JP2015067049A - 自動二輪車のメータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハーネスに捻れ等の力が加わったときでも、ハーネス及びカプラの接続部分と弾性部材との密着性を維持することができる自動二輪車のメータ装置を提供する。
【解決手段】自動二輪車12のメータ装置10において、メータケース70内には、メータ134、メータ側コネクタ136、ハーネス側コネクタ132、グロメット138及びワイヤハーネス112の先端部112aが収容されている。グロメット138の内側では、該グロメット138に形成された内側係合部172とハーネス側コネクタ132の突出部170とが弾性係合している。また、グロメット138の外側は、下側メータケース70bから上方に延在する各リブ182により押し当て支持される。
【選択図】図5

Description

本発明は、メータケース内にハーネスを配線し、メータに設けられるカプラにハーネスを取り付けた自動二輪車のメータ装置に関する。
特許文献1には、メータケース内にハーネスを配線し、当該ハーネスをメータ側のコネクタ(カプラ)に取り付ける構成が開示されている。
特開2010−143331号公報
上記の構成においては、グロメット等の弾性部材を備えたハーネスをメータ側のコネクタに接続することにより、ハーネスとコネクタとの接続部分を外側から弾性部材で覆い、外部から接続部分への水分の浸入を防止するようにしている。しかしながら、運転者による自動二輪車の操向ハンドルの操作や、当該自動二輪車の振動等に起因して、ハーネスに捻れ等の力が加わると、弾性部材の一部が捲れ、当該弾性部材と接続部分との密着性を維持することが困難となる場合がある。
そこで、本発明は、ハーネスに捻れ等の力が加わったときでも、ハーネス及びカプラの接続部分と弾性部材との密着性を維持することができる自動二輪車のメータ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る自動二輪車(12)のメータ装置(10)は、メータ(134)と、該メータ(134)に設けられるカプラ(132、136)と、先端部(110a)が前記カプラ(132、136)に接続されるハーネス(110)と、前記ハーネス(110)の先端部(110a)に設けられる弾性部材(138)とを備えており、以下の特徴を有する。
第1の特徴;前記弾性部材(138)は、前記カプラ(132、136)側と弾性係合する内側係合部(172)を前記メータ(134)に対向する内側に有し、前記メータ(134)、前記カプラ(132、136)、前記ハーネス(110)の先端部(110a)及び前記弾性部材(138)は、メータケース(70)に収容され、前記メータケース(70)は、前記弾性部材(138)の外側から当該弾性部材(138)を押し当てる押当部(182)を備える。
第2の特徴;前記内側係合部(172)は、前記カプラ(132、136)に噛み合うように突起状に形成されている。
第3の特徴;前記内側係合部(172)は、前記弾性部材(138)の底部の角部近傍に配置されている。
第4の特徴;前記弾性部材(138)は、フランジ部(138c)を有し、前記押当部(182)は、前記フランジ部(138c)に接触する。
第5の特徴;前記押当部(182)は、前記メータケース(70)のアンダーカバー(70b)に設けられている。
第6の特徴;前記押当部(182)は、前記アンダーカバー(70b)の底部(109)から上方に向かって延出している。
第7の特徴;前記弾性部材(138)には、前記メータ(134)に係合する外側係合部(174、176)が設けられている。
第8の特徴;前記外側係合部(174、176)は、隣接して複数設けられ、前記押当部(182)は、前記各外側係合部(174、176)間に押し当たるように形成されている。
本発明の第1の特徴によれば、弾性部材の内側が内側係合部によってカプラ側と弾性係合し、且つ、外側が押当部によって押し当てられている。そのため、前記弾性部材がハーネスの先端部及び前記カプラの接続部分と密着しているときに、当該ハーネスに捻れ等の力が加わっても、前記弾性部材と前記接続部分との密着性を維持することができる。
本発明の第2の特徴によれば、前記内側係合部が突起状に形成されているので、前記カプラと係合しやすくなる。
本発明の第3の特徴によれば、最も応力がかかりやすい前記弾性部材の底部の角部近傍に前記内側係合部が設けられているので、捻れ等の力に起因した前記弾性部材の捲れの発生を抑制することができる。
