JP2015062056A - 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015062056A JP2015062056A JP2014128591A JP2014128591A JP2015062056A JP 2015062056 A JP2015062056 A JP 2015062056A JP 2014128591 A JP2014128591 A JP 2014128591A JP 2014128591 A JP2014128591 A JP 2014128591A JP 2015062056 A JP2015062056 A JP 2015062056A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- group
- photosensitive member
- electrophotographic photosensitive
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
- G03G5/0503—Inert supplements
- G03G5/051—Organic non-macromolecular compounds
- G03G5/0517—Organic non-macromolecular compounds comprising one or more cyclic groups consisting of carbon-atoms only
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
- G03G5/0528—Macromolecular bonding materials
- G03G5/0557—Macromolecular bonding materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
- G03G5/056—Polyesters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
- G03G5/0528—Macromolecular bonding materials
- G03G5/0557—Macromolecular bonding materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
- G03G5/0564—Polycarbonates
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/06—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
- G03G5/0601—Acyclic or carbocyclic compounds
- G03G5/0612—Acyclic or carbocyclic compounds containing nitrogen
- G03G5/0614—Amines
- G03G5/06142—Amines arylamine
- G03G5/06147—Amines arylamine alkenylarylamine
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/06—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
- G03G5/0601—Acyclic or carbocyclic compounds
- G03G5/0612—Acyclic or carbocyclic compounds containing nitrogen
- G03G5/0614—Amines
- G03G5/06142—Amines arylamine
- G03G5/06147—Amines arylamine alkenylarylamine
- G03G5/061473—Amines arylamine alkenylarylamine plural alkenyl groups linked directly to the same aryl group
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/14—Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
- G03G5/147—Cover layers
- G03G5/14708—Cover layers comprising organic material
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
Description
電子写真方式の画像形成装置は、年々高画質化、高速化、高耐久化が求められている。帯電、露光、現像、転写等の感光体周りのプロセスも、それらの要求に応えるべく個々に改良されて来てはいるが、必ずしも十分では無く、あるいはコスト的な理由で採用されない場合が多く、その場合は、感光体における改良が必要となるが、感光体の設計の余地はほとんど無くなってきている。
しかし、最表面層に保護層を設けるのは、コストアップになるのに加えて、電気特性面で不利になり、一部の高級機用途以外には汎用性が低い。感光層を硬化させるのは、硬化性樹脂の未反応残基が電荷のトラップとなり、電気特性を悪化させる問題が有る他、塗布液のポットライフが短い問題が有る。感光層にフィラーを添加するのも、電気特性の悪化を起こしたり、最表面の凹凸が却ってフィルミングやクリーニング不良を引き起こす可能性が有る。分子量の小さな電荷輸送物質を大量に添加すると、表面硬度は上がるものの、弾性変形率が低下し、感光層がもろくなって摩耗し易くなる難点が有る。
<1>導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体において、最表面層中に下記式(1)で表される電荷輸送物質と、下記式(5)で表される化合物とを含有することを特徴とする、電子写真感光体。
<2>感光層に使用されるバインダー樹脂が、下記式(7)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂であることを特徴とする、<1>に記載の電子写真感光体。
以下の整数を表す。Yは、単結合、酸素原子、硫黄原子、又はアルキレン基を表す)。
<4>前記式(5)で表される化合物が、バインダー樹脂100質量部に対して1〜20質量部使用されることを特徴とする<1>〜<3>のいずれかに記載の電子写真感光体。<5>前記式(5)で表される化合物が、下記式(2)、(3)、(4)で表される化合物のいずれかであることを特徴とする、<1>〜<4>のいずれかに記載の電子写真感光体。
<6>前記式(1)中、Ar1〜Ar5はそれぞれ独立してアルキル基又はアルコキシ基を有していても良いフェニル基、Ar6〜Ar9はそれぞれ独立して置換基を有していても良い1,4−フェニレン基、m、nは1であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
<7><1>〜<6>のいずれか1項に記載の電子写真感光体、ならびに、該電子写真感光体を帯電させる帯電装置、該帯電した電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、及び、該電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置からなる群から選ばれる少なくとも1つ、を備えたことを特徴とする電子写真感光体カートリッジ。
