JP6335452B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6335452B2
JP6335452B2 JP2013169601A JP2013169601A JP6335452B2 JP 6335452 B2 JP6335452 B2 JP 6335452B2 JP 2013169601 A JP2013169601 A JP 2013169601A JP 2013169601 A JP2013169601 A JP 2013169601A JP 6335452 B2 JP6335452 B2 JP 6335452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image
image forming
replenishment
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013169601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015038565A (ja
Inventor
紀行 岡田
紀行 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013169601A priority Critical patent/JP6335452B2/ja
Publication of JP2015038565A publication Critical patent/JP2015038565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6335452B2 publication Critical patent/JP6335452B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式を利用した、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、より詳細には、トナー補給構成を具備する画像形成装置に関する。
画像形成装置において、感光体ドラムを帯電し、レーザ光による露光で静電潜像の形成を行い、これを現像する、いわゆる電子写真方式のデジタルレーザプリンタが知られている。
このような画像形成装置が具備する現像器には、磁性トナーを主成分とした一成分現像剤、または非磁性トナーと磁性キャリアとを主成分とした二成分現像剤が用いられる。特に、フルカラーやマルチカラー画像を形成する画像形成装置では、画像の色味などの観点から、ほとんどが二成分現像剤を使用している。
二成分現像剤において、特に重要なこととして、トナー補給制御が挙げられる。二成分現像剤は、トナーとキャリアで構成されている。画像形成が行われ、トナーが消費されると、トナーとキャリアの比であるTD比が変化する。TD比の値によって、トナーの帯電特性が変化するので、トナーの帯電特性を維持するように、トナーを補給することが求められる。トナーを補給するトナーボトルは、現像器とは別に設けられている。トナーボトル内のトナーが無くなったら、新しいトナーボトルに交換する。
近年、画像形成装置の小型化や静音化への要求が高まっている。例えば、フルカラー画像を形成する画像形成装置において、トナーボトルを回すモータを、2色分のトナーボトルを1つのモータで回すものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2006−201314 特開2011−048201
しかしながら、2色分のトナーボトルを回すモータを共通化した場合、2色のトナー消費量によっては、補給が追いつかない場合がある。この場合、二成分現像剤のTD比が低下してしまうため、ダウンタイムを設けて補給を実施している。
ここで、ダウンタイムを設けて補給を実施する制御、すなわち強制補給シーケンスを入れる制御構成において、以下のような課題が生じる。
高画像比率の画像が連続して出力されると、トナー消費量に対して補給が追いつかなくなり、補給できなかったトナー量が増加する。補給できないトナー量が所定値に達すると、強制補給シーケンスを入れてトナー補給を実施する。
そして、強制補給シーケンス後にも継続して高画像比率の画像が連続して出力される場合、二成分現像剤のTD比が減少し、トナー補給によりTD比が増加するサイクルを繰り返す。このため、TD比は、ある範囲内で変動する。
しかしながら、強制補給シーケンス後に低画像比率の画像が出力されると、トナー消費量が少ないため、強制補給シーケンスに補給されたトナーによって、二成分現像剤のTD比が上がりすぎてしまう場合がある。
