JP2015053153A - パワーウインドウスイッチ、オート開閉機能付きスイッチモジュール - Google Patents

パワーウインドウスイッチ、オート開閉機能付きスイッチモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】基板の製造コストを削減することができるパワーウインドウスイッチおよびオート開閉機能付きスイッチモジュールを提供する。
【解決手段】複数の窓開閉スイッチを1つのケースに収容したパワーウインドウスイッチ100において、複数の窓開閉スイッチのうち、オート開閉機能付きスイッチの電気的接点18a、18d、18uを、他のオート開閉機能無しスイッチの電気的接点を含んだ接点ブロック23が実装された第1基板8とは別の、第2基板9に設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の窓開閉スイッチを1つのケースに収容したパワーウインドウスイッチと、該窓開閉スイッチの少なくとも1つを構成するオート開閉機能付きスイッチモジュールとに関するものである。
たとえば、自動車の運転手が操作できるように、運転席の近傍に設けられ、各席の窓を開閉操作するためのパワーウインドウスイッチがある。このパワーウインドウスイッチでは、たとえば特許文献1および4に開示されているように、複数の窓開閉スイッチが1つのケース内に収容され、各窓開閉スイッチを操作するための操作ノブがそのケース上に取り付けられている。
複数の窓開閉スイッチのうち、少なくとも1つは、たとえば運転席の窓をオートまたはマニュアルで開閉するためのオート開閉機能付きスイッチであり、他は、他席の窓をマニュアルでそれぞれ開閉するためのオート開閉機能無しスイッチである。これらの各窓開閉スイッチの電気的接点は、1枚の基板に設けられている。
オート開閉機能無しスイッチでは、単に操作ノブが開閉方向へ操作されることに応じて、電気的接点のオン・オフ状態を切り替えればよいが、オート開閉機能付きスイッチでは、操作ノブが開閉方向へ1段階および2段階操作されることに応じて、電気的接点のオン・オフ状態をそれぞれ切り替える必要がある。このため、オート開閉機能無しスイッチよりオート開閉機能付きスイッチの方が、電気的接点の数が多く、構造も複雑である。また、窓をオートで開閉する場合、操作ノブが一旦2段階操作された後に、該操作が解除されても、窓の開閉を継続するように制御するための電子回路が必要となる。
たとえば特許文献1および2には、オート開閉機能付きスイッチの構造が開示されている。このスイッチでは、基板に3つの電気的接点がほぼ一列に形成され、基板上に載置されたゴム部材には、座屈変形可能な3つのコンタクト部が各電気的接点と対向するように設けられている。各コンタクト部上には、操作子が載置され、各操作子の上端は、操作ノブの裏側に設けられた凸部に係合されている。操作ノブを開閉方向へ1段階操作することで、端にあるいずれかの操作子が操作ノブに押し下げられて、端にあるいずれかのコンタクト部を対向する電気的接点に接触させ、該電気的接点がオン状態となる。さらに、操作ノブを同一方向へ2段階操作することで、中央にある操作子も操作ノブに押し下げられて、中央にあるコンタクト部を対向する電気的接点に接触させ、該電気的接点もオン状態となる。
また、特許文献3に開示されたスイッチでは、基板に2つの電気的接点が形成され、基板上に載置されたゴム部材には、座屈変形可能な2つのコンタクト部が各電気的接点と対向するように設けられている。各コンタクト部上には、操作子が載置され、各操作子の上端は、スライダの下面に設けられた凹部に係合されている。操作ノブに下方へ突出するように設けられた作動片は、スライダの上面に設けられた嵌入部に嵌入されている。操作ノブを開閉方向へ操作することで、スライダが作動片に押されて左右へ直進移動し、一方の操作子がスライダに押し下げられて、一方のコンタクト部を対向する電気的接点に接触させ、該電気的接点がオン状態となる。
上記のような窓開閉機能に加えて、特許文献5に開示されているような水没検出機能や、特許文献6に開示されているような挟み込み検出機能を備えたパワーウインドウスイッチがある。水没検出機能とは、たとえば自動車が水没して、パワーウインドウスイッチ内に浸水が生じたことを検出し、窓開閉用のモータの誤動作を防止したり、操作ノブの開操作により窓を開動作させたりする機能である。挟み込み検出機能とは、たとえば窓の閉動作時に、窓と窓枠との間に異物を挟み込んだことを検出して、窓の閉動作を停止したり、閉動作の停止後すぐに窓を開動作させたりする機能である。
水没検出機能や挟み込み検出機能を実現するための電気回路は、窓開閉機能を実現するための電気回路とともに、同一の基板に設けられている。
特開2013−4465号公報 特開2012−195057号公報 特開平11−53993号公報 特開平5−166435号公報 特開2000−282749号公報 特開2002−364246号公報