本発明の第4の特徴によれば、前記弾性部材にフランジ部を設けることにより、前記押当部が前記弾性部材に接触しやすくなるので、前記弾性部材と前記接続部分との密着性を高めることができる。
本発明の第5の特徴によれば、アッパーカバーとアンダーカバーとを組み合わせて前記メータケースを形成したときに、前記アンダーカバーを前記弾性部材に対する押さえとして機能させることができる。
本発明の第6の特徴によれば、前記アンダーカバーの底部から上方に向かって前記押当部が延出している。これにより、前記アッパーカバーと前記アンダーカバーとを組み合わせて前記メータケースを形成したときに、前記弾性部材の上側(内側)では、前記内側係合部と前記カプラ側とが係合し、一方で、前記弾性部材の下側(外側)は、前記押当部によって下方から押し当て支持されることになる。すなわち、前記弾性部材は、前記内側係合部と前記カプラ側との係合、及び、前記押当部による押し当て支持という二重の固定構造によって、前記カプラ側に確実に固定される。このように、前記アッパーカバーと前記アンダーカバーとを組み合わせて前記メータケースを形成すれば、当該アンダーカバーを前記弾性部材に対する押さえとして効果的に機能させることができる。
本発明の第7の特徴によれば、外側係合部を設けることで、前記弾性部材を前記メータ側に強固に取り付けることが可能になる。
本発明の第8の特徴によれば、前記押当部が複数の外側係合部の間に押し当たることにより前記弾性部材を変形させることができ、該弾性部材を前記メータ側により一層強固に固定させることができる。
本実施形態に係るメータ装置を搭載した自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の前方部分の平面図である。 図1及び図2のメータ装置の拡大斜視図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 各コネクタ及びグロメットを拡大して図示した断面図である。 グロメットの斜視図である。 各コネクタ及びグロメットを拡大して図示した要部断面図である。
本発明に係る自動二輪車のメータ装置について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る自動二輪車12のメータ装置10(以下、本実施形態に係るメータ装置10ともいう。)を搭載した自動二輪車12の左側面図である。また、図2は、運転者から見た自動二輪車12の前方部分の平面図である。本実施形態に係るメータ装置10は、操向ハンドル14とヘッドライト16との間に配設されている。なお、特に指示のない限り、本実施形態においては、図1及び図2に示す矢印方向を基準として左右及び上下の方向を説明すると共に、自動二輪車12の進行方向を前として、前後の方向を説明する。
自動二輪車12において、車体フレーム18を構成するメインフレーム20の前端部には、図示しないステアリングステムを回動自在に軸支するヘッドパイプ22が設けられている。前記ステアリングステムの上端部にはトップブリッジ24が固定されると共に、前記ステアリングステムの下端部にはボトムブリッジ26が固定されている。トップブリッジ24及びボトムブリッジ26は、左右一対のフロントフォーク28を支持する。フロントフォーク28の下端部には、前輪WFが回転可能に軸支されている。前輪WFの上方には、フロントフェンダ30がフロントフォーク28に取り付けられている。
メインフレーム20の前方側には、エンジン32を前方側で支持するためのハンガフレーム34が設けられている。ハンガフレーム34の下端部には、ハンガフレーム34とエンジン32とを結合するブラケット36が固定されている。一方、メインフレーム20の後方側で下方に湾曲した先には、スイングアーム38を揺動自在に軸支するピボット40が設けられている。
スイングアーム38の後方側は、左右一対のリヤクッション42を介して、メインフレーム20の後部に連なるリヤフレーム44に支持されている。リヤフレーム44は、メインフレーム20の湾曲部分の後方側に連結されている。また、スイングアーム38の後端には、駆動輪としての後輪WRが回転自在に軸支されている。エンジン32によって生じる回転駆動力は、ドライブチェーン46を介して、後輪WRに伝達される。
エンジン32は、メインフレーム20とピボット40とハンガフレーム34とに囲まれる位置に固定されている。エンジン32のシリンダブロック48の前方側には、後方側の図示しないマフラに連結される排気管50が取り付けられている。一方、シリンダブロック48の後方側には、スロットルボディ一体式の燃料噴射装置52及びエアクリーナボックス54が接続されている。また、シート56及びリヤクッション42等は、リヤフレーム44に支持されている。
