JP2015048130A - ラッピングフィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易であり、且つ、ハサミやカッターナイフ等の道具を使用せずとも破ることが可能なラッピングフィルムを提供する。【解決手段】ラッピングフィルムは、第1端縁1a及びその反対側の第2端縁1bを有するフィルム状のラッピング部1と、ラッピング部1の第1端縁1aに形成された舌片2と、ラッピング部1の第1端縁1aのうち舌片2が形成されている領域R1の両端の位置又はそれらの近傍の位置にそれぞれ形成された一対の切込み3とを備えている。又、ラッピング部1と舌片2とは、フィルム基材により一体に形成されている。具体的な構成において、一対の切込み3は、互いに遠ざかる様に第1端縁1aから斜めに延びている。【選択図】図1

Description

本発明は、ラッピングフィルムに関する。
苺や葡萄等の食料品は、プラスチック容器に入れられて販売される。このとき、食料品は、プラスチック容器と共に、透明のフィルムによってラッピングされる。具体的には、ラッピングフィルムにより食料品が覆われると共に、ラッピングフィルムの両端部がプラスチック容器の側壁に貼り付けられる。これにより、食料品がプラスチック容器から零れ落ちることが防止される。従来から、プラスチック容器からラッピングフィルムが外れてしまうことがない様に、ラッピングフィルムは、プラスチック容器に対して強固に貼り付けられている。
特開2010−111422号公報
しかしながら、プラスチック容器に対してラッピングフィルムが強固に貼り付けられていると、食料品の購入者は、食料品をプラスチック容器から取り出す際に、プラスチック容器からラッピングフィルムを取り外すことが困難になる。大きな力でラッピングフィルムを引っ張ることにより、プラスチック容器からラッピングフィルムを取り外すことは可能であるが、ラッピングフィルムがプラスチック容器から外れたときの反動で、食料品がプラスチック容器から零れ落ちてしまう虞がある。
ラッピングフィルムを取り外さずに、ハサミやカッターナイフ等の道具を用いてラッピングフィルムを破れば、食料品を落とすことなくプラスチック容器から食料品を取り出すことが出来る。しかし、道具により食料品を傷付ける虞や、道具を使用する煩わしさが生じる。
そこで、通常の使用状態では破れ難く、その一方で食料品を取り出す際には道具を使わずに破ることが可能なラッピングフィルムが提案されている。例えば、特許文献1には、ティアテープが貼り付けられたラッピングフィルムが開示されている。このラッピングフィルムによれば、ティアテープを引っ張ることによりティアテープに沿ってラッピングフィルムが引き裂かれ、これによりラッピングフィルムが破れる。しかし、特許文献1に開示されているラッピングフィルムでは、製造過程において、ティアテープをラッピングフィルムの所定位置に貼り付ける工程が必要である。このため、製造が煩雑であると共に、製造コストを低減させることが困難である。
そこで、本発明の目的は、製造が容易であり、且つ、ハサミやカッターナイフ等の道具を使用せずとも破ることが可能なラッピングフィルムを提供することである。
本発明に係るラッピングフィルムは、第1端縁及びその反対側の第2端縁を有するフィルム状のラッピング部と、ラッピング部の第1端縁に形成された舌片と、ラッピング部の第1端縁のうち舌片が形成されている領域の両端の位置又はそれらの近傍の位置にそれぞれ形成された一対の切込みとを備えている。又、ラッピング部と舌片とは、フィルム基材により一体に形成されている。
本発明に係るラッピングフィルムは、製造が容易であり、且つ、ハサミやカッターナイフ等の道具を使用せずとも破ることが可能である。
本発明の第1実施形態に係るラッピングフィルムを示した平面図である。 第1実施形態に係るラッピングフィルムの要部を拡大して示した図である。 第1実施形態に係るラッピングフィルムの使用例を示した斜視図である。 ラッピング対象を取り出す場面でのラッピングフィルムの使用形態を示した図である。 第1実施形態に係るラッピングフィルムの製造方法の説明に用いられる平面図である。 第1実施形態に係るラッピングフィルムの第1変形例について、その要部を拡大して示した図である。 第1実施形態に係るラッピングフィルムの第2変形例について、その要部を拡大して示した図である。 本発明の第2実施形態に係るラッピングフィルムを示した平面図である。 ラッピング対象を取り出す場面でのラッピングフィルムの使用形態を示した図である。 第2実施形態に係るラッピングフィルムの製造方法の説明に用いられる平面図である。