本発明の目的は、トナー補給後に形成画像の比率が変化した場合であっても、二成分現像剤を安定したTD比に保つことである。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、像担持体と、現像剤を担持する現像剤担持体を備え、前記像担持体に形成される静電像を現像する現像装置と、前記現像装置にトナーを補給する補給装置と、前記現像装置の現像剤中のトナーの濃度を検する濃度検知部と、出力する画像のビデオカウント値をカウントするカウント部と、前記カウント部でカウントされたビデオカウント値と前記濃度検知部の出力に基づいて前記補給装置から前記現像装置に補給するトナー量を設定する設定部と、前記設定部に基づき画像形成動作中に前記補給装置から前記現像装置へトナーの補給動作を行う補給モードと、前記設定部に基づき画像形成動作を中断して前記補給装置から前記現像装置へトナーの補給動作を行う強制補給モードと、を実行可能な制御部と、を有し、前記制御部は、前記設定部で設定された給トナー量と補給されたトナー量との差分が所定量以上なった場合に、前記トナー濃度検知に基づくトナー濃度が目標値に対して所定値を超えて少なくなったら前記強制補給モードを実行することを特徴とする。
上記構成により、トナー補給後に形成画像の比率が変化した場合であっても、二成分現像剤を安定したTD比に保つことができる。
画像形成部の詳細構成を示す断面図。 画像形成装置の全体構成を示す概略断面図。 トナーボトルの構成を示す説明図。 第1実施形態における強制補給シーケンスのフローチャート。 強制補給シーケンスを実施するときの画像状態を示す概念図。 比較例における強制補給シーケンス前のトナー濃度検査をしない場合のトナー濃度を示すグラフ。 第1実施形態における強制補給シーケンス前のトナー濃度検査をする場合のトナー濃度を示すグラフ。 第2実施形態における強制補給シーケンスのフローチャート。 第2実施形態におけるΔTD(Indc)と強制補給の最大回転回数の関係を示した図表。
〔第1実施形態〕
図を用いて本発明の第1実施形態を説明する。図2は画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。本実施形態の画像形成装置は、デジタル方式の電子写真画像形成装置である。以下、画像形成装置について詳しく説明する。
図2に示すように、画像形成装置には矢印X方向に走行する無端状の中間転写ベルト81(ITB)が配設される。中間転写ベルト81は駆動ローラ37、テンションローラ38、二次転写内ローラ39の3つのローラによって張架される。
給送カセット60から取り出された転写材Pは、ピックアップローラを経て搬送ローラ61に供給され、さらに同図左方に搬送される。
中間転写ベルト81の上方には、画像形成部IPが配置される。図1は画像形成部の詳細構成を示す断面図である。画像形成部は、回転可能に配置されたドラム状の感光体ドラム1(像担持体)を備えている。
感光体ドラム1は、その中心に支軸(不図示)があり、この支軸を中心として矢印R1方向に、不図示の駆動部によって回転駆動される。本実施形態での感光体ドラム1の回転速度は、110mm/sである。感光体ドラム1の周囲には、帯電ローラ11、現像器2、一次転写ローラ14、クリーニング器15等のプロセス機器が配置される。
帯電ローラ11(一次帯電器)は、感光体ドラム1表面に接して、この表面を所定の極性、電位に一様均一に帯電する。帯電ローラ11は、全体としてローラ状に構成される。帯電ローラ11は、感光体ドラム1表面に所定の押圧力を持って圧接されており、また、帯電ローラ11は、感光体ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って従動回転する。
帯電ローラ11の芯金に帯電バイアス電源(不図示)によってバイアス電圧が印加され、これにより、感光体ドラム1表面を一様均一に接触帯電する。
本実施形態では、帯電ローラ11の芯金に直流電圧と交流電圧で1.5kVppを重畳したバイアス電圧を印加した。交流電圧を印加することで、感光体ドラム1上の電位を直流電圧の電圧と同じ値に収束させることができる。例えば、直流電圧=−600Vのときの帯電後の感光体ドラム1表面の電位は−600Vである。
帯電ローラ11の下流側には、スキャナー部12(露光部)が配置される。スキャナー部12からは、画像信号に応じたレーザ光が感光体ドラム1に照射される。これにより、感光体ドラム1に静電像が形成される。
スキャナー部12のレーザ光の強度は、0〜255の範囲で変更することができる。レーザ光強度を変更することで、潜像電位を変化させる。本実施形態では、レーザ光強度:Lを0〜255に変更したときの感光体ドラム1上の電位をV(L)とする(V(L=0)〜V(L=255))。
