JP2015074122A - 積層体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光沢に優れたメタリックインク層を備える積層体を提供する。【解決手段】積層体100を製造する方法は、メディア1上に塗布されたメタリックインクに紫外線を照射して、メタリックインク層2を形成する工程と、上記工程の後に、平滑化インクをメタリックインク層2上に塗布して平滑化インク層3を形成する工程と、平滑化インク層3上に、着色インクを塗布して着色インク層4を形成する工程とを包含する。【選択図】図1

Description

本発明は、メタリックインク層を含む積層体の製造方法に関する。
特許文献1には、金属粉末及び溶剤を含む紫外線硬化型インクジェット用組成物が記載されている。
特開2013−001839号公報(2013年1月7日公開)
特許文献1に記載の紫外線硬化型インクジェット用組成物を含むインクをメディアに吐出してメタリックインク層を形成した後、当該メタリックインク層に着色用のカラーインクを吐出することでカラーインク層を形成する。これにより、メタリックカラー画像を備えた印刷物(積層体)を得ることができる。しかしながら、得られる印刷物におけるメタリックインク層の光沢は十分でない。そのため、光沢性に優れた印刷物を得られる方法が求められている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、光沢性に優れるメタリックインク層を備える積層体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る積層体の製造方法は、上記課題を解決するために、被記録媒体、紫外線硬化型であり、金属粒子を含むメタリックインクによって形成されるメタリックインク層、上記被記録媒体及び上記メタリックインク層のうち少なくとも一方の表面の凹凸を平滑にする平滑化インクによって形成される平滑化インク層、及び、着色インクによって形成される着色インク層を積層して形成される積層体を製造する方法であって、上記メタリックインクを、上記被記録媒体上、又は、上記被記録媒体上に形成された上記平滑化インク層上に塗布し、塗布された上記メタリックインクに紫外線を照射して硬化させることにより、上記メタリックインク層を形成するメタリックインク層形成工程と、上記メタリックインク層形成工程の前に、上記平滑化インクを上記被記録媒体上に塗布して上記平滑化インク層を形成する平滑化インク層形成第一工程、及び、上記メタリックインク層形成工程の後に、上記平滑化インクを上記メタリックインク層上に塗布して上記平滑化インク層を形成する平滑化インク層形成第二工程のうち、少なくとも一方の工程と、上記平滑化インク層上、又は、上記平滑化インク層上に形成された上記メタリックインク層上に、上記着色インクを塗布して着色インク層を形成する着色インク層形成工程とを包含することを特徴としている。
平滑化インク層形成第一工程にて、平滑化インクを被記録媒体上に塗布して平滑化インク層を形成する。そして、当該平滑化インク層上にメタリックインクを塗布し、メタリックインク層を形成する。このとき、平滑化された平滑化インク層の上にメタリックインク層が形成され、平滑化インク層が目止めとなることで、被記録媒体の表面にメタリックインクが浸透しない。さらに、平滑化された平滑化インク層の上にメタリックインク層が形成されているため、メタリックインク層の表面の凹凸が低減される。したがって、本発明では、メタリックインク層の表面での乱反射が抑制され、光沢性に優れるメタリックインク層を備える積層体を提供することができる。
また、平滑化インク層形成第二工程にて、平滑化インクをメタリックインク層上に塗布して平滑化インク層を形成する。ここで、平滑化インクを塗布する前のメタリックインク層の表面には凹凸が形成されているが、平滑化インクを当該表面に塗布することにより、当該凹凸を埋めるように平滑化インク層が形成される。つまり、凹凸が形成されたメタリックインク層の表面と直接接触するように着色インク層を設けるのではなく、凹凸が形成されたメタリックインク層と着色インク層との間に平滑化インク層を設けている。したがって、本発明では、インク層界面での乱反射が抑制され、光沢性に優れるメタリックインク層を備える積層体を提供することができる。
平滑化インク層形成第一工程及び平滑化インク層形成第二工程の少なくとも一方の工程を包含することにより、光沢性に優れるメタリックインク層を備える積層体を製造することができる。
本発明に係る製造方法は、上記メタリックインク層形成工程では、上記メタリックインクを塗布しながら、上記メタリックインクに紫外線を照射して硬化させることが好ましい。