先ず、本発明の構成について具体的に説明する。
本発明に係るラッピングフィルムは、第1端縁及びその反対側の第2端縁を有するフィルム状のラッピング部と、ラッピング部の第1端縁に形成された舌片と、ラッピング部の第1端縁のうち舌片が形成されている領域の両端の位置又はそれらの近傍の位置にそれぞれ形成された一対の切込みとを備えている。又、ラッピング部と舌片とは、フィルム基材により一体に形成されている。フィルム基材の材質には、樹脂、紙、布等、フィルム基材となり得ると共に破ることが可能な様々な材質が用いられる。
上記ラッピングフィルムによれば、ラッピング部の第2端縁の方へ舌片を引っ張ることにより、ラッピング部が、一対の切込みの先端を起点として引き裂かれることになる。その結果、ラッピング部の一部が、舌片と共に帯状に破り取られ、これにより、ラッピングフィルムが破れることになる。この様に、上記ラッピングフィルムは、舌片及び一対の切込みの存在により、容易に破ることが可能な構成を有している。又、舌片は第1端縁から突出しているので、この舌片の存在により、破り始める位置を観者に対して認識させることが出来る。
上記ラッピングフィルムにおいて、一対の切込みは、互いに遠ざかる様に第1端縁から斜めに延びていることが好ましい。
舌片を引っ張った場合、舌片と共に破り取られる帯状の部分の幅は、舌片側から徐々に小さくなり易く、従って、帯状の部分は第1端縁と第2端縁との間の位置で途切れてしまい易い。一方、上記ラッピングフィルムによれば、一対の切込みの先端間の距離が大きくなる。従って、帯状の部分は、第1端縁と第2端縁との間の位置で途切れてしまうにしても、その長さが長くなる。よって、ラッピングフィルムを破った際に、破れた箇所からラッピング対象が取り出し易くなる。
上記ラッピングフィルムにおいて、舌片の両側縁及び一対の切込みは、各側縁とこれに対応する切込みとが一直線に揃う様に延びていることが好ましい。この様なラッピングフィルムは、裁断刃によるフィルム基材の裁断により作製される。具体的には、裁断刃は、一直線に延びた刃先を有し、この刃先により、一直線に揃った舌片の側縁と切込みとが形成される。よって、裁断刃の形状は単純である。
上記ラッピングフィルムの具体的な構成において、ラッピング部の第2端縁には、舌片に対応してノッチが形成されている。この構成において、ノッチの縁の形状と舌片の縁の形状とが略同一であることが好ましい。
上記具体的な構成は、フィルム基材を裁断することにより複数のラッピングフィルムを作製する場合に適している。具体的には、フィルム基材を裁断する際に、あるラッピングフィルムのラッピング部の第1端縁及び舌片を形成するための1回の裁断で、別のラッピングフィルムのラッピング部の第2端縁及びノッチを同時に形成することが出来る。よって、ラッピングフィルムの製造を効率化させることが出来る。
上記ラッピングフィルムの具体的な構成において、ラッピング部には、互いに対応する舌片及びノッチが2組設けられており、第2端縁に設けられた2つのノッチは互いに離間している。この構成において、各ノッチの縁はV字状を呈していることが好ましい。
上記具体的な構成によれば、2つのノッチの間の部分をラッピング部の第2端縁側から第1端縁の方へ引っ張ることにより、ラッピング部が2つのノッチを起点として引き裂かれることになる。その結果、ラッピング部の一部が帯状に破り取られ、これにより、ラッピングフィルムが破れることになる。又、上述した様に、ラッピング部の第1端縁側から舌片を引っ張ることによっても、ラッピングフィルムを破ることが出来る。即ち、ラッピングフィルムを、その両側から破ることが出来る。よって、ラッピングフィルムを片側から破っただけでは、破れた箇所からラッピング対象を取り出すことが出来なかった場合でも、もう一方の側からラッピングフィルムを破ることにより、ラッピング対象を確実に取り出すことが出来る様になる。更に、2つのノッチは第2端縁において窪んでいるので、これらのノッチの存在により、破り始める位置が2つのノッチの間に存在することを、観者に対して認識させることが出来る。
次に、本発明の実施形態について、図面に沿って具体的に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るラッピングフィルム100を示した平面図である。図2は、ラッピングフィルム100の要部を拡大して示した図である。ラッピングフィルム100は、フィルム基材を所定の形状に裁断することにより形成されている。フィルム基材の材質には、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂が用いられる。又、これに限らず、フィルム基材の材質には、紙や布等、フィルム基材となり得ると共に破ることが可能な様々な材質を用いることが出来る。
