JP6138609B2 - 自動二輪車の後部フレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車の後部フレーム構造に関する。
従来、自動二輪車の後部フレームを樹脂で一体に形成し、閉じた空間からなるエアクリーナーケース部を後部フレームに一体に形成した後部フレーム構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭58−49581号公報
しかしながら、上記従来の後部フレーム構造では、エアクリーナーケース部の上下、左右及び前後の壁部が補強部材を兼ねているため、エアクリーナーケース部の形状に制限があり、構造が複雑になっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、自動二輪車の後部フレーム構造において、エアクリーナーケース部の構造を簡素化できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、エンジン(50)を支持する前部フレーム(13)及び当該前部フレーム(13)の後方に配置される後部フレーム(14)を有する車体フレーム(F)を備え、前記後部フレーム(14)が樹脂からなるとともに前端に設けられた締結部(110)を介して前記前部フレーム(13)に支持され、前記後部フレーム(14)がエアクリーナーケース部(100)を一体に備える自動二輪車の後部フレーム構造において、前記後部フレーム(14)は、前記締結部(110)を備える左右の側壁(82)を有し、前記エアクリーナーケース部(100)は、左右の前記側壁(82)を連結するクロスメンバ(97)を備え、当該クロスメンバ(97)にエレメント(105)が取り付けられることで、クリーンサイド(107)とダーティーサイド(106)とが分離され、前記エアクリーナーケース部(100)の後壁は、上下方向に延びるように配置され、前記クロスメンバ(97)は、前記締結部(110)から前記後壁に向けて前後方向に延びるように配置されることを特徴とする。
また、本発明は、前記後部フレーム(14)は、箱型の収容空間(77)を後部に備え、前記エアクリーナーケース部(100)の前記後壁は、前記収容空間(77)の前壁(77b)を構成していることを特徴とする。
また、本発明は、燃料タンク(43)が、前記収容空間(77)の下方及び/または後方に配置されることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記燃料タンク(43)は、前記後部フレーム(14)に一体に形成された箱状空間(88)と、当該箱状空間(88)の中に配置され燃料を液密に保持するタンク(89)とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記締結部は、前記後部フレーム(14)に上下一対で設けられ、左右の各前記側壁(82)は、前部フレーム(13)に沿って上下の前記締結部(110,111)を連結することを特徴とする。
また、本発明は、前記クロスメンバ(97)の下面には、上面が開口したトレイ状のケース下部(103)が固定され、当該ケース下部(103)の前記上面の前記開口が前記クロスメンバ(97)で塞がれることで、前記クロスメンバ(97)の下方に箱状の空間が形成され、前記ケース下部(103)の下面には、下方に開口するチューブ接続部(103a)が形成されており、当該チューブ接続部(103a)には、コネクティングチューブ73の上端が連結されることを特徴とする。
本発明に係る自動二輪車の後部フレーム構造では、左右の側壁を連結するクロスメンバにエレメントが取り付けられることで、クリーンサイドとダーティーサイドとが分離される。これにより、クロスメンバを利用してエアクリーナーケース部を設けることができ、クロスメンバで後部フレームを補強しつつエアクリーナーケース部の構造を簡素化できる。
また、締結部から後壁に向けて前後方向に延びるクロスメンバと収容空間の前壁である後壁とを連結して後部フレームを効率良く補強できる。
また、クロスメンバで後部フレームを補強することで重量物かつ大型の部品である燃料タンクを収容空間の下方及び/または後方に配置でき、燃料タンクを左右の側壁側に設ける必要がないため、側壁近傍の構造をコンパクト化できる。
さらに、後部フレームに一体の箱状空間で荷重を支え、タンクで燃料を液密に保持するというように構成部品の役割を分けることができ、後部フレームを薄肉にして軽量化を図ることができる。