<8><1>〜<6>のいずれか1項に記載の電子写真感光体、該電子写真感光体を帯電させる帯電装置と、該帯電した電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、及び、該電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
<本発明の電荷輸送物質>
本発明の電荷輸送物質は下記式(1)で表される。
上記式(1)においてAr1〜Ar5は、それぞれ独立して置換基を有していても良いアリール基を表す。アリール基の炭素数としては、30以下、好ましくは20以下、更に好ましくは15以下である。具体的にはフェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、アントリル基、フェナントリル基等があげられる。中でも、電子写真感光体の特性を考慮すると、フェニル基、ナフチル基、アントリル基が好ましく、電荷輸送能力の観点からは、フェニル基、ナフチル基がより好ましく、フェニル基が更に好ましい。
造原料の汎用性からは1〜3個が好ましく、電子写真感光体の特性の面からは、1〜2個がより好ましい。また、Ar1〜Ar5がナフチル基である場合は、製造原料の汎用性から置換基の数が1つのナフチル基に対して2以下、もしくは置換基を有さないことが好ま
しく、より好ましくは置換基の数が1、もしくは置換基を有さないことである。
上記式(1)においてAr6〜Ar9は、それぞれ独立して置換基を有していても良いアリーレン基を表す。アリーレン基の炭素数としては、30以下、好ましくは20以下、更に好ましくは15以下である。具体的にはフェニレン基、ビフェニレン基、ナフチレン基、アントリレン基、フェナントリレン基が例として挙げられ、この中でも電子写真感光
体の特性を考慮すると、フェニレン基、ナフチレン基が好ましく、より好ましくはフェニレン基である。
式(1)で表される化合物の中でも、下記式(1a)で表される化合物が特に好ましい。式(1a)は、式(1)においてAr1はアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、又はアラルキルオキシ基を有する、フェニル基であり、Ar2〜Ar5はそれぞれ独立して、置換基として炭素数1〜6のアルキル基を有していてもよい、フェニル基であり、Ar6〜Ar9はいずれも無置換の1,4−フェニレン基であり、R1〜R4はいずれも水素原子であり、m及びnは共に1である。
感光層中のバインダー樹脂と式(1)で表される化合物との割合は、同一層中のバインダー樹脂100質量部に対して、通常、電荷輸送物質を5質量部以上で使用する。中でも、残留電位低減の観点から10質量部以上が好ましく、繰り返し使用した際の安定性や電
荷移動度の観点から15質量部以上がより好ましい。一方、感光層の熱安定性の観点から、通常、電荷輸送物質を120質量部以下で使用する。中でも、式(1)で表される化合物とバインダー樹脂との相溶性の観点から100質量部以下が好ましく、耐熱性の観点から90質量部以下がより好ましく、耐傷性の観点から80質量部以下が好ましく、耐摩耗性の観点から50質量部以下が特に好ましい。
本発明の感光層は、前記式(1)で表される電荷輸送物質と同一層中に、下記式(5)で表される化合物を含有する。
前記式(1)で表される電荷輸送物質は、バインダー樹脂と混合しても感光層の表面硬度が従来の電荷輸送物質と比較してかなり低くなる。その要因は必ずしも明らかではないが、式(1)で表される電荷輸送物質は分子形状が棒状で剛直かつ長いため、分子レベルで十分にバインダー樹脂と混ざり合わず、特にバインダー樹脂の空孔部(自由体積)を埋める能力が低いために感光層の周密性が低いためと考えらえる。一方で、前記式(5)で表される化合物はサイズ的に小さく、分子の極性及び分子構造の対称性も低く、同一分子間の結晶性、及び前記式(1)で表される電荷輸送物質との凝集性も大きくないため、バインダー樹脂の自由体積を適度に埋めると考えられる。但し、自由体積を埋めればどんな化合物でも良いわけではなく、化合物によっては、前記式(1)で表される電荷輸送物質が占めるべきエリアも埋めてしまうことになると、却って電気特性を悪化させることが有る。また、添加した化合物同士の結晶性、及び前記式(1)で表される電荷輸送物質との凝集性が高ければ、自由体積を適度に埋めることはできない。即ち、前記式(1)で表される電荷輸送物質と、前記式(5)で表される化合物との上記観点における相性が、特異的に良いと推定できる。
示す。
本発明の感光体では、前記式(1)で表される電荷輸送物質、及び前記式(5)で表される化合物と同一層中に、バインダー樹脂が膜強度確保のために使用される。バインダー樹脂としては、ブタジエン樹脂、スチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、ビニルアルコール樹脂、エチルビニルエーテル等のビニル化合物の重合体及び共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、部分変性ポリビニルアセタール、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロースエステル樹脂、フェノキシ樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂が好適に使用される。この中でも、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂が特に好ましく使用される。
多価アルコール成分としては、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2 − ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2 − ビス(
4 −ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノールA のアルキレン(炭素数2〜3)オキサイド(平均付加モル数1〜10)付加物、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、水添ビスフェノールA 、ソルビトール、又はそれらのアルキレン(炭素数2
〜3)オキサイド(平均付加モル数1〜10)付加物、芳香族ビスフェノール等が挙げられ、これらの1種以上を含有するものが好ましい。
〜20 のアルキル基又は炭素数2〜20 のアルケニル基で置換されたコハク酸、トリ
メリット酸、ピロメリット酸、それらの酸の無水物及びそれらの酸のアルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられ、これらの1種以上を含有するものが好ましい。
以下の整数を表す。Yは、単結合、酸素原子、硫黄原子、又はアルキレン基を表す。)
上記式(6)中、Ar10〜Ar13は、それぞれ独立に、置換基を有してもよいアリーレン基を表す。アリーレン基が有する炭素数としては、通常6以上、また、その上限は、通常20以下、好ましくは10以下、より好ましくは6である。炭素数が多すぎる場合、製造コストが高くなり、電気特性も悪化する恐れがある。
好ましく、メチル基が特に好ましい。
一方、Ar10及びAr11は、それぞれ独立して、置換基の数は0以上2以下が好ましく、耐磨耗性の観点から置換基を有さないことがより好ましい。
