JP2015063257A - 鞍乗り型車両の吸気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアクリーナの容量を確保しつつ、燃料タンクなどのタンク部材を取り外すことなくエレメントをメンテナンス可能な自動二輪車の吸気構造を提供する。
【解決手段】左右のメインフレーム上方に位置する鞍型の燃料タンク21の下方に配置されるエアクリーナ41が、メインフレーム間に配置されるメイン室101と、メインフレームの車幅方向外側に配置されるサブ室102とを備え、サブ室102の後側部分102Rおよびサブ室102内のエレメントの後側部分が、メインフレームと燃料タンク21との間に形成される隙間内に位置するとともに、サブ室102の前側部分102Fおよびエレメントの前側部分が、車体側面視で燃料タンク21よりも前方に突出し、サブ室102の前側部分102Fに、エレメントを車幅方向外側から覆うサイドカバー(エレメントリッド)43を締結する締結部73が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、左右のメインフレームの上方に配置されるタンク部材の下方にエアクリーナを配置した鞍乗り型車両の吸気構造に関する。
自動二輪車などの鞍乗り型車両には、左右のメインフレームの上方に配置される燃料タンクの下方にエアクリーナを配置した構成が知られている。この種の車両では、エアクリーナの少なくとも一部を左右のフレーム間に配置し、エアクリーナケースの内部を上下に仕切るようにエレメントを配置している(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−83810号公報
しかし、従来の構成では、燃料タンクを外さないとエレメントにアクセスできず、エレメント交換などの作業が煩雑になってしまう。また、従来の構成は、燃料タンクを着脱し易い構造にする必要も生じる。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、エアクリーナの容量を確保しつつ、燃料タンクなどのタンク部材を取り外すことなくエレメントをメンテナンス可能な自動二輪車の吸気構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、左右のメインフレーム(13)の上方に配置されるタンク部材(21)の下方にエアクリーナ(41)を配置した鞍乗り型車両の吸気構造において、前記タンク部材(21)は、前記左右のメインフレーム(13)を上方から側方に渡って覆う鞍型に形成され、前記エアクリーナ(41)は、前記メインフレーム(13)間に配置されるメイン室(101)と、前記メインフレーム(13)の車幅方向外側に配置されるサブ室(102)とを備え、前記サブ室(102)には、エレメント(44)が配置されるとともに、前記エレメント(44)を車幅方向外側から覆うエレメントリッド(43)が締結され、前記サブ室(102)の後側部分(102R)および前記エレメント(44)の後側部分が、前記メインフレーム(13)の外側壁面(13M)と前記タンク部材(21)の内側壁面(21M)との間に形成される隙間(S1)内に位置するとともに、前記サブ室(102)の前側部分(102F)および前記エレメント(44)の前側部分が、前記隙間(S1)よりも車体前方に位置して車体側面視で前記タンク部材(21)よりも前方に突出し、前記サブ室(102)の前記前側部分(102F)に、前記エレメントリッド(43)を締結する締結部(73)が設けられることを特徴とする。
この構成によれば、メインフレーム間のスペースを利用してメイン室の容量を確保できるとともに、メインフレームの外側壁面と燃料タンクの内側壁面との間に形成される隙間を利用してサブ室の容量も確保できる。また、エレメントを車幅方向外側から覆うエレメントリッドを締結する締結部が、車体側面視でタンク部材よりも前方に位置するため、タンク部材を取り外すことなくエレメントリッドを取り外すことができる。従って、エアクリーナの容量を確保しつつ、タンク部材を取り外すことなくエレメントをメンテナンス可能になる。
上記構成において、前記エレメントリッド(43)は、後方に突出する爪部(43T)を有し、前記サブ室(102)は、前記隙間(S1)内に位置する前記後側部分(102R)に、前記爪部(43T)が前方から差し込まれて係合する孔部(42H)を有するようにしても良い。この構成によれば、エレメントリッドの支持強度を確保し易く、且つ、エレメントリッドを前後方向にスライドさせて容易に着脱することができる。