エンジン32の上方の位置には、車体中央のメインフレーム20を左右方向(車幅方向)に跨ぐ形状の燃料タンク58が取り付けられている。燃料タンク58の後方には、前述したシート56が配設されており、シート56の後端部の下方には、テールランプ60、左右一対の後側ウインカ装置62及びリヤフェンダ64が取り付けられている。
燃料タンク58の車体前方の上方位置には、トップブリッジ24の上部に固定された操向ハンドル14が取り付けられている。操向ハンドル14には、左右一対のバックミラー66が固定されている。ヘッドパイプ22の前方には、フロントフォーク28に固定されるステーによって支持されるヘッドライト16が配設されている。ヘッドライト16の左右には、前側ウインカ装置68が取り付けられている。
なお、操向ハンドル14とヘッドライト16との間に配設されたメータ装置10は、メータケース70全体が後ろ下がりに傾斜するように配設されている。従って、メータ装置10の表示面72も後ろ下がりに傾斜され、運転者に対する被視認性を向上させている。
操向ハンドル14の車幅方向の右側には、前輪ブレーキレバー74が取り付けられている。前輪ブレーキレバー74の操作は、ブレーキワイヤ76を介して、前輪ブレーキドラムに伝達される。また、操向ハンドル14の右側のハンドルグリップ78は、回動式のスロットル装置とされており、その操作は、スロットルワイヤを介して燃料噴射装置52に伝達される。一方、操向ハンドル14の左側には、クラッチレバー80が取り付けられており、その操作は、クラッチケーブル82を介してクランクケース内のクラッチに伝達される。
メータ装置10は、メータケース70内に表示部84を収納して構成されている。表示部84には、警告灯(インジケータ)類、速度計及び回転計等が表示される。
操向ハンドル14は、クランプ86によってトップブリッジ24の上面に固定されている。前記ステアリングステムの上端部には、ロックナット88が固定されている。トップブリッジ24の前方側でメータ装置10に近接する位置には、携帯キーで操作されるイグニッションスイッチ90が設けられている。燃料タンク58の中央上部には、携帯キーで開錠することができる給油キャップ92が設けられている。
操向ハンドル14の左側でハンドルグリップ94に近接する位置には、左側ハンドルスイッチ96が取り付けられている。左側ハンドルスイッチ96には、ヘッドライト16の光軸切替スイッチ(ディマースイッチ)98、ホーンスイッチ100及びウインカスイッチ102が設けられている。一方、右側のハンドルグリップ78の基部には、スロットルホルダ104が設けられている。スロットルホルダ104には、セルモータによってクランク軸を回転させてエンジン32を始動させるスタータボタン106が設けられている。
図3は、メータ装置10の拡大斜視図であり、メータケース70は、上側メータケース(アッパーカバー)70aと、下側メータケース(アンダーカバー)70bとからなる。メータケース70の後方側には、開口108が設けられる。開口108は、容器状の下側メータケース70bの後方側の壁を除去して形成され、下側メータケース70bの底板109が視認できるように構成されている。但し、メータ装置10を車体に固定した場合、イグニッションスイッチ90(図2参照)を構成する図示しない円筒状のキーシリンダやフロントフォーク28が開口108に近接するため、該開口108は、外部からアクセスしにくくなる。
また、メータ装置10では、車体側の各部に設けられたセンサからの信号を伝達する配線やインジケータへの電力供給線等を含む各種の配線110(図4及び図5参照)の束としてのワイヤハーネス112を、開口108を通して、車体後方の下側に引き出すように構成されている。これにより、例えば、下側メータケース70bに貫通孔を設けて引き出す方式と比較して、ワイヤハーネス112の引き出し部分が外方から視認されず、デザイン性が向上すると共に、貫通孔から水分等が浸入することを回避することができる。なお、開口108における他の空間は、例えば、オプション部品である盗難防止装置等を収納するスペースとして使用することができる。
ワイヤハーネス112は、メータ装置10の車幅方向中央より右側にオフセットした所定位置で、支持部114によって下方から支持される。支持部114は、底板109から上方に立設する左右一対のハーネス支持板116、118によって構成される。ハーネス支持板116、118は、互いに平行に前後方向に延在するガイド部120、122と一体的に底板109に形成されている。
