JP2008243476A - 車両用灯具 - Google Patents

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Yasunori Kato
靖礼 加藤
Hideaki Nakazawa
秀明 中沢
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    • F21S41/30Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
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Abstract

【課題】 半導体発光素子を光源とする灯具ユニットからの光照射により、所定の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、その表面形状が後方へ回り込んでいる場合においても、グレアを生じることがない良好な車両用灯具を提供する。
【解決手段】 車両用灯具10は、ランプボディ14と、車両幅方向内側から車両巾方向外側に向けて車両後方側に回り込む透光カバー12とで形成された灯室内に配置された第2ユニット40が、光軸が車両前後方向に延びるリフレクタ46と、その照射軸がリフレクタ46の反射面46aの光軸と略垂直となる略鉛直下方に向けられた状態で配置される第2半導体発光素子42,43と、第2半導体発光素子42,43の車両幅方向外側に設けられ、第2半導体発光素子42,43からリフレクタ46の前方に配置されたエクステンション16に向けて出射される直接光を遮光する遮光部材51,52と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両用灯具に関し、特に、半導体発光素子を光源とする灯具ユニットからの光照射により所定の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具に関する。
一般に車両用前照灯(車両用灯具)は、上端縁にカットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成し得る構成となっており、これにより対向車ドライバー等にグレアを与えないようにしつつ、自車ドライバーの前方視認性をできるだけ確保するように構成されている。
その際、半導体発光素子を光源とする複数の灯具ユニットからの光照射により、ロービーム用配光パターンを形成するように構成された車両用前照灯が記載されている(例えば、特許文献1参照)。
この様な車両用前照灯は、水平方向に直線状に配列された複数の半導体発光素子からの光を、放物柱状曲面からなる反射面を有するリフレクタによって灯具前方へ反射させるように構成された、いわゆる放物柱型の車両用灯具が採用されている。そこで、車両用灯具の薄型化を図ることが可能となると共に、横長の配光パターンを形成することが可能となり、これによりロービーム用配光パターンの広拡散領域を形成することが可能となる。
特開2005−141919号公報
ところで、多くの車両用前照灯は、その表面形状が車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方へ回り込むように形成されている。そこで、放物柱型の灯具ユニットが車両正面方向へ向けて奥まった位置に配置されていると、リフレクタの前方に配置されたエクステンション等の他の灯具構成部材に向けて出射された直接光がグレアを生じるという問題がある。また、放物柱型の灯具ユニットが車両正面方向へ向けて車体前端側に配置されていると、車両後方側に回り込む透光カバーによってリフレクタやエクステンションの一部が削られ、削られた部分に配置されたバンパー等の車体構成部材に向けて出射された直接光がグレアを生じるという問題もある。
一方、特許文献1等に記載の車両用前照灯のように、車両正面方向に対して所定角度車幅方向外側へ向けて配置された少なくとも1つの側方照射用灯具ユニットを装備し、これによりロービーム用配光パターンの広拡散領域を形成した場合には、光を効果的に前方へ照射できず、設置スペースの無駄となりやすいという問題がある。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、半導体発光素子を光源とする灯具ユニットからの光照射により、所定の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、その表面形状が後方へ回り込んでいる場合においても、グレアを生じることがない良好な車両用灯具を提供することである。
本発明の上記目的は、ランプボディと、車両幅方向内側から車両巾方向外側に向けて車両後方側に回り込む透光カバーとで形成された灯室内に配置された灯具ユニットが、
光軸が車両前後方向に延びるリフレクタと、
その照射軸が前記リフレクタの光軸と略垂直となる略鉛直下方に向けられた状態で配置される半導体発光素子と、
前記半導体発光素子の車両幅方向外側に設けられ、前記半導体発光素子から前記リフレクタの前方に配置されたエクステンションに向けて出射される直接光を遮光する遮光部材と、を備えたことを特徴とする車両用灯具により達成される。