従来のパワーウインドウスイッチにおいて、オート開閉機能付きスイッチは、窓開閉用のモータに流す大きな電流の経路を直接開閉しておらず、制御用の電気信号の経路を開閉する。このオート開閉機能付きスイッチに、特許文献1〜3のゴム部材のようなラバーコンタクトを用いた場合、電気的接点が基板上に形成される。一般に、この電気的接点は銅などの導体パターンから成り、表面が酸化するのを防止したり、導電性を高く維持したりするため、金メッキ等の表面処理が施される。ところが、金メッキ等の表面処理を施すと、基板の製造コストが高くなる。
一方、オート開閉機能無しスイッチは、窓開閉用のモータに流す大きな電流の経路を直接開閉する。このため、基板上に電気的接点を形成しても、流れる電流が大きいので、該電気的接点の表面に高価な金メッキ等の表面処理は必要ない。
しかし、オート開閉機能付きスイッチとオート開閉機能無しスイッチの電気的接点を、1枚の基板上に形成した場合、基板全体に対して金メッキ等の表面処理を行わなければ、オート開閉機能付きスイッチの電気的接点の表面に金メッキ等を施すことができない。また、オート開閉機能無しスイッチの電気的接点の表面にも、必要がないのに、金メッキ等が施されてしまう。このため、余計に基板の製造コストが上昇する。
本発明の課題は、基板の製造コストを削減することができるパワーウインドウスイッチおよびオート開閉機能付きスイッチモジュールを提供することである。
本発明に係るパワーウインドウスイッチは、複数の窓開閉スイッチを1つのケースに収容したパワーウインドウスイッチであって、窓開閉スイッチのうち、オート開閉機能付きスイッチの電気的接点が、他のオート開閉機能無しスイッチの電気的接点が設けられた第1基板とは別の、第2基板に設けられている。
また、本発明に係るオート開閉機能付きスイッチモジュールは、複数席の窓を開閉操作するためのパワーウインドウスイッチに設けられる複数の窓開閉スイッチの少なくとも1つを構成するスイッチモジュールであって、当該オート開閉機能付きスイッチモジュールの電気的接点は、他の窓開閉スイッチを構成するオート開閉機能無しスイッチの電気的接点が設けられた第1基板とは別の、第2基板に設けられている。
上記によると、オート開閉機能付きスイッチの電気的接点に金メッキ等が必要で、オート開閉機能無しスイッチの電気的接点に金メッキ等が必要ない場合に、第2基板に対して金メッキ等の表面処理を行えば、オート開閉機能付きスイッチの電気的接点の表面に金メッキ等を施すことができる。また、第1基板に対して金メッキ等の表面処理を行わなければ、オート開閉機能無しスイッチの電気的接点の表面に金メッキ等が無駄に施されず、第1基板の製造コストを低く抑えることができる。よって、全体として基板の製造コストを削減することが可能となる。
また、本発明では、上記パワーウインドウスイッチにおいて、第1基板と第2基板とを電気的に接続する接続手段を備え、第2基板は第1基板よりサイズが小さくてもよい。
また、本発明では、上記パワーウインドウスイッチにおいて、第1基板と第2基板とは、板面同士が対向するように、板厚方向に並べられていてもよい。
また、本発明では、電気的接点として、窓開接点、窓閉接点、および該両接点間に位置するオート接点が設けられ、ケース内で固定される第2基板と、ケース内で固定されるホルダと、電気的接点の並び方向に直進移動可能にホルダに保持されたスライダと、ホルダと第2基板の間に配置され、座屈変形可能な3つのコンタクト部が各電気的接点と対向するように設けられたラバーコンタクトと、各コンタクト部上に載置されるように、ホルダに保持された3つの球体と、開閉方向へ操作可能な操作ノブと、操作ノブの操作に連動して、スライダを直進移動させる操作部材とを備えていてもよい。この場合、操作ノブが開方向または閉方向へ操作されることで、スライダが操作部材により一方向または他方向へ移動させられて、端にあるいずれかの球体を押圧して、該球体の下方にあるコンタクト部を窓開接点または窓閉接点に接触させ、この後、スライダが中央にある球体を押圧して、該球体の下方にあるコンタクト部をオート接点に接触させる。
さらに、本発明では、前席用の一対の窓開閉スイッチの設置位置に相当する第2基板上の両領域に、前記電気的接点がそれぞれ設けられていてもよい。
本発明によれば、基板の製造コストを削減することができる、パワーウインドウスイッチおよびオート開閉機能付きスイッチモジュールを提供することが可能となる。
本発明の実施形態によるパワーウインドウスイッチの斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のパワーウインドウスイッチの内部を示した斜視図である。 図1のパワーウインドウスイッチの底面図である。 図3の分解斜視図である。 本発明のオート機能付きスイッチモジュールの一部の分解斜視図である。 本発明のオート機能付きスイッチモジュールの一部の組立図である。 本発明のオート機能付きスイッチモジュールの中立状態を示した図である。 図8のオート機能付きスイッチモジュールのマニュアル開操作状態を示した図である。 図8のオート機能付きスイッチモジュールのオート開操作状態を示した図である。 図8のオート機能付きスイッチモジュールのマニュアル閉操作状態を示した図である。 図8のオート機能付きスイッチモジュールのオート閉操作状態を示した図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