また、上記構成において、前記エレメント(44)を前記サブ室(102)に締結するエレメント用締結部(71)を有し、前記エレメント用締結部(71)は、前記タンク部材(21)よりも前方に設けられるようにしても良い。この構成によれば、タンク部材を取り外すことなくエレメント用締結部にアクセスすることができ、エレメント交換を容易に行うことができる。
また、上記構成において、前記メインフレーム(13)の外側壁面(13M)と前記タンク部材(21)の内側壁面(21M)との間に形成される隙間(S1)が、前方に向かって幅広となるV字状の空間に形成され、前記エレメントリッド(43)は、前記タンク部材(21)の内側壁面(21M)に沿って前方に向かって車幅方向に拡がる形状に形成されるとともに、前記タンク部材(21)よりも前方に吸気ダクト(81)が着脱自在に取り付けられるようにしても良い。この構成によれば、メインフレームとタンク部材との間の隙間を利用してサブ室を形成できる。また、燃料タンクの内側壁面に沿わせてエレメントリッドを着脱し易くなり、且つ、燃料タンクを取り外すことなく吸気ダクトを着脱できる。
また、上記構成において、前記サブ室(102)の前記エレメント(44)よりも下流側にレゾネータ(62)を有し、前記レゾネータ(62)は、車体側面視で、前記エレメント(44)が装着されるエレメント用開口部(46A)内に取り付けられるようにしても良い。この構成によれば、エレメントを取り外せば、燃料タンクを取り外すことなく、レゾネータにアクセスでき、レゾネータのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、上記構成において、前記エアクリーナ(41)は、前記メイン室(101)を形成するとともに前記メイン室(101)から左右に延びて前記左右のメインフレーム(13)を上方から跨ぐ左右の跨ぎ部(42X)を有するエアクリーナケース(42)を備え、前記左右の跨ぎ部(42X)は、車幅方向外側に開口する開口部(42K)を有し、各開口部(42K)内に前記エレメント(44)が配置されるとともに各開口部(42K)を閉じるように前記エレメントリッド(43)が締結されて左右一対の前記サブ室(102)が形成されるようにしても良い。この構成によれば、エアクリーナケースにエレメントリッドを直接締結することによって、左右のサブ室を簡易に形成することができる。また、サブ室とメイン室とを別々のケースで作る必要がないため、部品点数を削減し易くなる。
本発明では、左右のメインフレームの上方に配置されるタンク部材は、左右のメインフレームを上方から側方に渡って覆う鞍型に形成され、タンク部材の下方に配置されるエアクリーナは、メインフレーム間に配置されるメイン室と、メインフレームの車幅方向外側に配置されるサブ室とを備え、サブ室の後側部分およびサブ室内のエレメントの後側部分が、メインフレームの外側壁面と燃料タンクの内側壁面との間に形成される隙間内に位置するとともに、サブ室の前側部分およびエレメントの前側部分が、前記隙間よりも車体前方に位置して車体側面視でタンク部材よりも前方に突出し、サブ室の前側部分に、エレメントを車幅方向外側から覆うエレメントリッドを締結する締結部が設けられるので、エアクリーナの容量を確保しつつ、タンク部材を取り外すことなくエレメントをメンテナンス可能になる。
また、前記エレメントリッドは、後方に突出する爪部を有し、前記サブ室は、前記隙間内に位置する後側部分に、前記爪部が前方から差し込まれて係合する孔部を有するようにすれば、エレメントリッドの支持強度を確保し易く、且つ、エレメントリッドを前後方向にスライドさせて容易に着脱し易くなる。
また、前記エレメントを前記サブ室に締結するエレメント用締結部を有し、前記エレメント用締結部は、前記タンク部材よりも前方に設けられるようにすれば、タンク部材を取り外すことなくエレメント用締結部にアクセスすることができ、エレメント交換を容易に行うことができる。
また、前記メインフレームの外側壁面と前記タンク部材の内側壁面との間に形成される隙間が、前方に向かって幅広となるV字状の空間に形成され、前記エレメントリッドは、前記タンク部材の内側壁面に沿って前方に向かって車幅方向に拡がる形状に形成されるとともに、前記タンク部材よりも前方に吸気ダクトが着脱自在に取り付けられるようにすれば、メインフレームとタンク部材との間の隙間を利用してサブ室を形成できる。また、燃料タンクの内側壁面に沿わせてエレメントリッドを着脱し易くなり、且つ、燃料タンクを取り外すことなく吸気ダクトを着脱できる。
