JP2015049424A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダウンタイムを発生させることなく、出力画像の濃度低下を回避して高品質の画像形成を継続できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】インダクタンスセンサ26は、現像装置2に収容された現像剤におけるトナーとキャリアの比率であるTD比に関する情報を検知する。制御部100は、インダクタンスセンサ26の検知結果に基づいて、潜像における最大画像濃度の画像部電位と現像DC電位との電位差である現像コントラストVcontが変更されるように画像形成条件を制御する。変更される画像形成条件は、最大画像濃度を形成する際の露光装置12の露光強度である。制御部100は、TD比が第1所定値の場合の方が、第1所定値よりも小さい第2所定値の場合に比べて、現像コントラストが小さくなるように画像形成条件を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、現像部がトナーとキャリアを含む現像剤を用いて画像形成を行う画像形成装置に関する。
露光部が像担持体に形成した静電像を、現像部がトナーとキャリアを含む現像剤を用いてトナー像に現像し、トナー像をシートに転写して加熱加圧することにより画像をシートに定着させる画像形成装置が広く用いられている。画像形成に伴ってトナーが消費されて、現像部内の現像剤のTD比(現像剤に占めるトナーの重量比率:トナー濃度)が低下すると、現像剤補給部が、トナーを含む補給用現像剤を、画像形成に伴って現像部に補給する。
特許文献1には、TD比を検出するためのインダクタンスセンサを現像部に付設した画像形成装置が示される。ここでは、現像剤のTD比が所定水準(一定値)に維持されるように、現像剤容器から現像部へ補給される補給用現像剤量を、インダクタンスセンサの出力に基づいて調整している。そして、現像剤のTD比が所定水準を下回ると、現像剤容器が空になったと判断して画像形成を中断させ、操作パネルに現像剤容器の交換要求を表示している。
画像形成装置の出力画像の濃度は、静電像に現像されるトナー像のトナー載り量(単位面積当たりトナー重量)に応じて変化する。トナー像のトナー載り量は、帯電部による像担持体の帯電条件、露光部による像担持体の露光条件、及び現像部による静電像の現像条件に応じて変化する。
特許文献2には、像担持体に形成されたパッチトナー像のトナー載り量を検出するために光学式センサを備えた画像形成装置が示される。ここでは、定期的に画像形成を中断して、露光部の露光出力を複数段階に異ならせた複数種類のパッチトナー像を形成して光学式センサにより検知して、適正なトナー載り量のトナー像が形成されるように、露光部の露光出力を調整している。
特開2005−62848号公報 特開2005−345961号公報
現像剤のTD比が低下すると現像部のトナーのトナー帯電量が高まって等しい静電像に形成されるトナー像のトナー載り量が減って、出力画像の濃度が低下する傾向となる。
そのため、特許文献1では、インダクタセンサの出力に基づいて、現像剤のTD比が低下すると、現像剤補給部が補給用現像剤を現像部へ補給する動作を実行する。しかし、現像剤補給部が当該補給する動作を実行しても現像剤のTD比が低下し続ける場合がある。
例えば、現像剤容器が空に近くなると、現像剤補給部が補給用現像剤を現像部へ補給する動作を実行した際に十分なトナーが現像部へ補給されないため、現像剤のTD比が低下し続ける。現像剤容器が空になると、補給用現像剤を現像部へ補給する動作をいくら実行してもトナーが現像部へ補給されないため、現像剤のTD比が低下し続ける。これにより、出力画像の濃度が数十枚にわたって低下し続けて印刷品質に大きなばらつきが生じる。
本発明は、現像剤補給部が補給用現像剤を現像部に補給しても現像剤のTD比が低下する場合に出力画像の濃度低下を抑制できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、画像を担持する像担持体と、帯電された前記像担持体を露光することで形成された潜像を、トナーとキャリアを含む現像DC電位に保持された現像剤にて現像する現像装置と、前記現像装置に収容された現像剤におけるトナーとキャリアの比率に関する情報を検知するセンサと、前記センサの検知結果に基づいて、前記潜像における最大画像濃度の画像部電位と前記現像DC電位との電位差である現像コントラストが変更されるように画像形成条件を制御する制御部と、を有するものである。
本発明の画像形成装置では、現像剤におけるトナーとキャリアの比率であるTD比が低下した際に、現像コントラストをフィードフォワード的に調整してTD比の低下に伴う出力画像の濃度低下を補うことができる。したがって、現像剤補給部が補給用現像剤を現像部に補給しても現像剤のTD比が低下する場合に出力画像の濃度低下を抑制できる。
画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部の構成の説明図である。 露光装置の露光強度と静電像の明部電位との関係の説明図である。 画像濃度補正制御のパッチトナー像の説明図である。 画像濃度補正制御の測定データの説明図である。 現像剤補給部の構成の説明図である。 現像剤補給部の補給モータ1回転当たりトナー補給量の説明図である。 現像剤補給部の使用末期におけるTD比と画像濃度の説明図である。 実施例1の制御の説明図である。 実施例2における画像濃度補正制御のフローチャートである。 レーザービーム設定と露光量補正係数の関係の説明図である。 実施例2におけるレーザービーム出力補正制御のフローチャートである。 レーザービーム設定が低い場合の実施例2の効果の説明図である。 レーザービーム設定が高い場合の実施例2の効果の説明図である。 実施例3における画像濃度補正制御のフローチャートである。 帯電ローラに印加する直流電圧とレーザービーム設定の関係の説明図である。 レーザービーム設定とL補正係数の関係の説明図である。 感光ドラムの感度低下に伴う静電像の明部電位の変化の説明図である。 感光ドラムの感度低下を加味したL補正係数の設定の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施例1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置80は、中間転写ベルト81の上向き面に画像形成部85を配置した中間転写方式のモノクロプリンタである。画像形成装置80は、A4サイズ横送りの画像を1分間に最大25枚の速度で出力できる。
画像形成部85では、感光ドラム13にトナー像が形成されて中間転写ベルト81に転写される。中間転写ベルト81に転写されたトナー像は、二次転写部T2へ搬送されてシートPへ二次転写される。分離ローラ62は、カセット60から引き出したシートPを1枚ずつに分離して、レジストローラ41へ送り出す。レジストローラ41は、中間転写ベルト81のトナー像にタイミングを合わせてシートPを二次転写部T2へ送り込む。トナー像を二次転写されたシートPは、定着装置90で加熱加圧を受けて表面に画像を定着される。
