JP2015053419A - 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体チップへのダメージを抑制しつつ、半導体ウェーハ及び粘着層の少なくとも一方を確実に分割できる半導体製造装置を提供する。【解決手段】実施形態の半導体製造装置は、半導体ウェーハが貼り付けられたテープの前記半導体ウェーハの周囲に位置する余白部分に貼り付けられたリングを保持する保持機構と、リングに対して相対的に上昇することにより前記テープを拡張するステージとを具備する。ステージは半導体ウェーハの外周領域を除く中央領域を吸着する第1の吸着部を有する。【選択図】 図1

Description

半導体装置の製造方法及び半導体製造装置に関する。
ダイシングブレードを用いてウェーハを個々の半導体チップに分割する際、半導体ウェーハ側から半導体ウェーハと共に、接着剤層をも分割する半導体装置の製造方法がある。半導体ウェーハ内に焦点を結ぶようにレーザ光を照射し、ダイシングラインに沿って半導体ウェーハ内に改質層を形成した後、半導体ウェーハに水平方向に張力を加えて改質層を起点とした垂直方向のクラックを発生させ、半導体ウェーハを半導体チップ単位に分割(個片化)するステルスダイシングと呼ばれる半導体装置の製造方法がある。これら製造方法では、いずれも接着剤層や半導体ウェーハを伸長性のある拡張用テープに貼り付け、該拡張用テープを拡張することにより、接着剤層や半導体ウェーハを分割している。
上記のように接着剤層や半導体ウェーハを分割する場合、拡張用テープが接着剤層や半導体ウェーハに対して均一に拡張することが好ましい。しかしながら、半導体チップが貼り付けられている領域は、拡張用テープが伸びにくい。つまり、半導体ウェーハの外周領域は、半導体ウェーハの内周領域に比べて拡張用テープが伸びやすくなっている。
このため、半導体ウェーハの外周領域では、拡張する力が伝わりにくく、接着剤層や半導体ウェーハを分割できない場合がある。拡張用テープの拡張量を多くして、半導体ウェーハの外周領域についても接着剤層や半導体ウェーハを分割することが考えられる。しかしながら、拡張用テープの拡張量を多くすると、半導体ウェーハの内周領域において半導体チップが拡張用テープから脱落したり、また脱落した半導体ウェーハ片が接触して半導体チップにダメージを与えるおそれがある。
特開2010−34250号公報
半導体チップへのダメージを抑制しつつ、半導体ウェーハ及び粘着層の少なくとも一方を確実に分割できる半導体装置の製造方法及び半導体製造装置を提供する。
実施形態に係る半導体製造装置は、半導体ウェーハが貼り付けられたテープの前記半導体ウェーハの周囲に位置する余白部分に貼り付けられたリングを保持する保持機構と、リングに対して相対的に上昇することによりテープを拡張するステージとを具備する。ステージは前記半導体ウェーハの外周領域を除く中央領域を吸着する第1の吸着部を有する。
第1の実施形態に係る半導体製造装置の処理対象である半導体ウェーハの図 第1の実施形態に係る半導体製造装置の構成図 第1の実施形態に係る半導体製造装置による半導体装置の製造フロー 第1の実施形態に係る半導体製造装置による半導体装置の製造工程図 第1の実施形態に係る半導体製造装置による半導体装置の製造工程図 第2の実施形態に係る半導体製造装置の構成図 第2の実施形態に係る半導体製造装置による半導体装置の製造フロー 第2の実施形態に係る半導体製造装置による半導体装置の製造工程図 第2の実施形態に係る半導体製造装置による半導体装置の製造工程図 第2の実施形態に係る半導体製造装置による半導体装置の製造工程図 第3の実施形態に係る半導体製造装置の構成図 第3の実施形態に係る半導体製造装置による半導体装置の製造工程図 第3の実施形態に係る半導体製造装置による半導体装置の製造工程図
以下、半導体装置の製造方法および半導体造装置の一実施形態について、図1ないし図13を参照して説明する。尚、各実施形態において、実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。説明中の上下等の方向を示す用語は、後述する半導体基板の回路形成面側を上とした場合の相対的な方向を指し示し、重力加速度方向を基準とした現実の方向と異なる場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の処理対象である半導体ウェーハ100(以下、ウェーハ100と記載)の図である。図1(a)は、ウェーハ100の平面図、図1(b)は、図1(a)の線分X−Xにおけるウェーハ100の断面図である。図1に示すウェーハ100は、テープ101に設けられたDAF(ダイアタッチメントフィルム)102上に貼り付けられている。テープ101のウェーハ100の周囲に位置する余白部分には、ウェーハ100を支持し、搬送するためのリング103が載置されている。