また、ワイヤハーネス112は、ガイド部120、122に挟まれることで、車幅方向の位置が規制されると共に、ハーネス支持板116、118によって高さ方向の位置が規制される。これにより、ワイヤハーネス112は、ガイド部120、122に軽く触れた状態で、且つ、底板109におけるガイド部120、122間の箇所(底部124)に接触することなく、メータ装置10の後方に引き出される。ガイド部120、122は、複数のリブ125〜128によって支持されることで、板厚を薄くしても高い強度を確保することができる。
さらに、ハーネス支持板116、118は、左右対称の略三角形状の板状部材であり、ハーネス支持板116、118間の隙間は、水抜き部130として形成される。すなわち、開口108は、蓋がされることもないため、自動二輪車12が雨中走行した場合や、自動二輪車12を洗車した場合には、開口108からメータ装置10内に水分が浸入する可能性がある。
本実施形態では、後方に向かって下方に傾斜するようにメータ装置10が車体に取り付けられているため、開口108から水分が浸入しても、当該水分を水抜き部130から速やかに排出することができる。また、ガイド部120、122間に水分が入り込んでも、水抜き部130に集まって後方に抜けるため、水分が抜け切れないことを回避することができる。
図4及び図5に示すように、本実施形態に係るメータ装置10において、ワイヤハーネス112の先端部112a(各配線110の先端部110a)は、ハーネス側コネクタ(カプラ)132に接続され、該ハーネス側コネクタ132は、メータ134に取り付けられたメータ側コネクタ(カプラ)136に嵌合している。
そして、ワイヤハーネス112の先端部112aを含むハーネス側コネクタ132には、ゴム製又は樹脂製の柔軟性を有するグロメット(弾性部材)138が装着されている。この場合、ハーネス側コネクタ132とメータ側コネクタ136とが嵌合することで、ハーネス側コネクタ132とメータ側コネクタ136との嵌合部分(接続部分)を含み、ハーネス側コネクタ132及びメータ側コネクタ136は、グロメット138によって外側から全体的に覆われることになる。
なお、ハーネス側コネクタ132及びグロメット138は、メータ134側から取り外し可能に取り付けられている。また、図4及び図5は、自動二輪車12の前後方向に沿った互いに異なる位置におけるメータ装置10(の一部)の断面図である。
次に、メータ装置10の具体的構成について、図4〜図7を参照しながら説明する。
上側メータケース70aの中央部分は開口し、開口部分には、表示部84を構成する透明なレンズ140が嵌め込まれている。メータケース70の内部には、下側メータケース70bに支持され、且つ、上側メータケース70aに係合する内部ケース142が設けられている。内部ケース142は、上方が開口した箱型のケースであり、当該内部ケース142の内側には、図示しないリブや支持部材によって支持され、且つ、各種の電子部品が搭載される回路基板144が配設されている。回路基板144は、内部カバー146により上方から覆われている。
内部カバー146の上板部分は、レンズ140に対向して大きく開口し、内部カバー146と回路基板144とによって画成される空間内には、当該開口部分に対向するように液晶パネル148と拡散板150とが上方から順に配置されている。なお、液晶パネル148及び拡散板150も支持部材等により回路基板144に支持されている。
そして、レンズ140、回路基板144、液晶パネル148及び拡散板150によって、警告灯類、速度計及び回転計等を表示させるための表示部84が構成される。また、表示部84、内部ケース142及び内部カバー146によって、メータケース70に収容されるメータ134が構成される。
内部ケース142の底部の右側部分には貫通孔が形成され、該貫通孔にメータ側コネクタ136が固定されている。メータ側コネクタ136は、下側メータケース70bに対向して凹部154が形成され、該凹部154の内側に複数のピン156が配設される雄型のコネクタである。なお、各ピン156は、回路基板144に接続されている。
一方、ワイヤハーネス112を構成する各配線110は、絶縁被覆158でそれぞれ被覆されている。絶縁被覆158が施されていない各配線110の先端部110a(ワイヤハーネス112の先端部112a)は、ハーネス側コネクタ132に形成された複数の貫通孔160にそれぞれ挿入されて固定される。
この場合、ハーネス側コネクタ132がメータ側コネクタ136の凹部154に挿入され、且つ、各貫通孔160に各ピン156がそれぞれ挿入された状態で、ハーネス側コネクタ132の先端部が凹部154の最深部まで到達するように該ハーネス側コネクタ132を挿入すると、各配線110の先端部110aと各ピン156とが接触する。これにより、各配線110及び各ピン156を介して、自動二輪車12内の各種のセンサからの信号を回路基板144に出力すると共に、回路基板144に対して電力供給を行うことができる。従って、ハーネス側コネクタ132は、雌型のコネクタである。
