JP6197303B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

この発明は、光源とレンズとを備え、カットオフラインを有する配光パターンを外部に照射する車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。従来の車両用灯具は、半導体発光素子と、投影レンズと、を備え、投影レンズの入射面に上下方向拡散部を設けたものである。半導体発光素子からの光は、カットオフラインを有する配光パターンとして投影レンズから外部に照射される。半導体発光素子からの光は、投影レンズの入射面に入射する際に、上下方向拡散部により上下方向に拡散される。この結果、配光パターンのカットオフラインが上下方向に拡散されて暈されて、ドライバーの視認性が向上する。
特開2008−262755号公報
ところが、従来の車両用灯具は、上下方向拡散部が投影レンズの入射面に凸状の複数のレンズ素子を上下方向に所定間隔をおいて互いに平行に水平方向に形成してなる、ものである。このために、入射面とレンズ素子との間の水平な境界線により、路面に光のスジが発生する場合がある。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、路面に光のスジ(光のスジ斑)が発生する場合がある、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、光源と、光源からの光をカットオフラインを有する配光パターンとして外部に照射するレンズと、を備え、レンズの入射面には、入射光を拡散させる拡散部が設けられていて、拡散部が、連続する微小凹曲面もしくは微小凸曲面を交差させて設けられ、隣接する微小凹曲面もしくは微小凸曲面の間に稜線が形成されるプリズムである、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、拡散部の連続する微小凹曲面もしくは微小凸曲面が、水平軸に対して傾斜しかつ相互に交差する2本の軸の方向に設けられていて、水平軸に対して傾斜しかつ相互に交差する2本の軸の交差角度が、約90°以下である、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、拡散部が、入射面の全面に亘って設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、光源が、半導体型光源であり、レンズが、投影レンズであり、第1焦点が半導体型光源もしくはその近傍に位置する回転楕円面を基本とした反射面が設けられているリフレクタと、縁が反射面の第2焦点もしくはその近傍に位置して、配光パターンのカットオフラインを形成するシェードと、を備える、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、拡散部が連続する微小凹曲面もしくは微小凸曲面からなるものであるから、隣り合う微小凹曲面と微小凹曲面との間の稜線もしくは微小凸曲面と微小凸曲面との間の稜線により発生する光のスジが従来の車両用灯具の入射面とレンズ素子との間の境界線により発生する光のスジよりも弱い(光が弱い)。しかも、この発明の車両用灯具は、拡散部の連続する微小凹曲面もしくは微小凸曲面が交差して設けられているので、隣り合う微小凹曲面と微小凹曲面との間の稜線もしくは微小凸曲面と微小凸曲面との間の稜線が交差する。この交差する稜線により発生する光のスジが相互に打ち消し合うので、路面に光のスジ(光のスジ斑)が発生するのを防ぐことができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示す一部縦断面図(一部垂直断面図)である。 図2は、レンズを示す背面図(図1におけるII矢視図)である。 図3は、レンズの拡散部を示す一部拡大図(図2におけるIII部の拡大図)である。 図4は、レンズの拡散部を示す一部拡大断面図(図3におけるIVA−IVA線拡大断面図、もしくは、図3におけるIVB−IVB線拡大断面図)である。 図5は、カットオフラインを有する配光パターンを示す説明図である。 図6は、カットオフラインを有する配光パターンを示す一部拡大説明図である。
以下に、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図4において、レンズのハッチングを省略してある。図5、図6において、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。この明細書において、前、後、上、下、左、右とは、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態における車両用灯具の構成について説明する。この例は、たとえば、右側走行の自動車用前照灯のヘッドランプについて説明する。
(車両用灯具1の説明)