上記構成の車両用灯具によれば、灯具ユニットが車両正面方向へ向けて配置された場合でも、半導体発光素子からリフレクタの前方に配置されたエクステンションやバンパー等に向けて出射された直接光が、半導体発光素子の車両幅方向外側に設けられ遮光部材により遮光されるので、対向車ドライバー等にグレアを生じることがない。そこで、光を効果的に前方へ照射することができ、設置スペースの無駄を無くすことができる。
尚、上記構成の車両用灯具において、前記半導体発光素子が、車両幅方向に並んで複数個配置されると共に、前記遮光部材は、車両幅方向外側に配置される半導体発光素子に対応するものほど大きいことが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、車両幅方向外側に配置される半導体発光素子に対応する遮光部材ほど大きくされることで、対向車ドライバー等に生じるグレアを効率的に防止でき、光を効果的に前方へ照射することができる。
また、上記構成の車両用灯具において、前記遮光部材が、前記半導体発光素子の周囲を覆うカバー部材の一部を切り起こして形成されることが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、遮光部材を容易に形成することができ、遮光部材を設けたことによる製造コストアップを最小限に抑えることができる。
本発明に係る車両用灯具によれば、灯具ユニットが車両正面方向へ向けて配置された場合でも、半導体発光素子からリフレクタの前方に配置されたエクステンションやバンパー等に向けて出射された直接光が、半導体発光素子の車両幅方向外側に設けられ遮光部材により遮光されるので、対向車ドライバー等にグレアを生じることがない。そこで、光を効果的に前方へ照射することができると共に、設置スペースの無駄を無くすことができる。
したがって、半導体発光素子を光源とする灯具ユニットからの光照射により、所定の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、その表面形状が後方へ回り込んでいる場合においても、グレアを生じることがない良好な車両用灯具を提供できる。
以下、本発明に係る車両用灯具の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る車両用灯具を示す正面図、図2は図1に示した車両用灯具のII−II断面矢視図、図3は図2に示した車両用灯具の要部拡大図、図4は図2に示した車両用灯具のIV−IV断面矢視図、図5は図1に示した灯具ユニットの要部拡大斜視図、図6は図1に示した車両用灯具からの光照射により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるすれ違いビームの配光パターンを透視的に示す図である。
本実施形態の車両用灯具10は、例えば車両の前端部分に取り付けられ、走行ビーム及びすれ違いビームを選択的に切り替えて点消灯可能な前照灯である。図1では、例として自動車等の車両の右前方に取り付けられる前照灯ユニット(ヘッドランプユニット)が車両用灯具10として示されている。
この車両用灯具10は、図1及び図2に示すように、ランプボディ(灯体)14と、車両幅方向内側から車両巾方向外側に向けて車両後方側に回り込む光透過性の透光カバー12と、を備えている。そして、透光カバー12とランプボディ14とで囲まれる灯室10a内に3つの灯具ユニット(第1ユニット20、第2ユニット40、第3ユニット60)が支持部材15上に固定配置されている。また、3つの灯具ユニット20,40,60と透光カバー12との間には、灯具前方から見たときの隙間を覆うようにエクステンション16が配置されている。
支持部材15は、第1ユニット20の第1光源である第1半導体発光素子(LED)22の取付面22bが取り付けられる支持面15aと、第2ユニット40の第2光源である第2半導体発光素子(LED)42,43の取付面42bが取り付けられる支持面15bとを備え、ランプボディ14に固定されている。この支持部材15は、図示しないレベリング機構を介してランプボディ14に固定されており、各灯具ユニットの光軸調整を行うことができる。
次に、各灯具ユニット20,40,60について説明する。
本実施形態の車両用灯具10は、第1ユニット20及び第2ユニット40から出射する光を重ね合わせてすれ違いビームの配光パターンを形成し、第3ユニット60から出射する光で走行ビームの配光パターンを形成するように構成されている。
以下では、まず第1ユニット20について説明する。
第1ユニット20は、後述する第2ユニット40と共にすれ違いビームの配光パターンPLを形成する灯具ユニットであり、図1に示すように、それぞれ略同一構成の3個のサブユニット20A,20B,20Cが、支持部材15の上方の設置部に幅方向に並んで設置されている。