また、上下の締結部を連結する比較的大きな側壁を利用してエアクリーナーケース部の壁を構成できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。 自動二輪車の左側面図である。 車体フレームの前部の右側面図である。 車体フレームの前部を上方から見た平面図である。 エンジンの周辺の構成の断面図である。 後部フレームを前方から見た正面図である。 後部フレームを上方から見た平面図である。 後部フレームの右側面図である。 図7のIX−IX断面図である。 図8のX−X断面図である。 後部フレームの取付状態を示す斜視図である。 エアクリーナ及び前側タンクを上方から見た平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の右側面図である。図2は、自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン50が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク10が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム11が車体フレームFの後部に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート12が車体フレームFの前後の中央部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。自動二輪車1は、砂地等の不整地の走行に適したオフロードタイプの車両であり、大きなサスペンションストロークを有するとともに、大型の燃料タンク40を備える。
図3は、車体フレームFの前部の右側面図である。図4は、車体フレームFの前部を上方から見た平面図である。
図1〜図4に示すように、車体フレームFは、パイプ材及び板材を溶接等によって結合して籠状に形成される前部フレーム13と、前部フレーム13の後部に連結される樹脂製の後部フレーム14とを備えて構成される。
前部フレーム13は、前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後方へ斜め下向きに傾斜して延出する左右一対のメインフレーム16,16と、各メインフレーム16の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17,17とを備える。また、前部フレーム13は、ヘッドパイプ15の下部の後面から後下方に延出するダウンフレーム18と、ダウンフレーム18から左右に分岐して下方に延び、その後、後方へ略水平に屈曲してピボットフレーム17,17の下端に連結されるアンダーフレーム19,19とを備える。
また、前部フレーム13は、ダウンフレーム18の上部とメインフレーム16,16の前後の中間部とを連結する補強フレーム20を備える。さらに、前部フレーム13は、左右のピボットフレーム17,17の上部間を車幅方向に連結する上部クロスメンバ21と、ピボットフレーム17,17の下部間を車幅方向に連結する下部クロスメンバ22とを備える。
メインフレーム16,16の後部、アンダーフレーム19,19の上部、及び、アンダーフレーム19,19の水平部の前端には、エンジン50が固定されるエンジンステー23a,23b,23cが設けられている。
ピボットフレーム17,17の下部には、スイングアーム11のピボット軸24を支持するピボット孔部17aがそれぞれ形成されている。スイングアーム11は前端をピボット軸24に揺動自在に軸支され、後輪3は、スイングアーム11の後端に軸支される。
上部クロスメンバ21には、後方に突出するサスペンション連結ステー21aが設けられている。下部クロスメンバ22には、後方に突出するリンク連結ステー22aが設けられ、リンク連結ステー22aには、スイングアーム11に連結されるリンク機構25が連結される。筒状のリアサスペンションユニット26(リアクッション)は、上端がサスペンション連結ステー21aに連結され、下端がリンク機構25に連結され、前傾して配置される。
メインフレーム16,16の後部の上面には、上方に突出する上部フレームステー16aがそれぞれ設けられている。
ピボットフレーム17,17の上下の中間部の後面には、後方に突出する下部フレームステー17bがそれぞれ形成されている。
ヘッドパイプ15には、ステアリングシャフト(不図示)を介してフロントフォーク10が回動自在に軸支され、前輪2はフロントフォーク10の下端に軸支される。操向用のハンドル27はフロントフォーク10の上端に固定されている。
ヘッドパイプ15の前部には、前方に突出する前部ステー28が固定され、前部ステー28には、ヘッドライト29、板状のウインドスクリーン30及びメーター類31が支持される。
燃料タンク40は、各メインフレーム16,16の左右側方に分割して配置される左右一対の前側タンク41,42と、後部フレーム14内に設けられる後側タンク43(燃料タンク)とを備える。
シート12は、前側タンク41,42の後部に連続して後方に延び、後部フレーム14の上部に支持される。
自動二輪車1は、樹脂製の車体カバー32を備える。車体カバー32は、フロントフォーク10の上部及びダウンフレーム18を側方から覆う左右一対のシュラウド33,33と、前側タンク41,42を上方から覆うタンクカバー34と、アンダーフレーム19及びエンジン50を下方から覆うアンダーカバー35と、フロントフォーク10の下部を覆う左右一対のフォークカバー36,36とを備える。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー37は、フロントフォーク10に固定される。後輪3を上方から覆うリヤフェンダー38は、シート12の後方で後部フレーム14に固定される。
ピボットフレーム17,17の下端には、乗員が足を載せる左右一対のステップ39,39が設けられている。左側のステップ39の前方には、シフトペダル44が設けられ、右側のステップ39の前方にはブレーキペダル45が設けられる。
