JP2018079923A - 前下がりの床フレームを備えた運搬用台車 - Google Patents

前下がりの床フレームを備えた運搬用台車 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構造で、かつ軽量なネスティング可能な台車を構成する。【解決手段】台車の進行A方向で前側に下がるように角θで傾斜させて枠状の床フレーム1を配置する。床フレーム1の下面に前側にキャスター10a、後ろ側にキャスター10bを取付け、両キャスター10a、10bは走行軌跡を違えた(a、c)。後ろ側のキャスター10bのキャスター板12の外側に縦固定板17を固定し、縦固定板17間に床フレーム1の後ろ側を固定する。床フレーム1の下面2aの後ろ側は、キャスター板12の上面から距離を空け間隙18を形成する。縦固定板17間で、床フレーム1上に、荷崩れ防止用の門型のパネル20を立設固定する。パネル20には、横U字状の補助パネル30を回転自在に取り付けてある(b、c)。2分の1以上のネスティング効率を確保するように、床フレームの強度、角θ、厚さtを設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、床フレーム上に荷物を載せて運搬する台車であって、前下がりの床フレームを備えた運搬用台車に関する。
荷台となる床フレームに荷物を載せて、物流に使用する運搬用台車では、通常、荷台は略水平に形成されていた。これは、傾斜があると運搬中の振動や軽い衝突で、荷物が滑り落ちると一般に考えられていたためである。また、荷台となる床フレームを備える運搬用台車では、床フレームを傾斜させれば、前後の運搬用台車で床フレームを重ねることができ、運搬用台車をネスティングできため、様々な工夫で床フレームを傾斜させる構造が提案されている。
一の提案では、進行方向後ろ側のキャスターにばねを設けて、通常運搬時は荷物の重みでばねが押さえられ荷台を水平に保っていた。また、ネスティング時には、荷物を取り去るのでばねが作用して荷台の後ろ側を持ち上げ、結果として下がり勾配を形成する台車が提案されていた(特許文献1)。
また、他の提案では、進行方向後ろ側のキャスターを操作レバーで高低高さ調整可能な構造として、通常運搬時は後ろ側のキャスターを低い位置として荷台を水平に保ち、ネスティング時にはキャスターを高くして荷台の後ろ側を持ち上げ、下がり勾配を形成する台車が提案されていた(特許文献2)。
また、カートの補助的な棚で、極めて軽い品物を載せることを想定した棚の場合には、網状の棚を下がり勾配に固定して、カートをネスティングする際に前後のカートの棚を重ねることができるような構造とする提案もあった(特許文献3)。
実開平7−35244号公報 実開昭63−180373号公報 特開2014−221581号公報
荷台となる床フレームを備える運搬用台車では、運搬時に床フレーム水平にして、ネスティング時に床フレームを可動させて傾斜させれば、台車使用時の運搬と不使用時のネスティングを実行させることができた。しかし、床フレームを傾斜角度の変更ができるような構造とすると、可動機構が大型化し、切り替え操作が煩雑となっていた。
また、荷物を載せることとネスティングとを兼ね備える非可動の床フレームを備えるカートの場合には、網状の棚程度の構造であれば、常時傾斜の床フレームとすることはできたが(特許文献3)、重い荷物を載せることを想定した運搬用台車では、常時傾斜の床フレームとすることは発想できていない。
本発明は、ネスティング可能な運搬用台車で、進行方向に前下がりの床フレームの構造とすることにより、より単純な構造の運搬用台車とすることができた。
即ちこの発明は、荷物を載せる床フレームの下面に走行用のキャスターを取り付け、前記床フレームの上面の少なくとも1側に荷崩れ防止用のパネルを取り付け、以下のように構成したことを特徴とした前下がりの床フレームを備えた運搬用台車である。
(1) 前記キャスターは、前記床フレームの前側および対向する後ろ側にそれぞれ取り付けられている。
(2) 前記運搬用台車は、「一の運搬用台車の床フレームの下面側に」後ろ側から「他の運搬用台車の床フレーム」を挿入して、同一平面内でネスティング可能に形成されている。
(3) ネスティングの際に、一の運搬用台車の後ろ側のキャスターと、他の運搬用台車の前側のキャスターとが平面位置で互いに緩衝しないように、前記前側のキャスターおよび後ろ側のキャスターが配置されている。
(4) 前記床フレームは、後ろ側から前側に向けて所定角度で下がり勾配に形成され、
「前記床フレームの所定角度および厚さ」は、
ネスティングの際に少なくとも一の運搬用台車の床フレームと他の運搬用台車の床フレームとは「前記運搬用台車の前後方向の長さで、少なくとも2分の1の長さを重ねることができるように」形成されている。
(5) 前記床フレームの上面に荷物を載せて走行する際に、前記荷物が床フレームから落下しないように、前記所定角度が設定されている。
(6) ネスティングの際に、「一の運搬用台車のパネル」と「他の運搬用台車のパネル」とが緩衝しないように、前記パネルが配置されている。
また、前記において、以下のように構成することを特徴とした前下がりの床フレームを備えた運搬用台車である。
(1) 床フレームを平面視で略方形として、進行方向後ろ側の辺に沿って、荷崩れ防止用のパネルを配置した。
(2) 荷崩れ防止パネルは、前記床フレームの隅部に立設した縦材の上端を横材で連結した門型で形成した。
(3) 荷崩れ防止パネルに、前側が閉じ後ろ側が開いた横略U字状の補助パネルを取り付け、前記閉じ側が、後ろ側より縦方向の長さを広く形成した。
さらに、前記において、以下のように構成することを特徴とした前下がりの床フレームを備えた運搬用台車である。
(1) 前後方向に直交する水平幅方向とし、後ろ側のキャスターのキャスター板の水平幅方向の外側に縦固定板を連設した。
(2) 前記縦固定板の水平幅方向の内面に、床フレームの後ろ側端部を固定し、かつ前記床フレームの下面と前記キャスター板の上面との間に、ネスティングの際に他の運搬用台車の床フレームの前側を挿入できる間隙を形成した。
この発明は、床フレームを後ろ側から前側に向けて所定角度で下がり勾配に形成して、床フレームの傾斜所定角度および厚さを、ネスティングの際に少なくとも一の運搬用台車の床フレームと他の運搬用台車の床フレームとは「床フレームの前後方向の長さで、少なくとも2分の1の長さを重ねることができるように」形成したので、単純な構造で、軽量な運搬用台車を構成できる。
この発明の第一の実施態様で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、を表す。 この発明の第一の実施態様で、底面図を表す。 この発明の第一の実施態様で、(a)は後ろ側のキャスター板周りの拡大斜視図で、(b)は図1(a)のB−B線における一部拡大断面図、(c)は(b)のC−C線における断面図である。 この発明の第一の実施態様で、補助パネルを回転した状態で、(a)は平面図、(b)は正面図を表す。 この発明の第一の実施態様で、3台をネスティングした状態の正面図を表す。 この発明の第二の実施態様で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、を表す。 (a)は後ろ側のキャスター板周りの拡大斜視図で、(b)は図6(a)のE−E線における一部拡大断面図、(c)は(b)のF−F線における断面図である。 この発明の第二の実施態様で、補助パネルを回転した状態で、(a)は平面図、(b)は正面図を表す。 この発明の第二の実施態様で、3台をネスティングした状態の正面図を表す。
図面に基づき、この発明の実施態様を説明する。なお、以下において、運搬用台車の走行方向を矢示A方向(図1(a)(b)で図中右から左。図1(c)で手前側から奥側)として、走行時に前に位置する側を前側、後ろに位置する側を後ろ側とする。
1.第一の実施態様(図1〜図5)
この実施態様はパネル20の支柱22を1本ずつで形成した実施態様である。
(1) 平面略長方形で枠状の床フレーム1の下面2aで、四隅付近に、4つのキャスター10の各キャスター板11、12を固定する。床フレーム1は、走行方向Aで、全キャスター10、10が接地した際に、水平面52に対して進行方向に向けて角θで下がり勾配となるように(後ろ側に比して前側が下がっている)、配置されている(図1(b))。ここでは、
θ≒3°(tanθ≒0.05)
程度で形成する。
なお、キャスター10は総て同一とするなど構成は任意であるが、通常、走行方向Aで、前側のキャスター10aを自在キャスター、後ろ側のキャスター10bを固定キャスターとして設定する。
(2) 床フレーム1は、平面略矩形(長方形)の格子状で、前枠4a、後枠4b、側枠4c、4cからなる外周枠4の内側に、縦内枠5、5および横内枠6、6を固定してある。外周枠4は、前枠4aと後枠4bの対向面に側枠4c、4cの両端面を架設固定して構成されている。また、前枠4a、後枠4b、側枠4c、縦内枠5、5および横内枠6、6は、断面の垂直方向長さ(厚さ)に比して断面の水平方向の長さ(幅)が充分大きく帯状に形成され、かつ後枠4bを除き断面の垂直方向長さ(厚さ)はほ同一に形成され、この厚さを床フレーム1の厚さtとする(図1(b))。
なお、少なくとも「前枠4a、側枠4c、4c、縦内枠5、5および横内枠6、6」の上面は略面一となるように形成され、「前枠4a、後枠4b、側枠4c、4c、縦内枠5、5および横内枠6、6」の下面も略面一となるように形成される、下面は面一ではなく、断面の垂直方向長さ(厚さ)は「前枠4a、後枠4b、側枠4c、4c」に較べて、「縦内枠5、5、横内枠6、6」を多少小さくすることもできる(図示していない)。
また、縦内枠5、5は、前枠4aと後枠4bとの間に架設固定され(この実施態様では4枚)、すなわち縦内枠5、5は進行方向Aと平行に配置される。また、隣接する側枠4cと縦内枠5の間および縦内枠5、5の間に、横内枠片6aを架設固定し、すなわち横内枠片6a、6aは進行方向Aと直交する方向に配置される。また、直線状に並ぶ5枚の横内枠片6a、6aから横枠6を構成する(図1(a))。
また、床フレーム1の上面2で、前枠4aの縁に沿って、長さ方向に間隔を空けて突条8、8を固定して形成する。なお、突条8、8は予め前枠4aの上面に一体に形成しておくこともできる(図示していない)。また、突条8は前枠4aの上面の縁に沿って連続して形成することもできる(図示していない)。
(3) また、床フレーム1は、平面視で、前側の端の幅(前枠4aの長さ)D1、後ろ側の端の幅(後枠4bの長さ)D2とするとき、
D1<D2
で形成されている(図1(a))。また、前側の両端の角(前枠4aと側枠4cとの交点付近)を切り落としてある。いずれも、ネスティングの際に、後ろ側から他の台車が挿入しやすいようにする工夫である。
(4) 後ろ側のキャスター板12、12の外縁12aに、それぞれ縦固定板17の下縁を連設固定してあり、水平方向のキャスター板12に垂直方向の縦固定板17が連設された構造で、右側面視でL字状に形成される(図1(c)、図3)。
また、床フレーム1の後ろ枠4bと側枠4cの後ろ側は、縦固定板17の内側に固定され、この状態で、後ろ枠4bの下面(床フレーム1の下面2a)とキャスター板12の上面12bとの間には所定距離の間隙18が形成される(図3(a)(b))。
(5) また、前側のキャスター10aは、走行方向で、走行軌跡14、14となっており、後ろ側のキャスター10bの走行軌跡15、15と重ならないように、やや内側に配置される。すなわち、前側のキャスター10aのキャスター板11、11は、側枠4cに一番近い縦内枠5と2番目に近い縦内枠5とに架設され、かつ、前枠4aに一番近い横内枠6(横内枠片6a)に固定されるように配置される(図1(a)、図2)。
なお、前側のキャスター10aと後ろ側のキャスター10bとは、走行軌跡14と走行軌跡15とが重ならなければ、他の配置とすることもできる。例えば、前側のキャスター10a(キャスター板11)を隅部に配置して、後ろ側のキャスター10b(キャスター板12)を中心側に寄せて配置することもできる(図示していない)。
(6) パイプ材料を屈曲して門型に形成し、支柱22、支柱22の上端を横連結材24で連結した構造のパネル20を構成する。パネル20は荷崩れ防止用で、パネル20の支柱22、22間に横方向の桟材25、25を架設固定してある(図1(c))。ここでは桟材25を3本架設したが、荷崩れを防止するために設けるものであるので、本数は任意であり、また縦方向の桟材と組み合わせて格子状に形成することもできる(図示していない)。
また、パネル20は、支柱22、22の下端部を、縦固定板17、17の内面側に固定する。この場合、支柱22、22の下端22a、22aは、床フレーム1の後枠4bの上面に位置し、間隙18内に入らないようになっている(図3(a)(b))。したがって、支柱22の下端22aは、キャスター板12の上面12bから所定距離の間隙18を空けて上方に位置させてある。
(7) したがって、この場合、床フレーム1の下面2aで後ろ側(後ろ枠4b、側枠4cの後ろ側)は、いずれも縦固定板17、17の内面に位置し、かつキャスター板12の上面12bとの間で、間隙18が形成される(図3(a)(b))。間隙18は、ネスティングの際に、後方から他の運搬用台車の床フレーム1を挿入する挿入口となる。また、前後のキャスター板11、12がほぼ同一高さに配置され、間隙18の分だけ、床フレーム1は角度θだけ前側が下がるように傾斜して取り付けられる。
(8) また、パネル20の支柱22の外側に、正面視で、横U字状の補助パネル30を取り付ける。補助パネル30は、前側に向けて幅狭で、後ろ側に開口34が形成される構造で、パイプ材料を屈曲して、上斜め材31と下斜め材32と、両斜め材31、32の前側を結ぶ縦連結材33とから構成される。下斜め材32の後ろ側の端部が、支柱22の外面側に水平軸35により回転自在に取り付けてある。また、上斜め材31の後ろ側の端部に保持具36を設けてある。保持具36は、支柱22を挟むようにして支柱22に係止して、補助パネル30が回転しないように作用し、保持具36と支柱22との係止を解除すれば、補助パネル30が水平軸35周りに自由に回転できるように形成されている(図1(b)、図4(b))。
補助パネル30で、前側(縦連結材33側)に、補強縦材37が両斜め材31、32間に架設固定され、縦補強材37は縦連結材33と略平行に配置されている。また、補助パネル30の保持具36が支柱22に係止して回転が抑止された状態で(図1(b))、縦連結材33は略垂直状態に配置される。
また、両側の補助パネル30、30は、平面視で、ほぼ並行に配置され、床フレーム1が「D1<D2」であるので、平面視で、前側の端(縦連結材)は床フレーム1の側板4cの外縁との間に隙間が生じている(図1(a))。また、補助パネル30、30は、平面視で、後ろ側に比して前側がやや外側に開いた状態で取り付けることもできる(図示していない)。
また、補助パネル30で、保持具36の係止を解除して、後ろ側(図1(b)で水平軸35周り右側)に回転した際に(図4(b))、下斜め材32は略垂直状態となり、下斜め材32が支柱22と略重なった状態を保持するように、下斜め材32に支柱22の前側に係止する係止部材39を取り付けてある(図4(b)、図1(b))。
また、補助パネル30は、パネル20の両方の支柱22、22に取り付けたが、一方の支柱22にのみ取り付けることもできる(図示していない)。
(9) 以上のようにして、この発明の運搬用台車50を構成する(図1、図2)。この実施態様では床フレーム1は、例えば、
D1=800mm
D2=810mm
L0=1100mm
t=12mm
で形成する。
2.第一の実施態様の運搬用台車50の動作
次ぎに運搬用台車50の動作について説明する。
(1) 荷物を床フレーム1に載せる際には、一方または両方の補助パネル30を後ろ側に回転させて、補助パネル30の係止部材39を支柱22に係止すれば(図4(b))、床フレーム1の前枠4a、側枠4c、4cの3方向から荷物を積むことができる(図4(a))。なお、床フレーム1の前枠4a側からのみ荷物を積み込む場合には、補助パネル30の回転は不要である(図1(a)))。
(2) この運搬用台車50では、通常の台車と同様に、床フレーム1の上面2に荷物を載せて、各キャスター10a、10bを地面53に接地させて、走行する(図1(b))。この際、荷物は、補助パネル30があるので、ベルトなどで荷物とパネル20とをつながなくても、荷物の崩れを防止できる。また、もし、荷物が床フレーム1の前側に滑った場合であっても、突条8、8があるので、床フレーム1から荷物54が落下するおそれはない。
また、この際、床フレーム1の上面2の傾斜はθであり、荷物(通常は段ボール箱)の下面の材質(摩擦係数)、重さ、床フレーム1の上面2の材料(摩擦係数)にもよるが、上記θの角度であれば、運搬用台車50を走行中に急停止した場合であっても、荷物のズレは生じないと考えられる。
(3) 運搬用台車50を使用しない場合には、ネスティングができる。運搬用台車50の後ろ側から他の運搬用台車50Aの前側を重ねれば、運搬用台車50Aの床フレーム1Aの前側は、運搬用台車50の間隙18から床フレーム1の下面2a側に入り、床フレーム1、1Aを上下に重ねることができる。したがって、前側の運搬用台車50の床フレーム1の下面2に、後ろ側の運搬用台車50Aの床フレーム1の上面2が、すれるように重なることになる。また、この際、運搬用台車50の補助パネル30の開口34から運搬用台車50Aの補助パネル30Aの前側(縦連結材33A側)を挿入するので、補助パネル30、30Aを垂直面内で重ねることができる。この際、前側の運搬用台車50の補助パネルの補強縦材37に、後ろ側の運搬用台車50Aの補助パネル30の縦連結材33Aが当たらないように形成されている(図5)。
同様に、運搬用台車50Aの後ろ側からさらに、運搬用台車50Bを挿入すれば、同様に、運搬用台車50Aと運搬用台車50Bを重ねることができ、3台の運搬用台車50、50A、50Bをネスティングできる(図5)。
この際、前側のキャスター10aと後ろ側のキャスター10bとは走行軌跡14、15が異なるので、運搬用台車50の後ろ側のキャスター10b、10bに、運搬用台車50Aの前側のキャスター10aA、10aA、さらに運搬用台車50Bのキャスター10aB、10aBが緩衝することがない。
(4) また、この際、運搬用台車50の走行方向の長さL0に対して、運搬用台車50Aの前側が長さL1だけ重ねてネスティングできるので、この場合は、
L1/L0=0.66
となり、ネスティングの効率は3分の2を確保できる(図5)。すなわち、2台の運搬用台車50、50を走行方向に並べた際に、2台の運搬用台車50.50の長さは「2L0」になるところ、ネスティングによって、2台の運搬用台車50、50の長さは、3分の1程度の長さの増加に留まることになる。
この場合、床フレーム1の傾斜θを大きくして、床フレーム1の厚さt(図1(b))を薄くすれば、ネスティング率を確保できる。床フレーム1の傾斜θはできるだけ小さく水平に近く設定して、床フレーム1の厚さtは強度や捻りに対抗できるためにはできるだけ大きくすることが好ましい。
したがって、一般に2分の1以上のネスティングの効率を確保することが望ましく、これを満たすように、
・床フレーム1の厚さt
・床フレーム1の傾斜θ
を選定する。
3.第二の実施態様(図6〜図9)
この実施態様は、第一の実施態様とはパネル20に補助支柱23を追加した構成が異なり、他の構成は同様である。
(1) 前記実施態様1と同様に、パイプ材料を屈曲して門型に形成し、支柱22、支柱22の上端を横連結材24で連結した構造のパネル20を構成する。パネル20は荷崩れ防止用で、パネル20の支柱22、22間に横方向の桟材25、25を架設固定してある。また、支柱22、22の前側に並列して(走行方向で前側)補助支柱23を配置し、補助支柱23と支柱22とを、横方向の補助支柱連結材28、28で連結する。補助支柱23の下端23aは、支柱22の下端22aと同じ高さ位置にあり、上端は支柱22の上端より低くしてある。
(2) 前記第一の実施態様と同様に、床フレーム1を構成し、同様のキャスター10a、10bを配置する。前側のキャスター10a、10aのキャスター板11,11をフレーム1の下面2aに固定する。後ろ側のキャスター10b、10のキャスター板12の外縁12aに縦固定板17の下縁を固定する。
(3) パネル20と補助支柱23とを、縦固定板17の内側であって、後ろ側のキャスター板12の上面12bに配置する。パネル20の支柱22の下縁22aと補助支柱23の下縁23aとをキャスター板21の上面12aに当接させ、パネル20と補助支柱23と縦固定板17およびキャスター板12に固定する。
また、床フレーム1の後枠4bの両端が、支柱22、22の対向する内面であって、キャスターフレーム12の上面12の上方に配置し、後枠4bを支柱22の下端部に固定する(図7(a)(b))。したがって、第一の実施態様と同様に、床フレーム1の下面2aで後ろ側(後ろ枠4b、側枠4cの後ろ側)は、いずれも縦固定板17、17の内面であって、支柱22および補助支柱23の内面に位置し、かつキャスター板12の上面12bとの間で、間隙18が形成される(図7(a)(b))。間隙18は、ネスティングの際に、後方から他の運搬用台車の床フレーム1を挿入する挿入口となる。よって、第一の実施態様と同様に、前後のキャスター板11、12がほぼ同一高さに配置され、間隙18により、床フレーム1は角度θだけ前側が下がるように傾斜して取り付けられる。
(4) したがって、この実施態様では、床フレーム1は、縦固定板17、17間に固定された支柱22、22間に配置されるので、第一の実施態様(縦固定板17、17間に配置される)に較べて、支柱22、22間の距離(縦固定板17、17間の距離)が第一の実施態様と同じであれば、床フレーム1の幅(D1、D2)は、支柱22の分だけ狭くなる。
(5) また、パネル20の支柱22、補助支柱23の外側に、第一の実施態様と同様に、正面視で、横U字状の補助パネル30を取り付ける。補助パネル30の構造は、第一の実施態様と同様で、前側に向けて幅狭で、後ろ側に開口34が形成される構造で、パイプ材料を屈曲して、上斜め材31と下斜め材32と、両斜め材31、32の前側を結ぶ縦連結材33とから構成される。下斜め材32の後ろ側を、補助支柱23の外面側に水平軸35により回転自在に取り付けてある。また、上斜め材31の後ろ側の端部に保持具36を設けてある。保持具36は、支柱22を挟むようにして支柱22に係止して、補助パネル30が回転しないように作用し、保持具36と支柱22との係止を解除すれば、補助パネル30が水平軸35周りに自由に回転できるように形成されている(図6(b)、図8(b))。
また、第一の実施態様と同様で、補助パネル30で、前側(縦連結材33側)に、補強縦材37が両斜め材31、32間に架設固定され、縦補強材37は縦連結材33と略平行に配置されている。また、補助パネル30の保持具36が支柱22に係止して回転が抑止された状態で、縦連結材33は略垂直状態に配置される。
また、第一の実施態様と同様で、両側の補助パネル30、30は、平面視で、ほぼ並行に配置され、床フレーム1が「D1<D2」であるので、平面視で、前側の端(縦連結材)は床フレーム1の側板4cの外縁との間に隙間が生じている(図6(a))。また、補助パネル30、30は、平面視で、後ろ側に比して前側がやや外側に開いた状態で取り付けることもできる(図示していない)。
また、補助パネル30で、保持具36の係止を解除して、後ろ側(図6(b)で水平軸35周り右側)に回転した際に、下斜め材32が補助支柱23と略重なった状態を保持するように、下斜め材32に、支柱22の前側に係止する係止部材39を取り付けてある(図6(b)、図8(b))。
また、補助パネル30は、パネル20の両方の支柱22、補助支柱23に取り付けたが、一方の側の支柱22、補助支柱23にのみ取り付けることもできる(図示していない)。
(6) 以上のようにして、第二の実施態様の運搬用台車50を構成する(図6)。
(7)運搬用台車50の動作についても第一の実施態様と同様である。
一方または両方の補助パネル30を後ろ側に回転させて、補助パネル30の係止部材39を補助支柱23に係止して(図6)、荷物を床フレーム1に載せ、各キャスター10a、10bを地面53に接地させて、走行する(図6(b))。第一の実施態様と同様に、補助パネル30があるので、ベルトなどで荷物とパネル20とをつながなくても、荷物の崩れを防止できる。また、もし、荷物54が床フレーム1の前側に滑った場合であっても、突条8、8があるので、床フレーム1から荷物54が落下するおそれはない。
(8) また、第一の実施態様と同様に、運搬用台車50を使用しない場合には、運搬用台車50の後ろ側から他の運搬用台車50A、50Bの前側を重ねれば、3台の運搬用台車50、50A、50Bをネスティングできる(図9)。また、この際、運搬用台車50の走行方向の長さL0に対して、運搬用台車50Aの前側が長さL1だけ重ねてネスティングできるので、この場合は、
L1/L0=0.66
となり、ネスティングの効率は3分の2程度を確保できる(図8)。すなわち、ネスティングによって、2L0となるところ、3分の1程度の長さの増加に留まることになる。
この場合、床フレーム1の傾斜θを大きくして、床フレーム1の厚さt(図6(b))を薄くすれば、ネスティング率を確保できる。床フレーム1の傾斜θはできるだけ小さく水平に近く設定して、床フレーム1の厚さtは強度や捻りに対抗できるためにはできるだけ大きくすることが好ましい。
また、第一の実施態様と同様に、一般に2分の1以上のネスティングの効率を確保することが望ましく、これを満たすように、
・床フレーム1の厚さt
・床フレーム1の傾斜θ
を選定する。
4.他の実施態様
(1) 前記第一実施態様において、パネル20の支柱22の下端22aをキャスター板12の上面12bより上方に位置するように、縦固定板17に固定したが、第二の実施態様のように、パネル20の支柱22の下端22aをキャスター板12の上面12bに当接させることもできる(図示していない。図7(a)(b)参考)。
逆に、前記第二実施態様において、パネル20の支柱22の下端22a、補助支柱23の下端23aをキャスター板12の上面12bに当接させたが、第一の実施態様のように、パネル20の支柱22の下端22a、補助支柱23の下端23aをキャスター板12の上面12bより上方に位置するように、縦固定板17に固定することもできる(図示していない。図3(a)(b)参考)。
(2) 第一の実施態様で、縦固定板17、17の内側に支柱22を直接に固定したが(図3)、縦固定板17、17の内側に、パイプ状の支柱受け具を固定し、支柱受け具の下端は、キャスター板12の上面12bから所定距離を空けて上方に位置させることもできる(図示していない)。この場合には、パネル20の支柱22を支柱受け具に挿入して、パネルを取り付け、パネル20を着脱自在とすることができる。
また、同様に、第二の実施態様では、パネル20の支柱22を受ける支柱受け具と、補助支柱23を受ける補助支柱受け具を、同様に、縦固定板17、17の内側に固定して、パネル20を着脱自在とすることもできる(図示していない)。
(3) 前記両実施態様で、床フレーム1の構成を格子状で各枠材間に隙間を形成したので、十分な強度およびねじれに対抗でき、かつ軽量に形成できるが、上記のような角度θ、厚さt、2分の1以上のネスティング効率を満たせば、板状など他の構成とすることもできる(図示していない)。
1、1A、1B 床フレーム
2 床フレームの上面
2a 床フレームの下面
4 床フレームの外周枠
4a 外周枠の前枠
4b 外周枠の後ろ枠
4c 外周枠の側枠
5 床フレームの縦内枠
6 床フレームの横内枠
6b 横内枠の内枠片
8 床フレームの突条
10a、10aA、10aB キャスター(前側)
10b、10bA、10bB キャスター(後ろ側)
11 キャスター板(前側)
12 キャスター板(後ろ側)
12a キャスター板(後ろ側)の外縁
12b キャスター板(後ろ側)の上面
14 走行軌跡(前側のキャスター10a)
15 走行軌跡(後ろ側のキャスター10b)
17 縦固定板
18 間隙(床フレーム1とキャスター板12の間)
20、20A、20B パネル
22 パネルの支柱
22a パネルの支柱の下端
23、23A、23B 補助支柱
23a 補助支柱の下端
24 パネルの横連結材
25 パネルの桟材
30 補助パネル
31 補助パネルの上斜め材
32 補助パネルの下斜め材
33 補助パネルの縦連結材
34 補助パネルの開口
35 補助パネルの水平軸
36 補助パネルの保持具
39 係止部材(支柱)
50 運搬用台車
52 水平面
53 地面

Claims (3)

  1. 荷物を載せる床フレームの下面に走行用のキャスターを取り付け、前記床フレームの上面の少なくとも1側に荷崩れ防止用のパネルを取り付け、以下のように構成したことを特徴とした前下がりの床フレームを備えた運搬用台車。
    (1) 前記キャスターは、前記床フレームの前側および対向する後ろ側にそれぞれ取り付けられている。
    (2) 前記運搬用台車は、「一の運搬用台車の床フレームの下面側に」後ろ側から「他の運搬用台車の床フレーム」を挿入して、同一平面内でネスティング可能に形成されている。
    (3) ネスティングの際に、一の運搬用台車の後ろ側のキャスターと、他の運搬用台車の前側のキャスターとが平面位置で互いに緩衝しないように、前記前側のキャスターおよび後ろ側のキャスターが配置されている。
    (4) 前記床フレームは、後ろ側から前側に向けて所定角度で下がり勾配に形成され、
    「前記床フレームの所定角度および厚さ」は、
    ネスティングの際に少なくとも一の運搬用台車の床フレームと他の運搬用台車の床フレームとは「前記運搬用台車の前後方向の長さで、少なくとも2分の1の長さを重ねることができるように」形成されている。
    (5) 前記床フレームの上面に荷物を載せて走行する際に、前記荷物が床フレームから落下しないように、前記所定角度が設定されている。
    (6) ネスティングの際に、「一の運搬用台車のパネル」と「他の運搬用台車のパネル」とが緩衝しないように、前記パネルが配置されている。
  2. 以下のように構成することを特徴とした請求項1記載の前下がりの床フレームを備えた運搬用台車。
    (1) 床フレームを平面視で略方形として、進行方向後ろ側の辺に沿って、荷崩れ防止用のパネルを配置した。
    (2) 荷崩れ防止パネルは、前記床フレームの隅部に立設した縦材の上端を横材で連結した門型で形成した。
    (3) 荷崩れ防止パネルに、前側が閉じ後ろ側が開いた横略U字状の補助パネルを取り付け、前記閉じ側が、後ろ側より縦方向の長さを広く形成した。
  3. 以下のように構成することを特徴とした請求項1記載の前下がりの床フレームを備えた運搬用台車。
    (1) 前後方向に直交する水平幅方向とし、後ろ側のキャスターのキャスター板の水平幅方向の外側に縦固定板を連設した。
    (2) 前記縦固定板の水平幅方向の内面に、床フレームの後ろ側端部を固定し、かつ前記床フレームの下面と前記キャスター板の上面との間に、ネスティングの際に他の運搬用台車の床フレームの前側を挿入できる間隙を形成した。
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