中間転写ベルト81は、テンションローラ37、二次転写内側ローラ39、及び駆動ローラ38に掛け渡して支持され、駆動ローラ38に駆動されて矢印X方向に回転する。二次転写ローラ40は、二次転写内側ローラ39に支持された中間転写ベルト81に当接して二次転写部T2を形成する。二次転写ローラ40に正極性の直流電圧が印加されることで、中間転写ベルト81上のトナー像がシートPへ移転する。ベルトクリーニング装置50は、中間転写ベルト81にクリーニングブレードを摺擦させて、中間転写ベルト81の表面に付着した転写残トナーを回収する。
(画像形成部)
図2は画像形成部の構成の説明図である。図2に示すように、画像形成部85は、像担持体の一例である感光ドラム13を囲んで、帯電装置11、露光装置12、現像装置2、転写ローラ14、ドラムクリーニング装置15を配置している。感光ドラム13は、アルミニウム製シリンダの外周面に感光層を形成しており、110mm/secのプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
帯電装置11は、負極性の直流電圧VDに交流電圧Vacを重畳した振動電圧を帯電ローラに印加して、感光ドラム13を一様な負極性の電位VD(所定の帯電電位)に帯電させる。帯電ローラの両端は、不図示のばね部材によって感光ドラム13に向かって付勢されている。帯電ローラは、感光ドラム13の回転に伴って従動回転する。例えば、直流電圧VD=−600V、交流電圧Vac=1.5kVppである。
露光装置12は、画像を展開した走査線画像信号をON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、感光ドラム13の表面に画像の静電像を書き込む。例えば、暗部電位VD=−600Vに帯電した感光ドラム13の表面電荷が露光により放電して、明部電位VL=100Vの静電像が形成される。
露光装置12のレーザービームは、強度を0〜255の範囲で変更でき、レーザービームの強度を変更することで、静電像の電位を変更できる。レーザービーム強度Lを0〜255に変更したときの感光ドラム13上の電位をV(L)とする。
画像の階調は、後述するように、一定のレーザーパワー(レーザービーム強度L)を設定して静電像に面積階調を施すことにより形成される。ただし、レーザーパワーを変化させて画像の階調を形成する画像形成装置においても本発明は適用可能である。
現像装置2は、感光ドラム13の静電像をトナー像に現像する。転写ローラ14の両端は、不図示のばね部材によって感光ドラム13に向かって付勢されている。転写ローラ14は、中間転写ベルト81を押圧して、感光ドラム13と中間転写ベルト81の間に転写部T1を形成する。転写ローラ14に正極性の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム13に担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト81へ転写される。ドラムクリーニング装置15は、感光ドラム13にクリーニングブレードを摺擦させて、感光ドラム13の表面に付着した転写残トナーを除去する。
(現像装置)
図2に示すように、現像装置2は、トナー(非磁性)とキャリア(磁性)を含有する現像剤を使用する二成分現像方式である。トナーの帯電極性はマイナス、キャリアの帯電極性はプラスである。
現像装置2の内部は、隔壁213によって、現像室212と攪拌室211とに区画されている。隔壁213には、手前側と奥側の端部において現像室212と攪拌室211とを相互に連通させる現像剤通路が形成されている。
現像室212には、現像スリーブ232が配置される。現像スリーブ232の下方に第1搬送スクリュー222が配置される。第1搬送スクリュー222は、現像室212の現像剤を攪拌搬送するとともに、現像室212の現像剤を現像スリーブ232にコートする。現像によってトナーが消費されて現像剤のTD比が低下した現像室212の現像剤は、第1スクリュー222の搬送力により、一方の現像剤通路を通じて攪拌室211へ移動する。
攪拌室211には、第2搬送スクリュー221が配置される。第2搬送スクリュー221は、現像剤補給部7より供給されたトナーと、現像装置2内の現像剤とを攪拌搬送し、現像剤のTD比を均一化する。トナーが補給されて現像剤のTD比が回復した攪拌室211の現像剤は、第2搬送スクリュー221の搬送力により、他方の現像剤通路を通じて現像室212へ移動する。
現像スリーブ232、第1搬送スクリュー222、及び第2搬送スクリュー221は、不図示のギア列で連結され、現像駆動モータ27によって駆動される。現像スリーブ232の内側に、マグネット231が非回転に配置される。マグネット231は、3極以上の構成が使用され、ここでは、5極の構成である。
第1搬送スクリュー222で攪拌された現像剤は、汲み上げ極N3の磁力で保持され、現像スリーブ232の回転により搬送される。現像スリーブ232表面の現像剤は、カット極S2で十分に保持されて磁気ブラシを形成しつつ搬送される。規制ブレード25は、磁気ブラシの磁気穂を穂切りして、現像剤の層厚を適正化する。層厚を適正化された現像剤は、磁極N1に保持され、現像スリーブ232の回転に伴って感光ドラム13の現像領域に搬送される。現像領域の現像剤は、現像極S1に保持されて磁気穂を形成して感光ドラム13を摺擦する。
現像電源28は、直流電圧Vdcに交流電圧Vacを重畳した振動電圧を現像スリーブ232に印加して、磁気穂のトナーを感光ドラム13の静電像に移転させる。例えば、直流電圧Vdc(−550V)に交流電圧Vac(1.3kVpp)が重畳される。
図2を参照して説明したように、露光装置12は、画像を担持する像担持体の一例である感光ドラム13を露光して潜像を形成する。現像装置2は、感光ドラム13を露光することで形成された潜像を、トナーとキャリアを含む現像DC電位に保持された現像剤にて現像する。補給装置の一例である現像剤補給部7は、インダクタンスセンサ26の検知結果が、所定値を下回った場合に、インダクタンスセンサ26の検知結果と所定値との差分に基づいて、現像装置2にトナーを補給する。
(画像濃度補正制御)
図3は露光装置の露光強度と静電像の明部電位との関係の説明図である。図4は画像濃度補正制御のパッチトナー像の説明図である。図5は画像濃度補正制御の測定データの説明図である。
図2に示すように、−700Vの暗部電位VDに帯電された感光ドラム13を、露光装置12が露光して、明部電位VLの静電像が形成される。露光装置12の露光強度(レーザービーム出力)は、半導体レーザー素子の入力を8ビット256段階に設定して変更可能である。
図3に示すように、半導体レーザー素子の入力を大きくしてレーザービーム出力Lを大きくするほど、静電像の明部電位VLは低下する。レーザービーム出力Lが0のとき、静電像の明部電位VLは暗部電位VDと等しい。