上記の構成によれば、メタリックインクの塗布とメタリックインクの硬化とを並行して行うことができるため、短時間でメタリックインク層を形成することができる。
本発明に係る製造方法では、上記メタリックインクは、溶媒を含むことが好ましい。
塗布したメタリックインクに含まれる金属粒子の動きを規制することができ、かつ、薄いメタリックインク層を形成することができる。また、メタリックインクが硬化するまでの流動性が高いので金属粒子が整って整列する。そのため、より光沢性に優れたメタリックインク層を形成することができる。
本発明に係る製造方法では、上記平滑化インクは紫外線硬化型であり、上記平滑化インク層形成第一工程又は上記平滑化インク層形成第二工程では、上記平滑化インクをレベリングした後、当該平滑化インクに紫外線を照射して硬化させることが好ましい。
平滑化インクをレベリングすることにより、表面の凹凸が低減された平滑化インク層を形成することができる。これにより、平滑化インク層形成第一工程にて平滑化インク層上に形成されるメタリックインク層の凹凸も低減されるため、当該メタリックインク層の表面での乱反射をより抑制することができる。また、平滑化インク形成第二工程にてメタリックインク層上に平滑化インク層を形成した場合も、平滑化インク層の凹凸が低減されているため、インク層界面での乱反射をより抑制することができる。
本発明に係る製造方法では、上記平滑化インクは、透明のクリアインクであることが好ましい。
透明のクリアインクを用いることにより、当該インクを放置した場合であっても当該インクの色が滲まない。また、平滑化インク層の表面での乱反射をより好適に抑制することができる。
本発明に係る製造方法では、上記平滑化インクは、溶媒を含むことが好ましい。
平滑化インクの流動性を向上させることができ、被記録媒体又はメタリックインク層に平滑化インクを容易に塗布することができる。
本発明に係る積層体の製造方法は、光沢性に優れたメタリックインク層を備える積層体を製造できるという効果を奏する。
本発明の各実施形態に係る積層体の構造を示す図である。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について、図1を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の各実施形態に係る積層体の構造を示す図である。まず、本実施形態に係る積層体の製造方法により製造される積層体100及び積層体100を形成する各構成について、詳細に説明する。
[積層体]
本実施形態に係る積層体100は、図1の(a)に示すように、メディア(被記録媒体)1とメタリックインク層2と平滑化インク層3と着色インク層4とをこの順番に積層して形成される。
〔被記録媒体〕
メディア1は、その上にメタリックインク層2、平滑化インク層3及び着色インク層4を含む各インク層を形成するための印刷対象物である。メディア1は、その上に各インク層を形成することができれば特に限定されず、目的に応じて定めることができる。メディア1の種類としては、例えば、板状部材、シート状の部材、ウェブ状の部材などが挙げられ、より具体的には、紙、プラスチックシート、ラベル、繊維、不織布などが挙げられる。
〔メタリックインク層〕
メタリックインク層2は、メディア1に塗布されたメタリックインクに対して紫外線を照射することにより、当該インクが硬化されて形成される。
メタリックインクは、紫外線を照射することにより硬化する紫外線硬化型化合物、及び金属粒子を少なくとも含んでいるインクである。
(紫外線硬化型化合物)
メタリックインクに含まれる紫外線硬化型化合物としては、紫外線を照射した際に硬化する化合物であれば限定されない。紫外線硬化型化合物としては、例えば、紫外線の照射により重合する硬化型モノマー及び硬化型オリゴマーが挙げられる。
硬化型モノマーとしては、例えば、低粘度アクリルモノマー、ビニルエーテル類、オキセタン系モノマー又は環状脂肪族エポキシモノマー等が挙げられる。硬化型オリゴマーとしては、例えば、アクリル系オリゴマーが挙げられる。
低粘度アクリルモノマーは、ラジカル重合により重合し、硬化した樹脂を形成する。