まず、本実施形態のパワーウインドウスイッチ100の構造を、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1に示すパワーウインドウスイッチ100は、自動車の運転手が各席の窓を開閉操作するために、運転席の近傍のアームレストに設置される。パワーウインドウスイッチ100には、複数の窓開閉スイッチ1〜4と、単一の窓ロックスイッチ5が設けられている。
パワーウインドウスイッチ100のケース6は、矩形の箱状に形成されていて、図2に示すように、下方をカバー7a、7bにより塞がれている。ケース6とカバー7a、7bは、公知のロック構造により嵌合されている(図1参照)。図2は、図1のA−A断面を示している。
図1に示すように、ケース6上には、各窓開閉スイッチ1〜4の操作ノブ11、21、31、41が取り付けられている。詳しくは、各操作ノブ11、21、31、41は、ケース6上に設けられた4つの筒部6t(図1では、操作ノブ11、21、31の下方の3つの筒部6tだけ図示)をそれぞれ覆うように、該筒部6tに軸6jを介して取り付けられている。これにより、各操作ノブ11、21、31、41は、軸6jを中心に時計回りと反時計回りの各方向に揺動可能となる。
窓開閉スイッチ1は、運転席の窓をオートまたはマニュアルで開閉するためのオート開閉機能付きスイッチである。窓開閉スイッチ2は、助手席の窓をマニュアルで開閉するためのオート開閉機能無しスイッチである。窓開閉スイッチ3、4は、後部座席の右と左の窓をそれぞれマニュアルで開閉するためのオート開閉機能無しスイッチである。
ケース6内には、図2〜図5に示すように、窓開閉スイッチ2〜4のオート開閉機能無しスイッチ機構20と、窓開閉スイッチ1のオート開閉機能付きスイッチモジュール10と、2枚の基板8、9が収容されている。図3〜図5では、ケース6、カバー7b、および操作ノブ11、12、13、14の図示を省略している。
2枚の基板8、9は、電子部品が実装され、電気回路が形成された、プリント基板から成る。そのうち、第1基板8には、外部に設けられている窓開閉用モータ(図示せず)を駆動するための駆動回路などが実装され、主として大電流が流れる電気回路が形成されている。第2基板9には、窓オート開閉機能、挟み込み検知機能、水没検知機能などを実現するための電子回路が形成されている。
図5に示すように、第1基板8は、第2基板9よりサイズが大きくなっている。第1基板8は、図3に示すように、カバー7aの上部に固定される。第2基板9は、図4に示すように、カバー7aの下部に固定される。これにより、第1基板8と第2基板9とは、板面同士が対向するように、板厚方向に並べて平行に配置される。また、第1基板8と第2基板9とは、コネクタ19により電気的に接続される(図3および図5参照)。コネクタ19は、本発明の「接続手段」の一例である。
図2に示すように、第2基板9の下面側は、カバー7bにより覆われる。カバー7bは、カバー7aとケース6に固定される。
図2、図3、および図5に示すように、第1基板8には、コネクタ29と、後述する窓開閉スイッチ2〜4の接点ブロック23などのような、大きな電子部品が実装されている。図4に示すように、コネクタ29の嵌合部29kは、カバー7aの下部から露出している。嵌合部29kには、図示しない外部装置に対する信号入出力用のハーネスが嵌合される。
窓開閉スイッチ2〜4のオート開閉機能無しスイッチ機構20は、各操作ノブ21、31、41に対応させて設けられている。そのうち、操作ノブ31に対応するオート開閉機能無しスイッチ機構20のみ、全体を図2に図示している。以下では、当該オート開閉機能無しスイッチ機構20について説明するが、他の操作ノブ21、41に対応するオート開閉機能無しスイッチ機構20も同様である。
図2に示すように、オート開閉機能無しスイッチ機構20は、操作ノブ31、レバー22、および接点ブロック23を備えている。接点ブロック23は、第1基板8の下面側に実装されている。接点ブロック23の内部には、電気的接点として、窓開接点と窓閉接点が設けられている(図示省略)。接点ブロック23の下面から外方に向かって、作動片24が突出している。作動片24には、レバー22の下端部22kが係合されている。レバー22は、操作ノブ31に連動して、軸6jを中心に揺動する。
図2に示す操作ノブ31の中立状態では、レバー22が鉛直な姿勢にあり、作動片24が中立位置にある。このとき、接点ブロック23内の窓開接点と窓閉接点は、両方ともオフ状態にある。