また、サブ室のエレメントよりも下流側にレゾネータを有し、レゾネータは、車体側面視で、エレメントが装着されるエレメント用開口部内に取り付けられるようにすれば、エレメントを取り外せば、燃料タンクを取り外すことなく、レゾネータにアクセスでき、レゾネータのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、エアクリーナは、メイン室を形成するとともにメイン室から左右に延びて左右のメインフレームを上方から跨ぐ左右の跨ぎ部を有するエアクリーナケースを備え、左右の跨ぎ部は、車幅方向外側に開口する開口部を有し、各開口部内にエレメントが配置されるとともに各開口部を閉じるようにエレメントリッドが締結されて左右一対のサブ室が形成されるようにすれば、左右のサブ室を簡易に形成することができるとともに、部品点数を削減し易くなる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の前部を右側から見た図である。 図1の燃料タンクを二点鎖線で示した図である。 図2を車体上方から見た図である。 エアクリーナの内部構造を上方から示した図である。 図4のエアクリーナの断面図である。 エアクリーナを周辺構造と共に右側から見た図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車の前部を右側から見た図である。
この自動二輪車10の車体フレーム11は、ヘッドパイプ12から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム13を有し、メインフレーム13の上方に燃料タンク(タンク部材)21が配置され、メインフレーム13の下方にエンジン31が支持される。
ヘッドパイプ12は、上下一対のブリッジ部材(トップブリッジ、ボトムブリッジ)14、15を介して左右一対のフロントフォーク16を左右に回動自在に支持するともにハンドル17を支持する。これによって、ハンドル17を左右に操作することによって、左右のフロントフォーク16の下端に支持された前輪50が左右に操舵される。
左右のメインフレーム13の後端部には、左右一対のピボットプレート18が連結され、このピボットプレート18には、燃料タンク21後方に配置された乗員用シート19に着座した運転者が足を置く左右一対のステップ(不図示)が取り付けられる。
また、ピボットプレート18には、車体後方に向けて後上がりに延びる左右一対のシートフレーム20が連結され、シートフレーム20によって乗員用シート19が支持される。
図2は、図1の燃料タンク21を二点鎖線で示した図であり、図3は、図2を車体上方から見た図である。
図2および図3に示すように、左右のメインフレーム13は、車体平面視で(図3)、ヘッドパイプ12から車幅方向外側に向かって後方に延びるメインフレーム前部13Aと、メインフレーム前部13Aの後端部から車幅方向内側に向かって後方に延びるメインフレーム後部13Bとを一体に備えている。
左右のメインフレーム前部13Aには、上方からエアクリーナ41が配置される。燃料タンク21は、メインフレーム前部13Aおよびメインフレーム後部13Bを上方から跨ぐ鞍型のタンクに形成され、エアクリーナ41を上方から覆う。すなわち、エアクリーナ41は、燃料タンク21とエンジン31との間のスペースを利用して配置されている。
エアクリーナ41とエンジン31との間にはスロットルボディ(図2、図3)51が配置される。図2に示すように、スロットルボディ51の上端部は、コネクティングチューブ52を介して上方のエアクリーナ41の後下部に接続され、スロットルボディ51の下端部は、インシュレータ53を介してエンジン31のシリンダ部32に接続される。これによって、エアクリーナ41からエンジン31に至る吸気経路を、下方に向かって直線状に延びる経路に形成することができ、エンジン31の吸気効率の向上に有利となる。
エンジン31は、スロットルボディ51が接続されるシリンダ部32がクランクケース33の前上部から立設する並列多気筒エンジン(本実施形態では2気筒エンジン)に形成されている。
図1および図2に示すように、燃料タンク21は、大別すると、メインフレーム前部13Aを上方から左右側方に渡って覆うタンク前部21Aと、メインフレーム後部13Bの上方に配置されるタンク後部21Bとを一体に備える。タンク前部21Aは、左右のメインフレーム前部13Aの外側を覆う左右一対の外側覆い部21Cを有し、図3には、この外側覆い部21Cの外形線を二点鎖線で示している。
このタンク配置構造により、図3に示すように、外側覆い部21Cの内側壁面(タンク前部21Aの内側壁面に相当)21Mと、メインフレーム前部13Aの外側壁面13Mとの間には、前方に向かって車幅方向に拡がるV字状の隙間S1が形成される。
なお、タンク前部21Aは、メインフレーム前部13Aを上方から左右側方に渡って覆うため、タンク容量を大容量化することができる。一方、タンク後部21Bは、車体平面視で、メインフレーム後部13Bの幅内に形成される。これにより、乗員用シート19に着座した運転者が燃料タンク21を跨ぎ易く、且つ、運転者の動きの自由度を向上させることができる。