低粘度アクリルモノマーとしては、例えば、メトキシポリエチレングリコール(n=3又は9)アクリレート、フェノキシエチレングリコールアクリレート、フェノキシジエチレングリコールアクリレート、フェノキシヘキサエチレングリコールアクリレート、メトキシポリエチレングリコール(n=2、4又は9)メタアクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタアクリレート、β−カルボキシエチルアクリレート、アクリロイルモルフォリン、ダイアセトンアクリルアマイド、ビニルホルムアミド、N−ビニルピロリドン、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、2POネオペンチルグリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコール(n=4又は9)ジアクリレート、エチレングリコールジメタアクリレート、ナノエチレングリオールジアメタクリレート、ポリプロピレングリコール(n=2、4又は9)ジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、グリセリンジメタクリレート、グリセリンアクリレートメタクリレート、変性エポキシ化ポリエチレングリコールジアクリレート、アクリル酸−2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル、エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化グリセリントリアクリレート(EO20モル)、又は、EO変性トリメチロールプロパントリアクリレート等が挙げられる。
ビニルエーテル類は、カチオン重合により重合し、硬化した樹脂を形成する。ビニルエーテル類としては、例えば、ヒドロキシブチルビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、プロピレンカーボネートのプロペニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、シクロヘキサンビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル、トリプロピレングリコールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、アリルビニルエーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、ノナジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジオールビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、VEEAアクリル酸−2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル、又は、VEEMメタクリル酸−2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル等が挙げられる。また、ビニルエーテル類の硬化型モノマーとしては、例えば、以下の式(I)又は(II)の化学式で表わされるモノマーが挙げられる。
Figure 2015074122
Figure 2015074122
オキセタン系モノマーは、カチオン重合により重合し、硬化した樹脂を形成する。オキセタン系モノマーとしては、例えば、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,4−ビス「((3−エチルオキセタン−3−イル)メトキシ)メチル」ベンゼン、3−エチル−3−「((3−エチルオキセタン−3−イル)メトキシ)メチル」オキセタン、3−エチル−3−(2−エチヘキシロキシメチル)オキセタン、又は3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン等が挙げられる。
環状脂肪族エポキシモノマーは、カチオン重合により重合し、硬化した樹脂を形成する。環状脂肪族エポキシモノマーとしては、例えば、Daicel Chemical Industries Co., Ltd製のCelloxide 2000、Celloxide 3000、Dow Chemical Co.製のCYRACURE UVR−6015、CYRACURE UVR−6028、CYRACURE UVR−6105、CYRACURE UVR−6128、CYRACURE ERL−4140及びその誘導体、丸善石油化学株式会社製のDCPD−EP及びその誘導体等が挙げられる。
アクリル系オリゴマーは、カチオン重合により重合し、硬化した樹脂を形成する。アクリル系オリゴマーとしては、例えば、ハイパーブランチ型ポリエステルアクリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、又はエポキシアクリレート等が挙げられる。
メタリックインク中における紫外線硬化型化合物の含有率は、当該インク全体に対して1重量%以上、90重量%以下であることが好ましく、5重量%以上、60重量%以下であることがより好ましい。
(金属粒子)
金属粒子は、メタリックインク中に含まれ、積層体が金属であるような質感を与えるために加える着色剤である。金属の種類としては、積層体の用途に応じて適宜定めればよく、例えば、銀、アルミ等が挙げられる。また、金属粒子は、金属が粒子の表面に存在していればよく、金属のみから形成される粒子のみならず、非金属粒子の表面を金属で被覆された粒子も含む。