スキャナー部12の下流側には、現像器2(現像装置)が配置される。現像器2には、非磁性トナーと磁性キャリアを用いた二成分現像剤が収容される。本実施形態では、二成分現像剤を使用する二成分現像方式を用いた。また、本実施形態では、マイナス帯電のトナーを用いた。
現像器2の内部は、垂直方向に延在する隔壁213によって、現像室212と撹拌室211とに区画される。
現像室212には、非磁性の現像スリーブ232(現像剤担持体)が配置される。現像スリーブ232内にはマグネット231(磁界発生手段)が固定配置される。マグネット231はおおよそ3極以上の構成からなる。本実施形態では、5極のマグネットを使用した。このように、少なくとも、静電潜像を現像するための現像部としては、現像器2と現像スリーブ232を具備する。
現像室212と撹拌室211にはそれぞれ、現像剤撹拌搬送手段として、第一搬送スクリュー222、第二搬送スクリュー221が配置される。
現像スリーブ232、第一搬送スクリュー222、第二搬送スクリュー221は、現像駆動モータ27によって駆動される。
第一搬送スクリュー222は、現像室212の現像剤を撹拌搬送する。また、第二搬送スクリュー221は、トナーボトル7より供給されたトナーと、すでに現像器2内にある現像剤とを撹拌搬送する。これらの撹拌搬送により、現像器2内の現像剤のトナー濃度を均一化する。
撹拌室211には、インダクタンスセンサ26(トナー濃度検知部)が設けられている。インダクタンスセンサ26は、現像器内トナー濃度(トナーとキャリアの比:TD比)を検出する。
現像室212と撹拌室211との間の隔壁213には、図中、手前側と奥側の端部において現像室212と撹拌室211とを相互に連通させる現像剤通路が形成される。このため、第一搬送スクリュー222及び第二搬送スクリュー221の搬送力によって搬送される現像剤は、現像剤通路を通って、現像室212と撹拌室211との間で循環する。
具体的には、現像によってトナーが消費されて現像剤のトナー濃度が低下した現像室212の現像剤は、一方の前記現像剤通路から撹拌室211へ移動する。撹拌室211には、トナーボトル7からトナーが供給されるため、撹拌室211で現像剤のトナー濃度が回復する。そして、トナー濃度が回復した現像剤は、他方の前記現像剤通路から現像室212へ移動する。
現像器2内の第一搬送スクリュー222で撹拌された二成分現像剤は、マグネット231のうち、汲み上げのための搬送用磁極(汲み上げ極)N3の磁力で拘束されつつ、現像スリーブ232の回転により搬送される。また、現像剤は、ある一定以上の磁束密度を有する搬送用磁極(カット極)S2で十分に拘束され、現像スリーブ232上で磁気ブラシを形成しつつ搬送される。
次いで、マグネット231上に形成される磁気ブラシの現像剤層厚は、規制ブレード25で磁気穂が穂切りされることにより、適正な磁気穂の長さに調整される。その後、現像剤は、搬送用磁極N1と現像スリーブ232の回転に伴って、感光体ドラム1と対向した現像領域に搬送される。ここで、現像剤は、現像領域にある現像極S1によって磁気穂が立つ。
そして、現像スリーブ232に印加される現像バイアスにより、感光体ドラム1上の静電像に対して、現像剤のトナーのみが転移する。こうして、感光体ドラム1表面に静電像に応じたトナー像が形成される。
現像スリーブ232には、現像バイアス出力手段としての現像バイアス電源(不図示)から、所定の現像バイアスが印加される。本実施形態では、現像スリーブ232には、現像バイアス電源から、直流電圧(Dev DC=−500V)と交流電圧(Dev AC=1.3KVpp)を重畳した現像バイアス電圧を用いた。
本実施形態の現像器2にはトナーボトル7が取りつけられる。図3はトナーボトルの構成を示す説明図である。
図3に示すように、トナーボトル7(補給装置)には、補給モータ73(補給駆動部)が配設される。トナーボトル7内の下トナー搬送スクリュー72、上トナー搬送スクリュー71は、補給モータ73により回転する。
そして、補給モータ73が駆動すると、下トナー搬送スクリュー72が回転する。下トナー搬送スクリュー72の回転により搬送されるトナーボトル7内のトナーは、トナーボトル7の下部に形成される補給口75から、現像器2に対して補給される。補給モータ73の駆動により、上トナー搬送スクリュー71も下トナー搬送スクリュー72と同時に回転し、トナーボトル7の上部にあるトナーを搬送する。
