JP5826055B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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本発明は、遮熱板が備えられている鞍乗型車両の改良に関する。
遮熱板が備えられている鞍乗型車両が知られている(例えば、特許文献1(図3、図4)参照。)。
特許文献1の図4に示すように、ダウンチューブ(5)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)の前方に熱交換器(40)が配置され、ダウンチューブ(5)の後方にエンジン(20)が配置され、このエンジン(20)のシリンダヘッドカバー(24)の前端とダウンチューブ(5)の間に遮熱板(50)が渡される。ダウンチューブ(5)とシリンダヘッドカバー(24)の間を遮熱板(50)で覆うことで、熱交換器(40)から出る熱風が乗員に向わないようにする。
しかし、シリンダヘッドカバー(24)から上方への熱放射については、何ら対策がなされていない。シリンダヘッドカバー(24)の上方には、燃料タンクが置かれることが多く、燃料タンクを考慮すると、シリンダヘッドカバー(24)の上方への熱放射の対策を講じることが望まれる。
特許第3511349号公報
本発明は、シリンダヘッドカバーから放射される熱を好適に遮熱できる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ステアリングシャフトを回動自在に支持するヘッドパイプと、このヘッドパイプから車両後方へ延びているメインフレームと、このメインフレームの下方に設けられクランクケース及びこのクランクケースから上方に延びているシリンダ部を有するエンジンと、このエンジンの上方に燃料タンクとを備えた鞍乗型車両において、シリンダ部の前部に吸気ポートを備え、シリンダ部の後部に排気ポートを備え、シリンダ部と燃料タンクの間に、シリンダ部が放射する熱が燃料タンクに到達しないように遮熱する遮熱板が配置され、吸気ポートへは、シリンダ部の前方に配置された吸気ボックスを介して外気が導入され、遮熱板の前端部が、吸気ボックスの後壁まで延ばされることを特徴とする。
請求項に係る発明では、遮熱板の下方で、且つ、クランクケースの上方に、排気ポートから延びる排気管が配置されることを特徴とする。
請求項に係る発明では、遮熱板は、燃料タンクから延びる燃料パイプをガイドするガイド部を備えることを特徴とする。
請求項に係る発明では、メインフレームは、左のメインフレームと右のメインフレームとからなり、遮熱板の車幅方向左右両端部は、左のメインフレームと右のメインフレームとに支持されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、左のメインフレームと右のメインフレームの間に、補強用のクロスフレームが渡され、このクロスフレームに、遮熱板の後部が係合することを特徴とする。
請求項に係る発明は、車両平面視で、遮熱板の後部は車両後方に延びる後方突部とされ、この後方突部は、遮熱板の全幅よりも幅が狭いことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シリンダ部と燃料タンクの間に、遮熱板が配置される。シリンダ部から上昇したエンジンの熱気は、燃料タンクシリンダ部と遮蔽板の間を伝わってエンジンの後方へ流れるため、エンジンの熱が燃料タンクに伝わり難くなる。従って、本発明によれば、シリンダ部から放射される熱を好適に遮熱することができる。
また、吸気ボックスは、シリンダ部の前方に配置され、吸気ボックスの後壁まで遮熱板の前端部が延ばされる。遮熱板と吸気ボックスとによって、シリンダ部から上方へ放射される熱を遮断することができる。
請求項に係る発明では、遮熱板の下方に排気管が配置される。排気管から放射される熱は、遮熱板によって遮られるため、排気管の熱を遮熱板上方に配置した他の部材に伝わり難くすることができる。
請求項に係る発明では、遮熱板に燃料パイプをガイドするガイド部が設けられる。このガイド部を別部材にする場合に較べて、部品点数を削減することができる。
請求項に係る発明では、メインフレームは、左のメインフレームと右のメインフレームとからなり、左右のメインフレームで、遮熱板の左右両端を支持するようにした。結果、遮熱板を固定する新たなステー部材が不要になり、部材点数の削減が図れる。