そして、本実施形態では、ハーネス側コネクタ132とメータ側コネクタ136とが嵌合している場合に、メータ側コネクタ136からハーネス側コネクタ132が外れることを防止しつつ、メータ装置10内に浸入する水分がハーネス側コネクタ132及びメータ側コネクタ136(の嵌合部分)にかかることを阻止するため、ハーネス側コネクタ132及びメータ側コネクタ136をグロメット138で全体的に覆っている。
具体的に、ハーネス側コネクタ132に取り付けられるグロメット138は、開口108からメータケース70内に引き回されたワイヤハーネス112が前後方向に挿通する円筒状の挿通部138aと、挿通部138aを挿通したワイヤハーネス112の先端部112aを上方に湾曲させる略矩形状の立設部138bと、立設部138bの上端から前後及び左右方向に延出するフランジ部138cとを備える。
挿通部138aに連なる立設部138bの底部162には、挿通部138aに連通する孔164が形成されている。また、底部162は、上方から孔164に向かって縮径するテーパ状に形成されている。
立設部138bの内側には、底部162の上端に形成された枠状の平坦部165と、平坦部165から上方に延在する側壁166と、側壁166から上方に向かって拡開するテーパ部168とが形成されている。テーパ部168は、フランジ部138cに連なる。立設部138bの側壁166の四隅には、ハーネス側コネクタ132の基端部側で前後及び左右方向に延出した突出部170に係合する内側係合部172が形成されている。
内側係合部172は、側壁166における平坦部165よりも上方の位置に形成された爪状の突起部であり、突出部170と噛み合うように設けられている。この場合、平坦部165と内側係合部172との間隔は、突出部170の厚み程度の間隔に設定されている。これにより、内側係合部172と突出部170とが係合したときに、平坦部165と内側係合部172との間に形成される隙間部分に突出部170を嵌め込むことができる。
フランジ部138cの上側には、上方に延出するリング状の突出部(外側係合部)174、176が形成されている。また、内部ケース142におけるメータ側コネクタ136近傍の箇所には、突出部174、176を受容可能な大きさの凹部178、180が形成されている。
また、平坦部165には、イジェクト爪181が設けられている。内側係合部172と突出部170とが係合している場合に、イジェクト爪181に対応するグロメット138の外側部分(底板109に対向するグロメット138の後ろ側の部分)を押すと、イジェクト爪181を介して突出部170が押圧される。この結果、内側係合部172と突出部170との係合状態が解除され、グロメット138からハーネス側コネクタ132を取り外すことができる。
さらに、下側メータケース70bの底板109におけるフランジ部138c直下の箇所には、上方に向かって延出する複数のリブ(押当部)182が形成されている。この場合、各リブ182は、フランジ部138cに形成された2つの突出部174、176の間の箇所に押し当たるように、底板109から上方に向かって延出している。
ここで、メータ152に装着されたメータ側コネクタ136に対するハーネス側コネクタ132及びグロメット138の取付方法について説明する。
先ず、ワイヤハーネス112を挿通部138aに挿通させ、該ワイヤハーネス112の先端部112aを、孔164を介して立設部138bから引き出す。次に、ワイヤハーネス112の先端部112aである各配線110の先端部110aを、ハーネス側コネクタ132の突出部170側から各貫通孔160に挿入し、所定深さまで挿入して固定する。
次に、ワイヤハーネス112を挿通部138a側に引っ張る。この場合、グロメット138は、ゴム製又は樹脂製の柔軟性を有する部材であり、内側係合部172は、側壁166から下方に向かう傾斜部分を有している。そのため、ハーネス側コネクタ132が挿通部138a側に移動し、突出部170が内側係合部172に接触した場合、該内側係合部172の傾斜部分は、突出部170からの押圧力によって下方に湾曲(弾性変形)する。これにより、突出部170は、内側係合部172よりも底部162側に移動し、平坦部165に当接して、該平坦部165と内側係合部172との隙間部分に係止される。この結果、内側係合部172の先端部分は、前記押圧力から解放され、元の状態に戻り、該内側係合部172は、突出部170と噛み合った状態で係合(弾性係合)する。従って、ハーネス側コネクタ132は、グロメット138の内側で確実に固定される。