サブユニット20Aは、上端縁に水平及び斜めカットオフラインCL1,CL2を有するホットゾーン形成用パターンPbを形成する(図6参照)。サブユニット20Bは、カットオフラインの下方においてホットゾーン形成用パターンPbよりも大きいカットオフライン形成用パターンPaを形成する(図6参照)。サブユニット20Cは、カットオフラインの下方においてホットゾーン形成用パターンPbとカットオフライン形成用パターンPaとに重なり、カットオフライン形成用パターンPaよりもさらに横広がりの拡散領域形成用パターンPcを形成する(図6参照)。
図2及び図3に示すように、サブユニット20C(サブユニット20A,20Bも略同様)は、支持部材15の支持面15aに固定配置される第1光源としての第1半導体発光素子22と、該第1半導体発光素子22からの光を前方へ反射する第1主リフレクタ26と、支持部材15の前方に配置されたベース部材21と、ベース部材21に保持された投影レンズ24と、を備える。
第1半導体発光素子22は、1mm四方程度の大きさの発光部(発光チップ)22aを有する白色発光ダイオードであって、その照射軸L1がサブユニット20Cの照射方向(図3中左方向)と略垂直となる略鉛直上方に向けられた状態で支持部材15の支持面15a上に載置されている。なお、発光部22aは、その発光部形状や前方に照射される配光に応じて多少角度をつけて配置されるように構成してもよい。また、一つの半導体発光素子の中に複数の発光部(発光チップ)を設けても良い。
第1主リフレクタ26は、鉛直断面形状が略楕円形状であり、水平断面形状が楕円をベースとした自由曲面形状を有する反射面27が内側に形成された反射部材である。第1主リフレクタ26は、その第1焦点F1が第1半導体発光素子22の発光部22a近傍となり、そしてその第2焦点F2がベース部材21の湾曲面21aと水平面21bとが為す稜線21c近傍に位置するように設計配置されている。
第1半導体発光素子22の発光部22aから出射した光は、第1主リフレクタ26の反射面27上にて反射され、第2焦点F2近傍を通って投影レンズ24に入射する。また、サブユニット20C(サブユニット20A,20B)では、ベース部材21の稜線21cを境界線として、一部光が水平面21b上にて反射することにより、光を選択的にカットして車両前方に投影される配光パターンに斜めカットオフラインを形成するように構成されている。すなわち、稜線21cはサブユニット20C(サブユニット20A,20B)の明暗境界線を構成している。
なお、第1主リフレクタ26の反射面27上にて反射されさらにベース部材21の水平面21bにて反射された光の一部も、前方に有効光として照射されることが好ましい。したがって、本実施形態では、ベース部材21の水平面21bの車両前方側は、投影レンズ24と第1主リフレクタ26との位置関係を考慮した適宜反射角度が設定された光学的形状を有している。
投影レンズ24は、第1主リフレクタ26の反射面27にて反射した光を車両前方に投影する凸レンズ型の非球面レンズであって、ベース部材21の車両前方側先端部近傍にて固定されている。本実施形態では、投影レンズ24の後方側焦点は、第1主リフレクタ26の第2焦点F2と略一致するように構成されている。
したがって、第1主リフレクタ26にて反射して投影レンズ24に入射した光は、略平行な光として前方に投影される。すなわち、本実施形態の第1ユニット20のサブユニット20A,20B,20Cは、それぞれ集光カット形成用の反射型のプロジェクタ型灯具ユニットを構成している。
次に、第2ユニット40について説明する。
第2ユニット40は、上述した第1ユニット20と共にすれ違いビームの配光パターンを形成する灯具ユニットであり、上記サブユニット20Cの下方に配置されている。
第2ユニット40は、第1ユニット20のサブユニット20Cにより形成される拡散領域形成用パターンPcよりもさらに横広がりの大拡散領域形成用パターンPdを形成する(図6参照)。
図1乃至図3に示すように、第2ユニット40は、支持部材15の支持面15bに固定配置される第2光源として車両幅方向に並んで配置された一対の第2半導体発光素子42,43と、これら第2半導体発光素子42,43からの光を前方へ反射する第2主リフレクタ46と、を備える。
第2半導体発光素子42,43は、第1半導体発光素子22と同様に発光部42a,43aを有する白色ダイオードであって、その照射軸L2が第2ユニット40の照射方向(図3中左方向)と略垂直となる略鉛直下方に向けられた状態で支持部材15の支持面15b上に載置されている。
第2主リフレクタ46は、発光部42a,43aを通る軸を焦点とする放物柱面を基準面とした反射面46aが内側に形成された反射部材である。第2半導体発光素子42,43の発光部42a,43aから出射した光Xは、第2主リフレクタ46の反射面46a上にて反射され、車両前方へ照射される。すなわち、本実施形態の第2ユニット40は、反射型の灯具ユニットを構成している。尚、第2主リフレクタ46は、反射面46aの前方にエクステンション16が一体成形されている。
更に、第2半導体発光素子42,43のそれぞれの車両幅方向外側には、図1及び図5に示すように、第2半導体発光素子42,43から前記反射面46aの前方に配置されたエクステンション16に向けて出射される直接光X1を遮光する遮光部材51,52が設けられている。