金属粒子の粒径は、長径で0.2μm以上、10μm以下が好ましく、0.5μm以上、5μm以下であることが好ましい。短径及び厚さは長径より小さければよく、共に長径の1/5以下であることが好ましい。
メタリックインク中に含まれる金属粒子の形状としては、特に限定されないが、鱗片状扁平状等であることが好ましい。鱗片状又は扁平状の金属粒子の面方向が被記録媒体の面項に平行になるように配向することで輝度がより向上する。
メタリックインク中における金属粒子の含有率は、当該インク全体に対して1重量%以上、20重量%以下であることが好ましく、2重量%以上、10重量%以下であることがより好ましい。
(溶媒)
メタリックインクは、紫外線硬化型化合物及び金属粒子以外に、溶媒を含んでいてもよい。メタリックインクが溶媒を含んでいる場合、吐出安定性、保存安定性に優れている。さらに、メディア1に塗布したメタリックインクに含まれる金属粒子の動きを規制することができ、かつ、薄いメタリックインク層2を形成することができる。また、メタリックインクが硬化するまでの流動性が高いので金属粒子が整って整列する。そのため、より光沢性に優れたメタリックインク層2を形成することができる。
メタリックインクに含まれる溶媒としては、例えば、炭化水素系溶剤、アルコール類、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、ケトン系溶剤、グリコール誘導体が挙げられる。
グリコール誘導体としては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールモノエチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールモノブチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルプロピオネート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールモノメチルエーテルブチレート、エチレングリコールモノエチルエーテルブチレート、エチレングリコールモノブチルエーテルブチレート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルブチレート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルブチレート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルブチレート、プロピレングリコールモノメチルエーテルブチレート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルブチレート等のグリコールエーテル類、グリコールエーテルアセテート類が挙げられる。
また、炭化水素系溶剤としては、例えば、芳香族炭化水素系溶剤、塩化炭化水素系溶剤、脂環式炭化水素系溶媒、脂肪族炭化水素系溶媒が挙げられ、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、エチルベンゼンなどが挙げられる。
また、エステル系溶剤としては、例えば、ギ酸プロピル、ギ酸−n−ブチル、ギ酸イソブチル、ギ酸アミル、酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸−n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸第二ブチル、酢酸−n−アミル、酢酸イソアミル、酢酸メチルイソアミル、酢酸第二ヘキシル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸−n−ブチル、酪酸メチル、酪酸エチル、乳酸メチル、γ−ブチロラクトンなどが挙げられる。
また、メタリックインクに含まれる溶媒はケトン系溶剤であってもよい。ケトン系溶剤としては、例えば、メチルエチルケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチル−n−ブチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン、エチル−n−ブチルケトン、ジ−n−プロピルケトン、メシチルオキシドなどが挙げられる。
メタリックインク中における溶媒の含有率は、当該インク全体に対して10重量%以上、90重量%以下であることが好ましく、40重量%以上、80重量%以下であることがより好ましい。
(その他の成分)