請求項に係る発明では、左右のメインフレームの間に渡されるクロスフレームに、遮熱板の後部が係合する。遮熱板の後部をクロスフレームへ係合させることで、遮熱板を固定する新たなステー部材を用いることなく、遮蔽板の前後左右への動きを規制することができる。
請求項に係る発明では、後方突部は、車両後方に延び遮熱板の全幅より狭く形成される。遮熱板の後部を車幅方向に拡げてクロスフレームに載せても良いが、本発明のように、後方突部を遮蔽板の全幅よりも幅狭に形成することで、遮熱板の軽量化が図れる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の要部拡大図である。 車両長手方向に平行な同一断面においてシリンダ軸を通る断面図である。 メインフレームに遮蔽板を取付けた斜視図である。 遮蔽板の側面図である。 遮蔽板の平面図である。 図2の7−7線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、ステアリングシャフト11を回動自在に支持するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から車両後方へ延びているメインフレーム13L、13R(図手前側の符号13Lのみ示す。)と、メインフレーム13L、13Rの後端部に接続され下方に延びてピボット軸14を支えるピボットフレーム15L、15R(図手前側の符号15Lのみ示す。)と、このピボットフレーム15L、15Rに車幅方向に延びる補強用のクロスフレーム16と、ピボットフレーム15L、15Rの上部から車両後方へ延びて運転者が座るシート17を支えるシートレール18L、18R(図手前側の符号18Lのみ示す。)と、このシートレール18L、18Rの下方にてシートレール18L、18Rの後部とピボットフレーム15L、15Rの間に渡されるサブレール19L、19R(図手前側の符号19Lのみ示す。)と、メインフレーム13L、13Rの下方に設けられメインフレーム13L、13Rとピボットフレーム15L、15Rとに懸架されるエンジン30と、メインフレーム13L、13Rに支持されシート17の前方で且つエンジン30の上方位置する燃料タンク31とを備えている。車体フレーム20は、ヘッドパイプ12とメインフレーム13L、13Rとピボットフレーム15L、15Rとクロスフレーム16とからなる。
ヘッドパイプ12を上下から挟むように、ステアリングシャフト11の上端及び下端に、トップブリッジ21及びボトムブリッジ22が取付けられ、トップブリッジ21及びボトムブリッジ22にフロントフォーク23が取付けられる。このフロントフォーク23は下方に延ばされ、このフロントフォーク23の下端に前輪車軸25が渡され、この前輪車軸25に回転自在に前輪26が支持される。トップブリッジ21に操舵用のハンドル33が取付けられている。フロントフォーク23には、いわゆる、倒立型タイプが採用されている。フロントフォーク23に前輪26の上方を覆うフロントフェンダ34が取付けられている。
ピボットフレーム15L、15Rに渡されるピボット軸14には、スイングアーム37の前端が揺動自在に取付けられる。スイングアーム37の後端に後輪車軸27が渡され、この後輪車軸27にエンジン30で駆動される後輪28が回転自在に支持される。車体フレーム20及びエンジン30は、カウリング40で覆われている。自動二輪車10は、前輪26と後輪28との間にシート17を備え、このシート17に運転者が跨って乗車する鞍乗型車両といえる。
次に、エンジン周りの構造等について説明する。
図2に示すように、エンジン30のシリンダ部53の前方に、ラジエータ54が配置され、このシリンダ部53の下方にオイルクーラ55が配置される。ラジエータ54の上端は、メインフレーム13L、13Rに取付けられ、ラジエータ54の下端は、エンジン30のクランクケース52に取付けられる。オイルクーラ55は、エンジン30のクランクケース52に取付けられる。シリンダ部53の前方に、外気を導入しエンジン30へ供給する吸気ボックス61が配置され、シリンダ部53の後部に、排気管62が接続される。
次に、エンジン本体の構造等について説明する。