補給モータ73の回転制御、残補給量の算出等、装置各部の制御は、制御部100のCPU101によって行う。また、補給モータ73の回転検知は、回転検知センサ74によって行う。回転検知センサ74は、スクリューの1回転を単位として検知可能である。CPU101は、所定回転分、補給モータ73を回転駆動させるように制御する。制御部100による制御結果は、ディスプレイ等の表示器300を通じて、必要に応じて表示される。
トナーボトル7の上部には、トナーボトル有無センサ76が配置される。トナーボトル有無センサ76があることにより、トナーボトル7の有無を判断する。
図2に示すように、感光体ドラム1の表面の回転方向において、現像器2の下流側には、一次転写ローラ14が配置される。一次転写ローラ14の両端部は、不図示のスプリング等の押圧部材によって、感光体ドラム1に対して付勢される。
一次転写ローラ14の位置よりも感光体ドラム1の回転方向の下流側には、クリーニング器15が配置される。クリーニング器15内のクリーニングブレードにより、感光体ドラム1に残留したトナーを除去する。
中間転写ベルト81上には、中間転写ベルト81上に形成されたトナー像の濃度を検出する画像濃度センサ31が設置される。
給送カセット60から取り出された転写材Pは、搬送ローラ41まで搬送されると、一旦、搬送ローラ41で転写材Pの先端が停止される。そして転写材Pは、中間転写ベルト81上に形成されたトナー像が記録材の所定の位置に転写できるように、タイミング合わせて搬送ローラ41から給送される。
次に、転写材Pは、二次転写内ローラ39と二次転写外ローラ40とが当接する領域において、二次転写外ローラ40に印加される二次転写バイアスによって、上述の4色のトナー像が転写材P上に転写される。
中間転写ベルト81の搬送方向において二次転写内ローラ39よりも下流には、クリーニング器50が配置される。クリーニング器50内のクリーニングブレードにより、中間転写ベルト81上に残留したトナーを除去する。
中間転写ベルト81から分離された転写材Pは、定着装置90へと搬送される。転写材P上に転写されたトナー像は、定着装置90によって加熱、加圧される。これによって、トナー像が転写材Pに対して溶融混合され、転写材P上に定着される。出力された転写材P上の画像情報は、ビデオカウンタ91(画像密度算出部)により画像密度が算出され、そのデータはビデオカウント値として制御部に送信される。
その後、転写材Pは画像形成装置外へ排出される。本実施形態では、画像形成装置はA4サイズの画像を1分間に最大で25枚の速度で排出することができる。
(トナー補給制御)
本実施形態に係るトナー補給制御の詳細を説明する。
静電像を現像し、トナーが消費されることにより、現像器2内の現像剤のトナー濃度が低下する。
このため、濃度制御装置により、トナーボトル7からトナーを現像器2に補給するトナー補給制御を行う。これにより、現像剤のトナー濃度を可及的に一定に制御し、または画像濃度を可及的に一定に制御する。
本実施形態では、2つの情報を元に補給制御を実施する。以下にN枚目の画像形成時の補給量について述べる。
1つ目は、N枚目の出力物の画像情報からビデオカウント値:Vcを算出し、算出したビデオカウント値に係数:A(Vc)をかけて、トナー消費量に関する情報としての、ビデオカウント補給量:M(Vc)を算出する。
M(Vc)=Vc×A(Vc) …(数式1)
ここで、画像比率:100%(全面ベタ黒)の画像が出力されたときのビデオカウント値:Vc=1023であり、画像比率に応じてビデオカウント値:Vcは変化する。
2つ目は、まず、N−1枚目でのインダクタンスセンサ26の検知結果より算出されたTD比:TD(Indc)と、目標TD比:TD(target)との差分値:ΔTD(Indc)を求める。次にその差分値(差分量)に、係数:A(Indc)をかけて、インダク補給量:M(Indc)を算出する(トナー濃度検知部の検知結果)。
M(Indc)=−ΔTD(Indc)×A(Indc) …(数式2)
ΔTD(Indc)=TD(Indc)−TD(target) …(数式3)
ここで、係数:A(Vc)、A(Indc)はROM102に予め記録される。目標TD比:TD(target)は、RAM103に記録されており、設定値を変更することが可能である。
目標TD比:TD(target)の変更方法については、本実施形態では、参照用に画像濃度検知用画像パターン(パッチ画像)を作像し、その画像濃度を画像濃度センサ31により検知して、その検知結果により変更している。
上記、ビデオカウント補給量:M(Vc)、M(Indc)、M(remain)の値より、トナー補給量:Mを下記の数式4で算出する。
M=M(Vc)+M(Indc)+M(remain) …(数式4)