メタリックインクは、紫外線硬化型化合物、金属粒子及び溶媒以外に、メタリックインクの特性を損なわない範囲において、その他の成分をさらに含んでいてもよい。その他の成分としては、例えば、光重合開始剤、レベリング剤、分散剤、浸透促進剤、保湿剤、定着剤、防黴剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、増粘剤、増感剤(増感色素)、安定剤、着色剤(金属粒子以外)、沈降防止剤、光安定剤等の各種添加剤が挙げられる。光安定剤としては、例えばヒンダート・アミン系光安定剤が挙げられる。
光重合開始剤は、紫外線照射によってラジカルやカチオン等の活性種を発生し、上記重合性化合物の重合反応を開始させるものであれば特に制限されない。光重合開始剤としては、光ラジカル重合開始剤や光カチオン重合開始剤を使用することができるが、光ラジカル重合開始剤を使用することが好ましい。光重合開始剤を用いる場合、当該光重合開始剤は、紫外線領域に吸収ピークを有していることが好ましい。
〔平滑化インク層〕
平滑化インク層3は、メタリックインク層2上に形成され、メタリックインク層2の表面の凹凸を平滑化する層である。平滑化インク層3は、メタリックインク層2の表面に平滑化インクを塗布し、必要に応じて当該インクに紫外線を照射することにより形成される。
平滑化インクは、紫外線硬化型化合物を含むインクであることが好ましい。これにより、紫外線を平滑化インクに照射することで平滑化インクを硬化させることができる。平滑化インクに含まれる紫外線硬化型化合物は、上記メタリックインクに含まれる紫外線硬化型化合物と同じものを用いればよい。
また、平滑化インクは、透明のクリアインクであることが好ましい。透明のクリアインクを用いることにより、平滑化インク層の表面での乱反射をより好適に抑制することができる。透明のクリアインクとしては、特に限定されず、様々な種類のものを採用することができる。
(溶媒)
また、平滑化インクは、溶媒を含むインクであることが好ましい。平滑化インクが溶媒を含むことにより、平滑化インクの流動性を向上させることができ、被記録媒体又はメタリックインク層に平滑化インクを容易に塗布することができる。溶媒としては、上記メタリックインクに含まれる溶媒と同様のものを採用することができる。
平滑化インク中における溶媒の含有率は、当該インク全体に対して5重量%以上、80重量%以下であることが好ましく、10重量%以上、50重量%以下であることがより好ましい。
(その他の成分)
平滑化インクは、紫外線硬化型化合物及び溶媒以外に、平滑化インクの特性を損なわない範囲において、その他の成分をさらに含んでいてもよい。平滑化インクに含まれる各種添加剤は、上記メタリックインクに含まれる各種添加剤と同じであってもよく、異なっていてもよい。
〔着色インク層〕
着色インク層4は、平滑化インク層3上に着色インクが塗布されて形成される層である。着色インクとしては、マゼンダ、シアン、イエロー等の着色インクを好適に用いることができる。また、着色インクとして、例えば、酸化チタン粒子などの白色顔料を白色インクであってもよい。
着色インクは、メタリックインク又は平滑化インクと同様、紫外線硬化型化合物を含むインクであることが好ましい。これにより、紫外線を着色インクに照射することで平滑化インクを硬化させることができる。
また、着色インクは、溶媒を含むインクであることが好ましい。メタリックインク及び平滑化インクと同様に、着色インクの特性を損なわない範囲において、その他の成分をさらに含んでいてもよい。
[積層体の製造方法]
次に、図1の(a)に示す、メディア1とメタリックインク層2と平滑化インク層3と着色インク層4とをこの順番に積層して形成される積層体100の製造方法について説明する。
〔メタリックインク層形成工程〕
まず、メタリックインクを、メディア1上に塗布し、塗布されたメタリックインクに紫外線を照射して硬化させる。これにより、メディア1上にメタリックインク層2を形成することができる。なお、メタリックインクを塗布する方法は、特に限定されず、インクジェット手段により、メタリックインクを塗布(吐出)してもよい。
メタリックインク層形成工程では、メタリックインクを塗布しながら、メタリックインクに紫外線を照射して硬化させてもよい。メタリックインクの塗布とメタリックインクの硬化とを並行して行うことにより、短時間でメタリックインク層2を形成することができる。
また、メタリックインクが溶媒を含んでいる場合、メディア1に当該メタリックインクを塗布してからすぐに紫外線を当該メタリックインクに照射することが好ましい。これにより、溶媒がメディア1に浸透することを抑制し、滲みの発生を抑制することができる。また、溶媒を揮発させるため、メディア1に塗布されたメタリックインクをヒーター等により加熱してもよい。