図1に示す様に、ラッピングフィルム100は、ラッピング部1と、舌片2と、一対の切込み3と、ノッチ4とを備えている。ラッピング部1は、ラッピングフィルム100の通常の使用状態(図3参照)において、ラッピング対象を覆うことになる部分である。よって、ラッピング部1は、ラッピングフィルム100の殆どの部分を占めている。本実施形態においては、ラッピング部1の形状は矩形であり、従ってラッピング部1は、真っ直ぐに延びた4つの端縁を有している。尚、ラッピング部1の形状には、矩形に限らず、矩形の角を丸めた形状等、様々な形状を採用することが出来る。
舌片2は、ラッピング部1の第1端縁1aに形成されており、第1端縁1aから突出している。又、舌片2は、指で摘むことが可能な大きさを有している。上述した様に、フィルム基材を所定の形状に裁断することによりラッピングフィルム100が形成されている。従って、舌片2は、ラッピング部1と一体に形成されている。本実施形態においては、舌片2の形状は矩形であり、従って舌片2は、第1端縁1aに対して略垂直に延びた2つの側縁2aを有している。尚、舌片2の形状には、矩形に限らず、後述する台形や三角形等、様々な形状を採用することが出来る。
図2に示す様に、一対の切込み3は、第1端縁1aのうち舌片2が形成されている領域R1の両端の位置P1にそれぞれ形成されている。本実施形態においては、各切込み3は、これに対応する舌片2の側縁2aの延長線上に形成されている。従って、舌片2の2つの側縁2a及び一対の切込み3は、各側縁2aとこれに対応する切込み3とが一直線に揃う様に延びている。
図1に示す様に、ノッチ4は、ラッピング部1の第1端縁1aとは反対側の第2端縁1bに形成されている。具体的には、第2端縁1bのうち、第1端縁1aにおいて舌片2が形成されている領域R1と対向する領域R2に、ノッチ4が形成されている。又、ノッチ4の縁の形状は、舌片2の縁の形状と略同一である。
図3は、ラッピングフィルム100の使用例を示した斜視図である。図3に示す様に、ラッピングフィルム100は、プラスチック容器101に入れられた苺や葡萄等の食料品(図示せず)のラッピングに用いられる。ラッピングの際には、第1端縁1a及び第2端縁1bとは異なる第3端縁1c及び第4端縁1dに沿ってそれぞれ存在するラッピング部1の両端部11が、プラスチック容器101の側壁102に貼り付けられる。尚、両端部11は、プラスチック容器101の外底面に貼り付けられてもよい。又、ラッピング対象は、食料品に限らず、玩具等の物品であってもよい。
図4は、ラッピング対象を取り出す場面でのラッピングフィルム100の使用形態を示した図である。ラッピング対象を取り出す場面においては、図4に示す様に、ラッピング部1の第1端縁1a側から第2端縁1bの方(図4に示す白抜き矢印の方)へ舌片2を引っ張る。これにより、ラッピング部1は、一対の切込み3の先端31を起点として引き裂かれる。その結果、ラッピング部1の一部が、舌片2と共に帯状に破り取られ、これにより、ラッピングフィルム100が破れることになる。この様に、ラッピングフィルム100は、舌片2及び一対の切込み3の存在により、容易に破ることが可能な構成を有している。又、舌片2は第1端縁1aから突出しているので、この舌片2の存在により、破り始める位置を観者に対して認識させることが出来る。
図5は、ラッピングフィルム100の製造方法の説明に用いられる平面図である。図5に示す様に、先ず、長尺状のフィルム基材10を用意する。そして、フィルム基材10を、裁断刃(図示せず)によって所定間隔で裁断していく。ここで、裁断刃は、図5に示される裁断線10aに沿ってフィルム基材10を裁断することが可能な形状を有している。具体的には、裁断刃は、フィルム基材10の裁断により、第1端縁1a、舌片2、及び一対の切込み3を形成することが可能な形状を有している。そして、フィルム基材10の長手方向において隣接する2つの裁断線10aの間の領域rが、ラッピングフィルム100となる領域である。
この様な製造方法によれば、フィルム基材10の裁断により、裁断線10aを境界とする2つの領域rが分断される。その結果、一方の領域rには、第1端縁1a、舌片2、及び一対の切込み3が形成される。同時に、他方の領域rは、第1端縁1aの形成に伴って生じた端縁と、舌片2の形成に伴って生じた窪みとを有することになる。そして、この端縁及び窪みがそれぞれ、第2端縁1b及びノッチ4となる。