ここで、M(remain)は、補給を実施できずに残っている残補給量である。残補給量が発生する理由は、補給がスクリューの1回転分を単位として行われるため、スクリューの1回転での補給能力を超えた1回転分に満たない補給量が残補給量として残ってしまうからである。この残補給量を算出し積算値を得るのが制御部100内の残補給量算出部である。残補給量の制御についての詳細は後述する。
また、M<0になった場合には、M=0とする。数式4より、M(Indc)=0であっても、画像比率が高いもしくは、残補給量が多い場合には、補給が実施される場合がある。
次に、トナー補給量:Mから補給モータ73の要求回転回数:Brq(第1情報)を算出する。下トナー搬送スクリュー72の1回転あたりの現像器への補給量:Tを予めROM102に記録し、算出されたトナー補給量:Mより補給モータ73の要求回転回数:Brqを下記の数式5で算出する。
Brq=M/T …(数式5)
ここで、Brqの小数点以下は切り捨てとし、正数部分のみとする。本実施形態では、T=0.10gの設定である。
本実施形態では、要求回転回数:Brqに対して、実際に補給可能な回転回数:実施回転回数:Bpr(補給装置が補給した補給動作量に関する第2情報)を算出する。算出方法については後述する。1枚の画像形成に対して実施回転回数:Bpr、補給モータ73を回転しトナー補給を実施する。
1枚の画像形成で補給できなかったトナー量を残補給量:M(remain)とし、下記の数式6、
M(remain)=M−Bpr×T …(数式6)
によって算出する(第3情報)。
このように、第1情報と第2情報から第3情報を取得して、下記の強制補給シーケンスを実行するか否かを決定する。
(強制補給シーケンス)
本実施形態で実行可能な強制補給シーケンス(強制補給モード)について述べる。本実施形態では、トナー補給量:Mから補給モータ73の回転回数:Bを算出し、補給を実行している。本実施形態では、補給モータ73の小型化、静音化、低コストのために、1枚の画像形成で補給モータ73は2回転までしかできない回転速度に設定している。
これは、本実施形態での画像形成装置が連続駆動時のA4サイズの転写材を1枚を出力するのに要する時間が2.4秒であるのに対し、補給モータ73の回転速度を60rpmまで落としているため、1秒間に1回転しか補給モータ73を回せないためである。
本実施形態では、画像比率:100%のA4サイズの全面ベタ画像出力時のトナー消費量が約0.35gであるのに対し、トナーボトル7が1回転するときのトナー補給量は約0.10gである。この場合、1枚の画像形成で補給モータ73は2回転までしかできないので、最大補給量は0.20gとなり、0.15g足りない。この0.15g分は補給できない(残補給量)ので、この残補給量が所定値に達したら、強制補給シーケンスを実施して補う手法を取る。以上のことを踏まえて、以下より本実施形態での強制補給シーケンスについて述べる。
図4は第1実施形態における強制補給シーケンスのフローチャートである。まず、画像形成開始前に、要求回転回数:Brqを上記の数式5より算出する(S1)。
次に、算出したBrqの値より、実際に補給可能な回転回数、つまり、実施回転回数:Bprを算出する。具体的には、Brqが2より大きい場合(S2)、Bprは2とする(S3)。一方、Brqが2以下の場合、Bpr=Brqと計算する(S4)。
算出したBprの値により、画像形成時に補給モータ73をBprの値だけ回転させ、トナー補給を実施する(S5)。次に、1枚の画像形成で補給できなかった残補給量:M(remain)を上記の数式6より算出する(S6)。
そして、算出した残補給量:M(remain)が、以下の数式7の関係、
M(remain)≧M(supply) …(数式7)
を満たすか否かを判断する(S7)。ここで、M(supply)は、少なくとも供給すべきトナーの許容値であり、ユーザがあらかじめ設定できる所定値である。
数式7を満たさない場合、画像形成終了後、強制補給シーケンスを実施することなく、次の画像形成を継続することができる。一方、数式7を満たす場合、強制補給シーケンスを実施することで補給できなかったトナーを補給する必要がある。
M(supply)は予めROM102に記録されている。本実施形態では、M(supply)=0.70gとしたが、他の値にしても構わない。M(supply)は、トナーが補給できないことによる画像濃度等の影響を考慮して決定する必要がある。
図4に示すように、本実施形態では、強制補給シーケンスを実施する前に、1つの判断式を入れて、現像剤のトナー濃度を検査している(S8)。ここが本実施形態での特徴であり、この行程を入れることで課題を解決する。