ここで、メディア1の表面には、凹凸が存在するため、当該表面にメタリックインクを塗布してメタリックインク層2を形成した場合、メタリックインク層2の表面に凹凸が形成される。そのため、メタリックインク層2の表面に直接着色インク層4を形成した場合、メタリックインク層2の表面で乱反射が生じ、輝度が低下するという問題が生じてしまう。
〔平滑化インク層形成工程〕
メタリックインク層形成工程の後に、平滑化インクをメタリックインク層2上に塗布して平滑化インク層3を形成する(平滑化インク層形成第二工程)。平滑化インクを塗布する前のメタリックインク層2の表面には凹凸が形成されているが、平滑化インクを当該表面に塗布することにより、当該凹凸を埋める。
本工程では、メタリックインク層2上に平滑化インクを塗布した後、平滑化インクを一定時間放置することにより、メタリックインク層2の表面で流動させる。これにより、凹凸が形成されたメタリックインク層2の表面にて、平滑化インクがレベリングされる。
平滑化インクをレベリングした後、当該平滑化インクに紫外線を照射して硬化させることにより、平滑化インク層3を形成する。これにより、表面の凹凸が低減された平滑化インク層3を形成することができる。なお、平滑化インクをレベリングする時間は、平滑化インクの粘度に応じて適宜定めればよく、紫外線の照射強度及び照射時間も平滑化インクの性質に応じて適宜定めればよい。
〔着色インク層形成工程〕
平滑化インク層3上に形成されたメタリックインク層2上に、着色インクを塗布して着色インク層4を形成する。これにより、図1の(a)に示すような、メディア1とメタリックインク層2と平滑化インク層3と着色インク層4とをこの順番に積層させた積層体100を製造することができる。
本実施形態では、平滑化インク層形成第二工程にて、平滑化インクをメタリックインク層2上に塗布して平滑化インク層3を形成している。さらに、凹凸が形成されたメタリックインク層2の表面と直接接触するように着色インク層4を設けるのではなく、凹凸が形成されたメタリックインク層2と着色インク層4との間に平滑化インク層3を設けている。したがって、インク層界面での乱反射が抑制され、光沢性に優れるメタリックインク層2を備える積層体100を提供することができる。
さらに、平滑化インクのレベリングを行なうことにより、平滑化インク層3の凹凸が低減されているため、インク層界面での乱反射をより抑制することができる。
さらに、メディア1の表面の凹凸度合いが大きい場合であっても、光沢性に優れるメタリックインク層2を備える積層体100を提供することができる。よって、本発明では様々な種類の被記録媒体を用いることができる。
<第二実施形態>
本発明に係る積層体の製造方法は、図1の(a)に示す順番で各インク層を積層して積層体を形成した場合に限定されない。例えば、図1の(b)に示すように、メディア11と平滑化インク層13とメタリックインク層12と着色インク層14とをこの順番に積層させて形成される積層体200の製造方法についても本発明の範囲に包含される。本実施形態では、積層体200の製造方法について以下に説明する。なお、第一実施形態と同様の工程について、以下の実施形態ではその説明を省略する。
〔平滑化インク層形成工程〕
メタリックインク層形成工程の前に、平滑化インクをメディア11上に塗布して平滑化インク層13を形成する(平滑化インク層形成第一工程)。本工程では、平滑化インクをレベリングした後、当該平滑化インクに紫外線を照射して硬化させてもよい。
〔メタリックインク層形成工程〕
メタリックインクを、メディア11上に形成された平滑化インク層13上に塗布する。そして、塗布されたメタリックインクに紫外線を照射して硬化させることにより、メタリックインク層12を形成する。本工程では、メタリックインクを塗布しながら、メタリックインクに紫外線を照射して硬化させてもよい。
平滑化インク層13の上にメタリックインク層12が形成され、平滑化インク層13が目止めとなっている。そのため、メディア11の表面にメタリックインクが浸透しない。さらに、平滑化された平滑化インク層13の上にメタリックインク層12が形成されているため、メタリックインク層12の表面の凹凸は低減される。
〔着色インク層形成工程〕
平滑化インク層13上に形成されたメタリックインク層12上に、上記着色インクを塗布して着色インク層14を形成する。これにより、図1の(b)に示すような、メディア11と平滑化インク層13とメタリックインク層12と着色インク層14とをこの順番に積層させた積層体200を製造することができる。
本実施形態では、平滑化インク層13の上に形成されたメタリックインク層12の表面の凹凸は低減されるため、メタリックインク層12の表面での乱反射が抑制される。したがって、光沢性に優れるメタリックインク層12を備える積層体を提供することができる。