図1において、符号1は、この実施形態における車両用灯具である。前記車両用灯具1は、車両の前部の左右両側にそれぞれ搭載されている。前記車両用灯具1は、図1に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、光源2と、レンズ3と、リフレクタ4と、ヒートシンク部材5と、シェード6と、を備える。
前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)は、灯室(図示せず)を画成する。前記光源2および前記レンズ3および前記リフレクタ4および前記ヒートシンク部材5および前記シェード6は、プロジェクタタイプのランプユニットを構成する。前記ランプユニット2、3、4、5、6は、前記灯室内に配置されていて、かつ、上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。
(ヒートシンク部材5の説明)
前記ヒートシンク部材5は、たとえば、樹脂や金属製ダイカスト(アルミダイカスト)などの熱伝導率が高い材料からなる。前記ヒートシンク部材5は、上側の水平板部と、前記水平板部の下面から一体に設けられている複数のフィン形状部と、から構成されている。前記ヒートシンク部材5は、前記光源2および前記レンズ3および前記リフレクタ4および前記シェード6を取り付ける取付部材を兼用する。
(リフレクタ4の説明)
前記リフレクタ4は、たとえば、樹脂部材や金属製ダイカスト(アルミダイカスト)などの熱伝導率が高くかつ光不透過性の材料からなる。前記リフレクタ4は、前記ヒートシンク部材5に取り付けられている。前記リフレクタ4は、前側部分および下側部分が開口し、かつ、後側部分および上側部分および左右両側部分が閉塞した中空形状をなす。前記リフレクタ4の閉塞部分の凹内面には、回転楕円面(楕円)を基本とした自由曲面からなる反射面(収束型反射面)40が設けられている。
前記反射面40は、自由曲面から構成されている。このために、前記反射面40の第1焦点F1および第2焦点(もしくは第2焦線)F2においては、厳密な意味での単一の焦点を有していないが、複数の反射面相互の焦点距離の差異が僅少であり、ほぼ同一の焦点を共有している。そこで、この明細書および図面においては、ただ単に第1焦点および第2焦点と称する。また、前記反射面40においては、前記第1焦点F1と前記第2焦点F2とを結ぶ光軸(図示せず)を有する。
(光源2の説明)
前記光源2は、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記光源2は、発光面を有する発光部20と、基板部21と、から構成されている。前記光源2は、前記基板部21を介して前記ヒートシンク部材5の前記水平板部の上面に取り付けられている。前記光源2の前記発光部20の発光面は、前記リフレクタ4の前記反射面40の前記第1焦点F1もしくはその近傍に位置する。前記光源2の前記発光部20の前記発光面は、上に向いていて、前記リフレクタ4の前記反射面40に対向する。
(レンズ3の説明)
前記レンズ3は、たとえば、PC材、PMMA材、PCO材などの樹脂製のレンズからなるものである。すなわち、前記光源2から放射される光L1は、高い熱を持たないので、前記レンズ3として樹脂製のレンズを使用することができる。前記レンズ3は、ホルダ(図示せず)を介して前記ヒートシンク部材5に取り付けられている。
前記レンズ3は、前記光源2の前記発光部20の前記発光面からの光L1であって、前記反射面40からの反射光L1を所定の配光パターンこの例では図5に示すロービーム配光パターンPとして外部すなわち車両の前方に照射する。前記レンズ3は、非球面を基本とする投影レンズである。前記レンズ3は、後面の入射面30と、前面の出射面31と、から構成されている。前記入射面30は、前記リフレクタ4の前記反射面40と対向する。前記入射面30は、平面もしくは非球面のほぼ平面(前記反射面40に対して凸面あるいは凹面)をなす。前記出射面31は、非球面の凸面をなす。
前記レンズ3のレンズ焦点F3(物空間側の焦点面であるメリジオナル像面)は、前記反射面40の前記第2焦点F2に一致もしくはほぼ一致する。前記レンズ3のレンズ軸(図示せず)と前記反射面40の前記光軸とは、一致もしくはほぼ一致する。
(拡散部32の説明)
前記レンズ3の前記入射面30には、入射光L1を拡散させる拡散部(プリズム)32が設けられている。前記拡散部32は、図3、図4に示すように、連続する微小凹曲面を交差させて設けてなる。前記拡散部32の連続する前記微小凹曲面は、直径Rが約50mm〜約100mmの円の一部(円弧)からなる。また、前記拡散部32の連続する前記微小凹曲面の深さDは、約0.01mm以下である。ここで、前記拡散部32の連続する前記微小凹曲面の直径Rと深さDとが決まると、前記拡散部32の連続する前記微小凹曲面のピッチが決まる。
前記拡散部32の連続する前記微小凹曲面は、図3に示すように、水平軸33に対して傾斜しかつ相互に交差する2本の軸34、35の方向に設けられている。前記水平軸33に対して傾斜しかつ相互に交差する2本の前記軸34、35の交差角度θ°は、約90°以下である。好ましくは、約20°〜約40°である。この例では、約30°である。
