JP6180709B2 - 灯具ユニット - Google Patents

灯具ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6180709B2
JP6180709B2 JP2012145649A JP2012145649A JP6180709B2 JP 6180709 B2 JP6180709 B2 JP 6180709B2 JP 2012145649 A JP2012145649 A JP 2012145649A JP 2012145649 A JP2012145649 A JP 2012145649A JP 6180709 B2 JP6180709 B2 JP 6180709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
optical axis
projection lens
lamp unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012145649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014010968A (ja
Inventor
佐藤 典子
典子 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2012145649A priority Critical patent/JP6180709B2/ja
Publication of JP2014010968A publication Critical patent/JP2014010968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6180709B2 publication Critical patent/JP6180709B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、灯具ユニットに関し、特に車両に搭載される灯具ユニットに関する。
従来、車両用灯具に用いられる光源ユニットとして、光源ユニットの光軸上に該光軸と略直交する所定方向へ向けて配置された半導体発光素子と、この半導体発光素子からの光を光軸方向前方へ向けて該光軸寄りに集光反射させるリフレクタと、を備えた光源ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この光源ユニットを備えた車両用灯具は、光源ユニットの前方に投影レンズが配置されており、光源から出射された光は、投影レンズを介して灯具前方に照射される。投影レンズには、灯具正面から見て丸形の平凸レンズが用いられている。
特開2003−317513号公報
ところで、近年、車両に搭載される灯具ユニットにおいて、斬新な意匠性を実現する様々な工夫が検討されている。例えば、従来の円形の投影レンズとは異なる形状の投影レンズを採用することも一案である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、灯具ユニットにおいて、所望の配光性能を満たしつつ新たな意匠性を実現する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の灯具ユニットは、車両用灯具に用いられる、所定の配光パターンを形成する灯具ユニットであって、光源を搭載する光源搭載部と、光源からの光を反射光として灯具前方に向けて反射するリフレクタと、反射光を光源の像として灯具前方に投影する非円形の投影レンズと、を備える。投影レンズは、光軸から等距離にある少なくとも一部の環状の領域の表面と光軸との成す角が周方向に均一ではない形状であり、リフレクタは、配光パターン全体の形成に寄与する光を反射する第1反射面と、光源よりも灯具後方であって光軸近傍に配置され、配光パターンの中心領域へ向かう光を反射する第2反射面と、を有している。
この態様によると、従来の円形の投影レンズと異なる非円形の投影レンズにより新たな意匠性を実現できる。また、光源搭載部よりも灯具後方であって光軸近傍に配置され、配光パターンの中心領域へ向かう光を反射する第2反射面を設けたことにより、配光パターンの中心領域の明るさを向上できる。
投影レンズは、入射面及び出射面の形状が鉛直方向の高さよりも水平方向の幅が大きくなるように形成されていてもよい。これにより、灯具ユニットの高さを抑えることができる。
第1反射面は、連続した一つの曲面を有しており、第2反射面を取り囲むように配置されていてもよい。これにより、第1反射面で反射した光によって全体が形成される配光パターンのムラを抑制できる。
光源搭載部に搭載される光源として半導体発光素子を備えてもよい。半導体発光素子は、発光面が上方を向くように光源搭載部に搭載されていてもよい。