エアクリーナ41は、車体平面視で、左右のメインフレーム前部13A間にメイン室101を形成するエアクリーナケース42と、エアクリーナケース42の前部左右に連結されて内部にサブ室102を形成する左右一対のサイドカバー(エレメントリッド)43とを有している。
ここで、メイン室101は、気筒毎のコネクティングチューブ52(本構成では複数本(2本)のコネクティングチューブ52)を介してエンジン31側であるスロットルボディ51に接続される空間であり、エンジン31に吸気される直前の清浄空気を貯留する。また、サブ室102は、外気を清浄化するエレメント44を収容する空間であり、サブ室102内に導入された外気をエレメント44で清浄化してメイン室101に供給する。
図4は、エアクリーナ41の内部構造を上方から示した図であり、図5は、図4のエアクリーナ41の断面図である。なお、図4では、右側のサイドカバー43を取り付け、左側のサイドカバー43を取り外している。
図2〜図5に示すように、エアクリーナケース42は、左右のメインフレーム前部13A間に上方に開口する開口部(以下、上方開口部と言う)42Aを有する中空構造に形成され、この上方開口部42Aを蓋体42B(図3)で閉塞することによってメイン室101が形成される。
また、エアクリーナケース42は、図4に示すように、メイン室101から左右に延びて左右のメインフレーム前部13Aを上方から跨ぐ左右の跨ぎ部42Xを有している。各跨ぎ部42Xは、車幅方向外側に開口する開口部(以下、側方開口部と言う)42K(図5参照)を有している。また、各跨ぎ部42Xは、側方開口部42Kから後方に延びて各メインフレーム13に締結されるステー42Sを有し、左右一対のステー42Sによってメインフレーム13にエアクリーナ41が支持される。
図4および図5に示すように、各側方開口部42K内には、エレメント44が収容されるとともに、各側方開口部42Kを覆うようにサイドカバー43が締結されて左右一対のサブ室102が形成される。
なお、エアクリーナケース42は、車幅方向中心面(以下、車体中心面と言う)C1(図3)を基準にして左右対称形状に形成され、各サイドカバー43も車体中心面C1を基準にして左右対称形状に形成される。
メイン室101は、図3に示すように、左右のメインフレーム前部13A間に渡って車幅方向に延在する矩形箱形状に形成される。また、メイン室101は、車体側面視で、図2に示すように、上面(蓋体42Bの上面に相当)が、燃料タンク21の底板21Lに沿って形成される。これによって、燃料タンク21の底板21Lに近接させてメイン室101を配置でき、燃料タンク21とエンジン31との間に空くスペースを有効利用して大容量のメイン室101を形成することができる。また、左右のメインフレーム13間には、エレメント44が配置されないので、これによってもメイン室101を大容量化できる。また、メイン室101が燃料タンク21で覆われるため、メイン室101が外観視されず、車体デザインの向上に有利である。
図4および図5に示すように、メイン室101内には、左右のコネクティングチューブ52から延びる第1レゾネータ61と、メイン室101と左右のサブ室102との間に配置される第2レゾネータ62とを備えている。第1レゾネータ61は、ヘルムホルツの共鳴の原理を利用して左右のコネクティングチューブ52の吸気音を小さくする共鳴器であり、各コネクティングチューブ52とメイン室101の左右側壁との間に左右一対で配置される。
また、第2レゾネータ62は、ヘルムホルツの共鳴の原理を利用して左右のサブ室102の吸気音を小さくする共鳴器であり、左右のサブ室102のエレメント44よりも下流側(左右の跨ぎ部42X内)に各々配置される。左右の第1および第2レゾネータ61、62は、車体中心面C1に対して左右対称位置に設けられる。
また、左右の第1レゾネータ61は、コネクティングチューブ52に各々連結され、左右の第2レゾネータ62は、前後一対の係止部64(図5参照)を用いてエアクリーナケース42に各々着脱自在に取り付けられる。
図5に示すように、エレメント44は、エアクリーナケース42の側方開口部42Kを覆う隔壁46に取り付けられる。隔壁46は、エアクリーナケース42の側方開口部42Kに締結され、サブ室102内を左右に仕切っている。
図6は、エアクリーナ41を周辺構造と共に右側から見た図を示している。なお、図6では、サイドカバー43を外し、隔壁46が露出した状態を示している。
隔壁46は、エレメント44が装着されるエレメント用開口部46Aを有し、上下一対の締結部(本構成では雄ねじ)71によってエレメント44が隔壁46に締結される。