sが1の場合に好ましいジカルボン酸残基の具体的としては、ジフェニルエーテル−2,2'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−2,3'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−2,4'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−3,3'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−3,4'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸残基等が挙げられる。これらの中でも、ジカルボン酸成分の製造の簡便性を考慮すれば、ジフェニルエーテル−2,2'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル
−2,4'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸残基がより好ましく、ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸残基が特に好ましい。
ン酸残基、ビフェニル−4,4'−ジカルボン酸残基が挙げられ、好ましくは、フタル酸
残基、イソフタル酸残基、テレフタル酸残基、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸残基、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸残基、ビフェニル−2,2'−ジカルボン酸残基、ビ
フェニル−4,4'−ジカルボン酸残基であり、特に好ましくは、イソフタル酸残基、テ
レフタル酸残基である。また、これらのジカルボン酸残基を複数組み合わせて用いることも可能である。イソフタル酸残基とテレフタル酸残基の比率は通常50:50であるが、任意に変更することができる。その場合、テレフタル酸残基の比率が高い程、電気特性の観点からは好ましい。
、溶融法によるポリカーボネート樹脂に関しては、重合できるビスフェノールの種類に制限が有り、高分子量化も難しく、洗浄による不純物の除去も困難であるが、重合工程でホスゲンを使用しないことから、安全性面でメリットがあり、電子写真感光体用途でも使用検討がなされている。
上記式(6)で表される成分を有するポリエステル樹脂、及び上記式(7)で表される成分を有するポリカーボネート樹脂は、上述の式(1)で表される電荷輸送物質と式(5)で表される化合物と共に、導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体の最表面となる層に含有されるが、 以下に詳述するように感光層の上に保護層を設ける場合は、保
護層に含有される。
以下に、本発明の電子写真感光体の構成について説明する。本発明の電子写真感光体は、導電性支持体上に、上述した式(1)で表される電荷輸送物質と、式(5)で表される化合物をバインダー樹脂と共に含有する層を、最表面層に設けたものであれば、その構成は特に限定されない。電子写真感光体の感光層が後に説明する積層型の場合には、電荷輸送層に、前記式(1)で表される電荷輸送物質、及び式(5)で表される化合物の他、必要に応じて酸化防止剤、レベリング剤、その他添加物を含むものである。また、電子写真感光体の感光層が、後に説明する単層型の場合には、前述の積層型感光体の電荷輸送層に用いられる成分に加えて電荷発生材料、電子輸送材料を含有するのが一般的である。
導電性支持体については特に制限はないが、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料や、金属、カーボン、酸化錫等の導電性粉体を添加して導電性を付与した樹脂材料や、アルミニウム、ニッケル、ITO(酸化インジウム錫)等の導電性材料をその表面に蒸着又は塗布した樹脂、ガラス、紙等が主として使用される。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び任意の比率で併用しても良い。
また、導電性支持体としてアルミニウム合金等の金属材料を用いた場合、陽極酸化被膜を施してから用いても良い。陽極酸化被膜を施した場合には、公知の方法により封孔処理を施すのが望ましい。
導電性支持体と後述する感光層との間には、接着性・ブロッキング性等の改善のため、下引き層を設けても良い。下引き層としては、樹脂、又は樹脂に金属酸化物等の粒子を分散したもの等が用いられる。また、下引き層は、単一層からなるものであっても、複数層からなるものであってもかまわない。
下引き層は、金属酸化物粒子をバインダー樹脂に分散した形で形成するのが望ましい。下引き層に用いられるバインダー樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、水溶性ポリエステル樹
脂、ニトロセルロース等のセルロースエステル樹脂、セルロースエーテル樹脂、カゼイン、ゼラチン、ポリグルタミン酸、澱粉、スターチアセテート、アミノ澱粉、ジルコニウムキレート化合物、ジルコニウムアルコキシド化合物等の有機ジルコニウム化合物、チタニルキレート化合物、チタンアルコキシド化合物等の有機チタニル化合物、シランカップリング剤等の公知のバインダー樹脂が挙げられる。これらは単独で用いても良く、或いは2種以上を任意の組み合わせ、及び比率で併用しても良い。また、硬化剤とともに硬化した形で使用してもよい。中でも、アルコール可溶性の共重合ポリアミド、変性ポリアミド等は、良好な分散性、塗布性を示すことから好ましい。
下引き層の膜厚は、本発明の効果を著しく損なわない限り任意であるが、電子写真感光体の電気特性、強露光特性、画像特性、繰り返し特性、及び製造時の塗布性を向上させる観点から、通常は0.01μm以上、好ましくは0.1μm以上、また、通常30μm以下、好ましくは20μm以下である。下引き層には、公知の酸化防止剤等を混合しても良い。画像欠陥防止等を目的として、顔料粒子、樹脂粒子等を含有させて用いても良い。
感光層は、上述の導電性支持体上に(前述の下引き層を設けた場合は下引き層上に)形成される。感光層は、上述した一般式(1)で表される電荷輸送物質と、式(5)で表される化合物を含有する層が最表面層であることが好ましい。その形式としては、電荷発生材料と電荷輸送材料(本発明の電荷輸送物質を含む)とが同一層に存在し、それらがバインダー樹脂中に分散した単層構造のもの(以下適宜、「単層型感光層」という。)と、電荷発生材料がバインダー樹脂中に分散された電荷発生層、及び電荷輸送材料(本発明の電荷輸送物質を含む)がバインダー樹脂中に分散された電荷輸送層を含む、二層以上の層からなる積層構造の機能分離型のもの(以下適宜、「積層型感光層」という)が挙げられるが、何れの形態であってもよい。
[電荷発生層]
積層型感光層(機能分離型感光層)の電荷発生層は、電荷発生材料を含有すると共に、通常はバインダー樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷発生層は、例えば、電荷発生材料及びバインダー樹脂を溶媒又は分散媒に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)、また、逆積層型感光層の場合には電荷輸送層上に塗布、乾燥して得ることができる。
料の微粒子を、各種のバインダー樹脂で結着した分散層の形で使用する。
スアゾ顔料、トリスアゾ顔料が好適に用いられる。
電荷発生物質として、上記例示の有機顔料を用いる場合には、1種を単独で用いてもよいが、2種類以上の顔料を混合して用いてもよい。この場合、可視域と近赤域の異なるスペクトル領域で分光感度特性を有する2種類以上の電荷発生物質を組み合わせて用いることが好ましく、中でもジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料とフタロシアニン顔料とを組み合わせて用いることがより好ましい。