本実施形態に係る遮光部材51,52は、支持部材15の支持面15bに固定配置された第2半導体発光素子42,43の周囲を覆うカバー部材17の一部をそれぞれ車両幅方向外側に切り起こして形成されている。
次に、第3ユニット60は、走行ビームの配光パターンを形成する灯具ユニットであり、支持部材15に固定配置される第3光源としての第3半導体発光素子(図示せず)と、投影レンズ64と、を備える。
投影レンズ64は、第3半導体発光素子の発光部からから出射した光を車両前方に投影する凸レンズ型の非球面レンズであって、投影レンズ64の後方焦点が、第3半導体発光素子の発光部と略一致するように構成されている(図1参照)。したがって、投影レンズ64には、第3半導体発光素子の発光部から出射した光が直接入射し、入射した光が略平行な光として光軸に沿って前方に投影される。すなわち、本実施形態の第3ユニット60は、直射型のプロジェクタ型灯具ユニットを構成している。
尚、本実施形態の車両用灯具10においては、第1ユニット20の第1光源及び第2ユニット40の第2光源が、それぞれ第1半導体発光素子22及び第2半導体発光素子42,43で構成されている。
そこで、一般に小型で消費電力が小さい発光ダイオード(LED)のような半導体発光素子22,42,43を車両用灯具10の光源とすることで、限られた電力の有効利用が可能となる。
また、本実施形態における第1ユニット20と第2ユニット40は、第1半導体発光素子22の取付面22bと第2半導体発光素子42,43の取付面42bが向かい合うように配置されている。
そこで、基板等の設置のために一定のスペースが必要となり、通常は発光させられない第1半導体発光素子22の取付面22b側と第2半導体発光素子42,43の取付面42b側とを向かい合わせ、そのスペース部を付加光学ユニット50で発光させることによって、第1ユニット20と第2ユニット40を効率よく配置することができる。
即ち、以上詳述したように、本第1実施形態においては、第1半導体発光素子22と第2半導体発光素子42,43を光源とする第1ユニット20と第2ユニット40からの光照射により、図6に示したすれ違いビームの配光パターンPLを形成するように構成されており、第2ユニット40は放物柱面を基準面とした反射面46aを備えているので、その照射光により横長の大拡散領域形成用パターンPdを形成することができ、これによりすれ違いビームの配光パターンPLの大拡散領域形成用パターンPdを容易に形成することができる。
その際、第2半導体発光素子42,43のそれぞれの車両幅方向外側には、図1及び図5に示すように、第2半導体発光素子42,43から前記反射面46aの前方に配置されたエクステンション16に向けて出射される直接光X1を遮光する遮光部材51,52が設けられている。
そこで、本第1実施形態のように、第2ユニット40が車両正面方向へ向けて奥まった位置に配置された場合でも、図4に示すように、第2半導体発光素子42,43からリフレクタ46の反射面46aの前方に配置された他の灯具構成部材であるエクステンション16に向けて出射された直接光X1が、第2半導体発光素子42,43の車両幅方向外側に設けられ遮光部材51,52により遮光されるので、対向車ドライバー等にグレアを生じることがない。そこで、光Xを効果的に前方へ照射することができ、設置スペースの無駄を無くすことができる。尚、エクステンション16の表面を反射光が拡散するような表面形状とすることで、グレアを低減することも可能であるが、表面形状にはデザイン上の制限も多く、遮光部材51,52によるグレア防止が非常に有効である。
また、上記実施形態の第2半導体発光素子42,43が、車両幅方向に並んで2個配置されると共に、車両幅方向外側に配置される第2半導体発光素子42に対応する遮光部材51が、第2半導体発光素子43に対応する遮光部材52より大きく形成されている。そこで、対向車ドライバー等に生じるグレアを効率的に防止でき、光Xを効果的に前方へ照射することができる。
更に、上記実施形態の遮光部材51,52は、第2半導体発光素子42,43の周囲を覆うカバー部材17の一部をそれぞれ車両幅方向外側に切り起こして形成されているので、遮光部材51,52を容易に形成することができ、遮光部材51,52を設けたことによる第2ユニット40の製造コストアップを最小限に抑えることができる。勿論、遮光部材を別部材で形成し、第2半導体発光素子42,43の車両幅方向外側に接着や嵌合などにより固定することもできる。
尚、本発明の車両用灯具におけるリフレクタ、灯具ユニット、半導体発光素子及び遮光部材等の構成は、上記第1実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
図7は本発明の第2実施形態に係る車両用灯具における灯具ユニットの要部水平断面図である。
本第2実施形態の第2ユニット60は、上記第1実施形態の第2ユニット40と同様に、上述した第1ユニット20と共にすれ違いビームの配光パターンを形成する灯具ユニットであり、上記サブユニット20Cの下方に配置されている。尚、本第2実施形態の第2ユニット60において、上記第1実施形態の第2ユニット40と同様の構成部材については、同符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に示すように、第2ユニット60は、支持部材15の支持面15bに固定配置される第2光源として車両幅方向に並んで配置された一対の第2半導体発光素子42,43と、これら第2半導体発光素子42,43からの光を前方へ反射する第2主リフレクタ66と、を備える。