操作ノブ31の前端部31aを押し下げて、操作ノブ31を開方向(図2で時計回り)へ揺動操作すると、レバー22が揺動して、作動片24を一側方(図2で左方向)へ直進移動させる。これにより、接点ブロック23内の窓開接点がオン状態となり、該オン状態の間だけ後部座席の右窓が開いて行く(マニュアル開状態)。
また、操作ノブ31の前端部31aを引き上げて、操作ノブ31を閉方向(図2で反時計回り)へ揺動操作すると、レバー22が揺動して、作動片24を他側方(図2で右方向)へ直進移動させる。これにより、接点ブロック23内の窓閉接点がオン状態となり、該オン状態の間だけ後部座席の右窓が閉じて行く(マニュアル閉状態)。
操作ノブ31に対する操作を解除すると、図示しない復帰機構により、操作ノブ31および作動片24が中立状態に復帰する。これにより、接点ブロック23内の窓開接点と窓閉接点が、両方ともオフ状態に戻る。
次に、窓開閉スイッチ1用のオート開閉機能付きスイッチモジュール10の構造を、図1〜図3および図6〜図8を参照しながら説明する。
図2および図8に示すように、オート開閉機能付きスイッチモジュール10は、操作ノブ11に対応させて設けられている。オート開閉機能付きスイッチモジュール10は、図2および図6〜図8に示すように、操作ノブ11、レバー12、ホルダ13、14、スライダ15、ラバーコンタクト16、スチールボール17a、17u、17d、および第2基板9を備えている。図6および図7では、操作ノブ11とレバー12の図示を省略している。また、図7では、スチールボール17a、17u、17dの図示も省略している。図8(b)は、図7(b)のB−B断面図を示し、図8(c)は、図7(b)のC−C断面を示している(後述する図9〜図12も同様)。
図6に示す、第2基板9上の領域R1、R2は、図1に示した前席用の一対の窓開閉スイッチ1、2の設置位置に相当する。この両領域R1、R2には、電気的接点18d、18u、18a、18d’、18u’、18a’がそれぞれ形成されている。各電気的接点18d、18u、18a、18d’、18u’、18a’は、導電性を有する一対の離間したパターン(電極)から成る。具体的には、電気的接点18d、18u、18a、18d’、18u’、18a’は、銅箔パターンから成り、金メッキ等の表面処理が施されている。図3および図5に示した第1基板8には、高価な金メッキ等の表面処理を施す必要のあるパターンなどは設けられていない。
図6において、領域R1にある窓開接点18d、窓閉接点18u、およびオート接点18aが、右ハンドル車用の窓開閉スイッチ1の電気的接点を構成する。オート接点18aは、窓開接点18dと窓閉接点18uの間でかつ、該両接点18d、18uと一直線上に並ばない位置に配置されている。
また、領域R2にある窓開接点18d’、窓閉接点18u’、およびオート接点18a’は、左ハンドル車用のオート開閉機能付きスイッチの電気的接点を構成する。オート接点18a’は、窓開接点18d’と窓閉接点18u’の間でかつ、該両接点18d’、18u’と一直線上に並ばない位置に配置されている。
ホルダ13、14は、2ピース構造になっている。図8(b)および(c)に示すように、ホルダ14の内側にスチールボール17a、17u、17dとスライダ15を挿入して、ホルダ14に上方からホルダ13を嵌合する。これにより、ホルダ13、14が組み立てられ、スライダ15がホルダ13、14の長手方向へ直進移動可能にホルダ13、14に保持される。また、図6に示すように、スライダ15の側面に設けられた2つの凸部15tは、図7に示すように、ホルダ13の側面に設けられた開口部13kから突出する。
また、図8(b)に示すように、スチールボール17dが、スライダ15の一端部に設けられた凹状の第1係合部15dと、ホルダ14の第1係合孔14dとに係合される。また、スチールボール17uが、スライダ15の他端部に設けられた凹状の第2係合部15uと、ホルダ14の第2係合孔14uとに係合される。また、図8(c)に示すように、スチールボール17aが、スライダ15の中央に設けられた凹状の第3係合部15aと、ホルダ14の第3係合孔14aとに係合される。これにより、スチールボール17d、17u、17aは、上下方向へ移動可能にスライダ15とホルダ14に保持される。スチールボール17d、17u、17aは、本発明の「球体」の一例である。
スライダ15の第3係合部15aは、他の係合部15d、15uと一直線上に並ばない位置に設けられている。ホルダ14の第3係合孔14aも、他の係合孔14d、14uと一直線上に並ばない位置に設けられている。
図2に示すように、ホルダ13の上面から突出する一対のボス13b(図7など参照)は、ケース6の内側に設けられた一対のボス受け6hに嵌合される。また、ホルダ14は、図3および図5に示すように、カバー7aに設けられた嵌合部7kに嵌合される。これにより、ホルダ13、14がケース6内に固定される。また、ホルダ13、14の長手方向と、第2基板9の電気的接点18d、18a、18uの並び方向とが一致するように、電気的接点18d、18a、18u上にホルダ13、14が配置される。そして、スライダ15が、基板8、9と平行でかつ、電気的接点18d、18a、18uの並び方向に移動可能となる。