図2に示すように、感光ドラム13には、現像スリーブ232に印加する直流電圧Vdc(−550V)と静電像の明部電位をVLの電位差である現像コントラストVcontに応じたトナー載り量のトナー像が現像される。露光装置12のレーザービーム出力Lを大きくするほど、静電像の明部電位VLが低下して、現像コントラストVcontが大きくなり、静電像に現像されるトナー像のトナー載り量が増加する。
中間転写ベルト81上には、中間転写ベルト81上に形成されたトナー像のトナー載り量を検出可能な光学式センサ31が設置されている。光学式センサ31は、LEDから中間転写ベルト81に向かって赤外光を照射して正反射光をフォトダイオードにより検知する。トナー像のトナー載り量が多いほど照射光が散乱されて中間転写ベルト81からの正反射光が少なくなるので、フォトダイオードから中間転写ベルト81上のトナー像のトナー載り量に応じた出力が得られる。
制御部100は、非画像形成時に、画像濃度補正制御(Dmax制御)を実行する。画像濃度補正制御では、濃度検出用のパッチトナー像を感光ドラム13に形成して中間転写ベルト81に転写して、光学式センサ31によって検出する。制御部100は、光学式センサ31の検出値からパッチトナー像のトナー載り量を求めて定着画像の反射濃度に換算して換算画像濃度を求める。
制御部100は、画像形成時に用いる面積階調100%の最高濃度のトナー像の換算画像濃度が所定値になるように、露光装置12のレーザービーム出力Lを設定する。この一連の制御を画像濃度補正制御(Dmax制御)と呼ぶ。制御部100は、連続画像形成時の画像濃度の安定化とダウンタイムのバランスを考慮して、画像形成300枚に1回の頻度で画像形成を中断して、画像濃度補正制御を実行する。
図4に示すように、画像と画像の間隔を拡大して濃度検出用のパッチトナー像が形成される。ここでは、レーザービーム出力Lを、80、115、150、185、220の5水準に振ってパッチトナー像を形成する。
図5に示すように、5水準のレーザービーム出力Lに応答してパッチトナー像のトナー載り量が5段階に変化して、光学式センサ31から5種類のセンサ出力値が得られる。上述したように、センサ出力値は、パッチトナー像のトナー載り量が多い=反射光量が低い関係にあるため、センサ出力値が低いほど換算画像濃度は高くなる。
制御部100は、図5に示す5種類のセンサ出力値の換算画像濃度とレーザービーム出力Lの関係から、目標換算画像濃度値に該当するレーザービーム出力Lを求めて露光装置12に設定する。本実施例では、目標換算画像濃度値(最大濃度Dmax)が1.4になるように、露光装置12のレーザービーム出力Lを設定する。図5の測定結果の場合、レーザービーム出力L=150と設定される。
(現像剤補給部)
図6は現像剤補給部の構成の説明図である。図2に示すように、現像剤補給部7は、現像剤容器の一例であるトナーボトル70が交換可能に付設される。トナーボトル70は、トナー100%の補給用現像剤を収容する。トナーの飛散を回避するために、補給用現像剤は、トナーボトル70単位でユーザーに供給され、空のトナーボトル70に置き換えて交換される。現像剤補給部7の上部にトナーボトルセンサ76が配置される。制御部100は、トナーボトルセンサ76の出力を検知して、トナーボトル70の「有り/無し」、「交換前/交換後」を判断する。
図2に示すように、現像剤補給部7は、下トナー搬送スクリュー72が回転することによって、補給口(75:図6)を通じて現像装置2に補給用現像剤を補給する。現像剤補給部7は、上トナー搬送スクリュー71が回転することによって、トナーボトル70の補給用現像剤を移動させる。下トナー搬送スクリュー72と上トナー搬送スクリュー71は、ギア列によって連結され、補給モータ73に駆動されて同時に回転する。補給モータ73の回転は、回転検知手段(フォトインタラプタ)74によって、下トナー搬送スクリュー72の1回転単位で検知可能である。
(現像剤補給制御)
図2に示すように、1枚の画像のトナー像を現像するごとに、消費された分だけ現像装置2内の現像剤のTD比が低下する。制御部100は、1枚の画像のトナー像を現像するために必要なトナー量を計算して、現像剤補給部7からそのトナー量に相当する補給用現像剤(トナー100%)を補給して、現像装置2内の現像剤のTD比を回復させる。制御部100は、1枚の画像ごとにトナー補給量を計算し、トナー補給量に応じた回転数分、補給モータ73を作動させる。
しかし、1枚の画像のトナー量の計算値に基づいて補給される量と、実際に消費されるトナー量にずれがある場合、画像形成を継続すると、現像装置2内の現像剤のTD比が初期の値から次第にずれてくる。このため、現像装置2の攪拌室211には、インダクタンスセンサ26が設けられている。制御部100は、インダクタンスセンサ26の出力を検知して現像剤のTD比TDを測定する。制御部100は、現像装置2内の現像剤のTD比を測定して、TD比TDが一定に維持されるように、現像剤補給部7から補給される補給用現像剤の量を調整している。以下にN枚目の画像形成時の補給用現像剤の補給量について説明する。
図2に示すように、制御部100は、N枚目の出力物の画像情報からビデオカウント値Vcを算出し、算出したビデオカウント値Vcに係数Avcを乗じてビデオカウント補給量Mvcを算出する。ビデオカウント値Vcは、走査線画像信号の二値信号の1の量に応じたカウント値であって、画像比率100%(全面最高濃度)の画像が出力されたときのビデオカウント値Vcは、1023である。ビデオカウント値Vcは、画像比率に応じて変化する。係数AvcはROM102に予め記録されている。
Mvc=Vc×Avc ・・・(式1)
図2に示すように、制御部100は、N−1枚目のトナー像の形成時に取得したインダクタンスセンサ26の出力から現像剤のTD比換算値TDinを演算する。制御部100は、TD比換算値TDinと目標TD比TDtgtとの差分に係数Ainを乗じてインダクタンス補給量Minを算出する。係数Ainは、ROM102に予め記録されている。目標TD比TDtgtは、RAM103に記録されていて、設定値を変更可能である。
Min=(TDtgt−TDin)×Ain ・・・(式2)
制御部100は、N枚目の画像形成時に補給されるトナー補給量Mを次式により算出する。次式において、M<0の場合は、M=0とする。右辺第三項のMremは、N−1枚面の画像形成時に補給を実施できずに残っている残補給量である。残補給量が発生する理由は、下トナー搬送スクリュー72の1回転単位で補給用現像剤を補給するので、下トナー搬送スクリュー72の1回転分に満たない補給量を積算して補給するためである。
M=Mvc+Min+Mrem ・・・(式3)
制御部100は、トナー補給量Mから補給モータ73の要求回転回数Brqを次式により算出する。次式中、単位補給量Tは、下トナー搬送スクリュー72が1回転して現像装置2に補給する補給用現像剤の量である。単位補給量Tは、予めROM102に記録されている。本実施例では、T=0.10gの設定である。要求回転回数Brqの小数点以下は切り捨てて整数部分のみとする。
Brq=M/T ・・・(式4)