次に、メータケース70から下側メータケース70bを取り外し、メータ側コネクタ136を露出させる。この状態で、メータ側コネクタ136の凹部154にハーネス側コネクタ132を挿入する。この場合、ハーネス側コネクタ132の先端部を凹部154の最深部まで挿入すると、ハーネス側コネクタ132とメータ側コネクタ136とが嵌合し、メータ側コネクタ136の各ピン156が各貫通孔160にそれぞれ挿入されて各配線110の先端部110aと接触する。また、グロメット138のフランジ部138cに形成された突出部174、176は、凹部178、180に挿入される。さらに、メータ側コネクタ136の先端部分の一部は、立設部138bを構成するテーパ部168に接触する。
このように、ハーネス側コネクタ132とメータ側コネクタ136とを嵌合させることにより、メータ側コネクタ136の各ピン156と各配線110の先端部110aとが接続されると共に、ハーネス側コネクタ132及びメータ側コネクタ136をグロメット138で全体的に覆うことができる。
次に、上側メータケース70aに下側メータケース70bを取り付ける。これにより、下側メータケース70bの底板109から上方に延出する各リブ182は、グロメット138のフランジ部138cにおける2つの突出部174、176間の箇所に接触し、フランジ部138cを弾性変形させつつ、該グロメット138を下方から支持することになる。
従って、メータケース70内において、グロメット138は、メータ側コネクタ136の突出部170と内側係合部172との係合、突出部174、176と凹部178、180との嵌合、及び、各リブ182による下方からの支持の、複数の固定構造によって、メータ134側に固定される。この結果、運転者による操向ハンドル14の操作や、自動二輪車12の振動等に起因して、ワイヤハーネス112に捻れ等の力が加わっても、グロメット138がメータ134から外れにくくなる。
以上説明したように、本実施形態に係るメータ装置10では、弾性部材であるグロメット138の内側において、メータ134に取り付けられたメータ側コネクタ136に嵌合するハーネス側コネクタ132の突出部170と、内側係合部172とが弾性係合している。また、グロメット138の外側は、各リブ182によって下方から押し当てられている。
これにより、ワイヤハーネス112の先端部112a(各ワイヤハーネス112の先端部112a)及び各ピン156を含む、ハーネス側コネクタ132及びメータ側コネクタ136の嵌合部分(接続部分)と、グロメット138とが密着しているときに、ワイヤハーネス112に捻れ等の力が加わっても、グロメット138と当該接続部分との密着性を維持することができる。
また、内側係合部172が突起状に形成されているので、ハーネス側コネクタ132の突出部170と係合しやすくなる。
さらに、最も応力がかかりやすいグロメット138の底部162側の角部近傍である立設部138bの側壁166の四隅に内側係合部172が設けられているので、捻れ等の力に起因したグロメット138の捲れの発生を抑制することができる。
さらにまた、グロメット138にフランジ部138cを設けることにより、各リブ182がグロメット138に接触しやすくなるので、ハーネス側コネクタ132及びメータ側コネクタ136の接続部分とグロメット138との密着性を高めることができる。
また、下側メータケース70bの底板109に各リブ182が設けられているので、上側メータケース70aと下側メータケース70bとを組み合わせてメータケース70を形成したときに、下側メータケース70bをグロメット138に対する押さえとして効果的に機能させることができる。
すなわち、上側メータケース70aと下側メータケース70bとを組み合わせてメータケース70を形成すると、グロメット138の上側では、ハーネス側コネクタ132の突出部170と内側係合部172とが係合し、一方で、グロメット138の下側では、各リブ182によって下方から押し当て支持される。つまり、グロメット138は、突出部170と内側係合部172との係合、及び、各リブ182による押し当て支持という二重の固定構造によって、メータ134側に確実に固定される。
また、フランジ部138cの上側に2つの突出部174、176を隣接して設け、内部ケース142に形成された凹部178、180に突出部174、176を嵌合させることにより、グロメット138を内部ケース142に強固に取り付けることができる。