第2反射面は、光軸を含む断面形状が光源の発光中心近傍を第1焦点とする楕円を基調とした形状であり、投影レンズは、焦点が第2反射面の第2焦点近傍に位置するように配置されている。
本発明によれば、灯具ユニットにおいて、所望の配光性能を満たしつつ新たな意匠性を実現する技術を提供することができる。
図1(a)は、連続した曲面で構成されているリフレクタと平凸レンズとを組み合わせた灯具ユニットを上から見た場合における光線追跡図、図1(b)は、スクリーン上での図1(a)の光線の分布を示した図、図1(c)は、一つの連続した曲面で構成されているリフレクタと異型レンズとを組み合わせた灯具ユニットを上から見た場合における光線追跡図、図1(d)は、スクリーン上での図1(c)の光線の分布を示した図である。 本実施の形態に係る灯具ユニットの斜視図である。 本実施の形態に係る灯具ユニットの概略構成を模式的に示した断面図である。 図4(a)は、本実施の形態に係るリフレクタの正面図、図4(b)は、本実施の形態に係るリフレクタの斜視図、図4(c)は、本実施の形態に係るリフレクタの上面図である。 図5(a)は、本実施の形態に係る投影レンズを入射面側から見た背面図、図5(b)は、投影レンズを出射面側から見た正面図、図5(c)は、投影レンズを灯具上方から見た上面図である。 図6(a)は、本実施の形態に係る投影レンズの側面図、図6(b)は、投影レンズを下方から見た斜視図である。 図7(a)は、本実施の形態に係るリフレクタの第1反射面で反射した光線追跡図、図7(b)は、スクリーン上での図7(a)の光線の分布を示した図、図7(c)は、本実施の形態に係るリフレクタの第2反射面で反射した光線追跡図、図7(d)は、スクリーン上での図7(c)の光線の分布を示した図である。 図8(a)は、本実施の形態に係る灯具ユニットによる配光パターンを模式的に示した図、図8(b)は、図8(a)に示す配光パターンのうち、リフレクタの第1反射面によって形成された配光パターンを模式的に示した図、図8(c)は、図8(a)に示す配光パターンのうち、リフレクタの第2反射面によって形成された配光パターンを模式的に示した図である。
車両に用いられる灯具ユニットに求められる性能として、遠方視認性、ある程度の広さの照射領域、その照射領域における明るさムラの少なさ等が挙げられる。一方、車両用灯具ユニットには、性能とは別に斬新なデザイン性が求められてもいる。そこで、これら灯具ユニットの性能とデザイン性とを高いレベルで両立するべく、本願発明が考案された。
はじめに、本願発明に想到した経緯について説明する。図1(a)は、連続した曲面で構成されているリフレクタと平凸レンズとを組み合わせた灯具ユニットを上から見た場合における光線追跡図、図1(b)は、スクリーン上での図1(a)の光線の分布を示した図、図1(c)は、一つの連続した曲面で構成されているリフレクタと異型レンズとを組み合わせた灯具ユニットを上から見た場合における光線追跡図、図1(d)は、スクリーン上での図1(c)の光線の分布を示した図である。
なお、図1(a)、図1(c)における光線追跡図は、説明の便宜上、リフレクタの半分の領域で反射した光線の追跡図である。一方、図1(b)、図1(d)におけるスクリーン上での光線の分布は、リフレクタの全体の領域で反射した光線が対象である。
図1(a)に示す灯具ユニット110の場合、光源112から出射した光は、リフレクタ114の内面で反射され、平凸型の投影レンズ116を介して、前方に光源像として投影される。このような一般的な灯具ユニット110の場合、図1(b)に示すように、比較的光線の分布に乱れがなく、車両前方の照射領域における配光のムラが少ない。ここで、配光のムラとは、例えば、明るさが局所的に急激に変化する領域であり、場合によっては、明暗によるすじとして見えることもある。
しかしながら、円形の平凸型の投影レンズは、縦、横の比率や大きさを自由に選択することができないため、このような投影レンズを備えた灯具ユニットにおいて意匠性を工夫することには制約が多い。そこで、従来の平凸型の投影レンズに代えて、形状の自由度が高い異型レンズを備えた灯具ユニットについて説明する。
図1(c)に示す灯具ユニット120は、前述の灯具ユニット110と比較して、形状が非円形の投影レンズ118を備えている点が主たる特徴である。異型の投影レンズ118を用いた場合、レンズ端の異型度の高い領域を通過する光により、図1(d)に示すように、光線の分布にムラが生じる領域Rが形成される。つまり、灯具ユニット120の照射領域の明るさに局所的なムラが生じることになる。