ステップS8のトナー濃度検査では、強制補給シーケンスを実施する前に、インダクタンスセンサ26でTD(indc)を検知し、上記の数式3で算出されるΔTD(Indc)の値を検査する。これによって、強制補給シーケンスを実施するかどうかの判断を行う(S8)。現像剤のトナー濃度検査の内容については後述する。トナー濃度検査を経て強制補給を実施すると判断した場合、強制補給シーケンスに移行する(S9)。
強制補給シーケンスでは、画像形成終了後に画像形成動作を一時中断して(S10)、次の手順で強制補給を実施する。
まず、残補給量:M(remain)の値より、補給モータ73の強制補給の回転回数:B(supply)を下記の数式8、
B(supply)=M(remain)/T …(数式8)
で算出する(S11)。
次に、画像形成終了後に画像形成動作を一時中断して、強制補給の回転回数:B(supply)の回数、補給モータ73を回転させる(S12)。そして、残補給量:M(remain)を再度計算し(S13)、その後、画像形成を再開する(S14)。
図5は強制補給シーケンスを実施するときの画像状態を示す概念図である。図5に示すように、強制補給シーケンスを実施すると、画像と画像との間に間隔が空く。一方、ステップS8の制御で強制補給を実施しないと判断した場合、先の画像形成終了後、すぐに画像形成を継続することができる。
ステップS8のトナー濃度検査の判断内容について説明する。図6は比較例における強制補給シーケンス前のトナー濃度検査をしない場合のトナー濃度を示すグラフである。図6(a)は画像比率80%で画像出力を行ったときのトナー濃度の推移を示す。図6(b)ははじめ画像比率80%で画像形成し、途中から画像比率10%に切り替えるモードで画像出力を行ったときのトナー濃度の推移である。トナー濃度は、インダクタンスセンサ26で検知したTD比の推移を示す。図6において、黒塗り三角時に強制補給シーケンスを実施している。
図6(a)に示すように、ずっと画像比率80%で画像出力をしたときには、検知されたTD比は一定の範囲内にある。
一方、図6(b)に示すように、画像比率80%から途中で画像比率10%に変えた場合、画像比率80%のときに強制補給シーケンスが入ってから、画像比率10%に切り替わった時には、検知されたTD比が上昇する。これは、強制補給シーケンスで補給されたトナーが消費されないためである。
TD比が上昇すると、白地部のかぶり画像やトナー飛散などの不具合が生じやすくなるので、好ましい状態ではない。
この問題を解決するために、本実施形態では次のように制御している。
図7は第1実施形態における強制補給シーケンス前のトナー濃度検査をする場合のトナー濃度を示すグラフである。図7(a)は画像比率80%で画像出力を行ったときのトナー濃度の推移である。また、図7(b)ははじめ画像比率80%で画像形成を行い、途中から画像比率10%に切り替えるモードで画像出力を行ったときのトナー濃度の推移である。トナー濃度は、インダクタンスセンサ26で検知した検知されたTD比の推移を示す。図7において、黒塗り三角時に強制補給シーケンスを実施している。
強制補給シーケンスで上昇するトナー量はある程度、予測することができるので、TD比を目標値よりある一定以上高くしないためには、強制補給シーケンス実施を許可するTD比を規定すればよい。このことは、ΔTD(Indc)が所定値:A未満であれば、強制補給シーケンス後のTD比が所定値以内に収まるので、この条件でのみ強制補給シーケンスを実施する。
以上のように、本実施形態では、インダクタンスセンサ26の検知結果より制御部100で算出されたTD比の値とTD比の目標値との差分となるΔTD(Indc)の値によって、強制補給シーケンスの実行条件を変更する。具体的に、本実施形態では、ΔTD(Indc)が所定値未満であるかによって、強制補給シーケンスを実行する否かを決定している。
本実施形態では、所定値:A=−0.3%と設定したが、他の値でも構わない。Aの数値を下げる(−0.3%より下げる)場合は、今度はTD比が下がり過ぎてしまう場合があるので注意が必要である。
本実施形態によれば、画像比率80%から途中で画像比率10%に変えた場合であっても、TD比の上昇を抑えることができる。図7(a)では、画像比率80%のときに強制補給シーケンスが入ってから、画像比率10%に切り替わった後にも、TD比の上昇が抑えられていることがわかる。一方、図7(b)では、ずっと画像比率80%で画像出力をしたときには、検知されたTD比はある範囲内に入っていることがわかる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する。図8は第2実施形態における強制補給シーケンスのフローチャートである。図9は第2実施形態におけるΔTD(Indc)と強制補給の最大回転回数の関係を示した図表である。
