JP2015067094A - 運搬用台車の中間棚システム - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の運搬用台車60の側面パネル64、65の格子状の面内に、後付で中間棚41を取り付けることができる。側面パネルの格子構造に規制されることなく、複数の任意高さに中間棚を配置する。
【解決手段】起伏できるパレット63の対向する辺に、側面パネル64、65、66を有する運搬用台車60に、中間棚41を適用するシステムである。側面パネル64、65内の縦桟68及び横桟69にレール支柱1、1を並列し、レース支柱1に横方向のスライドレール21、21を取り付ける。運搬用台車60の開口側から中間棚41を挿入して、側面パネル64、65間の対応するスライドレール21、21に、中間棚41の両側のスライド材48を載せる。レール支柱1は、側面パネル64、65の面内に着脱自在に配置されている。スライドレール21は、レール支柱1、1に着脱自在で、かつ複数高さに配置できる構造としてある。
【選択図】図4

Description

本発明は、運搬用台車で、側面パネルに中間棚を取り付ける際に使用する運搬用台車の中間棚システムに関する。
荷物を載せるパレットの四隅にキャスターを有し、パレットの周囲に荷崩れ防止用の側面パネルを有する運搬用台車では、高さが低い荷物を効率良く運搬するために、中間棚を設けて上下方向に仕切っていた。この場合、側面パネルが、縦桟と横桟とを組み合わせてが格子状に形成されているため、横桟に中間棚の両端を係止して、対向する側面パネルに中間棚を架設していた(特許文献1、2)。
特開平10−59185号公報 特開2006−8023号公報
前記特許文献1、2では、横桟に中間棚を係止するために、横桟の上下の間隔に規制され、さらに、横桟と縦桟の交差構造の違いにより、台車毎に中間棚の係止部分の構造を変える必要があった。とりわけ、同じサイズの運搬用台車の場合には、無駄を生じていた。
また、横桟に係止していたため、横桟の取り付け間隔に規制され、細かい高さの調節ができない問題点があった。
本発明は、側面パネルに取り付けるレール支柱に、中間棚を係止するスライドレールをを取り付ける構成としたので、前記問題点を解決した。
即ちこの発明は、荷物を載せるパレットの下面側にキャスターを有し、前記パレットの対向する辺に、側面パネルを立設してなる運搬用台車に、中間棚を適用するためのシステムであって、以下のように構成したことを特徴とする運搬用台車の中間棚システムである。
(1) 前記側面パネル内に縦方向に取り付けるレール支柱と、該レース支柱に横方向に取り付ける横方向のスライドレールと、前記両側面パネル間に架設してその両端を前記スライドレールに着脱可能に係止できる中間棚とから構成する。
(2) 前記レール支柱は、前記側面パネルの面内に、前記側面パネルから着脱自在に配置する。
(3) 前記スライドレールは、前記側面パネルの幅方向で、前記側面パネルの内側に配置する。
(4) 前記スライドレールは、前記レール支柱に着脱自在で、かつ複数高さに配置できる構造とする。
この発明は、運搬用台車の側面パネルの面内に配置されるレール支柱に、スライドレールを取り付けるので、レール支柱に設定した任意高さにスライドレールを取り付けることができる。したがって、側面パネルの格子構造に規制されることなく、任意高さのスライドレールに係止して、任意高さに中間棚を配置することができる。
この発明の実施例に使用するレール支柱及びスライドレールを取り付けた運搬用台車の斜視図である。 同じく運搬用台車で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)はA−A断面図である。 この発明の実施例に使用するレール支柱及びスライドレールを組み合わせた状態の図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図を表す。 この発明の実施例に使用するレール支柱、スライドレール及び中間棚を適用した運搬用台車の斜視図である。 この発明の実施例に使用するレール支柱及びスライドレールを取り付けた運搬用台車を折り畳んだ状態の斜視図である。 この発明の実施例に使用するレール支柱で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は平面図を表す。 レール支柱に使用する支柱基材で、(a)は拡大正面図、(b)は拡大右側面図、(c)は拡大背面図、(d)は拡大B−B端面図、(e)はC−C断面図を表す。 レール支柱に使用する係止具で、(a)は拡大平面図、(b)は拡大側面図、(c)は拡大正面図である。 