制御部100は、要求回転回数Brqに対して実際に補給可能な回転回数である実施回転回数Bprを算出する。算出方法については後述する。制御部100は、N枚目の画像形成時に、実施回転回数Bprだけ補給モータ73を作動させて、現像装置2に補給用現像剤を補給する。
上述した残補給量Mremは、実施回転回数Bprに基づいて次式により算出する。
Mrem=M−Bpr×T ・・・ (式5)
なお、目標TD比TDtgtは変更可能である。本実施例では、変更する場合、参照用の濃度検出用パッチトナー像を感光ドラム13に形成して中間転写ベルト81に転写し、濃度検出用パッチトナー像を光学式センサ31により検知して、その結果により目標TD比TDtgtを変更する。
(トナー残量確認シーケンス)
図7は現像剤補給部の補給モータ1回転当たりトナー補給量の説明図である。図8は現像剤補給部の使用末期におけるTD比と画像濃度の説明図である。図8中、(a)はTD比の推移、(b)は画像濃度の推移である。
図7に示すように、現像剤補給部7のトナー残量が無くなる直前の期間、補給モータ73の1回転当たりのトナー補給量が次第に少なくなって、その後0になる。図8の(a)に示すように、現像剤補給部7のトナー残量が無くなる直前の期間、補給モータ73の1回転当たりのトナー補給量が不足して、現像装置2内の現像剤のTD比を維持できるだけのトナーを供給できなくなり、TD比が低下を始める。
制御部100は、インダクタンスセンサ26の出力から求めた現像剤のTD比換算値TDinが所定の閾値(8.0%)を下回ると、トナー残量確認シーケンスの動作モードを実行する。トナー残量確認シーケンスでは、10枚の画像形成ごとに画像形成動作を中断し、補給モータ73での補給と同時に現像駆動モータ27を駆動させ、補給したあとのインダクタンスセンサ26の検知結果を見て、現像剤補給部7内のトナーの有無を判定する。
トナー残量確認シーケンスでは、制御部100は、N枚目に検出されたTDin(N)と目標TD比:TDtgtが、次式の関係を満たした場合、現像剤補給部7の補給用現像剤(トナー)が無くなったと判断する。
ΔTD比(N)=TDin(N)−TDtgt≦−1.0% ・・・(式6)
図2に示すように、要求部の一例である制御部100は、インダクタンスセンサ26の検知結果が所定値8%よりも小さく定めた第一閾値7%に達するとトナーボトル70の交換を要求する。操作パネル301は、インダクタンスセンサ26が検知した現像剤のTD比が第一閾値7%を下回るとトナーボトル70の交換要求メッセージを表示する。
具体的には、図8の(a)に示すように、制御部100は、TD比換算値TDinが7%を下回ると、現像剤補給部7を「トナー無し」と判定する。そして、制御部100は、画像形成を停止して、操作パネル301を通じて現像剤補給部7の交換を要求する。画像形成を中断し、表示画面300上に現像剤補給部7の交換指示「トナーボトルを交換してください」のメッセージを表示し、以降の画像形成動作を禁止する。
ところで、特許文献1に示されるように、インダクタンスセンサ26の出力に基づいて現像剤容器の空を判断している場合、TD比が所定の閾値を下回るまで、しばらくの間、画像形成が継続される。その間、現像部内の現像剤のTD比は下がり続け、現像剤中のトナーの平均帯電量が次第に高まり、その結果、トナー像のトナー載り量が次第に低下して、最終的に出力画像の濃度低下を招いてしまう。インダクタンスセンサ26が測定したTD比換算値TDinが通常の8%を下回った後に7%にまで低下するのを待って現像剤補給部7を「トナー無し」と判断する場合、最後の数10枚の出力画像で定着濃度が次第に低下する。図8の(a)に示すようにTD比換算値TDinが8%から7%まで低下する過程で、図8の(b)に示すように、出力画像の濃度が低下する。図8の(a)に示すようにTD比がゆるやかに低下すると、トナーの平均帯電量がゆるやかに上昇して、図8の(b)に示すように、出力画像の定着濃度がゆるやかに低下する。
そこで、以下の実施例では、TD比換算値TDinが8%から7%まで低下する過程で、インダクタンスセンサ26の出力に基づいて、フィードフォワード的に露光装置12の露光出力を調整する。なお、TD比換算値TDinが8%から7%まで低下する過程は、現像剤補給部7の補給用現像剤量の残量が少なくなった場合、空になった場合には限らない。
(実施例1の制御)
図9は実施例1の制御の説明図である。図2に示すように、露光装置12は、001〜256の範囲でレーザービーム出力Lを設定可能である。実施例1の制御では、インダクタンスセンサ26により測定したTD比の低下量に比例させて露光装置12の露光出力を単純に高めることで、画像濃度補正制御を実施せずに、出力画像の定着濃度の低下を補正する。
センサの一例であるインダクタンスセンサ26は、現像装置2に収容された現像剤におけるトナーとキャリアの比率であるTD比に関する情報を検知する。制御部100は、インダクタンスセンサ26の検知結果に基づいて、潜像における最大画像濃度の画像部電位と現像DC電位との電位差である現像コントラストVcontが変更されるように画像形成条件を制御する。画像形成条件は、最大画像濃度を形成する際の露光装置12の露光強度である。制御部100は、TD比が第1所定値の場合の方が、第1所定値よりも小さい第2所定値の場合に比べて、現像コントラストが小さくなるように画像形成条件を制御する。
制御部の一例である制御部100は、インダクタンスセンサ26の出力に基づいて、現像剤補給部7が動作しても現像剤のTD比が低下するときに露光装置12の露光出力を次第に高めることにより、現像コントラストVcontの絶対値を大きくする。
図9に示すように、上述した画像濃度補正制御を通じてレーザービーム出力L=150のときに最大濃度Dmax=1.2が得られた感光ドラム13では、L=160でDmaxは1.3付近に回復して、出力画像の定着濃度が適正に修正された。そこで、最大濃度Dmaxを0.1回復させるためのL補正係数(ΔL/ΔDmax)を固定値の10に設定して、最大濃度の不足量ΔDmaxにL補正係数を乗じてレーザービーム出力の補正量ΔLを求めた。図8の(a)に示すように、TD比がゆるやかに低下する過程で、図8の(b)に示すように出力画像の定着濃度が低下する。このとき、実施例1では、露光装置12の露光出力を徐々に上げる。
なお、L補正係数に固定値を採用する場合は、感光ドラム12の感度(レーザーパワーと露光部電位の関係)がレーザーパワーで実施的に無視できる場合である。
(比較例の制御)
比較例では、インダクタンスセンサ26が測定したTD比換算値TDinが8%から7%まで低下する過程で、上述した画像濃度補正制御(Dmax制御)を実行して、露光装置12の露光出力を調整することによって出力画像の濃度を回復させる。露光出力を複数段階に異ならせたパッチトナー像を形成して、光学式センサ31でトナー載り量を測定し、トナー載り量が通常の値になるように露光装置12の露光出力を調整する。特許文献2に示されるように、現像剤のTD比が低下し始めると、画像形成を中断してパッチトナー像を形成して光学式センサで検出し、出力画像の濃度低下を相殺するように露光部の露光出力を調整する。