第1実施形態では、図4の(S8)における強制補給シーケンスを実施するか否かの判断を入れることでTD比の上昇を抑えることができた。第2実施形態では、異なるアプローチとして、ΔTD(Indc)の値に応じて、強制補給シーケンスの実行条件を変更する。具体的に、本実施形態では、ΔTD(Indc)の値に応じて、強制補給シーケンスで補給できる補給量に制限を設ける。これにより、TD比の上昇による不具合を防止する。
図8に示す第2実施形態のフローチャートと図4で示した第1実施形態のフローチャートはS7までの手順は同じである。図8では、図4のS8のステップがなくなり、S24、S25の行程が追加になっている。つまり、図4のステップS9〜S11、S13〜S14は、図8のステップS21〜S23、S26〜S27と同内容である。
本実施形態特有の行程について説明する。
ステップS23で上記数式8より強制補給の回転回数:B(supply)を算出した後、ステップS24でΔTD(Indc)の値によって強制補給の回転回数:B(supply)に制限をかける。
図9に示すように、ΔTD(Indc)の値に応じて、補給モータ73の強制補給の最大回転回数:B(supply)_max(回転回数の最大値)が決められている。
そこで、S24においては、B(supply)>B(supply)_maxの場合、補正後の強制補給の回転回数:B(supply)_adjust=B(supply)_maxとする。すなわち、補正後の強制補給の回転回数をトナーボトル7の回転回数が強制補給の最大回転回数を超えないように調整する。
一方、B(supply)≦B(supply)_maxの場合は、補正後の強制補給の回転回数:B(supply)_adjust=B(supply)とする。
このように、ステップS24の算出結果に基づいて、ステップS25にて強制補給シーケンス時に補給モータ73を回転させる。これにより、TD比の上昇を抑えることができる。
〔他の実施形態〕
前述した第1実施形態及び第2実施形態を別々に説明したが、これらを組み合わせることもできる。すなわち、第1実施形態におけるS8のステップの後、第2実施形態のS21から始まる強制補給シーケンスを実行することとしてもよい。
IP…画像形成部
1…感光体ドラム
2…現像器
7…トナーボトル
26…インダクタンスセンサ
27…現像駆動モータ
50…クリーニング器
61…搬送ローラ
73…補給モータ
74…回転検知センサ
75…補給口
76…トナーボトル有無センサ
81…中間転写ベルト
100…制御部
101…CPU
232…現像スリーブ

Claims (5)

  1. 像担持体と、
    現像剤を担持する現像剤担持体を備え、前記像担持体に形成される静電像を現像する現像装置と、
    前記現像装置にトナーを補給する補給装置と、
    前記現像装置の現像剤中のトナーの濃度を検する濃度検知部と、
    出力する画像のビデオカウント値をカウントするカウント部と
    前記カウント部でカウントされたビデオカウント値と前記濃度検知部の出力に基づいて前記補給装置から前記現像装置に補給するトナー量を設定する設定部と、
    前記設定部に基づき画像形成動作中に前記補給装置から前記現像装置へトナーの補給動作を行う補給モードと、前記設定部に基づき画像形成動作を中断して前記補給装置から前記現像装置へトナーの補給動作を行う強制補給モードと、を実行可能な制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記設定部で設定された給トナー量と補給されたトナー量との差分が所定量以上なった場合に、前記トナー濃度検知に基づくトナー濃度が目標値に対して所定値を超えて少なくなったら前記強制補給モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補給装置は、回転して現像剤にトナーを補給する補給部を有し、前記補給されたトナー量は、前記補給部の回転数を用いて算出される値であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記回転数が前記強制補給モードにおいて予め設定した前記補給部の回転数の最大値を超えないように調整することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記強制補給モードにおける前記補給部の回転数が前記最大値を超えない場合、前記補給部の回転数を、前記濃度検知部の検知結果より算出されたトナー濃度の値とトナー濃度の目標値との差分に応じて調整することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記設定部で設定された給トナー量と補給されたトナー量との差分が所定量以上なった場合に、前記濃度検知に基づくトナー濃度が目標値に対して所定値を超えて多い状態では、前記強制補給モードを実施しないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2013169601A 