そこで、本発明者は、異型の投影レンズと組み合わせることで、配光(明るさ)ムラを低減するための一つの手段として、リフレクタに着目した。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組合せは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図2は、本実施の形態に係る灯具ユニットの斜視図である。図3は、本実施の形態に係る灯具ユニットの概略構成を模式的に示した断面図である。図4(a)は、本実施の形態に係るリフレクタの正面図、図4(b)は、本実施の形態に係るリフレクタの斜視図、図4(c)は、本実施の形態に係るリフレクタの上面図である。
本実施の形態に係る灯具ユニットは、例えば、車両用前照灯などの車両用灯具に好適である。図2や図3に示すように、灯具ユニット10は、いわゆるプロジェクタ型の灯具ユニットであり、光源搭載部14と、光源モジュール16(光源)と、リフレクタ18と、シェード部20と、投影レンズ100とを備える。
光源搭載部14は、例えばアルミなどの金属材料で形成され、灯具ユニット10の光軸Oに対して垂直方向上方を向く光源モジュール搭載面14aを有する。光源モジュール搭載面14aには、光源モジュール16が搭載されている。
光源モジュール16は、光出射面が光軸Oに対して垂直方向略上方を向くように配置されている。光源モジュール16は、例えば発光ダイオード(LED)やレーザダイオード(LD)、EL素子等の半導体発光素子と、半導体発光素子を支持する基板とを有する。なお、灯具ユニット10に用いられる光源は、白熱球やハロゲンランプ、放電球等であってもよい。光源モジュール16の半導体発光素子は、発光面が上方を向くように光源搭載部14に搭載されている。
リフレクタ18は、図4(a)〜図4(c)に示すように、略ドーム状であり、光源モジュール16の上方に配置されて光源搭載部14に固定されている。リフレクタ18は、回転楕円面を基調とした自由曲面で構成される2種類の反射面18a、18b(18b1,18b2)を内側に有する。この反射面18a,18bのそれぞれは、第1焦点と、第1焦点よりも灯具前方側に位置する第2焦点とを有する。光軸Oを中心に左右に分割された反射面18b1,18b2は、その境界に稜線が形成されており、連続した楕円面と比較して、互いに光軸O側に向かってわずかに向きを傾けて形成されている。リフレクタ18は、光源モジュール16の発光部が反射面18a,18bの第1焦点と略一致するように、光源モジュール16との位置関係が定められている。また、リフレクタ18は、投影レンズ100の焦点が反射面18a,18bの第2焦点と略一致するように、投影レンズ100との位置関係が定められている。
光源搭載部14の灯具前方側には、シェード部20が設けられている。シェード部20は、略水平に配置された平面部20aを有する。リフレクタ18は、シェード部20の平面部20aの灯具前方側の先端部が反射面18a,18bの第2焦点の近傍に位置するように、シェード部20との位置関係が定められている。
投影レンズ100は、前方側表面が凸面であり、光源搭載部14に搭載される光源モジュール16からの光を灯具前方に投影する透光性部材である。投影レンズ100は、その後方焦点を含む後方焦点面上に形成される光源像を、反転像として灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影する。投影レンズ100は、灯具ユニット10の光軸O上に、かつ後方焦点がリフレクタ18の反射面18aや反射面18bの第2焦点と略一致する位置に配置されている。投影レンズ100の形状については、後に詳細に説明する。
光源モジュール16の発光素子16aから出射した光は、リフレクタ18の反射面18aや反射面18bにて反射され、それぞれの第2焦点、すなわちシェード部20の先端部の近傍を通って投影レンズ100に入射する。投影レンズ100に入射した光は、投影レンズ100から略平行な光として灯具前方に照射される。また、光源光の一部がシェード部20の平面部20a上にて反射することにより、シェード部20の先端部を境界線として光源光が選択的にカットされる。これにより、シェード部20の先端部の形状に対応するカットオフラインを有する配光パターンが、車両前方に投影される。
図5(a)は、本実施の形態に係る投影レンズ100を入射面側から見た背面図、図5(b)は、投影レンズ100を出射面側から見た正面図、図5(c)は、投影レンズ100を灯具上方から見た上面図である。図6(a)は、本実施の形態に係る投影レンズ100の側面図、図6(b)は、投影レンズ100を下方から見た斜視図である。
なお、図5(a)〜図6(b)において、X軸は光軸Oに平行な軸であり、Y軸は光軸Oに垂直であって灯具左右方向に延在する軸であり、Z軸は光軸Oに垂直であって灯具上下方向に延在する軸である。
図3に示すように、投影レンズ100は、光源モジュール16よりも車両前方側に配置されている。投影レンズ100は、光源モジュール16から出射した光がリフレクタ18で反射され、その反射光が入射する入射面100aと、入射面100aから入射した光の少なくとも一部が灯具前方に向けて出射する出射面100bと、入射面100aの外縁部100a1と出射面の外縁部100b1とをつなぐつなぎ面100cと、を有する。