図3に示すように、エンジン30は、単気筒4サイクルエンジンであって、クランク軸51を収納するクランクケース52と、このクランクケース52から下方に延びておりオイル溜まり65をもつオイルパン部66と、クランクケース52から後方に延びており変速用のギヤ列が収納されるミッション部67と、クランクケース52から上方に延びているシリンダ部53と、シリンダ部53に接続される吸気手段71及び排気手段72とを主要素とする。
クランクケース52に、オイルパン部66とミッション部67とが一体化されている。ここで、クランクケース52とミッション部67とは、ケース壁部74により区画される。オイルパン部66は、クランクケース52と一体化されているので、オイルパン部66とクランクケース52との境界線は、オイル溜まりに溜まったオイル上面75の線を一応の境界線とするが、クランクケース52の形状に影響を受け、車両長手方向軸に平行な同一断面によって変動するものである。
シリンダ部53は、シリンダブロック57と、このシリンダブロック57の上に取付けたシリンダヘッド58と、このシリンダヘッド58の上を覆うヘッドカバー59とからなる。シリンダヘッド58の前部に吸気ポート81が備えられ、シリンダ部53の後部に排気ポート82が備えられ、吸気ポート81と排気ポート82の間にてシリンダヘッド58に、点火プラグ84が取付けられる。
吸気手段71は、吸気ボックス61を有する。この吸気ボックス61の前部に外気を導入する導入口60が形成される。吸気ボックス61の内部に、吸気ボックス61に入った外気を取り入れる吸入口77を臨ませる。吸入口77は、シリンダヘッド58の前部に設けた吸気ポート81に接続される。
排気管62は、排気ポート82から後方に延びた後下方に延びている。排気管62は、単に後方へ延ばす代わりに、後方に延び、そして、下方へクランクケース52の下方まで延びた後、後方へ延びている。このように排気管62を長くすることで、エンジン30の出力を高めることができる。排気管62は、遮熱板86の下方で、且つ、クランクケース52の上方に配置されている。
すなわち、エンジン30は、シリンダ部53の前方に吸気ポート81及び吸気ボックス61を備えた前方吸気とし、シリンダ部53の後方に排気ポート82及び排気管62を備えた後方排気となるようにし、車体フレーム20に懸架される。前方吸気及び後方排気とすることで、外気の充填効率を高めることができ、エンジン30の出力を容易に高めることができる。
シリンダ部(ヘッドカバー59)の上方は、シリンダ部53から放射する熱が燃料タンク31に到達しないように遮熱する遮熱板86で覆われ、この遮熱板86の上方に燃料タンク31が配置される。燃料タンク31の底部に燃料ポンプ87が備えられている。
図2にて、エンジン30は、シリンダ軸91が鉛直線に対して角度θだけ車両後方へ傾くように車体フレーム20に懸架される。実施例では、θ=15°である。エンジンのシリンダ部53を後傾させることで、車両重心位置近傍に位置するピボット軸14にエンジン30を近づけて配置できるので、車両マスの集中化が図れる。
次に、オイルクーラの周辺部の構成について説明する。
オイルパン部66に、オイルクーラ55へオイルを送るオイルポンプ94が取付けられ、このオイルポンプ94の車両外方位置にてオイルパン部66に、オイルポンプ94からオイルクーラ55へオイルを流す出力用の第1管継手97が接続され、この第1管継手97にオイルクーラ55へ延びている第1オイル配管101が接続される。オイルパン部66に、オイルクーラ55で冷却したオイルを戻す第2管継手98が接続され、この第2管継手98に第2オイル配管102が接続される。第1管継手97と第2管継手98とは一体化された管継手99とされ、オイルパン部66に取付けられる。一体化された管継手99としたので、管継手99の着脱時間が半減され、メンテナンス性が高まる。
なお、オイルポンプからのオイル出力用の第1オイル配管101は、オイルクーラ55の上端に接続され、オイルポンプへオイル戻り用の第2オイル配管102は、オイルクーラ55の下端に接続される。
次に、メインフレーム及びクロスフレームに支持される遮蔽板について説明する。