図5は、エンジン50の周辺の構成の断面図である。
図1、図2及び図5に示すように、エンジン50は、水冷式の単気筒の4サイクルエンジンであり、籠状の前部フレーム13内に支持される。エンジン50のクランクシャフト51は、車幅方向に水平に延びて配置される。エンジン50は、クランクケース52と、クランクケース52の前部の上面から上方に突出するシリンダ部50aとを備える。シリンダ部50aは、シリンダ53と、シリンダ53の上面に連結されるシリンダヘッド54と、シリンダヘッド54の動弁室を覆うヘッドカバー55(シリンダ上端)とを有する。エンジン50は、シリンダ軸Cが鉛直よりも僅かに前傾して設けられており、シリンダ53内には、コンロッド56aを介してクランクシャフト51に連結されるピストン56が設けられている。
ヘッドカバー55の上部は、側面視において補強フレーム20の下縁に重なる。
エンジン50は、上記エンジンステー23a,23b,23cの他、クランクケース52の後部の固定部52aにピボット軸24が挿通されることによっても前部フレーム13に支持されている。
エンジン50の後部には、変速機57が内蔵されている。変速機57は、クランクシャフト51に駆動される入力軸58と、入力軸58に平行に配置される出力軸59と、シフトペダル44の変速操作によって回転されるシフトドラム60とを備える。入力軸58及び出力軸59には、常時噛合式の歯車列61が設けられており、シフトドラム60に連動するシフトフォーク62a,62bによって歯車列61が切り替えられ、変速が行われる。
出力軸59は、クランクケース52の後部から左側方に突出し、出力軸59の軸端には、ドライブスプロケット63(図2)が固定される。エンジン50の出力は、ドライブスプロケット63と後輪3のドリブンスプロケット64との間に掛け渡される駆動チェーン65を介して後輪3に伝達される。ドライブスプロケット63はスプロケットカバー(不図示)で覆われる。
エンジン50の排気管66は、シリンダヘッド54の前面から前下方に延出した後、右側方に引き出されてアンダーフレーム19に沿って後方に延び、後輪3の右側方に配置されたマフラー67に接続される。マフラー67は、後部フレーム14に支持される。
エンジン50の冷却水が循環する板状のラジエーター68は、ダウンフレーム18と左右のシュラウド33,33との間に一対設けられている。
前側タンク41,42は、シュラウド33,33と後部フレーム14との間に延在するとともに、メインフレーム16,16の外側方から下方に延び、シリンダ部50a及びクランクケース52の前部の側方までを覆う大きさを有する。
エンジン50の吸気装置70は、シート12の下方且つシリンダヘッド54の後方に設けられる。吸気装置70は、外気を浄化して取り込むエアクリーナ71と、シリンダヘッド54の吸気ポート54aに接続されるスロットルボディ72と、スロットルボディ72とエアクリーナ71とを接続するコネクティングチューブ73とを有する。
エアクリーナ71は、前側タンク41,42の後方に連続して設けられるとともに、リアサスペンションユニット26の上方に位置する。本実施の形態では、エアクリーナ71、コネクティングチューブ73及びスロットルボディ72が、エンジン50側に前下方へ直線状に配置されることで吸気抵抗が低減されており、吸気効率が高い。
エンジン50の燃料供給装置74は、吸気装置70の下方に設けられている。燃料供給装置74は、スロットルボディ72内の吸気通路に燃料を噴射するインジェクター75a,75bと、インジェクター75a,75bに燃料を供給する燃料ポンプ76とを備える。前側タンク41,42及び後側タンク43の燃料は統合されて燃料ポンプ76に吸引され、燃料ポンプ76からインジェクター75a,75bへ吐出される。
燃料ポンプ76は、筒状に形成されており、クランクケース52の後部の上方且つリアサスペンションユニット26の前方で前傾して配置されている。
後部フレーム14には、エアクリーナ71の後方に電装品ボックスとしての電装品収納部77(収容空間)が設けられており、電装品収納部77には、自動二輪車1の制御部としてのECU78及びバッテリー79が収納される。
後部フレーム14の下部には、後輪3の前方へ下方に延びる泥除け80が取り付けられている。
図6は、後部フレーム14を前方から見た正面図である。図7は、後部フレーム14を上方から見た平面図である。図8は、後部フレーム14の右側面図である。図9は、図7のIX−IX断面図である。図6では、後部フレーム14の前端は断面で示されている。
後部フレーム14は、後部フレーム14の後部に設けられて閉じた箱状の空間を内部に備える箱状部81と、箱状部81から前方に延出する左右一対の前部側壁82,82(側壁)とを備える。後部フレーム14は、炭素繊維強化樹脂からなり、箱状部81及び前部側壁82,82が一体的に形成された、いわゆるカーボンモノコックフレームであり、軽量且つ高強度に構成されている。
箱状部81は、上下に延びる前壁83と、前壁83の上縁及び下縁から後方に延びる上壁84及び底壁85と、前壁83の左右の縁部からそれぞれ後方に延びる後部側壁86,86と、後面を閉じる後壁87とを備える。