本実施の形態に係る灯具ユニット10において、光源モジュール16の発光素子から出射した光は、リフレクタ18の反射面18aまたは反射面18bにて反射され、反射面18aの第2焦点や反射面18bの第2焦点、すなわちシェード部20の先端部の近傍を通って投影レンズ100に入射する。
本実施の形態に係る投影レンズ100は、図5(a)〜図6(b)に示すように、入射面100a及び出射面100bが、鉛直方向の高さよりも水平方向の幅が大きくなるように形成されている。従来、投影レンズには真円の平凸レンズが多く用いられていた。平凸レンズは、光学性能の観点からは設計しやすいものの、意匠性という観点では斬新さに欠けているところがある。また、大きさ、特に車両用灯具における高さ方向の大きさを、光学性能を満たしつつ小さくすることが困難でもあった。
一方、本実施の形態に係る投影レンズ100は、正面視において長方形であり、鉛直方向の高さが抑えられているため、車両用灯具の高さを抑えることができる。一方、鉛直方向の高さと水平方向の幅とが異なる投影レンズ100は、平凸レンズのように光軸Oを中心とした回転対称体ではないため、真円のレンズと比較して、つなぎ面の形状が一様ではない。
このように、平凸レンズから非回転形状の異型レンズに変わると、方向により主線の形状が異なり、平凸レンズよりも集光しにくくなり、遠方の明るさが減少してしまう。換言すれば、レンズの中央領域と比較してレンズの端部領域は、形状の変化が大きく、またその変化も場所によって不均一であるため、レンズの端部領域を通過する光を車両前方の所望の配光に適切に用いることは、光学設計上困難な場合が多い。また、方向によりレンズの結像性能も異なる。
そのため、図1(c)に示した灯具ユニット120においては、図1(d)に示す光線の乱れが生じ、照射領域に明るさのムラを生じさせる一因となるとともに、照射方向中央部の遠方視認性の低下を招くことにもなる。
そこで、新たな意匠性を実現しうる投影レンズを採用した場合においても、所望の配光パターンを精度よく形成するために、上述の灯具ユニット10を考案した。
灯具ユニット10は、光源モジュール16からの光を反射光として灯具前方に向けて反射するリフレクタ18と、反射光を光源の像として灯具前方に投影する非円形の投影レンズ100と、を備える。投影レンズ100は、光軸から等距離にある少なくとも一部の環状の領域の表面と光軸との成す角が周方向に均一ではない形状であり、リフレクタ18は、配光パターン全体の形成に寄与する光を反射する第1反射面18aと、光源搭載部14よりも灯具後方であって光軸O近傍に配置され、配光パターンの中心領域へ向かう光を反射する第2反射面18bと、を有している。なお、第2反射面18bは、配光パターンの内側領域(H−H線とV−V線との交点の周囲近傍)へ向かって、より照度の高い領域を形成する光を反射するように構成されている、と捉えることもできる。
図7(a)は、本実施の形態に係るリフレクタ18の第1反射面18aで反射した光線追跡図、図7(b)は、スクリーン上での図7(a)の光線の分布を示した図、図7(c)は、本実施の形態に係るリフレクタ18の第2反射面18bで反射した光線追跡図、図7(d)は、スクリーン上での図7(c)の光線の分布を示した図である。
図7(b)に示すように、第1反射面18aで反射した光は、配光パターン全体の形成に寄与するものであり、その光線分布は広い範囲で均一に分布している。これは、図4(a)に示すように、 第1反射面18aは、境界なく滑らかに連続した一つの曲面を有しており、第2反射面18bを取り囲むように配置されているためである。これにより、第1反射面18aで反射した光によって全体が形成される配光パターンの明るさのムラを抑制できる。
第2反射面18bは、光軸Oを含む断面形状が光源の発光中心近傍を第1焦点とする楕円を基調とした形状であり、投影レンズ100は、焦点が第2反射面18bの第2焦点近傍に位置するように配置されている。また、第2反射面18b(18b1,18b2)は、第1反射面18aと比較して光軸O側に向かって傾けて形成されている。そのため、図7(d)に示すように、第2反射面18bで反射した光は、配光パターンの中心領域に向かうものであり、その光線分布は配光パターンの中心領域にほぼ集中している。
このように、本実施の形態に係る灯具ユニット10は、従来の円形の投影レンズと異なる非円形の投影レンズ100により新たな意匠性を実現できる。また、光源搭載部14よりも灯具後方であって光軸O近傍に配置され、配光パターンの中心領域へ向かう光を反射する第2反射面18bを設けたことにより、配光パターンの中心領域の明るさを向上できる。その結果、遠方視認性を向上しつつ、明るさムラのない配光を実現できる。