塗布液の作製に用いられる溶剤としては、バインダー樹脂を溶解させるものであれば特に制限されないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ノナン等の飽和脂肪族系溶媒、トルエン、キシレン、アニソール等の芳香族系溶媒、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロナフタレン等のハロゲン化芳香族系溶媒、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン等のアミド系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール等のアルコール系溶媒、グリセリン、ポリエチレングリコール等の脂肪族多価アルコール類、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン等の鎖状又は環状ケトン系溶媒、ギ酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ等の鎖状又は環状エーテル系溶媒、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性極性溶媒、n−ブチルアミン、イソプロパノールアミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、トリエチルアミン等の含窒素化合物、リグロイン等の鉱油、水等が挙げられる。これらは何れか1種を単独で用いても良く、2種以上を併用して用いてもよい。なお、上述の下引き層を設ける場合には、この下引き層を溶解しないものが好ましい。
m以下、好ましくは0.6μm以下の範囲である。電荷発生物質の比率が高過ぎると、電荷発生物質の凝集等により塗布液の安定性が低下する虞がある。一方、電荷発生物質の比率が低過ぎると、感光体としての感度の低下を招く虞がある。
積層型感光体の電荷輸送層は、前述の電荷輸送物質及びバインダー樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷輸送層は、具体的には、電荷輸送物質等とバインダー樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には電荷発生層上に、また、逆積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)塗布、乾燥して得ることができる。
単層型感光層は、電荷発生物質と前記式(1)で表される電荷輸送物質、及び前記式(5)で表される化合物に加えて、積層型感光体の電荷輸送層と同様に、膜強度確保のためにバインダー樹脂を使用して形成する。具体的には、電荷発生物質と電荷輸送物質と各種バインダー樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作製し、導電性支持体上(下引き層を設ける場合は下引き層上)に塗布、乾燥して得ることができる。
電荷発生物質は、積層型感光体の電荷発生層について説明したものと同様のものが使用できる。但し、単層型感光体の感光層の場合、電荷発生物質の粒子径を十分に小さくする必要がある。具体的には、通常1μm以下、好ましくは0.5μm以下の範囲とする。
単層型感光層の膜厚は、通常5μm以上、好ましくは10μm以上、また、通常100μm以下、好ましくは50μm以下の範囲である。
積層型感光体、単層型感光体ともに、感光層又はそれを構成する各層には、成膜性、可
撓性、塗布性、耐汚染性、耐ガス性、耐光性等を向上させる目的で、周知の酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、電子吸引性化合物、レベリング剤、可視光遮光剤等の添加物を含有させても良い。
積層型感光体、単層型感光体ともに、上記手順により形成された感光層を最上層、即ち表面層としてもよいが、その上に更に別の層を設け、これを表面層としてもよい。例えば、感光層の損耗を防止したり、帯電器等から発生する放電生成物等による感光層の劣化を防止・軽減する目的で、保護層を設けてもよい。その場合、保護層に前記式(1)で表される電荷輸送物質、前記式(5)で表される化合物、及びバインダー樹脂が含有される。
また、感光体表面の摩擦抵抗や、摩耗を低減、トナーの感光体から転写ベルト、紙への転写効率を高める等の目的で、表面層にフッ素系樹脂、シリコン樹脂、ポリエチレン樹脂等、又はこれらの樹脂からなる粒子や無機化合物の粒子を含有させても良い。
最表面層のユニバーサル硬度は、傷防止の観点から下限は通常135N/mm2以上であり、異音防止の観点からは140N/mm2以上が好ましく、150N/mm2以上がより好ましい。弾性変形量の観点から上限は通常200N/mm2以下であり、180N/mm2以下が好ましく、160N/mm2以下がより好ましい。
上記した感光体を構成する各層は、含有させる物質を溶剤に溶解又は分散させて得られた塗布液を、導電性支持体上に浸漬塗布、スプレー塗布、ノズル塗布、バーコート、ロールコート、ブレード塗布等の公知の方法により、各層ごとに順次塗布・乾燥工程を繰り返すことにより形成される。
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶剤類等が挙げられる。また、これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を任意の組み合わせ及び種類で併用してもよい。
例えば、単層型感光体、及び機能分離型感光体の電荷輸送層の場合には、塗布液の固形分濃度を通常5質量%以上、好ましくは10質量%以上、また、通常40質量%以下、好ましくは35質量%以下の範囲とする。また、塗布液の粘度を使用時の温度において通常10mPa・s以上、好ましくは50mPa・s以上、また、通常500mPa・s以下、好ましくは400mPa・s以下の範囲とする。
塗布液の乾燥は、室温における指触乾燥後、通常30℃以上、200℃以下の温度範囲で、1分から2時間の間、静止又は送風下で加熱乾燥させることが好ましい。また、加熱温度は一定であってもよく、乾燥時に温度を変更させながら加熱を行っても良い。
次に、本発明の電子写真感光体を用いた画像形成装置(本発明の画像形成装置)の実施の形態について、装置の要部構成を示す図1を用いて説明する。但し、実施の形態は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意に変形して実施することができる。
電子写真感光体1は、上述した本発明の電子写真感光体であれば特に制限はないが、図1ではその一例として、円筒状の導電性支持体の表面に上述した感光層を形成したドラム状の感光体を示している。この電子写真感光体1の外周面に沿って、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5及びクリーニング装置6がそれぞれ配置されている。
nmのやや短波長寄りの単色光、波長380nm〜500nmの短波長の単色光等で露光を行えばよい。
現像ローラ44は、電子写真感光体1と供給ローラ43との間に配置され、電子写真感光体1及び供給ローラ43に各々当接している。供給ローラ43及び現像ローラ44は、回転駆動機構(図示せず)によって回転される。供給ローラ43は、貯留されているトナーTを担持して、現像ローラ44に供給する。現像ローラ44は、供給ローラ43によって供給されるトナーTを担持して、電子写真感光体1の表面に接触させる。
トナーTの種類は任意であり、粉状トナーのほか、懸濁重合法や乳化重合法等を用いた重合トナー等を用いることができる。特に、重合トナーを用いる場合には径が4〜8μm程度の小粒径のものが好ましく、また、トナーの粒子の形状も球形に近いものからポテト上の球形から外れたものまで様々に使用することができる。重合トナーは、帯電均一性、転写性に優れ、高画質化に好適に用いられる。