箱状部81は、後側タンク43を構成する。詳細には、後側タンク43は、箱状部81(図9)の内部に形成される閉じた空間である箱状空間88と、箱状空間88内に配置されて燃料を液密に保持するブラダータンク89(タンク)とを備える。ブラダータンク89は、伸縮自在なゴム等の樹脂により形成された軽量な風船状のタンクであり、注入された燃料の量に応じて箱状空間88に沿うように形状が変化する。なお、箱状空間88に配置されるタンクは、ブラダータンク89に替えて、薄板を箱状に形成したアルミタンク等であっても良い。
箱状部81の上壁84の前部において車幅方向の中央には、箱状空間88側へ下方に窪む箱型の電装品収納部77が形成されている。電装品収納部77の上面の開口は、シート12の下面によって閉じられる。電装品収納部77の底面部77a(図9)は、前下がりに傾斜しているとともに、その前縁は、前壁83の上下の中間部よりも上方に位置する。電装品収納部77の前壁部77b(収容空間の前壁)の下端には、前方へ開口するドレイン用開口77c(図5)が形成されている。電装品収納部77内に侵入した水等は、底面部77aに沿って下方に移動し、ドレイン用開口77cから後部フレーム14の下方に排出される。前壁部77bは、箱状部81の前壁83の上部である。
また、電装品収納部77の後面部77dには、凹部77eが形成されており、凹部77eには、ブラダータンク89の上部に設けられるブリーザーチューブ接続部89aが配置されている。ブラダータンク89は、ブリーザーチューブ接続部89aから引き出されて箱状空間88内を後方へ延びるブリーザーチューブ90(図9)を介して外気に連通する。
後側タンク43は、電装品収納部77の下方及び後方に亘って設けられている。
箱状部81の後壁87は後上がりに傾斜している。後壁87の車幅方向の中央部には、後輪3の外形に沿うように前上方に窪んだ後輪避け部87a(図9)が形成されており、上方にストロークした後輪3は、後輪避け部87aによって後壁87とのクリアランスが確保される。
箱状部81の後部側壁86,86は、後方側ほど車幅方向に幅広となるように形成されている。このため、箱状空間88の容量を大きくでき、ブラダータンク89に多量の燃料を貯留できる。また、箱状部81の後部の左右の端部は、後輪避け部87aに比して後方に膨出した膨出部91となっており、ブラダータンク89は膨出部91内にも延びるため、ブラダータンク89に多量の燃料を貯留できる。
右側の膨出部91の上部には、ブラダータンク89の給油口89bが設けられている。
箱状部81の前壁83において前壁部77bよりも下方の部分は、箱状空間88の前側の壁であるタンク部前壁92を構成する。タンク部前壁92の下部の右端からは、ブラダータンク89の燃料供給口89cが前下方に突出する。燃料供給口89cは、燃料ポンプ76に繋がる燃料ホース(不図示)が接続されるホース接続部93と、燃料供給口89cから燃料を排出する際に操作されるドレイン部94とを有する。
箱状部81の上壁84の後部には、シート12の後部が締結されるシート固定部84aが一対設けられている。
右側の後部側壁86の後縁部には、マフラー67を支持するマフラー固定部86aが一対設けられている。
図1、図2、図6〜図9を参照し、後部フレーム14の前部側壁82,82は、箱状部81の後部側壁86,86の前端に連続して略真っ直ぐに前方に延びる板状部である。前部側壁82,82の上縁82aは、シート12の前部の下縁に沿って前後に延びる。前部側壁82,82の下縁82bは、メインフレーム16,16の後部の上縁に沿って前上がりに傾斜している。前部側壁82,82の前縁82cは、前側タンク41,42の後縁に沿っている。
左右の上縁82a及び箱状部81の上壁84の左右の縁部には、前後に延びるレール状のシート受け部95が形成されており、シート12の下面はシート受け部95に受けられる。また、シート受け部95の内縁側において電装品収納部77の前壁部77bの近傍には、シート12の下面に係合する爪部96が一対設けられている。
左右の前部側壁82,82間には、前部側壁82,82の内側面を車幅方向に連結するクロスメンバ97が設けられている。クロスメンバ97は、平面視で略矩形の板状に形成されており、前部側壁82,82の前部から電装品収納部77の前壁部77bまで延びる。前部側壁82,82及び前壁部77bには、前部側壁82,82間の内側へ突出する板状のリブ部98(図7)が連続して形成されており、クロスメンバ97は、リブ部98上に載置され、接着によってリブ部98に結合されることで、リブ部98を介して前部側壁82,82及び前壁部77bに一体化される。また、クロスメンバ97は、電装品収納部77側へ下り斜面となるように後下がりに配置されている。
このように、クロスメンバ97を設けることで前部側壁82,82の剛性を向上できる。さらに、クロスメンバ97が後方まで延びて、上下に延びる前壁部77bに連結されるため、前部側壁82,82を含む後部フレーム14の剛性を効果的に増加させることができる。
前部側壁82,82の内側の空間は、クロスメンバ97が設けられることで、クロスメンバ97の上方のエアクリーナーケース部100と、クロスメンバ97の下方のサスペンション収容部101とに仕切られている。