しかし、比較例は、画像形成を中断して画像濃度補正制御を実行されるため、画像形成装置80にダウンタイムが発生して稼働率が低下する。画像濃度補正を精密に行うためには、TD比換算値TDinが8%から7%まで低下する過程で、何回も画像濃度補正制御を実行する必要があるため、ダウンタイムが頻発して、ユーザーにストレスを与えてしまう。パッチトナー像を形成して露光部の露光出力を調整している時間はダウンタイムとなって画像形成装置の生産性を低下させる。パッチトナー像を形成している間も出力画像の濃度低下が進行するため、十分に出力画像の濃度低下を相殺することもできない。これに対して、実施例1では、パッチトナー像を形成しないので、ダウンタイムが発生せず、ユーザーにストレスを与えない。
(実施例1の課題)
図9に示すように、レーザービーム出力L=110にて最大濃度Dmax=1.2が得られた感光ドラム13と、レーザービーム出力L=200にて最大濃度Dmax=1.2が得られた感光ドラム13とで実施例1の制御を行った。また、L=110、L=200にて最大濃度Dmax=1.2の感光ドラムにおいて、レーザービーム出力Lに10を加算したレーザービーム出力(L+10)にて画像形成を実行して、出力画像の定着濃度を測定した。
L=150、Dmax=1.2の感光ドラム13では、L=160で最大濃度Dmaxは1.3付近に回復して、出力画像の定着濃度が適正に修正された。これに対して、L=110、Dmax=1.2の感光ドラム13では、L=120で最大濃度Dmaxは1.4付近まで大きく回復して、定着濃度が高くなり過ぎた。一方、L=200、Dmax=1.2の感光ドラム13では、L=210で最大濃度Dmaxは1.25付近までしか回復せず、定着濃度が低過ぎた。
すなわち、L=110、Dmax=1.2の感光ドラム13では、レーザービーム出力Lの変化量に対するトナー像のトナー載り量の感度がL=150、Dmax=1.2の感光ドラム13よりも高い。このため、レーザービーム出力Lの変化量を10よりも小さくする必要がある。一方、L=200、Dmax=1.2の感光ドラム13では、レーザービーム出力Lの変化量に対するトナー像のトナー載り量の感度がL=150、Dmax=1.2の感光ドラム13よりも低い。このため、レーザービーム出力Lの変化量を10よりも大きくする必要がある。
図3に示すように、レーザービーム出力Lと静電像の明部電位VLの関係は線形ではなく、レーザービーム出力Lが高い領域では、レーザービーム出力Lの補正量ΔLに対する静電像の明部電位VLの変化量ΔVcontが小さくなる。そのため、レーザービーム出力設定LDのレベルに応じて、出力画像の定着濃度の必要な補正量を得るためのレーザービーム出力Lの調整量であるL補正係数を変化させる必要がある。
また、上述したように、トナーボトル70が空に近付いてTD比が低くなる過程では現像剤のトナー帯電量が高まって等しい現像コントラストの静電像に現像されるトナー載り量が減ってくる。このため、L補正係数は、トナー帯電量の影響を考慮して設定する必要がある。
実施例1では、L補正係数を固定値にしたので、レーザービーム出力設定LDが大きくて出力画像の定着濃度を変化させるために必要な現像コントラストVcontが大きいときには、TD比の低下量に応じてレーザービーム出力Lを精度良く補正できない。レーザービーム出力設定LDが小さくて出力画像の定着濃度を変化させるために必要な現像コントラストVcontが小さいときには、TD比の低下量に応じてレーザービーム出力Lを精度良く補正できない。また、トナーボトル70が空に近付いてTD比が低くなる過程での現像剤のトナー帯電量も考慮されていない。
そこで、実施例2では、インダクタンスセンサ26の出力に基づく露光装置12の露光出力の調整量を、TD比換算値TDinが8%を下回る前に実行された最後の画像濃度補正制御における測定データを用いて求める。前回の画像濃度補正制御において決定したレーザービーム出力Lの値から、トナー帯電量の大小を予測し、図3に示したレーザービーム出力Lと静電像の明部電位VLとの関係も考慮して、レーザービーム出力Lの値の変更のさせ方を決める。
<実施例2>
(露光補正係数)
図10は実施例2における画像濃度補正制御のフローチャートである。図11はレーザービーム設定と露光量補正係数の関係の説明図である。
図2を参照して図10に示すように、制御部100は、画像形成を300枚実行するごとに画像濃度補正制御を開始する(S11)。
制御部100は、5水準のレーザービーム強度Lでパッチトナー像を形成する(S12)。制御部100は、パッチトナー像を光学式センサ31により検出して、レーザービーム出力設定LDを算出する(S13)。
制御部100は、パッチトナー像の検出後、図8に示すように取得した測定結果に基づいて、レーザービーム出力設定LDとL補正係数とを決定する(S14)。
制御部100は、インダクタンスセンサ26が検出した現像剤のTD比に基づいて、図11に示すレーザービーム出力設定LDとL補正係数の関係より、L補正値を決定する。
制御部100は、レーザービーム出力設定LDとレーザービーム出力設定LDにおけるL補正係数をRAM103に記録する(S15)。
制御部100は、画像濃度補正制御を終了して、画像形成を許可する(S16)。
図11に示すように、L補正係数は、レーザービーム出力設定LDにおいて、TD比1%低下による定着画像の濃度低下を相殺するために必要なレーザービーム出力設定LDの変化量である。L補正係数は、レーザービーム強度Lの変化に対する出力画像の定着濃度の変化の比率を表す係数である。L補正係数は、レーザービーム出力設定LDにおけるトナー帯電量の大小関係や、図3に示したレーザービーム出力Lと静電像の明部電位VLの関係を考慮した上で決定されている。
LD=150のとき、TD比1%低下による定着画像の濃度低下を相殺するためには、レーザービーム出力Lを15増やして、LD=150+15とする。LD=110のとき、TD比1%低下による定着画像の濃度低下を相殺するためには、レーザービーム出力Lを8増やして、LD=110+8とする。
LD=200のとき、TD比1%低下による定着画像の濃度低下を相殺するためには、レーザービーム出力Lを28増やして、LD=228とする。レーザービーム出力設定LDが大きい場合、静電像の明部電位VLが低いため、画像の定着濃度を出すために必要な現像コントラストVcontが大きい傾向にある。図9に示すように、画像の定着濃度を確保するために必要な現像コントラストVcontが大きい場合、画像の定着濃度を変化させるために必要な現像コントラストVcontの調整量も大きくなる。現像コントラストVcontの調整量を大きくするには、レーザービーム出力Lの調整量も大きくなる。
実施例2では、LD=200の場合の方が、LD=150の場合よりも、TD比が目標TD比に対して1%低下したときのVcontの変更量が大きくなるように、レーザービーム出力Lの調整を行っている。
図11に示すように、L補正係数をレーザービーム出力設定LDの値から算出することで、出力画像の定着濃度を変化させるために必要なレーザービーム出力Lの補正量を正しく把握できる。このため、L補正係数は、TD比の低下時に出力画像の定着濃度が低下してレーザービーム出力Lを補正する際に最適な係数となる。