なお、定着装置についてもその種類に特に限定はなく、ここで用いたものをはじめ、熱ローラ定着、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着等、任意の方式による定着装置を設けることができる。
続いて、帯電された感光体1の感光面を、記録すべき画像に応じて露光装置3により露光し、感光面に静電潜像を形成する。そして、その感光体1の感光面に形成された静電潜像の現像を、現像装置4で行う。
現像ローラ44に担持された帯電トナーTが感光体1の表面に接触すると、静電潜像に対応するトナー像が感光体1の感光面に形成される。そしてこのトナー像は、転写装置5によって記録紙Pに転写される。この後、転写されずに感光体1の感光面に残留しているトナーが、クリーニング装置6で除去される。
なお、画像形成装置は、上述した構成に加え、例えば除電工程を行うことができる構成としても良い。除電工程は、電子写真感光体に露光を行うことで電子写真感光体の除電を行う工程であり、除電装置としては、蛍光灯、LED等が使用される。また除電工程で用いる光は、強度としては露光光の3倍以上の露光エネルギーを有する光である場合が多い。
なお、電子写真感光体1を、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、及び定着装置7のうち1つ又は2つ以上と組み合わせて、一体型のカートリッジ(以下適宜「電子写真感光体カートリッジ」という)として構成し、この電子写真感光体カートリッジを複写機やレーザービームプリンタ等の電子写真装置本体に対して着脱可能な構成にしてもよい。この場合、例えば電子写真感光体1やその他の部材が劣化
した場合に、この電子写真感光体カートリッジを画像形成装置本体から取り外し、別の新しい電子写真感光体カートリッジを画像形成装置本体に装着することにより、画像形成装置の保守・管理が容易となる。
<下引き層形成用塗布液の製造>
平均一次粒子径40nmのルチル型酸化チタン(石原産業社製「TTO55N」)と、該酸化チタンに対して3質量%のメチルジメトキシシラン(東芝シリコーン社製「TSL8117」)とを、ヘンシェルミキサーにて混合して得られた表面処理酸化チタンを、メタノール/1−プロパノールの質量比が7/3の混合溶媒中でボールミルにより分散させることにより、表面処理酸化チタンの分散スラリーとした。該分散スラリーと、メタノール/1−プロパノール/トルエンの混合溶媒及び、ε−カプロラクタム[下記式(A)で表される化合物]/ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン[下記式(B)で表される化合物]/ヘキサメチレンジアミン[下記式(C)で表される化合物]/デカメチレンジカルボン酸[下記式(D)で表される化合物]/オクタデカメチレンジカルボン酸[下記式(E)で表される化合物]の組成モル比率が、60%/15%/5%/15%/5%からなる共重合ポリアミドのペレットとを加熱しながら撹拌、混合してポリアミドペレットを溶解させた後、超音波分散処理を行なうことにより、メタノール/1−プロパノール/トルエンの質量比が7/1/2で、表面処理酸化チタン/共重合ポリアミドを質量比3/1で含有する、固形分濃度18.0%の下引き層形成用塗布液を作製した。
まず、電荷発生物質として、CuKα線によるX線回折においてブラッグ角(2θ±0.2)が27.3゜に強い回折ピークを示す、Y型(別称D型)オキシチタニウムフタロシアニン20部と1,2−ジメトキシエタン280部とを混合し、サンドグラインドミルで1時間粉砕して微粒化分散処理を行なった。続いてこの微細化処理液に、ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、商品名「デンカブチラール」#6000C)10部を、1,2−ジメトキシエタンの255部と4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノンの85部との混合液に溶解させて得られたバインダー液、及び230部の1,2−ジメトキ
シエタンを混合して電荷発生層形成用塗布液を調製した。
下記の繰返し構造単位を有するポリアリレート樹脂(PE1)(粘度平均分子量40,000)を100部、電荷輸送物質として前記CT1で表される化合物を40部、添加物として前記(2)−7で表される化合物を5部、酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカルズ社製、商品名Irganox1076)を2部、シリコーンオイル(信越シリコーン社製:商品名 KF96)0.05部を、テトラヒドロフラン/トルエン(8/2(質
量比))の混合溶媒520部に溶解させて電荷輸送層形成用塗布液を調製した。
前記のようにして得られた下引き層形成用塗布液を、表面にアルミニウム蒸着したポリエチレンテレフタレートシート上に、乾燥後の膜厚が約1.3μmになるようにワイアバーで塗布、室温で乾燥して下引き層を設けた。
続いて、前記のようにして得られた電荷発生層形成用塗布液を、上記下引層上に、乾燥後の膜厚が約0.3μmになるようにワイアバーで塗布、室温で乾燥して電荷発生層を設けた。
乾燥して、感光体を作製した。
なお、後述する感光体の表面硬度、弾性変形率測定用のサンプルのみ、基体をポリエチレンテレフタレートシートではなく、ガラス板に代えて作製した。
電子写真学会測定標準に従って製造された電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、電子写真学会編、コロナ社、404〜405頁記載)を使用し、上記シート状感光体を、直径80mmのアルミニウム製シリンダーに巻き付けてアースを取り、初期表面電位が約−700Vになるように帯電させ、ハロゲンランプの光を干渉フィルターで780nmの単色光とし、表面電位が初期表面電位の1/2になる露光量(半減露光量、単位μJ/cm2、E1/2と称する)、0.6μJ/cm2露光した際の表面電位(露光部電位;VLと称する)を求めた。露光から電位測定までの時間は、100msとした。測定環境は25℃,50%RHで行なった。VLの絶対値が大きい場合は、露光に対する応答性が悪いことを示す。結果を表−1に示す。
感光体表面のユニバーサル硬度を、Fischer社製微小硬度計FISCHERSCOPE HM2000(同社製のH100Cの後継機で同等性能を有する)を用いて、温度25℃、相対湿度50%の環境下で測定した。ユニバーサル硬度値は、押込み加重5mNまで押し込んだ時の値であり、その時の押込み深さから以下の式により定義される値である。この領域での測定では、基体の硬度の影響を排除することができる。
ユニバーサル硬度(N/mm2)=試験荷重(N)/試験荷重下でのビッカース圧子の侵入部の表面積(mm2)
感光体の弾性変形率は、Fischer社製微小硬度計FISCHERSCOPE HM2000(H100C後継機で同等性能を有する)を用いて、温度25℃、相対湿度50%の環境下で測定した。測定には対面角136°のビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を用いる。測定条件は以下の通りに設定して行い、圧子にかかる荷重とその荷重下における押し込み深さとを連続的に読み取り、それぞれY軸、X軸にプロットした図2に示すようなプロファイルを取得する。
最大押込み加重 5mN
負荷所要時間 10秒
除荷所要時間 10秒
上記の弾性変形率は下記式により定義される値であり、押し込みに要した全仕事量に対して、除荷の際に膜が弾性によって行う仕事の割合である。
上記式中、全仕事量Wt(nJ)は図2中のA−B−D−Aで囲まれる面積を示し、弾性変形仕事量We(nJ)はC−B−D−C で囲まれる面積を示す。弾性変形率が大き
いほど、負荷に対する変形が残留しにくく、弾性変形率が100の場合には変形が残らないことを意味する。