エアクリーナーケース部100は、クロスメンバ97と、前部側壁82,82の上部の上部側壁102,102と、前壁部77bとによって区画されたケース状の空間であり、上方及び前方に開放している。エアクリーナーケース部100の上面の開口は、シート12の前部の下面によって閉じられ、エアクリーナーケース部100の上面の開口は、前側タンク41,42側に連通する。エアクリーナーケース部100の後壁は、電装品収納部77の前壁部77bを構成している。
クロスメンバ97の下面には、上面が開口したトレイ状のケース下部103が固定され、ケース下部103の上面の開口がクロスメンバ97で塞がれることで、クロスメンバ97の下方に箱状の空間が形成される。ケース下部103の下面の前部には、下方に開口するチューブ接続部103aが形成されており、チューブ接続部103aには、コネクティングチューブ73(図5)の上端が連結される。
クロスメンバ97の中央には、ケース下部103側に連通する開口部104が形成されている。開口部104の周縁部には、上方に延びるリブ104aが全周に渡って立設されている。
エアクリーナーケース部100には、外気の塵埃等を捕集するエアクリーナーエレメント105(図5)が設けられ、開口部104は、エアクリーナーエレメント105(エレメント)によって塞がれる。エアクリーナーエレメント105がクロスメンバ97に取り付けられることで、エアクリーナーケース部100内でエアクリーナーエレメント105の上方の空間は、外気が取り入れられるダーティーサイド106となる。また、エアクリーナーエレメント105がクロスメンバ97に取り付けられると、エアクリーナーエレメント105の内側及びケース下部103の内側の空間は、エアクリーナーエレメント105で浄化された空気が通るクリーンサイド107となる。
前部側壁82,82においてクロスメンバ97の下方の部分は、サスペンション収容部101の側壁部108,108を形成する。側壁部108,108の下端部は、ピボットフレーム17,17の上下の中間部まで延び、リアサスペンションユニット26の上半分を側方から覆う。また、リアサスペンションユニット26は、タンク部前壁92によって後方から覆われている。このように、リアサスペンションユニット26を側壁部108,108及びタンク部前壁92で覆うため、リアサスペンションユニット26を効果的に外力から保護できる。
前部側壁82,82の上下の中間部、すなわち、側壁部108,108の上部には、リアサスペンションユニット26の上部を外側に露出させるメンテナンス用開口108aが設けられている。作業者は、メンテナンス用開口108aからドライバー等の工具を挿入し、リアサスペンションユニット26の上部に設けられた調節部26a(図2)を調節することで、リアサスペンションユニット26の減衰力等の特性を容易に調節できる。
図10は、図8のX−X断面図である。図10では、ブラダータンク89等の図示は省略されている。
図8及び図10に示すように、前部側壁82,82の内部には、ハニカム構造を備えた板状のハニカム体109(ハニカム部)が埋め込まれている。ハニカム体109は、上部側壁102,102及び側壁部108,108に亘って設けられている。ハニカム体109は、ハニカム構造の各セルの軸線が車幅方向を向く向きで配置されている。このように、ハニカム体109を前部側壁82,82内に埋め込むことで、ハニカム体109の分だけ前部側壁82,82の厚さを厚くでき、前部側壁82,82の剛性を軽量な構成で効果的に増加させることができる。
図11は、後部フレーム14の取付状態を示す斜視図である。
図2、図8、図9及び図11に示すように、後部フレーム14は、左右の前部側壁82,82の前端の上部及び下部に、車体フレームFに締結される上締結部110及び下締結部111をそれぞれ備える。側面視では、上締結部110と下締結部111とは、メインフレーム16,16の上縁及びピボットフレーム17,17の後縁に沿って延びる前部側壁82,82の下縁部によって連結されて一体化されている。
上締結部110及び下締結部111は、後部フレーム14を前部フレーム13に締結するボルト112,113の頭部を受ける座部110a,111aと、ボルト112,113のねじ部が挿通される孔部110b,111bとを備える。座部110a,111aは車幅方向内側に窪んでおり、ボルト112,113の頭部は、座部110a,111a内に収容される。
上締結部110,110は、メインフレーム16,16の上部フレームステー16a,16a(図3、図11)にボルト112,112によって締結される。
下締結部111,111は、ピボットフレーム17,17の下部フレームステー17b,17b(図3、図11)にボルト113,113によって締結される。
すなわち、後部フレーム14は、左右の前部側壁82,82の前端の上締結部110,110及び下締結部111,111を介して、計4か所で前部フレーム13の後部に締結される。
図1及び図2に示すように、前側タンク41,42は、シート12の前端部の下方まで延びる上部膨出部41a,42aを備える。後部フレーム14の前部側壁82,82は、上部膨出部41a,42aとメインフレーム16,16の上縁との間まで延びる先端部82d,82dを有し、上締結部110,110は、先端部82d,82dに配置されている。また、上締結部110,110は、前後方向では、エンジン50の出力軸59(図2)よりも前方に位置し、上下方向では、ヘッドカバー55及び補強フレーム20よりも上方に位置し、できるだけ下締結部111,111から離れた前方且つ上方の位置に配置されている。
下締結部111,111は、前部側壁82,82の前縁の下端に配置され、エンジン50の出力軸59よりも後方に位置している。
このように、上締結部110,110と下締結部111,111とを前部側壁82,82で連結して一体化するとともに、上締結部110,110と下締結部111,111とを出力軸59の前後に分けて配置することで、上締結部110,110と下締結部111,111との距離を長くでき、後部フレーム14と前部フレーム13との連結部に作用する応力を、上締結部110,110と下締結部111,111とを連結する前部側壁82,82に効果的に分散できる。このため、後側タンク43、バッテリー79等の重量物及びマフラー固定部86aを樹脂製の後部フレーム14に備える構成であっても、応力集中を抑制して後部フレーム14を前部フレーム13に良好に固定できる。
また、上締結部110,110は、クロスメンバ97の近傍の剛性が高い箇所に設けられているため、上締結部110,110を締結した際の歪みが小さい。このため、上締結部110,110を介して後部フレーム14を上部フレームステー16a,16aに良好に固定できる。
上締結部110,110と下締結部111,111とを連結する前部側壁82,82を長くする構成では、応力を分散できるが、リアサスペンションユニット26の側方を前部側壁82,82が覆うため、サスペンション収容部101にエンジン50の熱が籠り易くなる。本実施の形態では、左右のメンテナンス用開口108aを介して空気が出入りするため、サスペンション収容部101の熱を放出でき、リアサスペンションユニット26への熱影響を防止できる。さらに、サスペンション収容部101は、ドレイン用開口77c(図5)を介して電装品収納部77に連通しているため、サスペンション収容部101の空気は、ドレイン用開口77cから電装品収納部77に抜ける。電装品収納部77は、シート12で簡易的に覆われているだけであり、電装品収納部77の空気は、外側に容易に流れる。このため、サスペンション収容部101の熱をドレイン用開口77cを介して効果的に外部へ排出できる。一方、電装品収納部77に侵入した水等は、ドレイン用開口77cからサスペンション収容部101を通り、下方に排出される。
図1及び図7に示すように、前部側壁82,82は、ステップ39,39の上方に位置する部分であり、ステップ39,39上に立つ乗員が脚で挟んで車体を保持するグリップ部を構成する。オフロードタイプの車両では、乗員はステップ39,39上に立って乗ることが多いため、図1では、乗員は立った状態で図示されている。
本実施の形態では、前部側壁82,82をシート12の幅に連続するように後部側壁86,86よりも車幅方向に幅狭に形成したため、前部側壁82,82が乗員の邪魔にならず、乗車姿勢の自由度が高い。また、グリップ部となる前部側壁82,82の後方の後部側壁86,86の内側に後側タンク43を設けるため、乗車姿勢の自由度に影響せずに、大容量の後側タンク43を設けることができる。
また、乗員が脚で挟む前部側壁82,82がハニカム体109で補強されるとともに厚く形成されて剛性が高いため、乗員が剛性感を得られ操縦性が良い。
図12は、エアクリーナ71及び前側タンク41,42を上方から見た平面図である。図12では、タンクカバー34及びシート12が取り外された状態が示されているとともに、エアクリーナーエレメント105は右部のみが図示されている。
図5〜図7、図9、図11及び図12に示すように、エアクリーナ71は、エアクリーナーケース部100と、エアクリーナーエレメント105と、ケース下部103とを備える。
エアクリーナーエレメント105は、下面が開放した箱状のスポンジ体であり、下面の枠状部105aが、リブ104aの外周面に嵌合することでクロスメンバ97に位置決めされる。また、エアクリーナーエレメント105は、エアクリーナーエレメント105の内側でクロスメンバ97に設けられたフレーム部97aにねじ115で固定される。
ケース下部103の前部には、ケース下部103とシリンダヘッド54とを連通させるホース117(図5)が接続されるホース接続部103bが設けられている。エンジン50のブローバイガスは、ホース117を通ってクリーンサイド107に戻り、再び吸気される。
図12に示すように、前側タンク41,42は、車幅方向の中心を基準に略左右対称に分割されており、前側タンク41,42の上部の内端部には、下方に窪むタンク窪み部201A,201Bが前後に延びて形成されている。段タンク窪み部201A,201Bが合わさることで、前側タンク41,42の上部には、ヘッドパイプ15の後方からエアクリーナーケース部100の前方まで延びる凹状の窪み部201が形成される。タンクカバー34(図2)及びシート12が取り付けられて窪み部201の上面が塞がれることで、前側タンク41,42の上部には、エアクリーナ71に吸入される外気が通るダクト状の外気供給通路210が形成される。外気供給通路210は直線状に延びるため、通風抵抗が小さく吸気効率が高い。
外気は、外気供給通路210を通ってエアクリーナーケース部100のダーティーサイド106に流入し、エアクリーナーエレメント105を通過する際に浄化されてクリーンサイド107に流れ、コネクティングチューブ73及びスロットルボディ72を通ってエンジン50に供給される。
本実施の形態では、前側タンク41,42の上部に外気供給通路210を設け、前側タンク41,42の後方の後部フレーム14の前部側壁82,82を補強するクロスメンバ97にエアクリーナーエレメント105を固定し、前部側壁82,82でエアクリーナーケース部100を区画したため、吸気効率が高い位置に、クロスメンバ97を利用した簡単な構成でエアクリーナ71を設けることができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、樹脂からなり、前部の上締結部110,110及び下締結部111,111を介して前部フレーム13に支持される後部フレーム14は、上締結部110及び下締結部111が上下一対で設けられ、上締結部110,110は出力軸59よりも前方でメインフレーム16,16に取付けられ、下締結部111は出力軸59よりも後方でピボットフレーム17,17に取り付けられ、前部フレーム13に沿って上締結部110,110と下締結部111,111とを連結する前部側壁82,82を備える。これにより、上締結部110,110及び下締結部111,111を出力軸59の前後に振り分けて配置して上締結部110,110と下締結部111,111との間隔を大きくでき、後部フレーム14の前部への応力集中を抑制できるため、後部フレーム14を前部フレーム13に良好に固定できる。また、上締結部110,110と下締結部111,111とを連結する前部側壁82,82によって、前部の応力集中を効果的に前部側壁82,82に分散できるため、応力集中を抑制して後部フレーム14を良好に固定できる。
また、上締結部110,110を、エンジン50のヘッドカバー55より上方で下締結部111,111から遠い位置に配置するため、後部フレーム14の前部への応力集中を効果的に抑制でき、後部フレーム14を前部フレーム13に良好に固定できる。
また、前部側壁82,82は、その後部が、閉じた空間である箱状空間88の側壁である後部側壁86,86に連結されるため、箱状空間88を前部側壁82,82で補強できる。
さらに、前部側壁82,82は、その内部にハニカム体109を備えるため、前部側壁82,82を車幅方向に厚くして剛性を確保しながら、前部側壁82,82を軽量化できる。
また、前部側壁82,82は、乗員用のステップ39,39の上方且つシート12の前部の下方に配置され、箱状空間88は、燃料が貯留される燃料タンク部であるため、乗員の脚跨ぎ空間を確保して乗車姿勢の自由度を高くできるとともに、脚の邪魔にならない後方の位置に箱状空間88を配置して、後側タンク43を大容量化できる。
また、リアサスペンションユニット26が、左右の前部側壁82,82の間であって、箱状空間88のタンク部前壁92の前方に配置されるため、リアサスペンションユニット26を左右の前部側壁82,82及び箱状空間88のタンク部前壁92によって保護できる。
また、前部側壁82,82は、リアサスペンションユニット26の側方にメンテナンス用開口108aを備え、箱状空間88の上方かつリアサスペンションユニット26の後方には、電装品収納部77が後部フレーム14に一体に形成され、電装品収納部77の前壁部77bの下端には、ドレイン用開口77cが設けられる。このため、メンテナンス用開口108a及びドレイン用開口77cから空気を排出でき、リアサスペンションユニット26の温度上昇を抑制できる。
また、本発明を適用した実施の形態によれば、樹脂からなる後部フレーム14は、上締結部110,110を備える左右の前部側壁82,82を有し、エアクリーナーケース部100は、左右の前部側壁82,82を連結するクロスメンバ97を備え、クロスメンバ97にエアクリーナーエレメント105が取り付けられることで、クリーンサイド107とダーティーサイド106とが分離される。これにより、クロスメンバ97を利用してエアクリーナーケース部100を設けることができ、クロスメンバ97で後部フレーム14を補強しつつエアクリーナーケース部100の構造を簡素化できる。
また、後部フレーム14は、箱型の電装品収納部77を後部に備え、エアクリーナーケース部100の後壁は、上下方向に延びるように配置されて電装品収納部77の前壁部77bを構成し、クロスメンバ97は、上締結部110,110から前壁部77bに向けて前後方向に延びるように配置される。このため、上締結部110,110から前壁部77bに向けて前後方向に延びるクロスメンバ97と電装品収納部77の前壁部77bである後壁とを連結して後部フレーム14を効率良く補強できる。
また、クロスメンバ97で後部フレーム14を補強することで重量物かつ大型の部品である後側タンク43を電装品収納部77の下方及び後方に配置でき、後側タンク43を左右の前部側壁82,82側に設ける必要がないため、前部側壁82,82近傍の構造をコンパクト化できる。
さらに、後側タンク43は、後部フレーム14に一体に形成された箱状空間88と、箱状空間88の中に配置され燃料を液密に保持するブラダータンク89とを備える。これにより、後部フレーム14に一体の箱状空間88で荷重を支え、ブラダータンク89で燃料を液密に保持するというように構成部品の役割を分けることができ、後部フレーム14を薄肉にして軽量化を図ることができる。