しかも、リブ182は、フランジ部138cにおける各突出部174、176間の箇所に押し当たるように、下側メータケース70bの底板109に形成されている。これにより、リブ182によってフランジ部138cを弾性変形させつつ、グロメット138を内部ケース142側により一層強固に固定させることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、特許請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。
10…メータ装置 12…自動二輪車
70…メータケース 70a…上側メータケース
70b…下側メータケース 84…表示部
108…開口 109…底板
110…配線 110a、112a…先端部
112…ワイヤハーネス 132…ハーネス側コネクタ
134…メータ 136…メータ側コネクタ
138…グロメット 138a…挿通部
138b…立設部 138c…フランジ部
142…内部ケース 144…回路基板
154、178、180…凹部 156…ピン
160…貫通孔 162…底部
164…孔 165…平坦部
166…側壁 168…テーパ部
170、174、176…突出部 172…内側係合部
182…リブ

Claims (8)

  1. メータ(134)と、該メータ(134)に設けられるカプラ(132、136)と、先端部(110a)が前記カプラ(132、136)に接続されるハーネス(110)と、前記ハーネス(110)の先端部(110a)に設けられる弾性部材(138)とを備えた自動二輪車(12)のメータ装置(10)において、
    前記弾性部材(138)は、前記カプラ(132、136)側と弾性係合する内側係合部(172)を前記メータ(134)に対向する内側に有し、
    前記メータ(134)、前記カプラ(132、136)、前記ハーネス(110)の先端部(110a)及び前記弾性部材(138)は、メータケース(70)に収容され、
    前記メータケース(70)は、前記弾性部材(138)の外側から当該弾性部材(138)を押し当てる押当部(182)を備える
    ことを特徴とする自動二輪車(12)のメータ装置(10)。
  2. 請求項1記載の自動二輪車(12)のメータ装置(10)において、
    前記内側係合部(172)は、前記カプラ(132、136)に噛み合うように突起状に形成されている
    ことを特徴とする自動二輪車(12)のメータ装置(10)。
  3. 請求項1又は2記載の自動二輪車(12)のメータ装置(10)において、
    前記内側係合部(172)は、前記弾性部材(138)の底部の角部近傍に配置されている
    ことを特徴とする自動二輪車(12)のメータ装置(10)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車(12)のメータ装置(10)において、
    前記弾性部材(138)は、フランジ部(138c)を有し、
    前記押当部(182)は、前記フランジ部(138c)に接触する
    ことを特徴とする自動二輪車(12)のメータ装置(10)。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車(12)のメータ装置(10)において、
    前記押当部(182)は、前記メータケース(70)のアンダーカバー(70b)に設けられている
    ことを特徴とする自動二輪車(12)のメータ装置(10)。
  6. 請求項5記載の自動二輪車(12)のメータ装置(10)において、
    前記押当部(182)は、前記アンダーカバー(70b)の底部(109)から上方に向かって延出している
    ことを特徴とする自動二輪車(12)のメータ装置(10)。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動二輪車(12)のメータ装置(10)において、
    前記弾性部材(138)には、前記メータ(134)に係合する外側係合部(174、176)が設けられている
    ことを特徴とする自動二輪車(12)のメータ装置(10)。
  8. 請求項7記載の自動二輪車(12)のメータ装置(10)において、
    前記外側係合部(174、176)は、隣接して複数設けられ、
    前記押当部(182)は、前記各外側係合部(174、176)間に押し当たるように形成されている
    ことを特徴とする自動二輪車(12)のメータ装置(10)。
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