JP4154489B2 - ボックスパレット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、底面に車輪を有する運搬用台車その他のボックスパレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
底板37上に2面の側面パネル38、38を立設した運搬用台車37に荷物を積載して使用していた。
【0003】
運搬用台車37では、積載物を効率よく運搬するのが目的で、その際、運搬用台車37の自重が重いと常に余計な荷を運んでいるのと同じになり効率が悪い。特に運搬用台車37、37を載せるトラックの積載量から考えると安全のために過積載は避けなければならず、そのためには最大積載量を守らなければならない。しかるに最近の配送用トラックはバンタイプに架装されており、さらに運搬用台車用の荷揚げ装置として荷台後端に装着されているリフトとあいまっていわゆる減トンと称される最大積載量の引き下げが行われている。このような配送トラックではたとえば4tトラックでは3t弱または2t強しか積載できず、このような環境下で10〜15台積載される運搬用台車37の自重は軽ければ軽いほうがよいことになる。
【0004】
一方、運搬用台車37、37を配送用トラックで運搬する場合、荷台内での運搬用台車37、37のずれ防止の為、通常はロ―プもしくはラッシングベルト42と呼ばれる幅広のベルトで、相互に縛り、トラックの荷台に固定される(図5(a))。運搬用台車37は下部に車輪41、41を有している性格上この荷台上での固定は確実に行われなければならず、その結果ラッシングベルト42等の緊締によって、隅部の運搬用台車37の側面パネル39の柱材40が側面パネル39の内方に40aのように屈曲する破損を生じる場合があった(図5(b))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の場合、側面パネル39の強度が足らない分を肉厚を増加したり径を増やすことによって補うことは可能であるけれども、運搬用台車37においては自重が増し、更に、積載容積が減少されることとなる問題点があった。取り分け、アルミニウム製とした場合には、一般的に鉄に比べて軽量であり有利であるが、反面強度が弱いために工夫が必要になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明は、側面パネルを構成する中空柱材内に横材方向の補強材を形成し、あるいは、柱材の下部に添設する補助柱部を有する補強枠を取付けたので、前記問題点を解決した。
【0008】
即ちこの発明は、方形底板の上面に、側面パネルを対向する2面に立設してなるパレットにおいて、前記側面パネルは柱材の上端を横材で連結してなる門型形状に形成すると共に、前記側面パネル内に補強枠が取付けられ、該補強枠は少なく共一方の柱材の下部に添設する補強柱部が形成されたことを特徴とするボックスパレットである。
【0009】
更に、方形底板の上面に、側面パネルを対向する2面に立設してなるパレットにおいて、前記側面パネルは中空柱材の上端を横材で連結してなる門型形状で、該中空柱材内に、横材方向の補強材が形成され、前記側面パネル内に補強枠が取付けられ、該補強枠は少なく共一方の中空柱材の下部に添設する補強柱部が形成されたことを特徴とするボックスパレットである。
【0010】
前記におけるボックスパレットは、底板の下面に、自在又は固定の車輪を有するいわゆる運搬用台車も含む。
【0011】
前記におけるボックスパレットを構成する床板、側面パネル、補強枠などは、アルミニウム製で形成されることが望ましい。
【0012】
【実施の態様】
方形底板の上面に、側面パネルを対向して立設する。側面パネルは、中空柱材の上端を中空横材で連結してなる門字型形状で、中空柱材の断面形状は、パイプ状の枠内に横材方向の補強材が形成されている。側面パネル内に、中空柱材に添設する補強柱部を有する補強枠を取付けて、ボックスパレットを構成する。
【0013】
【実施例1】
図1、2、3に基づきこの発明の実施例を説明する。
【0014】
並列した基材1、1の上面2に床パネル7を架設して、床板8を構成する。前記基材1の両端部4、5の下面にそれぞれキャスター9、9を固定する。
【0015】
中空部材26を屈曲して、並列した中空柱材(柱材)11、12の上端に中空横材13が連設した形状で略門字型の外形の側面パネル10を形成する。前記側面パネル10の平面内に、同じ中空部材を屈曲して、並列した中空柱材(補強柱部)16、17の上端に中空横材18が連設した形状で略門字型の外形の補強枠15を配置する。同様に、前記側面パネル10の平面内で、補強枠15内に、同じ中空部材を屈曲して、並列した中空柱材(補強柱部)21、22の上端に中空横材23が連設した形状で略門字型の外形の補強枠20を更に配置する(図3(a))。
【0016】
以上のようにして形成した側面パネル10、補強枠15、20を基材1、1上に立設する。ここで、側面パネル10及び補強枠15、20の中空柱材11、16、21の下端、中空柱材12、17、22の下端が夫々基材に固着し、側面パネル10の中空柱材11(12)の下部に補強枠15の中空柱材16(17)が夫々添設され、補強枠15の中空柱材16(17)の下部に補強枠20の中空柱材21(22)が添設されている。従って、側面パネル10の中空柱材11(12)の下端部では、3本の中空柱材11、16、21(12、17、22)が並列する(図1(c)、図3(a))。ここで並列した各中空柱材11、16、21(12、17、22)を連結固定すれば、更に強固に補強される。
【0017】
前記における側面パネル10、補強枠15、20の中空部材は、断面略「日」字形状であり、前記中空柱材は断面長方形状の枠27内で、側面パネル10の面に略平行な(中空横材13に略平行な)矢示24方向に、補強材28が形成された断面略「日」字形状となっている(図2(a))。従って、側面パネル10、補強枠15、20の中空横材13、18、23も同一断面で、補強材28が略垂直に配置される。
【0018】
以上のようにして、この発明の運搬用台車25を構成する(図1(a))。
【0019】
前記において、補強枠15の中空横材18は、側面パネル26の上下方向で中央より上側に位置している。これは、通常ラッシングベルトは、1本の場合は中央付近に、上下2本の場合には、中央部と下端部とに掛ける為に、該部の中空柱材11、12を2重にして補強する為である。従って、補強枠15の中空横材18は側面パネル10の少なくとも上下方向中央より上方に位置させなければならない。
【0020】
また、補強枠20の中空横材23は側面パネル26の上下方向で中央より下側の高さに配置される。
【0021】
前記における側面パネル10及び補強枠15、20は、アルミニウム製で一体に屈曲して形成され、屈曲加工に際して、上記のように配置して断面略「日」字形状の部材を屈曲したので、角部(中空柱材と中空横材の接点)で断面の欠損がなく、加工前の断面形状をほぼ保ったまま屈曲できる。また、前記における基材1、1もアルミニウム製で形成され、一般に軽量化等の為に床パネル7は合成樹脂で形成される。
【0022】
前記実施例の運搬用台車25は、通常の運搬用台車と同様に、床パネル7上に荷物を積載して使用する。この際、側面パネル10、10内に補強枠15、20が形成されるので、荷物の脱落が防止される。
【0023】
また、図6のように、従来の運搬用台車37では、側面パネル39は、柱材40、40を有する門型パイプ状の枠内に縦材43a、横材43bからなる格子を形成して、荷物の脱落を防止している。また、積載容積を増やす為に格子を構成する縦横材43a、43bは、枠(柱材40、40)の外縁側に配置される(図6)。この場合、側面パネル39の面は縦材43a、横材43bの一方が突出すると共に、更に柱材39、39が突出しているので、側面パネル39に接触した荷物は、押圧された場合、凹み等の変形をするおそれがあった。
【0024】
これに対して、この発明の運搬用台車25では、荷物として、段ボール、プラスチックコンテナ、トレー、袋物などを積載した場合であっても、側面パネル10、補強枠15、20を構成する部材が面一に形成されるので(図1(c)(d))、荷物の安定が良く、荷物が側面パネル10に押圧されても部分的な変形を防止できる。
【0025】
また、補強材15、20が形成されているので、運搬用台車25をトラックの荷台内に並列させて運搬する際に、ラッシングベルトで締め付けて固定した場合であっても、中空柱材11、12を側面パネル10の内方に屈曲しようとする外力に対して、抵抗できる。また、側面パネル10の下部には、中空柱材11、16、21等が並列するので、更に補強される。
【0026】
前記実施例において、基材1は、通常は断面L字状の型材からなる板状であるが、下面3にキャスター9、9を固定でき、上面2に側面パネル10を取付けてかつ床パネル7を載置できれば、形状は任意であり、例えば、パイプを屈曲して平面U字状とすることもできる(図示していない)。
【0027】
また、前記実施例において、床パネル7は、基材1、1に固定あるいは回動自在に取付けるなど、その構造は任意である。
【0028】
また、前記実施例において、床板8は基材1、1と床パネル7とから形成したが、一体の構造とすることもできる(図示していない)。
【0029】
また、前記実施例において、側面パネル10は、略門字型の外形としたが、略門字型で、中空柱材11、12、中空横材13からなる側面パネル片10a、10aを並列して組み合わせて、側面パネル10とすることもできる(図3(b))。この場合、側面パネル片10a内には、前記側面パネル10と同様に、略門字型の外形の補強枠片15a、20aが配置されている。補強枠片15aは、中空柱材16、17の上端に中空横材18が連設した略門字型の外形で、補強枠片20aは中空柱材21、22の上端に中空横材23が連設した略門字型の外形で、夫々形成されている(図3(b))。
【0030】
また、前記実施例において、側面パネル10は、中空部材を屈曲して一体に形成したが、中空柱材11、12と中空横材13とを別部材として、連結固着して形成することもできる(図示していない)。この場合には、全体を補強材28を有する構造とすることが望ましいが、少なくとも中空柱材11、12を補強材28を有する構造とし、中空横材13は任意とすることもできる。補強枠15、20の中空柱材、中空横材も同様である。
【0031】
また、前記実施例において、側面パネル10は、補強材28を有する断面「日」字状の中空部材から形成したが、中空柱材11、12に矢示24方向の補強材28が形成されば、2本の補強材28、28からなる断面「目」字状(図2(b))、更に直交する補強材29を設けた断面「田」字状(図2(c))とすることもできる。
【0032】
また、前記実施例において、側面パネル10は、中空柱材11、12に中空横材13方向の補強材28を形成することが望ましいが、補強材28を省略した丸パイプ(図1(d))又は角パイプ等の中空材料26aあるいは中実の棒状材料とすることもできる(図示していない)。
【0033】
また、前記実施例において、側面パネル10、10間に、正面パネル30を設けて、運搬用台車25を構成することもできる(図1(b))。この場合、正面パネル30は前記側面パネル10と同様に断面「日」字状の部材を屈曲して構成し、正面パネル30の両中空柱材31、32の下端を夫々、基材1、1の上面に固定する。
【0034】
また、この場合には、補強枠15、20は同様に略門字型とすることもできる(図3(a)(b))が、略門字型ではなく、補強枠15は中空柱材16と中空横材18とからなる逆L字状とし、同様に、補強枠20は中空柱材21と中空横材23とからなる逆L字状に形成することもできる(図3(c))。補強枠15、20の中空横材18、23を、側面パネル10の正面パネル30側の中空柱材12、12に、突設して固定し、補強枠15、20の中空柱材16、21を、前記同様に側面パネル10の中空柱材11と並列するように配置して、基材1、1に夫々固定する(図1(b)、図3(c))。
【0035】
また、側面パネル10を中空柱材11、12間に更に中空柱材14を並列して構成することもできる(図3(d))。また、この場合、逆L字状の補強枠15、20を使用とした時には、補強材15(20)は、中空柱材11、14間に中空柱材16(21)と短い中空横材18(23)とが配置され、中空柱材14、12間に中空横材18(23)に延長する中空横材の18a(23a)が配置されて構成する(図3(d))。
【0036】
【実施例2】
図2、4に基づきこの発明の他の実施例を説明する。
【0037】
並列した基材1、1の上面に床パネル7を架設して、床板8を構成する。前記基材1、1の両端部4、4下面にそれぞれキャスター9、9を固定する。
【0038】
中空部材26を屈曲して、並列した中空柱材11、12の上端に中空横材13が連設した形状の側面パネル10を形成する。前記基材1、1の上面に、側面パネル10、10を立設固定する。この際、側面パネル10の中空柱材11、12の下端が、夫々基材1、1の両端部4、4に位置し、中空横材13、13が基材1、1の上方に並列配置されている。
【0039】
前記中空パネル10は断面長方形状の枠27内で、側面パネル10の面に略平行な(中空横材13に略平行な)矢示24方向に、補強材28が形成された断面略「日」字形状となっている(図4(c)、図2(a))。従って、中空横材13も同一断面で、補強材28が略垂直に配置される。
【0040】
以上のようにして、この発明の運搬用台車(ボックスパレット)35を構成する(図1(a))。前記における側面パネル10の「中空柱材11、12及び中空横材13」以外の他の構成は任意であり、通常は積載物の脱落防止の為に格子が形成されている(図示していない)。また、前記における側面パネル10は、アルミニウム製で一体に屈曲して形成され、屈曲加工に際して、上記のように配置して断面略「日」字形状の部材を屈曲したので、角部(中空柱材11、12と中空横材13との接点)で断面の欠損がなく、加工前の断面形状をほぼ保ったまま屈曲できる。
【0041】
前記実施例の運搬用台車35は、通常の運搬用台車と同様に、床パネル7上に荷物を積載して使用する。この際、実施例1と同様に、トラックの荷台内で、ラッシングベルトで締め付けて固定した場合であっても、補強材28が形成されているので、中空柱材11、12を側面パネル10の内方に屈曲しようとする外力に対して、抵抗できる。
【0042】
前記実施例における基材1、床パネル7、床板8の他の構成は実施例1と同様である。また、前記実施例における中空部材26の他の構成も実施例1と同様である(図2(b)(c))
また、前記実施例において、側面パネル10、10間に、正面パネル30を設けて、運搬用台車35を構成することもできる(図4(b))。この場合、正面パネル30は、前記実施例1と同様に、中空柱材31、32と中空横材33とからなり、前記側面パネル10と同様に断面「日」字状の中空部材26を屈曲して構成されており、正面パネル30の両中空柱材31、32の下端が夫々、基材1、1の上面に固定されている。
【0043】
【発明の効果】
この発明は、側面パネルを構成する中空柱材内に横材方向の補強材を形成し、あるいは、柱材の下部に添設する補強柱部を有する補強枠を取付けたので、側面パネルの中空柱材又は柱材を補強したので、積載したボックスパレットをラッシングベルト等で連結して運搬した場合であっても、側面パネルの破損を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の実施例の概略した斜視図、(b)は同じく他の実施例の概略した斜視図、(c)は(a)のA−A線における拡大断面図で、(d)は他の実施例の(a)のA−A線における拡大断面図である。
【図2】(a)乃至(c)は中空柱材の拡大断面図である。
【図3】(a)乃至(d)はこの発明の実施に使用する側面パネルの正面図である。
【図4】(a)はこの発明の他の実施例の斜視図、(b)は同じく他の実施例の斜視図、(c)は(a)のB−B線における拡大断面図である。
【図5】(a)は従来の運搬用台車を並列した概略した斜視図、(b)は同じく従来の運搬用台車の側面パネルの破損を表す概略した横断面図である。
【図6】従来の側面パネルを説明する概略した横断面図である。
【符号の説明】
1 基材
4 基材の端部
7 床パネル
8 床板
9 キャスター
10 側面パネル
11、12 中空柱材
13 中空横材
14 中空柱材
15 補強枠
16、17 中空柱材(補強柱部)
18 中空横材
20 補強枠
21、22 中空柱材(補強柱部)
23 中空横材
25 運搬用台車(ボックスパレット)
26、26a 中空材料
27 枠
28 補強材
30 正面パネル
31、32 中空柱材
33 中空横材
35 運搬用台車
37 運搬用台車(従来例)
39 側面パネル(従来例)
40 柱材(従来例)
Claims (2)
- 方形底板の上面に、側面パネルを対向する2面に立設してなるパレットにおいて、前記側面パネルは柱材の上端を横材で連結してなる門型形状に形成すると共に、前記側面パネル内に補強枠が取付けられ、該補強枠は少なく共一方の柱材の下部に添設する補強柱部が形成されたことを特徴とするボックスパレット。
- 方形底板の上面に、側面パネルを対向する2面に立設してなるパレットにおいて、前記側面パネルは中空柱材の上端を横材で連結してなる門型形状で、該中空柱材内に、横材方向の補強材が形成され、前記側面パネル内に補強枠が取付けられ、該補強枠は少なく共一方の中空柱材の下部に添設する補強柱部が形成されたことを特徴とするボックスパレット。
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|---|
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- 1998-09-08 JP JP25433298A patent/JP4154489B2/ja not_active Expired - Fee Related
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