に固定されている。この結果、前記リフレクタ3は、前記ヒートシンク部材5に固定されている。前記反射部30の前側Fの面(内面)には、反射面32が設けられている。
前記レンズ4は、図2〜図5に示すように、正面視長方形形状をなすレンズ部40と、取付部(図示せず)と、から構成されている。前記取付部は、スクリュー(図示せず)により、前記ヒートシンク部材5に固定されている。この結果、前記レンズ4は、前記ヒートシンク部材5に固定されている。
前記はみ出し反射面33、34のうち、前記基準光軸Zよりも車両Cの外側(左側L)の部分の第1はみ出し反射面33は、前記半導体型光源2の前記発光チップ20の発光面からの光L1を下側Dに向けて前記レンズ4の複数の前記領域41の前記大拡散の領域42に入射させるように、設定されている。すなわち、前記第1はみ出し反射面33は、前記半導体型光源2の前記発光チップ20からの光L1が下側補足配光パターンPD(図11参照)としてスクリーンの下側Dを狙いながら前記レンズ4の前記大拡散の領域42に入射するように設定されている。
前記ヒートシンク部材5は、図2、図3に示すように、水平板部50と、フィン部51と、取付部と、シェード部53と、から構成されている。前記水平板部50の一面(下側Dの面)には、前記半導体型光源2および前記リフレクタ3が前記スクリューにより取り付けられている。
前記カバー部材6は、図2、図3に示すように、前側Fの部分の上下幅が小さく、かつ、後側Bの部分の上下幅が大きく、上下幅が前側Fの部分から後側Bの部分にかけて末広がり形状をなすものである。前記カバー部材6は、光不透過性部材から構成されている。
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
図13は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態2を示す。以下、この実施形態2における車両用前照灯について説明する。図中、図1〜図12と同符号は、同一のものを示す。
θ°=tan-1(H1/L1)
但し、H1は、リフレクタ3の上辺31とレンズ4の上辺45との間の寸法、L1は、半導体型光源2の発光チップ20の発光面の中心からレンズ4の内面までの寸法である。ここで、図13において、符号「Z1」は、発光チップ20の発光面の中心から発光面と平行な水平線であって、基準光軸Zに対してθ°下側Dに傾斜している。また、符号「Y1」は、発光チップ20の発光面の中心から発光面と垂直な鉛直線であって、Y軸に対してθ°前側Fに傾斜している。
この実施形態1、2においては、車両Cが左側通行の場合の車両用前照灯1L、1Rについて説明するものである。ところが、この発明においては、車両Cが右側通行の場合の車両用前照灯にも適用することができる。
1R 右側の車両用前照灯
2 半導体型光源
20 発光チップ
21 基板
22 コネクタ
3 リフレクタ
30 反射部
31 上辺
32 反射面
33 第1はみ出し反射面
34 第2はみ出し反射面
35 反射面
4 レンズ
40 レンズ部
41 領域
42 大拡散の領域
43 小拡散の領域
44 中拡散の領域
45 上辺
5 ヒートシンク部材
50 水平板部
51 フィン部
53 シェード部
6 カバー部材
60 挿入開口部
62 通気開口部
C 車両
F 前側
B 後側
U 上側
D 下側
L 左側(車両外側)
R 右側(車両内側)
HL−HR スクリーンの左右の水平線
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
LP1 理想のロービーム用配光パターン
LP ロービーム用配光パターン
CL1 斜めカットオフライン
CL2 水平カットオフライン
E エルボー点
F1 基準焦点
O 発光面の中心
X X軸
Y Y軸
Z 基準光軸(Z軸)
L1、L2 発光チップからの光
L3 第1はみ出し反射面からの反射光
L4 第2はみ出し反射面からの反射光
L5 反射面からの反射光
PD 下側補足配光パターン
PL 左側補足配光パターン
PR 右側補足配光パターン
PD1 下側部分の配光
PL1 左側部分の配光
PR1 右側部分の配光
a 第2はみ出し反射面のX軸方向の長さ
b 反射面のX軸方向の長さ
c 第2はみ出し反射面の段差
H1 寸法
L1 寸法
θ° 傾斜角度
Claims (3)
- 半導体型光源と、リフレクタと、レンズと、を備え、
前記半導体型光源は、下向きの発光面を有し、
前記リフレクタは、前記半導体型光源からの光を反射させる反射面を有し、
前記レンズは、前記反射面からの反射光を配光制御する複数の領域に区画されていて、
前記レンズの上辺は、前記リフレクタの上辺よりも下側に位置し、
前記レンズの上辺よりも上側に位置する前記リフレクタの前記反射面のうち、少なくとも一部は、前記半導体型光源からの光を前記レンズの前記領域に入射させるように、設定されており、
複数の前記領域は、
前記レンズの上辺よりも上側に位置する前記リフレクタの前記反射面のうち、車両の外側の部分は、前記半導体型光源からの光を下側に向けて前記レンズの前記領域に入射させるように、設定されていて、
前記レンズの上辺よりも上側に位置する前記リフレクタの前記反射面のうち、車両の内側の部分の少なくとも一部は、前記半導体型光源からの光を下側に向けかつ車両の外側に向けて前記レンズの前記領域に入射させるように、設定されている、
ことを特徴とする車両用前照灯。 - 前記レンズの上辺は、車両の正面視において、車両の内側から外側にかけて、車両の下側から上側に傾斜している、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。 - 前記半導体型光源の前記発光面は、前記リフレクタの基準光軸に対して車両の後側に傾斜している、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。
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