図8に示すように、ラバーコンタクト16は、ホルダ14と第2基板9との間に挟持される。ラバーコンタクト16には、各電気的接点18d、18a、18uと対向するように、座屈変形可能な3つのコンタクト部16d、16a、16uが設けられている。各コンタクト部16d、16a、16uの下面には、導電体が取り付けられている。各コンタクト部16d、16a、16uの上部は、ホルダ14の各係合孔14d、14a、14uに係合されている。そして、各コンタクト部16d、16a、16u上に、スチールボール17d、17a、17uが載置されている。
図2および図8に示すように、レバー12の下端部に設けられた係合穴12kには、スライダ15の一方の凸部15tが係合されている。レバー12は、操作ノブ11に連動して、軸6jを中心に揺動し、スライダ15を第2基板9と平行に、図2および図8で左右へ直進移動させる。レバー12は、本発明の「操作部材」の一例である。
操作ノブ11は、図示しないクリック機構により、軸6jを中心に開閉方向へそれぞれ2段階で揺動操作可能になっている。また、未操作時の操作ノブ11は、図示しない復帰機構により、図8に示す中立状態を保持している。
次に、オート開閉機能付きスイッチモジュール10の動作を、図8〜図12を参照しながら説明する。図8〜図12の(b)では、図を見易くするため、ラバーコンタクト16のハッチングを省略している。
図8(a)に示すように、操作ノブ11の中立状態では、レバー12が鉛直な姿勢にあり、スライダ15が中立位置にある。また、図8(b)および(c)に示すように、各スチールボール17d、17a、17uがスライダ15の係合部15d、15a、15uとホルダ14の係合孔14d、14a、14uに係合され、ラバーコンタクト16の各コンタクト部16d、16a、16uが各電気的接点18d、18a、18uから離間した状態にある。つまり、各電気的接点18d、18a、18uがオフ(非導通)状態にある。
図9(a)に示すように、操作ノブ11の前端部11aを押し下げて、操作ノブ11を開方向(図9(a)で時計回り)へ1段階揺動操作すると、レバー12が揺動して、スライダ15を一方向(図9で左方向)へ移動させる。すると、図9(b)に示すように、スライダ15の一方側の係合部15dの側壁部分により、一方側にあるスチールボール17dが押下されて、該スチールボール17dの下方にあるコンタクト部16dが座屈変形し、窓開接点18dに接触する。このとき、図9(b)および(c)に示すように、他のスチールボール17u、17aは、スライダ15に押下されず、該スチールボール17u、17aの下方にあるコンタクト部16u、16aが窓閉接点18uとオート接点18aから離間したままとなる。これにより、窓開接点18dだけがコンタクト部16dを介してオン(導通)状態となり、該オン状態の間だけ運転席の窓が開いて行く(マニュアル開状態)。
この後、図10(a)に示すように、操作ノブ11の前端部11aをさらに押し下げて、操作ノブ11を開方向(図10(a)で時計回り)へ2段階揺動操作すると、レバー12がさらに揺動して、スライダ15を一方向(図10で左方向)へさらに移動させる。すると、図10(c)に示すように、スライダ15の中央にある係合部15aの他方側(図10(c)で右側)の側壁部分により、中央にあるスチールボール17aが押下されて、該スチールボール17aの下方にあるコンタクト部16aが座屈変形し、オート接点18aに接触する。このとき、図10(b)に示すように、一方側にあるスチールボール17dがスライダ15に押下されて、コンタクト部16dが窓開接点18dに接触した状態が継続される。また、他方側にあるスチールボール17uがスライダ15に押下されず、コンタクト部16uが窓閉接点18uから離間した状態が継続される。これにより、窓開接点18dがコンタクト部16dを介してオン状態を維持しつつ、オート接点18aがコンタクト部16aを介してオン状態となり、運転席の窓が全開位置まで開いて行く(オート開状態)。
一方、図11(a)に示すように、操作ノブ11の前端部11aを引き上げて、操作ノブ11を閉方向(図11(a)で反時計回り)へ1段階揺動操作すると、レバー12が揺動して、スライダ15を他方向(図11で右方向)へ移動させる。すると、図11(b)に示すように、スライダ15の他方側の係合部15uの側壁部分により、他方側にあるスチールボール17uが押下されて、該スチールボール17uの下方にあるコンタクト部16uが座屈変形し、窓閉接点18uに接触する。このとき、図11(b)および(c)に示すように、他のスチールボール17d、17aは、スライダ15に押下されず、該スチールボール17d、17aの下方にあるコンタクト部16d、16aが窓開接点18dとオート接点18aから離間したままとなる。これにより、窓閉接点18uだけがコンタクト部16uを介してオン状態となり、該オン状態の間だけ運転席の窓が閉じて行く(マニュア閉状態)。