同図6に示すように、左右の第2レゾネータ62は、車体側面視で、エレメント用開口部46A内に各々取り付けられる。従って、各サイドカバー43とエレメント44とを取り外した場合に、各第2レゾネータ62が外部に露出し、第2レゾネータ62のメンテナンスや着脱作業を容易に行うことができる。
図3に示すように、サブ室102は、左右のメインフレーム13の外側壁面13Mと燃料タンク21の内側壁面21Mとの間に形成されるV字状の隙間S1に沿った箱形状に形成される。また、サブ室102は、車体側面視で、左右のメインフレーム13および燃料タンク21と重なる位置に配置される。
以下、サブ室102を詳述する。サブ室102の後側部分102Rは、上下に渡ってV字状の隙間S1に入り、図2に示すように、車体側面視で燃料タンク21の外側覆い部21Cと重なる。また、サブ室102の前側部分102Fは、隙間S1よりも車体前方に位置し、車体側面視で燃料タンク21の外側覆い部21Cよりも前方に突出する。
図2に示すように、サブ室102の後側部分102Rは、サブ室102の少なくとも後端部を含んでおり、側方開口部42Kの後端部およびサイドカバー43の後端部の両方を含んでいる。また、サブ室102の前側部分102Fは、少なくともサブ室102の前端部(側方開口部42Kの前端部およびサイドカバー43の前端部)を含んでいる。本構成では、この前側部分102Fが、サブ室102の前端部に加えて、サブ室102の前後中間部(側方開口部42Kの前後中間部およびサイドカバー43の前後中間部)も含んでいる。
サブ室102の車幅方向外側部分を構成するサイドカバー43は、前方に向かって車幅方向に拡がるカバー形状に形成される。これによって、サブ室102全体が前方に向かって車幅方向に拡がる膨出形状に形成される。
ここで、サブ室102の車幅方向外側の面を構成するサイドカバー43の外側面43Mは、エアクリーナケース42に装着された状態で、燃料タンク21の内側壁面21Mに沿う傾斜面に形成される。また、メインフレーム前部13Aに対向する位置で、サブ室102の車幅方向内側の面を構成する跨ぎ部42Xの内側面42Mは、メインフレーム前部13Aの外側壁面13Mに沿う傾斜面(図3に符号を付して示す)に形成される。
これらによって、サブ室102を、隙間S1を利用して大容量化しつつ、燃料タンク21の内側壁面21Mおよびメインフレーム前部13Aの外側壁面13Mに近接して配置することができる。
このようにして、本構成では、大容量のメイン室101を確保するとともにサブ室102についても大容量化し、これらによって、大容量かつ広いエレメント面積を有し、吸気効率を向上させ易いエアクリーナ41を得ることができる。
また、本構成では、サイドカバー43の外側面43Mを、燃料タンク21の内側壁面21Mに沿わせて前後にスライドさせることにより、サイドカバー43をV字状の隙間S1に容易に出し入れし易くなる。言い換えると、燃料タンク21の内側壁面21Mをガイドにして、サイドカバー43を容易に出し入れすることができる。
図2に示すように、サイドカバー43の後側部分102Rには、後方に突出する上下一対の爪部43Tが一体に設けられている。また、サイドカバー43が装着される跨ぎ部42Xの側方開口部42K周辺には、上下一対の爪部43Tが前方から差し込まれて係合する上下一対の孔部42Hが一体に設けられている。
これにより、サイドカバー43を、燃料タンク21の内側壁面21Mをガイドにして後方にずらすことによって、サイドカバー43の爪部43Tを、跨ぎ部42Xの孔部42Hに容易に係合させることができる。そして、係合により、サイドカバー43を仮組みすることが可能になる。
図6に示すように、上記爪部43Tおよび孔部42Hからなる係合構造は、サブ室102の後側部分に設けられるため、燃料タンク21で覆われる。このため、係合構造が外観視されず、車体デザインの向上に有利である。
また、サイドカバー43を仮組することができるので、サイドカバー43を、複数の締結部73A、73B、73Cによってエアクリーナケース42に締結する作業も容易である。
ここで、サイドカバー43を固定するための締結部73A、73B、73Cは、サイドカバー43を介して隔壁46に締結される。
より具体的には、図6に示すように、隔壁46には、締結部73A、73B、73Cが締結される複数の被締結部83A、83B、83Cが一体に形成され、これら被締結部83A〜83Cは、隔壁46におけるサブ室102の前側部分102Fの領域であって、側方開口部42Kの周辺に間隔を空けて設けられた雌ねじに形成されている。
図2に示すように、締結部73Aは、車幅方向外側からサイドカバー43の前上部を、エアクリーナケース42側に設けられた被締結部83Aに締結する雄ねじである。また、締結部73Bは、車幅方向外側からサイドカバー43の前端部をエアクリーナケース42側に設けられた被締結部83Bに締結する雄ねじである。また、締結部73Cは、車幅方向外側からサイドカバー43の前下部をエアクリーナケース42側に設けられた被締結部83Bに締結する雄ねじである。
なお、締結部73A、73B、73Cおよび被締結部83A、83B、83Cを特に区別する必要がない場合は、締結部73および被締結部83と表記する。
同図2に示すように、これら締結部73は、車幅方向外側からサブ室102の前側部分102Fの領域に締結されるため、燃料タンク21を取り外すことなく、締結部73を各々着脱することができる。従って、燃料タンク21を取り外すことなく、サイドカバー43を容易に着脱することが可能である。
サイドカバー43を取り外した場合、図6に示すように、エレメント44が外部に露出する。つまり、サイドカバー43は、エレメント44を露出自在に覆うエレメントリッドとして機能するとともに、サブ室102のエレメント44上流空間を区画するカバーとして機能する。
なお、サイドカバー43および後述する吸気ダクト81は、車体前部左右を覆う不図示の車体カバー(フロントサイドカウルとも言う)によって覆われる。その車体カバー(フロントサイドカウル)は、燃料タンク21を取り外すことなく着脱自在に設けられる。
図6に示すように、エレメント44の後側部分44Rは、車体側面視で燃料タンク21の外側覆い部21Cと重なり、エレメント44の前側部分44Fは、車体側面視で燃料タンク21の外側覆い部21Cよりも前方に露出する。これによって、大型のエレメント44を配置することができる。
このエレメント44を締結する上下の締結部71は、同図6に示すように、車幅方向外側から、隔壁46におけるサブ室102の前側部分102Fの領域に締結される。このため、燃料タンク21を取り外すことなく、締結部71を着脱することができ、エレメント44を容易に着脱することができる。これにより、エレメント44の点検、清掃、交換といった各種メンテナンス作業を、燃料タンク21を取り外すことなく容易に行うことが可能になる。
また、左右のサイドカバー43には、サブ室102内に外気を導入させる吸気ダクト81が各々設けられている。これら吸気ダクト81は、サイドカバー43から前方に延在して前端が前方に開口し、エンジン31よりも前方にて外気を吸気する。これによって、エンジン31の熱影響を受けない外気を、サブ室102内に導入することができる。
これら吸気ダクト81は、車幅方向外側から複数の締結部75をサイドカバー43の外側面43Mに各々締結することによって、左右のサイドカバー43に固定される。これら締結部75は、サイドカバー43の外側面43Mのうちサブ室102の前側部分102Fの領域に締結される。これによって、燃料タンク21を取り外すことなく、複数の締結部75を着脱することができ、吸気ダクト81を容易に着脱することができる。
また、前掲図2に示すように、吸気ダクト81は、サイドカバー43の外側面43Mの前後中間部(サブ室102の前後中間部に相当)に締結されるので、外気をエレメント44の中央に向けて流すことができる。
また、この自動二輪車10においては、前掲図1に示すように、左右のサイドカバー43の下方であって、エンジン31のシリンダ部32の左右に、エンジン31を通過した冷却水を空冷する左右一対のラジエータ91が配設されている。上記したように、左右のサイドカバー43からは前方に吸気ダクト81が延びるため、ラジエータ83により温められた外気は吸気ダクト81に入り難い。これによって、ラジエータ83の熱影響を受けていない外気を、サブ室102に導入することができる。
また、ラジエータ91には、背面にラジエータファン92が取り付けられるとともに、ラジエータ91の上方および車幅方向内側にて後方に延びるラジエータカバー93が取り付けられる。このラジエータカバー93によって、エンジン31からラジエータ91に伝わる熱を抑制するとともに、ラジエータ91を通過した外気を後方に案内する。これによって、車体側面視でラジエータ91よりも上方に位置するエアクリーナ41への熱影響を抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、図2に示すように、左右のメインフレーム13上方に位置する鞍型の燃料タンク21の下方に配置されるエアクリーナ41が、メインフレーム13間に配置されるメイン室101と、メインフレーム13の車幅方向外側に配置されるサブ室102とを備え、サブ室102の後側部分102Rおよびサブ室102内のエレメント44の後側部分が、メインフレーム13の外側壁面13Mと燃料タンク21の内側壁面21Mとの間に形成される隙間S1内に位置するとともに、サブ室102の前側部分102Fおよびエレメント44の前側部分が、隙間S1よりも車体前方に位置して車体側面視で燃料タンク21よりも前方に突出し、サブ室102の前側部分102Fに、エレメント44を車幅方向外側から覆うサイドカバー(エレメントリッド)43を締結する締結部73が設けられる。
この構成によれば、メインフレーム13間のスペースを利用してメイン室101の容量を確保できるとともに、メインフレーム13の外側壁面13Mと燃料タンク21の内側壁面21Mとの間に形成される隙間S1を利用してサブ室102の容量も確保できる。さらに、エレメント44を車幅方向外側から覆うサイドカバー43を締結する締結部73が、車体側面視で燃料タンク21よりも前方に位置するため、燃料タンク21を取り外すことなく締結部73にアクセスすることができる。これにより、燃料タンク21を取り外すことなくサイドカバー43を取り外すことができる。
これらにより、エアクリーナ41の容量を確保しつつ、燃料タンク21を取り外すことなくサイドカバー43内のエレメント44の点検、清掃、交換といったメンテナンスが可能になる。
図2に示すように、サイドカバー43は、後方に突出する爪部43Tを有し、サブ室102は、隙間S1内に位置する後側部分102Rに、爪部43Tが前方から差し込まれて係合する孔部42Hを有するため、サイドカバー43の支持強度を確保し易くなる。しかも、サイドカバー43を前後方向にスライドさせてサブ室102に仮止めしたり、サブ室102から取り出したりすることができ、サイドカバー43の着脱作業が容易になる。
また、図6に示すように、エレメント44をサブ室102に締結する締結部(エレメント用締結部)71が燃料タンク21よりも前方に設けられるため、サイドカバー43を取り外せば、締結部71にアクセスすることができる。従って、燃料タンク21を取り外すことなくエレメント44を取り外すことができ、エレメント交換などを容易に行うことができる。
また、図3に示すように、メインフレーム13の外側壁面13Mと燃料タンク21の内側壁面21Mとの間に形成される隙間S1が、前方に向かって幅広となるV字状の空間に形成され、サイドカバー43は、燃料タンク21の内側壁面21Mに沿って前方に向かって車幅方向に拡がる形状に形成されるとともに、燃料タンク21よりも前方に吸気ダクト81が着脱自在に取り付けられる。
この構成によれば、メインフレーム13と燃料タンク21との間の隙間S1を利用してサブ室102を形成できるとともに、燃料タンク21の内側壁面21Mに沿わせてサイドカバー43を着脱し易くなり、且つ、燃料タンク21を取り外すことなく吸気ダクト81を着脱できる。
また、図6に示すように、サブ室102のエレメント44よりも下流側に第2レゾネータ62を備え、第2レゾネータ62が、車体側面視で、エレメント44が装着されるエレメント用開口部46A内に取り付けられる。この構成によれば、エレメント44を取り外せば、燃料タンク21を取り外すことなく、第2レゾネータ62にアクセスでき、第2レゾネータ62の点検や交換といったメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、図5に示すように、エアクリーナ41は、メイン室101を形成するとともにメイン室101から左右に延びて左右のメインフレーム13を上方から跨ぐ左右の跨ぎ部42Xを有するエアクリーナケース42を備え、左右の跨ぎ部42Xは、車幅方向外側に開口する開口部42Kを有し、各開口部42K内にエレメント44が配置されるとともに各開口部42Kを閉じるようにサイドカバー43が締結されて左右一対のサブ室102が形成されている。
この構成によれば、エアクリーナケース42にサイドカバー43を直接締結することによって、左右のサブ室102を簡易に形成することができる。また、サブ室102とメイン室101とを別々のケースで作る必要がないため、部品点数を削減し易くなる。
上述の実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、左右のメインフレーム13の上方に燃料タンク21を配置し、燃料タンク21下方にエアクリーナ41を配置する場合を説明したが、燃料タンク21を別の場所に配置し、左右のメインフレーム13の上方に、収納ボックスとして機能するタンク部材を配置しても良い。つまり、左右のメインフレーム13の上方にタンク部材(燃料タンク21や収納ボックスなど)を配置し、タンク部材の下方にエアクリーナ41を配置した構成にも、本発明の吸気構造を適用可能である。
また、上述の実施形態では、締結部71、73を雄ねじとし、被締結部83を雌ねじに形成する場合を説明したが、公知の締結構造を広く適用可能である。例えば、締結部73にクイックファスナーを用いても良い。