(レーザービーム出力補正制御)
図12は実施例2におけるレーザービーム出力補正制御のフローチャートである。制御部100は、画像形成時に現像装置2の現像剤のTD比を測定する。そして、TD比が目標TD比を下回ると、図10のフローチャートの制御で取得したL補正係数を用いて、TD比の低下量に応じたレーザービーム出力Lの補正を実行する。
図2を参照して図12に示すように、制御部100は、画像形成ごとにインダクタンスセンサ26の出力を取り込んで現像装置2の現像剤のTD比TDinを測定して、目標TD比TDtgtとの差分値ΔTDを求める。
ΔTD=TDin(N−1)−TDtgt
制御部100は、N−1枚目の画像形成時に測定したTD比TDin(N−1)から差分値ΔTD(N−1)を求めてRAM103に記録する(S21)。
制御部100は、N枚目の画像形成開始前に、RAM103からΔTD(N−1)とL補正係数とをRAM103から読み出す(S22)。
制御部100は、ΔTD(N−1)にL補正係数を乗じてレーザービーム出力補正値Ladjを算出する(S23)。TD比TDが低下する過程では、ΔTD(N−1)はマイナスの値になるため、(式7)の形になる。
Ladj=(L補正係数)×(−ΔTD(N−1)) ・・・(式7)
制御部100は、算出したLadjを、RAM103に記録されているレーザービーム出力設定LDの値に加算して、N枚目の画像形成時のレーザービーム出力L(N)を算出する(S24)。
L(N)=LD+Ladj ・・・(式8)
制御部100は、N枚目の画像形成時、(式8)で算出したレーザービーム出力L(N)を使用して画像を露光する(S25)。
制御部100は、N枚目の画像形成時に測定したTD比TDin(N)から差分値ΔTD(N)を求めてRAM103に記録する(S26)。
制御部100は、N枚目の画像形成を終了すると、N枚目をN−1枚目、N+1枚目をN枚目にそれぞれ繰り下げて、同様の制御を繰り返す(S27)。
したがって、実施例2では、図2に示すように、制御部100は、所定のタイミングで形成されたパッチ画像に基づいて、現像コントラストVcontを設定するモードを実行可能である。制御部100は、前回設定された現像コントラストVcontが第1の電位差の場合よりも、第1の電位差より大きい第2の電位差の方が、インダクタンスセンサ26の検知結果の変動量に対する現像コントラストVcontの変更量を大きくする。
(実施例2の効果)
図13はレーザービーム設定が低い場合の実施例1の効果の説明図である。図14はレーザービーム設定が高い場合の実施例1の効果の説明図である。図13、図14中、(a)はTD比の推移、(b)は差分値ΔTDの推移、(c)はレーザービーム出力の推移、(d)は出力画像の反射濃度の推移である。
図2に示すように、現像剤補給部7の補給用現像剤の残量の末期に、目標TD比TDtgt=8.0%、レーザービーム出力設定LD=150にて、画像比率10%の画像の連続画像形成を実行させた。図13の(a)に示すように、画像形成の開始後、40枚目でTD比の低下が始まり、140枚目でTD比が7%を割り込んで「トナー無し」の判断がされて、後続の画像形成が禁止された。図13の(b)に示すように、TD比の低下開始後、差分値ΔTDが次第に大きくなった。
図13の(c)に実線で示すように、露光装置12のレーザービーム出力Lは、差分値ΔTDに比例して次第に大きく設定される。図13の(d)は、面積階調100%で形成された最大濃度の定着画像の反射濃度である。図13の(d)に実線で示すように、レーザービーム出力Lの増大に伴って、トナー帯電量の増加に伴うトナー像のトナー載り量の低下が相殺されるため、出力画像の定着濃度はトナー無し判断がされるまでほぼ一定に保たれた。TD比の低下量に応じてレーザービーム出力Lを補正している条件では、出力画像の反射濃度の低下が抑制された。
これに対して、図13の(c)に破線で示すように、露光装置12のレーザービーム出力Lを一定に保った場合、図13の(d)に破線で示すように、TD比の低下に伴ってトナー像のトナー載り量が低下して、出力画像の定着濃度が次第に低下する。TD比の低下量に応じてレーザービーム出力Lを補正しない条件では、出力画像の反射濃度が低下した。そして、図14の詳細内容は図13と同じである。
しかし、図14の(c)に示すように、レーザービーム出力設定LDが200の場合、図13の(c)に示すように、レーザービーム出力設定LDが150の場合に比較して、レーザービーム出力Lの調整量が大きくなる。これによる現像コントラストVcontの調整量も大きくなる。図11に示すように、レーザービーム出力設定LDが大きいほどL補正係数が大きくなるからである。
実施例2によれば、レーザービーム出力設定LDが200の場合も、レーザービーム出力設定LDが150の場合と同様に、TD比の低下に伴う出力画像の反射濃度の低下が抑制される。
実施例2によれば、L補正係数を可変値にしたので、レーザービーム出力設定LDが大きくて出力画像の定着濃度を変化させるために必要な現像コントラストVcontが大きいときでも、TD比の低下量に応じてレーザービーム出力Lを精度良く補正できる。実施例1によれば、L補正係数を可変値にしたので、レーザービーム出力設定LDが小さくて出力画像の定着濃度を変化させるために必要な現像コントラストVcontが小さいときでも、TD比の低下量に応じてレーザービーム出力Lを精度良く補正できる。
実施例2によれば、TD比が低下する以前に取得したL補正係数を用いることで、TD比が低下した以降に画像濃度補正制御を追加せずに、レーザービーム出力Lを適正に補正して、TD比の低下による出力画像の定着濃度の低下を抑制できる。
実施例2によれば、現像剤容器のニアエンド時において、ダウンタイムを発生させることなく、出力画像の濃度低下を回避して高品質の画像形成を継続できる。このため、TD比が所定の閾値を下回った後に、パッチトナー像を形成する等して第2電位と第3電位の電位差の調整量を求める必要が無い。現像剤容器から補給用現像剤を取り出せなくなった以降も、ダウンタイムを発生させることなく、出力画像の濃度低下を回避して高品質の画像形成を継続できる。
<実施例3>
図15は実施例3における画像濃度補正制御のフローチャートである。図16は帯電ローラに印加する直流電圧とレーザービーム設定の関係の説明図である。図17は、レーザービーム設定とL補正係数の関係の説明図である。
図10に示すように、実施例2では、レーザービーム出力設定LDがレーザービーム出力Lの上限近くに設定されると、TD比が低下した際にレーザービーム出力Lをさらに高めて出力画像の定着濃度を改善する余地が無くなる。このため、実施例3では、レーザービーム出力設定LDが所定水準を超えて設定されそうな場合には、感光ドラム13の帯電電位の絶対値を大きくして、レーザービーム出力設定LDがレーザービーム出力Lの上限近くに設定されないようにする。それ以外の画像濃度補正制御及びレーザービーム出力補正制御については実施例1と同一であるため、重複する説明を省略する。