この後、図12(a)に示すように、操作ノブ11の前端部11aをさらに引き上げて、操作ノブ11を閉方向(図12(a)で反時計回り)へ2段階揺動操作すると、レバー12がさらに揺動して、スライダ15を他方向(図12で右方向)へさらに移動させる。すると、図12(c)に示すように、スライダ15の中央にある係合部15aの一方側(図12(c)で左側)の側壁部分により、中央にあるスチールボール17aが押下されて、該スチールボール17aの下方にあるコンタクト部16aが座屈変形し、オート接点18aに接触する。このとき、図12(b)に示すように、他方側にあるスチールボール17uがスライダ15に押下されて、コンタクト部16uが窓閉接点18uに接触した状態が継続される。また、一方側にあるスチールボール17dがスライダ15に押下されず、コンタクト部16dが窓開接点18dから離間した状態が継続される。これにより、窓閉接点18uがコンタクト部16uを介してオン状態を維持しつつ、オート接点18aがコンタクト部16aを介してオン状態となり、運転席の窓が全閉位置まで閉じて行く(オート閉状態)。
操作ノブ11に対する操作を解除すると、図示しない復帰機構により、操作ノブ11およびスライダ15が図8の中立状態に復帰する。また、コンタクト部16a、16d、16uの弾性復帰力により、スチールボール17a、17d、17uが押し上げられて、ホルダ14の係合孔14a、14d、14uに係合し、コンタクト部16a、16d、16uが各電気的接点18a、18d、18uから離間した状態に戻る。つまり、窓開接点18d、窓閉接点18u、およびオート接点18aが全てオフ状態に戻る。
上記実施形態によると、パワーウインドウスイッチ100において、オート開閉機能付きスイッチ1の電気的接点18a、18d、18uが、他のオート開閉機能無しスイッチ2〜4の接点ブロック23が実装された第1基板8とは別の、第2基板9に形成されている。そして、金メッキ等の表面処理が必要なのは、オート開閉機能付きスイッチ1の電気的接点18a、18d、18uであり、オート開閉機能無しスイッチ2〜4の接点ブロック23が実装された第1基板8には、金メッキ等の表面処理が必要ない。
このため、第2基板9に対してのみ金メッキ等の表面処理を行うことにより、オート開閉機能付きスイッチ1の電気的接点18a、18d、18uの表面に金メッキ等を施すことができる。また、第1基板8の表面のパターンやランドなどに金メッキ等が無駄に施されず、第1基板8の製造コストを低く抑えることができる。よって、全体として基板8、9の製造コストを削減することができる。特に、第1基板8よりサイズの小さな第2基板9に対してのみ、金メッキ等の表面処理を施すことで、基板8、9の製造コストをより削減することができる。この結果、パワーウインドウスイッチ100の製造コストを低減することが可能となる。
また、2枚の基板8、9のうち、一方の基板が損傷しても、両方の基板を交換する必要はなく、一方の基板だけ交換すればよいので、パワーウインドウスイッチ100の保守性を高めることが可能となる。
また、一般にパワーウインドウスイッチは、搭載される車両によって仕様が異なることが多く、パワーウインドウスイッチの外形寸法が変わることによって、各操作スイッチの間隔や基板の寸法が変わるため、基板を新しく作り直さなければならない。
然るに、上記実施形態では、オート開閉機能付きスイッチ1を他のオート開閉機能無しスイッチ2〜4とは別にモジュール化しているため、パワーウインドウスイッチ100の外形寸法が変わったり、各窓開閉スイッチ1〜4の設置間隔や操作ノブ11、21、31、41の形状が変わったりするなどしても、オート開閉機能付きスイッチモジュール10を組み込むことができる。この結果、オート開閉機能付きスイッチモジュール10を汎用的に使用することが可能となる。
また、上記実施形態では、窓オート開閉機能だけでなく、挟み込み検出機能や水没検出機能などを実現する回路も第2基板9に形成しているので、パワーウインドウスイッチ100の外形寸法の変更に応じて、第1基板8を容易に作り直すことができる。また、第2基板9のレイアウト設計を新たに行ったり、第2基板9を作り直したりする必要がなく、異なる仕様のパワーウインドウスイッチに、第2基板9を流用することができる。
また、基板を作り直すと、再度性能評価を行わなければならないが、高機能を実現した回路部の性能評価には手間がかかる。然るに、第1基板8を作り直しても、第2基板9を流用すれば、第2基板9に形成された回路部の性能評価は再度実施する必要は無く、第1基板8のみを性能評価すれば十分であり、性能評価に要する手間を軽減することができる。
また、上記実施形態では、第1基板8と第2基板9とをコネクタ19により電気的に接続している。このため、オート開閉機能付きスイッチ1の操作ノブ11を操作することで、該スイッチ1の出力信号を第2基板9からコネクタ19を介して第1基板8に実装されているモータ駆動回路(リレーなど)に送信して、対応する運転席の窓を確実に開閉させることができる。