前記拡散部32は、図1、図2に示すように、前記レンズ3の前記入射面30の全面に亘って設けられている。なお、前記拡散部32が設けられている前記入射面30の全面とは、前記ロービーム配光パターンPを形成するのに寄与する部分(範囲)である。したがって、前記入射面30の周縁には、前記拡散部32は設けられていない。なお、前記入射面30の周縁に前記拡散部32を設けてもよい。
(シェード6の説明)
前記シェード6は、光不透過部材から構成されている。前記シェード6は、前記リフレクタ4および前記光源2と前記レンズ3との間に配置されている。前記シェード6は、前記ヒートシンク部材5に取り付けられている。前記シェード6は、前記光源2からの光L1であって前記リフレクタ4の前記反射面40で反射された反射光L1の一部を遮蔽して、遮蔽されていない反射光L1で前記レンズ3を介して、カットオフラインCL1、CL2、CL3およびエルボー点Eを有する前記ロービーム配光パターンPの基本配光パターンを形成する。前記シェード6には、エッジ60が設けられている。前記エッジ60は、前記レンズ3の前記レンズ焦点F3、前記反射面40の前記第2焦点F2もしくはその近傍に位置する。前記エッジ60は、前記カットオフラインCL1、CL2、CL3および前記エルボー点Eを形成する。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
光源2を点灯発光させる。すると、光源2から放射された光L1は、リフレクタ4の反射面40でレンズ3およびシェード6側に反射する。その反射光L1の一部は、シェード6により遮蔽される。遮蔽されなかった残りの反射光L1は、レンズ3を透過して図5に示すカットオフライン(下水平カットオフラインCL1、斜めカットオフラインCL2、上水平カットオフラインCL3)およびエルボー点Eを有するロービーム配光パターンPとして、外部すなわち車両の前方に照射される。
ここで、光源2からの光L1であって、リフレクタ4の反射面40からの反射光L1がレンズ3の入射面30に入射する際に、拡散部32によって拡散される。これにより、ロービーム配光パターンPのカットオフラインCL1、CL2、CL3は、図6に示すように、幅Tを有する暈し部Gとして、拡散されて暈される。すなわち、カットオフラインCL1、CL2、CL3、における明暗差が緩やかとなる。この結果、ドライバーの視認性が向上する。この暈し部Gの幅Tは、スクリーンにおいて、約0.3°〜約0.5°の幅である。この暈し部Gの度合いおよび幅Tは、拡散部32の連続する微小凹曲面の直径Rと深さDとピッチ、および、水平軸33に対して傾斜しかつ相互に交差する2本の軸34、35の交差角度θ°を調整することにより、調整することができる。このカットオフラインCL1、CL2、CL3の暈しは、ドライバーの視認性を向上させると共に、色収差による色を相互に消し合う色消し効果がある。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態における車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用灯具1は、拡散部32が連続する微小凹曲面からなるものであるから、隣り合う微小凹曲面と微小凹曲面との間の稜線(34、35)により発生する光のスジ(図示せず)が従来の車両用灯具の入射面とレンズ素子との間の境界線により発生する光のスジよりも弱い(光が弱い)。しかも、この実施形態における車両用灯具1は、拡散部32の連続する微小凹曲面が交差して設けられているので、隣り合う微小凹曲面と微小凹曲面との間の稜線(34、35)が交差する。この交差する稜線(34、35)により発生する光のスジが相互に打ち消し合うので、路面に光のスジ(光のスジ斑)が発生するのを防ぐことができる。その上、レンズ3の入射面30の拡散部32に入射する入射光L1がさまざまな方向に拡散されるので、カットオフラインCL1、CL2、CL3の暈しが自然であり、ドライバーに違和感を与えない。さらに、入射光L1がさまざまな方向に拡散されることにより、レンズ3の光軸を任意の位置に位置させることができる。すなわち、レンズ3の光軸を、稜線(34、35)上に位置させても良いし、稜線(34、35)の間に位置させても良い。あるいは、稜線(34、35)を、レンズ3の光軸上に設けても良いし、レンズ3の光軸を跨ぐように設けても良い。
この実施形態における車両用灯具1は、2本の軸34、35が水平軸33に対して傾斜している。すなわち、微小凹曲面が水平軸33に対して傾斜してかつ交差している。これにより、微小凹曲面が水平軸33に対して平行垂直に交差している拡散部と比較して、光のスジの相互の打ち消し合う効果が大きいので、路面に光のスジが発生するのを確実に防止することができる。ここで、微小凹曲面の水平軸33に対する傾斜角度、すなわち、2本の軸34、35の交差角度θ°が約20°〜約40°の場合において、光のスジの相互の打ち消し合う効果が大である。