従って、あるラッピングフィルム100のラッピング部1の第1端縁1a、舌片2、及び一対の切込み3を形成するための1回の裁断で、別のラッピングフィルム100のラッピング部1の第2端縁1b及びノッチ4を同時に形成することが出来る。よって、上記製造方法によれば、ラッピングフィルム100の製造を効率化させることが出来る。この様に、ノッチ4の縁の形状と舌片2の縁の形状とが略同一であるラッピングフィルム100の構成は、フィルム基材10を裁断することにより複数のラッピングフィルム100を形成する場合に適している。
更に、本実施形態においては、裁断刃は、一直線に延びた刃先を有し、この刃先により、一直線に揃った舌片2の側縁2aと切込み3とが形成される。よって、裁断刃の形状は単純である。
図6(a)及び図6(b)は、第1実施形態に係るラッピングフィルム100の第1変形例について、その要部を拡大して示した図である。図6(a)及び図6(b)に示す様に、ラッピングフィルム100において、一対の切込み3は、互いに遠ざかる様に第1端縁1aから斜めに延びていることが好ましい。又、裁断刃の形状を単純化させるという観点からは、舌片2の2つの側縁2aは、各側縁2aとこれに対応する切込み3とが一直線に揃う様に、斜めに延びていることが好ましい。これに応じて、舌片2の形状は、図6(a)に示すように台形であってもよいし、図6(b)に示すように三角形であってもよい。更に、ラッピングフィルム100の製造を効率化させるという観点からは、ノッチ4の縁の形状を、舌片2の縁の形状と略同一にすることが好ましい(図示せず)。
図4に示す様にラッピング対象を取り出す場面において、舌片2を引っ張った場合、舌片2と共に破り取られる帯状の部分の幅は、舌片2側から徐々に小さくなり易い。従って、帯状の部分が、第1端縁1aと第2端縁1bとの間の位置で途切れてしまい易い。一方、上記第1変形例に係るラッピングフィルム100(図6(a)及び図6(b))によれば、一対の切込み3の先端31間の距離Lが、図2に示されるラッピングフィルム100についてのその距離Lよりも大きくなる。従って、帯状の部分は、第1端縁1aと第2端縁1bとの間の位置で途切れてしまうにしても、その長さが長くなる。よって、ラッピングフィルム100を破った際に、破れた箇所からラッピング対象(例えば、食料品)が取り出し易くなる。
図7は、第1実施形態に係るラッピングフィルム100の第2変形例について、その要部を拡大して示した図である。図7に示す様に、ラッピングフィルム100において、各切込み3は、第1端縁1aのうち位置P1とは異なる位置P2に形成されていてもよい。この構成によれば、上記第1変形例と同様、一対の切込み3の先端31間の距離Lを大きくすることが出来る。尚、舌片2を引っ張ったときに舌片2だけが千切れてしまうことがない様に、各切込み3が形成される位置P2は、位置P1の近傍であることが好ましい。
<第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係るラッピングフィルム200を示した平面図である。図8に示す様に、ラッピングフィルム200においては、第1実施形態にて互いに対応していた舌片2、一対の切込み3、及びノッチ4が、ラッピング部1に2組設けられている。又、各舌片2及びこれに対応する一対の切込み3の構成はそれぞれ、図6(b)に示された舌片2及び一対の切込み3の構成と同じである。従って、各舌片2の形状は三角形であり、同じ組に属する舌片2の2つの側縁2a及び一対の切込み3は、各側縁2aとこれに対応する切込み3とが一直線に揃う様に延びている。よって、各対の切込み3は、互いに遠ざかる様に第1端縁1aから斜めに延びている。
更に、第2端縁1bに設けられた2つのノッチ4は互いに離間している。又、各ノッチ4の縁の形状は、これと同じ組に属する舌片2の縁の形状と略同一である。よって、各ノッチ4の縁はV字状を呈している。
図9は、ラッピング対象を取り出す場面でのラッピングフィルム200の使用形態を示した図である。ラッピングフィルム200によれば、ラッピング対象を取り出す場面において、2つのノッチ4の間の部分をラッピング部1の第2端縁1b側から第1端縁1aの方(図9に示す白抜き矢印の方)へ引っ張ることにより、ラッピング部1が2つのノッチ4を起点として引き裂かれることになる。その結果、ラッピング部1の一部が帯状に破り取られ、これにより、ラッピングフィルム200が破れることになる。又、上述した様に、ラッピング部1の第1端縁1a側から舌片2を引っ張ることによっても、ラッピングフィルム200を破ることが出来る。即ち、ラッピングフィルム200を、その両側から破ることが出来る。よって、ラッピングフィルム200を片側から破っただけでは、破れた箇所からラッピング対象を取り出すことが出来なかった場合でも、もう一方の側からラッピングフィルム200を破ることにより、ラッピング対象を確実に取り出すことが出来る様になる。更に、2つのノッチ4は第2端縁1bにおいて窪んでいるので、これらのノッチ4の存在により、破り始める位置が2つのノッチ4の間に存在することを、観者に対して認識させることが出来る。