図4に示すように、メインフレームは、左のメインフレーム13Lと右のメインフレーム13Rとからなる。左右のメインフレーム13L、13Rの上に遮熱板86が跨るように載置される。左のメインフレーム13Lと右のメインフレーム13Rとに、遮熱板の車幅方向左右両端部131L、131Rが支持される。遮熱板86の後部に、車両後方へ延ばされる後方突部132を含み、この後方突部132がクロスフレーム16に載置され、メインフレーム13L、13Rの後部を塞いでいる。
図3にて、遮熱板86の前方に吸気ボックス61が配置されている。吸気ボックス61は、前から前壁134と、この前壁134の上端から後方へ延びる上面135と、この上面135から下方へ延びる後壁136とを有する。吸気ボックスの後壁136に接近するように、遮蔽板の前端部141が延びている。
図5〜6では、遮熱板の構造について説明する。
図5に示すように、遮熱板86は、後方へ傾斜している傾斜上面142と、この傾斜上面142から上方にシリンダ部(図3、符号53)の上部との干渉を避けるように張り出ししている第1張出部143と、この第1張出部143の一部がさらに上方へ点火プラグコネクター(図3、146)との干渉を避けるように張り出している第2張出部144と、傾斜上面142の後端部から下方に延びた後、後方へ延びてクロスフレーム(図3、16)の円形の外周面16gに載置される後方突部132と、傾斜上面142の左端部142Lから下方へ延び後述するガイド部(図6、符号150)の構成要素となる外ガイド壁151とを有する。
図6に示すように、遮熱板86は、平面視で矩形状を呈し、車幅方向中心線(車幅方向中心軸92)に対し、左右非対称な形状となっている。具体的には、第1張出部143の形状は、燃料タンクの底部(図3、符号31b)を避けるように形成され、左端部に後述する燃料パイプ(図7、符号161)をガイドするガイド部150が備えられている。前述したように、遮熱板86の後部は車両後方に延びる後方突部132とされ、この後方突部132の幅(W2)は、遮蔽板86の全幅(W1)よりも幅が狭い。
なお、遮熱板86の右側と後方突部132とに、この遮熱板86を車体フレーム側へ固定する結束バンドが通る第1結束孔157と第2結束孔158とが各々開けられている。
第1結束孔157は、右のメインフレーム(図4、符号13R)へ、第2結束孔158はクロスフレーム(図4、符号16)へ、各々結束バンドで固定される。
図7に示すように、遮熱板86のガイド部150は、傾斜上面142の一部を下方に凹ませたものであり、第1張出部143から下方へ延びる内壁152と、この内壁152の下端から車幅方向外包括水平に延びる水平面153と、この水平面153の端部から左のメインフレームの内壁13uに沿って上方へ延びる外壁151(外ガイド壁151)と、外壁151の上端から車幅方向外方へ延び左のメインフレーム13Lに支持される傾斜上面の左端142Lとからなる。ガイド部150の内壁152と外壁151の間に燃料パイプ161が延びている。傾斜上面の右端142Rは、右のメインフレーム13Rに支持される。
以上に述べた遮熱板が備えられている鞍乗型車両の作用を次に述べる。
図4にて、左のメインフレーム13Lと右のメインフレーム13Rの間に、補強用のクロスフレーム16が渡され、このクロスフレーム16に、遮蔽板の後部(後方突部132)が係合する。左右のメインフレーム13L、13Rの間に渡されるクロスフレーム16に、遮蔽板86の後方突部132が係合する。遮蔽板86の後方突部132をクロスフレーム16へ係合させ、図示せぬ結束バンドで遮蔽板86を車体フレーム20側へ締結することで、遮熱板86を固定する新たなステー部材を用いることなく、遮蔽板86の前後左右への動きを規制することができる。加えて、遮蔽板86の着脱も迅速に行える。
図3にて、シリンダ部53と燃料タンク31の間に、遮熱板86が配置される。シリンダ部53から上昇したエンジン30の熱気は、図矢印sの如くシリンダ部53と遮蔽板86の間を伝わってエンジン30の後方へ流れるため、エンジン30の熱が燃料タンク31に伝わり難くなる。従って、本発明によれば、前方吸気、後方排気の形態をもつエンジン30を搭載した鞍乗型車両において、エンジン30の遮熱を効果的に行うことができる。
遮熱板86の前方に、吸気ボックス61が配置され、吸気ボックスの後壁136まで遮熱板の前端部141が延ばされる。遮蔽板の前端部141を吸気ボックス61に寄せて配置することで、シリンダ部53から上昇したエンジン30の熱気が、吸気ボックス61側へ流れ難くなる。結果、エンジン30の熱気を吸気ボックス61に伝わり難くすることができる。