感光体のTabor摩耗試験を、以下のように実施した。感光体フィルムを直径10cmの円状に切断しテーバー摩耗試験機(東洋精機社製)に設置した。試験条件は、23℃、50%RHの雰囲気下、摩耗輪CS−10Fを用いて、荷重500g(摩耗輪の自重に加えて、500g加重)で1000回回転後の摩耗量を試験後の質量減量を測定した。結果を表1に示す。摩耗量が小さいほど耐摩耗性が良好であることを示す。
実施例1において、化合物(2)−7を、(3)−2に変更した以外は、実施例1と同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
[実施例3]
実施例1において、化合物(2)−7を、(4)−4に変更した以外は、実施例1と同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、化合物(2)−7を使用しなかった以外は、実施例1と同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
[実施例4〜6、比較例2]
実施例1〜3、比較例1において、電荷輸送物質CT1を、CT8に変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1〜3、比較例1において、バインダー樹脂PE1を、下記構造単位からなるポリカーボネート樹脂PC1(粘度平均分子量40,000)CT8に変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、バインダー樹脂PE1を、下記構造単位からなるポリアリレート樹脂PE2(粘度平均分子量35,000、テレフタル酸:イソフタル酸=50:50)に変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、バインダー樹脂PE1を、下記構造単位からなるポリアリレート樹脂PE3(粘度平均分子量30,000、テレフタル酸:イソフタル酸=50:50)に変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、バインダー樹脂PE1を、下記構造式で表わされるポリカーボネート樹脂PC2(粘度平均分子量50,000、m:n=60:40)に変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、バインダー樹脂PE1を、下記構造式で表わされるポリエステル樹脂PE4(Mv=21,000,a:b:c:d=1:1:1:1)に変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、電荷輸送物質CT1を、下記の構造式のCTAに変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、電荷輸送物質CT1を、下記の構造式のCTBに変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
比較例5において、化合物(2)−7を使用しなかった以外は、同様に感光体を作製、
評価した。結果を表−1に示す。
[比較例6]
実施例1において、電荷輸送物質CT1を、下記の構造式のCTCに変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
比較例6において、化合物(2)−7を使用しなかった以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
[実施例14〜18]
実施例1において、化合物(2)−7の量を、表−1記載のように変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、化合物(2)−7を、下記CTDに変更し、添加量を20部に変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、化合物(2)−7を、下記AD1に変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
実施例1において、化合物(2)−7を、下記AD2に変更して同様に感光体を作製したところ、AD2が感光層中に析出したため、評価を行うことができなかった。
実施例1において、化合物(2)−7を、下記AD3に変更した以外は、同様に感光体を作製、評価した。結果を表−1に示す。
される特定構造を有する化合物を含有することで、他の性能を悪化させることなく表面硬度、耐摩耗性を改良させていることが分かる。一方で、比較例4のような共役系が狭い電荷輸送物質は、同一使用量では、電気特性が著しく劣ってくる。また、特許文献5に記載
の比較例5,6の電荷輸送物質も、本願で規定する電荷輸送物質と比較すると電気特性面で不十分であり、より低VLが必要な用途には使用できない。また、特許文献6に記載の低分子量の電荷輸送物質(CTD)を併用した場合には、耐摩耗性が悪化する(比較例7)。また、比較例8記載の化合物(AD1)は、含有しても表面硬度に変化は見られず、感光層の自由体積を埋める機能を有していない。比較例9記載の化合物(AD2)は、それ自身で凝集し、結晶化してしまい、改良効果は見られない。比較例10記載の化合物(AD3)は、自由体積を埋める機能も低く、電気特性も悪化させる。
<感光体ドラムの製造>
表面が粗切削仕上げされ、陽極酸化処理を施し、清浄に洗浄された外径30mm、長さ246mm、肉厚0.75mmのアルミニウム製シリンダー上に、実施例4の感光体製造に使用した電荷発生層形成用塗布液、電荷輸送層形成用塗布液を浸漬塗布法により順次塗布、乾燥し、乾燥後の膜厚がそれぞれ、0.4μm、18μmとなるように、電荷発生層、電荷輸送層を形成し、感光体ドラムを製造した。なお、電荷輸送層の乾燥は、130℃で20分間行なった。
得られた感光体を、沖データ社製タンデムフルカラープリンタ C711dn(DCローラー帯電、LED露光、接触非磁性一成分現像)の感光体カートリッジに搭載して、気温10℃、相対湿度15%下において、印字率5%で、12500枚の連続印字を行った。その結果、ゴースト、かぶり、濃度低下、フィルミング、クリーニング不良、傷等による画像不良が発生せず、良好な画像が得られた。
実施例19の感光体ドラムを、表−2に記載の感光層に変更した以外は、実施例19と同様に感光体ドラムを作製、画像試験を行った。結果を表−2に示す。
傷発生が顕著で、かつ膜厚低下によるかぶりも発生した。比較例16では、AD1を含有したことによる改良効果はほとんど見られなかった。
2 帯電装置(帯電ローラ;帯電部)
3 露光装置(露光部)
4 現像装置(現像部)
5 転写装置
6 クリーニング装置
7 定着装置
41 現像槽
42 アジテータ
43 供給ローラ
44 現像ローラ
45 規制部材
71 上部定着部材(定着ローラ)
72 下部定着部材(定着ローラ)
73 加熱装置
T トナー
P 記録紙(用紙,媒体)
Claims (8)
- 導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体において、最表面層中に下記式(1)で表される電荷輸送物質と、下記式(5)で表される化合物とを含有することを特徴とする、電子写真感光体。