図1に示す状態では、ウェーハ100は、既に各集積回路(以下、チップと記載)毎に個片化されている。しかし、DAF102は、各チップに応じた形状に分割はされておらず、ウェーハ100全体の外形と略同一形状となっている。
DAF102には、例えばエポキシやポリイミド、アクリルを主成分とする粘着テープを用いる事ができる。テープ101には、例えば塩化ビニルやポリオレフィンを主成分とする伸長しやすい基材上に、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂や紫外線を照射すると硬化して剥離しやすくなるエポキシを主成分とする紫外線硬化樹脂などを用いた剥離促進層(RL)を設けた積層フィルムを用いることができる。
図2は、第1の実施形態に係る半導体製造装置200の構成図である、図2(a)は、半導体製造装置200の平面図である。図2(b)は、図2(a)の線分Y−Yにおける半導体製造装置200の断面図である。
図2に示すように、半導体製造装置200は、ステージ210と、駆動機構220と、リング保持機構230とを備える。ステージ210は、図1に示すウェーハ100を載置するための台である。ステージ210の直径D1は、ウェーハ100の直径とほぼ同じか、若干大きい程度であり、上面視でウェーハ100と同じ円形状となっている。
ステージ210の中央領域には、ポーラス状の吸着部210a(以下、ポーラス吸着部210aと記載)が設けられている。このポーラス吸着部210aの形状も、上面視で円形状となっており、中心がステージ210と同じ同心円となっている。
ポーラス吸着部210aは、内部に多数の空隙を有する多孔質構造となっている。ポーラス吸着部210aは、図示しないポンプで吸引することにより、図1に示したテープ101を介してウェーハ100の裏面中央領域を吸着固定することができる。ポーラス吸着部210aは、例えば、金属粉末やセラミック粉末を焼結して形成することができる。
本実施形態では、ウェーハ100の裏面中央領域を吸着するためにステージ210の中央領域にポーラス吸着部210aを設けている。しかし、ウェーハ100の裏面中央領域の吸着には、他の構成であってもよい。例えば、ステージ210表面の中央領域に同心円状に複数本の溝を設け、該溝を真空引きすることでウェーハ100の裏面中央領域を吸着するようにしてもよい。また、ウェーハ100の裏面を吸着するために、真空吸着の代わりに静電チャック(ESC:Electrostatic Chuck)を用いるようにしてもよい。静電チャック(ESC)を用いた場合、ステージ210の加熱・冷却が容易となる。
駆動機構220は、ステージ210を垂直方向(図2の上下方向)に駆動する。駆動機構220は、ステージ210を複数段階に分けて上昇及び下降することができる。駆動機構220は、例えば、リニアガイドとモータもしくはエアーアクチュエータ等で構成される。
リング保持機構230は、図1に示すリング103を保持する。リング保持機構230によりリング103を保持した状態で、ステージ210を上昇させることにより、テープ101が拡張(伸長)し、DAF102がウェーハ100の各チップに応じた形状に分割される。
ステージ210の位置を変えずに、リング103を下降させてテープ101が拡張するようにしてもよい。すなわち、リング103に対してステージ210が相対的に上昇するように構成されていればよい。
次に、図2を参照して説明した半導体製造装置200を用いた半導体装置の製造方法について説明する。図3は、半導体製造装置200による半導体装置の製造フローである。図4,図5は、半導体製造装置200による半導体装置の製造工程図である。
(ステップS101)
初めに、図1で示したテープ101上にDAF102を介して載置されたウェーハ100の裏面側、すなわちテープ101の裏面側を、図示しないウェーハ供給ユニットを用いて、図2で示した半導体製造装置200のステージ210上に載置し、リング103をリング保持機構230により保持する(図4(a)参照)。
(ステップS102)