また、投影レンズ100は、入射面100a及び出射面100bの形状が鉛直方向の高さよりも水平方向の幅が大きくなるように形成されている。これにより、灯具ユニット10の高さを抑えることができる。
図8(a)は、本実施の形態に係る灯具ユニット10による配光パターンを模式的に示した図、図8(b)は、図8(a)に示す配光パターンのうち、リフレクタ18の反射面18aによって形成された配光パターンを模式的に示した図、図8(c)は、図8(a)に示す配光パターンのうち、リフレクタ18の反射面18bによって形成された配光パターンを模式的に示した図である。
図8(a)に示すように、本実施の形態に係る灯具ユニット10は、全体にわたって明るさのムラの少ない配光パターンを実現するとともに、配光パターン中央部の明るさを増すことにより、遠方視認性を向上することができる。上述のように、灯具ユニット10は、所望の配光性能を満たしつつ新たな意匠性を実現できる。
以上、本発明を上述の実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて実施の形態における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 灯具ユニット、 14 光源搭載部、 14a 光源モジュール搭載面、 16 光源モジュール、 16a 発光素子、 18 リフレクタ、 18a 第1反射面、 18b 第2反射面、 20 シェード部、 100 投影レンズ。

Claims (5)

  1. 車両用灯具に用いられる、所定の配光パターンを形成する灯具ユニットであって、
    光源を搭載する光源搭載部と、
    光源からの光を反射光として灯具前方に向けて反射するリフレクタと、
    前記反射光を光源の像として灯具前方に投影する非円形の投影レンズと、を備え、
    前記投影レンズは、光軸から等距離にある少なくとも一部の環状の領域の表面と光軸との成す角が周方向に均一ではない形状であり、
    前記リフレクタは、
    前記配光パターン全体の形成に寄与する光を反射する第1反射面と、
    前記光源よりも灯具後方であって光軸近傍に配置され、前記配光パターンの中心領域へ向かう光を反射する第2反射面と、を有し、
    前記第1反射面は、連続した一つの曲面を有しており、前記第2反射面を取り囲むように配置されており、
    前記第2反射面は、光軸を含む断面形状が光源の発光中心近傍を第1焦点とする楕円を基調とした形状であり、
    前記投影レンズは、
    焦点が前記第2反射面の第2焦点近傍に位置するように配置されており、
    レンズの光軸と該レンズとの交点近傍の中央領域と比較してレンズの出射面外縁部近傍の端部領域は、該端部領域の表面と光軸との成す角の変化が大きく、かつその変化が光軸から等距離にある少なくとも一部の環状の領域の表面において不均一であり、
    前記第1反射面で反射された、光源から出射した光の反射光が入射する入射面を有しており、
    前記出射面は、前記入射面から入射した光が出射する、連続した一つの曲面で構成されていることを特徴とする灯具ユニット。
  2. 前記投影レンズは、入射面及び出射面の形状が鉛直方向の高さよりも水平方向の幅が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の灯具ユニット。
  3. 前記第2反射面は、光軸を中心に左右に分割された2つの反射面を有しており、該2つの反射面の境界に稜線が形成されており、
    前記2つの反射面のそれぞれは、前記第1反射面と比較して光軸側に向かって傾けて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の灯具ユニット。
  4. 前記光源搭載部に搭載される光源として半導体発光素子を備え、
    前記半導体発光素子は、発光面が上方を向くように前記光源搭載部に搭載されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の灯具ユニット。
  5. 前記投影レンズは、入射面の外縁部と出射面の外縁部とをつなぐ、形状が一様でないつなぎ面を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の灯具ユニット。
JP2012145649A 2012-06-28 2012-06-28 灯具ユニット Expired - Fee Related JP6180709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145649A JP6180709B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 灯具ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145649A JP6180709B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 灯具ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014010968A JP2014010968A (ja) 2014-01-20