- 前記式(5)で表される化合物が、バインダー樹脂100質量部に対して1〜20質量部使用されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記式(1)中、Ar1〜Ar5はそれぞれ独立してアルキル基又はアルコキシ基を有していても良いフェニル基、Ar6〜Ar9はそれぞれ独立して置換基を有していても良い1,4−フェニレン基、m、nは1であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体、ならびに、該電子写真感光体を帯電させる帯電装置、該帯電した電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、及び、該電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置からなる群から選ばれる少なくとも1つ、を備えたことを特徴とする電子写真感光体カートリッジ。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体、該電子写真感光体を帯電させる帯電装置と、該帯電した電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、及び、該電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014128591A JP2015062056A (ja) | 2013-08-19 | 2014-06-23 | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013169630 | 2013-08-19 | ||
JP2013169630 | 2013-08-19 | ||
JP2014128591A JP2015062056A (ja) | 2013-08-19 | 2014-06-23 | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015062056A true JP2015062056A (ja) | 2015-04-02 |
Family
ID=52467078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014128591A Pending JP2015062056A (ja) | 2013-08-19 | 2014-06-23 | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9400438B2 (ja) |
JP (1) | JP2015062056A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2016199283A1 (ja) * | 2015-06-11 | 2017-09-14 | 富士電機株式会社 | 電子写真用感光体、その製造方法および電子写真装置 |
JP2021152607A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 沖電気工業株式会社 | 像担持体ユニットおよび画像形成装置 |
US11287756B2 (en) | 2017-03-01 | 2022-03-29 | Mitsubishi Chemical Corporation | Positive charging electrophotographic photoreceptor, electrophotographic cartridge and image forming apparatus |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9195154B2 (en) | 2012-06-14 | 2015-11-24 | Mitsubishi Chemical Corporation | Electrophotographic photoreceptor and image forming apparatus |
WO2015111589A1 (ja) * | 2014-01-21 | 2015-07-30 | 三菱化学株式会社 | 電子写真感光体、電子写真カートリッジ、画像形成装置、及び電荷輸送物質 |
JP6503831B2 (ja) * | 2015-03-27 | 2019-04-24 | 三菱ケミカル株式会社 | 電子写真感光体、画像形成装置、及びカートリッジ |
JP2017062401A (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体用円筒状部材、電子写真感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジ、及び電子写真感光体用円筒状部材の製造方法 |
KR20210035959A (ko) * | 2019-09-24 | 2021-04-02 | 삼성디스플레이 주식회사 | 디스플레이 장치 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08272126A (ja) * | 1994-10-31 | 1996-10-18 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH09292724A (ja) * | 1996-02-28 | 1997-11-11 | Nec Corp | 電子写真感光体 |
JP2005148608A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体及びそれを用いた画像形成装置 |
US20060160002A1 (en) * | 2005-01-14 | 2006-07-20 | Xerox Corporation | Crosslinked siloxane composite overcoat for photoreceptors |
JP2007256768A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Kyocera Mita Corp | 電子写真感光体及び画像形成装置 |
JP2007279446A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 電子写真用感光体およびその製造方法 |
JP2009008957A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ及び画像形成装置 |
JP2011170041A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ及び画像形成装置 |
JP2011257460A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Kyocera Mita Corp | 正帯電単層型電子写真感光体、及び画像形成装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3556146B2 (ja) | 2000-02-25 | 2004-08-18 | 京セラミタ株式会社 | 電子写真感光体 |
US6849367B2 (en) * | 2001-09-14 | 2005-02-01 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, process for forming an image, image forming apparatus and a process cartridge for the same |
JP4957136B2 (ja) * | 2006-09-14 | 2012-06-20 | 三菱化学株式会社 | 電子写真感光体及び画像形成装置 |
JP2013092760A (ja) | 2011-10-03 | 2013-05-16 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 |
-
2014
- 2014-06-23 JP JP2014128591A patent/JP2015062056A/ja active Pending