この発明の実施例に使用するスライドレールで、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図を表す。 スライドレールに使用するレール本体で、(a)は拡大平面図、(b)は拡大側面図、(c)は拡大正面図を表す。 スライドレールに使用する取付具で、(a)は拡大平面図、(b)は拡大正面図、(c)は拡大側面図を表す。 この発明の実施例に使用する中間棚で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図を表す。 中間棚に使用する棚本体で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図を表す。 同じく中間棚に使用する棚本体で、(a)は図13中、D−D拡大断面図、(b)はE−E拡大断面図を表す。 中間棚に使用するスライド材で、(a)は拡大平面図、(b)は拡大側面図、(c)は拡大正面図を表す。
図面に基づきこの発明の実施例を説明する。
1.この発明を適用する運搬用台車60
(1) 運搬用台車60は、下面の四隅にキャスター62、62を設けた床フレーム61上に、荷物を載せる平面長方形のパレット63を置き、パレット63の対向する2短辺に第1側面パネル64及び第2側面パネル65を立設して、パレット63の長辺に第3側面パネル(背面パネル)66を立設して構成する(図1)。また、第3側面パネル66に対向する側面には、側面パネルを配置せずに、荷揚げ開口71としてある。
パレット63は、第3側面パネル66側の水平の回転軸70の周りに起伏して、水平方向(床フレーム61上)と垂直方向(第3側面パネル66に沿う)との2位置を取ることができる(図5)。
床フレーム61は、第1側面パネル64の下方の床フレーム片61a、第2側面パネル65の下方の床フレーム片61b、第3側面パネル66の下方の床フレーム片61cから平面視略コ字状に形成されている。
また、第2側面パネル65は、第3側面パネル67側の垂直の回転軸周りに、床フレーム片61b及びキャスター62と共に回動して、第3側面パネル67と略平行に折り畳み変形することができる(図5)。
また、各側面パネル64、65、66は、丸パイプを屈曲して形成した門型のパネル枠67内に、縦桟68、68と横桟69、69とを組み合わせて格子状に形成され、荷崩れ防止を果たす構成となっている。
また、第1側面パネル64と第2側面パネル65とは、パネル枠67、縦横桟68、69は同一に構成してある。縦桟68は内側(パレット63側)に、横桟69は外側に配置されている。また、縦枠68は、パネル枠67の外径(厚さ)内に納まっており、平面視で内側(パレット63側)に突出しない。また、横桟69も平面視で内側(パレット63側)に突出しないが、平面視で外側に若干突出している。なお、横桟69は縦桟68と同様にパネル枠67の外径(厚さ)内に納めることもできる。
また、縦桟68は丸棒、横桟は帯状な形状としてあるが、任意である。
(2) 適用する運搬用台車60は、上記構成が最適であるが、対向する第1側面パネル64、第2側面パネル65を有し、各側面パネル64、65に格子(縦桟68、68と横桟69、69)を有すれば、他の構成は任意である(図示していない)。
2.レール支柱1
(1) レール支柱1は、第1側面パネル64及び第2側面パネル65のパネル枠67内に装着して、スライドレール21を取り付けることができる部材である。レール支柱1は、スライドレール取り付け用の係止孔6を形成した支柱基材2(図7)に、係止具11(図8)を取り付けて構成する(図6)。
(2) レール支柱1の長さ(即ち、支柱基材2の長さ)L10は、第1第2側面パネル64、65のパネル枠67の門型内に収容される(すなわち、縦桟68の長さL03より短い)長さで形成されている。すなわち、図2(b)(c)において、
10<L03
で形成されている。
支柱基材2は、幅D11の基片3の両側から立ち上げ片4、4を有する断面「コ」字状で、開口5側で立ち上げ片4、4の上端部を、互いに近づくように水平方向に屈曲して補強片4a、4aを形成した形状であり、いわゆるリップ溝形鋼(C形鋼)と同様の形状となっている。支柱基材2の断面で、開口5の幅をD10とする(図7(c)(e))。
また、支柱基材2の基片3に、係止孔6、6を形成する。係止孔6は、径D13の円形の挿入孔7と挿入孔7の下側に連続して幅D12、長さL11の係止長孔8を形成する。各係止孔6、6は、端縁6a(即ち係止長孔8の端縁)の位置を、使用するスライドレール21の高さ位置に併せて、配置する。また、
係止長孔8の幅D12<挿入孔7の径D13
で形成されている。