JP6180709B2 true JP6180709B2 (ja) 2017-08-16

Family

ID=50107500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012145649A Expired - Fee Related JP6180709B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 灯具ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6180709B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6402592B2 (ja) * 2014-11-04 2018-10-10 市光工業株式会社 車両用前照灯
JP6435903B2 (ja) * 2015-02-12 2018-12-12 市光工業株式会社 車両用前照灯
JP6651797B2 (ja) 2015-11-09 2020-02-19 市光工業株式会社 車両用前照灯
JP7206508B2 (ja) 2020-12-22 2023-01-18 日亜化学工業株式会社 照明装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10261302A (ja) * 1997-01-17 1998-09-29 Stanley Electric Co Ltd プロジェクタ型ランプ
JP4864834B2 (ja) * 2007-08-21 2012-02-01 株式会社小糸製作所 車両用コーナリングランプ
JP2009266710A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP5345014B2 (ja) * 2009-08-03 2013-11-20 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP5935507B2 (ja) * 2012-05-24 2016-06-15 市光工業株式会社 車両用前照灯

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014010968A (ja) 2014-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10309606B2 (en) Vehicle lamp
JP4970136B2 (ja) 車両用前照灯の灯具ユニット
JP5889499B2 (ja) 車載用前照灯
US10655808B2 (en) Vehicle lamp
US9316374B2 (en) Vehicle headlight
JP5475395B2 (ja) 車両用灯具
JP6663164B2 (ja) 車両用灯具ユニット
US10851957B2 (en) Headlight module and headlight device
JP5937310B2 (ja) 車両用前照灯
JP2017212037A (ja) 車両用前照灯
JP5950385B2 (ja) 車輌用前照灯
US8092059B2 (en) Vehicular lighting fixture
JP6030864B2 (ja) 灯具ユニットおよび投影レンズ
US9903554B2 (en) Vehicle lighting fixture
JP5847105B2 (ja) 車両用灯具
US20140313758A1 (en) Lighting unit for vehicle lamp
JP2017037836A (ja) レンズが取り付けられた発光モジュール構造の装置
JP6180709B2 (ja) 灯具ユニット
JP2017111977A (ja) 車両用灯具および車両用照射システム
JP2011081975A (ja) 車両用前照灯及びリフレクタユニット
KR101489412B1 (ko) 차량용 램프
US20190126808A1 (en) Vehicle lamp
JP2014235836A (ja) 車両用灯具
JP6935266B2 (ja) 車両用灯具
JP5591097B2 (ja) 光学ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6180709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees