JP2003154940A - 拡大鏡を具備したショッピングカート - Google Patents

拡大鏡を具備したショッピングカート

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JP2003154940A
JP2003154940A JP2002352892A JP2002352892A JP2003154940A JP 2003154940 A JP2003154940 A JP 2003154940A JP 2002352892 A JP2002352892 A JP 2002352892A JP 2002352892 A JP2002352892 A JP 2002352892A JP 2003154940 A JP2003154940 A JP 2003154940A
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magnifying glass
shopping cart
shopping
jig
magnifying
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Jiro Yokoyama
二郎 横山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ショッピングカートにおいて,買い物対象物の
記載文字が大きくよく見え、使用中にあってはその機能
が容易に脱落などでなくならず、店内に散乱紛失するこ
ともなく、店側に負担を強いることがなく、かつ、修理
時には着脱可能にする手段を提供する。 【解決手段】広く普及しているショッピングカート上部
のハンドル部2又はその近接部2’に、拡大鏡(拡大レ
ンズ)を使用中には容易に外れることのないように取り
付け、かつ修理、入れ替え時には取り付け取り外し可能
に取り付け、またさらに、傾斜角度を任意設定可能にし
て、細かい表示を労苦なく読み取れるようにするととも
に拡大鏡の紛失、散乱を防止して実施しやすくかつ販売
成果向上に寄与するものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、中高年の老眼や遠
視、近眼など、目にハンディキャップのある人に優しい
機能をもつ拡大鏡を具備したショッピングカートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】中高年の老眼や遠視あるいは近眼など、
目にハンディキャップを有する人がスーパーマーケット
などでショッピングする場合には、小さく細かく記載さ
れた消費期限の表示、原産地の表示、添加物の表示、内
容の表示、その他の表示を適切な眼鏡なしに読み取るこ
とは極めて困難であった。また、健康な視力を持つ人で
も、あまりにも細かいと完全に読み取ることは困難であ
った。
【0003】全国各地のスーパーマーケットの中から5
0店舗を選び実地調査を試みたが、その全てにおいて小
さく細かい表示が商品にあり、簡単に読めるような対応
はとられていないのが実情であった。
【0004】消費者100人(男50人、女50人)に
聞き取り調査を実施したところ、60歳以上の高齢者で
は98%、40歳以上60歳未満では76%、20歳以
上40歳未満では49%の人が、小さく細かい表示を眼
鏡なしでは読み取りができないまたは非常に困難と回答
し、眼鏡をつけても読みづらいと答えた。また、小さく
細かい表示に対するこれらの傾向は、健康な視力を持つ
と自認する人にも共通する悩みでもあった。
【0005】ショッピングカートにおいて、対応技術の
有無を当業界で調査、特許検索を行ったが関係する技術
を見出すことは出来なかった。関連技術文献としては特
許公開2000−264341(ルーペ付き買い物カ
ゴ)がある。
【0006】この引用技術は、買い物カゴの一部にルー
ペをつけたもので、老眼などの弱視者でも細かい文字を
読むことができる目的をもつが、実際に試作してみたと
ころ、買い物カゴ端にルーペを取り付けるものであるか
ら、あまり大きなものとすると買い物する行為に邪魔に
なる一方、邪魔にならない程度に小さいものとすると、
拡大部分の移動を上手にしないと見たい商品の表示を簡
単に読み取ることは困難であり、多量に買い物をした場
合には、手にぶら下げた重い買い物カゴを片手でもち、
一方の手で商品をルーペにあてがうか、床に置いてかが
むようにして眺めなければならないなどの致命的な欠陥
があった。
【0007】そこで、該買い物カゴをショッピングカー
トに載せて使用してみることにしたところ、第一に、買
い物カゴに取り付けられたルーペ突起物が邪魔になり、
荷台に積載できるショッピングカートは少なく、専用の
ショッピングカートが必要となることが判った。さら
に、積載されたとしても、実際に買い物をする場合に
は、買い物カゴが荷台に埋没されてしまった場合や商品
を山積みにした場合には、商品をルーペにあてがうこと
は事実上不可能であり、仮に、ショッピングカートの進
行方向前部にルーペ位置を持ってくることができた場合
には使用が可能であるが、使用者は商品を見ようとする
たびに、ショッピングカートの前に回って使わなくては
ならないばかりか、ルーペの視線角度が逆向きになるな
ど事実上使用不適であった。
【0008】また、この引用技術は使用者がルーペを簡
単に脱着できるようにして、ルーペを移動して使用でき
ることを開示しており、ルーペを買い物カゴから取り外
して商品を観察することもできるが、本発明者の買い物
行動調査では、使用済みのルーペを元の位置に取り付け
収容させる買い物客は少なく、買い物カゴの中に放置す
るか、商品陳列棚に放置するなど店内各所に散乱するこ
とが判っている。このため、整理する店側の負担は極め
て大きくなる。また、ルーペの紛失も多く安価に製作し
たルーペであっても、買い物カゴを点検補充するなどの
店側の人的な負担には極めて大きなものがあり不適とい
わざるを得ない。また、ルーペを容易に脱着できるよう
にすることはカゴを収容保管するときにも紛失すること
もあり、大量の商品を販売するスーパーマーケットなど
では業務を混乱させるもとになる。
【0009】また、買い物カゴは収容保管時重ねること
が多く、多くの場合比較的乱雑に取り扱うことが普通に
行われるため、ルーペが損傷して寿命が短くなることが
考えられ、一体的に成形された場合の損失は大きく、脱
着取替えの場合は人的手間の損失が大きくあると考えら
れ、問題点の解消にはほど遠いものである。また、買い
物カゴは食品などのパックの破損や野菜の汚れなどが付
着しやすくそれに伴うルーペの汚れも多くなるものと考
えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近時、狂牛病、産地の
偽り、不許可農薬の不正使用、消費期限の偽りなど多く
の問題が社会的な問題となっているが、スーパーマーケ
ットなどでは表示を明確に消費者に示すことが出来ない
ような細かく小さい記載が目立ち、特に中高年の老眼や
遠視、近視などのハンディキャップを持つ人々は表示を
充分に読み取ることも出来ず不安なショッピングを余儀
なくされてきた。また、その不都合を解消させるための
有効な手段がなく困っていた。
【0011】本発明者は、かかる弱者の現状に鑑み、誰
もが買い物を安心して、安全に納得して行えるように
し、かつその手段が販売店にとって導入しやすく負担の
少ない産業上利用できる有益な技術の開発に着手した。
【0012】そこで、ショッピングカートに買い物対象
物の記載文字が大きくよく見える拡大鏡機能を付与し、
使用中にあってはその機能が容易に脱落などでなくなら
ず、店内に散乱紛失することもなく、店側に負担を強い
ることがなく、かつ、修理時には着脱可能にする手段の
提供を主たる課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はその課題を解決
するため、スーパーマーケットなどで普及使用されてい
るショッピングカートに於いて、該ショッピングカート
上部のハンドル部または近接する位置に拡大鏡を取り付
たことを特徴とし、さらに、該拡大鏡は、使用中容易に
脱落することなくかつ修理、取り替え時には着脱可能に
取り付けられていることを特徴とし、さらに、該拡大鏡
は、傾斜角度を任意設定可能にしたことを特徴とする拡
大鏡を具備したショッピングカートとした。
【0014】最初、拡大鏡を店舗の一部に於いて貸し出
しサービスを行う又は買い物カゴに予め入れておく、さ
らには、ショッピングカートに拡大鏡ホルダーを設け、
拡大鏡をそのホルダー内に収容しておくなどを考えた
が、何れの場合も、買い物客が拡大鏡を所定のところに
戻すような事はなく、拡大鏡が店内に散乱又は紛失する
ことが判明し、これでは販売店の負担が大きく産業上利
用することは不可能であることが判った。
【0015】本発明は、ショッピングカートに拡大鏡を
使用中容易に脱落しないように取り付けておくことで課
題の一部分を克服した。即ち、ショッピングに於いて、
買い物客の動行調査を実施したところ、そのほとんど
が、買おうとする品物を手に取り、消費期限表示や内容
説明表示などを眺めることが判った。したがって、店
側、消費者両者に効果的な拡大鏡の設置位置はショッピ
ングカートに近接していることが重要であることを見出
した。店側にとっては、消費者が手にした商品をそのま
まカゴに入れてもらいやすく、混雑する商品棚の近くで
なくとも、消費者は手にした商品の安全確認をすばやく
充分に出来るとともに納得してカゴに収めることが出来
るので産業上きわめて有効に利用できることが確認され
た。
【0016】また、拡大鏡をショッピングカートにおい
ておくだけでは、使用済みの拡大鏡はどこに放置される
か全く不明で散乱し、その整理には多大の労力が必要と
なることも判り、また、紛失も多く見られた。かくして
課題の一部分を解決するには、ショッピングカートに拡
大鏡を使用に際し容易に取り外せないように具備させる
ことが必要であると結論した。
【0017】この場合、拡大鏡を容易に外れないように
取り付ける手段としては多くの方法があり、どのような
方法でも本発明の技術思想から逸脱するものではない
が、一般的には、固定する部分を螺子止め、締め付け金
具止め、チャック止め、バンド締め、成形品勘合、キー
止め、ワイヤー止めなどの極めて多くの方法があり、い
ずれも何の支障もなく採用できる。また、ここで云う、
使用中容易に外れないように取り付けるとは常識的な外
力では簡単に外れて脱落しない程度を指すもので、一体
的な接合固着を意味するものではなく、拡大鏡が損傷す
るなどして修理、取り替える場合には、取り付け取り外
し(着脱)を可能にした機構であることが必須要件とな
る。
【0018】次に、拡大鏡の取り付け位置については、
該ショッピングカートの上部に構成された手押し、操作
するためのハンドル部またはハンドル部に近接する位置
とすることが必須である。即ち、ショッピングカートの
底、キャスター付近、買い物カゴを受ける荷台付近など
の下部に拡大鏡を設置しても使用できないか使用できて
も不便である。したがって、ショッピングカートの上部
とは買い物カゴを受ける荷台の上以上の場所、位置とな
る。また、拡大鏡の取り付け位置とは、拡大鏡が存在す
るところを言うもので、係合冶具、取り付け冶具などの
方向や位置を指定するものではない。該位置は、ハンド
ル部、その近接部(ハンドル部と繋がるショッピングカ
ート本体部分及び下方から立ち上げられた支柱など)で
あり、上部には障害物が少ないので商品を持ってきやす
くなり拡大鏡を便利有効に活用できることとなる。ま
た、使用者がハンドルを掴んでショッピングカートを動
かしていることから、拡大鏡の向きはショッピングカー
トの前後方向(進行方向及び後退方向)に沿ってレンズ
部分が向いていることが望ましく、上下方向における拡
大鏡の傾斜角は見やすい角度とすることが必要となり、
好ましくは任意に角度調節ができる機構とするか、また
は拡大鏡の取り付け時に任意の角度になるよう取り付け
することが望ましい。
【0019】拡大鏡については、硝子製拡大レンズ、プ
ラスチック製拡大レンズいずれもが採用できるが、安全
性の面からプラスチック製が推奨される。プラスチック
レンズにはポリカーボネート、ポリスチロール、エポキ
シ、シリコン、ポリエステル、ポリエチレン等の合成樹
脂が適宣に利用され、倍率については少なくとも2倍以
上の倍率が好ましい。また、100倍以上の倍率は不要
かつ振動ぶれがあるので好ましくない。また、拡大鏡は
大きいほど商品の表示を見やすく出来るので良いが、普
通、円形状の場合には、直径5センチから15センチ程
度、角形状の場合は5センチ×10センチから15セン
チ×25センチ程度のものが採用され、あまり小さいと
品物を移動して見る必要があり、大きすぎるとショッピ
ングの邪魔になることがある。また、拡大鏡の形状には
多くのデザインを採用して差し支えない。
【0020】また、拡大鏡はショッピングカートに、フ
レキシブルチューブ、フリージョイント、波状管、ベロ
ーズなどの自在に曲げられる材料で係合させることが出
来るほか、自在継ぎ手、成形勘合品、などを利用して係
合させることも可能で、取り付け部分の治具には、何処
にでも取り付けられる構造例えば半割れ形状、バンド、
自在継ぎ手、螺子、成形勘合品等極めて多くの変化変形
手段があり問題なく利用でき、また、自在に曲げること
の出来る係合材料によらずとも、治具に工夫することで
も拡大鏡の角度を任意に調節できるようにすることは可
能である。また、該ショッピングカートのハンドル部又
はその近接部分に取り付けるための治具を取り付け取り
外し自在にしておく場合には、拡大鏡の角度をその治具
で決定することも可能である。また、拡大鏡の取り付け
位置は、ショッピングカートの上部ハンドル部、その近
接部であれば、ハンドル部と使用者の位置の間(ショッ
ピングカートの後方)に設置しても良いことは勿論で、
その場合は傾斜角度を床面に平行か逆にすることが望ま
しい。
【0021】本発明は、以上の手段により課題の全てを
解決させた。尚、本発明の発明者、出願人は特願200
2−337240の発明に係る発明者、出願人と同一人
である。また、同様に関連発明として特願2002−3
41787がある。
【0022】
【発明の実施の形態】広く普及している様々なショッピ
ングカートに、最初からでも後からでも、拡大鏡を見や
すく使いやすい部分(ハンドル部又はその近接部)に、
使用中は容易に脱落などで外れないようにしかも修理
時、取替え時には取り付け、取り外し可能に取り付ける
ことにより、消費者が小さく細かい各種の表示を労苦な
く読み取る事が出来る様にして納得の出来る買い物を可
能にし、かつ、販売店にあっては無用な混乱と費用の発
生を少なくして、結果的に販売効果をあげられるように
した。
【0023】
【実施例1】図1は、本発明の1実施例における全体を
説明する斜視図で、図2は本発明の基本的な説明をする
図1の部分拡大図である。
【0024】図1に示すように、ショッピングカート本
体1の上部に構成されたハンドル部2の中央に、拡大鏡
レンズ4を持つ拡大鏡本体3を取り付ける場合に於い
て、拡大鏡3は拡大鏡係合治具部分5’を介し、拡大鏡
取り付け治具5により取り付けられている。2’はハン
ドル部2の近接部分で、6はショッピングカート本体1
に構成された買い物カゴの荷台である。また、7は車
輪、8は買い物カゴである。
【0025】また、図2に示すように、図1のハンドル
部分2を拡大すると、拡大鏡レンズ4を有する拡大鏡本
体3は前記のとおりにハンドル部2に取り付けられてい
るが、取り付け治具本体5は二分割されており、その接
合部分9は接合螺子10により繋がれハンドル部分2に
取り付けられている。また、拡大鏡本体3を見やすい角
度に止めるために固定螺子11で締め付け、ハンドル部
分2に固定されている。17は使用者の手、18は拡大
された商品と表示である。
【0026】この実施例1は以上のような構成であるか
ら、使用に際し、拡大鏡本体3が容易に脱落して外れる
ようなことはなく、拡大鏡の取替え時には、接合螺子1
0と固定螺子11を緩めて取り外し、全体を簡単に取り
外し新しいものと取り替えることが出来た。また、実用
面では、老眼を患う60歳の女性が問題なく裸眼で細か
い表示を読むことが出来、無事に買い物をすることが出
来た。また、拡大鏡3の設置位置に邪魔な障害物がな
く、見やすい角度を維持されているため、快適に買い物
をすることができたのは言うまでもない。
【0027】また、上記のような構造であるため、拡大
鏡の店内散乱、紛失がなく、店側の労苦負担は極めて少
なく、また該ショッピングカートを重ねて収容整理する
場合に於いても拡大鏡の損傷が少なく、ランニングコス
トは低く維持された。尚、使用した拡大鏡レンズ4は、
幅10センチ、長さ18センチの角型で倍率は4倍のポ
リカーボネート製であったが、これらの仕様は限定され
るものではない。
【0028】
【実施例2】図3は、異なる1実施例に於ける一部分の
部分拡大正面図で、図4は図3に於ける組み合わせを示
す部分拡大正面図である。また、図5は図4のa−a断
面図である。
【0029】図3に示すように、拡大鏡レンズ4を持つ
拡大鏡本体3は、係合治具部分5’と治具本体5によ
り、ショッピングカート1のハンドル部分2に取り付け
られており、取り付け治具本体5は、回転する移動スト
ッパー12が構成されており、接合部分9と接合螺子1
0で治具5が回転移動できるように、ハンドル部分2と
に少しの間隙を設けて接合してある。
【0030】一方、図4、に示すように、取り付け治具
本体5を挟持するように両側には、位置決め固定ストッ
パー14、スライド溝15を持つ固定側治具13が、接
合螺子10及び固定螺子11によりハンドル部分2に固
定されている。固定螺子11は図5に示すように位置決
めストッパー14とスライド溝15の表面をすべるよう
に回転移動した移動ストッパー12が接することで、拡
大鏡3が使用者の見やすい角度に止まるに適した位置に
なるよう締め付けている。
【0031】この実施例で使用した拡大鏡レンズ4は、
硝子製、10倍率、15センチ×25センチ角型とし
た。また、この実施例の場合は回転移動が出来るので移
動ストッパー12と固定ストッパー14の位置を変えれ
ば、ショッピングカート1の後方に拡大鏡3をセットす
ることも可能である。また、この実施例では取り付け治
具5を固定治具13が挟持するようにしているが、正反
対にして問題はなく、その構造には多種多様の形態があ
り、其々問題なく採用できる。
【0032】使用結果は実施例1とほぼ同じの成果が確
保できた。尚、固定螺子11を適宣に微調整することで
使用角度をより適したものと出来有利であることが判っ
た。また、拡大鏡本体3と係合治具5’の接合をプラス
チック成型によるカン合体としたところ、使用時に容易
に脱落することなく、修理時、取替え時には拡大鏡本体
3を係合治具5’から引き抜くことが出来るので、工
数、費用面の合理化に適することも判明した。したがっ
て本発明の思想を逸脱することなく多くの変化変形が可
能であることは勿論である。
【0033】
【実施例3】図6はさらに異なる実施例における部分拡
大図である。
【0034】図6に於いて、ショッピングカート1の上
部ハンドル部2に近接の部分に、拡大鏡3(幅7センチ
×長さ20センチ、アクリル樹脂製、半部分の倍率5
倍、残り20倍、角型)をポリエチレン製のフレキシブ
ルチューブ16を介して取り付け治具5に係合し、さら
に取り付け治具5の内径をハンドル部2近接部分のパイ
プ径より小さくなるようにして接合部9を接合螺子10
で締め付け固定した。
【0035】使用に際し、フレキシブルチューブ16を
適当に折り曲げて、拡大鏡3を見やすく使いやすい位置
と角度にして問題なく使用できた。このとき、拡大鏡3
とフレキシブルチューブ16を螺子止めにしておくと、
使用時に簡単に外れることはなく取替え時は螺子を取れ
ば簡単に交換できることも判った。尚、取り付け治具5
の接合部9と接合螺子10を外すことで全体を取り替え
て良いことは勿論である。また、この実施例の場合、拡
大鏡レンズ4の倍率を二種類採用してさらに使いやすく
効果的であった。また、この実施例に於けるフレキシブ
ルチューブ16を使用する場合は、図1に示す近接部分
2’に取り付け冶具5とフレキシブルチューブ16を介
して拡大鏡3を取り付け、フレキシブルチューブ16を
自在に曲げて見やすい方向、角度で使用することもでき
る。また、フレキシブルチューブ16と取り付け冶具5
のいずれに於いても拡大鏡3の傾斜角度を任意に変える
ことができる。
【0036】フレキシブルチューブには角型、丸型など
の断面形状があり、材質はプラスチック以外に金属製も
ある。また、曲げやすさなど機械特性にも多くの特性が
あるので適性に選択して使用することが望まれる。ま
た、ベローズ、波状管なども使用できるほか、自在継ぎ
手を利用することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明は老眼、近眼、遠
視を患う人々のみならず正常な視力を有する人々にあっ
ても、細かい文字などを容易に読み取ることが出来るシ
ョッピングカートを提供することが出来た。このこと
は、近年の社会情勢、健康志向のためにきわめて有益性
の高いものである。また、販売店に於いては設備投資額
も少なくてすみ導入しやすく、消費者が納得して購入す
るので販売成果の向上が望める。また、拡大鏡が店内に
散乱したり紛失することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な説明をする全体の斜視図であ
る。(実施例1)
【図2】本発明の基本的な説明をする図1の部分拡大図
である。(実施例1)
【図3】本発明の異なる実施例に於ける一部分の部分拡
大正面図である。(実施例2)
【図4】本発明の図3の組み合わせを示す部分拡大正面
図である。(実施例2)
【図5】本発明の図4のa−a断面図である。(実施例
2)
【図6】本発明のさらに異なる実施例に於ける部分拡大
斜視図である。(実施例3)
【符号の説明】
1 ショッピングカート本体 2 ショッピングカートのハンドル部 2’ ショッピングカートハンドル部の近接部 3 拡大鏡本体 4 拡大鏡レンズ 5 拡大鏡取り付け冶具本体 5’ 拡大鏡係合治具部分 6 買い物カゴ荷台 7 車輪 8 買い物カゴ 9 分割治具接合部分 10 分割治具接合用螺子 11 固定螺子 12 回転移動するストッパー 13 固定側治具 14 位置決め固定ストッパー 15 スライド溝 16 拡大鏡を係合するフレキシブルチューブ 17 使用者の手 18 商品と表示
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月6日(2003.2.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】拡大鏡については、硝子製拡大レンズ、プ
ラスチック製拡大レンズいずれもが採用できるが、安全
性の面からプラスチック製が推奨される。プラスチック
レンズにはポリカーボネート、ポリスチロール、エポキ
シ、シリコン、ポリエステル、ポリエチレン、アクリル
樹脂等の合成樹脂が適宣に利用され、倍率については2
倍程度以上の倍率が好ましい。また、100倍以上の倍
率は不要かつ振動ぶれがあるので好ましくない。また、
拡大鏡は大きいほど商品の表示を見やすく出来るので良
いが、普通、円形状の場合には、直径5センチから15
センチ程度、角形状の場合は5センチ×10センチから
15センチ×25センチ程度のものが採用され、あまり
小さいと品物を移動して見る必要があり、大きすぎると
ショッピングの邪魔になることがある。また、拡大鏡の
形状には多くのデザインを採用して差し支えない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、拡大鏡はショッピングカートに、フ
レキシブルチューブ、フリージョイント、波状管、ベロ
ーズなどの自在に曲げられる材料で係合させることが出
来るほか、自在継ぎ手、成形勘合品、などを利用して係
合させることも可能で、取り付け部分の治具には、半割
れ形状、バンド、自在継ぎ手、螺子、成形勘合品等極め
て多くの変化変形手段があり問題なく利用でき、また、
自在に曲げることの出来る係合材料によらずとも、治具
に工夫することでも拡大鏡の角度を任意に調節できるよ
うにすることは可能である。また、該ショッピングカー
トのハンドル部又はその近接部分に取り付けるための治
具を取り付け取り外し可能にしておく場合には、拡大鏡
の角度をその治具で決定することも可能である。また、
拡大鏡の取り付け位置は、ショッピングカートの上部ハ
ンドル部、その近接部であれば、ハンドル部と使用者の
位置の間(ショッピングカートの後方)に設置しても良
いことは勿論で、その場合は傾斜角度を床面に平行か逆
にすることが望ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】使用に際し、フレキシブルチューブ16を
適当に折り曲げて、拡大鏡3を見やすく使いやすい位置
と角度にして問題なく使用できた。また、この実施例の
場合、拡大鏡レンズ4の倍率を二種類採用してさらに使
いやすく効果的であった。また、この実施例に於けるフ
レキシブルチューブ16を使用する場合は、図1に示す
近接部分2’に取り付け冶具5とフレキシブルチューブ
16を介して拡大鏡3を取り付け、フレキシブルチュー
ブ16を自在に曲げて見やすい方向、角度で使用するこ
ともできる。また、フレキシブルチューブ16と取り付
け冶具5のいずれに於いても拡大鏡3の傾斜角度を任意
に変えることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明は老眼、近眼、遠
視を患う人々のみならず正常な視力を有する人々にあっ
ても、細かい文字などを容易に読み取ることが出来るシ
ョッピングカートを提供することが出来た。このこと
は、近年の社会情勢、健康志向のためにきわめて有益性
の高いものである。また、販売店に於いては設備投資額
も少なくてすみ導入しやすく、消費者が納得して購入す
るので販売成果の向上が望める。また、拡大鏡が店内に
散乱したり紛失することもなくなるので、産業上極めて
有益に利用できる拡大鏡を具備したショッピングカート
を提供することが出来た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スーパーマーケットなどで普及使用され
    ているショッピングカートに於いて、該ショッピングカ
    ート上部のハンドル部または近接する位置に拡大鏡を取
    り付たことを特徴とし、さらに、該拡大鏡は、使用中容
    易に脱落することなくかつ修理、取り替え時には着脱可
    能に取り付けられていることを特徴とし、さらに、該拡
    大鏡の傾斜角度を任意設定可能にしたことを特徴とする
    拡大鏡を具備したショッピングカート。
  2. 【請求項2】 拡大鏡がプラスチックレンズからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載する拡大鏡を具備したシ
    ョッピングカート。
JP2002352892A 2002-12-04 2002-12-04 拡大鏡を具備したショッピングカート Pending JP2003154940A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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