また、この実施例では、上下方向に略等間隔に12個の係止孔6、6を形成し、さらに支柱基材2の上端6a側に、長さL12(>L11)の係止長孔9を使用した収容係止孔10を1個形成してある。
(3) 係止具11は、支柱基材2の補強片4a、4aに固定する長方形の固定片12と、固定片12の両端を固定片12の一面12b側に略直角に屈曲した取付片13、13と、固定片12の略中央で下縁12aに下方に向けて連設した屈曲片14と、から構成する。屈曲片14は、固定片12の下縁12aから固定片12の他面12c側に略水平に屈曲し、続いて下方に向け屈曲した形状であり、屈曲片14の一面14aと固定片12の一面12bとの間に距離L14の間隙15を形成して、この間隙15内に運搬用台車60の横桟69を位置させて係止できるようになっている(図8(b))。
また、係止具11の固定片12の一面12bの中央部分(両取付片13、13の間)に支柱基材2を配置した際に、支柱基材2の外面(支柱基材2の立ち上げ片4の外面)との間に距離L15の間隙16、16を形成して、運搬用台車60の縦桟68をこの間隙16内に配置できるようになっている(図8(a))。また、間隙16、16は2箇所(16a、16b)に形成されるが、何れか一方が使用される。これは、第1側面パネル64では一方の間隙16a、第2側面パネル65では他方の間隙16bを使用すれば、レール支柱1を対応する位置に配置できるようにしたためである。したがって、両側面パネル64、65にレール支柱1、1を合計4つ取り付けるが、この際に総てのレール支柱1、1が共通で使用できるので、組み立て作業を容易にできる。
また、係止具11は、以上の形状を金属材料を屈曲して一体に形成したが、同一の構造であれば、複数部材を溶接などで構成することもできる。また、材料も同様の強度を確保できれば、全部または一部を樹脂材料から構成することもできる。
(4) 支柱基材の補強片の外側(開口側)に、係止具の一面を当接して、溶接や接着などの手段により、支柱基材と係止具とを固定する。係止具は、上下に距離L16を空けて、2つ配置されている(図6(a)、図3(b))。距離L1は、係止具が2つの横桟に係止できるように、運搬用台車の任意の2つの横桟の間隔に形成される(図6)。
(5) レール支柱は、以上のような形状構造を鋼製で形成する。また、鋼製に限らず、アルミ製などの金属、その他全部または一部を樹脂材料で形成することもできる。
(6) また、収容係止孔10は、使用しないスライドレール21、21を収容するために使用し、この実施例では、5つのスライドレール21、21を縦に並べて収容するために、上記長さL12の係止長孔9を形成してある。スライドレール21は、使用する中間棚21の1つに対して1組を必要とするので、中間棚41を最大使用数より少ない状態で使用する場合に、余ったスライドレール21を収容できるので、係止孔から取り外したスライドレール21を紛失することがない。したがって、収容係止孔10を省略して、係止長孔8を使用した係止孔6とすることもできる(図示していない)。
また、中間棚を使用せず、かつパレット63を起こす際に(図5)、スライドレール21が邪魔になる場合があるので、レール支柱1の下部に位置する(パレット63の回転軌跡に位置する)スライドレール21、21を待避させて収容するために、収容係止孔10は上端部に配置してある。したがって、このような考慮をしなければ、収容係止孔10は中間棚41を使用しないレール支柱1の下端部に設けることもできる(図示していない)。
3.スライドレール21
(1) スライドレール21は、中間棚41を摺動させるレール本体22(図10、図11)と、スライドレール21をレール支柱1、1に取り付けるための取付具27、27(図11)とからなる(図9)。
(2) レール本体22は、長さL20で、水平板24と垂直板25とからなるレール基材23の両端にストッパー26、26を固定して構成する(図10)。レール基材23の水平板24の上面24aが、中間棚41が摺動する面となり、また、垂直板25の長さ方向の両端部の角を丸めてある。ストッパー26は、円柱型で、軸を略水平にして、水平板24の上面24aに固定され、一端の円形面26aを垂直板25に当接し、他端の円形面26bを水平板24の端縁と略面一に形成してある(図10(a)(b))。また、ストッパー26の上端の高さは、垂直板25の上端の「2分の1」程度の高さに形成してある。また、両ストッパー26、26の間隔は、水平方向で、L23で形成されている(図10(c))。
また、スライドレール21の長さ(レール本体22の長さ)L20は、運搬用台車60の側面パネル64、65の横桟69の長さL01より小さく形成されている(図2(b)(c))。すなわち、
20<L01
となるので、第1側面パネル64及び第2側面パネル65のパネル枠67の門型内に収容される。
また、スライドレール21の両端縁21a、21aから、それぞれの取付具27までの位置は、水平距離L24で同一に形成され、対称に形成されているので、方向(運搬用台車60の第3側面パネル66側、荷揚げ開口71側)を考慮せずに、使用することができ、組み立て作業を容易にすることができる。
(3) 取付具27は、水平片29と垂直片30とから基材28とし、基材28の垂直片30の外面30bに取付突起31を突設して構成する。取付具27をレール本体22に取り付ける際、水平片29の内面29aが、レール基材23の水平板24の下面24cに当接して固定できるようになっており、また、垂直片30の角は丸めてある。
また、取付突起31は、外径D21の軸部32の先端部に径D22の膨出部33を形成してあり(D21<D22)、軸部32が垂直片30の外面30bに固定されている。
膨出部33は、軸部32側を円形とした半球状に形成し、レール支柱1(支柱基材2)の挿入孔7の径D13より小さく、かつ係止長孔8、9の幅D12よりは大きく形成されている。すなわち、
12<D22
となっている。また、軸部32の径D21は、係止長孔8、9の径D12より小さく形成されている。すなわち、
21<D12
となっている。したがって、取付具27の取付突起31(膨出部33及び軸部32)を、レール支柱1の係止孔6及び収納係止孔10の挿入孔7から挿入して、軸部32を係止長孔8、9内で、下方にスライドすれば、抜けることがなく、スライドレール21をレール支柱1に固定できる。
(4) レール本体22と取付具27、27とを、垂直板24の内面25aと垂直片30の内面30aとが対向し、レール本体22の水平板24の下面24cと取付具27の水平片29の内面29aとが対向するように配置して、レール本体22の水平板24の下面24cに、取付具27の水平片29の内面29aを当接して固定する(図9(b)、図10(b)、図11(c))。取付具27は、レール本体22の長さ方向で2箇所に固定し、両取付具27、27の間隔をL21とする(図9)。間隔L21は、運搬用台車60の側面パネル64、65へ、レール支柱1、1を取り付ける間隔L17と同じに形成する(図3(a))。
4.中間棚41
(1) 中間棚41は、パレット63の上方に配置され、荷物を載せる棚本体42(図13、図14)に、側面パネル64、65に装着されたスライドレール21、21に係止できるスライド材48(図15)を取り付けて構成する(図12)。
(2) 棚本体42は、長方形で、略水平に配置されて荷物を載せる本体部43と、本体部43の長辺に折り曲げ片44a、短辺に折り曲げ片45bをそれぞれ連設された部材から、折り曲げ片44a、45aを下方に折り曲げて構成する(図13)。長辺側の折り曲げ片44aは、直角に3回折り曲げてコ字状に形成し、補強部44を形成する。短辺側の折り曲げ片45aは、本体部43と面一に略平行に延長部46を形成した後に、下方に向けて略直角に折り曲げ、挟持部45を構成する。延長部46の下面の下方で挟持部45との間を、差し込み間隙47とする(図14(a))。
挟持部45の下縁45bは、補強部44の下面44bと略同じ高さに形成される(図14(a)(b))。
(3) スライド材48は、棚本体42の差し込み間隙47に配置する略垂直の基部49と、基部49の下縁から続いて斜めに配置した屈曲部50と、屈曲部50の下縁から続いて、スライドレール21に当接する略垂直のスライド部51と、から構成する(図15)。基部49とスライド部41とは、屈曲部50を介して、水位方向で長さL41だけから離れるように形成される(図15(b))。
スライド材48(スライド部51及び屈曲部50)の先端48a側(中間棚41を運搬用台車60に差し込む側)を基部49側に近づけるように、斜面52を形成するとともに、角を丸めてある(図15)。したがって、中間棚41をスライドレール21に載せる際に、斜面52が案内となって、中間棚41を載せやすい。
また、スライド材48の先端48a(スライド部51の先端)から水平距離L42の位置に、スライド部51の下縁51aから上方に向けて、ストッパー26を収納できる係止凹部53を形成し、係止凹部53から水平距離L43の位置に、係止凹部54を形成する。両係止凹部53、54の水平方向の間隔L43は、ストッパー26、26間の間隔L23と略同一、すなわち、
43≒L23
で形成されている。また、係止凹部53の位置にかかる距離L42は、中間棚41を運搬用台車60に取り付けた際に、中間棚41の先端が第3側面パネル66を押圧せずに(多少の接触は可能)、かつ第3側面パネル66との間に大きな隙間ができないように(使用する作業に応じて、数mm〜数cmの隙間は許容される)形成され、そのように、スライドレール21のストッパー26、26の位置(すなわち、スライドレール21、21、レール支柱1、1)が調整されている。
(4) 前記において、中間棚41は、パレット63と同じくらいの大きさで形成する。即ちスライド材48のスライド部51、51間の距離L45は、両側面パネル68、69に間の距離(設置したスライドレール21、21間の距離)で形成される。また、中間棚41の奥行き方向の長さは、L46(≒スライド部48の長さ「L42+L43」)で形成される。
(5) また、前記において、中間棚41の棚本体42は板状に形成したが、目的に応じて、すのこ状、格子状、箱状、小分けした箱状、パンチングメタル状など様々な構成とすることができる(図示していない)。
5.中間棚システム
(1) 運搬用台車60の第1側面パネル64の内側(第二側面パネル65の内側も同様)に、それぞれ、レール支柱1、1を取り付ける。この際、間隙16を所定の縦桟68に位置させながら、屈曲片14を側面パネル64の横桟69の外側に位置させるように、間隙15に横桟69を位置させる。このようにして、第1側面パネル64に2つづつのレール支柱1、1を取り付ける。
この際、レール支柱1は、縦桟68及び横桟69を挟んでいるので、移動するおそれが無く、安定して設置される。
(2) 続いて、第1側面パネル64、第2側面パネル65でスライドレール21、21を取り付ける。この際、中間棚41を取りつける高さと数に応じて、使用するレール支柱1、1の係止孔6、6を選定するが、当然ながら4つのレール支柱1、1で、対応する同じ高さの係止孔6、6を選定する。各側面パネル64、65で、スライドレール21の水平板24の上面24aを上に向けて、取付具27の取付突起31の膨出部33を係止孔6の挿入孔7に挿入して、挿入孔7に取付具27の軸部32を位置させて、続いて下方にスライドレール21を移動させて、軸部を係止孔6(係止長孔8)の下縁6aに係止する。
以上のようにして、運搬用台車60(側面パネル64、65)に、レール支柱1、1、スライドレール21、21の取り付けが完了する(図1)。
(3) 続いて、中間棚41を運搬用台車60の荷揚げ開口71側から差し込んで(図4)、両側面パネル64、65間に配置して、先端側からスライド材48(スライド部51の下縁51a)を、スライドレール21のレール基材23の水平版24の上面に載せて、第3側面パネル66側に滑らせる。続いて、スライド材48の係止凹部53、54をスライドレール21のストッパー26、26が位置するので、中間棚41は移動を規制される。したがって、中間棚41を、スライドレール21、21の手前側からスライドさせるだけで、簡単にスライドレール21、21上に設置できる。
以上のようにして、この発明の中間棚システムを構成する。
(4) 前記において、レール支柱1は側面パネル68、69の厚さ方向で面内、すなわち、厚さ方向で、門型のパネル枠67の内側に配置される。したがって、側面パネル68、69の幅方向、上下方向でも門型のパネル枠67の内側に配置される。また、スライドレール21は、側面パネル68、69の厚さ方向でできるだけ突出しないように配置され、側面パネル68、69の幅方向、上下方向で門型のパネル枠67の内側に配置される。
したがって、運搬用台車60の稼働(荷物の積み降ろしも含む)で、レール支柱1、1、スライドレール21、21が邪魔にならない。
(5) 中間棚41を取り外す際には、中間棚41の手前側(荷揚げ開口71側)を少し上げれば、係止凹部54とストッパー26との係止が解除され、係止凹部53の縁も斜めに形成されているので、そのまま中間棚41を手前に引けば、容易に中間棚41をスライドレール21、21から取り外すことができる。
(6) また、分解する際には、各スライドレールを上方に移動して、レール支柱の係止孔6の挿入孔7に、取付具27の膨出部33を位置させれば、容易に取り外しできる。また、レール支柱1、1も上方に引き上げれば、縦桟68、横桟69との係止が解除され、容易に取り外しできる。
6.中間棚システムを使用した運搬用台車60の使用
(1) 通常の中間棚つきの運搬用台車と同様に、中間棚41及びパレット63に荷物を載せて使用することができる。
(2) この場合、中間棚41を使用しないスライドレール21、21は、側面パネル64、65から突出しないので、運搬作業の邪魔にならない。また、使用しないスライドレール21、21は、レール支柱1の上端部の収容係止孔10を使ってまとめて収容することもできる。