- 2014-08-06 US US14/452,852 patent/US9400438B2/en active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08272126A (ja) * | 1994-10-31 | 1996-10-18 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH09292724A (ja) * | 1996-02-28 | 1997-11-11 | Nec Corp | 電子写真感光体 |
JP2005148608A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体及びそれを用いた画像形成装置 |
US20060160002A1 (en) * | 2005-01-14 | 2006-07-20 | Xerox Corporation | Crosslinked siloxane composite overcoat for photoreceptors |
JP2007256768A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Kyocera Mita Corp | 電子写真感光体及び画像形成装置 |
JP2007279446A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 電子写真用感光体およびその製造方法 |
JP2009008957A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ及び画像形成装置 |
JP2011170041A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ及び画像形成装置 |
JP2011257460A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Kyocera Mita Corp | 正帯電単層型電子写真感光体、及び画像形成装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2016199283A1 (ja) * | 2015-06-11 | 2017-09-14 | 富士電機株式会社 | 電子写真用感光体、その製造方法および電子写真装置 |
US11287756B2 (en) | 2017-03-01 | 2022-03-29 | Mitsubishi Chemical Corporation | Positive charging electrophotographic photoreceptor, electrophotographic cartridge and image forming apparatus |
JP2021152607A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 沖電気工業株式会社 | 像担持体ユニットおよび画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9400438B2 (en) | 2016-07-26 |
US20150050589A1 (en) | 2015-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015062056A (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6135369B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2014016609A (ja) | 画像形成装置および電子写真感光体 | |
WO2014021341A1 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、画像形成装置、及びトリアリールアミン化合物 | |
JP2012123379A (ja) | 電子写真感光体、並びにそれを用いた電子写真カートリッジ及び画像形成装置 | |
JP6160370B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、画像形成装置、及びトリアリールアミン化合物 | |
JP6051907B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP5768556B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP6160103B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP6060738B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP6123338B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5803743B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5482399B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
CN109791383B (zh) | 电子照相感光体、电子照相感光体盒及图像形成装置 | |
JP2013097270A (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP6447062B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6331630B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2014167555A (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5556327B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5803744B2 (ja) | 電荷輸送物質、電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP2017182063A (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6307885B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2007212597A (ja) | 電子写真感光体、画像形成方法および画像形成装置 | |
JP6476893B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、画像形成装置、及び電子写真感光体の製造方法 | |
JP4400288B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子感光体を用いたドラムカートリッジおよび画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170227 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170418 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180123 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180319 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180717 |