さらに、平滑化インクのレベリングを行なうことにより、平滑化インク層13上に形成されるメタリックインク層12の凹凸も低減される。よって、メタリックインク層12の表面での乱反射をより抑制することができる。
<第三実施形態>
図1の(c)に示すように、2つの平滑化インク層23、25の間にメタリックインク層22を設けた積層体300の製造方法も本発明に包含される。本実施形態では、平滑化インク層形成第一工程により、メディア21上に平滑化インク層23を形成し、平滑化インク層形成第二工程により、メタリックインク層22上に平滑化インク層25を形成している。
積層体300では、2つの平滑化インク層23、25の間にメタリックインク層22が設けられているため、メタリックインク層22の表面での乱反射及びインク層界面での乱反射を抑制することができる。したがって、光沢性に優れるメタリックインク層22を備える積層体300を製造することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔付記事項〕
本発明の第一実施形態に係る積層体の製造方法は、メディア1、紫外線硬化型であり、金属粒子を含むメタリックインクによって形成されるメタリックインク層2、メタリックインク層2の表面の凹凸を平滑にする平滑化インクによって形成される平滑化インク層3、及び、着色インクによって形成される着色インク層4を積層して形成される積層体100を製造する方法であって、上記メタリックインクを、メディア1上に塗布し、塗布された上記メタリックインクに紫外線を照射して硬化させることにより、メタリックインク層2を形成するメタリックインク層形成工程と、上記メタリックインク層形成工程の後に、上記平滑化インクをメタリックインク層2上に塗布して平滑化インク層3を形成する平滑化インク層形成第二工程と、平滑化インク層3上に、上記着色インクを塗布して着色インク層4を形成する着色インク層形成工程とを包含する。
平滑化インク層形成第二工程にて、平滑化インクをメタリックインク層2上に塗布して平滑化インク層3を形成する。ここで、平滑化インクを塗布する前のメタリックインク層2の表面には凹凸が形成されているが、平滑化インクを当該表面に塗布することにより、当該凹凸を埋めるように平滑化インク層3が形成される。つまり、凹凸が形成されたメタリックインク層2の表面と直接接触するように着色インク層4を設けるのではなく、凹凸が形成されたメタリックインク層2と着色インク層4との間に平滑化インク層3を設けている。したがって、インク層界面での乱反射が抑制され、光沢性に優れるメタリックインク層2を備える積層体100を提供することができる。
また、本発明の第二実施形態に係る積層体の製造方法は、メディア11、紫外線硬化型であり、金属粒子を含むメタリックインクによって形成されるメタリックインク層12、メディア11の表面の凹凸を平滑にする平滑化インクによって形成される平滑化インク層13、及び、着色インクによって形成される着色インク層14を積層して形成される積層体200を製造する方法であって、上記メタリックインクを、メディア11上に形成された平滑化インク層13上に塗布し、塗布された上記メタリックインクに紫外線を照射して硬化させることにより、メタリックインク層12を形成するメタリックインク層形成工程と、上記メタリックインク層形成工程の前に、上記平滑化インクをメディア11上に塗布して平滑化インク層13を形成する平滑化インク層形成第一工程と、平滑化インク層13上に形成されたメタリックインク層12上に、上記着色インクを塗布して着色インク層14を形成する着色インク層形成工程とを包含する。
平滑化インク層形成第一工程にて、平滑化インクをメディア11上に塗布して平滑化インク層13を形成する。そして、平滑化インク層13上にメタリックインクを塗布し、メタリックインク層12を形成する。このとき、平滑化インク層13の上にメタリックインク層12が形成され、平滑化インク層13が目止めとなることで、メディア11の表面にメタリックインクが浸透しない。さらに、平滑化された平滑化インク層13の上にメタリックインク層12が形成されているため、メタリックインク層12の表面の凹凸が低減される。したがって、メタリックインク層12の表面での乱反射が抑制され、光沢性に優れるメタリックインク層12を備える積層体200を提供することができる。
また、第一実施形態及び第二実施形態に係る積層体の製造方法は、上記メタリックインク層形成工程では、上記メタリックインクを塗布しながら、上記メタリックインクに紫外線を照射して硬化させる。
メタリックインクの塗布とメタリックインクの硬化とを並行して行うことができるため、短時間でメタリックインク層2、12を形成することができる。