図10は、ラッピングフィルム200の製造方法の説明に用いられる平面図である。図10に示す様に、先ず、長尺状のフィルム基材10を用意する。そして、フィルム基材10を、裁断刃(図示せず)によって所定間隔で裁断していく。ここで、裁断刃は、図10に示される裁断線10bに沿ってフィルム基材10を裁断することが可能な形状を有している。具体的には、裁断刃は、フィルム基材10の裁断により、第1端縁1aを形成すると共に、舌片2及びこれに対応する一対の切込み3を2組形成することが可能な形状を有している。そして、フィルム基材10の長手方向において隣接する2つの裁断線10bの間の領域rが、ラッピングフィルム200となる領域である。
この様な製造方法によれば、フィルム基材10の裁断により、裁断線10bを境界とする2つの領域rが分断される。その結果、あるラッピングフィルム200となる一方の領域rには、第1端縁1aが形成されると共に、三角形の舌片2及びこれに対応する一対の切込み3が2組形成される。同時に、別のラッピングフィルム200となる他方の領域rは、第1端縁1aの形成に伴って生じた端縁と、舌片2の形成に伴って生じたV字状の窪みとを有することになる。そして、この端縁及び窪みがそれぞれ、第2端縁1b及びV字状のノッチ4となる。従って、第1実施形態と同様、ラッピングフィルム200の製造を効率化させることが出来る。
尚、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、第1実施形態において、ラッピングフィルム100は、ノッチ4がない構成を有していてもよい。又、第2実施形態において、各ノッチ4の縁の形状は、V字状に限らず、U字状等の形状であってもよい。但し、各ノッチ4の縁の形状をV字状にすることにより、2つのノッチ4の間の部分を引っ張ったときに、ラッピングフィルム200は、ノッチ4の縁のうちV字の先端となる位置を起点として裂け易くなる。
本発明に係るラッピングフィルムは、食料品や玩具等、様々なラッピング対象に対して適用することが出来る。又、本発明に係るラッピングフィルムは、プラスチック容器に入れられた食料品等をラッピングする場合に限らず、食料品等をそのままラッピングする場合にも適用することが出来る。
1 ラッピング部
1a 第1端縁
1b 第2端縁
1c 第3端縁
1d 第4端縁
2 舌片
2a 側縁
3 切込み
4 ノッチ
10 フィルム基材
10a、10b 裁断線
11 両端部
31 先端
100、200 ラッピングフィルム
101 プラスチック容器
102 側壁

Claims (6)

  1. 第1端縁及びその反対側の第2端縁を有するフィルム状のラッピング部と、
    前記第1端縁に形成された舌片と、
    前記第1端縁のうち前記舌片が形成されている領域の両端の位置又はそれらの近傍の位置にそれぞれ形成された一対の切込みと
    を備え、前記ラッピング部と前記舌片とは、フィルム基材により一体に形成されている、ラッピングフィルム。
  2. 前記一対の切込みは、互いに遠ざかる様に前記第1端縁から斜めに延びている、請求項1に記載のラッピングフィルム。
  3. 前記舌片の両側縁及び前記一対の切込みは、各側縁とこれに対応する切込みとが一直線に揃う様に延びている、請求項1又は請求項2に記載のラッピングフィルム。
  4. 前記舌片に対応して前記第2端縁に形成されたノッチを更に備え、前記ノッチの縁の形状と前記舌片の縁の形状とが略同一である、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のラッピングフィルム。
  5. 前記ラッピング部には、互いに対応する前記舌片及び前記ノッチが2組設けられており、前記第2端縁に設けられた2つのノッチは互いに離間している、請求項4に記載のラッピングフィルム。
  6. 前記ノッチの縁はV字状を呈している、請求項5に記載のラッピングフィルム。
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