図2にて、遮熱板86の下方に排気管62が配置される。排気管62から放射される熱は、遮熱板86によって遮られるため、排気管62の熱を遮熱板上方に配置した他の部材に伝わり難くすることができる。
図4にて、後方突部132は、車両後方に延び遮熱板86の全幅(W1)より狭く形成される。後方突部132を遮蔽板86の全幅(W1)よりも幅狭の幅(W2)に形成することで、エンジン(図3、符号30)から上昇し遮蔽板の下方に到達した熱気を、後方突部132の車幅方向外側から車両後方へ逃がすことができる。
図7にて、左右のメインフレーム13L、13Rで、遮熱板の左右両端(傾斜上面の左右端142L、142R)を支持するようにした。結果、遮熱板86を固定する新たなステー部材を不要にできる。加えて、遮熱板86に燃料パイプ161をガイドするガイド部150が設けられているため、ガイド部を別部材にする場合に較べて、部品点数を削減することができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、エンジンの上方に燃料タンクが備えられている自動二輪車に好適である。
10…鞍乗型車両(自動二輪車)、11…ステアリングシャフト、12…ヘッドパイプ、13L、13R…メインフレーム、16…クロスフレーム、30…エンジン、31…燃料タンク、52…クランクケース、53…シリンダ部、61…吸気ボックス、62…排気管、81…吸気ポート、82…排気ポート、86…遮熱板、132…後方突部、150…ガイド部、161…燃料パイプ。

Claims (6)

  1. ステアリングシャフト(11)を回動自在に支持するヘッドパイプ(12)と、このヘッドパイプ(12)から車両後方へ延びているメインフレーム(13L、13R)と、このメインフレーム(13L、13R)の下方に設けられクランクケース(52)及びこのクランクケース(52)から上方に延びているシリンダ部(53)を有するエンジンと、このエンジンの上方に燃料タンク(31)とを備えた鞍乗型車両において、
    前記シリンダ部(53)の前部に吸気ポート(81)を備え、前記シリンダ部(53)の後部に排気ポート(82)を備え、
    前記シリンダ部(53)と前記燃料タンク(31)の間に、前記シリンダ部(53)が放射する熱が前記燃料タンク(31)に到達しないように遮熱する遮熱板(86)が配置され
    記吸気ポート(81)へは、前記シリンダ部(53)の前方に配置された吸気ボックス(61)を介して外気が導入され、前記遮熱板(86)の前端部が、前記吸気ボックス(61)の後壁まで延ばされることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  2. 前記遮熱板(86)の下方で、且つ、前記クランクケース(52)の上方に、前記排気ポート(82)から延びる排気管(62)が配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 前記遮熱板(86)は、前記燃料タンク(31)から延びる燃料パイプ(161)をガイドするガイド部(150)を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
  4. 前記メインフレーム(13L、13R)は、左のメインフレーム(13L)と右のメインフレーム(13R)とからなり、
    前記遮熱板(86)の車幅方向左右両端は、前記左のメインフレーム(13L)と前記右のメインフレーム(13R)とに支持されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
  5. 前記左のメインフレーム(13L)と前記右のメインフレーム(13R)の間に、補強用のクロスフレーム(16)が渡され、このクロスフレーム(16)に、前記遮熱板(86)の後部が係合されることを特徴とする請求項記載の鞍乗型車両。
  6. 車両平面視で、前記遮熱板(86)の後部は車両後方に延びる後方突部(132)とされ、この後方突部(132)は、前記遮熱板(86)の全幅よりも幅が狭いことを特徴とする請求項記載の鞍乗型車両。
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