また、上締結部110,110及び下締結部111,111は、後部フレーム14に上下一対で設けられ、左右の前部側壁82,82は、前部フレーム13に沿って上締結部110,110と下締結部111,111とを連結するため、上締結部110,110と下締結部111,111とを連結する比較的大きな前部側壁82,82を利用してエアクリーナーケース部100の壁を構成できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、前部側壁82,82の内部には、板状のハニカム体109が埋め込まれているものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ハニカム体109に替えて、ハニカム体109が埋め込まれていた部分を空間部としても良い。この場合、空間部の分だけ前部側壁82,82の板厚を大きくでき、軽量化を図りながら、剛性を向上できる。
また、上記実施の形態では、後側タンク43は、電装品収納部77の下方及び後方に設けられるものとして説明したが、これに限らず、後側タンクは、電装品収納部77の下方のみに、或いは、後方のみに配置されても良い。すなわち、後側タンクは、電装品収納部77の下方及び/または後方に配置されれば良い。
1 自動二輪車
13 前部フレーム
14 後部フレーム
43 後側タンク(燃料タンク)
50 エンジン
77 電装品収納部(収容空間)
77b 前壁部(収容空間の前壁)
82,82 前部側壁(側壁)
88 箱状空間
89 ブラダータンク(タンク)
97 クロスメンバ
100 エアクリーナーケース部
105 エアクリーナーエレメント(エレメント)
106 ダーティーサイド
107 クリーンサイド
110,110 上締結部(締結部)
111,111 下締結部(締結部)
F 車体フレーム

Claims (6)

  1. エンジン(50)を支持する前部フレーム(13)及び当該前部フレーム(13)の後方に配置される後部フレーム(14)を有する車体フレーム(F)を備え、前記後部フレーム(14)が樹脂からなるとともに前端に設けられた締結部(110)を介して前記前部フレーム(13)に支持され、前記後部フレーム(14)がエアクリーナーケース部(100)を一体に備える自動二輪車の後部フレーム構造において、
    前記後部フレーム(14)は、前記締結部(110)を備える左右の側壁(82)を有し、
    前記エアクリーナーケース部(100)は、左右の前記側壁(82)を連結するクロスメンバ(97)を備え、当該クロスメンバ(97)にエレメント(105)が取り付けられることで、クリーンサイド(107)とダーティーサイド(106)とが分離され
    前記エアクリーナーケース部(100)の後壁は、上下方向に延びるように配置され、
    前記クロスメンバ(97)は、前記締結部(110)から前記後壁に向けて前後方向に延びるように配置されることを特徴とする自動二輪車の後部フレーム構造。
  2. 前記後部フレーム(14)は、箱型の収容空間(77)を後部に備え、
    前記エアクリーナーケース部(100)の前記後壁は、前記収容空間(77)の前壁(77b)を構成していることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の後部フレーム構造。
  3. 燃料タンク(43)が、前記収容空間(77)の下方及び/または後方に配置されることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車の後部フレーム構造。
  4. 前記燃料タンク(43)は、前記後部フレーム(14)に一体に形成された箱状空間(88)と、当該箱状空間(88)の中に配置され燃料を液密に保持するタンク(89)とを備えることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の後部フレーム構造。
  5. 前記締結部は、前記後部フレーム(14)に上下一対で設けられ、左右の各前記側壁(82)は、前部フレーム(13)に沿って上下の前記締結部(110,111)を連結することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動二輪車の後部フレーム構造。
  6. 前記クロスメンバ(97)の下面には、上面が開口したトレイ状のケース下部(103)が固定され、当該ケース下部(103)の前記上面の前記開口が前記クロスメンバ(97)で塞がれることで、前記クロスメンバ(97)の下方に箱状の空間が形成され、
    前記ケース下部(103)の下面には、下方に開口するチューブ接続部(103a)が形成されており、当該チューブ接続部(103a)には、コネクティングチューブ73の上端が連結されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の自動二輪車の後部フレーム構造。
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