次に、駆動機構220によりステージ210を駆動して所定の高さまで上昇させ、テープ101に張力を加える(図4(b)参照)。該上昇により、テープ101が伸びにくい、つまりテープ101に張力が加わりやすいウェーハ100の内周領域では、DAF102が各チップに応じた形状に分割される。
しかしながら、ウェーハ100の内周領域に比べてテープ101が伸びやすく、従って張力が加わりにくいウェーハ100の外周領域では、DAF102が各チップに応じた形状に分割されない箇所が残る場合がある。
(ステップS103)
そこで、この実施形態では、ステージ210の中央領域に設けられたポーラス吸着部210aを真空引きして、ウェーハ100の内周領域のテープ101を吸着固定する(図5(a)参照)。ウェーハ100の内周領域のテープ101を吸着固定することにより、ウェーハ100の外周領域に力が加わりやすくなり、ウェーハ100の外周領域においてもDAF102を分割しやすくなる。
(ステップS104)
ウェーハ100の内周領域のテープ101を吸着固定した状態で、ステージ210をさらに上昇させる(図5(b)参照)。この上昇により、ウェーハ100の外周領域にも十分な張力が加わり、分割されていなかったDAF102が各チップに応じた形状に分割される。
上記説明では、リング保持機構230の位置(高さ)を一定とし、ステージ210を上昇させることにより、テープ101に張力を加えるようにしている。しかし、ステージ210の位置(高さ)を一定とし、リング保持機構230を下降させることにより、テープ101に張力を加えるようにしてもよい。
以上のように、第1の実施形態に係る半導体製造装置200は、テープ101のウェーハ100の周囲に位置する余白部分に貼り付けられたリング103を保持するリング保持機構230と、テープ101及びDAF102(粘着層)を介してウェーハ100の中央領域を吸着固定し、リング103に対して相対的に上昇することによりテープ101を拡張するステージ210とを具備している。
そして、ウェーハ100をステージ210に載置し、テープ101のウェーハ100の周囲に位置する余白部分に貼り付けられたリング103に対してステージ210を相対的に上昇させ、テープ101を拡張した後、ウェーハ100の中央領域をステージ210に吸着固定させ、リング103に対してステージ210をさらに上昇させてテープ101をさらに拡張している。このため、チップへのダメージを抑制しつつ、DAF102(粘着層)を確実に分割することができる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る半導体製造装置300の構成図である。半導体製造装置300は、ステージ210の外周領域に、ポーラス状の吸着部210b(以下、ポーラス吸着部210bと記載)と、ポーラス吸着部210aとポーラス吸着部210bとを分離する分離帯210cが設けられている点が図2を参照して説明した半導体製造装置200と異なっている。その他の点については、同じ構成であるため、同じ構成に同一の符号を付して重複した説明を省略する。
ポーラス吸着部210bの形状も、上面視で円形状となっており、中心がステージ210と同じ同心円となっている。ポーラス吸着部210aと同様、ポーラス吸着部210bは、内部に多数の空隙を有する多孔質構造となっている。ポーラス吸着部210bは、図示しないポンプで吸引することにより、図1に示したテープ101を介してウェーハ100の裏面外周領域を吸着固定することができる。
ポーラス吸着部210bは、分離帯210cによりポーラス吸着部210aとは構造的に分離されており、独立してウェーハ100の裏面外周領域を吸着固定することができる。ポーラス吸着部210bは、例えば、金属粉末やセラミック粉末を焼結して形成することができる。ポーラス吸着部210bを設ける代わりに、例えば、ステージ210表面の外周領域に同心円状に複数本の溝を設け、該溝を真空引きすることでウェーハ100の裏面外周領域を吸着するようにしてもよい。
次に、図6を参照して説明した半導体製造装置300を用いた半導体装置の製造方法について説明する。図7は、半導体製造装置300による半導体装置の製造フローである。図8〜図10は、半導体製造装置300による半導体装置の製造工程図である。
(ステップS201)
初めに、図1で示したテープ101上にDAF102を介して載置されたウェーハ100の裏面側、すなわちテープ101の裏面側を、図6で示した半導体製造装置300のステージ210上に載置し、リング103をリング保持機構230により保持する(図8(a)参照)。
(ステップS202)