第2主リフレクタ66は、発光部42a,43aを通る軸を焦点とする放物柱面を基準面とした反射面66aが内側に形成された反射部材である。第2半導体発光素子42,43の発光部42a,43aから出射した光Yは、第2主リフレクタ66の反射面66a上にて反射され、車両前方へ照射される。すなわち、本実施形態の第2ユニット60は、反射型の灯具ユニットを構成している。
本第2実施形態の第2ユニット60は、車両正面方向へ向けて奥まった位置に配置された上記第1実施形態の第2ユニット40に比べて車体前端側に配置されている。また、第2主リフレクタ66は、上記第1実施形態の第2主リフレクタ46よりも光軸を車両前後方向に延ばした放物柱面が基準面とされた反射面66aを備えている。
そこで、第2ユニット60の反射面66aは、右前方の角部(図7中、破線で示した部分)が車両後方側へ回り込む透光カバー12によって削られた形状とされている。また、反射面66aの前方には、エクステンションを設けるスペースがなく、本来反射面66aが形成される右前方の角部には車体構成部材であるバンパー65が配置されている。
更に、第2半導体発光素子42,43のそれぞれの車両幅方向外側には、図7に示すように、第2半導体発光素子42,43から反射面66aの前方に配置されたバンパー65に向けて出射される直接光Y1を遮光する遮光部材51,52が設けられている。
即ち、本第2実施形態のように、第2ユニット60が車体前端側に配置された場合でも、図7に示すように、第2半導体発光素子42,43からリフレクタ66の前方に配置されたバンパー65に向けて出射された直接光Y1が、第2半導体発光素子42,43の車両幅方向外側に設けられ遮光部材51,52により遮光されるので、対向車ドライバー等にグレアを生じることがない。そこで、光Yを効果的に前方へ照射することができ、設置スペースの無駄を無くすことができる。尚、バンパー65の表面は、エクステンションの表面のように反射光が拡散するような表面形状とすることができず、反射された直接光Y1は完全な上向き光となってしまうので、遮光部材51,52によるグレア防止が非常に有効である。
本発明の第1実施形態に係る車両用灯具を示す正面図である。 図1に示した車両用灯具のII−II断面矢視図である。 図2に示した車両用灯具の要部拡大図である。 図2に示した車両用灯具のIV−IV断面矢視図である。 図1に示した灯具ユニットの要部拡大斜視図である。 図1に示した車両用灯具からの光照射により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるすれ違いビームの配光パターンを透視的に示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用灯具における灯具ユニットの要部水平断面図である。
符号の説明
10 車両用灯具
12 透光カバー
14 ランプボディ
15 支持部材
15a,15b 支持面
16 エクステンション
17 カバー部材
20 第1ユニット
20A サブユニット
20B サブユニット
20C サブユニット
22 第1半導体発光素子(第1光源)
22a 発光部
22b 取付面
26 第1主リフレクタ
27 反射面
28 明るさ低減手段
29 明るさ増加手段
40 第2ユニット
42,43 第2半導体発光素子(第2光源)
42a,43a 発光部
42b 取付面
46 第2主リフレクタ
51,52 遮光部材

Claims (3)

  1. ランプボディと、車両幅方向内側から車両巾方向外側に向けて車両後方側に回り込む透光カバーとで形成された灯室内に配置された灯具ユニットが、
    光軸が車両前後方向に延びるリフレクタと、
    その照射軸が前記リフレクタの光軸と略垂直となる略鉛直下方に向けられた状態で配置される半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子の車両幅方向外側に設けられ、前記半導体発光素子から前記リフレクタの前方に配置されたエクステンションに向けて出射される直接光を遮光する遮光部材と、を備えたことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記半導体発光素子が、車両幅方向に並んで複数個配置されると共に、前記遮光部材は、車両幅方向外側に配置される半導体発光素子に対応するものほど大きいことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記遮光部材が、前記半導体発光素子の周囲を覆うカバー部材の一部を切り起こして形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
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