(3) また、運搬用台車60を使用しないで、ネスティングする場合には、先ず、レール支柱1、1の下部で、パレット63の回転軌跡に位置する(起こしたパレット63の高さ付近までに位置する)スライドレール21、21を、レール支柱1の収容係止孔10に収容する。
続いて、通常の運搬用台車60と同様に、パレット63を回転軸70周りに回動させて、起こして第3側面パネル66に沿って配置する。続いて、第2側面パレット65を回転させて、第3側面パネル66及びパレット63に沿わせることができる(図4)。
(4) また、中間棚41は、スライド材48に屈曲部50を形成して、挟持部45の外面よりも外方にスライド部51を位置させてあるので、運搬用台車60から取り外した中間棚41、41を上下に重ねてネスティングできる(図12(c)鎖線図示41)。
7.他の実施態様
(1) 前記実施態様において、スライドレール21の取付具27は、中間棚41の自重や係止長孔穴8、9との摩擦などにより、レール支柱の係止孔6の係止長孔8(収納係止孔10の係止長孔9)の端縁6aに位置しているので、走行中のスライドレール21の跳ね上がりを防止している。しかし、軽量な中間棚41や分解・組み立てを考慮して、係止長孔8、9の口径D12をより大きく形成した場合には、跳ね上がりを確実に防止するために、係止長孔8、9の下端部を一側に屈曲して屈曲部6bを形成することもできる(図7(c)鎖線図示6b)。
(2) また、前記実施態様において、中間棚41はパレット63と同程度の大きさで形成したが、奥行き方向でハーフサイズその他の小さなサイズの中間棚41を使用することもできる(図示していない)。すなわち、中間棚41の奥行き方向の長さL46を、「2分の1」などで形成する場合である(図12)。この場合でも、スライド部51、51間の距離L45を共通になるので、通常の長さの中間棚41と併用することもできる。
また、スライド部51、51間の距離L45を共通にすれば、異形の中間棚41も使用することができる(図示していない)。
(3) また、前記実施態様において、中間棚41を水平に配置したが、スライドレール21を斜めに配置して(図3(b)鎖線図示21)、中間棚41を斜めに配置することもできる。これを実現するためには、レール支柱1を上下にずらして配置できる構造、スライドレール21取付具27が位置をずらすことができる構造、あるいは、スライドレール21の構造を斜め配置用の構造とするなどの工夫が必要である(図示していない)。
1 レール支柱
2 レール支柱の支柱基材
5 支柱基材の開口
6 レース支柱の係止孔
7 係止孔の挿入孔
8 係止孔の係止長孔(短)
9 収容係止孔の係止長孔(長)
10 収容長孔
11 レール支柱の係止具
12 係止具の固定片
13 係止具の取付片
14 係止具の屈曲片
15 係止具の間隙(横桟用)
16 係止具の間隙(縦桟用)
21 スライドレール
22 スライドレールのレール本体
23 レール本体のレール基材
26 レース本体のストッパー
27 スライドレールの取付具
28 取付具の基材
31 取付具の取付突起
32 取付突起の軸部
33 取付突起の膨出部
41 中間棚
42 中間棚の棚本体
42 棚本体の補強部
47 棚本体の差し込み間隙
48 中間棚のスライド材
53 スライド材の係止凹部
54 スライド材の係止凹部
60 運搬用台車
61 運搬用台車の床フレーム
62 運搬用台車のキャスター
63 運搬用台車のパレット
64 運搬用台車の第1側面パネル
65 運搬用台車の第2側面パネル
66 運搬用台車の第3側面パネル
67 側面パネルの門型フレーム
68 側面パネルの縦桟
69 側面パネルの横桟
71 運搬用台車の荷揚げ開口

Claims (1)

  1. 荷物を載せるパレットの下面側にキャスターを有し、前記パレットの対向する辺に、側面パネルを立設してなる運搬用台車に、中間棚を適用するためのシステムであって、以下のように構成したことを特徴とする運搬用台車の中間棚システム。
    (1) 前記側面パネル内に縦方向に取り付けるレール支柱と、該レース支柱に横方向に取り付ける横方向のスライドレールと、前記両側面パネル間に架設してその両端を前記スライドレールに着脱可能に係止できる中間棚とから構成する。
    (2) 前記レール支柱は、前記側面パネルの面内に、前記側面パネルから着脱自在に配置する。
    (3) 前記スライドレールは、前記側面パネルの幅方向で、前記側面パネルの内側に配置する。
    (4) 前記スライドレールは、前記レール支柱に着脱自在で、かつ複数高さに配置できる構造とする。
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