次に、駆動機構220によりステージ210を駆動して所定の高さまで上昇させ、テープ101に張力を加える(図8(b)参照)。該上昇により、テープ101が伸びにくい、つまりテープ101に張力が加わりやすいウェーハ100の内周領域では、DAF102が各チップに応じた形状に分割される。
(ステップS203)
次に、ステージ210の中央領域に設けられたポーラス吸着部210aを真空引きして、ウェーハ100の内周領域のテープ101を吸着固定する(図9(a)参照)。ウェーハ100の内周領域のテープ101を吸着固定することにより、ウェーハ100の外周領域に力が加わりやすくなり、ウェーハ100の外周領域においてもDAF102を分割しやすくなる。
(ステップS204)
ウェーハ100の内周領域のテープ101を吸着固定した状態で、ステージ210をさらに上昇させる(図9(b)参照)。
(ステップS205)
次に、ステージ210の外周領域に設けられたポーラス吸着部210bを真空引きして、ウェーハ100の外周領域のテープ101を吸着固定する(図10(a)参照)。
(ステップS206)
ウェーハ100の内周領域及び外周領域のテープ101を吸着固定した状態で、ステージ210をさらに上昇させる(図10(b)参照)。
上記説明では、リング保持機構230の位置(高さ)を一定とし、ステージ210を上昇させることにより、テープ101に張力を加えるようにしている。しかし、ステージ210の位置(高さ)を一定とし、リング保持機構230を下降させることにより、テープ101に張力を加えるようにしてもよい。
以上のように、第2の実施形態に係る半導体製造装置300は、ステージ210の外周領域に、ポーラス状の吸着部210b(以下、ポーラス吸着部210bと記載)と、ポーラス吸着部210aとポーラス吸着部210bとを分離する分離帯210cとをさらに備えている。
そして、ウェーハ100の中央領域をステージ210に吸着固定させ、リング103に対してステージ210を上昇させてテープ101を拡張した後、ウェーハ100の中央領域及び外周領域をステージ210に吸着固定させ、リング103に対してステージ210をさらに上昇させてテープ101を拡張している。このため、より効果的に、チップへのダメージを抑制しつつDAF102(粘着層)を確実に分割することができる。
なお、この実施形態では、ステージ210を2つの領域(中央領域及び外周領域)に分けて、ウェーハ100の裏面を吸着固定するように構成したが、ステージ210を3つ以上の領域に分けてウェーハ100の裏面を吸着固定するように構成してもよい。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態に係る半導体製造装置400の構成図である。半導体製造装置400は、ポーラス吸着部210aとポーラス吸着部210bとの吸着力が異なっている点が、図6を参照して説明した半導体製造装置300と異なっている。具体的には、ポーラス吸着部210bの吸着力が、ポーラス吸着部210aの吸着力よりも弱くなっている。その他の点については、図6を参照して説明した半導体製造装置300と同じ構成であるため、同じ構成に同一の符号を付して重複した説明を省略する。
次に、図11を参照して説明した半導体製造装置400を用いた半導体装置の製造方法について説明する。図12,図13は、半導体製造装置400による半導体装置の製造工程図である。なお、半導体製造装置400による半導体装置の製造フローについては、図3を参照して説明する。
(ステップS301)
初めに、図1で示したテープ101上にDAF102を介して載置されたウェーハ100の裏面側、すなわちテープ101の裏面側を、図11で示した半導体製造装置400のステージ210上に載置し、リング103をリング保持機構230により保持する(図12(a)参照)。
(ステップS302)
次に、駆動機構220によりステージ210を駆動して所定の高さまで上昇させ、テープ101に張力を加える(図12(b)参照)。該上昇により、テープ101が伸びにくい、つまりテープ101に張力が加わりやすいウェーハ100の内周領域では、DAF102が各チップに応じた形状に分割される。
(ステップS303)
次に、ステージ210のポーラス吸着部210a及びポーラス吸着部210bを真空引きして、ウェーハ100の内周領域及び外周領域を、テープ101を介して吸着固定する。このとき、ポーラス吸着部210bの吸着力が、ポーラス吸着部210aの吸着力よりも弱くなるようにポーラス吸着部210a及びポーラス吸着部210bを真空引きする(図13(a)参照)。