また、上記実施形態では、第1基板8と第2基板9とを、板面同士が対向するように、板厚方向に並べて配置している。このため、該基板8、9を板幅方向に並べて配置するより、パワーウインドウスイッチ100の幅方向の小型化を実現することができる。
また、上記実施形態では、オート開閉機能付きスイッチモジュール10において、操作ノブ11が開閉方向へ1段階および2段階揺動(回動)操作されることに応じて、スライダ15が第2基板9と平行に直進移動する。そして、スライダ15が、スチールボール17a、17d、17uを押圧して、ラバーコンタクト16のコンタクト部16a、16d、16uを電気的接点に対して接離させ、電気的接点18a、18d、18uのオン・オフ状態をそれぞれ切り替えることができる。
その際、操作ノブ11の操作力が、レバー12とスライダ15を経由した後、スチールボール17a、17d、17uとラバーコンタクト16を介して第2基板9にかかるだけでなく、ホルダ13、14を介してケース6とカバー7aにもかかるので、第2基板9にかかるストレスを軽減することができる。また、操作ノブ11の揺動操作時に、第2基板9に対して垂直な上下方向の力が操作ノブ11に加わるが、該力を第2基板9と平行な横方向の力に変換しているので、第2基板9にかかるストレスをより軽減することができる。
また、上記実施形態では、電気的接点18a、18d、18uのうち、オート接点18aが窓開接点18dおよび窓閉接点18uと一直線上に並ばない位置に配置されている。このため、電気的接点18a、18d、18uの並び方向における、スイッチモジュール10の小型化を実現することができる。
さらに、上記実施形態では、前席用の窓開閉スイッチ1、2の設置位置に相当する第2基板9上の両領域R1、R2に、電気的接点18a、18d、18u、18a’、18d’、18u’をそれぞれ設けている。このため、右ハンドル車用のパワーウインドウスイッチ100と、左ハンドル車用のパワーウインドウスイッチとに、オート開閉機能付きスイッチモジュール10を組み込むことができ、オート開閉機能付きスイッチモジュール10をより汎用的に使用することが可能となる。また、パワーウインドウスイッチにオート開閉機能付きスイッチを2つ設けた場合には、該スイッチの電気的接点を形成する基板を共通化することができる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、以上の実施形態では、4つの窓開閉スイッチ1〜4の電気的接点を2枚の基板8、9に分けて設けた例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、複数の窓開閉スイッチの電気的接点を、3枚以上の基板に分けて設けてもよい。また、そのうち一方の基板に、複数のオート開閉機能付きスイッチの電気的接点をそれぞれ設けてもよい。
また、以上の実施形態では、オート開閉機能付きスイッチモジュール10の電気的接点が、窓開接点18dと窓閉接点18uとオート接点18aの3つから成る例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、オート開閉機能付きスイッチモジュールの電気的接点を、4つの以上の接点から構成してもよい。また、オート開閉機能付きスイッチモジュール10とは異なる構成の他のオート開閉機能付きスイッチモジュールを、パワーウインドウスイッチ100に組み込んでもよい。
また、以上の実施形態では、右ハンドル車用のオート開閉機能付きスイッチ1の電気的接点18a、18d、18uと、左ハンドル車用のオート開閉機能付きスイッチの電気的接点18a’、18d’、18u’とを、第2基板9に設けた例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、少なくとも1つのオート開閉機能付きスイッチの電気的接点を第2基板に設けて、第2基板の大きさをより小さくしてもよい。
さらに、以上の実施形態では、4つの窓開閉スイッチ1〜4と1つの窓ロックスイッチ5が設けられたパワーウインドウスイッチ100に本発明を適用した例を挙げたが、これ以外の数の窓開閉スイッチと他のスイッチ(窓ロックスイッチやドアロックスイッチなど)が設けられたパワーウインドウスイッチに対しても、本発明を適用することは可能である。また、運転席の窓以外の窓をマニュアルとオートで開閉するためのオート開閉機能付きスイッチモジュールに対しても、本発明を適用することは可能である。
1 窓開閉スイッチ、オート開閉機能付きスイッチ
2〜4 窓開閉スイッチ、オート開閉機能無しスイッチ
6 ケース
8 第1基板
9 第2基板
10 オート開閉機能付きスイッチモジュール
11 操作ノブ
12 レバー
13、14 ホルダ
15 スライダ
16 ラバーコンタクト
16a、16d、16u コンタクト部