第一実施形態及び第二実施形態に係る積層体の製造方法では、上記メタリックインクは、溶媒を含む。
塗布したメタリックインクに含まれる金属粒子の動きを規制することができ、かつ、薄いメタリックインク層2、12を形成することができる。また、メタリックインクが硬化するまでの流動性が高いので金属粒子が整って整列する。そのため、より光沢性に優れたメタリックインク層2、12を形成することができる。
第一実施形態及び第二実施形態に係る積層体の製造方法では、上記平滑化インクは紫外線硬化型であり、上記平滑化インク層形成第一工程又は上記平滑化インク層形成第二工程では、上記平滑化インクをレベリングした後、当該平滑化インクに紫外線を照射して硬化させる。
平滑化インクをレベリングすることにより、表面の凹凸が低減された平滑化インク層3、13を形成することができる。これにより、平滑化インク層形成第一工程にて平滑化インク層13上に形成されるメタリックインク層12の凹凸も低減されるため、メタリックインク層12の表面での乱反射をより抑制することができる。また、平滑化インク形成第二工程にてメタリックインク層2上に平滑化インク層3を形成した場合も、平滑化インク層3の凹凸が低減されているため、インク層界面での乱反射をより抑制することができる。
第一実施形態及び第二実施形態に係る積層体の製造方法では、上記平滑化インクは、透明のクリアインクである。
透明のクリアインクを用いることにより、当該インクを放置した場合であっても当該インクの色が滲まない。また、平滑化インク層3、13の表面での乱反射をより好適に抑制することができる。
第一実施形態及び第二実施形態に係る積層体の製造方法では、上記平滑化インクは、溶媒を含むことが好ましい。
平滑化インクの流動性を向上させることができ、メディア1、11又はメタリックインク層2、12に平滑化インクを容易に塗布することができる。
本発明は、被記録媒体に光沢のある積層体を印刷する技術に利用することができる。
1、11、21 メディア(被記録媒体)
2、12、22 メタリックインク層
3、13、23、25 平滑化インク層
4、14、24 着色インク層
100、200、300 積層体

Claims (6)

  1. 被記録媒体、紫外線硬化型であり、金属粒子を含むメタリックインクによって形成されるメタリックインク層、上記被記録媒体及び上記メタリックインク層のうち少なくとも一方の表面の凹凸を平滑にする平滑化インクによって形成される平滑化インク層、及び、着色インクによって形成される着色インク層を積層して形成される積層体を製造する方法であって、
    上記メタリックインクを、上記被記録媒体上、又は、上記被記録媒体上に形成された上記平滑化インク層上に塗布し、塗布された上記メタリックインクに紫外線を照射して硬化させることにより、上記メタリックインク層を形成するメタリックインク層形成工程と、
    上記メタリックインク層形成工程の前に、上記平滑化インクを上記被記録媒体上に塗布して上記平滑化インク層を形成する平滑化インク層形成第一工程、及び、上記メタリックインク層形成工程の後に、上記平滑化インクを上記メタリックインク層上に塗布して上記平滑化インク層を形成する平滑化インク層形成第二工程のうち、少なくとも一方の工程と、
    上記平滑化インク層上、又は、上記平滑化インク層上に形成された上記メタリックインク層上に、上記着色インクを塗布して着色インク層を形成する着色インク層形成工程とを包含することを特徴とする積層体の製造方法。
  2. 上記メタリックインク層形成工程では、上記メタリックインクを塗布しながら、上記メタリックインクに紫外線を照射して硬化させることを特徴とする請求項1に記載の積層体の製造方法。
  3. 上記メタリックインクは、溶媒を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の積層体の製造方法。
  4. 上記平滑化インクは紫外線硬化型であり、
    上記平滑化インク層形成第一工程又は上記平滑化インク層形成第二工程では、上記平滑化インクをレベリングした後、当該平滑化インクに紫外線を照射して硬化させることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の積層体の製造方法。
  5. 上記平滑化インクは、透明のクリアインクであることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の積層体の製造方法。
  6. 上記平滑化インクは、溶媒を含むことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の積層体の製造方法。
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