この実施形態における車両用灯具1は、拡散部32がレンズ3の入射面30の全面に亘って設けられているので、ロービーム配光パターンPのカットオフラインCL1、CL2、CL3の暈し部Gが自然に暈されて、ドライバーに違和感を与えるようなことがない。しかも、光のスジの相互の打ち消し合う効果が大きいので、路面に光のスジが発生するのをさらに確実に防止することができる。
この実施形態における車両用灯具1は、カットオフラインCL1、CL2、CL3を暈す手段としての拡散部32がいわゆるプリズムから構成されているので、同じくカットオフラインCL1、CL2、CL3を暈す手段としてのシボと比較して、カットオフラインCL1、CL2、CL3の暈し効果が大きく、しかも、製造が簡単であり、かつ、暈し度合いの設計が簡単である。
(実施形態以外の例の説明)
なお、この実施形態においては、カットオフラインCL1、CL2、CL3およびエルボー点Eを有するロービーム配光パターンPを照射するものである。ところが、この発明においては、ロービーム配光パターンP以外のカットオフラインを有する配光パターンたとえばフォグランプ配光パターン、高速道路配光パターンなどを照射するものであっても良い。
また、この実施例においては、右側走行の場合(たとえば、北米タイプの車両用灯具の場合)について説明するものである。ところが、この発明においては、左側走行の場合(たとえば、国内の車両用灯具の場合)にも使用することができる。この場合においては、図5、図6のロービーム配光パターンPが左右逆となる。
さらに、この実施形態においては、拡散部32が連続する微小凹曲面を交差させて設けてなるものである。ところが、この発明においては、拡散部32として、連続する微小凸曲面を交差させて設けてなるものであっても良い。
さらにまた、この実施形態においては、拡散部32をレンズ3の入射面30の全面に亘って設けたものである。ところが、この発明においては、拡散部をレンズの入射面の一部すなわちカットオフラインを形成するのに寄与する箇所の面に設けたものであっても良い。
さらにまた、この実施形態においては、光源として自発光半導体型光源(半導体型光源)を使用したプロジェクタタイプの車両用灯具について説明するものである。ところが、この発明においては、光源として自発光半導体型光源以外の光源、たとえば、ハロゲンバルブなどのバルブ光源、HIDなどの放電灯光源を使用しても良いし、また、プロジェクタタイプ以外の車両用灯具、たとえば、レンズ直射タイプの車両用灯具、リフレクタ反射タイプの車両用灯具に使用しても良い。
1 車両用灯具
2 光源
20 発光部
21 基板部
3 レンズ
30 入射面
31 出射面
32 拡散部
33 水平軸
34、35 軸
4 リフレクタ
40 反射面
5 ヒートシンク部材
6 シェード
60 エッジ
CL1、CL2、CL3 カットオフライン
D 深さ
E エルボー点
F1 第1焦点
F2 第2焦点
F3 レンズ焦点
G 暈し部
HL−HR スクリーンの左右の水平線
L1 光(反射光、入射光)
P ロービーム配光パターン
R 直径
T 幅
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
θ° 交差角度

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源からの光をカットオフラインを有する配光パターンとして外部に照射するレンズと、
    を備え、
    前記レンズの入射面には、入射光を拡散させる拡散部が設けられていて、
    前記拡散部は、連続する微小凹曲面もしくは微小凸曲面を交差させて設けられ、隣接する微小凹曲面もしくは微小凸曲面の間に稜線が形成されるプリズムである、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記拡散部の連続する前記微小凹曲面もしくは前記微小凸曲面は、水平軸に対して傾斜しかつ相互に交差する2本の軸の方向に設けられていて、
    水平軸に対して傾斜しかつ相互に交差する2本の前記軸の交差角度は、約90°以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記拡散部は、前記入射面の全面に亘って設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記光源は、半導体型光源であり、
    前記レンズは、投影レンズであり、
    第1焦点が前記半導体型光源もしくはその近傍に位置する回転楕円面を基本とした反射面が設けられているリフレクタと、
    縁が前記反射面の第2焦点もしくはその近傍に位置して、前記配光パターンの前記カットオフラインを形成するシェードと、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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