17a、17d、17u スチールボール
18a 電気的接点、オート接点
18d 電気的接点、窓開接点
18u 電気的接点、窓閉接点
19 コネクタ
23 接点ブロック
100 パワーウインドウスイッチ
R1、R2 第2基板上の領域

Claims (8)

  1. 複数の窓開閉スイッチを1つのケースに収容したパワーウインドウスイッチにおいて、
    前記窓開閉スイッチのうち、オート開閉機能付きスイッチの電気的接点は、他のオート開閉機能無しスイッチの電気的接点が設けられた第1基板とは別の、第2基板に設けられている、ことを特徴とするパワーウインドウスイッチ。
  2. 請求項1に記載のパワーウインドウスイッチにおいて、
    前記第1基板と前記第2基板とを電気的に接続する接続手段を備え、
    前記第2基板は前記第1基板よりサイズが小さい、ことを特徴とするパワーウインドウスイッチ。
  3. 請求項2に記載のパワーウインドウスイッチにおいて、
    前記第1基板と前記第2基板とは、板面同士が対向するように、板厚方向に並べられている、ことを特徴とするパワーウインドウスイッチ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパワーウインドウスイッチにおいて、
    前記オート開閉機能付きスイッチは、
    前記電気的接点として、窓開接点、窓閉接点、および該両接点間に位置するオート接点が設けられ、前記ケース内で固定される前記第2基板と、
    前記ケース内で固定されるホルダと、
    前記電気的接点の並び方向に直進移動可能に前記ホルダに保持されたスライダと、
    前記ホルダと前記第2基板の間に配置され、座屈変形可能な3つのコンタクト部が前記各電気的接点と対向するように設けられたラバーコンタクトと、
    前記各コンタクト部上に載置されるように、前記ホルダに保持された3つの球体と、
    開閉方向へ操作可能な操作ノブと、
    前記操作ノブの操作に連動して、前記スライダを直進移動させる操作部材と、を備え、
    前記操作ノブが開方向または閉方向へ操作されることで、前記スライダが前記操作部材により一方向または他方向へ移動させられて、端にあるいずれかの前記球体を押圧して、該球体の下方にある前記コンタクト部を前記窓開接点または前記窓閉接点に接触させ、この後、前記スライダが中央にある前記球体を押圧して、該球体の下方にある前記コンタクト部を前記オート接点に接触させる、ことを特徴とするパワーウインドウスイッチ。
  5. 請求項4に記載のパワーウインドウスイッチにおいて、
    前席用の一対の前記窓開閉スイッチの設置位置に相当する前記第2基板上の両領域に、前記電気的接点がそれぞれ設けられている、ことを特徴とするパワーウインドウスイッチ。
  6. 複数席の窓を開閉操作するためのパワーウインドウスイッチに設けられる複数の窓開閉スイッチの少なくとも1つを構成するオート開閉機能付きスイッチモジュールであって、
    当該オート開閉機能付きスイッチモジュールの電気的接点が、他の前記窓開閉スイッチを構成するオート開閉機能無しスイッチの電気的接点が設けられた第1基板とは別の、第2基板に設けられている、ことを特徴とするオート開閉機能付きスイッチモジュール。
  7. 請求項6に記載のオート開閉機能付きスイッチモジュールにおいて、
    前記電気的接点として、窓開接点、窓閉接点、および該両接点間に位置するオート接点が設けられ、前記パワーウインドウスイッチのケース内で固定される前記第2基板と、
    前記ケース内で固定されるホルダと、
    前記電気的接点の並び方向に直進移動可能に前記ホルダに保持されたスライダと、
    前記ホルダと前記第2基板の間に配置され、座屈変形可能な3つのコンタクト部が前記各電気的接点と対向するように設けられたラバーコンタクトと、
    前記各コンタクト部上に載置されるように、前記ホルダに保持された3つの球体と、
    開閉方向へ操作可能な操作ノブと、
    前記操作ノブの操作に連動して、前記スライダを直進移動させる操作部材と、を備え、
    前記操作ノブが開方向または閉方向へ操作されることで、前記スライダが前記操作部材により一方向または他方向へ移動させられて、端にあるいずれかの前記球体を押圧して、該球体の下方にある前記コンタクト部を前記窓開接点または前記窓閉接点に接触させ、この後、前記スライダが中央にある前記球体を押圧して、該球体の下方にある前記コンタクト部を前記オート接点に接触させる、ことを特徴とするオート開閉機能付きスイッチモジュール。
  8. 請求項7に記載のオート開閉機能付きスイッチモジュールにおいて、
    前席用の一対の前記窓開閉スイッチの設置位置に相当する前記第2基板上の両領域に、前記電気的接点がそれぞれ設けられている、ことを特徴とするオート開閉機能付きスイッチモジュール。
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