図2を参照して図15に示すように、制御部100は、画像形成を300枚実行するごとに画像形成を中断して、画像濃度補正制御を開始する(S31)。
制御部100は、5水準のレーザービーム強度Lでパッチトナー像を形成する(S32)。実施例2では、L=80、L=115、L=150、L=185、L=220の5水準のレーザービーム出力Lでパッチトナー像を形成する。制御部100は、パッチトナー像を光学式センサ31により検出する(S33)。
制御部100は、5水準中最大のレーザービーム強度L=220のパッチトナー像を光学式センサ31で検出した出力が目標値を超えている場合(S34のNo)、帯電条件と現像条件とを変更して(S39)、パッチトナー像を形成し直す(S32)。すなわち、画像形成に用いる露光装置の露光強度が所定値を越えていれば、所定の帯電電位と現像DC電位との少なくとも一方を変更して画像形成に用いる露光装置の露光強度を所定値以下に設定する。これに伴って、センサの検知結果の変動量に対する現像コントラストの変更量の関係を異ならせる。
制御部100は、レーザービーム強度L=220のパッチトナー像を光学式センサ31で検出した出力が目標値以下の場合(S34のYes)、レーザービーム出力設定LDを算出する(S35)。
制御部100は、パッチトナー像の検出後、図8に示すように取得した測定結果に基づいて、レーザービーム出力設定LDにおけるL補正係数を決定する(S36)。
制御部100は、レーザービーム出力設定LDとレーザービーム出力設定LDにおけるL補正係数をRAM103に記録する(S37)。
制御部100は、画像濃度補正制御を終了して、画像形成を許可する(S38)。
レーザービーム強度Lの上限付近で形成されたパッチトナー像の検出出力が目標値を超えている場合、所定のトナー載り量を得るように設定される露光装置12のレーザービーム出力設定LDは、レーザービーム強度Lの上限付近になる。すると、レーザービーム出力設定LDからさらにレーザービーム強度Lを高めてトナー像のトナー載り量を増やす余地が少ない。
このため、トナー像のトナー載り量が増える方向に帯電条件と現像条件とを変更して、レーザービーム出力設定LDを下げることにより、レーザービーム強度Lを高めてトナー像のトナー載り量を増やす余地を確保する。図2に示すように、現像装置2の現像スリーブ232に印加される直流電圧の絶対値と帯電装置11の帯電ローラに印加される直流電圧の絶対値とを共に大きくする。これにより、レーザービーム出力Lが小さくても現像コントラストVcontを大きくしてトナー載り量を確保できるようにする。
具体的には、帯電ローラに印加する直流電圧を−700Vから−800Vまで、現像スリーブに印加する直流電圧を−550Vから−650Vまで変更できるようにした。そして、帯電ローラに印加する直流電圧を−700Vから−750Vに変更し、現像スリーブ232に印加する直流電圧を−550Vから−600Vに変更した。
図16に示すように、帯電ローラに印加する直流電圧を−700Vから−750Vに変更することで、静電像の明部電位VLと感光ドラム13の暗部電位VD(−700V、−750V)との差分値が広がっている。そして、現像スリーブ232に印加する直流電圧を−550Vから−600Vに変更することで、同じレーザービーム出力Lのときの現像コントラストVcontを高めて、トナー像のトナー載り量を増すことができる。
尚、実施例3では、L補正係数を算出する際に(図15のS36)、図16に示すように、感光ドラム13上の暗部電位VDが変更したことにより、レーザービーム出力Lに対する静電像の明部電位VLの関係が変わっている。このため、レーザービーム出力設定LDとL補正係数の関係が多少変化する。
そこで、図17に示すように、感光ドラム13の暗部電位VDに応じて、レーザービーム出力設定LDとL補正係数の関係を変更する。この内容もROM102に格納されている。
実施例3によれば、画像濃度補正制御において、帯電装置11による感光ドラム13の帯電条件と現像装置2による静電像の現像条件のうち少なくとも1つを変更する。これにより、TD比の低下に伴う出力画像の濃度低下を、露光出力を高めることにより補正可能な余地を増す。画像濃度補正制御時のレーザービーム出力設定LDが所定値以上になってしまう場合に、他の画像形成条件を変更することで、レーザービーム出力設定LDが所定値以下になるように制御する。
実施例3によれば、画像濃度補正制御時にレーザービーム出力Lが上限値の255近傍になってしまうことを回避するので、TD比の低下時には、レーザービーム出力Lを上げて出力画像の定着濃度を必要なレベルに補正できる。レーザービーム出力Lに余裕が無い場合でも、レーザービーム出力Lによる出力画像の定着濃度の補正余地を確保できる。
<実施例4>
図18は感光ドラムの感度低下に伴う静電像の明部電位の変化の説明図である。図19は感光ドラムの感度低下を加味したL補正係数の設定の説明図である。
実施例2、3では、レーザービーム出力設定LDとL補正係数の関係を予め決める際に、レーザービーム出力Lに対する静電像の明部電位VLの関係を参照している。
ここで、感光ドラム13が古くなって、レーザービーム出力Lに対する感度が低下すると、レーザービーム出力設定LDと現像コントラストの関係に多少ズレが生じる。このため、実施例4では、感光ドラム13の累積画像形成枚数に応じてレーザービーム出力設定LDとL補正係数の関係を修正する。
図18に示すように、初期と50000枚耐久後のレーザービーム出力Lに対する静電像の明部電位VLの関係が変化する。50000枚耐久後の方が、レーザービーム出力Lに対する感度が鈍くなっている。この状態に合わせるために、実施例3では、図19に示すように、初期と50000枚後でレーザービーム出力設定LDとL補正係数の関係を変化させている。
ROM102には、感光ドラム13上の電位と感光ドラム13の累積画像形成枚数に応じてレーザービーム出力設定LDとL補正係数の関係を変化させるテーブルが記録されている。実施例3では、制御部100は、感光ドラム13の画像形成の累積枚数が第1枚数のときは、第1枚数よりも多い第2枚数のときよりもレーザービーム出力Lを高める。
尚、感光ドラム13のレーザービーム出力Lに対する感度が環境により変化する場合は、環境に応じてレーザービーム出力Lに対する静電像の明部VLの関係を用いてレーザービーム出力設定LDとL補正係数の算出関係を変更しても良い。実施例4では、制御部100は、感光ドラム13の環境の温度湿度が第1温度と第1湿度の組み合わせのときは、第1温度よりも高い第2温度と第1湿度よりも高い第2湿度との組み合わせのときよりもレーザービーム出力Lを高める。
<実施例5>
実施例2、3、4では、TD比低下時の出力画像の定着濃度の補正をレーザービーム出力Lの変更によって実施する。つまり、静電像の明部電位VLを変化させて現像コントラストVcontを変化させている。これは、画像形成装置の動作中に変更させやすいのがレーザービーム出力Lであるのが主な理由である。