(ステップS304)
ウェーハ100の内周領域のテープ101を吸着固定した状態で、ステージ210をさらに上昇させる(図13(b)参照)。この上昇により、ウェーハ100の外周領域にも十分な張力が加わり、分割されていなかったDAF102が各チップに応じた形状に分割される。
上記説明では、リング保持機構230の位置(高さ)を一定とし、ステージ210を上昇させることにより、テープ101に張力を加えるようにしている。しかし、ステージ210の位置(高さ)を一定とし、リング保持機構230を下降させることにより、テープ101に張力を加えるようにしてもよい。
以上のように、第3の実施形態に係る半導体製造装置400は、ポーラス吸着部210bの吸着力が、ポーラス吸着部210aの吸着力よりも弱くなるようにポーラス吸着部210a及びポーラス吸着部210bを真空引きしている。このため、テープ拡張による力(テンション)を緩やかに変えることができ、チップへのダメージをより効果的に抑制することができる。その他の効果は、第1,第2の実施形態に係る半導体製造装置200,300と同じである。
(第1〜第3の実施形態の変形例)
上記第1〜第3の実施形態に係る半導体製造装置200〜400では、DAF102を分割しているが、第1〜第3の実施形態に係る半導体製造装置200〜400を用いてウェーハ100を分割するようにしてもよい。例えば、ウェーハ100内に焦点を結ぶようにレーザ光を照射し、ダイシングラインに沿ってウェーハ100内に改質層を形成した後、第1〜第3の実施形態に係る半導体製造装置200〜400を用いて、ウェーハ100に水平方向に張力を加えて改質層を起点とした垂直方向のクラックを発生させてウェーハ100をチップ単位に分割(個片化)するようにしてもよい。また、ウェーハ100とDAF102とを同時に分割するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、各実施形態に示した構成、各種条件に限定されることはなく、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…半導体ウェーハ(ウェーハ)、101…テープ、102…DAF(ダイアタッチメントフィルム)、103…リング、200〜400…半導体製造装置、210…ステージ、210a,210b…ポーラス吸着部、210c…分離帯、220…駆動機構、230…リング保持機構。

Claims (5)

  1. 半導体ウェーハが貼り付けられたテープの前記半導体ウェーハの周囲に位置する余白部分に貼り付けられたリングを保持する保持機構と、
    前記リングに対して相対的に上昇することにより前記テープを拡張するステージと
    を具備する半導体製造装置であって、
    前記ステージは前記半導体ウェーハの外周領域を除く中央領域を吸着する第1の吸着部を有する半導体製造装置。
  2. 前記ステージは、前記第1の吸着部より外周に設けられ、前記中央領域より外周の領域を吸着する第2の吸着部をさらに有する、請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 前記半導体ウェーハと前記リングとが貼り付けられたテープを前記ステージに置くためのウェーハ供給部をさらに有する、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 半導体ウェーハをテープに貼り付ける工程と、
    リングを前記半導体ウェーハの周囲に位置する部分に貼り付ける工程と、
    前記半導体ウェーハと前記リングが貼り付けられたテープを、前記半導体ウェーハが貼り付けられた面側が接するようにステージに置く工程と、
    前記リングに対して前記ステージを相対的に上昇させる工程と、
    前記ステージに前記半導体ウェーハの外周領域を除く中央領域を吸着固定する工程と、
    前記リングに対して前記ステージを相対的にさらに上昇させる工程と
    を具備する半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体ウェーハをテープに貼り付ける工程は、接着剤層を有する前記半導体ウェーハを、前記接着剤層が前記テープに接するように貼り付ける、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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