また、上述の実施形態では、自動二輪車10の吸気構造に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両の吸気構造に本発明を広く適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)やトライク等に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
13 メインフレーム
13M 外側壁面
21 燃料タンク(タンク部材)
21M 内側壁面
41 エアクリーナ
43 サイドカバー(エレメントリッド)
44 エレメント
46 隔壁
46A エレメント用開口部
61 第1レゾネータ
62 第2レゾネータ
71 締結部(エレメント用締結部)
73、73A〜73C 締結部
81 吸気ダクト
101 メイン室
102 サブ室
102F 前側部分
102R 後側部分
S1 V字状の隙間

Claims (6)

  1. 左右のメインフレーム(13)の上方に配置されるタンク部材(21)の下方にエアクリーナ(41)を配置した鞍乗り型車両の吸気構造において、
    前記タンク部材(21)は、前記左右のメインフレーム(13)を上方から側方に渡って覆う鞍型に形成され、
    前記エアクリーナ(41)は、前記メインフレーム(13)間に配置されるメイン室(101)と、前記メインフレーム(13)の車幅方向外側に配置されるサブ室(102)とを備え、
    前記サブ室(102)には、エレメント(44)が配置されるとともに、前記エレメント(44)を車幅方向外側から覆うエレメントリッド(43)が締結され、
    前記サブ室(102)の後側部分(102R)および前記エレメント(44)の後側部分が、前記メインフレーム(13)の外側壁面(13M)と前記タンク部材(21)の内側壁面(21M)との間に形成される隙間(S1)内に位置するとともに、前記サブ室(102)の前側部分(102F)および前記エレメント(44)の前側部分が、前記隙間(S1)よりも車体前方に位置して車体側面視で前記タンク部材(21)よりも前方に突出し、
    前記サブ室(102)の前記前側部分(102F)に、前記エレメントリッド(43)を締結する締結部(73)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両の吸気構造。
  2. 前記エレメントリッド(43)は、後方に突出する爪部(43T)を有し、
    前記サブ室(102)は、前記隙間(S1)内に位置する前記後側部分(102R)に、前記爪部(43T)が前方から差し込まれて係合する孔部(42H)を有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気構造。
  3. 前記エレメント(44)を前記サブ室(102)に締結するエレメント用締結部(71)を有し、
    前記エレメント用締結部(71)は、前記タンク部材(21)よりも前方に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の吸気構造。
  4. 前記メインフレーム(13)の外側壁面(13M)と前記タンク部材(21)の内側壁面(21M)との間に形成される隙間(S1)が、前方に向かって幅広となるV字状の空間に形成され、
    前記エレメントリッド(43)は、前記タンク部材(21)の内側壁面(21M)に沿って前方に向かって車幅方向に拡がる形状に形成されるとともに、前記タンク部材(21)よりも前方に吸気ダクト(81)が着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の吸気構造。
  5. 前記サブ室(102)の前記エレメント(44)よりも下流側にレゾネータ(62)を有し、
    前記レゾネータ(62)は、車体側面視で、前記エレメント(44)が装着されるエレメント用開口部(46A)内に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の吸気構造。
  6. 前記エアクリーナ(41)は、前記メイン室(101)を形成するとともに前記メイン室(101)から左右に延びて前記左右のメインフレーム(13)を上方から跨ぐ左右の跨ぎ部(42X)を有するエアクリーナケース(42)を備え、
    前記左右の跨ぎ部(42X)は、車幅方向外側に開口する開口部(42K)を有し、各開口部(42K)内に前記エレメント(44)が配置されるとともに各開口部(42K)を閉じるように前記エレメントリッド(43)が締結されて左右一対の前記サブ室(102)が形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の吸気構造。
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