ただし、本発明では、TD比の低下時に、トナー帯電量の上昇を吸収できるように現像コントラストVcontを適正に高めることが重要であって、それが露光によるものか否かは重要でない。したがって、レーザービーム出力Lではなく、帯電条件と現像条件を変更して現像コントラストVcontを調整しても構わない。
<実施例6>
実施例6では、インダクタンスセンサ26の検知結果が、所定値8%よりも小さい所定の閾値7.6%を下回った場合に、インダクタンスセンサ26の検知結果と所定の閾値7.6%との差分に基づいて、現像コントラストVcontを変更する。制御部100は、インダクタンスセンサ26の検知結果が第二閾値7・6%を下回ってから第一閾値7%に達するまで、現像コントラストVcontが次第に高まるように画像形成条件を制御する。
具体的には、制御部100は、TD比が8.0%を下回った後、7.6%に低下するまでは露光装置12のレーザービーム出力Lを変更しない。その後、7.6%を下回った後は実施例1と同様に測定された現像剤のTD比と所定値8%との差分に応じて露光装置12の露光出力を高める。
実施例6の制御によれば、現像剤の瞬間的な密度の偏りやトナー帯電量のむらに起因してインダクタセンサ26が実際とは異なるTD比が検知したときに、誤ってレーザービーム出力Lが変更されることを回避できる。実際に現像剤のTD比が低下した際にレーザービーム出力Lが変更されるため、トナーボトル70が空に近付く前に頻繁にレーザービーム出力Lが変更されることを回避できる。
<その他の実施例>
本発明は、現像剤補給部7のトナー残量末期において現像コントラストを次第に高めて出力画像の定着濃度の変化を抑制する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
二成分現像剤を使用する現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置であれば、帯電方式、転写方式、定着方式に関わらず実施できる。実施例1乃至3に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
実施例1では、帯電装置、現像装置の運転条件を維持して露光装置の露光出力を高めることにより現像コントラストを高めた。しかし、帯電装置、露光装置、及び現像装置のうち少なくとも1つを制御して現像コントラストを変化させればよい。TD比の検出には、現像装置内のTD比に応じた出力を発生する種々の手段を利用できる。インダクタンスセンサ以外に、密度センサ、色センサ、反射光量センサ等を利用できる。
現像装置内にトナーを補給するためのトナーボトルが別にあり、現像装置内のTD比センサの値でトナーボトルが空であるかを判定する構成には限らない。本発明は、トナーボトルが現像装置に固定されている構成、トナーボトルが画像形成装置のフレームに固定されている構成でも実施できる。
トナーボトルにトナーが「残っている/残ってない」の区別には関係なく、インダクタンスセンサ等の検知結果と画像濃度調整制御時の情報を元に、TD比の低下が生じた場合の出力画像の定着濃度を補正することができる。
レーザービーム出力Lの調整による出力画像の定着濃度の補正は、トナーボトルのトナーなし検知とは無関係に行うことができる。したがって、トナーボトルのトナーなし検知がされる前に発生したTD比の低下に応答して、出力画像の定着濃度を補正してもよい。
2 現像装置、7 現像剤補給部、11 帯電装置
12 露光装置、13 感光ドラム、14 転写ローラ
26 インダクタンスセンサ、27 現像駆動モータ
31 光学式センサ、40 二次転写ローラ、60 カセット
70 トナーボトル、71 上トナー搬送スクリュー
72 下トナー搬送スクリュー、73 補給モータ
100 制御部、232 現像スリーブ

Claims (7)

  1. 画像を担持する像担持体と、
    帯電された前記像担持体を露光することで形成された潜像を、トナーとキャリアを含む現像DC電位に保持された現像剤にて現像する現像装置と、
    前記現像装置に収容された現像剤におけるトナーとキャリアの比率に関する情報を検知するセンサと、
    前記センサの検知結果に基づいて、前記潜像における最大画像濃度の画像部電位と前記現像DC電位との電位差である現像コントラストが変更されるように画像形成条件を制御する制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記比率が第1所定値の場合の方が、前記第1所定値よりも小さい第2所定値の場合に比べて、前記現像コントラストが小さくなるように画像形成条件を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 所定のタイミングで形成されたパッチ画像に基づいて、前記現像コントラストを設定するモードが実行可能であり、
    前記制御部は、前記モードにより前回設定された前記現像コントラストが第1の電位差の場合よりも、前記第1の電位差よりも大きい第2の電位差の方が、前記センサの検知結果の変動量に対する前記現像コントラストの変更量が大きくなるように前記画像形成条件を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体を露光して潜像を形成する露光装置を備え、前記画像形成条件は、最大画像濃度を形成する際の前記露光装置の露光強度であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記センサの検知結果が、前記所定値を下回った場合に、前記センサの検知結果と、前記所定値との差分に基づいて、前記現像装置にトナーを補給する補給装置を備え、
    前記制御部は、前記センサの検知結果が、前記所定値よりも小さい所定の閾値を下回った場合に、前記センサの検知結果と前記所定の閾値との差分に基づいて、前記現像コントラストを変更するように画像形成条件を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体を所定の帯電電位に帯電させる帯電装置を備え、前記モードでは、画像形成に用いる前記露光装置の露光強度が所定値を超えていれば、前記所定の帯電電位と前記現像DC電位との少なくとも一方を変更して画像形成に用いる前記露光装置の露光強度を所定値以下に設定するとともに、前記センサの検知結果の変動量に対する前記現像コントラストの変更量の関係を異ならせることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記センサの検知結果が、前記所定値を下回った場合に、前記センサの検知結果と、前記所定値との差分に基づいて、前記現像装置にトナーを補給する補給装置を備え、
    前記制御部は、前記センサの検知結果が、前記所定値よりも小さい所定の閾値を下回った場合に、前記センサの検知結果と前記所定の閾値との差分に基づいて、前記現像コントラストを変更するように画像形成条件を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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