2013-08-19 2013-08-19 画像形成装置 Active JP6335452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169601A JP6335452B2 (ja) 2013-08-19 2013-08-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169601A JP6335452B2 (ja) 2013-08-19 2013-08-19 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015038565A JP2015038565A (ja) 2015-02-26
JP6335452B2 true JP6335452B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=52631661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013169601A Active JP6335452B2 (ja) 2013-08-19 2013-08-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6335452B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611965A (ja) * 1992-06-26 1994-01-21 Canon Inc 画像形成装置
JPH08185038A (ja) * 1995-01-05 1996-07-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010160468A (ja) * 2008-12-09 2010-07-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015038565A (ja) 2015-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4826172B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP5921117B2 (ja) 画像形成装置
US9122196B2 (en) Image forming apparatus
JP2010145595A (ja) 画像形成装置
JP6391220B2 (ja) 画像形成装置
JP2011112657A (ja) 画像形成装置
JP5380126B2 (ja) トナー付着量検出方法及びカラー画像形成装置
JP6335452B2 (ja) 画像形成装置
JP6207296B2 (ja) 画像形成装置
JP2019045658A (ja) 画像形成装置
JP2011027931A (ja) 画像形成装置
JP2018185395A (ja) 画像形成装置
JP2020144335A (ja) 画像形成装置
JP6526302B2 (ja) 画像形成装置
JP6632554B2 (ja) 画像形成装置
JP5873820B2 (ja) 画像形成装置
JP6563059B2 (ja) 画像形成装置
JP2007212778A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6597581B2 (ja) 画像形成装置、及び動作量補正方法
JP2019211709A (ja) 画像形成装置
JP2023079462A (ja) 画像形成装置
JP2016212305A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2022068608A (ja) 画像形成装置
JP2022174807A (ja) 画像形成装置、現像剤撹拌方法
JP2006091324A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180501

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6335452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151